JPH03136057A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPH03136057A
JPH03136057A JP27544389A JP27544389A JPH03136057A JP H03136057 A JPH03136057 A JP H03136057A JP 27544389 A JP27544389 A JP 27544389A JP 27544389 A JP27544389 A JP 27544389A JP H03136057 A JPH03136057 A JP H03136057A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なジスチリル化合物を含有する感光層を有
する感光体に関する。
従来の技術 一般に電子写真においては、感光体の感光層表面に帯電
、露光を行なって静電潜像を形成し、これを現像剤で現
像して可視化させ、その可視像をそのまま直接感光体上
に定着させて複写像を得る直接方式、また感光体上の可
視像を紙などの転写材上に転写し、その転写像を定着さ
せて複写像を得る粉像転写方式あるいは感光体上の静電
潜像を転写紙上に転写し、転写紙上の静電潜像を現像、
定着する潜像転写方式等が知られている。
この種の電子写真法に使用される感光体の感光層を構成
する材料として、従来よりセレン、硫化カドミウム、酸
化亜鉛等の無機光導電性材料が知られている。
これらの光導電性材料は数多くの利点、例えば暗所で電
荷の散逸が少ないこと、あるいは光照射によって速に電
荷を散逸できることなどの利点を持っている反面、各種
の欠点を持っている。例えば、セレン系感光体では、製
造する条件が難しく、製造コストが高く、また熱や機械
的な衝撃に弱いため取り扱いに注意を要する。硫化カド
ミウム系感光体や酸化亜鉛感光体では、多湿の環境下で
安定した感度が得られない点や、増感剤として添加した
色素がコロナ帯電による帯電劣化や露光による光退色を
生じるため、長期に渡って安定した特性を与えることが
できないという欠点を有している。
一方、ポリビニルカルバゾールをはじめとする各種の有
機光導電性ポリマーが提案されてきたが、これらのポリ
マーは、前述の無機系光導電性材料に比べ、成膜性、軽
量性などの点で優れているが、未だ充分な感度、耐久性
および環境変化による安定性の点で無機系光導電材料に
比べ劣っている。
また低分子量の有機光導電性化合物は、併用する結着材
の種類、1ti成此等を選択することにより、被膜の物
性あるいは電子写真特性を制御することができる点では
好ましいものであるが、結着材と併用されるため、結着
材に対する高い相溶性が要求される。
これらの高分子量および低分子量の有機光導電性化合物
を結着材樹脂中に分散させた感光体は、キャリアのトラ
ップが多いため残留電位が大きく、感度が低い等の欠点
を有する。そのため光導電性化合物に電荷輸送材料を配
合して前記欠点を解決することが提案されている。
また、光導電性機能の電荷発生機能と電荷輸送機能とを
それぞれ別個の物質に分担させるようにした機能分離を
感光体が提案されている。このような機能分離型感光体
において、電荷輸送層に使用される電荷輸送材料として
は多くの有機化合物が挙げられているが実際には種々問
題点がある。
例えば、米国特許第3.189.447号公報に記載さ
れている2、5−ビス(P−ジエチルアミノフェニル)
1.3.4−オキサジアゾールは、結着材に対する相溶
性が低く、結晶が析出しやすい。米国特許第3.820
.989号公報に記載されているジアリールアルカン誘
導体は結着材に対する相溶性は良好であるが、繰り返し
使用した場合に感度変化が生じる。また特開昭54−5
9143号公報に記載されているヒゾラゾン化合物は、
残留電位特性は比較的良好であるが、帯電能、繰り返し
特性が劣るという欠点を有する。
このように感光体を作製する上で実用的に好ましい特性
を有する低分子量の有機化合物はほとんど無いのが実状
である。
なお、電荷輸送能に優れた化合物として、ジスチリル化
合物が、特開昭60−175052号公報、特開昭62
−120346号公報に開示されているが、本願が開示
しようとする化合物と化学構造が全く異なる。
本発明の目的は、結着材に対する相溶性及び電荷輸送能
に優れたジスチリル化合物を含有し、高感度で帯電能に
優れ、繰り返し使用しt;場合の疲労劣化が少なく、電
子写真特性の安定している感光体を提供することを目的
とする。
発明が解決しようとする課題 本発明は以上の事実に鑑みて成されたもので、その目的
とするところは静電特性全般に優れ、特に感度に優れた
感光体を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は一般式[11で示されるジスチリル化合物を含
有する感光層を導電性支持体上に設けた感光体に関する
; 一般式 一般式[1]中、ArいAr3はそれぞれフェニルまた
はナフチル等のアリール基、チオフェン、ジオキサイン
ダンまたはベンゾチアゾール等の複素環式基を表し、そ
れらの基は、アルキル、アルコキン、ヒドロキシまたは
ジ置換アミノ基等の置換基を有していてもよい。
R3、Ar4はそれぞれ、メチル等の低級アルキル基、
ベンジル等のアラルキル基、またはフェニル等のアリー
ル基を表し、それらの基は、アルキル、アルコキシ等の
置換基を有していてもよい。
R,、R1はそ1、ぞれ水素、メチル等のアルキル基、
ベンジル等のアラルギル基、または塩素等のハロゲン原
子を表す。
R,、R,はそれぞれ水素、メチル等のアルキル基、ベ
ンジル等のアラルキル基またはフェニル等のアリール基
を表す。
一般式[I]で表されるジスチリル化合物は、窒素原子
を中心に非対称という構造的特徴を有しており、樹脂へ
の溶解性、感度、繰り返し特性等の感光体特性に良好な
結果をもたらす。
本発明の一般式[1]で表されるジスチリル化合物の好
ましい具体例としては例えば次の構造式を有するものが
あげられるが、これらに限定されるものではない。
しtI3 [35] C2H。
[421 [38] [43J [391 本発明の一般式[1]で示される化合物は、通常の方法
により容易に合成することができる。
すなわち、−船蔵[nlで表わされるケトン化合物と [式中、Arl、R1−R1は[I]と同意義]下記一
般式〔■〕: Ar。
\ HX / Ar3 1式中、Xは−P・←R@)3Yθで表わされるトリア
ルキル又はトリアリールホスホニウム基、又はP O(
ORy)zで表わされるジアルキル又はジアリール亜リ
ン酸基を表わす(式中Yは)\ロゲン原子、R6、R2
はそれぞれアルキル基又はアリール基)1 で表わされるリン化合物を縮合させることにより合成す
ることができる。
また、−船蔵[I]で表わされる化合物は、−船蔵[r
V]および一般式[V]で表わされる化合物を縮合させ
ても合成することができる。
A r + −CH! X       [IV ][
式中、Arl、Ar、、Ars、R1−R1、R3、R
4、R1は[11と同意義、Xは[DI]と同意義]。
上記方法における反応溶媒としては、例えば炭化水素、
アルコール類、エーテル類が良好で、メタノール、エタ
ノール、インブロバノーノ呟ブタノール、2−メトキシ
エタノール、1.2−ジメトキシエタン、ビス(2−メ
トキシエチル)エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、トルエン、キシレンジメチルスルホキシド、N、
N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、l
、3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどが挙げられ
る。中でも極性溶媒、例えばN、N−ジメチルホルムア
ミド及びジメチルスルホキシドが好適である。
縮合剤としては苛性ソーダ、苛性カリ、ナトリウムアミ
ド、水素ナトリウム及びナトリウムメチラート、カリウ
ム−ter−ブトキシドなどのアルコラードが用いられ
る。
反応温度は約り℃〜約100°Cまで広範囲に選択する
ことが出来る。好ましくはlO°C〜約80℃である。
本発明の感光体は前記一般式[IFで表されるジスチリ
ル化合物を1種または2種以上含有する感光層を有する
各種の形態の感光体は知られているが、本発明の感光体
はそのいずれの感光体で有ってもよい。
たとえば、支持体上に電荷発生材料と、ジスチリル化合
物を樹脂バインダーに分散させて成る感光層を設けた単
層感光体や、支持体上に電荷発生材料を主成分とする電
荷発生層を設け、その上に電荷輸送層を設けた所謂積層
感光体等がある。本発明のジスチリル化合物は光導電性
物質であるが、電荷輸送材として作用し、光を吸収する
ことにより発生した電荷担体を、極めて効率よく輸送す
ることができる。
単層型感光体を作製するためには、電荷発生材料の微粒
子を樹脂溶液もしくは、電荷輸送化合物と樹脂を溶解し
た溶液中に分散せしめ、これを導電性支持体上に塗布乾
燥すればよい。この時の感光層の厚さは3〜30μm1
好ましくは5〜20μmがよい。使用する電荷発生材料
の量が少な過ぎると感度が悪く、多過ぎると帯電性が悪
くなったり、感光層の機械的強度が弱くなったりし、感
光層中に占める割合は樹脂1重量部に対し、て0゜01
〜2重量部、好ましくは、0.2〜1.2重量部の範囲
がよい。
積層型感光体を作製するには、導電性支持体上に電荷発
生材料を真空蒸着するか、あるいは、アミン等の溶媒に
溶解せしめて塗布するか、顔料を適当な溶剤もしくは必
要があればバインダー樹脂中を溶解させた溶液中に分散
させて作製した塗布液を塗布乾燥した後、その上に電荷
輸送材料およびバインダーを含む溶液を塗布乾燥して得
られる。
真空蒸着する場合は、例えば無金属フタロシアニン、チ
タニル7タロシアニン、アルミクロロフタロシアニンな
どのフタロシアニン類が用いられる。
また、分散させる場合は、例えばビスアゾ顔料などが用
いられる。このときの電荷発生層の厚みは4μm以下、
好ましくは2μm以下がよく、電荷輸送層の厚みは3〜
30μm1好ましくは5〜20μmがよい。
電荷輸送層中の電荷輸送材料の割合はバインダー樹脂1
重量部に対して0.2〜2重量部、好ましくは、0.3
〜1.3重量部である。
本発明の感光体はバインダー樹脂とともに、ノ10ゲン
化パラフィン、ポリ塩化ビフェニル、ジメチルナフタレ
ン、ジブチルフタレート、〇−ターフェニルなどの可塑
剤やクロラニル、テトラシアノエチレン、2.4.7−
1−リニトロフルオレノン、5.6−ジシアツベンゾキ
ノン、テトラシアノキノジメタン、テトラクロル無水フ
タル酸、3.5ジニトロ安息香酸等の電子吸引性増感剤
、メチルバイオレット、ローダミンB1シアニン染料、
ピリリウム塩、チアピリリウム塩等の増感剤を使用して
もよい。また、酸化防止剤や紫外線吸収剤、分散助剤、
沈降防止剤、レベリング剤等も適宜使用してもよい。本
発明のジスチリル化合物にヒドラゾン等の他の電荷輸送
材を併用してもよい。
本発明において使用される電気絶縁性のバインダー樹脂
としては、電気絶縁性であるそれ自体公知の熱可塑性樹
脂あるいは熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂や光導電性樹脂
等の結着剤を使用できる。
適当な結着剤樹脂の例は、これに限定されるものではな
いが、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリ
ル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、イオン架橋オレフ
ィン共重合体(アイオノマー)、スチレン−ブタジェン
ブロック共重合体、ポリカーボネイト、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、セルロースエステル、ポリイミド、
スチロール樹脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ウレ
タン樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン
樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、熱硬化アクリル
樹脂等の熱硬化性樹脂;光硬化性樹脂;ポリビニルカル
バゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン
、ポリビニルビロール等の光導電性樹脂である。
これらは単独で、または組合せて使用することができる
これら電気絶縁性樹脂は単独で測定してlXl01zΩ
・cm以上の体積抵抗を有することが望ましい。
電荷発生材料としては、ビスアゾ系顔料、トリアリール
メタン系染料、チアジン系染料、オキサジン系染料、キ
サンチン系染料、シアニン系色素、スチリル系色素、ビ
リリウム系染料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、イ
ンジゴ系顔料、ペリレン系顔料、多環キノン系顔料、ビ
スベンズイミダゾール系顔料、インダスロン系顔料、ス
クアリウム塩基顔料、アズレン系色素、フタロシアニン
系顔料等の有機物質や、セレン、セレン・テルル、セレ
ン・砒素などのセレン合金、硫化カドミウム、セレン化
カドミウム、酸化亜鉛、アモルファスシリコン等の無機
物質が挙げられる。これ以外でも、光を吸収し極めて高
い確率で電荷担体を発生する材料であれば、いずれの材
料であっても使用することができる。
本発明の感光体に用いられる導電性支持体としては、銅
、アルミニウム、銀、鉄、ニッケル等の金属の箔ないし
は板をシート状又はドラム状にしたものが使用され、あ
るいはこれらの金属を、プラスチックフィルム等に真空
蒸着、無電解メツキしたもの、あるいは導電性ポリマー
、酸化インジウム、酸化錫等の導電性化合物の層を同じ
く紙あるいはプラスチックフィルムなどの支持体上に塗
布もしくは蒸着によって設けられたものが用いられる。
本発明のジスチリル化合物を用いた感光体の構成例を第
1図から第5図に模式的に示す。
第1図は、基体(1)上に光導電性材料(3)と電荷輸
送材料(2)を結着剤に配合した感光層(4)が形成さ
れた感光体であり、電荷輸送材料として本発明のジスチ
リル化合物が用いられている。
第2図は、感光層として電荷発生層(6)と、電荷輸送
層(5)を有する機能分離型感光体であり、電荷発生層
(6)の表面に電荷輸送層(5)が形成されている。
電荷輸送層(5)中に本発明のジスチリル化合物が配合
されている。
第3図は、第2図と同様に電荷発生層(6)と、電荷輸
送層(5)を有する機能分離型感光体であるが、第2図
とは逆に電荷輸送層(5)の表面に電荷発生層(6)が
形成されている。
第4図は、第1図の感光体の表面にさらに表面保護層(
7)を設けたものであり、感光層(4)は電荷発生層(
6)と、電荷輸送層(5)を有する機能分離型感光体で
あってもよい。
第5図は、基体(1)と感光層(4)の間に中間層(8
)を設けたものであり、中間層(8)は接着性の改良、
塗工性の向上、基体の保護、基体からの感光層への電荷
注入性改善のために設けることができる。
中間層に用いられる材料としては、ポリイミド、ポリア
ミド、ニトロセルロース、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアルコール、酸化アルミニウムなどが適当で、ま
た膜厚は1μm以下が望ましい。
表面保護層に用いられる材料としては、アクリル樹脂、
ポリアリール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹
脂などのポリマーをそのまま、または酸化スズや酸化イ
ンジウムなどの低抵抗化合物を分散させたものなどが適
当である。
また、有機プラズマ重合膜も使用できる。該有機プラズ
マ重合膜は、必要に応じて適宜酸素、窒素、ハロゲン、
周期律表の第3族、第5族原子を含んでいてもよい。
また表面保護層の膜厚は、5μm以下が望ましい。
化合物[8]の合成 下記式: で表されるアルデヒド化合物4.039と下記式;で表
されるホスホネー)3.049をジメチルホルムアルデ
ヒド40n+ffに溶解し、5℃に冷却しながら、ジメ
チルホルムアミド20+n+2にカリウム−Ler−ブ
トキシド1.68sを含む懸濁液を滴下した。
その後、室温で4時間撹拌した後、80℃で2時間反応
させ、反応を完結させた。
得られI;混合物を氷水500mff中に加え、希塩酸
で中和し、約30分後、析出した結晶を濾過した。濾過
生成物を水で洗浄し、ベンゼンに溶解させ、シリカゲル
カラムクロマトで分離精製した。
流出物のベンゼンを留去後、アセトニトリルから再結晶
して、2.9g(収率52%)の淡黄白色結晶を得た。
mp、  63−64°C 元素分析の結果は以下の通りである。(C42H3SN
をして) 以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、実施例中の
「部」とあるのは、特に断らない限り「重量部」を表す
ものとする。
実施例1 下記−船蔵[A]で表されるビスアゾ化合物(以下、余
白) 0.45部、ポリエステル樹脂(バイロン200東洋紡
績社製)0.45部をシクロへキサノン50部とともに
サンドミルにより分散させた。得られたビスアゾ化合物
の分散物を厚さ100μmのアルミ化マイラー上にフィ
ルムアプリケータを用いて、乾燥膜厚が0.3g/m”
となる様に塗布した後乾燥させた。
このようにして得られた電荷発生層の上にビスチリル化
合物[2]50部およびポリカーボネイト樹脂(パンラ
イ)K−1300,音大化成社製)50部を1.4ジオ
キサン400部に溶解した溶液を乾燥膜厚が16μmに
なるように塗布し、乾燥させて電荷輸送層を形成した。
このようにして、2層からなる感光層を有する電子写真
感光体が得られた。
こうして得られた感光体を市販の電子写真複写機(EP
−450Z:ミノルタカメラ社製)を用い、−6Kvで
コロナ帯電させ、初期表面電位VO(V)、初期電位を
1/2にするために要した露光量E。
/ 2(1ux−sec)、1秒間暗中に放置したとき
の初期電位の減衰率DDR,(%)を測定した。
実施例2〜4 実施例1と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施例
1で用いたジスチリル化合物[2]の代りにジスチリル
化合物[3]、[4]、[5]を各々用いる感光体を作
製した。
こうして得られた感光体について1、実施例1と同様の
方法でVo、E、/2、DDR,を測定した。
実施例5 下記−船蔵[B]で表されるビスアゾ化合物[B] 0.45部、ポリスチレン樹脂(分子量40000)0
.45部をシクロへキサノン50部とともにサンドミル
により分散させた。
得られたビスアゾ化合物の分散物を厚さ100μmのア
ルミ化マイラー上にフィルムアプリケーターを用いて、
乾燥膜厚が0.3a/m”となる様に塗布した後乾燥さ
せた。
このようにして得られた電荷発生層の上にジスチリル化
合物[6]50部およびボリアリレート樹脂(U−10
0:ユニチカ社製)50部を1.4ジオキサン400部
に溶解した溶液を乾燥膜厚が20μmになるように塗布
し、乾燥させて電荷輸送層を形成しt;。
このようにして、2層からなる感光層を有する電子写真
感光体を作製した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法でvo、E1/2、DDR,を測定した。
実施例6〜8 実施例5と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施例
5で用いたジスチリル化合物[6]の代りにジスチリル
化合物〔7]、[8]、[9]を各々用いる感光体を作
製した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法でvo、E1/6、DDR,を測定した。
実施例9 下記−船蔵[C)で表される多環キノン系顔料0.45
部、ポリカーボネート樹脂(パンライトに−1300:
音大化成社製)0.45部をジクロルエタン50部とと
もにサンドミルにより分散させた。
得られた多環キノン系顔料の分散物を厚さ100μmの
アルミ化マイラー上にフィルムアプリケーターを用いて
、乾燥膜厚が0.49/i’となる様に塗布した後乾燥
させた。このようにして得られた電荷発生層の上にジス
チリル化合物[10]60部およびボリアリレート樹脂
(U−100:ユニチカ社製)50部を1.4ジオキサ
ン400部に溶解した溶液を乾燥膜厚が18μmになる
ように塗布し、乾燥させて電荷輸送層を形成した。
このようにして、2層からなる感光層を有する電子写真
感光体を作製した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法でVo、E1/1、DDR,を測定した。
実施例1O〜11 実施例9と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施例
9で用いたジスチリル化合物[101の代りにジスチリ
ル化合物[111、[12]を各々用いる感光体を作製
した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法でVo、E1/!、DDR,を測定した。
実施例12 下記−船蔵[DIで表されるペリレン系顔料[DI 0.45部、ブチラール樹脂(BX−1:漬水化学工業
社製)0.45部をジクロルエタン50部とともにサン
ドミルにより分散させた。
得られたペリレン系顔料の分散物を厚さ100μmのア
ルミ化マイラー上にフィルムアプリケーターを用いて、
乾燥膜厚が0.4y/m”となる様に塗布した後乾燥さ
せた。このようにして得られた電荷発生層の上にジスチ
リル化合物[13150部およびポリカーボネート樹脂
(P C−Z :三菱ガス化学社製)50部を1.4ジ
オキサン400部に溶解した溶液を乾燥膜厚が18μm
になるように塗布し、電荷輸送層を形成した。
このようにして、2層からなる感光層を有する電子写真
感光体を作製した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法でVo、E1/6、DDR,を測定した。
実施例13〜14 実施例12と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例12で用いたジスチリル化合物[13]の代りにジス
チリル化合物[17L [20]を各々用いる感光体を
作製した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法でV。SE+/*、DDR,を測定した。
実施例15 チタニルフタロシアニン0.45部、ブチラール樹脂(
BX−1:漬水化学工業社製)0.45部をジクロルエ
タン50部とともにサンドミルにより分散させた。
得られたフタロシアニン顔料の分散物を厚さ100μm
のアルミ化マイラー上にフィルムアプリケーターを用い
て、乾燥膜厚が0.39部m”となる様に塗布した後乾
燥させた。このようにして得られた電荷発生層の上にジ
スチリル化合物[21,]50部およびポリカーボネー
ト樹脂(P C−Z :三菱ガス化学社製)50部を1
.4ジオキサン400部に溶解した溶液を乾燥膜厚が1
8μmになるように塗布し、電荷輸送層を形成した。
このようにして、2層からなる感光層を有する電子写真
感光体を作製した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法で■。、E1/2、DDR,を測定した。
実施例16〜17 実施例15と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例15で用いたジスチリル化合物[21]の代りにジス
チリル化合物[23]、[25]を各々用いる感光体を
作製した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法でVo、E l/ !、DDR,を測定した。
実施例18 銅フタロシアニン50部とテトラニトロ銅フタロシアニ
ン0.2部を98%濃硫酸500部に充分撹拌しながら
溶解させ、これを水5000部にあけ、銅フタロシアニ
ンとテトラニトロ銅フタロシアニンの光導電性材料組成
物を析出させt;後、濾過、水洗し、減圧下120℃で
乾燥した。
こうして得られた光導電性組成物10部を熱硬化性アク
リル樹脂(アクリティクA405:大日本インク社製)
22.5m、メラミン樹脂(スーパーベッカミンJ82
07大日本インク社製)7.5部、前述したジスチリル
化合物[28]15部を、メチルエチルケトンとキシレ
ンを同量に混合した混合溶剤100部とともにボールミ
ルボットに入れて48時間分散して感光性塗液を調整し
、この塗液をアルミニウム基体上に塗布、乾燥して厚さ
約15μmの感光層を形成させ感光体を作製した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法、但しコロナ帯電を+6Kvで行なって■。、E1/
2、DDR,を測定した。
実施例19〜21 実施例18と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例18で用いたジスチリル化合物[281の代りにジス
チリル化合物【291、[32]、[33]を各々用い
る感光体を作製した。
こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法でVo、El/!、DDR,を測定した。
比較例1〜4 実施例18と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例I8で用いたジスチリル化合物の代りに下記化合物[
E]、[F]、[G]、[H]を各々用いる以外は実施
例15と全く同様にして感光体を作製した。
比較例5〜7 実施例18と同様の方法で同一の構成のもの、但し実施
例18で用いたジスチリル化合物[28]の代りに下記
ジスチリル化合物[11、[J]、[KJ。
を各々用いる以外は実施例18と全く同様にして感光体
を作製した。
[F] [H] こうして得られた感光体について、実施例1と同様の方
法でVo、E l/ x、DDR,を測定した。
なお、[E]および[G]の化合物は溶解性が悪いため
感光体作製時に一部結晶が析出した。
[KJ こうして得られた感光体について、実施例15と同様の
方法でvo、E1/2、DDR,を測定した。
なお、[1]および[K]の化合物は溶解性が悪いため
感光体作製時に一部結晶が析出した。
実施例1〜21比較例1〜7で得られた感光体ノv0、
E、/2、DDRlの測定結果を第1表にまとめて示す
(以下、余白) 表 ■ 表 1(続き) 第1表かられかるように、本発明の感光体は積層型でも
単層型でも電荷保持能が充分あり、暗減衰率も感光体と
しては充分使用可能な程度に小さく、また、感度におい
ても優れていることがデーターより明らかである。
更に、市販の電子写真複写機(ミノルタカメラ社製EP
−3502)による正帯電時の繰り返し実写テストを実
施例18の感光体において行なったが、1000枚のコ
ピーを行なっても、初期、最終画像において階調性が優
れ、感度変化が無く、鮮明な画像が得られ、本発明の感
光体は繰り返し特性も安定していることがわかる。
発明の効果 本発明は感光体に有用な光導電性化合物を提供した。
本発明の光導電性化合物はスチリル化合物であり、特に
電荷輸送材料として有用である。
本発明のスチリル化合物を有する感光体は、感度、電荷
輸送性、初期表面電位、暗減衰率等の感光体特性に優れ
、繰り返し使用に対する光疲労も少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明に係わる感光体の模式図であっ
て、第1図、第4図、第5図は導電性支持体上に感光層
を積層してなる分散型感光体の構造を示し、第2図、第
3図は導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層を積層
してなる機能分離型感光体の構造を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性支持体上に、下記一般式[ I ]で示される
    ジスチリル化合物を含有する感光層を有する感光体: ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] [式中、Ar_1、Ar_3は置換基を有してもよいア
    リール基又は複素環式基;R_3、Ar_4は置換基を
    有してもよいアルキル基、アラルキル基又はアリール基
    を表わす:R_2、R_4は水素、アルキル基、アルコ
    キシ基、ハロゲン原子を表わす; R_1、R_5は水素、アルキル基、アラルキル基又は
    アリール基を表わす。]
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233745A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0193746A (ja) * 1987-10-05 1989-04-12 Konica Corp 電子写真感光体

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