JPH03142432A - 複写機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、合成画像が形成可能な複写機に関するもので
ある。

［従来技術］ 従来、−殻内な複写機においては、異なる複数の原稿を
合成してなる複写像（以下、合成画像という）を得よう
とする場合、それら複数の原稿を切り貼りするなどして
同時に原稿台ガラス上に載置して複写を行っていた。し
かし、切り貼りができない等の理由で同時に原稿台ガラ
ス上に載置することのできない複数の原稿については、
合成画像を得ることが不可能であった。

一方、上述のような場合でも合成画像の形成を可能とし
た複写として、デジタルメモリを搭載したものがあった
。この複写機では、複数の原稿各々について露光を行い
、その露光毎に原稿のイメージデータをデジタルメモリ
に記憶させ、該メモリ内でイメージデータの合成を行い
、所望とする合成画像を得るものである〇 ［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、デジタルメモリを搭載した複写機は高価
であるという問題点があった。

本発明は上記従来技術の問題点と、複写機の中でも、感
光記録媒体上に一旦潜像を形成した後に複写像を得る形
式の複写機の特性に着目してなされたものであり、感光
記録媒体を使用して合成画像を得ることの可能な複写機
を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段〕 この目的を達成するために本発明の複写機では、感光記
録媒体を順方向及び逆方向に搬送する搬送手段と、原稿
台カバーに設けられ、光源からの光を反射する第１の面
及び光源からの光を反射しない第２の面とを原稿台との
対向面に選択配置可能な配置手段と、対向面に第２の面
が配置されている場合、搬送手段に、露光部で露光され
た感光記録媒体上の潜像形成部を露光部直前まで逆方向
に搬送させる制御手段とを備えている。

［作用］ 原稿台カバーの原稿台との対向面に第２の面が配置され
ている場合、原稿を原稿台に乗せ、原稿台カバーを閉じ
、光源が原稿と第２の面に照射した後、その反射光によ
り露光部で感光記録媒体上に原稿像の潜像が形成される
。その後、！１ｇｏ手段が搬送手段に感光記録媒体上の
潜像形成部を露光部直前まで逆方向に搬送させる。次に
別の原稿を原稿台に乗せて、前記潜像形成部上にその原
稿の潜像を同様に形成する。このように多重露光をくり
返し、最後の原稿の潜像を形成する際に前記対向面を第
１の面に配置交換し、潜像を形成する。

その後、感光記録媒体上の多重露光された潜像形成部に
基づいて合成画像を得る。

［実施例］ 以下、本発明の複写機について、フルカラーの合成複写
を可能とした感光感圧複写機の一実施例による概略構成
を示す第１図と、本実施例の原稿台カバーを示す第２図
と／Ｅ、Ｑ照して説明する。

本実施例の複写機１では、感光記録媒体たる感光感圧紙
（マイクロカプセル紙）１１と、顕色紙１６とからなる
感光紙を用いている。複写機１の天板部分には移動可能
な透光性の原稿台たる原稿台ガラス２及び原稿台カバー
３が設けられ、この原稿台ガラス２の上には所望の原稿
４が伏せた状態でセットされる。

原稿台カバー３は、配置手段たるローラ３１゜３２とロ
ーラ３１，３２に架けわたされた原稿押下ベルト３３と
を有している。原稿押下ベルト３３には、光を反射する
第１の面たる白色面と、光を反射しない第２の面たる黒
色面とが有り、ローラ３１．３２が回転することによっ
て原稿台ガラス２に対向する面が交換される。

複写機１の上部には、ハロゲンランプ５等を用いた光源
が配設され、原稿台ガラス２に向けて機体上面に設けた
スリット透孔を通してライン状に光を照射し、ハロゲン
ランプ５から放たれた光は、透明な原稿台ガラス２を透
過して、この上に置かれた原稿４と原稿台カバー３の対
向面（本実施例では原稿抑圧ベルト３３）とにより反射
される。

従って、原稿台ガラス２が移動することにより原稿４と
原稿押圧ベルト３３の露光走査が行なわれる。原稿と原
稿押圧ベルト３３から反射された光は、複写画像の色調
を調整するためのフィルタ６を透過して投影レンズ７に
入り、このレンズ７により投影された光は一対の反射ミ
ラー８，９により方向転換され、露光台１０に沿って位
置したマイクロカプセル紙１１の上で結像される。上記
反射ミラー８．９はミラー取付板に取付けられ、このミ
ラー取付板の取付位置の微調整により光路長の調整、ピ
ントの調整が行われる。

一方、長尺状のマイクロカプセル紙１１は、カートリッ
ジ軸１２に巻かれた状態で機体に取外し可能なカートリ
ッジに収容されており、その一端部は、多数のローラ１
４ａ、ｉ４ｂ、１４ｃと圧力現像装置１３と分離機構１
４ｄを経て巻取り軸１５に至っている。すなわち、カー
トリッジの下部から出たマイクロカプセル紙１１は、送
すローラ１４ａ１ガイドローラ１４ｂに導φ）れて露光
台１０の下方を通った後、圧力現像装置１３に供給され
、更に、この圧力現像装置１３を通過したマイクロカプ
セル紙１１は分離機構１４ｄ及び蛇行調整ローラ１４ｅ
に導かれた後、巻取り軸１５上に巻取られる。尚、カー
トリッジを出た後の未感光なマイクロカプセル紙１１は
遮光カバーにより未感光状態が保持される。また、マイ
クロカプセル紙１１の搬送速度は、一定に制御されてお
り、また原稿台ガラス２の移動速度に一致させであるた
め、露光台１０を通過する際のマイクロカプセル紙１１
には原稿の所定のラインの潜像が順次形成される。

圧力現像装置１３の下方には給紙装置を構成する顕色紙
（記録紙）１６を収容した給紙カセット１７が装着され
るとともに、負圧吸引を用いて紙を吸着する吸盤式の給
紙機構１８が設けられており、顕色紙１６は給紙機構１
８により一枚ずつ取り出されて送すローラ１９ａ１ピン
チローラ１９ｂにより搬送され、顕色紙ローラ１９Ｃ，
１９ｄ及びレジストゲート１９ｅにより先端部が位置合
せされた後、圧力現像装置１３に搬入される。かくして
、圧力現像装置１３にはマイクロカプセル紙１１と顕色
紙１６とが密着して一体となった状態で供給され、マイ
クロカプセル紙１１の潜像が形成されたマイクロカプセ
ル面と顕色紙１６の顕色剤塗布面とが、内側で接触する
状態で一体となって小径ローラ１３ａとバックアップロ
ーラ１３ｂに挟み込まれ圧力が加えられる。この圧力に
より未露光のマイクロカプセルが破壊され顕色紙１６上
に画像が形成される。

圧力現像装置１３から出たマイクロカプセル紙１１と顕
色紙１６とは、分離機構１４ｄにて分離された後、顕色
紙１６は熱定着装置２０のヒートローラ２０ａにより発
色を促進されて画像が形成された後、排紙ローラにより
排紙トレイ２１に搬出される。尚、分離されたマイクロ
カプセル紙１１は蛇行調整ローラ１４ｅを経て巻取り軸
１５に巻き取られる。

次に第３図を参照して、複写機１を制御する主制御装置
５０と、ｊｌｊｌｌ　ｊ４り制御装置８０の構成を説明
する。

主制御装置５０はＣＰＵ５２．ＲＯＭ５４．ＲＡＭ５６
及びそれらを接続するバス５８を備えたマイクロコンピ
ュータを主体とするものである。

バス５８に接続された人力インターフェース６０には、
モード切換等の情報入力用のキーや複写スタートスイッ
チ等が設けられた入カバネル６２、マイクロカプセル紙
送り用モータ７６の回転角を検出するエンコーダ６４、
対向面交換用モータ７８の回転角を検出するエンコーダ
６６、マイクロカプセル紙の巻き戻し量を検出する巻き
戻し用エンコーダ６８の他、図示しない各種センサや各
種スイッチが接続されている。バス５８にはまた、出力
インターフェース７０が接続されており、出力インター
フェイス７０には副送り制御装置８゜が接続されるとと
もに、駆動回路７２．７４を介して、送りローラ１４ａ
や駆動７軸１４ｃを順方向若しくは逆方向に回転させる
マイクロカプセル紙送り用モータ７６や原稿押圧ベルト
３３を回すためのローラ３１，３２を回転させる対向面
交換用モータ７８の他、図示しない各種駆動回路や各種
モータや光源、ヒータが接続されている。尚、主制御装
置５０は、この池水複写機１の全体の作動を制御する。

副送り制御装置８０は、顕色紙１６の送り及び加圧現像
後のマイクロカプセル紙１１の送りを制御するものであ
る。副送り制御装置８０もマイクロコンピュータを主体
とし、ＣＰＵ８２、ＲＯＭ８４、ＲＡＭ８６とそれらを
接続するバス８８を備えている。副送り制御装置８０の
入力インターフェース９０には、巻き取り軸１５を回転
させる巻き取り軸駆動用モータ９８やマイクロカプセル
紙送り用モータ１００の回転角を検出するエンコーダ９
２及び主制御装置５０が接続されている。

出力インターフェース９４には、駆動回路９６を介して
巻き取り軸１５を回転させる巻き取り軸駆動用モータ９
８や小径ローラ１３ａやバックアップローラ１３ｂや蛇
行調整ローラ１４　ｅなどを回転させるマイクロカプセ
ル紙送り用モータ１００の他、図示しない各種駆動回路
及びモータか接続されている。

次に第１図から第３図までを参照して本実施例の複写機
１により感光記録媒体たるマイクロカプセル紙１１を用
いて合成画像を形成する動作を説明する。

まず人カバネル６２で合成画像モードを選択するとロー
ラ３１，３２が対向面交換用モータ７８により回転し、
原稿抑圧ベルト３３を回転させ、原稿台ガラス２に対向
する面を光を反射しない黒色面にする。原稿台ガラス２
の上に第１の原稿４を乗せてから原稿台カバー３を閉じ
人カバネル６２上のスタートボタンを押すと、長尺状の
マイクロカプセル紙１１上には露光部１０にて第１の原
稿４の潜像が形成される。黒色面に照射された光は反射
されないので、マイクロカプセル紙１１上の、第一の原
稿の潜像が形成される部分のうち黒色面であった部分は
反射光があたらない。よってその部分は未露光のままで
、マイクロカプセルは硬化しないので、その部分には次
の潜像が形成可能となるのである。合成画像モードを選
択しているので主制御装置５０はマイクロカプセル紙１
１上に今形成された潜像部分即ち潜像形成部を露光部１
０直前まで巻き戻す。この後合成したい第２、第３の原
稿を原稿台ガラス２上の各々異なった位置に乗せて同様
にマイクロカプセル紙１１の最初の潜像形成部上に潜像
を形成する。合成したい最後の原稿の潜像を形成すると
きには、人カバネル６２で普通画像モードを選択し、ロ
ーラ３１，３２が対向面交換用モータ７８により回転し
、原稿抑圧ベルト３３を回転させて対向面を白色面に交
換した後、スタートボタンを押す。その後、上述したよ
うに、多重露光されたマイクロカプセル紙１１と顕色紙
１６とが重ね合わされて圧力現像装置１３にて加圧現像
され、合成画像か形成される。

又、複写対象物として立体物を゛複写するときは、合成
画像モードを選択した後、原稿台カバー３を開けた状態
で立体物を原稿台ガラス２上に乗せてスタートボタンを
押す。原稿台カバー３を開けると、光が反射されないの
で、黒色面で覆ったのと同様な機能を有する。側面図や
上面図、下面図などを多重露光すれば一枚の画像上に様
々な立体物の面を複写することが可能である。

更に、上述の多重露光中に複写倍率を変化させ、様々な
倍率による複写を一枚の画像上に出力することも可能で
ある。

本発明は以上詳述した実施例に限定されるものではなく
、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加え
ることができる。

例えば、無端状の原稿抑圧ベルトの代わりに長尺状の白
色面と黒色面を有する帯の両端を２つのロールに巻回し
てもよい。

［発明の効果コ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、原稿台カバーは、原稿台に対向する面に、光を反射す
る第１の面と光を反射しない第２の面とを有しており、
且つ対向面が第２の面である場合、搬送手段に露光部で
露光された感光記録媒体上の潜像形成部を露光部直前ま
で逆方向に搬送させる制御手段を有しているので、多重
露光が可能となり、感光記録媒体を使用して合成画像を
得ることの可能な複写機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は複写機の断面図、第２図は原稿台カ
バーの斜面図、第３図は制御回路のブロック図である。 図中、１は複写機、２は原稿台ガラス、３は原稿台カバ
ー、４は原稿、１０は露光部、１１はマイクロカプセル
紙、１６は顕色紙、３１．３２はローラ、３３は原稿押
圧ベルトである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、透光性の原稿台と開閉可能な原稿台カバーとの間に
   原稿を介在させ、光源からの光を前記原稿台を介して前
   記原稿と前記原稿台カバーに照射し、その反射光により
   感光記録媒体を順方向に搬送しつつ露光部で該感光記録
   媒体上に原稿像の潜像を形成する複写機において、 前記感光記録媒体を順方向及び逆方向に搬送する搬送手
   段と、 前記原稿台カバーに設けられ、前記光源からの光を反射
   する第１の面及び前記光源からの光を反射しない第２の
   面とを前記原稿台との対向面に選択配置可能な配置手段
   と、 前記対向面に前記第２の面が配置されている場合、前記
   搬送手段に、前記露光部で露光された感光記録媒体上の
   潜像形成部を前記露光部直前まで逆方向に搬送される制
   御手段と を備えたことを特徴とする複写機。