JPS6215445A - 溶融金属の迅速分析法及び装置 - Google Patents

溶融金属の迅速分析法及び装置

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JPS6215445A
JPS6215445A JP15502085A JP15502085A JPS6215445A JP S6215445 A JPS6215445 A JP S6215445A JP 15502085 A JP15502085 A JP 15502085A JP 15502085 A JP15502085 A JP 15502085A JP S6215445 A JPS6215445 A JP S6215445A
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ビクトル アントノビチ ホルミヤンスキ
ジユリ ドミトリエビチ テユビン
バレリイ フエドロビチ ベルデイシエフ
アレクサンドル ペトロビチ ブチネフ
ボリス ゲオルギエビチ テイミンスキ
ブラデイミル モイセエビチ ロゼンベルグ
バレンテイン ミハイロビチ ポポフ
オルガ スタニスラボブナ セルグニナ
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GNI PI SPLAVOV TSVET METALL
GOSU N ISUSUREDO PUROEKUTONII
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GNI PI SPLAVOV TSVET METALL
GOSU N ISUSUREDO PUROEKUTONII
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱計測器による物質の研究法及び装置に関し、
特に溶融金属の迅速分析法及びそれに適合した装置に関
する。
本発明は鉄金属及び非鉄金属の両方の合金の溶融製錬の
間に溶融物組成を補正するのに使用できる。
〔従来の技術〕
被分析溶融金属の試料を採取し、晶出の間の不均一な熱
除去及び被分析溶融金属試料の高温部分及び低温部分の
冷却によυ試料中に温度勾配を生起させ、そして被分析
溶融金属試料と基準物質との間で作られる熱起電力の信
号を測定することによる溶融金属の迅速分析法は当業界
で公知である( Izves目ja vyshykh 
uchebnykh zavedenij。
Charnajametallurglja lA71
1980 +Metallurglja  Publl
mherm  の180〜183頁に記載されたKag
anov V、 Yu、 r B11nov O,M、
+5upin M、S、の報文「熱起電力法による鋼中
炭素含量の調節について」を参照のこと)。
この方法において温度勾配の生起は、被分析溶融金属試
料の連続した温度変化の際の該試料の高温部分及び低温
部分の全体としての差異に起因する異なった冷却速度の
結果としてなされる。
上記方法によって溶融金属を迅速に分析する装置であっ
て、容量の異なった2つの連通した容器からなる被分析
溶融金属試料採取手段、大きな容量の容器及び小さな容
量の容器のそれぞれの内側に位置した主比較電極及び追
加の比較電極、並びにその主比較電極及び追加の比較電
極に連結した計測器を含む迅速分析装置も当業界で公知
である(上記文献を参照のこと)。この装置においては
、被分析溶融金属試料採取手段である2つの容器は一平
面内に位置している。
しかしながら、この従来技術の方法及び装置では、被分
析溶融金属試料の連続した温度変化の際の該試料の高温
部分及び低温部分の異なる冷却速度の結果としての温度
勾配の生起は測定手順をかなシ複絹にする。この測定手
順の間に三種の可変値、即ち主比較電極の温度、追加の
比較電極の温度、及びそれらの間の熱起電力は同時に固
定され、このことは溶融金属試料の分析速度を遅くする
更にその上に、この方法及び対応する装置においては、
試料の高温部分及び低温部分の温度差は、被分析溶融物
試料採取手段である容器の冷却条件のわずかな差異に起
因して比較的低く、これにより試料分析の精度が低くな
る。
この方法及び対応する装置では、試料の高温部分及び低
温部分の冷却速度は外部条件に依存して変化し、試料ご
とに等しく再現することはできず、それで試料分析の精
度が低くなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は溶融金属の迅速分析法であって、溶融金属試料
の分析が一層の高速と正確さを特色とする態様で温度勾
配の生起を確実にする迅速分析法を提供することにある
。本発明は上記の方法を実施するための溶融金属の迅速
分析装置であって、被分析溶融金属試料の採取手段が前
記のような設計を有しており、また主比較電極及び追加
の比較電極が溶融金属試料の一層の高速及び一層高い正
確さを可能にするような物質で作られている迅速分析装
置を提供することにもある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は、被分析溶融金属試料を採取し、晶出の
間の不均一な熱除去及び被分析溶融金属試料の高温部分
及び低温部分の冷却により試料中に温度勾配を生起させ
、そして被分析溶融金属試料と基準物質との間で作られ
る熱起電力の信号を測定することによる溶融金属の迅速
分析法において、本発明によれば、温度勾配の生起を、
被分析溶融金属試料の高温部分の温度を晶出温度に固定
し、同時にその低温部分を冷却することによって生じさ
せることによって達成される。
本発明による方法では、被分析溶融金属試料の低温部分
の冷却と同時にその高温部分を恒温加熱することが望ま
しい。
本発明の目的は、本発明に従う方法によって溶融金属を
迅速に分析する装置であって、容量の異なる2つの連絡
した容器からなる被分析溶融金−試料採取手段、大きな
容量の容器及び小さな容量の容器のそれぞれの内側に位
置した主比較電極及び追加の比較電極、並びにその主比
較電極及び追加の比較電極に連結した計測器を含む装置
において、本発明によれば被分析溶融金属試料採取手段
の大きな容量の容器はその底に開口を持つ基本スリーブ
として形造られておシ、一方その小さな容量の容器はそ
の基本スリーブと共軸で設けられておシ、主比較電極及
び追加の比較電極は被分析金属の熱起電力の値に匹敵す
る熱起電力を有する物質で作るべ酋であり、一方主比較
電極の末端面は基本スリーブの中間に位置することによ
っても達成される。
本発明による装置では、被分析溶融金属試料採取手段の
基本スリーブの容量は小さい容量の容器の容量よシも少
なくとも2倍大きいことが望ましい。
本発明による装置では、開口が被分析溶融金属試料採取
手段の基本スリーブの側壁に設けられていることが望ま
しい。
本発明による装置では、主比較電極が基本スリーブの側
壁の開口を通り抜けていることも望ましい。
本発明による装置では、被分析溶融金属試料採取手段の
小さな容量の容器が基本スリーブの下方に位置した補助
スリーブとして形造られていることが適切である。
本発明による装置では、追加の比較電極が基本スリーブ
を通り抜けて補助スリーブ中に入っていることも望まし
い。
本発明による装置が基本スリーブ中に位置した熱電極を
追加して含んでおり、月つ剖測器として主比較電極、追
加の比較電極及び熱電極が連結されている二座標自記電
位差計が使用されていることが有用である。
本発明による装置が電気絶縁チューブを追加して含んで
おり、それらのチューブ中に主比較電極及び追加の比較
電極がそれぞれ挿入されていることも望ましい。
本発明による装置が更に1個の電気絶縁チェーブを追加
して含んでおり、そのチューブ中に熱電極が挿入されて
いることも有用である。
本発明による装置では、被分析溶融金属試料採取手段が
補足スリー!を追加して含んでおり、この補足スリーブ
の内部で補助スリーブが、補助スリーブの外面と補足ス
リーブの内面との間に冷却液用の空洞が形成されるよう
に配置されていることが合理的である。
本発明による装置では、追加の比較電極とじて被分析溶
融金属試料採取手段の補足スリーブが用いられ、その補
助スリーブ及び補足スリーブが金属製であることが有用
である。
本発明による装置では、被分析溶融金属試料採取手段の
小さい容量の容器は円筒形シェル中に閉じ込められた漏
斗の形状に作られており、それでその漏斗の外面と円筒
形シェルの内面とは冷却液用の空洞を形成しており)且
つその漏斗の広幅の部分が基本スリーブ上に位置してお
り)その漏斗及び円筒形シェルは金属製であり、基本ス
リーブの底の開口は被分析溶融金属試料の装入に役立つ
ことが好ましい。
本発明による装置では、追加の比較電極として漏斗を持
つ円筒形シェルを用いることが有益である。
本発明による装置では、被分析溶融金属試料採取手段の
補助スリーブが耐火物製であゐことも望ましい。
達成すべき目的によれば、本発明による装置で被分析金
属の熱起電力の値と郷しい値の熱起電力を持つ主比較電
極及び追加の比較電極の材料として、被分析金属の化学
組成に相当する化学組成を持つ材料を用いることが好ま
しい。
本発明による装置では、熱電極が主比較電極の材料の熱
起電力とは異なる熱起電力を持つ材料で作られているこ
とも望ましい。
本発明は周囲条件で被分析溶融金属試料の熱起電力の自
立性を増強し、従って被分析溶融金属試料の分析の速度
及び正確さを増加させる。
〔発明の実施例〕
溶融金属の迅速分析法は被分析溶融金属の試料を採取す
ること及び被分析溶融金属試料の高温部分の温度を晶出
温度に固定し、同時にその低温部分を冷却することによ
って試料中に温度勾配を生起させることを含む0次いで
被分析溶融金属試料の高温部分及び低温部分を冷却し、
被分析溶融金属試料と基準物質との間に作られる熱起電
力の信号を測定する。
その固定された温度でしかも被分析溶融金属試別の低温
部分を冷却しながら熱起電力を測定するために、その高
温部分を恒温加熱する。
本発明による方法の実行を意図した溶融金属の迅速分析
装置(第1図)は容1の異なる2つの容器からなる被分
析金属試別採取手段1を含み、その大きい方は基本スリ
ーブ2の形状で作られており、小さい方は補助スリーブ
3として作られている。スリーブ2の容量はスリーブ3
の容量よりも10倍だけ太きい。スリーブ3はスリーブ
2の下方に共軸で位置している。スリーブ2の側壁及び
底には開口4及び5がそれぞれ設けられている。
開口4は被分析溶融金属試料6をスリーブ2及び3中に
注入するのに役立つ。試料6はスリーブ2中に置かれた
高温部分7及びスリーブ3中に置かれた低温部8を有し
ている。主比較電極9及び追加の比較電極10はスリー
ブ2中に伸びている。
主比較電極9の末端面はスリーブ2の中間に位置してい
る。追加の比較電極10はスリーブ2の底の開口5を通
り抜けて、その末端面がスリーブ3の底に接触する首で
スリーブ3中に入っている。
電極9及び10はそれぞれ石英製の電気絶縁チューブ1
1及び12によって閉じ込められている。
電極9及び10はスプリング13によってスリーブ2及
び3の軸に沿って中央に置かれている。計測器14は電
極9及び10に連結されている。電極9及び10は被分
析金属の熱起電力値に匹敵する熱起電力値を持つ材料で
作られている。基本スリーブ2及び補助スリーブ3は石
英のような耐火物で作られている。
本発明による方法により溶融金属を迅速分析するための
装置の他の実施態様(第2図)においては、熱電極15
が追加して利用され、これは石英製の電気絶縁チェー2
16の内側に位置している。
電極15はスリーブ2中に伸びていてその末端面はスリ
ーブ2の中間に位置している。電極9゜10及び15は
スプリング17によりスリーブ2及び3の軸に沿って中
央に置かれている。計測器として二座標自記電位差計1
8が使用されておシ、これは電極9,10及び15に電
気的に連結されている。熱電極15は電極9及び10が
作られている材料の熱起電力値とは異なる熱起電力値を
持つ材料で作られている。
本発明に従う方法により溶融金属を迅速分析するための
装置の更に他の実施態様(第3図)においては、被分析
溶融金属試料採取手段1は銅のような金属製の補足スリ
ーブ19を追加して含んでおり、これはスリーブ3と共
軸で位置しており且つ7ランジ20によってスリーブ3
に連結している。フランジ20の下方でスリーブ3の外
面21とスリーブ19の内面とは冷却液、例えば水用の
空洞を形成している。スリーブ19の側壁には開口が設
けられておシ、それらの開口中にはそれぞれ水の供給及
び排出のためのソケッ)zfイア’24及び25が挿入
されている。電極9はスリーブ2の開口4を通過してス
リーブ2中に伸びている。
追加の電極として補足スリーブ19が用いられておシ、
その補足スリーブ19には計測器14が連結されている
溶融金属の迅速分析装置の最後の実施態様(第4図)に
おいては、被分析溶融金属試料採取手段1には小さい容
量の容器が円筒形シェル27中に閉じ込められた漏斗2
6の形状に作られている。
その漏斗26及びシェル27は銅のような金属製である
。漏斗の狭い部分及びシェル27は同じく銅製のフラン
ジによって連結されている。7ランジ28の下方では漏
斗26の外面29とシェル27の内面30とは冷却液(
例えば水)用の空洞を形成している。それぞれ冷却液(
水)の供給及び排出用のパイプ32及び33(銅製のも
の)がフランジ28に載せられている。漏斗26はその
広幅の部分でスリーブ2上に載っている。主比較電極9
は漏斗26を通過してスリーブ2の中間に入っている。
追加の電極として漏斗26を有するシェル27が用いら
れている。スリーブ2の底の開口5は被分析溶融金属の
注入に役立つ。シェル27及びスリーブ2は厚紙製カー
トリ、ジ中に閉じ込められている。
〔操作〕
本発明に従う方法によって溶融金属を迅速分析するだめ
の第1図に示すような装置は次の方法で作動する。
被分析溶融金属試料採取手段1を溶融金属を持つ浴(図
示せず)中に浸す。溶融金属は基本スリーブ2の開口4
を通って基本スリーブ2中に流れ、そして基本スリーブ
2からその開口5を通って補助スリーブ3中に流れる。
その手段1が充満された際に、その液体金属は主比較電
極9及び追加の比較電極10とそれらの末端面領域での
み接触する。電極9及び10の側面に沿ってのこれらの
電極と溶融金属試料6との電気的接触は石英製絶縁チュ
ーブ11及び12によって避けられる。このチューブ1
1及び12は電極9及び10の断熱に役立つ。その手段
1を浴から取出した後、試料6は、本発明に従って試料
6の低温部分8の容量がその高温部分7の容量の10分
の1に選定されているという事実に起因して不均一に冷
却される。
試料6の不均一な冷却の結果として、試料と電極9及び
10との各接触点は異なった温度になっており、それで
熱起電力が形成され、そしてその信号の値が計測器14
によって測定される。
試料6の低温部分8はその小さな容量に起因して室温に
近い温度に迅速に冷却される。その冷却時間は試料6の
高温部分7の晶出時間よシも短かく、その晶出の後に高
温部分7の迅速冷却が開始される。結果として、ある時
間の間にわたって試料6の高温部分7と低温部分8との
間の温度勾配は実質的に一定で且つ試料6の晶出温度と
室温との間の差に近いtまである。この場合には、温度
勾配の値、従って熱起電力の信号の値は試料6の物質の
化学組成及びその物理−化学状態にのみ依存し、手段1
0所定設計のノ9ラメータ一時たまの変動及び主比較電
極9及び追加の比較電極10の位置には依存しない。
次いで、熱起電力対物質の化学組成の相互関係の周知の
検定曲線35(第5図に示されておシ、第5図において
は横軸に沿って被分析金属中の合金元素、例えばCrの
含有率(重量%)がプロットされておシ、縦軸に沿って
起電力の値が示されている)を用いることにより、被分
析金属試料6の化学組成が求められる。
本発明による方法によれば、溶融金属を迅速分析するた
めの第2図に示すような装置は、二座標自記電位差計1
8が熱電極15と主比較電極9とによって形成された熱
電対からの信号に基づいて試料6の高温部分7の温度を
測定することを除いて、上記の方法と類似の方法で作動
される。
本発明による方法によれば溶融金属を迅速分析するため
の第3図に示すような装置は次の方法が作動する。
溶融金属を頂部から基本スリーブ2中に注入し、そして
空洞23の内側を循還している水によって冷却されてい
る補助スリーブ3に基本スリーブ2の底の開口5を通し
て充満させる。水の供給及び取出しをそれぞれソケ、ト
ノ臂イブ24及び25を通して行なう。熱起電力の測定
は主比較電極9と補足スリーブ19との間で行なう。
残シの作動に関しては、その装置は前記したように作動
する。
本発明による方法によって溶融金属を迅速分析するため
の第4図に示すような装置は次の方法で作動する。
被分析溶融金属試料採取手段1を溶融金属の浴中に浸す
。その溶融金属は基本スリーブ2の底の開口5を通過し
て基本スリーブ2中に流入12、そしてその基本スリー
ブ2から、空洞31の内側を循還している水によって冷
却されている金属製漏斗26中に流入する。水の供給及
び排出はノ母イブ32及び33を通して行なう。熱起電
力は主電極9と金属製円筒形シェル27との間で測定さ
れる。
この装置の残りの全ての作動は上記したように実施され
る。
本発明のよシ良い理解のために、いくつかの特定の実施
例を貌明として以下に示す。
実施例I Cr 0.1〜0.5重量%、CdO,4〜O15重量
俤の組成を持つクロム−カドはラム青銅である合金から
なる溶融金属を分析する。
主比較電極9及び追加の比較電極lOと[7て直径3.
2簡の純銅線を用いる(第1図)。それ故に、電極9及
び10の熱起電力は匹敵するが、被分析台金の熱起電力
よりも大きい。試料6を採取した彼、その低温部分8を
水中に浸すことによって冷却する。
熱起電力の信号対クロム含有率の相互関係を示す検定曲
線35(第5図)が予備手段としてプロットされている
。このクロム含有率は公知の化学分析法によって求めら
れたものである。
カドミウムはその合金の熱起電力に実質的に影響を及は
さない。
溶融製錬物の判断に第1試料6を用いる(第1図)。ク
ロム含有率を熱起電力の信号値に基づいて検定曲線35
(第5図)によって求める。
所定の組成の合金を作るために、溶融物の化学組成を、
その判断分析に基づいて必要添加物の導入によって補正
した。
その溶融物組成の補正の後に、最終クロム含有率を求め
るために対照試料6を採取する。
単一分析の時間は1.0〜1.5分である。その分析を
溶融製錬炉のすぐ近くで実施する。
第5図から分るように、本発明に従う方法の濃度感度は
Cr0.5重量%までの範囲内でCr1重量%当り6 
rnVであり、これは0.031fi%を超えない単一
測定の極限誤差で高精度で鋼中のクロム含有率の迅速分
析を可能にする。
実施例2 Nl+Cr1O重量%の組成の熱電対合金からなる浴融
金属を分析する。
主比較電極9及び追加の比較電極10としてNl+Cr
1O重量%の合金製の直径3.2mの基準線を用いる(
第2図)。試料6を採取した後、試料採取手段1の低温
部分8を水中に浸して強制冷却を確実にする。
この場合には、求められるのは化学組成ではなくて、熱
起電カ一温度座標での融点から室温までの温度範囲内の
熱起電力の熱相互関係である。率−実験の時間は35分
である。得られる曲M36←第6図に示されておシ、詑
6図において温度は横軸に沿ってプロットされておシ、
熱起電力は縦軸に沿ってプロットされている)は400
〜500℃での参照基準の熱起電力からの試料6の熱起
電力の偏差、即ち構造的に規則正しい領域を得るだめの
偏差を示している。
第2図に示されている装置を使用すると、温度目盛に対
する厳密な結合で熱起電力の分析を実施すること及び任
意の温度範囲について所定値からの試料6の熱起電力の
偏差を明らかにすることが可能となる。
実施例3 ケイ素含有率を求める目的で溶融鉄を分析する。
主比較電極9として直径1+w+の純鉄線を用いる(第
2図)。
主比較電極9に関連した試料6の熱電信号対炭素3.6
〜3.7重量%及びマンガン0.23重量%の含有率の
溶融鉄中のケイ素含有率の相互関係の曲線37を第7図
に示す(Si含有率(重i1′チ)が横軸に沿ってプロ
ットされておシ、熱起電力が縦軸に沿ってプロットされ
ている)。この場合の分析感度はSi 1重量%当1)
 0.33 mVであり、これは、全ての他の合金成分
が同一水準にあるという条件で、(計測器誤差0.01
係で) 0.03俤までの精度でケイ素の測定を可能に
する。分析時間は1.5〜2分である。
実施例4 3重量%tでのマンガン含有率の銅とマンガンとの二元
合金からなる溶融金属を分析する。主比較電極9及び追
加の比較電極10として直径3,2■の純銅線を用いる
(第1図)。この場合に、電極9及び10の熱起電力は
匹敵するが、被分析合金の熱起電力よシも小さい。溶融
金属の化学組成の分析及び調節は前記の実施例1で記載
した方法と類似の方法で実施する。
実施例5 次の化学組成を有する熱電対用のニッケル合金を分析す
る:Aj1.8〜2.2重量% 、 Mn 1.8〜2
.2重量%、sto、s〜1.2重量係、Ni残余。
主比較電極9及び追加の比較電極10として同じ化学組
成の合金から作った直径3.2■の基準線を用いる(第
1図)。試料6を採取した彼、その手段l中の低温部分
8を水に浸して強制冷却を確実にする。第一の判断試料
の熱電信号は第8図中に示された曲線38によって表わ
される(第8図において時間は横軸に沿ってプロットさ
れており、熱起電力は縦軸に沿ってプロットされている
)。
熱起電力の信号値は曲l1iil!38の最大値によっ
て表わされる。電極9及び10(第1図)の熱起電力は
合金の被分析試料の熱起電力(第8図に示された曲線3
9、第8図において時間は横軸に沿ってプロットされて
おり、熱起電力は縦軸に沿ってプロットされている)よ
シも高い、即ち一層陽性である。
所定値の熱起電力の合金を得るために、溶融物の化学組
成の補正を、その判断分析に基づいて合金元素の必要添
加物を導入することによって実施する。添加物の1及び
種類は、熱起電力対合金中の添加物の含有率との公知の
相互関係によって求められる。0.2重量%の量のケイ
素の添加の後、対照試料を採取する。その熱電信号は曲
線39(第8図)によって示され、これは許容され値の
範囲内にある。
実施例6 上記実施例5の合金と類似の熱電対用ニッケル合金を分
析する。その迅速分析法は実施例5で記載した方法と類
似である。
この実施例において、電極9及び10の熱起電力は被分
析試料6の熱起電力(第9図に示された曲m40、第9
図において時間は横軸に沿ってプロットされており、−
入熱起電力は縦軸に沿って7’ ” y ’)されてい
る)よシも低く、即ち一層陰性にかわっている。
その溶融物の化学組成の補正は、アルミニウムを添加し
てその熱電特性を必要な側へ移行させることによって実
施される。対照試料6の熱電信号(第9図に示された曲
線41、第9図において時間は横軸に沿ってプロットさ
れており、熱起電力は縦軸に沿ってプロットされている
)はその所定値からの偏差に関して所定値を満足する。
〔発明の効果〕 それ故に、本発明の迅速分析法は必要な合金添加物の導
入によって溶融物の化学組成を効果のあるように補正す
ること及び所定の熱起電力及びその他の物理特性を有す
る合金を得ることを可能にする。
本発明のその他の目的及び利益は、添付の図面を参照し
て、特定の実施態様である実施例の記載から一層十分に
明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による方法によって溶融金属を迅速分析
するための装置の全体図である立面図、第2図は第1図
に示すような本発明による方法によって溶融金属を迅速
分析するだめの装置であって本発明に従う熱電極を有し
ている装置の全体図である立面図、第3図は第1図に示
すような本発明による方法によって溶融金属を迅速分析
するための装置であって補足スリーブを有している装置
の全体図である立面図、第4図は本発明による被分析溶
融金属試料採取手段の小さい容量の容器が漏斗として組
み立てられている場合の、本発明による方法によって溶
融金属を迅速分析するための装置の全体図である立面図
、M5図は本発明の方法による、熱起電力の信号対被分
析金属中のクロム含有率の相互関係の検定曲線のグラフ
、第6図は本発明に従う方法による、熱起電力対温度の
相互関係のグラフ゛、第7図は本発明に従う方法による
、被分析金属試料の熱起電力対鉄中のケイ素含有率の相
互関係のグラフ、第8図は本発明による方法による、第
−判断試料及び被分析金属の対照試料の熱起電力対時間
の相互関係のグラフ、M9図は本発明による方法による
、被分析金属の対照試料及び経過試料の熱起電力対時間
の相互関係のグラフである。 図中、1は被分析金属試料採取手段、2は基本スリーブ
、3は補助スリーブ、4及び5はスリーブ2の開口、6
は被分析溶融金属試料、7は試料6の高温部分、8は試
料6の低温部分、9は主比較電極、10は追加の比較電
極、11及び12は電気絶縁チューブ、13はスプリン
グ、14は計測器、15は熱電極、16は電気絶縁チュ
ーブ、17はスプリング、18は二座標自記電位差引、
19は補足スリーブ、20はフランジ、21はスリーブ
3の外面、22はスリーブ19の内面、23は冷却液用
の空洞、24及び25はソケットi9イノ、26は漏斗
、27け円筒形シェル、28はフランジ、29は漏斗の
外面、30はシェルの内面、31は冷却液用の空洞、3
2及び33はi9イブ、34は厚紙製カー) IJッジ
である。 特許用TIjえ人 ブスダルストヘンニ ナウチノーイススレドパテルスキ
グロエクトニイイ  コンストルクトルスキインスティ
テ工ト スグラがフ イ オプラがトキツベトニフ メ
タロフ“ギグロツベトメトブラ?トカ”特許出願代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被分析溶融金属の試料(6)を採取し、晶出過程中
    の不均一な熱除去及び被分析溶融金属試料(6)の高温
    部分(7)及び低温部分(8)の冷却により試料中に温
    度勾配を生起させ、そして被分析溶融金属試料と基準物
    質との間で作られる熱起電力の信号を測定することによ
    る溶融金属の迅速分析法において、温度勾配の生起を、
    被分析溶融金属試料(6)の高温部分(7)の温度を晶
    出温度に固定し、同時にその低温部分(8)を冷却する
    ことによって生じさせることを特徴とする溶融金属の迅
    速分析法。 2、被分析溶融金属試料(6)の低温部分(8)の冷却
    と同時にその高温部分(7)を恒温加熱することを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、容量の異なる2つの連絡した容器からなる被分析溶
    融金属試料採取手段(1)、大きな容量の容器及び小さ
    な容量の容器中にそれぞれ位置した主比較電極(9)及
    び追加の比較電極(10)、及びその主比較電極(9)
    及び追加の比較電極(10)と連結した計測器(14)
    を含む、溶融金属の迅速分析装置において、被分析溶融
    金属試料採取手段(1)の大きな容量の容器はその底に
    開口(5)を持つ基本スリーブ(2)として形造られて
    おり、一方その小さい容量の容器は基本スリーブ(2)
    と共軸で設けられており、主比較電極(9)及び追加の
    比較電極(10)は被分析金属の熱起電力の値に匹敵す
    る熱起電力を有する物質で作られており、主比較電極(
    9)の末端面は基本スリーブ(2)の中間に位置してい
    ることを特徴とする溶融金属の迅速分析装置。 4、被分析溶融金属試料採取手段(1)の基本スリーブ
    (2)の容量が小さい容量の容器の容量の少なくとも2
    倍であることを特徴とする、特許請求の範囲第3項記載
    の装置。 5、被分析溶融金属試料採取手段の基本スリーブ(2)
    の側壁に開口(4)が設けられていることを特徴とする
    、特許請求の範囲第3項記載の装置。 6、主比較電極(9)が基本スリーブ(2)の側壁の開
    口(4)を通り抜けていることを特徴とする、特許請求
    の範囲第5項記載の装置。 7、被分析溶融金属試料採取手段(1)の小さな容量の
    容器が基本スリーブ(2)の下方に置かれた補助スリー
    ブ(3)の形で作られていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第3項記載の装置。 8、追加の比較電極(10)が基本スリーブ(2)及び
    補助スリーブ(3)を通過していることを特徴とする、
    特許請求の範囲第7項記載の装置。 9、装置が基本スリーブ(2)中に位置した熱電極(1
    5)を追加して含んでおり、且つ計測器として主比較電
    極(9)、追加の比較電極(10)及び熱電極(15)
    に連結した二座標自記電位差計が使用されていることを
    特徴とする、特許請求の範囲第8項記載の装置。 10、装置が電気絶縁チューブ(11、12)を追加し
    て含んでおり、そのチューブ中に主比較電極(9)及び
    追加の比較電極(10)がそれぞれ挿入されていること
    を特徴とする、特許請求の範囲第3〜9項の何れかに記
    載の装置。 11、装置が更に1個の電気絶縁チューブ(16)を追
    加して含んでおり、そのチューブ中に熱電極(15)が
    挿入されていることを特徴とする、特許請求の範囲第9
    項記載の装置。 12、被分析溶融金属試料採取手段(1)が補足スリー
    ブ(19)を追加して有しており、この補足スリーブ(
    19)の内部で補助スリーブ(3)が、補助スリーブ(
    3)の外面(21)と補足スリーブ(19)の内面(2
    2)との間に冷却液用の空洞(23)が形されるように
    配置されていることを特徴とする、特許請求の範囲第6
    又は7項記載の装置。 13、追加の比較電極として被分析溶融金属試料採取手
    段(1)の補足スリーブ(19)が用いられ、補助スリ
    ーブ(3)及び補足スリーブ(19)が金属製であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第12項記載の装置。 14、被分析溶融金属試料採取手段(1)の小さい容量
    の容器は円筒形シェル(27)中に閉じ込められた漏斗
    (26)として作られており、それでその漏斗(26)
    の外面(29)と円筒形シェル(27)の内面(30)
    とは冷却液用の空洞(31)を形成しており)該漏斗は
    その広幅の部分で基本スリーブ(2)上に位置しており
    、漏斗(26)及び円筒形シェル(27)は金属製であ
    り、基本スリーブ(2)の底の開口(5)は被分析溶融
    金属試料(6)の装入に役立つことを特徴とする、特許
    請求の範囲第3項記載の装置。 15、追加の比較電極として漏斗(26)を持つ円筒形
    シェル(27)を用いることを特徴とする、特許請求の
    範囲第14項記載の装置。 16、被分析溶融金属試料採取手段(1)の補助スリー
    ブ(3)が耐火物製であることを特徴とする、特許請求
    の範囲第7項記載の装置。 17、被分析金属の熱起電力の値と等しい熱起電力の値
    を持主比較電極(9)及び追加の比較電極(10)の材
    料として、被分析物質の化学組成に相当する化学組成を
    持つ材料を用いることを特徴とする、特許請求の範囲第
    3項記載の装置。 18、熱電極(15)が主比較電極(9)の材料の熱起
    電力とは異なる熱起電力を持つ材料で作られていること
    を特徴とする、特許請求の範囲第9項記載の装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243550A (ja) * 1985-08-21 1987-02-25 Yamazato Erekutoronaito Kk 溶銑中の硅素量測定装置
JPS62103556A (ja) * 1985-10-30 1987-05-14 Yamazato Erekutoronaito Kk 溶融金属中の含有元素量測定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS62103556A (ja) * 1985-10-30 1987-05-14 Yamazato Erekutoronaito Kk 溶融金属中の含有元素量測定装置
JPH0513259B2 (ja) * 1985-10-30 1993-02-22 Shinnippon Seitetsu Kk

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