JPH03130317A - 多室型真空熱処理炉を構成する各室の清浄度維持方法 - Google Patents

多室型真空熱処理炉を構成する各室の清浄度維持方法

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JPH03130317A
JPH03130317A JP16802389A JP16802389A JPH03130317A JP H03130317 A JPH03130317 A JP H03130317A JP 16802389 A JP16802389 A JP 16802389A JP 16802389 A JP16802389 A JP 16802389A JP H03130317 A JPH03130317 A JP H03130317A
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JP
Japan
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chamber
heat treatment
vacuum heat
rear chamber
inert gas
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Pending
Application number
JP16802389A
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English (en)
Inventor
Takeo Kato
丈夫 加藤
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Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、多室型真空熱処理炉を構成する各室の清浄
度維持方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、多室型真空熱処理炉は第3図〜第6図に示されて
いる。まず、第3図は加熱室1、取出室2の順序で連接
した2室型真空熱処理炉を示している。次に、第4図は
準備室3、加熱室1、取出室2の順序で連接した3室型
真空熱処理炉を示している。その次に、第5図は準備室
3、予備加熱室4、加熱室11取出室2の順序で連接し
た4室型真空熱処理炉を示している。更にその次に、第
6図は準備室3、第1予備加熱4a、そしてN1番目の
加熱室1.N番目の取出室2の順序で連接したN室型真
空熱処理炉を示している。なお、第3図〜第6図におい
て、11 a、 l l b、  11c、  11 
d、  11 e、  L 1 fは仕切弁、12a。
12b、12c、12dは真空排気弁、13a、13b
113cS 13dは真空ポンプである。
したがって、ワーク(被処理物)は処理工程に応じて、
例えば、第5図の4室型真空熱処理炉であれば、準備室
3、予備加熱室4、加熱室工、取出室2の順序で搬送さ
れる。
(発明が解決しようとする課題) 従来、多室型真空熱処理炉は、上記のようにワーク(被
処理物)を処理工程に応じて、準備室3や加熱室1等の
各室に順次搬送するようにしているので、第5図の準備
室3と予備加熱室4とを取り出した第7図に示されるよ
うに、ワーク(被処理物)14を準備室3に入れると、
まず、ワーク(被処理物)14に付着していた油やバイ
ンダー等の不純物が準備室3内に放出され、準備室3内
の雰囲気が汚染されるようになる。
したがって、その後、第8図に示されるように準備室3
と予備加熱室4とを仕切る仕切弁11bを開いて、ワー
ク(被処理物)14を準備室3より予備加熱室4に搬送
しようとする際には、準備室3内を汚染する雰囲気ガス
が準備室3より予備加熱室4内に流れ込み、予備加熱室
4内が新たに汚染されるようになる。
このように、ワーク(被処理物)14の搬送につれて、
準備室3や予備加熱室4内を順次汚染して行くと、最後
は加熱室l内も汚染され、加熱室1内での期待される処
理が不可能になる問題が発生する。
この発明の目的は、従来の問題を解決して、加熱室手前
の室で汚染がなされても、その汚染を加熱室等の他の室
に及ぼさない多室型真空熱処理炉を構成する各室の清浄
度維持方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明の多室型真空熱処
理炉を構成する各室の清浄度維持方法は、ワークを前室
から後室へ搬送する直前、前室と仕切弁で仕切られてい
る後室に不活性ガスを導入して、前室の圧力より後室の
圧力を高くし、その後、上記仕切弁を開いて、ワークを
前室から後室へ搬送するとき、後室への不活性ガスの導
入を継続しながら、後室に導入した不活性ガスを後室よ
り前室に流入させ、その流入した不活性ガスを前室より
排気することを特徴とするものである。
(作用) この発明においては、後室に導入した不活性ガスを後室
より前室に流入させ、その流入した不活性ガスを前室よ
り排気するようにしているので、前室内が不純物ガスで
汚染されていても、その不純物ガスは後室に流れ込まな
くなる。
(実施例) 以下、この発明の実施例について説明する。
第1図はこの発明の実施例の方法に係る多室型真空熱処
理炉を示している。多室型真空熱処理炉は2つ以上の室
を仕切弁を介して直列に連接したものであるが、同図は
その一部を取り出したものである。同図において、前室
21と、加熱室に相当する後室22とは仕切弁23aを
介して直列に連接されている。前室21に入口には仕切
弁23bが設けられ、また、後室22の出口にも仕切弁
23cが設けられている。前室21には、ガス流量調節
弁24aと、ガス導入弁25aとを備えたガス導入経路
26aが接続され、そのガス導入経路26aを通って、
N2やAr等の不活性ガスが前室21に導入可能になっ
ている。また、後室22にも、ガス流量調節弁24bと
、ガス導入弁25bとを備えたガス導入経路26bが接
続され、そのガス導入経路26bを通って、N2やAr
等の不活性ガスが後室22に導入可能になっている。
更に、前室21には、ガス排気弁27aと、メカニカル
ブースターポンプ28aと、油回転ポンプ29aとを備
えた真空排気経路30aが専用に接続されている。また
、後室22にも、ガス排気弁27bと、メカニカルブー
スターポンプ28bと、油回転ポンプ29bとを備えた
真空排気経路30bが専用に接続されている。なお、3
1はガス導入経路26bに接続されたガス放出ノズルで
あって、後室22内に位置するものである。
次に、上記多室型真空熱処理炉における後室の清浄度維
持方法について説明する。
■まず、ワーク(被処理物)20を前室21に置き、仕
切弁23a、23b、23cを全て閉じた状態で、ガス
導入弁25aを開き、ガス導入経路26aより前室21
に不活性ガスを導入すると共に、ガス排気弁27aを開
き、真空排気経路30aよりその導入した不活性ガスを
排気する。
■その後、ガス導入弁25aを閉じの一方で、ガス排気
弁27aを開いたままにして、前室21の排気を続ける
と同時に、ガス排気弁27bを閉じ、ガス導入弁25b
を開いて、後室22に不活性ガスを導入し、後室22の
圧力を前室21の圧力より大きい状態にする。
■この状態で、仕切弁23aだけを開き、ワーク(被処
理物)20を前室21より後室22に搬送させる。この
とき、後室22の圧力は前室21の圧力より大きいため
、後室22に導入の継続されている不活性ガスは後室2
2より前室21に流入し、前室21の真空排気経路30
aより排気されるようになる。
なお、上記実施例の方法は、第2図に示されるように前
室21が油冷却室で、後室22が加熱室である場合にも
非常に有効である。即ち、前室21の油冷却室で発生し
た油蒸気32は、後室22の加熱室に流入しなくなる。
33は真空ポンプである。
ところで、上記方法は、インライン式スパッタ装置や、
インライン式CVD装置にも転用することができる。
(発明の効果) この発明によれば、後室に導入した不活性ガスを後室よ
り前室に流入させ、その流入した不活性ガスを前室より
排気するようにしているので、前室内でワーク(被処理
物)に付着し油やバインダー等の不純物が放出され、前
室内が不純物ガスで汚染されていても、その不純物ガス
は後室に流れ込まなくなり、汚染を前室だけにすること
ができる。また、仮に、前室内の汚染された不純物ガス
が後室に少しだけ流れ込んでも、後室が完全に汚染され
るまでに非常に長時間を要するようになる。
このようなことから、多室型真空熱処理炉の保守点検期
間が長くなり、保守点検費用を削減することができると
共に、炉の稼働率を向上させて、製品1個当たりのラン
ニングコストを低減することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の方法に係る多室型真空熱処
理炉の一部を取り出した説明図、第2図はこの発明の実
施例の方法に係る多室型真空熱処理炉の変形を示す説明
図である。第3図は従来の2室型真空熱処理炉を示す説
明図、第4図は従来の3室型真空熱処理炉を示す説明図
、第5図は従来の4室型真空熱処理炉を示す説明図、第
6図は従来のN室型真空熱処理炉を示す説明図、第7図
及び第7図は第5図の準備室と予備加熱室とを取り出し
た説明図である。 図中、 21・・・・・前室 22・・・・・後室 23a・・・・仕切弁 26a・・・・ガス導入経路 26b・・・・ガス導入経路 30a・・・・真空排気経路 30b・・・・真空排気経路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ワークを前室から後室へ搬送する直前、前室と仕切
    弁で仕切られている後室に不活性ガスを導入して、前室
    の圧力より後室の圧力を大きくし、その後、上記仕切弁
    を開いて、ワークを前室から後室へ搬送するとき、後室
    への不活性ガスの導入を継続しながら、後室に導入した
    不活性ガスを後室より前室に流入させ、その流入した不
    活性ガスを前室より排気することを特徴とする多室型真
    空熱処理炉を構成する各室の清浄度維持方法。 2、上記後室は加熱室であることを特徴とする請求項1
    記載の多室型真空熱処理炉を構成する各室の清浄度維持
    方法
JP16802389A 1989-06-29 1989-06-29 多室型真空熱処理炉を構成する各室の清浄度維持方法 Pending JPH03130317A (ja)

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