JPH03131748A - スラグ中の酸素活量測定方法及びその装置並びに該装置に用いる消耗型ルツボ - Google Patents

スラグ中の酸素活量測定方法及びその装置並びに該装置に用いる消耗型ルツボ

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JPH03131748A
JPH03131748A JP1271033A JP27103389A JPH03131748A JP H03131748 A JPH03131748 A JP H03131748A JP 1271033 A JP1271033 A JP 1271033A JP 27103389 A JP27103389 A JP 27103389A JP H03131748 A JPH03131748 A JP H03131748A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は製鉄過程において生成される溶銑スラグや溶鋼
スラグ中の酸素活量を高精度に測定することができるス
ラグ中の酸素活量の測定方法と該方法を具体化した測定
装置並びに当該装置に用いる消耗型ルツボに関する。
〔従来の技術] 従来、溶銑スラグや溶鋼スラグ中の酸素活量の測定方法
としては、例えば、標準極物質を内装した一端閉管型の
固体電解質の外表面に白金製の対照極を密着状態で巻回
若しくは外被して酸素濃淡電池を構成し、該酸素濃淡電
池をプローブ先端に埋設固定するとともに、このプロー
ブを操業中の転炉や取鍋中の溶鋼上層に存在する溶融ス
ラグ層内に直接位置づけてスラグ中の酸素活量を測定せ
んとするものがある。
〔f唄が解決しようとする課題] しかしながら、スラグ表面は激しく流動していることか
ら、検出部である酸素濃淡電池を確実にスラグ中に位置
づけることが困難であり、その為測定成功率が低いとい
う問題があり、又、検出部が長時間高温下に曝される為
に強固な耐熱材が必要となり、その為プローブが太く且
つ重くなって取り扱いが困難となる問題がある。又、前
記形態の酸素濃淡電池を作るには固体電解質表面に白金
を密着させなければならないが、固体電解質は測定中に
スラグ熱によって焼き締まる為、常に密着状態を維持す
ることは困難であり、固体電解質と対照極との密着性不
良が発生し、その結果、測定誤差が生ずるおそれがあっ
た。加えて、測定に際しては製鉄工程の進行を停止させ
る必要があるが実際問題として長時間製鉄工程を止める
ことはできず、この為、プローブ形式の酸素測定装置は
実炉では使用できない。
本発明はかかる現況に鑑みてなされたものであり、スラ
グ中の酸素活量の高精度な測定が可能であり、しかも取
り扱いも極めて容易なスラグ中の酸素活量測定方法と該
方法を具体化した酸素活量測定装置を提供せんとするも
のである。
〔課題を解決する為の手段〕
発明者は、本発明を完成するにあたり、スラグ中の酸素
活量を直接測定するのではなく、該スラグと接触したと
きに酸素活量が平衡する特定金属をillして、これを
スラグとともに同一容器内に収容し、この特定金属中の
酸素活量を測定することでスラグ中の酸素活量を間接的
に測定することを着想した。そして、この着想を具体化
させたことにより固体電解質表面への対照極の密接配置
を不要となし、固体電解質と対照極との密着性不良に起
因して発生する問題も解決したものである。
第1発明である酸素活量測定方法の要旨は、不活性雰囲
気下において鉄と合金を作らないとともに酸化物を生成
しにくい金属であって且つスラグより比重の重い特定金
属を測定対象であるスラグと共に鉄ルツボ内で溶解させ
、標準極を内装した一端閉管型の固体電解質を前記特定
金属内に浸漬するとともに特定金属に対照極を接触させ
て特定金属を介して電気的閉回路を形成し、特定金属の
酸素活量を測定することでスラグ中の酸素活量を測定し
てなることを特゛徴としている。
又、上記測定方法を具体化した第2発明であるスラグ中
の酸素活量測定装置は、不活性ガスを充満させた溶解炉
内に配置された鉄ルツボ内に特定金属とスラグを収容し
、標準極を内装した固体電解質をスラグ中に浸漬させる
とともに鉄ルツボを対照極となして、鉄ルツボと前記標
準極との間の起電力を測定することを特徴としている。
鉄ルツボ内のスラグ及び特定金属を溶解させる為の溶解
炉としては抵抗炉や高周波誘導炉を用いることも可能で
あるが高速加熱の観点から集光式輻射炉を用いることが
望まれる。
又、鉄ルツボの保持方法としては支持台に載置したり、
鉄ルツボを昇降可能に吊り下げたりすることも可能であ
る。そして載置方式とした場合は支持台に導電性のもの
を用いて該支持台に鉄ルツボからの導出用リードとして
の機能を兼用させ、又、鉄ルツボを吊り下げ方式とした
場合は、吊り金具は鉄ルツボから取り外し可能な構成と
なして、該吊り金具に鉄ルツボからの導出用リードとし
ての機能を負わせてもよい。
又、鉄ルツボ内に収容する特定金属は測定時に入れるの
ではなく、予め鉄ルツボの内面に溶解固化させておき、
測定の都度、新しいものを提供してもよい。
〔作用〕
本願発明装置を用いたスラグ中の酸素活量の測定は次の
ようにしで行われる。
先ず不活性雰囲気下で鉄と合金を作らず且つ酸化物も生
成しに(い金属、即ち特定金属を鉄ルツボ内に凝固状態
で収納し、この上に測定すべきスラグを投入する。
次いでこの鉄ルツボを不活性ガスを充満させた溶解炉内
に収納して鉄ルツボを加熱し、スラグ及び特定金属を溶
融させる。
続いて標準極を内装した一端閉管型の固体電解質を溶融
状態となったスラグ層を通過させて特定金属内に浸漬さ
せ、特定金属中の酸素活量を測定することによってスラ
グ中の酸素活量を測定するものである。
特定金属は鉄と合金を作らず且つ酸化物も生成しないの
でスラグと特定金属中の酸素活量はスラグ中の酸素活量
と平衡しており、特定金属中の酸素活量と相関関係を有
している。したがって特定金属中の酸素活量からスラグ
中の酸素活量を推定することは可能である。しかも特定
金属は絶縁物であるスラグと違って導電性を有するから
標準極と対照極を兼ねた鉄ルツボ間には電気的閉回路が
形成されるので特定金属中の酸素活量は標準極と鉄ルツ
ボ間の起電力を測定することによって知ることができる
そして、溶解炉の熱源として集光式輻射炉を用いた場合
は、高速溶解が可能であり、酸素活量の測定に要する時
間を大幅に短縮でき、又、鉄ルツボの保持方法として鉄
ルツボを昇降可能に吊り下げた場合は、鉄ルツボのセツ
ティングや取り出しを固体電解質と共に上方から行うこ
とができる。
更に、鉄ルツボと別体構成した吊り下げ金具や支持台と
して導電性のものを用いたときには、これらに鉄ルツボ
からの導出用リードとしての機能を兼用させることがで
きるので、鉄ルツボに対して起電力導出用の接続端子を
別途膜−ける必要がなくなる。
そして、特定金属を予め鉄ルツボの内面に溶解固化させ
て消耗型鉄ルツボを構成したときには、測定時にその都
度特定金属を収容する手間が不要となるとともに、−度
使用した鉄ルツボは廃棄されるので、反復使用するとき
のように鉄ルツボ内に前回のスラグが残存することもな
(、精度の高い測定が可能となる。
〔実施例〕
次に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明する
。第1図は本発明にかかる酸素活量測定装置の構造を示
す簡略断面説明図である。
図中1はアルミナ、ムライト若しくは石英等の耐熱性素
材からなる反応管であり、該反応管lは溶解炉内の熱源
である炉体2の中心に位置づけられている。嬉解炉とし
ては集光型輻射炉、高周波誘導炉及び抵抗炉等を用いる
ことが可能であるが、特に集光型輻射炉を用いることが
好ましい。集光型輻射炉は温度制御が容易であり、且つ
昇温に要する時間も短く、しかも強加熱ができるので短
時間でスラグを溶解できる利点がある。
反応管lは底板3と天M4によって上下を密封されてお
り、底板2には窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガス
を反応管1内部に流入させる為のガス流入孔5が開設さ
れ、他方天蓋には反応管内部の不活性ガスを排出する為
のガス排出孔6が開設されている。
図中7は鉄ルツボを載置する為の支持台であり、該支持
台7の内部には測温素子8がその感温部9を支持台内面
における上端面に接触させた状態で配置されている。又
、該測温素子8の下端は底板3を貫通して反応管外部に
導出され、測温素子8から導出されたリード線10.1
0は測温用計器11に接続されている。
図中12として示したものは前記支持台7の上に接触状
態で載置された鉄ルツボである。該鉄ルツボ12の中に
は測定対象であるスラグSと特定金属Mとが収容されて
いる。特定金属としては不活性雰囲気下において鉄と合
金を作らないとともに酸化物を生成しにくく、且つスラ
グSよりも比重の大きい金属であれば任意のものが採用
され、例えばこれら条件に合致するものとしては銀や銅
等が存在するが、本実施例では銀を用いている。
スラグS及び特定金属Mは溶解炉の熱によって溶解され
るが、溶融状態となった特定金属中Mには標準極(図示
せず)が内装された一端閉管型の固体電解質13が浸漬
される。固体電解質13から導出された標準極側リード
14は反応管lの天蓋4を貫通して反応管外部に導き出
され、他方、鉄ルツボ12と電気的に導通している支持
台7からは底板3を貫通してリード線15が反応管外部
に導出されて対照極側リードとされ、該対照極側リード
と前記標準極側リードとの間に酸素濃淡電池を構成して
いる。そして対照極側リードと標準極側リードとの間に
は酸素濃淡電池から発生する起電力を測定する為の計器
1Gを取付けている。
このような構成の酸素活量測定装置は第2図に示す如く
周辺装置を配置して全体装置を構成した上で使用される
。即ち、図中Aとして示したものが前述した各構成部材
のうち反応管1及び炉体2を収容した溶解炉であり、該
溶解炉Aの上方には固体電解質13を昇降させる為の昇
降装置Bが配置されている。又、図中Cとして示すもの
は昇降装置Bを制御する昇降装置操作盤である。溶解炉
内に配置された反応管内への不活性ガスの供給は溶解炉
外部に設置された不活性ガスポンベDを用いて行ない、
且つ炉内温度をはじめとする炉内環境の制御は炉操作盤
Eによって行っている。又、測温素子及び酸素濃淡電池
から出力される起電力は計器類を内蔵した演算処理部F
に入力されて演算処理される。
このようにして構成された酸素活量測定装置を使用する
には次のようにする。
先ず、鉄ルツボ内に転炉や取鍋から採取したスラグを特
定金属とともに収容する。このとき特定金属は凝固状態
であるがスラグは凝固状態であっても又、溶融状態であ
ってもよい。しかしながら、測定時間を短縮する観点か
らは溶融状態のスラグを用いることが好ましいのは言う
までもない。
次いでこの鉄ルツボ12を反応管内に収容するのである
が、この収納は底板3を取り外して支持台7を取り出し
、該支持台7の上に鉄ルツボ12を接触状態で載置した
後、鉄ルツボ12を載置した支持台7を反応管下方から
挿入することによって行う。
このようにして鉄ルツボ12が反応管内に配置されたな
らば、ガス注入孔5から不活性ガスを注入して反応管内
に不活性ガスを充満させ、その後溶解炉を作動させて反
応管内部の急速加熱を行ないスラグS及び特定金属Mを
溶融させる。特定金属Mは急速加熱することが好ましい
が、特に溶解炉として集光型輻射炉を用いたときには昇
温は極めて急速に行うことができ、しかも高周波誘導炉
のように計器類に対してノイズを与える心配もない。
スラグS及び特定金属Mが溶解したならば固体電解質1
3を鉄ルツボ上方から降下させスラグ層を通過させた後
、先端部を特定金属中に浸漬させる。
この状態では固体電解質13及び特定金属Mを間に挾ん
で標準極と対照極である鉄ルツボとの間に酸素濃淡電池
が形成され、この酸素濃淡電池により発生する起電力は
標準極側リードと対照極側り一ド間に接続された計H1
6によって測定される。又、スラグS及び特定金属Mの
温度は支持台7に内装された測温素子8によって常時測
温されて測温用計器11に指示され、これら両値に基づ
いて演算処理することによって特定金属中の酸素活量が
算出される。そして特定金属としては鉄と合金を作らな
いとともに酸化物の生成も極めて少ないものを用いてい
るから特定金属中の酸素活量はスラグ中の酸素活量とは
平衡することとなり、相互の酸素活量には相関関係が成
立するから、前記手法により算出された特定金属中の酸
素活量値に基づいてスラグ中の酸素活量を求めることが
できるのである。
酸素活量の測定が終われば反応管内の不活性ガスはガス
排出孔6から排気され、その後、鉄ルツボ12を反応管
下部から取り出して測定を終了する。
溶解炉として集光型輻射炉を用いたときには反応管内温
度を短時間で昇温させることができるので反応管に鉄ル
ツボを収容してから鉄ル・ンボを取り出す迄に要する時
間は1〜15分程度であり、酸素活量の測定は極めて迅
速に行うことができる。
尚、本装置の測定精度を維持する為には、スラグの代わ
りに校正用物質を入れて定期的に計器を校正する必要が
あるが、本装置では校正物質として、酸化第一鉄の単体
、若しくは酸化第一鉄とアルカリ土類金属のハロゲン化
物及び/又はアルカリ金属のハロゲン化物との混合物を
用いた。しかしながら校正用物質としては一定の酸素活
量を示すものであれば他のものを用いることも勿論可能
である。
第1図中で示した鉄ルツボ12及び支持台7は支持台7
の平坦な載置面で接触する構造となっていたが、鉄ルツ
ボ及び支持台の形状は他のものであってもよく、例えば
第3図(イ)に示す如く、鉄ルツボ12aの底面と支持
台7aの載置面の形状を波型の凹凸形状として、保持を
確実化するとともに電気的接触を確実化することも好ま
しい。又、第3図(ロ)に示すように下面をテーパー形
状となした鉄ルツボ12bと、円筒状であって上端縁が
テーパー状に形成された支持台7bとを組合わすことも
可能である。
第4図として示したものは、鉄ルツボ12cを吊り下げ
方式となし支持台を排除した場合であり、鉄ルツボ12
cの開口側外周に係止フランジ17を形成し、天蓋4c
から垂下させた複数本のアーム状の吊り金具1日によっ
て鉄ルツボ12cを吊り下げた場合である。鉄ルツボ1
2cと吊り金具18の係合構造は他のものであってもよ
く鉄ルツボ12c及び吊り金具18の形状も係合構造に
即して適宜選択される。
このように鉄ルツボ12cを吊り下げ方式とすれば、天
i4cを上動させるだけで鉄ルツボ12cと固体電解質
13を反応管外部に取り出すことができるので、第1図
で示した実施例のように鉄ルツボは反応管下部から取り
出し且つ固体電解質は反応管上部から取り出すといった
手間が不要となり、取り出し作業やセツティング作業が
大幅に簡略化する。
又、鉄ルツボの他の態様として、鉄ルツボ内面に予め銀
等の特定金属を溶解固化させて消耗型鉄ルツボを作成し
、各測定毎に新しい消耗型鉄ルツボを使用することも可
能である。このようにすれば、測定する際にその都度、
鉄ルツボ内に特定金属を収容する手間がなくなる上に、
鉄ルツボ内に測定対象であるスラグ以外のスラグ、例え
ば前回測定したスラグが残存することもないので酸素活
量の測定はより高精度なものとなる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明のスラグ中の酸素活量測定方法及び
その装置は、測定対象であるスラグと酸素活量が平衡す
る特定金属を選択してこれをスラグと共に鉄ルツボ内に
収容し、特定金属中の酸素活量を測定することでスラグ
中の酸素活量を推定することとしたから、特定金属を介
して標準極側リードと対照極側リード間に形成された酸
素濃淡電池の発生起電力を測定することによってスラグ
中の酸素活量を測定することができる。そして、固体電
解質は特定金属中に浸漬状態で位置づけられるから特定
金属と固体電解質との接触は完全であり、しかも鉄ルツ
ボを対照極としているから特定金属と対照極との接触も
完全なものとすることができ、精度の高い測定が可能と
なる。
又、溶解炉として集光弐輻射炉を用いた場合は高速加熱
が容易である上に温度制御も容易であるから、測定時間
を大幅に短縮でき、しがも、裔周波誘導炉のように測定
機器に対してノイズを与えることもない。
又、鉄ルツボを吊り下げ方式としたときには、鉄ルツボ
の取り出しと固体電解質の取り出しをともに反応管の上
方から行うことが可能となり、セツティング作業や取り
出し作業が大幅に容易化する。
更に、吊り下げ方式としたときには吊り金具を対照極側
リードとなすことができ、又、支持台への載置方式とし
たときには支持台を対照極側り−ドとなすことができる
ので、別途導出用リードを設ける必要がなくなり装置構
成が単純化できる。
又、鉄ルツボ内に予め特定金属を溶融固化した消耗型鉄
ルツボを作成したときには、測定の都度、特定金属を鉄
ルツボ内に収容する必要がな(なり、特定金属を入れる
手間や特定金属の入れ忘れをなくすことができる上に、
鉄ルツボは各測定において常に新しいものを用いること
となるから、測定対象であるスラグに測定対象外のスラ
グが混入することもなくせるのである。
1゜
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるスラグ中の酸素活量測定装置の
一実施例を示す簡略断面説明図、第2図は本装置及び周
辺装置の校正を示す説明図、第3図(イ)、(ロ)は鉄
ルツボと支持台の他の実施例を、示す説明図、第4図は
吊り下げ方式を採用した本発明装置の他の実施例である
。 A:溶解炉、    B:昇降装置、 C:昇降装置操作盤、D:不活性ガスボンへ、E:炉操
作盤、   F:演算処理部、Sニスラグ、    M
:特定金属、 1:反応管、    2:炉体、 3:底板、     4:天蓋、 5:ガス流入孔、  6:ガス排出孔、7.7a、7b
  :支持台、 8:測温素子、9:感温部、    
 IO:リード線、11:測温用計器、 12、12a、 12b、 12c :鉄ルツボ、13
:固体電解質、  14:標準極側リード、15:リー
ド線、    16:計器、17:係止フランジ、 18:吊り金具。 第 Z 図 第 図 (ロ) (イ)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)不活性雰囲気下において鉄と合金を作らないととも
    に酸化物を生成しにくい金属であって且つスラグより比
    重の重い特定金属を測定対象であるスラグと共に鉄ルツ
    ボ内で溶解させ、標準極を内装した一端閉管型の固体電
    解質を前記特定金属内に浸漬するとともに特定金属に対
    照極を接触させて特定金属を介して電気的閉回路を形成
    し、特定金属の酸素活量を測定することでスラグ中の酸
    素活量を測定してなるスラグ中の酸素活量測定方法。 2)不活性ガスを充満させた溶解炉内に鉄ルツボが収容
    され、該鉄ルツボ内には不活性雰囲気下において合金を
    作らないとともに酸化物を生成しにくい金属であって且
    つスラグよりも比重の重い特定金属が測定対象であるス
    ラグとともに溶融状態で収容され、前記特定金属内には
    標準極を内装した一端閉管型の固体電解質が浸漬され、
    対照極を兼ねた鉄ルツボと標準極間の起電力を測定して
    なるスラグ中の酸素活量測定装置。 3)溶解炉として集光式輻射炉を用いてなる前記特許請
    求の範囲第2項記載のスラグ中の酸素活量測定装置。 4)鉄ルツボ及び固体電解質は溶解炉内に昇降可能に吊
    り下げてなる前記特許請求の範囲第2項又は第3項記載
    のスラグ中の酸素活量測定装置。 5)鉄ルツボの下部に導電性の支持台を設け、該支持台
    を対照極を兼ねた鉄ルツボからの導出用リードとして用
    いてなる前記特許請求の範囲第2項、第3項又は第4項
    記載のスラグ中の酸素活量測定装置。 6)鉄ルツボを取り外し可能な吊り金具で吊下し、該吊
    り金具を対照極を兼ねた鉄ルツボからの導出用リードと
    して用いてなる前記特許請求の範囲第2項、第3項又は
    第4項記載のスラグ中の酸素活量測定装置。 7)鉄ルツボ内にスラグとともに収容する特定金属とし
    て銀を用いてなる前記特許請求の範囲第2項、第3項、
    第4項、第5項又は第6項記載のスラグ中の酸素活量測
    定装置。 8)酸素活量の測定精度を校正する為の物質として酸化
    第一鉄の単体、若しくは酸化第一鉄とアルカリ土類金属
    のハロゲン化物及び/又はアルカリ金属のハロゲン化物
    との混合物を用いてなる前記特許請求の範囲第2項、第
    3項、第4項、第5項、第6項又は第7項記載のスラグ
    中の酸素活量測定装置。 9)鉄ルツボ内面に、鉄と合金を作らないとともに酸化
    物を生成しにくい金属であって且つスラグより比重の重
    い特定金属を予め溶解固化させてなるスラグ中の酸素活
    量測定装置に用いる消耗型ルツボ。
JP1271033A 1989-10-17 1989-10-17 スラグ中の酸素活量測定方法及びその装置並びに該装置に用いる消耗型ルツボ Expired - Lifetime JPH0715449B2 (ja)

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