JPH03140316A - 反応性ケイ素基含有ポリエステルの製造方法 - Google Patents

反応性ケイ素基含有ポリエステルの製造方法

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JPH03140316A
JPH03140316A JP28027189A JP28027189A JPH03140316A JP H03140316 A JPH03140316 A JP H03140316A JP 28027189 A JP28027189 A JP 28027189A JP 28027189 A JP28027189 A JP 28027189A JP H03140316 A JPH03140316 A JP H03140316A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、反応性ケイ素基を含有するポリエステルを製
造する方法に関する。
ここで反応性ケイ素基とは、水酸基又は加水分解性基の
結合したケイ素原子を含むケイ素原子a白゛基であって
、シロキサン結合を形成し得るものをいう。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課′″XJ]
ラクトンから誘導される脂肪族ポリエステルは、可撓性
及び耐熱性に優れることから、熱可塑性エラストマー 
ウレタンエラストマー、接る剤、塗料等の成分、あるい
は各種ポリマーのjiJ塑剤や変性剤として利用されて
いる。
このような脂肪族ポリエステルの製造方法としては、通
常、水酸基を含む化合物、たとえばグリコール等を開始
剤として用いてラクトンを重合させ、水酸基末端のポリ
エステルを得る方法がよく知られている。そして、この
末端の水酸基を他の官能基に変性することにより、各種
用途への展開が図られている。
特に、反応性ケイ素基を末端に有するポリエステルは、
空気中の水分により室温においても架I!硬化するとこ
ろから、室温硬化性樹脂としてその利用範囲がますます
広がってきている。
ところで、従来、反応性ケイ素基含有ポリエステルを得
るためには、まずラクトンの重合により所望の分子量を
qする水酸基末端のポリエステルを得、次にこの末端水
酸基を、反応性ケイ素基を導入するのに適した官能基、
例えばオレフィン、イソシアナート基等に変換した後、
これに反応性ケイ素基を導入するといった三段階の反応
を経由する複雑な手順を採る必要があった。更に、その
途中においてそれぞれの反応後に生成物を精製する必要
があるなど、従来法には種々の問題があった。
そこで、本発明の課題は、上記の問題を解決し得て、重
合反応と反応性ケイ素基の導入反応という二段階の簡便
な手順からなり、しかもその途中において反応生成物を
精製する必要のない方法を提供する処にある。
〔課題を解決するための手段及び作用コ本発明の反応性
ケイ素基含有ポリエステルの製造方法は、−数式 %式%(1) (式中、Rは炭素数1〜20の2価の有機基、nは0又
は1〜5の整数を示す。) で示されるオレフィン末端ジエステル化合物と、ラクト
ンとを、エステル交換能を有する触媒の存在下で反応さ
せて、分子量が5,000〜5o、oooであるオレフ
ィン末端ポリエステルを得た後に、引き続いて、これに
、水酸基又は加水分解性基を有するヒドロシランを作用
させて、ヒドロシリル化反応により、反応性ケイ素基を
末端に導入することを特徴とするものである。
この方法により、反応性ケイ素基を末端に有するポリエ
ステルが、重合反応と反応性ケ1′素基の導入反応とい
う二段階の簡便な手順により得られ、又、その途中にお
いて反応生成物を精製する手間か省かれる。
なお、−数式(1)で示されるオレフィン末端ジエステ
ル化合物とラクトンとを、エステル交換能を有する触媒
の存在下で反応させて、オレフィン末端ポリエステルを
得るに際し、反応系中に存在する未反応ラクトンの量が
、この未反応ラクトン中のエステル結Δ以外に反応系中
に存在する他のエステル結合に対して、10倍モル当量
を越えることがないように、ラクトンを逐次添加するこ
とにより、末端オレフィンの官能化率の高いポリエステ
ル(エステル結合単位の多いオレフィン末端ポリエステ
ル、すなわち多くのラクトン鎖が挿入されて形成された
オレフィン末端ポリエステル)を得ることかできる。
すなわち、反応系中に、最初からオレフィン末端ジエス
テル化合物に対してラクトンが過剰に存在すると、エス
テル交換反応によりジエスチル化合物中にラクトンが挿
入されて重合する反応とラクトン自身の単独重合反応と
が競争し、末端オレフィンの官能化率が低下してしまう
そこで、反応系中に存在する未反応ラクトンの量が、こ
の未反応ラクトン中のエステル結合以外に反応系中に存
在する他のエステル結合(ジエステル化合物のエステル
結合及びジエステル化合物に既に挿入されたポリラクト
ン鎖のエステル結合)に対して10倍モル当量を越える
ことがないように、ラクトンを反応系に逐次添加するこ
とにより、ジエステル化合物中へのラクトンの挿入反応
が優先され、官能化率の高いオレフィン末端ポリエステ
ルを得ることができる。
好ましくは5倍モル当量を越えることがないように、よ
り好ましくは2倍モル当量を越えることかないように、
ラクトンを反応系に逐次添加する。
なお、とくに、分子量が5,000〜50.000のポ
リエステルを得る場合に、この方法により、官能化率の
高いオレフィン末端ポリエステルを1することかできる
。分子量が5,000よりも小さいポリエステルを得る
場合には、この方法によらなくとも官能化率の高いもの
を得ることができる。また、分子量が50,000を越
えると、末端オレフィンの効果が発現しにくくなる。好
ましくは、分子量が20,000以下のオレフィン末端
ポリエステルを得る場合である。
前J己一般式(1)で示されるオレフィン末端ジエステ
ル化合物中のRは、炭素数1〜20、好ましくは1〜6
、の2価の有機基であるが、2価の炭化水素基がさらに
好ましい。このようなジエステル化合物の具体例として
は、例えば、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレ
ート、ジアリルテレフタレート、マロン酸ジアリル、ジ
アリルサクシネート、グルタル酸ジアリル、ジアリルア
ジペート、ピメリン酸ジアリル、ジビニルフタレート、
ジビニルイソフタレート、ジビニルテレフタレート、マ
ロン酸ジビニル、ジビニルサクシネート、グルタル酸ジ
ビニル、ジビニルアジペート、ピメリン酸ジビニル等か
挙げられる。特に、入手のし易さ、取扱いの容易さなど
からジアリルイソフタレート、ジアリルアジペート、ジ
アリルサクシネートが好ましい。
本発明に用いられるラクトンとしては、例えば、β−プ
ロピオラクトン、ビバロラクトン、α−メチル−β−プ
ロピオラクトン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ
−バレロラクトン、γ−メチルーδ−バレロラクトン、
ジメチル−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン、
δ−メチル−ε−カプロラクトン、ジメチル−ε−カプ
ロラクトン等が挙げられる。特に、反応のし易さ等の点
からε−カプロラクトンが好ましい。
本発明に用いられるエステル交換能を有する触媒として
は、一般に知られているものを広範に用いることができ
るが、特に、金属アルコキシドが好ましい。このような
金属アルコキシドとしては、例えば、マグネシウムエト
キンド、アルミニウムイソプロポキシド、ボタシウムt
−ブトキシド、ジルコニウム−〇−プロポキシド、チタ
ニウム−n−ブトキシド(n−ブチルチタネート)、チ
タニウムイソプロポキシド(イソプロピルチタネート)
、チタニウムアリロキシド(アリルチタネート)、ブチ
ルスズトリメトキシド、ジブチルスズジメトキシド、ト
リブチルスズメトキシド、亜鉛ジ−n−ブトキシド等が
挙げられる。特に、人手のし易さ、取扱いの容易さなど
からチタニウム−n−ブトキシドが好ましい。
反応温度は、触媒活性の点から80〜230℃が好まし
く、100〜200℃がさらに好ましい。
以上のような反応によって得られたオレフィン末端ポリ
エステル生成物に、引き続いて水酸基又は加水分解性基
を4jするヒドロシランを作用させて、ヒドロシリル化
反応により、反応性ケイ素基を末端に導入することがで
きる。その際に、ラクトンの挿入反応によって得られた
オレフイン末端ポリエステル生成物には、何ら後処理を
施す必要がない。通常は、ラクトンの挿入反応が終了し
た後に、反応生成物を反応器から取り出すことなく、そ
のままこれにヒドロシランを添加する。
このようなヒドロシランは、下記−数式(2)%式% (式中R1は炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜
20のアリール基または炭素数7〜20のアラルキル基
であり、2個以上存在するとき、それらは同じであって
もよく、異なっていてもよい。Xは水酸基または加水分
解性基であり、2個以上存在するとき、それらは同じで
あってもよく、異なっていてもよい。aは1.2または
3である。) ヒドロシリル化反応の触媒としては、例えば、HPtC
仝 争6H20,Ptメタル、6 RhCや (PRh  )   、Rh(13、3 Rh/AN  O、RuCI)  、I rcj3.2
3    3 F e Cj  、A I) C、Oa、PdCj  
 ・2 HO1N i Cj 2、2 T ICj 4等のような化合物が使用できる。
ヒドロシリル化反応は、通常、0〜150℃で行なわれ
るが、反応温度の調節や反応系の粘度の、21整などの
必要に応じて、ベンゼン、トルエン、キンレフ、テトラ
ヒドロフランなどの溶剤を用いてもよい。
本発明によって得られる反応性ケイ素基含有ポリエステ
ルは、空気中の水分等によっても架橋硬化するので、室
温硬化性樹脂として利用することができる。その際、硬
化物を得るためには、シラノール縮合触媒(硬化触媒)
により、加水分解性基を縮合させることが必要である。
そのようなシラノール縮合触媒としては、例えば、テト
ラブチルチタネート、テトラプロピルチタネートなどの
チタン酸エステル類;ジブチルスズジラウレート、ジブ
チルスズマレエート、ジブチルスズジアセテート、オク
チル酸スズ、ナフテン酸スズなどのスズカルボン酸塩類
;ジブチルスズオキサイドとフタル酸エステルとの反応
物ニジブチルスズジアセチルアセトナート;アルミニウ
ムトリスアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエ
チルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウム
エチルアセトアセテートなどの有機アルミニウム化合物
類;ジルコニウムテトラアセチルアセトナート、チタン
テトラアセチルアセトナートなどのキレート化合物類;
オクチル酸鉛;ブチルアミン、オクチルアミン、ジブチ
ルアミン、モノエタノールアミン、ジェタノールアミン
、トリエタノールアミン、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラミン、オレイルアミン、シクロヘキシル
アミン、ベンジルアミン、ジエチルアミノプロピルアミ
ン、キシリレンジアミン、トリエチレンジアミン、グア
ニジン、ジフェニルグアニジン、2.4.6− )リス
(ジメチルアミノメチル)フェノール、モルホリン、N
−メチルモルホリン、2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール、I、8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセ
ン−7(D B U)などのアミン系化合物、あるいは
これらアミン系化合物のカルボン酸などとの塩;過剰の
ポリアミンと多塩基酸とから得られる低分子量ポリアミ
ド樹脂;過剰のポリアミンとエポキシ化合物との反応生
成物;γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(
β−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシ
ランなどのアミノ基を有するシランカップリング剤;な
どのシラノール縮合触媒、さらには他の酸性触媒、塩基
性触媒などの公知のシラノール縮合触媒等が挙げられる
。これらの触媒は単独で使用してもよく、2種以上併用
してもよい。
このような硬化触媒の使用口は、反応性ケイ素基を有す
るポリエステル100重量部(以下、単に「部」と記す
)に対して0.1〜20部が好ましく、1〜10部が更
に好ましい。硬化触媒の使用量が少なすぎると、硬化速
度が遅くなり、また硬化反応が充分に進行しにくくなる
ので、好ましくない。一方、硬化触媒の使用量が多すぎ
ると、硬化時に局部的な発熱や発泡が生じ、良好な硬化
物が得られにくくなるので、好ましくない。
本発明によって得られる反応性ケイ素基含有ポリエステ
ルを用いた硬化性樹脂組成物には、更に、必要に応じて
、接着性改良剤、物性調整剤、保存安定性改良剤、可塑
剤、充填剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、金属不活性化
剤、オゾン劣化防止剤、光安定剤、アミン系ラジカル連
鎖間止剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、発泡剤
などの各種添加剤を適宜添加することが可能である。
[発明の効果] 本発明により、反応性ケイ素基を末端に有するポリエス
テルが、重合反応と反応性ケイ素基の導入反応という二
段階の簡便な手順により得られる。更に、その途中にお
いて、反応生成物を精製する手間も省かれる。
[実施例] 本発明をより一層明らかにするために、以下に実施例を
掲げる。
実施例1 撹拌棒、温度計、滴下ロート、窒素吹き込み管及び冷却
管を付設した1gのガラス製四つロフラスコを窒素ガス
で置換した後、モレキュラシーブ4Al/16を用いて
乾燥した4、4mi+  (20■ol)のジアリルイ
ソフタレートと0.20m(1(0,60mIIol)
のテトラブチルチタネートを添加した。これを170℃
で30分間撹拌した後、引き続いて170℃で撹拌しな
がら、モレキュラシーブ4A1/16を用いて乾燥した
150m1t  (1,35aol )のε−カプロラ
クトンを、4.4mg (40wmol) 、4.4m
g (40mmol) 、9. 0mg (81mmo
l) 、1.8. 0mN  (0,16aol ) 
、36.0mg (0,32aol)及び78.0mM
  (0,70aol )の6回に分けて、順次、滴下
ロートより滴下した。
各々の滴下に際しては、先の滴下の終了後、定時間毎に
反応混合物をプロトンN M R(該磁気共鳴)により
分析し、滴下したε−カプロラクトンがほぼ消費された
ことを確認した後に、次の滴下を行なった。全ての滴下
は約3時間で終了し、その後170℃で3時間加熱撹拌
した。
得られた化合物をプロトンN MRで分析したところ、
第1図に示すNMRスペクトルが得られ、1分子中にア
リルエステル基を平均1.85個末端に有するポリエス
テルであることが確認された。更に、VPO(蒸気圧浸
透圧法)分析による数平均分子量は8,000であった
続いて、フラスコ内の反応生成物(ポリエステル)に対
しなんら後処理を施さずにそのまま内温を60℃に下げ
、モレキュラシーブ4AL/16を用いて乾燥したトル
エン150mg及び塩化白金酸のIQ%xタノー・ル溶
液0.042mgを加えて撹拌した。これに、メチルジ
メトキシシラン7.4mgを滴下ロートにより加え、6
0℃で3時間反応させた。次に、過剰のメチルジメトキ
シシランとトルエンを減圧留去して、反応性ケイ素基を
末端に有する数平均分子量約8.200のポリエステル
を得た。このポリエステルをプロトンN M Rで分析
したところ、第2図に示すN〜IRスペクトルが得られ
た。
実施例2 撹拌棒、温度計、滴下ロート、窒素吹き込み管及び冷却
管を付設した1gのガラス製四つロフラスコを窒素ガス
で置換した後、モレキュラシーブ4Al/1.8を用い
て乾燥した4、4mM  (20m1ol)のジアリル
イソフタレートと0.20rrl  (0,60■ol
)のテトラブチルチタネートを添加した。これを170
℃で30分間撹拌した後、100℃に冷却し、この温度
を保ちながら、モレキュラシーブ4A1/1Bを用いて
乾燥した100mg (0,90aol )のε−カプ
ロラクトンを、4.4mM  (,40+nmol) 
、4. 6rnII   (41i 1llol)  
、  9.  0mM   (8コ m1ol)  、
  18.0mM  (0,16aol ) 、36.
0mg(0,32111ol )及び28.0mJ7 
 (0,25mol )の6回に分けて、順次、滴下ロ
ートより滴下した。各々の滴下に際しては、先の滴下の
終了後、一定時間毎に反応混合物をGPC(ゲルパーミ
ェーションクロマトグラフィ)により分析し、滴下した
ε−カプロラクトンがほぼ消費されたことを確認した後
に、次の滴下を行なった。全ての滴下は約5時間で終了
し、その後100℃で5時間加熱撹拌した。
iすられた化合物をプロトンN M Rで分析したとこ
ろ、第1図と同様なN M Rスペクトルが得られ、1
分子中にアリルエステル基を平均1゜83個末端に有す
るポリエステルであることが確認された。更に、■PO
分析による数平均分子量は5,500であった。
続いて、フラスコ内のポリエステルに対しなんら後処理
を施さずにそのまま内温を60℃に下げ、モレキュラシ
ーブ4Al/16を用いて乾燥したトルエン100mg
及び塩化白金酸の1006エタノール溶液0.042m
Jを加えて撹拌した。これに、メチルジメトキシシラン
7.4mgを滴下ロートにより加え、60℃で3時間反
応させた。次に、過剰のメチルジメトキシシランとトル
エンを減圧留去して、反応性ケイ素基を末端に有する数
平均分子量的5,700のポリエステルを得た。このポ
リエステルをプロトンN M Rて分析したところ、第
2図と同様なNM Rスペクトルが得られた。
実施例3 撹拌棒、温度計、滴下ロート、窒素吹き込み管及び冷却
管を付設した3gのステンレス製反応容器を窒素ガスで
置換した後、モレキュラシーブ4A171Bを用いて乾
燥した27.5rrl  (125mmol)のジアリ
ルイソフタレートと1.28m1)  (3,75部m
ol)のテトラブチルチタネートを添加した。これを1
70℃で5分間撹拌した後、引き続いて170℃で撹拌
しながら、モレキュラシーブ4Al/1Bを用いて乾燥
した943mg (8,5mol )のε−カプロラク
トンを、11.0mM (99部mol) 、19.0
mM (171mmol) 、29. 0rr+47 
 (262i+mol) 、42、 0mg (379
msoり  、 64. 0mM  (578部mol
)  、 95. 0mg (857a+1ol)  
、 144、 0mM (1,30io1  )  、
 217. 0mg (1,96a+ol )及び32
2.0mM  (2゜91a+ol)の9回に分けて、
順次、滴下ロートより滴下した。各々の滴下に際しては
、先の滴下の終了後、一定時間毎に反応混合物をプロト
ンN M Rにより分析し、滴下したε−カプロラクト
ンがほぼ消費されたことを確認した後に、次の滴下を行
なった。全ての滴下は約5時間で終了し、その後170
℃で1時間加熱撹拌した。
得られた化合物をプロトンN M Rで分析したところ
、第1図と同様なN M Rスペクトルが得られ、1分
子中にアリルエステル基を平均1゜86個末端に何する
ポリエステルであることが確認された。更に、■PO分
析による数平均分子量は8,800であった。
続いて、反応容器内のポリエステルに対しなんら後処理
を施さずにそのまま内温を60℃に下げ、モレキュラシ
ーブ4Al/1Bを用いて乾燥したトルエン1,000
mN及び塩化白金酸の1096エタノール溶液0.26
m1)を加えて撹拌した。これに、メチルジメトキシシ
ラン46mΩを滴下ロートにより加え、60℃で3時間
反応させた。次に、過剰のメチルジメトキシシランとト
ルエンを減圧留去して、反応性ケイ素基を末端に有する
数平均分子量的9,000のポリエステルを得た。この
ポリエステルをプロトンN M Rで分析したところ、
第2図と同様なN〜IRスペクトルが得られた。
実施例1〜3で得られた反応性ケイ素基含Hポリエステ
ルのそれぞれの100部に、オクチル酸スズ3部及びラ
ウリルアミン0.75部をそれぞれ添加して樹脂組成物
を製造した。これらの組成物は室温で硬化した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例で()られたオレフィン末
端ポリエステル化合物のN M Rスペクトル図、 第2図は、 本発明の一実施例で得られた反応 性ケイ素基含有ポリエステルのN M Rスペクト ル図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(1) (式中、Rは炭素数1〜20の2価の有機基、nは0又
    は1〜5の整数を示す。) で示されるオレフィン末端ジエステル化合物と、ラクト
    ンとを、エステル交換能を有する触媒の存在下で反応さ
    せて、分子量が5,000〜50,000であるオレフ
    ィン末端ポリエステルを得た後に、引き続いて、これに
    、水酸基又は加水分解性基を有するヒドロシランを作用
    させて、ヒドロシリル化反応により、反応性ケイ素基を
    末端に導入することを特徴とする反応性ケイ素基含有ポ
    リエステルの製造方法。 2、オレフィン末端ジエステル化合物とラクトンとを反
    応させて、オレフィン末端ポリエステルを得るに際し、
    反応系中に存在する未反応ラクトンの量が、この未反応
    ラクトン中のエステル結合以外に反応系中に存在する他
    のエステル結合に対して、10倍モル当量を越えること
    がないように、ラクトンを逐次添加することを特徴とす
    る請求項1記載の製造方法。 3、前記オレフィン末端ジエステル化合物が、ジアリル
    イソフタレート、ジアリルアジペート及びジアリルサク
    シネートの少なくとも1種であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の製造方法。 4、前記ラクトンが、ε−カプロラクトンであることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。 5、前記エステル交換能を有する触媒が、テトラブチル
    チタネートであることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の製造方法。
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