JPH0313938Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0313938Y2
JPH0313938Y2 JP1986084328U JP8432886U JPH0313938Y2 JP H0313938 Y2 JPH0313938 Y2 JP H0313938Y2 JP 1986084328 U JP1986084328 U JP 1986084328U JP 8432886 U JP8432886 U JP 8432886U JP H0313938 Y2 JPH0313938 Y2 JP H0313938Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
metal
male screw
layer
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986084328U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62195921U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986084328U priority Critical patent/JPH0313938Y2/ja
Publication of JPS62195921U publication Critical patent/JPS62195921U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0313938Y2 publication Critical patent/JPH0313938Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、振動監視装置を用いて設備機器等の
振動監視を行う場合、設備機器等の測定体に対し
て振動検出器を絶縁して取り付けるための絶縁ス
タツドに関する。
(考案の背景) 振動監視装置を用いて設備機器等の振動監視を
行う場合、設備機器等の測定体の振動を検出する
ための振動検出器の性能、及び該振動検出器の測
定体への取り付け状態が、正確な振動監視を行う
上で非常に大きな要因となつている。
通常、第5図に示すように振動検出器1は測定
体2に対して絶縁スタツド3を介して取り付けら
れ、測定体2の機械的な振動は絶縁スタツド3を
介して振動検出器1に伝わるが、振動検出器1の
ケースは測定体2から電気的に絶縁されるように
なつている。
このように絶縁スタツド3は振動検出器ケース
と測定体との絶縁を目的とするものであるが、絶
縁スタツドを使用する理由を第6図で説明する。
この第6図は振動監視装置の概略構成であり、測
定体の振動を検出する振動検出器1と測定器(増
幅器)4とは信号ケーブル5により接続されてい
る。ここで、信号ケーブル5は第7図のように振
動検出器1の検出信号を測定器4に導く芯線5A
と、振動検出器1の回路の共通帰線と測定器4の
回路の共通帰線とを接続する内シールド5Bと、
振動検出器1のケース1Aに接続されていて測定
器4側において接地される外シールド5Cとを具
備している。
ところで、振動検出器のケース1Aが測定体に
対して絶縁されていない場合には、振動検出器の
ケース1Aは測定体を介して接地されることにな
り、信号ケーブル5の外シールド5Cは2点で接
地されることになり、両接地点間の電位差に起因
して第6図の点線ループLのように電流が流れ、
この結果、信号ケーブル5に雑音が誘起されて正
確な計測が不可能となる。
そこで、第5図のように絶縁スタツド3を利用
して振動検出器のケース1Aを確実に絶縁してお
けば、信号ケーブル5の外シールド5Cは1点接
地となり、雑音の誘起を防止でき、正確な計測が
できる。
(従来の技術及び問題点) 一般に、絶縁スタツド類は、絶縁と振動伝達と
いう相反する目的を持つており、現状のもので
は、両目的を充分満足するものは無かつた。
従来の絶縁スタツドの1例を第8図に示す。こ
の図において、絶縁スタツド3Aは測定体側雄螺
子(ビス)10の偏平頭部にエポキシ等の絶縁性
接着剤11を介して検出器側雄螺子(ビス)12
を接着一体化したものである。
この第8図の構成では絶縁空間距離dが短いた
め、塵埃等で絶縁が低下し易く、また絶縁性接着
剤11を厚くすると振動伝達が悪化する欠点があ
る。
また、従来の絶縁スタツドの他の例を第9図に
示す。この図において、絶縁スタツド3Bは、測
定体側雄螺子15と検出器側雄螺子16とをプラ
スチツクやセラミツク材等の絶縁体17で一体加
工して形成したものである。
この第9図の構成では、プラスチツク材で加工
すると機械的な強度が確保できず、またセラミツ
ク材で加工すると雄螺子部分が脆くなる欠点があ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の点に鑑み、機械的な強度及び
電気的な絶縁空間距離を充分確保できる絶縁スタ
ツドを提供しようとするものである。
本考案は、角板状セラミツクの表裏面に、それ
ぞれ導体ペーストの塗布焼き付けによるメタライ
ズ層を形成しかつ該メタライズ層上に金属メツキ
層を形成して金属層をそれぞれ構成し、板状取り
付け部を一体に有する金属製雄螺子を各金属層に
ろう付けで固着したことにより、上記従来技術の
問題点を解決している。
(作用) 本考案の絶縁スタツドは、絶縁体としてセラミ
ツクを使用しており、振動伝達性能に優れてい
る。また、雄螺子部分は金属製であり、機械的強
度が大きく、長さ及び規格を任意に選定すること
ができる。さらに、セラミツクの形状を変えるこ
とによつて、絶縁空間距離を変化させることがで
きる。また、セラミツクにメタライズ等による金
属層を形成し、金属製雄螺子をろう付けすること
により、使用温度範囲を広くとれる利点がある。
(実施例) 以下、本考案に係る絶縁スタツドの実施例を図
面に従つて説明する。
第1図及び第2図は本考案の絶縁スタツド3C
の全体構成を示し、第3図及び第4図はセラミツ
ク表裏面に金属層を形成する工程を示す。
これらの図において、絶縁体として六角板状の
セラミツク20を用い、まずその表裏面(雄螺子
27,29の取り付けられる場所)に導電性ペー
ストを塗布し、焼き付けてメタライズ処理を行
い、第3図のように六角板状セラミツク20の表
裏面にメタライズ層23A,23Bを形成する。
次いで、第4図のように六角板状セラミツク2
0に形成されたメタライズ層23A,23B上に
ニツケル(Ni)・メツキ層24A,24Bを形成
する。これにより、六角板状セラミツク20の上
面には第1金属層25Aが、下面には第2金属層
25Bが形成されることになる。
第1図に示すように、円板状取り付け部26を
一体に有する測定体測雄螺子(ビス)27及び円
板状取り付け部28を一体に有する検出器側雄螺
子(ビス)29は、金属製、たとえばコバール
(鉄、ニツケル、コバルトの合金であつて鉄とニ
ツケルで組成の99%を占めるもの)で構成され、
さらに表面にニツケル・メツキを施したものであ
る。そして、測定体側雄螺子27は円板状取り付
け部26においてセラミツク20の下面の第2金
属層25Bに銀ろう30を用いてろう付けされ
る。同様に、検出器側雄螺子29はその円板状取
り付け部28においてセラミツク20の上面の第
1金属層25Aに銀ろう30を用いてろう付けさ
れる。各雄螺子のコバールは、ろう付けの温度範
囲においてセラミツク20と熱膨張係数が近似し
ているので、ろう付け時にセラミツクにクラツク
等が発生する恐れはない。
この絶縁スタツド3Cは、測定体側雄螺子27
を測定体の雌螺子に螺着し、検出器側雄螺子29
の振動検出器のケースの雌螺子に螺着して使用
し、これにより、第5図のように測定体に対して
振動検出器のケースを絶縁して装着することがで
きる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の絶縁スタツド
は、角板状セラミツクの表裏面に、それぞれ導体
ペーストの塗布焼き付けによるメタライズ層を形
成しかつ該メタライズ層上に金属メツキ層を形成
して金属層をそれぞれ構成し、板状取り付け部を
一体に有する金属製雄螺子を各金属層にろう付け
で固着したので、以下に述べるような効果を得る
ことができる。
(1) 絶縁体がセラミツクであるため、振動伝達に
優れている。
(2) セラミツクに取り付けられる雄螺子はコバー
ル等の金属製であり、螺子部分の長さ、規格を
自由に選定することができる。また、螺子部分
耐久性も大きい。
(3) セラミツク形状を変化させることにより、絶
縁空間距離を変えることができる。
(4) 角板状セラミツクの表裏面の金属層は、該セ
ラミツクに対して付着力の強い導体ペーストの
塗布焼き付けによるメタライズ層と、ろう付け
に対する接着性が良い金属メツキ層との2層構
造であり、当該金属層に金属製雄螺子をろう付
けで強力に固着でき、また使用温度範囲を広く
とることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る絶縁スタツドの実施例を
示す正面図、第2図は同平面図、第3図及び第4
図は実施例で用いるセラミツクに金属層を形成す
る工程を示す正面図、第5図は絶縁スタツドの使
用法を示す説明図、第6図は絶縁スタツドの必要
性を示す回路図、第7図は信号ケーブルの説明
図、第8図は従来の絶縁スタツドの1例を示す一
部断面図、第9図は従来の絶縁スタツドの他の例
を示す正面図である。 1……振動検出器、2……測定体、3,3A,
3B,3C……絶縁スタツド、20……セラミツ
ク、23A,23B……メタライズ層、24A,
24B……ニツケル・メツキ層、25A,25B
……金属層、27,29……雄螺子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 角板状セラミツクの表裏面に、それぞれ薄体ペ
    ーストの塗布焼き付けによるメタライズ層を形成
    しかつ該メタライズ層上に金属メツキ層を形成し
    て金属層をそれぞれ構成し、板状取り付け部を一
    体に有する金属製雄螺子を各金属層にろう付けで
    固着したことを特徴とする絶縁スタツド。
JP1986084328U 1986-06-03 1986-06-03 Expired JPH0313938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986084328U JPH0313938Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986084328U JPH0313938Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62195921U JPS62195921U (ja) 1987-12-12
JPH0313938Y2 true JPH0313938Y2 (ja) 1991-03-28

Family

ID=30938730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986084328U Expired JPH0313938Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0313938Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3696277B2 (ja) * 1995-01-18 2005-09-14 Ntn株式会社 磁気軸受
WO2015194169A1 (ja) * 2014-06-19 2015-12-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 接点装置およびそれを用いた電磁継電器、および接点装置の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534521B2 (ja) * 1978-05-31 1980-09-08

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850640Y2 (ja) * 1975-12-05 1983-11-17 日本電気株式会社 ゼツエンフランジ
JPS5534521U (ja) * 1978-08-28 1980-03-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534521B2 (ja) * 1978-05-31 1980-09-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62195921U (ja) 1987-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0220650Y2 (ja)
JPH0313938Y2 (ja)
JPH0436625A (ja) 等温端子ブロック
JPS59196401A (ja) 歪ゲ−ジとその製造方法
JP4600778B2 (ja) 目的物までの距離を静電的に測定する感知器
US4309687A (en) Resistance strain gauge
CN114563602A (zh) 一种屏蔽探针装置、低温探针台及低温探针系统
US3525648A (en) Thermoelectric heat flow responsive device
US3377208A (en) Thermocouple assembly
JPH04209B2 (ja)
JPS6017776Y2 (ja) 温度ヒユ−ズ
JP2842973B2 (ja) 空気流量計
JP2513892B2 (ja) 強磁界用温度センサ
JPS58139081A (ja) 磁気センサ−
JPS604084Y2 (ja) 変位変換器
JPH0120664Y2 (ja)
JPH0726863Y2 (ja) 混成集積回路
JP3007342U (ja) 温度検知用ptcサーミスタ
JPH0432616Y2 (ja)
US2944236A (en) Electrical temperature measuring device
SU446920A1 (ru) Датчик холла
JPS6239567Y2 (ja)
JP3190885B2 (ja) 高周波プローブの先端構造
JPH065634Y2 (ja) 超音波風速計用プローブ
JP2946254B2 (ja) 温度センサおよびその製造方法