JPH03137147A - 耐水性に優れた絶縁性樹脂組成物 - Google Patents

耐水性に優れた絶縁性樹脂組成物

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JPH03137147A
JPH03137147A JP1274850A JP27485089A JPH03137147A JP H03137147 A JPH03137147 A JP H03137147A JP 1274850 A JP1274850 A JP 1274850A JP 27485089 A JP27485089 A JP 27485089A JP H03137147 A JPH03137147 A JP H03137147A
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JP
Japan
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resin composition
pts
water
ethyl acrylate
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP1274850A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Uematsu
忠之 植松
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐水性に優れた樹脂組成物に関し、更に詳しく
は、長期に亘って金属と安定した接着力を有し、遮水型
カケープルの遮水テープ用素材として有用な樹脂組成物
に関する。
(従来の技術) ゴム・プラスチック電カケープルの絶縁体に水分が侵入
すると、この水分と電界の重畳作用によって絶縁体内に
水トリーが発生し、これが原因で電カケープルの破壊が
引き起こされる。通信ケーブルの場合は、外部からの水
の侵入により絶縁体の絶縁性が低下して、混信を招くこ
とがある。
このようなことから、遮水性が要求されるポリエチレン
シース絶縁ケーブルにおいては、例えば、鉛箔のような
金属箔と接着性プラスチックフィルムをラミネートして
成る遮水テープを前記シース層の直下に接着して配置し
た遮水型カケープルが開発されている。この遮水型カケ
ープルの場合、ケーブルを浸水状態に置いても、鉛箔と
接着性プラスチクフィルムとの間では長期に亘って強固
かつ安定な接着力を保持することが重要である。
従来、このような遮水テープにおいて、金属箔とラミネ
ートされるフィルムの材料としては、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブテン、アイオノマー、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、イソプロピレンゴム、アクリロニトリ
ルブタジェンゴム、スチレンブタジェンゴムの1種また
は2種以上が用いられている。
しかしながら、これらの材料においては、金属箔との接
着力が不充分であり、しかも耐熱性も劣るという問題が
ある。
そのため、最近では、エチレン−エチルアクリレート共
重合体の酸変成物と低圧法低密度ポリエチレンとから成
る絶縁性の樹脂組成物(例えば、NUC社製のGA−0
04)が開発され、この樹脂組成物のフィルムと金属箔
をラミネートした遮水テープが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した樹脂組成物をTダイ押出法また
はインフレーション押出法などの方法で厚み10〜30
0μmのフィルムとし、このフィルムを厚み10−10
0μmの鉛箔、アルミ箔、銅箔、ステンレス箔のような
金属箔と熱圧ロールでラミネートして複合一体化したテ
ープを、70℃の温水中に長期に亘って浸漬しておくと
、金属箔と前記フィルムの間で接着力が低下するという
問題が生ずる。すなわち、上記した樹脂組成物それ自体
は、遮水テープに要求される耐水性を備えているとはい
い難い。
本発明は、上記した樹脂組成物の他の特性を損なうこと
なく、金属箔との接着力が著しく向上し、温水浸漬下に
おいても金属箔との接着力低下を招くことのない、耐水
性に優れた絶縁性樹脂組成物の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段・作用) 上記した目的を達成するために、本発明においては、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体の酸変成物と直鎖
状低密度ポリエチレンとの混合樹脂をベース樹脂とし、
前記ベース樹脂100重量部に対しカーボンブラック2
〜15重量部を配合して成ることを特徴とする耐水性に
優れた絶縁性樹脂組成物が提供される。
本発明の絶縁性樹脂組成物は、後述するベース樹脂とカ
ーボンブラックを必須成分として成る。
まず、ベース樹脂は、エチレン−エチルアクリレート共
重合体の酸変成物と直鎖状低密度ポリエチレンを混合し
て構成される。
用いるエチレン−エチルアクリレート共重合体の酸変成
物は、エチレン−エチルアクリレート共重合体に不飽和
カルボン酸をグラフト重合せしめたものであれば何であ
ってもよく、格別限定されるものではない。
エチレン−エチルアクリレート共重合体としては、その
エチルアクリレート含有量が1〜30重量%であるもの
を用いることが好ましい。エチルアクリレート含有量が
1重量%未満のものは、強度や耐熱性に優れているが、
しかし金属箔との初期接着力が著しく低下し、また30
重量%より多いものは、金属箔との初期接着力は優れて
いるが、しかしフィルム成膜ばかりでなく、強度や耐熱
性が著しく低下するからである。エチルアクリレート含
有量のとくに好ましい範囲は3〜15重量%である。
エチレン−エチルアクリレート共重合体にグラフト重合
せしめる不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル
酸、メタクリル酸のような不飽和−塩基酸:マレイン酸
、オレイン酸、無水フマール際、フマール際、イタコン
酸のような不飽和二塩基酸;をあげることができる。こ
れらはそれぞれ単独で用いてもよいし、また2種以上を
適宜に組合わせて用いてもよい。
この変成物における上記不飽和カルボン酸の存在量で示
される酸含有量は、0.05〜12重量%、好ましくは
0.5〜5重量%、とくに好ましくは0.2〜1重量%
の範囲に制御される。
酸含有量が0.05重量%未満の場合は、これをフィル
ム化して金属箔にラミネートしたとき、金属箔との接着
性は不充分であり、また12重量%を超える場合は、フ
ィルム化するときの成膜性。
フィルム表面の平滑性、均一性などが低下するからであ
る。
ベース樹脂の他の成分である直鎖状低密度ポリエチレン
は、得られた樹脂組成物のフィルム加工性の向上、耐熱
性およびに耐水性の向上に資する成分である。
用いる直鎖状低密度ポリエチレンはとくに限定されるも
のではないが、前記したエチレン−エチルアクリレート
共重合体の酸変成物と混合したときに、その酸変成物の
接着性を低下させることがなく、相溶性が良好で、しか
も得られる樹脂組成物の耐熱性やフィルム加工性を向上
せしめるようなものであることが好ましい。
この直鎖状低密度ポリエチレンの配合割合は、エチレン
−エチルアクリレート共重合体の酸変成物100重量部
に対し、50〜150重量部であることが好ましい。こ
の配合割合が上記した範囲を外れると、フィルム強度、
耐熱性が低下すると同時に、フィルム化時における成膜
性の安定性や成膜されたフィルムの巻き戻し性が劣化す
るからである。
ベース樹脂は、上記2成分を混合することによって得ら
れる。その場合の混合樹脂のメルトインデックスは、フ
ィルム加工性、耐熱性、得られるフィルムの強度などを
考慮して決定されるが、通常、0.05〜30g/分、
より好ましくは0.1〜3g/分に制御される。
本発明の難燃性樹脂組成物は、上記ベース樹脂にカーボ
ンブラックを配合して調製される。
カーボンブラックを上記ベース樹脂に配合すると、得ら
れた樹脂組成物の温水浸漬中における接着力の低下が阻
止される。この理由は解明されているわけではないが、
配合されているカーボンブラックは保水性を有するため
、遮水テープに外部から侵入してきた水分が、直接、金
属箔と上記樹脂組成物のフィルム接着の界面に浸透する
挙動が阻止され、また、カーボンブラックの一部が、金
属箔の表面における酸化皮膜の形成を阻止してその濡れ
性を小たらしめることに起因するものと考えられる。
用いるカーボンブラックはとくに限定されるものではな
いが、例えばケッチエンブラックEC(アクゾ社製カー
ボンブラックの商品名)は少量の配合でも大きい効果を
示すので好適である。もち論、アセチレンブラックやフ
ァーネスブラックなどを用いることもできる。
カーボンブラックの配合量は、ベース樹脂100重量部
に対し、2〜12重量部の範囲に設定される。配合量が
2重量部未満の場合、得られた樹脂組成物のフィルムと
金属箔をラミネートした遮水テープにおいて、両者間の
接着力向上効果は全く発現せず、また12重量部を超え
ると、フィルムが導電性を帯びはじめるからである。カ
ーボンブラックの好ましい配合量は、ベース樹脂100
重量部に対し3〜8重量部である。
なお、本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、更に、
酸化防止剤、紫外線吸収剤のような安定剤。
滑剤、無機充填剤、界面活性剤、帯電防止剤、銅害防止
剤、難燃剤1発泡剤、可塑剤などを、適量、添加配合し
てもよい。
(発明の実施例) 実施例1 エチルアクリレート含有量が9重量%であるエチレンー
二チルアクリレート共重合体のマレイン酸による酸変成
物(酸含有量0.5重量%)50重量%と低圧法低密度
ポリエチレン50重量%とを混合して混合樹脂とした。
この混合樹脂100重量部にケッチエンブラックEC(
アクゾ社製)3.0重量部を配合して、体積固有抵抗が
1011Ω−ロである絶縁性樹脂組成物を調製した。
この樹脂組成物を用いて、インフレーション法で厚みが
100μmとなるようにフィルム成形し、得られたフィ
ルムを厚みが50μmの銅箔の両面に熱ロールでラミネ
ートした。
得られたラミネートテープにおけるフィルムと鉛箔との
剥離強度を測定した。ついで、このラミネートテープを
70℃の温水中に240時浸漬したのち取り出し、同じ
くフィルムと鉛箔との剥離強度を測定した。以上の結果
を第1表に示した。
実施例2 鉛箔の代りに厚みが50μmのアルミ箔を用いたことを
除いては実施例1と同様にしてラミネートテープを製造
した。このラミネートテープについても実施例1と同様
にして剥離強度を測定した。
その結果を第1表に示した。
実施例3 ケッチエンブラックECにかえてファーネスブラック1
0重量部を配合したこと、Tダイ付押出法で厚みが50
μmのフィルムを成形したとを除いては、実施例1と同
様にしてラミネートテープを製造した。このラミネート
テープにおける剥離強度を第1表に示した。
比較例1 ケッチエンブラックECを配合せず、体積固有抵抗がx
olsΩ−■以上である混合樹脂を用いたことを除いて
は、実施例1と同様にしてラミネートテープを製造した
。このラミネートテープにおける剥離強度を第1表に示
した。
比較例2 ケッチエンブラックECの配合量が1.5重量部であっ
たことを除いては、実施例1と同様にしてラミネートテ
ープを製造した。このラミネートテープにおける剥離強
度を第1表に示した。なお、この場合のフィルムの体積
固有抵抗は1018Ω−ロであった。
比較例3 ケッチエンブラックECの配合量が20重量部であった
ことを除いては、実施例1と同様にしてラミネートテー
プを製造した。このラミネートテープにおける剥離強度
を第1表に示した。なお、この場合のフィルムは、その
体積固有抵抗が106Ω−cmと半導電性を示しており
、ラミネートテープを遮水テープとして使用することは
できなかった。
第1表 (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明の絶縁性樹脂組成
物は、それをフィルム化して金属箔とラミネートしたと
き、金属箔との初期接着強度が、従来のものに比べて著
しく大きくなり、また、温水中に長時間浸漬しておいて
も、その接着力は低下しないという効果を奏する。した
がって、本発明の樹脂組成物は、遮水型カケープルに組
込む遮水テープ用の素材として極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  エチレン−エチルアクリレート共重合体の酸変成物と
    直鎖状低密度ポリエチレンとの混合樹脂をベース樹脂と
    し、前記ベース樹脂100重量部に対しカーボンブラッ
    ク2〜15重量部を配合して成ることを特徴とする耐水
    性に優れた絶縁性樹脂組成物。
JP1274850A 1989-10-24 1989-10-24 耐水性に優れた絶縁性樹脂組成物 Pending JPH03137147A (ja)

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JP1274850A JPH03137147A (ja) 1989-10-24 1989-10-24 耐水性に優れた絶縁性樹脂組成物

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JP (1) JPH03137147A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5747563A (en) * 1995-03-20 1998-05-05 Cabot Corporation Polyethylene glycol treated carbon black and compounds thereof
JP2018073608A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 日立金属株式会社 絶縁電線

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5747563A (en) * 1995-03-20 1998-05-05 Cabot Corporation Polyethylene glycol treated carbon black and compounds thereof
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