JPH03134119A - シャフトのレーザ焼き入れ方法 - Google Patents

シャフトのレーザ焼き入れ方法

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JPH03134119A
JPH03134119A JP1272685A JP27268589A JPH03134119A JP H03134119 A JPH03134119 A JP H03134119A JP 1272685 A JP1272685 A JP 1272685A JP 27268589 A JP27268589 A JP 27268589A JP H03134119 A JPH03134119 A JP H03134119A
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JP
Japan
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laser beam
shaft
different step
hardening
laser
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JP1272685A
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Tatsuya Hagi
萩 達也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シャフトのレーザ焼き入れ方法に関し、シャ
フト段差部をレーザビーム吸収剤を塗布しないで斜め上
方向からレーザ焼き入れを施すためのシャフトのレーザ
焼き入れに関するものである。
[従来技術1 従来、ねじり曲げなどの大きな負荷がかがるシャ7Fの
段差部のレーザ焼き入れ方法としては、例えば 1)特
開昭63−118015号公報のようにレンズで紋った
19272分布のシングルモードビームをその光軸とシ
ャフト軸線のなす角度で45”〜70°の範囲で入射さ
せ、同時にシャフトを回転させて段差部の表面を加熱後
、自然空冷により焼き入れが施された。また、 2)特
開昭63−7327号公報のようにレーザヘッド先端部
に取り付けられたミラーにレーザビームを反射させて所
望の段差部に照射する方法が考えられた。
[発明が解決しようとする課運1 しかしながら、上記 1)の処理ではシャフト狭溝部の
底のように入射角度を70°以上にしないとレーザビー
ムが届かず焼き入れが不十分になったり全く不可能にな
る。場合がありうる。
また、上記2)ではミラーを取り付ける治具を完成させ
なければならず費用ががかり、段差部の形状やサイズが
変わればその都度治具を改造しなければならない。
さらに、上記 1)および 2)の方法では普通し−ザ
ビームの吸収をよ(するために黒化処理を行なう、焼き
入れ後にこの黒化被膜を除去する際、レーザビームの熱
で焼き付いているため困難な場合があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的はレーザビーム吸収性をよくするた
めの黒化処理を省く為、段差部側面に対し50” ≦θ
く90°の入射角度でレーザビームを照射し、側面を硬
化させ、かつ側面部焼き入れに寄与した余熱と側面から
の反射光を利用して段差部のコーナ部分を焼き入れるこ
とである。
[課題を解決するための手段1 この目的を達成するために本発明のシャフト焼き入れ方
法は、シャフト側面に対し50≦θ〈90°の入射角度
で直線偏光のレーザビームを照射する。
[作用1 上記の構成を有する本発明においては、特に直線偏光の
レーザビームを利用して焼き入れを行う。
この直線偏光においては入射面に平行な電界ベクトルを
もつP偏光と入射面に垂直な電界ベクトルをもつS偏光
とから成りP偏光はS偏光に比べすべての入射角度にお
いて反射率が低く、50°≦θく90°の範囲で反射率
が大きく減少し、特にブリュースター角と呼ばれる85
°近傍で約20%と最小になる。
従来のレーザ焼き入れ加工では被照射金属表面にはビー
ム吸収性を良くするために黒化処理を施したが、上記性
質を利用し、シャフト段差部の側面にプリニースター角
でレーザビームを入射し焼きを入れ、そのときの予熱と
反射ビームを使ってコーナ部や底面部を焼き入れできる
[実施例1 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
vJ1図において、被加工物であるシャフト1を回転さ
せ、すぐに段差部4にレーザビーム2を照射する。段差
部4は段差部の側面59段差部の底面6.コーナ部7に
分けて考える。第2図において、レーザビーム2を側面
5に50°≦θ<90°の入射角度8で照射すると、レ
ーザビーム2のエネルギーは大部分側面5で吸収さべ、
焼き入れされる。そしてその余熱によるCO2レーザの
吸収率増加(第7図)と一部反射されたレーザビーム2
による加熱により、底面6とコーナ部7も焼きが入る。
このとき入射レーザビーム2の断面形が円形の場合、こ
れを仮にAビーム9と称すると、tjfJ3図(a)に
示すように側面に当たったときビーム照射跡10は縦長
な楕円形となり焼き入れ面積をかせぐためtl&3図の
ような硬化組織部11を示す。
ここで側面5に対するレーザビーム2照射位置を、下方
向にずらせば第3図(b)のように硬化させたい箇所を
選ぶことができ、コーナ部7を深く、底面6を浅く焼き
入れできる。逆に上方向にずらせば第3図(c)のよう
に側面5だけを焼き入れできる。
一方、上記のように照射位置を変えるだけでなく入射レ
ーザビーム2の断面形を適当な光学系を用い、第3図(
d)のようにAビーム9より平偏なりビーム、第3図(
e)のようなさらに平偏なCビームに変形することによ
っても硬化組織部11を変えることができるので段差部
4に要求される耐摩耗度や疲労強度に応じて最適な方法
を選」ζことができる。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、レーザビームはシャフト段差部側面に対し急な入射角
度で照射することで、レーザビーム吸収性を良くするた
めの黒化処理を施さなくても黒化処理をして焼き入れた
時と同時に段差部の側面部、コーナ部、さらに底面部の
一箇所以上、またはすべてを同時に焼き入れることがで
き、かつ面倒な光学系治具や装置を必要とせず、また焼
き入れ後の黒化処理剤を除去する手間を省くことができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第午図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第1図はシャフトの斜視図であり、第2図は
シャフトの側面部であり、第3図はシャフトの軸方向か
ら見た段差部と焼き入れ部の縦断面図であり、第4図は
従来のシャフトのレーザ焼き入れ方法を説明するだめの
斜視図であり、第5図は同じく側面図であり、第6図は
同じく焼き入れ部の縦断面図であり、第7図は鉄のCo
2レーザ光吸収率の温度依存性を示す図である。 1・・・シャフト、2・・・レーザビーム、3・・・回
転方向、4・・・段差部、5・・・側面、6・・・底面
、7・・・フーナ部、8・・・入射角度、9・・・Aビ
ーム、10・・・ビーム照射跡、11・・・硬化組織部
、12・・・Bビーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、シャフト段差部をレーザ焼き入れする際、レーザビ
    ーム吸収剤を照射部に全く塗布しないでビーム入射角度
    が50゜≦θ<90゜の範囲で前記段付シャフト側面に
    レーザビームを照射し、その反射光及び予熱を利用して
    コーナ部の焼入れをすることを特徴とするシャフトのレ
    ーザ焼き入れ方法。
JP1272685A 1989-10-19 1989-10-19 シャフトのレーザ焼き入れ方法 Expired - Lifetime JP2861123B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640049A (ja) * 1992-03-02 1994-02-15 Seikosha Co Ltd 印字ワイヤのロウ付け構造およびそのロウ付け方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0640049A (ja) * 1992-03-02 1994-02-15 Seikosha Co Ltd 印字ワイヤのロウ付け構造およびそのロウ付け方法

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