JPH03203952A - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

硬化性樹脂組成物

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JPH03203952A
JPH03203952A JP34077989A JP34077989A JPH03203952A JP H03203952 A JPH03203952 A JP H03203952A JP 34077989 A JP34077989 A JP 34077989A JP 34077989 A JP34077989 A JP 34077989A JP H03203952 A JPH03203952 A JP H03203952A
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寛 安藤
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和昌 橋本
Jun Hattori
準 服部
Kazuya Yonezawa
米沢 和弥
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規な硬化性樹脂を含有する硬化性樹脂組成
物、更に詳しくは、硬化後に優れた機械特性、耐候性、
耐熱性等を発揮し得る硬化性樹脂を含有する硬化性樹脂
組成物に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]従来よ
り、室温硬化性の樹脂組成物としては、各種のものが開
発されているが、近年、硬化後に優れた機械特性、耐候
性、耐熱性を発揮し得る硬化性樹脂を含有する樹脂組成
物が求められている。
このような特性を有するものとして主鎖がポリエステル
からなる重合体を含有する樹脂組成物が注目されており
、例えば特公昭49−32673号公報には、主鎖がポ
リカプロラクトンであって反応性ケイ素基(水酸基また
は加水分解性基の結合したケイ素原子を含むケイ素原子
t、有Jsテあって、シロキサン結合を形成し得る基)
を有する室温硬化性樹脂が開示されている。
しかしながら、反応性ケイ素基含有ポリカプロラクトン
は硬化物が結晶性を有しており、弾性を要求される用途
には用いることができなかった。
本発明の課題は、硬化後に優れた機械特性、耐候性、耐
熱性を発揮し得て、しかも弾性を喪失しない硬化性樹脂
組成物を提供する処にある。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明の硬化性
樹脂組成物は、 (A)水酸基または加水分解性基の結合したケイ素原子
を含むケイ素原子、含有基(反応性ケイ素基)を少なく
とも1個有し、シロキサン結合を形成することにより架
橋しうるポリエステル重合体でありで、重合主鎖が、ラ
クトン、環状酸無水物及びエポキシ化合物の共重合体か
らなるポリエステル重合体、及び (B)シラノール縮合触媒 を含有してなるものである。
本発明の組成物の(A)成分中の反応性ケイ素基は特に
限定されるものではないが、代表的なものを示すと、例
えば、下記一般式(2)で表わされる基が挙げられる。
水酸基または加水分解性基を示し、Xが2個以上存在す
るとき、それらは同一であってもよく、異なっていても
よい。aは0.1.2または3を、bは0.1または2
をそれぞれ示す。また、m個の 一5i−0−基 [式中、R1およびR2は、いずれも炭素数1〜20の
アルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜
20のアラルキル基または(R’ ) a S iO−
で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1または
R2が2個以上存在するとき、それらは同一であっても
よく、異なっていてもよい。ここでRoは炭素数1〜2
0の1価の炭化水素基であり、3個のRoは同一であっ
てもよく、異なっていてもよい。Xはにおけるbは異な
っていてもよい。mはOまたは1〜19の整数を示す。
但し、a+Σb≧1を満足するものとする。] 上記Xで示される加水分解性基は特に限定されず、従来
公知の加水分解性基であればよSN。
具体的には、例えば、水素原子、/Xロゲン原子、アル
コキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ
基、アミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプ
ト基、アルケニルオキシ基等が挙げられる。これらの内
では、水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケト
キシメート基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、
メルカプト基およびアルケニルオキシ基が好ましいが、
加水分解性が穏やかで取扱いやすいという観点からアル
コキシ基が特に好ましい。
この加水分解性基や水酸基は1個のケイ素原子に1〜3
個結合することができ、(a+Σb)は1〜5であるの
が好ましい。加水分解性基や水酸基が反応性ケイ素基中
に2個以上存在する場合には、それらは同一であっても
よく、異なっていてもよい。
反応性ケイ素基中に、ケイ素原子は1個あってもよく、
2個以上あってもよいが、シロキサン結合等によりケイ
素原子の連結された反応性ケイ素基の場合には、20個
程度あってもよい。
なお、下記一般式(3)で表わされる反応性ケイ素基が
、入手容易の点からは好ましい。
3−a ・・・・・・ (3) −S ’  X a (式中、RXSaは前記と同じ。) また、上記一般式(2)におけるR1およびR2の具体
例としては、例えば、メチル基、エチル基などのアルキ
ル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェ
ニル基などのアリール基、ベンジル基などのアラルキル
基、R。
がメチル基やフェニル基などである (R’ )a S iO−で示されるトリオルガノシロ
キシ基等が挙げられる。R2としてはメチル基が特に好
ましい。
反応性ケイ素基は重合体1分子中に少なくとも1個、好
ましくは1.1〜10個存在するのがよい。重合体1分
子中に含まれる反応性ケイ素基の数が1個未満になると
、硬化性が不充分になり、良好なゴム弾性挙動を発現し
にくくなる。
反応性ケイ素基は共重合体分子鎖の末端に存在してもよ
く、内部に存在してもよく、或は両方に存在してもよい
。特に、反応性ケイ素基が分子鎖の末端に存在する場合
には、最終的に形成される硬化物に含まれる重合体成分
の有効網目鎖量が多くなるため、高強度で高伸びを示す
ゴム状硬化物が得られ易くなるなどの利点があり、好ま
しい。
本発明に用いる(A)成分のポリエステル重合体(硬化
前)の数平均分子量は、硬化物が充分な機械強度を得る
ために、s、ooo以上であるのが好ましい。8,00
0未満であると硬化物が充分な伸びを得られず、また充
分な強度が発現される前に破断が生じる場合がある。重
合体の分子量に特に上限はないが、20,000までの
ものが好ましい。
本発明における(A)成分のポリエステル重合体を得る
にはいかなる方法によっても良いが、例えば、一般式 %式% (4) (式中、Rは炭素数1〜20の2価の有機基、nは0又
は1〜5の整数を示す。) で示されるオレフィン末端ジエステル化合物、ラクトン
、環状酸無水物及びエポキシ化合物を、エステル交換能
を有する触媒の存在下で反応させて得られるオレフィン
末端ポリエステル共重合体に、反応性ケイ素基を導入す
ればよい。
なお、オレフィン末端ポリエステル共重合体を製造する
に際しては、反応系中に未反応で存在する、ラクトン、
環状酸無水物及びエポキシ化合物の各々の量が、未反応
ラクトン中のエステル結合以外に反応系中に存在する他
のエステル結合に対して、10倍モル当量を越えること
がないように、ラクトン、環状酸無水物及びエポキシ化
合物を逐次添加して反応させるのが好ましい。
前記一般式(4)で示されるオレフィン末端ジエステル
化合物中のRは、炭素数1〜20、好ましくは1〜6、
の2価の有機基であるが、2価の炭化水素基がさらに好
ましい。このようなジエステル化合物の具体例としては
、例えば、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレー
ト、ジアリルテレフタレート、マロン酸ジアリル、ジア
リルサクシネート、グルタル酸ジアリル、ジアリルアジ
ペート、ピメリン酸ジアリル、ジビニルフタレート、ジ
ビニルイソフタレート、ジビニルテレフタレート、マロ
ン酸ジビニル、ジビニルサクシネート、グルタル酸ジビ
ニル、ジビニルアジペート、ピメリン酸ジビニル等が挙
げられる。特に、入手のし易さ、取扱いの容易さなどか
らジアリルイソフタレート、ジアリルアジペート、ジア
リルサクシネートが好ましい。
本発明に用いられるラクトンとしては、例えば、β−プ
ロピオラクトン、ピバロラクトン、α−メチル−β−プ
ロピオラクトン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ
−バレロラクトン、γ−メチルーδ−バレロラクトン、
ジメチル−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン、
δ−メチル−ε−カプロラクトン、ジメチル−ε−カプ
ロラクトン等が挙げられる。これらのラクトンは1種単
独で用いられるか、もしくは2種以上が併用される。こ
れらのうちでは、反応のし易さ及び入手の容易さ等の点
から、ε−カプロラクトンが好ましい。2種以上を併用
する場合には、そのうちの1種類はε−カプロラクトン
であることが好ましい。また、ε−カプロラクトンと併
用するラクトンとしては、入手の容易さの点から、β−
プロピオラクトン、ビバロラクトン、α−メチル−β−
プロピオラクトン、δ−バレロラクトン、β−メチル−
δ−バレロラクトン、γ−メチルーδ−バレロラクトン
が好ましい。さらに、反応性の点も考慮すると、δ−バ
レロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン、γ−
メチルーδ−バレロラクトンがより好ましい。
本発明に用いられる環状酸無水物はいかなるものでも良
いか、入手のし易さ、取扱いの容易さ等から、無水フタ
ル酸、無水コハク酸、無水マレイン酸及びそれらから誘
導される酸無水物(例えば、無水メチルエンドメチレン
テトラヒドロフタル酸、無水エンドメチレンテトラヒド
ロフタル酸、無水クロレンド酸、メチルテトラヒドロ無
水フタル酸等)の1種又は2種以上が好ましい。
本発明に用いられるエポキシ化合物は、反応性の点から
、一般式 (式中、R′及びR′は、それぞれ、水素又は炭素数1
〜20の1価の有機基を示す。)で示されるエポキシ化
合物であることが好ましい。さらに、その中でも入手の
し易さ及び取扱いの容易さ等から、フェニルグリシジル
エーテル、n−ブチルグリシジルエーテル、t−ブチル
グリシジルエーテル、2−エチルへキシルグリシジルエ
ーテル、ジブロモクレジルグリシジルエーテル、スチレ
ンオキサイド及びそれらから誘導されるエポキシ化合物
の1種又は2種以上がより好ましい。
さらに、環状酸無水物が重合するためにはエポキシ化合
物が必要であり、またエポキシ化合物が重合するために
は環状酸無水物が必要であるので、反応率を上げるため
には環状酸無水物とエポキシ化合物の添加縁モル比(環
状酸無水物/エポキシ化合物)が0.8〜1.2である
ことが好ましい。
エステル交換能を有する触媒としては、一般に知られて
いるものを広範に用いることができるが、特に、金属ア
ルコキシドが好ましい。このような金属アルコキシドと
しては、例えば、マグネシウムエトキシド、アルミニウ
ムイソプロポキシド、ポタシウムーt−ブトキシド、ジ
ルコニウム−〇−プロポキシド、チタニウム−n−ブト
キシド(n−ブチルチタネート)、チタニウムイソプロ
ポキシド(イソプロピルチタネート)、チタニウムアリ
ロキシド(アリルチタネート)、ブチルスズトリメトキ
シド、ジブチルスズジメトキシド、トリブチルスズメト
キシド、亜鉛ジ−n−ブトキシド等が挙げられる。
特に、人手のし易さ、取扱いの容易さ等からチタニウム
−n−ブトキシド、チタニウムイソプロポキシドが好ま
しい。
反応温度は、触媒活性の点から80〜230℃が好まし
く、100〜200℃がさらに好ましい。
以上のようにして得られる共重合体への反応性ケイ素基
の導入は、公知の方法で行なえばよい。すなわち、例え
ば、上記の方法で得られたオレフィン末端ポリエステル
共重合体のオレフィン官能基に、加水分解性基を有する
ヒドロシランを作用させてヒドロシリル化すればよい。
このようなヒドロシランは、下記一般式(5)%式% (式中R3は炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜
20のアリール基または炭素数7〜20のアラルキル基
であり、2個以上存在するとき、それらは同じであって
もよく、異なっていてもよい。Xは水酸基または加水分
解性基であり、2個以上存在するとき、それらは同じで
あってもよく、異なっていてもよい。aは1.2または
3である。) ヒドロシリル化反応の触媒としては、例えば、HPtC
j)  ・6H20、ptメタル、6 Rhll  (PRh  )   、RhCl3、3 Rh/Al)  O、RuCn  、I rcJ)3.
23    3 F e Cl)  、A !JCj a、PdCj  
 Φ2 HOSN t CJ 2、2 T iCj 4等のような化合物が使用できる。
ヒドロシリル化反応は、通常、0〜150℃で行なわれ
るが、反応温度の調節や反応系の粘度の調整などの必要
に応じて、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒド
ロフランなどの溶剤を用いてもよい。
本発明の(A)成分の重合体を用いて硬化物を得るため
には、シラノール縮合触媒(硬化触媒)により、加水分
解性基を縮合させることが必要である。そのようなシラ
ノール縮合触媒としては、例えば、テトラブチルチタネ
ート、テトラプロピルチタネートなどのチタン酸エステ
ル類;ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズマレエ
ート、ジブチルスズジアセテート、オクチル酸スズ、ナ
フテン酸スズなどのスズカルボン酸塩類;ジブチルスズ
オキサイドとフタル酸エステルとの反応物;ジブチルス
ズジアセチルアセトナート;アルミニウムトリスアセチ
ルアセトナート、アルミニウムトリスエチルアセトアセ
テート、ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトア
セテートなどの有機アルミニウム化合物類;ジルコニウ
ムテトラアセチルアセトナート、チタンテトラアセチル
アセトナートなどのキレート化合物類;オクチル酸鉛;
ブチルアミン、オクチルアミン、ジブチルアミン、モノ
エタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジ
ルアミン、ジエチルアミノプロビルアミン、キシリレン
ジアミン、トリエチレンジアミン、グアニジン、ジフェ
ニルグアニジン、2.4.6−トリス(ジメチルアミノ
メチル)フェノール、モルホリン、N−メチルモルホリ
ン、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1.8−ジ
アザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7(DBU)
などのアミン系化合物、あるいはこれらアミン系化合物
のカルボン酸などとの塩;過剰のポリアミンと多塩基酸
とから得られる低分子量ポリアミド樹脂;過剰のポリア
ミンとエポキシ化合物との反応生成物;γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)ア
ミノプロピルメチルジメトキシシランなどのアミノ基を
有するシランカップリング剤;などのシラノール縮合触
媒、さらには他の酸性触媒、塩基性触媒などの公知のシ
ラノール縮合触媒等が挙げられる。これらの触媒は単独
で使用してもよく、2種以上併用してもよい。
本発明の樹脂組成物におけるこのような硬化触媒の配合
量は、反応性ケイ素基を有する重合体100重量部(以
下、単に「部」と記す)に対して0.1〜20部が好ま
しく、1〜10部が更に好ましい。硬化触媒の配合量が
少なすぎると、硬化速度が遅くなり、また硬化反応が充
分に進行しにくくなるので、好ましくない。
方、硬化触媒の配合量が多すぎると、硬化時に局部的な
発熱や発泡が生じ、良好な硬化物が得られにくくなるの
で、好ましくない。
本発明の組成物には、更に、必要に応じて、接着性改良
剤、物性調整剤、保存安定性改良剤、可塑剤、充填剤、
老化防止剤、紫外線吸収剤、金属不活性化剤、オゾン劣
化防止剤、光安定剤、アミン系ラジカル連鎖禁止剤、リ
ン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、発泡剤などの各種添
加剤を適宜添加することが可能である。
[発明の効果コ 本発明の硬化性樹脂組成物を硬化させて得られる硬化物
は、優れた機械特性、耐候性、耐熱性等を発揮し得て、
かつ充分な弾性を有する。
[実施例コ 本発明をより一層明らかにするために、以下に実施例を
掲げる。
実施例1 撹拌棒、温度計、滴下ロート、窒素吹き込み管及び冷却
管を付設した3jのステンレス製反応容器を窒素ガスで
置換した後、モレキュラシーブ4Al/1Bを用いて乾
燥した60.0mj  (0゜27sol)のジアリル
イソフタレートと2.7mj(8,1mmol)のテト
ラブチルチタネ7トを添加した。これを170℃で30
分間攪拌した後、引き続いて170℃で攪拌しながら、
モレキュラシーブ4A171Bを用いて乾燥したε−カ
プロラクトンを133m1)(1,20sol )滴下
した。30分後に反応混合物をGPC(ゲルパーミェー
ションクロマトグラフィ)により分析し、滴下したε−
カプロラクトンがほぼ消費されたことを確認した。次に
、無水コI\り酸60g (0,60sol )とn−
ブチルグリシジルエーテル86m1 (0,60sol
 )の混合物を添加した。添加して30分後に反応混合
物をGPCにより分析し、添加した無水コノ1り酸とn
−ブチルグリシジルエーテルがほぼ消費されたことを確
認した。以後、同様にして、ε−カプロラクトンの滴下
、及び無水コノ1り酸とn−ブチルグリシジルエーテル
の混合物の添加を、各々8回行ない、計1,064mN
 (9,60m。
1)のε−カプロラクトン、480g (4,80so
l)の無水コハク酸及び688mj  (4゜80so
l)のn−ブチルグリシジルエーテル約8時間で加えた
。その後170℃で5時間加熱攪拌した。
得られた化合物をプロトンNMRで分析したところ、1
分子中にアリルエステル基を平均1。
85個末端に有するポリ(カプロラクトン−無水コハク
酸−〇ーブチルグリシジルエーテル)3元共重合体であ
ることが確認された。更に、VPO (蒸気圧浸透圧法
)分析による数平均分子量は8,400であった。
このアリル基末端ポリエステル共重合体の300gを四
つロフラスコに計りとり、少量のトルエンで共沸脱水し
て系中の水分を取り除いた。
これに、モレキュラシーブ4A1/1Bを用いて乾燥し
たトルエン150rr+)を加えて系の粘度を下げ、塩
化白金酸の10%エタノール溶液を0。
074ml加えた。次に、メチルジメトキシシラン13
mlを滴下ロートにより加え、80℃で1時間反応させ
ることにより、目的とする反応性ケイ素基を末端に有す
る数平均分子量的8。
600のポリエステル共重合体が得られた。
このポリエステル共重合体100部にオクチル酸スズ3
部及びラウリルアミン0、75部を配合して樹脂組成物
を製造し、この組成物を硬化させて硬化物を得た。この
硬化物について示差走査熱量測定(DSC)を行なった
ところ、第1図に示すDSC測定図が得られた。この測
定図から明らかなように、本実施例の硬化物においては
、結晶に基づくピークが観測されず、非品性が付与され
ていることが確認された。
実施例2 撹拌棒、温度計、滴下ロート、窒素吹き込み管及び冷却
管を付設した1】のガラス製四つロフラスコを窒素ガス
で置換した後、モレキュラシーブ4A1716を用いて
乾燥した3、3mM  (15mll1o+)のジアリ
ルイソフタレートと0.15m番 (0,45部mol
)のテトラブチルチタネートを添加した。これを170
℃で30分間攪拌した後、引き続いて170℃で攪拌し
ながら、モレキュラシーブ4A1/1Bを用いて乾燥し
たε−カプロラクトンを10.0部M  (90−■o
f)滴下した。30分後に反応混合物をGPCにより分
析し、滴下したε−カプロラクトンがほぼ消費されたこ
とを確認した。次に、無水コハク酸4、 5 g (4
5o+mol)と、フェニルグリシジルエーテル6、 
1 m D (45ssol)を順次添加した。添加し
て30分後に反応混合物をGPCにより分析し、添加し
た無水コハク酸とフェニルグリシジルエーテルがほぼ消
費されたことを確認した。以後、同様にして、ε−カプ
ロラクトンの滴下、及び無水コハク酸とフェニルグリシ
ジルエーテルの添加を、各々8回行ない、計80 m 
j (720gaol)のε−カプロラクトン、36.
0g (360maol)の無水コハク酸及び48.8
mM (36(1+mol)のフェニルグリシジルエー
テルを、約8時間で加えた。その後170℃で5時間加
熱攪拌した。
得られた化合物をプロトンNMRで分析したところ、1
分子中にアリルエステル基を平均1゜81個末端に有す
るポリ(カプロラクトン−無水コハク酸−フェニルグリ
シジルエーテル)3元共重合体であることが確認された
。更に、VPO分析による数平均分子量は12,200
であった。
このアリル基末端ポリエステル共重合体の150gを四
つロフラスコに計りとり、少量のトルエンで共沸脱水し
て系中の水分を取り除いた。
これに、モレキュラシーブ4A1716を用いて乾燥し
たトルエン150mjを加えて系の粘度を下げ、塩化白
金酸の10%エタノール溶液を0゜026mj加えた。
次に、メチルジメトキシシラン4.5mMを滴下ロート
により加え、80℃で1時間反応させることにより、目
的とする反応性ケイ素基を末端に有する数平均分子量的
12.600のポリエステル共重合体が得られた。
このポリエステル共重合体100部にオクチル酸スズ3
部及びラウリルアミン0.75部を配合して樹脂組成物
を製造し、この組成物を硬化させて硬化物を得た。この
硬化物について示差走査熱量測定を行なったところ、結
晶に基づくピークが観測されず、非品性が付与されてい
ることが確認された。
実施例3 撹拌棒、温度計、滴下ロート、窒素吹き込み管及び冷却
管を付設した1jのガラス製四つロフラスコを窒素ガス
で置換した後、モレキュラシーブ4Al/1Bを用いて
乾燥した4、4m1(20gvol)のジアリルイソフ
タレートと0.20m j (0、60gaol)のテ
トラブチルチタネートを添加した。これを170℃で3
0分間攪拌した後、引き続いて170℃で攪拌しながら
、モレキュラシーブ4Al/16を用いて乾燥したε−
カプロラクトンを10.0部盪 (90s*ol)滴下
した。30分後に反応混合物をGPCにより分析し、滴
下したε−カプロラクトンがほぼ消費されたことを確認
した。次に、無水コハク酸4.5g (45■−of)
とフェニルグリシジルエーテル6、 1 m l (4
5m5ol)を順次添加した。
添加して30分後に反応混合物をGPCにより分析し、
添加した無水コハク酸とフェニルグリシジルエーテルが
ほぼ消費されたことを確認した。以後、同様にして、ε
−カプロラクトンの滴下、及び無水コハク酸とフェニル
グリシジルエーテルの添加を、各々8回行ない、計80
m1)  (720msol)のε−カプロラクトン、
36゜0g (360gmol)の無水コハク酸及び4
8゜8 m N (360smol)のフェニルグリシ
ジルエーテルを、約8時間で加えた。その後170℃で
5時間加熱攪拌した。
得られた化合物をプロトンNMRて分析したところ、第
1図に示すNMRスペクトルが得られ、1分子中にアリ
ルエステル基を平均1.81個末端に有するポリ(カプ
ロラクトン−無水コハク酸−フェニルグリシジルエーテ
ル)3元共重合体であることが確認された。更に、vP
O分析による数平均分子量は8,800であった。
このアリル基末端ポリエステル共重合体の150gを四
つロフラスコに計りとり、少量のトルエンで共沸脱水し
て系中の水分を取り除いた。
これに、モレキュラシーブ4Al/1Bを用いて乾燥し
たトルエン75m】を加えて系の粘度を下げ、塩化白金
酸の10%エタノール溶液を0.035m1加えた。次
に、メチルジメトキシシラン6.3mNを滴下ロートに
より加え、80℃で1時間反応させることにより、目的
とする反応性ケイ素基を末端に有する数平均分子量的9
゜000のポリエステル共重合体が得られた。このポリ
エステル共重合体をプロトンNMRで分析したところ、
第2図に示すNMRスペクトルが得られた。
次に、このポリエステル共重合体100部にオクチル酸
スズ3部及びラウリルアミン0.75部を配合して樹脂
組成物を製造し、この組成物を硬化させて硬化物を得た
。この硬化物について示差走査熱量測定を行なったとこ
ろ、結晶に基づくピークが観測されず、非品性が付与さ
れていることが確認された。
上記の実施例1〜3により得られた硬化物は良好な引張
り特性を示した。また、これらの硬化物を100℃のオ
ーブンにいれて耐熱性の試験を行なったところ、300
時間経過後もいずれのサンプルにおいても表面が溶解す
る等の変化はみられなかった。また、サンシャインウェ
ザ−メーターによる耐候性試験においても、1゜000
時間経過後も表面等に顕著な変化はみられなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例で得られた硬化物のDSC
測定図、 第2図は、本発明の一実施例で得られたオレフィン末端
ポリエステル化合物のNMRスペクトル図、 第3図は、本発明の一実施例で得られた反応性ケイ素基
含有ポリエステルのNMRスペクトル図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 (A)水酸基または加水分解性基の結合したケイ素原子
    を含むケイ素原子含有基を少なくとも1個有し、シロキ
    サン結合を形成することにより架橋しうるポリエステル
    重合体であって、重合主鎖が、ラクトン、環状酸無水物
    及びエポキシ化合物の共重合体からなるポリエステル重
    合体、及び (B)シラノール縮合触媒 を含有してなる硬化性樹脂組成物。 2、前記ポリエステル重合体の数平均分子量が8,00
    0以上であることを特徴とする請求項1記載の硬化性樹
    脂組成物。 3、前記ラクトンが、ε−カプロラクトンであることを
    特徴とする請求項1記載の硬化性樹脂組成物。 4、前記環状酸無水物が、無水フタル酸、無水コハク酸
    、無水マレイン酸及びそれらから誘導される酸無水物の
    少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の
    硬化性樹脂組成物。 5、前記エポキシ化合物が、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(1) (式中、R′及びR″は、それぞれ、水素又は炭素数1
    〜20の1価の有機基を示す。)で示されるエポキシ化
    合物であることを特徴とする請求項1記載の硬化性樹脂
    組成物。 6、前記エポキシ化合物が、フェニルグリシジルエーテ
    ル、n−ブチルグリシジルエーテル、t−ブチルグリシ
    ジルエーテル及びそれらから誘導されるエポキシ化合物
    の少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載
    の硬化性樹脂組成物。
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