JPH04210417A - レーザ焼入れ方法 - Google Patents

レーザ焼入れ方法

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Publication number
JPH04210417A
JPH04210417A JP2401506A JP40150690A JPH04210417A JP H04210417 A JPH04210417 A JP H04210417A JP 2401506 A JP2401506 A JP 2401506A JP 40150690 A JP40150690 A JP 40150690A JP H04210417 A JPH04210417 A JP H04210417A
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JP
Japan
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angle
laser beam
laser
workpiece
inclination
Prior art date
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Pending
Application number
JP2401506A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Sakamoto
坂 元 宏 規
Hidenobu Matsuyama
松 山 秀 信
Kimihiro Shibata
柴 田 公 博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Priority to DE4139841A priority patent/DE4139841A1/de
Publication of JPH04210417A publication Critical patent/JPH04210417A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/06Surface hardening
    • C21D1/09Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、被加工物表面を焼入れ
してその特性を改善するのに利用されるレーザ焼入れ方
法に関するものである。 [0002) 【従来の技術】一般に、レーザ加工の対象となる金属材
料は、レーザ光の吸収率が低いため、従来から、照射し
たレーザ光のエネルギを如何に効率よく被加工物に伝達
 Jし、被加工物の温度を上昇させるかが大きな課題と
なっている。 [0003]レーザ焼入れにおいても例外ではなく、被
加工物表面でのレーザ光の吸収率を改善するために、−
′般に、表面に吸収材を塗布するなどの前処理を施した
後、レーザ光を照射する等の方法が埋られているが−1
レーザ光2の入射角度、Sは被加工物水平面である。 [0010F図4に示すように、微視的に見たどきJ)
被加工物表面形状は、ランダムな凹凸になっているため
、レーザ光2の吸収率が最大になる入射角度θは、理論
値よりも若モ低めの79度付近であることが実験かられ
がっている。 [00111
【発明が解決しようとする課題]しかしなから、この、
ような従来のレーザ焼入れ方法においては、入射光に対
して被加工物を90度近くまで傾けて設置する必要があ
るため、わずかな被加工物の位置ずれによってレーザ光
の照射位置が大きくずれてしまい、ビームの位置ずれを
生じるという欠点があった。 [001,2]また、同様の原因から、わずかな被加工
物の傾斜角度のずれによって、被加工物表面におけるビ
ーム形状が大きく変化するとともにパワー密度も変化し
てしまい、照射条件を一定に保つのが困難で、安定した
加工を行うことができないという欠点があった。 [00]、、 31 したがって、これらビームの位置
ずれやビーム形状の変化によるパワー密度の変化などと
いった欠点を解決することが課題となっていた。 [00141 【発明の目的]本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたもので、レーザ光の最適入射角度が従来
よりも低い角度になり、角度のずれの許容範囲ができる
だけ大きくなるようにして、前述した従妻のケミをgi
l決の方法では、吸収材の塗布および除去の工程を必要
とす[0004]一方、レーザ光の吸収率は、被加工物
に対する入射角度に依存しており、各材料およびレーザ
光の波長に固有のブリュースタ角において吸収率が最大
値を持つことが知られている。 [00051これは、ブリュースタ効果とよばれるもの
で、この効果を利用することにより、表面に吸収材の被
覆を施すことなく、レーザ光の吸収率の向上を図ること
が可能である。 [00061図5は、著しく平滑な平面をもつ鉄系材料
に対する炭酸ガスレーザ光の吸収率の入射角度依存性を
示したもので、実線がP偏光で入射した場合、破線がS
偏光で入射した場合の炭酸ガスレーザ光の吸収率である
。 [00071図5に示すように、P偏光で入射した場合
、入射角度85度付近で吸収率の最大値を持ち、その値
は真上から入射したときの10倍以上であることがわか
る。 [00081図3は、ブリュースタ効果を利用して鉄系
材料にレーザ焼入れを行っているようすを示しており、
図4は、図3の要部拡大図である。 [00091両図において、符号1は被加工物である鉄
系材料試験片、2はレーザ光、3は焼入れ硬化部、θは
することにより、安定したレーザ焼入わを行うことが可
[00151 30【課題を解決するための手段]本発明に係わるレー
ザ焼入れ方法は、直線偏光をもつレーザ光をP偏光の向
きにして入射角度が60度以上となる角度で被加工物に
照射するレーザ焼入れ方法において、被加工物表面に、
被加工物水平面に対する傾斜角度が8〜12度である傾
斜面と28〜36度である傾斜面を持ち且つ高さが8〜
30μmの三角形の山をピッチ50〜270μmで形成
し、レーザ光を傾斜角度の大きい方の傾斜面の方向から
被加工物水平面に対する入射角度が65〜70度となる
角度で被加工物に照射する構成としたことを特徴として
い語 る。 [00161本発明に係わるレーザ焼入れ方法において
、被加工物表面に形成する三角形の山の傾斜面の傾斜角
度を上記の範囲に規定したのは、上記値よりも傾斜角度
が小さいと得られる効果が小さくなり、また、上記値よ
りも大きいとレーザ光の当たらない影になる部分の割合
が大きくなり、吸収率の低下を招くためである。 [0017]他方、山の高さの下限を8μrnとしたの
は、これよりも小さいとレーザ光の回折効果の作用で従
来のレーザ焼入れ方法との明確な差が得がたくなるため
5θ であり、上限を30μmとしたのは、こねよりも
大きいと表面用、さが人きくな−ってし、よい、レーリ
2焼入ね後に後加工を必要とするようになるためである
。 [00181さらに、ピッチの範囲は山の高ざと傾斜面
の角度とを規定することによって上記の範囲に決まる。 [0019] 【発明の作用】本発明に係わるレーザ焼入れ方法は、上
記した構成となっているので、レーザ光の最適入射角度
が従来よりも低い角度になり、角度のずれの許容範囲が
、より大きなものとなるので、ビームの位置ずれやビー
ム形状の変化によるパワー密度の変化などといった不具
合が低減して、1ノ−ザ焼入れが安定したものになる。 [0020]
【実施例】以下、本発明に係わるレーザ焼入れ方法の実
施例を図面に基づいて説明する。 [00211図1は、ブリュースタ効果を利用して鉄系
材料にレーザ焼入れを行−〕ているようすを示した図3
に本発明を適用した場合の要部を拡大した図であり、従
来の図4に相当するものであって、図・1と同様に、符
号1は被加工物である鉄系材料試験片、2はレーザ光、
θはレーザ光2の入射角度、Sは被加工物水平面である
。 [0022]図1は、レーザ光2の入射角度0を70度
に設定した場合を例示するものであって、図1における
符号4は被加工物水平面Sに対して10度の傾斜角度で
ザ光2の照射速度は1.0m/minである。 [0027]図2より明らかなように、本発明方法では
、従来方法に比べて最適照射角度が約13度低くなって
いるうえに、より大きな硬化層深さが得らtまた。また
、有効な硬化j→深さが得られる入射角度の範囲も従来
方法の1.5倍以上に広かった。 [0028]
【発明の効果】以上説明(2,できたように、本発明に
よれば、被加工物表面に、被加工物水平面に対する傾斜
角度1θ が8〜12度である傾斜面と28〜:36度
である傾斜向を持ち且つ高さが8〜30Izmの三角形
の山をピッチ50〜270μmで形成し、レーザ光を傾
斜角変の大きい方の傾斜面の方向から液加■物水平面に
対する入射角度が65〜70度となる角度て披加]L物
に照射する構成としたため、レーザ光の最適入射角度を
従来よりも低い角度にすることができ、その結果、被加
工物表面でのビームの位置ずれやビーム形状の変化によ
るパワー密度の変化を大幅に低減することができ、安定
したレーザ焼入れを行うことが可能になるという著しく
優れた効果がもだX らされる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるレーザ焼入れ方法の−・実施例を
示した説明図である。 形成された傾斜面であり、5は被加工物水平面Sに対し
て30度の傾斜角度で形成された傾斜面である。 [0023Nこの実施例に示すように、被加工物水平面
Sに対してレーザ光2の入射角度θを70度に設定し、
傾斜角度の大きい方の傾斜面5の方向からレーザ光2を
照射した場合、被加工物水平面Sに対して10度の傾き
を持って形成された傾斜面4に対する実際の入射角度は
80度になり、30度の傾きをもって形成された傾斜面
5に対する実際の入射角度は40度になる。 [0024]この結果、傾斜面5でのレーザ光2の吸収
率は低いものとなるが、傾斜面4ではレーザ光2の吸収
率が高い入射角度で照射することとなるので、合計では
従来方法と同等かそれ以−1−の吸収率をより低いレー
ザ光2の入射角度θで得ることができるようになる。 [00253図2は、本発明によるレーザ焼入t1方法
および従来からのレーザ焼入れ方法で低炭素鋼に焼入れ
を行ったときの入射角度と硬化層深さとの関係を例示し
たものであり、実線が本発明方法によるものであると共
に破線か従来方法によるものである。 [00261この場合、レーザ出力は1.850W、レ
ー【図2]本発明によるレーザ焼入れ方法および従来の
l/−ザ焼入れ方法で焼入れを行−つだときのレーザ光
の入射角度と硬化層深さとの関係を示したグラフである
。 【図3】ブリュースタ効果を利用して鉄系材料にI/−
ザ焼入れを行っているようすを示した説明である。 【図4】図3の要部を示した従来の拡大図である。 3θ 【図5】著しく平滑な平面をもつ鉄系材料に対す
る炭酸ガスレーザ光の吸収率の入射角度依存性を示した
説明図である。 【符号の説明】 1 被加工物 2 レーザ光 3 焼入れ硬化層 4 被加工物水平面に対して8〜12度の傾斜角度で形
成された傾斜面、 5 被加工物水平向に対して32〜36度の傾斜角度で
4θ 形成された傾斜面 6 三角形の山 θ 被加工物水平面に対する1、・−ザ光の入射角度、
S 被加工物水平面 【図1】 【図3】 (4)               特開平4−21
041.7【図2】 入射角度(度) 【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線偏光をもつレーザ光をP偏光の向きに
    して入射角度が60度以上となる角度で被加工物に照射
    するレーザ焼入れ方法において、被加工物表面に、被加
    工物水平面に対する傾斜角度が8〜12度である傾斜面
    と28〜36度である傾斜面を持ち且つ高さが8〜30
    μmの三角形の山をピッチ50〜270μmで形成し、
    レーザ光を傾斜角度の大きい方の傾斜面の方向から被加
    工物水平面に対する入射角度が65〜70度となる角度
    で被加工物に照射することを特徴とするレーザ焼入れ方
    法。
JP2401506A 1990-12-12 1990-12-12 レーザ焼入れ方法 Pending JPH04210417A (ja)

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DE4139841A DE4139841A1 (de) 1990-12-12 1991-12-03 Verfahren zur laser-umwandlungshaertung

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