JPH03130431A - 繊維の引き伸ばし方法 - Google Patents

繊維の引き伸ばし方法

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JPH03130431A
JPH03130431A JP26955089A JP26955089A JPH03130431A JP H03130431 A JPH03130431 A JP H03130431A JP 26955089 A JP26955089 A JP 26955089A JP 26955089 A JP26955089 A JP 26955089A JP H03130431 A JPH03130431 A JP H03130431A
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JP
Japan
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heating
fiber
fibers
stretching
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP26955089A
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English (en)
Inventor
Noboru Ueno
登 上野
Takao Negishi
根岸 孝雄
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、繊維の引き伸ばしに関するもので、さらに詳
しくは、繊維を減圧下で加熱しながら引き伸ばす方法に
関するものである。
[従来技術] 従来、繊維を引き伸ばす方法は、大気圧下において、2
つの糸供給ローラを用意し、糸入口側のローラと糸出口
側のローラとの間で繊維を加熱し、糸入口側のローラよ
り糸出口側のローラの周速度を速くして繊維を引き伸ば
すものが普通である。
このように繊維を引き伸ばす方法として、現在まで採ら
れた方法には、 A)  2つのローラ間で引き伸ばす際に、熱ピンを使
用し、熱ピンに糸を接触、あるいは巻き付けて、その点
で張力および温度を急激に上昇させ、引き伸ばしを完全
に起こさせてしまう方法。(たとえば、米国特許2,2
89.232号など) B) ・2つのローラ間で引き伸ばしするに際し、回転
する熱ピンを使用し、引き伸ばしを高速化でスムーズに
行なう方法。(たとえば、特公昭30−32165号公
報など) C)  2つのローラ間で引き伸ばすに際し、赤外線、
高周波によって加熱し、引き伸ばしを行う方法。(たと
えば、実公昭37−27414号公報、特公昭34−8
167号公報など)D)  2つのローラ間で引き伸ば
すに際し、加熱気体によって加熱し引き伸ばしを行なう
方法。、加熱気体としては大気圧的100℃の蒸気を用
いる。(たとえば、特公昭32−5817号公報等) E)  2つのローラ間で引き伸ばしするに際し、液体
洛中で引き伸ばしする方法。(たとえば、特公昭38−
2016号公報など。)などの方法が採用されてきた。
しかし、このような手段は、いずれも大気圧中で熱処理
することとなり、熱処理後の繊維構造は、自由で容易に
繊維物性を調整することができなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、上記したような繊維物性を自由でかつ容
易に調整することについて、鋭意検討を重ねた結果、本
発明に到達した。
本発明の目的は、繊維を引き伸ばし、容易に繊維物性を
容易に調整できる繊維の引き伸ばし方法を提供せんとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するため、本発明は、以下の構成か
らなる。
(1)繊維を引き伸ばすに際し、大気圧より低い圧力環
境下で、該繊維を高温雰囲気に接触させて加熱し、伸長
することを特徴とする繊維の引き伸ばし方法。
(2)大気圧より低い圧力が、300Torr以下であ
る(1)に記載の繊維の引き伸ばし方法。
(3)繊維の引き伸ばし方法が、仮ヨリ加工方法である
(1)に記載の繊維の引き伸ばし方法。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
繊維の繊維構造を調整するために、従来、加熱温度なら
びに引き伸ばし倍率を決めて、加熱の温度と張力を調整
している。たとえば、強直な繊維構造を形成するために
多段で伸長加熱したり、加熱する速度を極めて低速で行
うことで対処してきた。
その結果、たとえば、繊維を高強度にするために、複雑
な繊維の引き伸ばし装置を使うことをしいられた。
本発明では、繊維を加熱し、自由でしかも容易に希望の
繊維物性を得るための方法として、大気圧より低い圧力
環境下において、高温雰囲気中で加熱した時に、従来に
くらべて自由にかつ容易に繊維物性を調整できることを
確認したのである。
本発明において大気圧より低い圧力は、300Torr
以下である。好ましくは、100Torr以下であり、
さらに好ましくは、10Tort以下に保つのが望まし
い。
また、加熱温度は、該繊維の高温雰囲気環境下における
圧力でのガラス転移点温度Tg℃以上、好ましくは、7
g+5℃以上、さらに好ましくは、Tg+10℃以上に
保つのが望ましい。たとえば、さらに該繊維を高強度化
するための加熱状態は、定長あるいは伸長状態であり、
好ましくは、伸長状態を保つのが望ましい。
次に、本発明は繊維の引き伸ばし方法が、仮ヨリ加工方
法であることが望ましい。
すなわち、繊維を仮ヨリ加工する場合に、加熱側ぎ伸ば
し後の繊維構造を調整するために、従来、加熱温度、仮
ヨリのヨリ数、ならびに定長、あるいは伸長状態を決め
て、加熱致達温度と張力を調整している。たとえば、ケ
ン縮特性にすぐれた繊維構造を形成するために熱処理温
度、ヨリ数、およびフィード状態を調整したり、加熱す
る速度を極めて低速に行うことで対処してきた。
その結果、仮ヨリ加工材の加熱装置が長大となったり、
仮ヨリ加工の生産性が著しく低下したりすることになっ
た。
本発明では、繊維を仮ヨリ加工し、自由でしかも容易に
希望の繊維物性を得るための方法として、大気圧より低
い圧力環境下に限定することが、すばらしい方法である
ことを確認したのである。この場合、仮ヨリ加工方法は
、とくに限定しないが、摩擦式板ヨリ方法が望ましい。
また、加熱温度は、該繊維の加熱環境下における圧力で
の融解点温度T m ’C以下、好ましくは、Tm−1
06C以下、さらに好ましくは、Tm−25℃以下に保
つのが望ましい。さらに、たとえば、ケン縮特性をもつ
繊維を得るための加熱状態は、特に限定しないが、定長
あるいは伸長状態であり、好ましくは、伸長状態を保つ
のが望ましい。
かかる大気圧より低い圧力環境下での繊維の引き伸ばし
方法は、高温空気に接触させながら加熱する方法を始め
として、高温水蒸気中で加熱する方法、流動床中を通過
させながら加熱する方法、高温液洛中を通過させて加熱
する方法などの加熱方法を好ましく用いることができる
さらに繊維の引き伸ばし方法は、これら2種以上の加熱
方法を順次用いて繊維を引き伸ばす方法、またはこれら
2種以上の加熱方法を同時に行って引き伸ばす方法でも
よい。
なお仮ヨリ加工方式では、仮ヨリ時の加熱で繊維が細化
する部分の雰囲気を減圧下で加熱するのである。
従来の如き、通常の繊維の引き伸ばし方法では、大気圧
環境下での熱ピン、熱ローラ、加熱板等の接触加熱方法
を用いても本発明が目的とする自由でしかも容易に繊維
物性を得ることができない。
以下本発明を実施例によって説明する。
[実施例コ 実施例1,2 複屈折Δn=0.039、伸度170%、丸断面の12
5デニール、36フイラメントのポリエステルマルチフ
ィラメント糸条を第1図に示す減圧空気加熱装置を用い
て200m/分の速度で繊維の引き伸ばしを行った。(
実施例1)第1図において1はパッケージ、2は供給ロ
ーラ、3は熱処理装置、4は糸道シール機構、5は引取
りローラ、6は巻取駆動ローラ、Yは高配向未延伸糸、
Pは熱処理加工糸である。
なお、減圧空気加熱装置3は、その両端に減圧を保つた
めの糸道シール機構4を備えていて、これにより装置3
内部の圧力を大気圧より低い圧力環境下に調整できるよ
うになっている。
条件: 引取ローラ速度= 200 m/min供給ローラ速度
= 120 m/min空気温度=100’C 減圧空気加熱装置の圧力=10Torr引き伸ばし倍率
=1. 665 さらにこれらの条件のうち、安定に加工できる限界まで
供給ローラ速度を下げて、安定で最高の伸長倍率を求め
た。(実施例2) 比較例1,2 従来技術で熱処理を実施するために、第を図に示す減圧
空気加熱装置において減圧機構を動作させずに大気圧環
境下で実施する以外は、上記実施例と同じ条件にして繊
維の引き伸ばしを行った。
(比較例1) さらに、これらの条件のうち安定に加工できる限界まで
供給ローラ速度を下げて、安定で最高の伸長倍率を求め
た。(比較例2) 本発明の実施例1と比較例tから得られた繊維の諸特性
は、表■の通りであった。
表1から明らかなように、実施例(から得られた繊維は
、比較例1から得られた繊維に比較して強度、伸度、複
屈折、ヤング率共に優れた結果を示した。また実施例1
では、比較例1にくらべて糸切れ、毛羽発生がなく操業
性に優れ、織編物工程においても、糸切れ、毛羽発生、
あるいは目落ちがなく操業性に優れた繊維を得られるこ
とがわかった。
次に本発明の実施例2と比較例2から得られた安定で加
工できる最高伸長倍率およびその最高伸長倍率で得た繊
維の諸特性は、表2のとおりであった。
表2から明らかなように、比較例2にくらべて実施例2
の伸長倍率、強度、複屈折共に高くとることができ、こ
の結果実施例2の伸度を比較例2にくらべて低くおさえ
ることがわかった。
表 1 表 [発明の効果] 本発明の繊維引き伸ばし方法によれば、従来法にくらべ
て繊維物性を自由でかつ容易に調整することができ、さ
らに、糸切れ、毛羽発生がなく、操業性も安定して良好
な繊維を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を実施する減圧空気熱処理装置
を用いた一例を示す工程概略図である。 1:パッケージ 2:供給ローラ 3:減圧空気熱処理装置 4:シール機構 5:引取りローラ 6:巻取駆動ローラ Y:高配向未延伸糸 P:熱処理加工糸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維を引き伸ばすに際し、大気圧より低い圧力環
    境下で、該繊維を高温雰囲気に接触させて加熱し、伸長
    することを特徴とする繊維の引き伸ばし方法。
  2. (2)大気圧より低い圧力が、300Torr以下であ
    る請求項(1)に記載の繊維の引き伸ばし方法。
  3. (3)繊維の引き伸ばし方法が、仮ヨリ加工方法である
    請求項(1)に記載の繊維の引き伸ばし方法。
JP26955089A 1989-10-16 1989-10-16 繊維の引き伸ばし方法 Pending JPH03130431A (ja)

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