JPH03136187A - リニアモータ機能付きカードリーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、例えば現金自動預金支払機で取扱われるキ
ャッシュカード等のカードをデータ処理するカードリー
ダに関し、さらに詳しくはカードデータ処理時の搬送性
能に富むリニアモータ機能付きカードリーダに関する。

（ロ）従来の技術 一般に、この種のカードリーダは、第３図に示すように
、搬送ローラ３１と搬送ベルト３２等を上下に対設して
カード３３の挟持搬送路３４を構成し、この駆動源に直
流モータあるいはステッピングモータ等のモータ３５を
用いてカード３３をデータ処理位置に挟持搬送している
。

この場合、カードの挟持搬送路３４を構成する搬送ロー
ラ３１、搬送ベルト３２、プーリ３６、駆動ベルト３７
等の多くの動力伝導部材３８と、モータ３５とを要して
、構成部品点数の削減に限界が生じていた。

また、第４図に示すように、カード挟持搬送路４１の搬
送途中に、データ処理機器として、例えば磁気ヘッド４
２を対設しているが、この磁気ヘッド４２と対応ローラ
４３との対向部間に磁気カド４４が突入する時、該磁気
カード４４がスリップしたり、不安定な搬送状態になる
ことがあり、このときは磁気カードのデータ処理時にカ
ードの位置対応をチエツクするカード移動量が不明とな
って、処理エラーを発生させる原因となる。

さらに、直流モータを用いた場合には、カードの移動量
を測定するのにエンコーダを必要とし、またカードリー
グ全体の大きさは、挟持搬送路を構成するモータや動力
伝導部材の缶径の大きさの関係から、小型化に限界が生
じていた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 この発明は、駆動源にリニアモータを用いて、搬送構造
の簡素化と安定搬送ならびにカードリーグの全体を小型
化できるリニアモータ機能付きカードリーダの提供を目
的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明は、取引データを備えたカードと、該カードに
記録されたカードデータを処理するデータ処理機器とを
対応させてカードデータ処理するカードリーダであって
、上記カードまたはデータ処理機器の一方を、リニアモ
ータを駆動源とする推進許容された推進体に固定し、他
方を推進体の推進ライン上で対応する位置に配設したり
ニアモータ機能付きカードリーダである。

（ホ）発明の作用 この発明によれば、カードまたはデータ処理機器の一方
が、リニアモータを駆動源として推進体と一体に推進し
、この推進過程でカードまたはデータ処理機器の他方と
対応して、所定のカードデータ処理を実行する。

（へ）発明の効果 このため、カードリーダの内部にはりニアモータを配備
するだけで、カードまたはデータ処理機器の搬送路を構
成することができ、現状のように搬送ローラ、搬送ベル
ト、プーリ、駆動ベルト等の動力伝導部材が不要となり
、部品点数を大幅に削減できる。

しかも、このリニアモータは平面対応構成の扁平化構造
であるため、カードリーダの高さを、十分に低くして小
型化することができ、さらにカードデータ処理時の移動
量は、リニアステッピングモータによって滑りのない安
定搬送が図れるため、正確に求めることができる。

（ト）実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は磁気カードをデータ処理するリニアステッピング
モータ機能付きカードリーダを示し、第１図および第２
図において、このリニアステッピングモータ機能付きカ
ードリーダ１１は、ステータとして固定設置されるステ
ータ基板１２と、ロータとして推進許容される推進板１
３と、データ処理機器としての磁気ヘッド１４とから構
成される。

上述のステータ基板１２は、長尺平板状に形成され、こ
の上面長手方向に楕円形状のステータコイル１５を一定
間隔毎に設置して、この上面長手方向に固定磁場を平面
的に形成している。

また、推進板１３は、短尺平板状に形成され、この上面
−側に磁気カード１６の一側縁を挟持固定する板バネ状
のカードストッパ１７を配設し、下面長手方向には上述
のステータコイル１５と対応する磁場構成部材（図面省
略）を平面的に配設している。

カードストッパ１７は、推進板１３の一側上面に下向き
の付勢力を持たせて逆り形状に起立突設し、この端部で
推進板１３の上面に導かれた磁気カード１６の上面を挟
持して固定するように設けている。

これら、ステータ基板１２と推進板１３とを平面対向さ
せた状態で通電することにより、推進板１３に対する推
進力が働き、該推進板１３はステータ基板１２上を一定
速度で推進動作する。

この推進板１３の上面に磁気カード１６が固定されて一
体に推進され、この磁気カード１６の磁気ストライプ１
８と対応する推進ライン上に、磁気ヘッド１４を配設し
ており、推進板１３と一体に推進動作する間に、磁気ヘ
ッド１４を介して磁気カード１６の取引データが読取り
あるいは書込み処理される。

なお、推進板１３の推進方向両側面対向位置には、図示
しない推進ガイド部材を配設し、また推進板１３の待機
位置をカードリーダのカード挿入口と対応させて設定し
、顧客がカード挿入口を介して磁気カード１６を挿入す
ることに連動して、待機位置の推進板１３上に磁気カー
ド１６を導き、カードストッパ１７で挟持固定するよう
に設定している。

このように構成されたリニアステッピングモータ機能付
きカードリーダ１１は、今、磁気カード１６がカード挿
入口に挿入されて、推進板１３上のカードストッパ１７
に搬入固定されると、この搬入操作に連動してステータ
基板１２に通電してリニア駆動を実行する。これにより
、推進板１３は磁気カード１６と一体にデータ処理方向
に一定速度で前進し、この前進過程で磁気カード１６の
磁気ストライプ１８が磁気ヘッド１４と接触対応して、
磁気カード１６に記録された有価情報等の取引データが
読取りあるいは書込み処理される。

このとき、磁気カード１６は、ステータ基板１２と推進
板１３とのリニア駆動によって水平方向に安定して搬送
され、磁気ヘッド１４に円滑に接触対応して、精度のよ
いカードデータ処理がなされる。そして、データ処理後
は元の待機位置に後退して、次のカード処理に備えられ
る。

上述のように、カードリーダの内部にリニアステッピン
グモータを配備するだけで、磁気カードの搬送路を構成
することができ、現状のように搬送ローラ、搬送ベルト
、プーリ、駆動ベルト等の動力伝導部材が不要となり、
部品点数を大幅に削減でき、しかもこのリニアステッピ
ングモータは平面対応構成の扁平化構造であるため、カ
ードリーダの高さを、十分に低くして小型化することが
できる他、カードデータ処理時の移動量は、リニアステ
ッピングモータによって滑りのない安定搬送が図れるた
め、正確に求めることができ、この結果、常に精度の良
い安定したカードデータ処理が得られる。

この発明と、上述の一実施例の構成との対応において、 この発明のりニアモータ機能付きカードリーダは、実施
例のリニアステッピングモータ機能付きカードリーダ１
１に対応し、以下同様に、搬送体は、推進板工３に対応
し、 データ処理機器は、磁気ヘッド１４に対応し、カードは
、磁気カード１６に対応するも、この発明は、上述の実
施例の構成のみに限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図はりニアモータ機能付きカードリーダの要部斜視
図、 第２図はりニアモータ機能付きカードリーダの側面図、 第３図および第４図は従来のカードリーダを示す説明図
である。 １１・・・リニアステッピングモータ機能付きカードリ
ーダ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）取引データを備えたカードと、該カードに記録さ
   れたカードデータを処理するデータ処理機器とを対応さ
   せてカードデータ処理するカードリーダであって、 上記カードまたはデータ処理機器の一方を、リニアモー
   タを駆動源とする推進許容された推進体に固定し、他方
   を推進体の推進ライン上で対応する位置に配設した リニアモータ機能付きカードリーダ。