JPH065634Y2 - 超音波風速計用プローブ - Google Patents
超音波風速計用プローブInfo
- Publication number
- JPH065634Y2 JPH065634Y2 JP1989007629U JP762989U JPH065634Y2 JP H065634 Y2 JPH065634 Y2 JP H065634Y2 JP 1989007629 U JP1989007629 U JP 1989007629U JP 762989 U JP762989 U JP 762989U JP H065634 Y2 JPH065634 Y2 JP H065634Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- coaxial cable
- oscillator
- ultrasonic wave
- ultrasonic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Volume Flow (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は超音波風速計用プローブ、特に振動子支柱の細
径化に関するものである。
径化に関するものである。
(従来技術と解決すべき問題点) 第1図に示すように超音波の送波器(1)と受波器(2)を一
定間隔で対向配置し、この間において送受波される超音
波の音速が風速Wにより変化することを利用して測定す
る超音波風速計が広く用いられている。
定間隔で対向配置し、この間において送受波される超音
波の音速が風速Wにより変化することを利用して測定す
る超音波風速計が広く用いられている。
ところで特にクリーンルーム内の風速測定用などとして
用いられる小型なものにあっては送波器と受波器の対向
支持に当たって軽量化などのため、第2図(a)(b)に示す
斜視図および部分断面図(支柱の一方のみを示す)のよ
うに、超音波振動子(1)(2)を同心状に収容したケース
(3)(4)を所要強度をもつパイプ状支柱(5)(6)により支持
し、更にこの支柱(5)(6)を振動子(1)(2)が同一軸上に位
置するように主支持台(7)により支持してプローブを構
成する。そしてこれを被測定箇所に固定することが行わ
れているが、この場合支柱(5)(6)特に振動子に近い支柱
部分(5′)(6′)の外径を極力細くし、対向する振動子間
に流れる風への抵抗を極力少なくして空気流の擾乱を少
なくすることが正確な測定を期する上で要求される。
用いられる小型なものにあっては送波器と受波器の対向
支持に当たって軽量化などのため、第2図(a)(b)に示す
斜視図および部分断面図(支柱の一方のみを示す)のよ
うに、超音波振動子(1)(2)を同心状に収容したケース
(3)(4)を所要強度をもつパイプ状支柱(5)(6)により支持
し、更にこの支柱(5)(6)を振動子(1)(2)が同一軸上に位
置するように主支持台(7)により支持してプローブを構
成する。そしてこれを被測定箇所に固定することが行わ
れているが、この場合支柱(5)(6)特に振動子に近い支柱
部分(5′)(6′)の外径を極力細くし、対向する振動子間
に流れる風への抵抗を極力少なくして空気流の擾乱を少
なくすることが正確な測定を期する上で要求される。
しかし従来においてはケース(3)(4)内に収納された振動
子(1)(2)を、離れたところにおかれた計測部(8)内の図
示しない送受信器とを接続するに当たって、外来ノイズ
の遮蔽のための同軸ケーブル(9)を用いることが行われ
ている。このため絶縁層の厚い同軸ケーブル(9)をパイ
プ状支柱(5)(6)内に通さざるを得なくなるため、支柱
(5)(6)の径は同軸ケーブル(9)の外径により支配され、
パイプ状支柱(5)(6)の細径化に制約を受ける。
子(1)(2)を、離れたところにおかれた計測部(8)内の図
示しない送受信器とを接続するに当たって、外来ノイズ
の遮蔽のための同軸ケーブル(9)を用いることが行われ
ている。このため絶縁層の厚い同軸ケーブル(9)をパイ
プ状支柱(5)(6)内に通さざるを得なくなるため、支柱
(5)(6)の径は同軸ケーブル(9)の外径により支配され、
パイプ状支柱(5)(6)の細径化に制約を受ける。
(考案の目的) 本考案はパイプ状支柱の現在以上の細径化を実現しうる
構造を提供し、空気流の擾乱を少なくしうるようにした
ものである。
構造を提供し、空気流の擾乱を少なくしうるようにした
ものである。
(問題点を解決するための本考案の手段) 本考案の特徴とするところはパイプ状支柱を金属製と
し、この中に支柱との電気的接触を防ぐための例えば絶
縁層の薄い一般ビニール被覆絶縁電線を挿通して、支柱
の端部まで導かれた同軸ケーブルと振動子間を接続する
ことにより、同軸ケーブルとの絶縁層の厚みの差だけ支
柱を細径化できるようにした点にある。
し、この中に支柱との電気的接触を防ぐための例えば絶
縁層の薄い一般ビニール被覆絶縁電線を挿通して、支柱
の端部まで導かれた同軸ケーブルと振動子間を接続する
ことにより、同軸ケーブルとの絶縁層の厚みの差だけ支
柱を細径化できるようにした点にある。
このようにパイプ状支柱を金属製とすれば、これによっ
て外来ノイズからの遮蔽を行うことができるため、パイ
プ状支柱内における接続線として従来のように同軸ケー
ブルを用いる必要がない。しかも金属製パイプ状支柱と
接続導線間の絶縁耐力も低くてよいので、弱電機器など
に使用されている一般の絶縁被覆電線、即ち絶縁層の厚
さが同軸ケーブルの中心導体を除く厚さに比べて著しく
薄い一般絶縁電線を用いることができるので、これを隙
間少なく挿通しうるように支柱の径を選定すれば同軸ケ
ーブルを用いる従来のものに比べて支柱の大きな細径化
が可能となる。次に実施例により本考案を説明する。
て外来ノイズからの遮蔽を行うことができるため、パイ
プ状支柱内における接続線として従来のように同軸ケー
ブルを用いる必要がない。しかも金属製パイプ状支柱と
接続導線間の絶縁耐力も低くてよいので、弱電機器など
に使用されている一般の絶縁被覆電線、即ち絶縁層の厚
さが同軸ケーブルの中心導体を除く厚さに比べて著しく
薄い一般絶縁電線を用いることができるので、これを隙
間少なく挿通しうるように支柱の径を選定すれば同軸ケ
ーブルを用いる従来のものに比べて支柱の大きな細径化
が可能となる。次に実施例により本考案を説明する。
(実施例) 第3図は本考案の要部実施例図でこの図では支柱のうち
の一方のみを示す。図において(5)は金属製のパイプ状
支柱、(5a)は同軸ケーブル差込み部、(5′)は支柱(5)と
結合された細いパイプ状支柱部分で、支柱(5)は前記し
たように図示しない主支持台(7)に固定される。(3)は支
柱部分(5′)の先端に一体に結合された円筒状の振動子
収容ケース、(1)は振動子、(9)は同軸ケーブル、(9a)は
その中心導体、(9b)は内部絶縁物、(9c)は金属編組、(9
d)は外被である。(10)は支柱(5)内に挿通された単芯絶
縁電線例えば単芯ビニール被覆絶縁電線である。そして
外被(9a)の剥奪により露呈された金属編組部(9c)を、こ
れが内周面によく接触するように内径が選定された、同
軸ケーブル差込み部(5a)内に差込んで金属偏組と金属製
パイプ状支柱とを電気的に接続し(更に半田付してもよ
い)、更に露呈された中心導体(9a)とビニール被覆絶縁
電線(10)の芯線(10a)とを半田付接続する。またビニー
ル被覆絶縁電線(10)の他端と振動子(1)の正極側を半田
付接続し、振動子(1)の負極側を支柱(5)に半田付して構
成される。
の一方のみを示す。図において(5)は金属製のパイプ状
支柱、(5a)は同軸ケーブル差込み部、(5′)は支柱(5)と
結合された細いパイプ状支柱部分で、支柱(5)は前記し
たように図示しない主支持台(7)に固定される。(3)は支
柱部分(5′)の先端に一体に結合された円筒状の振動子
収容ケース、(1)は振動子、(9)は同軸ケーブル、(9a)は
その中心導体、(9b)は内部絶縁物、(9c)は金属編組、(9
d)は外被である。(10)は支柱(5)内に挿通された単芯絶
縁電線例えば単芯ビニール被覆絶縁電線である。そして
外被(9a)の剥奪により露呈された金属編組部(9c)を、こ
れが内周面によく接触するように内径が選定された、同
軸ケーブル差込み部(5a)内に差込んで金属偏組と金属製
パイプ状支柱とを電気的に接続し(更に半田付してもよ
い)、更に露呈された中心導体(9a)とビニール被覆絶縁
電線(10)の芯線(10a)とを半田付接続する。またビニー
ル被覆絶縁電線(10)の他端と振動子(1)の正極側を半田
付接続し、振動子(1)の負極側を支柱(5)に半田付して構
成される。
なお以上では同軸ケーブルの金属編組差込み接続部を支
柱(5)(6)に設けたが、一般に支柱(5)(6)は主支柱台(7)
に固定され、同軸ケーブル(9)も固定される。従って金
属編組の差込み接続部を廃止し、第4図のように金属編
組(9c)とパイプ状支柱(5)(6)を線(11)により半田付して
接続してもよい。
柱(5)(6)に設けたが、一般に支柱(5)(6)は主支柱台(7)
に固定され、同軸ケーブル(9)も固定される。従って金
属編組の差込み接続部を廃止し、第4図のように金属編
組(9c)とパイプ状支柱(5)(6)を線(11)により半田付して
接続してもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば振動子の支柱を従来より細
くできるため風の擾乱による測定精度の低下を少なくで
き、かしもプローブを小形に形成できるすぐれた効果が
得られる。
くできるため風の擾乱による測定精度の低下を少なくで
き、かしもプローブを小形に形成できるすぐれた効果が
得られる。
第1図,第2図は従来構造の説明図、第3図は本考案の
一実施例図、第4図は本考案の他の実施例を示す図であ
る。 (1)(2)……振動子、(3)(4)……収容ケース、(5)(6)……
支柱、(5a)……同軸ケーブル差込み接続部、 (5′)(6′)……細い支柱部分、(7)……主支持台、 (8)……計測部、(9)……同軸ケーブル、(9a)……中心導
体、(9b)……内部絶縁物、(9c)……金属編組、 (9d)……外被、(10)……単芯絶縁電線、(10a)……芯
線。
一実施例図、第4図は本考案の他の実施例を示す図であ
る。 (1)(2)……振動子、(3)(4)……収容ケース、(5)(6)……
支柱、(5a)……同軸ケーブル差込み接続部、 (5′)(6′)……細い支柱部分、(7)……主支持台、 (8)……計測部、(9)……同軸ケーブル、(9a)……中心導
体、(9b)……内部絶縁物、(9c)……金属編組、 (9d)……外被、(10)……単芯絶縁電線、(10a)……芯
線。
Claims (1)
- 【請求項1】超音波送波用振動子および受波用振動子を
対向させるように一方端に支持した各パイプ状支柱を固
定し、前記超音波送波用振動子および受波用振動子を計
測部の送受信器に接続するようにした超音波風速計用プ
ローブにおいて、前記パイプ状支柱を導電体により形成
して前記超音波送波用振動子および受波用振動子の負極
側をこのパイプ状支柱に接続し、前記計測部からこのパ
イプ状支柱の他方端までの間を同軸ケーブルで構成する
と共に、この同軸ケーブルの金属編組を前記パイプ状支
柱に接続し、かつ同軸ケーブルの中心導体を前記超音波
送波用振動子および受波用振動子の正極側に接続され前
記パイプ状支柱中を通して導出された絶縁被覆電線に接
続するようにして、前記パイプ状支柱の外径を細くし得
るようにしたことを特徴とする超音波風速計用プロー
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989007629U JPH065634Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 超音波風速計用プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989007629U JPH065634Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 超音波風速計用プローブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0299355U JPH0299355U (ja) | 1990-08-08 |
JPH065634Y2 true JPH065634Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31212801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989007629U Expired - Lifetime JPH065634Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 超音波風速計用プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065634Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929301Y2 (ja) * | 1979-04-26 | 1984-08-23 | 日本無線株式会社 | 流速計検出器吊り下げ用ケ−ブル |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1989007629U patent/JPH065634Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0299355U (ja) | 1990-08-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |