JPH03128256A - サーマルプリントヘッド及びその製造方法 - Google Patents

サーマルプリントヘッド及びその製造方法

Info

Publication number
JPH03128256A
JPH03128256A JP26787289A JP26787289A JPH03128256A JP H03128256 A JPH03128256 A JP H03128256A JP 26787289 A JP26787289 A JP 26787289A JP 26787289 A JP26787289 A JP 26787289A JP H03128256 A JPH03128256 A JP H03128256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glaze layer
glazed layer
print head
thermal print
transition point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26787289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3074625B2 (ja
Inventor
Yutaka Tatsumi
豊 巽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP01267872A priority Critical patent/JP3074625B2/ja
Publication of JPH03128256A publication Critical patent/JPH03128256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3074625B2 publication Critical patent/JP3074625B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、サーマルプリントヘッド、特にグレーズ層
に特徴を有するサーマルプリントヘッド及びその製造方
法に関する。
(ロ)従来の技術 従来のよく知られたサーマルプリントヘッドは、アルミ
ナセラミック(96〜99.5%)の絶縁基板に、非晶
質グレーズ層を印刷・焼成し、この非晶質グレーズ層上
に、厚膜方式、あるいは薄膜方式によって発熱抵抗体を
形成している。第3図に薄膜のサーマルプリントヘッド
を示しており、セラミックの基板lの上面に非晶質グレ
ーズ層2を形成し、さらにグレーズ層2の上面に発熱抵
抗膜3、電極リード導体4.5、保護膜6が形成されて
いる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 一般に、サーマルプリントヘッドを用いてファクシミリ
等の印字装置を構成しようとする際に、フアツジξりが
家庭向け、個人向けとして開発される場合、低価格化、
小型化を図るため、その一つとして電源の小型化が要請
される。この電源の小型化を実現するため、装置全体の
省エネ、印字効率の向上が必要となり、この必要性に応
え得るサーマルプリントヘッドの出現が望まれる。そこ
で、サーマルプリントヘッドの省エネ、印字効率の向上
を図るため、非晶質グレーズ層を厚くし、蓄熱効果を大
きくするのが現状である。しかし、グレーズ層を厚くす
ると、その製造過程において、ガラス中に泡を含んだり
、又ガラスが過燐酸となり、結晶質化する、又ガラスの
印刷回数が増える等の問題を生じ、その結果、ガラス表
面の欠陥が増大し、サーマルプリントヘッドの歩留りが
低下するという問題があった。
この発明は、上記問題点に着目してなされたものであっ
て、歩留りの低下を招くことなく、省エネ、印字効率の
向上を確保し得るサーマルプリントヘッドを提供するこ
とを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用この発明のサ
ーマルプリントヘッドは、絶縁基板と、この絶8&基板
上に形成される微小な気泡を含む第1のグレーズ層と、
この第1のグレーズ層の上面に形成され、表面が平滑さ
れた第2のグレーズ層と、この第2のグレーズ層の上面
に設けられる発熱抵抗膜、電極リード及び保護膜とから
構成されている。
このサーマルプリントヘッドは、例えば第1のグレーズ
層と第2のグレーズ層を合わせた厚さが従来のグレーズ
層と同じ厚さと仮定すると、第1のグレーズ層は微小な
気泡を分散して含むので、ここでの蓄熱効果が高く、従
来のものより、印字効率が改善できる。このようなサー
マルプリントヘッドは絶縁基板の上面にグレーズ層を形
成する場合に、第1のグレーズ層と第2のグレーズ層の
2層の印刷の焼成を行い、両者は第1のグレーズ層の方
の転移点を高くしておき、焼成温度を第1のグレーズ層
と第2のグレーズ層の転移点の間の温度に設定すること
により、焼成により第2グレーズ層のペースト中の気泡
は完全に抜けて、表面ではじけ、その後も面が平滑され
るが、第1のグレーズ層は転移点より低い温度で焼成す
るので、気泡が完全に取り除かれず、気泡が残るので、
この気泡により、熱の伝わりにくいグレーズ層を得るこ
とができる。
(ホ)実施例 以下、実施例により、こ発明をさらに詳細に説明する。
第1図は、この発明の一実施例を示す薄膜式のサーマル
プリントヘッドの断面図である。この実施例サーマルプ
リントヘッドはアルミナセラミック基板lの上面に微小
な気泡を分散して含む非晶質の第1のグレーズ層2aが
形成され、さらに、この第1のグレーズ層2aに積層さ
れて気泡を含まない、表面が平滑化された非晶質の第2
のグレーズjW2bが形成され、この第2のグレーズ層
2bの上面に順次、発熱抵抗膜3、電極リード導体4.
5、保護膜6が形成されて構成されている。
このサーマルプリントヘッドでは、電極リード導体4.
5間に通電すると、電極リード導体4.5間の発熱抵抗
膜3aが発熱し、その熱が保護膜6を介して、紙(図示
せず)に伝えられ、印字動作を行うが、発熱抵抗膜3a
より、第2のグレーズ層2b、第1のグレーズ層2aを
介して、下方に逃げる熱は第1のグレーズ層2aの気泡
で遮られ、この部分で蓄熱効果が大となり、その分、紙
の方に多く熱が供給されることになり、印字効率が向上
する。
次に、上記サーマルプリントヘッドの製造方法について
説明する。
先ず、アルミナセラミック基板1の上面に転移点が73
0°Cぐらいの高温グレーズ層(第1のグレーズ層)2
aを印刷し、乾燥させる。次に、この第1の高温グレー
ズ層2aの上面に転移点が670°Cぐらいの低温グレ
ーズ層(第2のグレーズ層)2bを印刷、乾燥させる。
この両者の層の厚さを合わしたグレーズ層2は、第3図
に示す従来のグレーズ層2の厚さと同程度に設定する。
次に、焼成温度プロファイルを、低温グレーズ層に合わ
せて第1のグレーズ層2aと、第2のグレーズ層2bを
同時焼成する。このような焼成により、第2のグレーズ
層2bのペースト中の気泡は焼成中に抜けて、表面では
じけ、その後表面が平滑となるに対し、第1のグレーズ
層2aは、転移点が高いので、焼成中に完全に気泡が抜
けきれず、微小な気泡が各所に点在して残ることになる
。このようにして得られたアルごナセラミック基手反1
の第2のグレーズ層2bの上面に発熱抵抗I]23aを
印刷、焼威し、さらに電柵リード導体4.5を形成し、
最後に保護膜6を被覆して、サーマルプリントヘッドの
製造を終わる。
なお、この例は、7iI膜弐のサーマルプリントヘッド
を説明したが、先に電極リードパターンを形成しておき
、後に発熱抵抗体を形成する厚膜方式のサーマルプリン
トヘッドであってもよい。
この発明のサーマルプリントヘッドと従来のサーマルプ
リントヘッドの印加エネルギーに対する印字濃度の比較
特性図を第2図に示しており、aは従来のサーマルプリ
ントヘッド、b、c、dは、この発明にかかるサーマル
プリントヘッドの特性である。図より明らかな如く、印
加エネルギーに対して、この発明のサーマルプリントヘ
ッドの方が印字濃度のはるかに濃いものを得ることがで
き、逆に同一印字濃度を得ようとすれば、この発明のサ
ーマルプリントヘッドの方が、はるかに印加エネルギー
が小さく、印字効率を向上させ得ることが理解できる。
(へ)発明の効果 この発明によれば、サーマルプリン1−へンドのセラミ
ンク基板上面に形成されるグレーズ層を、気泡を含む第
1のグレーズ層と、その上面に形成される表面が平滑さ
れた第2のグレーズ層で構成するようにしたので、蓄熱
効果が従来のものよりも大幅に改善され、従来型と比較
して、小さな印字エネルギーで同様の印字濃度が得られ
る。また、結晶化ガラスを用いていないので、表面が平
滑で微細バクーン加工が容易となる。さらに、省エネル
ギーとなり、セット電源が小型化できるなど種々の利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示すサーマルプリント
ヘッドの断面図、第2図は、従来のサーマルプリントヘ
ッドとこの発明のサーマルヘッドとの特性比較を示す図
、第3図は、従来のサーマルプリントヘッドの断面図で
ある。 1:アルξナセラξツク基冬反、 2a:第1のグレーズ層、 2b:第2のグレーズ層、 3:発熱抵抗膜、 4・5:電極リード導体、 6:保ill膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁基板と、この絶縁基板上に形成される微小な
    気泡を含む第1のグレーズ層と、この第1のグレーズ層
    の上面に形成され、表面が平滑された第2のグレーズ層
    と、この第2のグレーズ層の上面に設けられる発熱抵抗
    膜、電極リード及び保護膜とからなることを特徴とする
    サーマルプリントヘッド。
  2. (2)絶縁基板の表面に、第1のグレーズ層を印刷し乾
    燥させる工程と、前記工程で形成された第1のグレーズ
    層の上面に第1のグレーズ層よりも転移点の低い第2の
    グレーズ層を印刷し、乾燥させる工程と、第2のグレー
    ズ層の転移点よりも高く、前記第1のグレーズ層の転移
    点よりも低い温度で、前記第1、第2のグレーズ層を焼
    成する工程と、焼成後に前記第2のグレーズ層上面に、
    発熱抵抗膜、電極リード、及び保護膜を形成する工程と
    からなることを特徴とするサーマルプリントヘッドの製
    造方法。
JP01267872A 1989-10-14 1989-10-14 サーマルプリントヘッド及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3074625B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01267872A JP3074625B2 (ja) 1989-10-14 1989-10-14 サーマルプリントヘッド及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01267872A JP3074625B2 (ja) 1989-10-14 1989-10-14 サーマルプリントヘッド及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03128256A true JPH03128256A (ja) 1991-05-31
JP3074625B2 JP3074625B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=17450801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01267872A Expired - Fee Related JP3074625B2 (ja) 1989-10-14 1989-10-14 サーマルプリントヘッド及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3074625B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0469144U (ja) * 1990-10-26 1992-06-18
JP2012051319A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Rohm Co Ltd サーマルヘッドおよびサーマルヘッドの製造方法
CN114176294B (zh) * 2021-12-03 2023-11-21 广东顺德周大福珠宝制造有限公司 首饰及其表面处理方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141569A (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 Pentel Kk サ−マルヘッド
JPS62121068A (ja) * 1985-11-22 1987-06-02 Hitachi Ltd サ−マルヘツド
JPS6319270A (ja) * 1986-07-11 1988-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd サ−マルヘツドおよびその製造法
JPS6438255A (en) * 1987-08-03 1989-02-08 Oki Electric Ind Co Ltd Manufacture of thermal head

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141569A (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 Pentel Kk サ−マルヘッド
JPS62121068A (ja) * 1985-11-22 1987-06-02 Hitachi Ltd サ−マルヘツド
JPS6319270A (ja) * 1986-07-11 1988-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd サ−マルヘツドおよびその製造法
JPS6438255A (en) * 1987-08-03 1989-02-08 Oki Electric Ind Co Ltd Manufacture of thermal head

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0469144U (ja) * 1990-10-26 1992-06-18
JP2012051319A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Rohm Co Ltd サーマルヘッドおよびサーマルヘッドの製造方法
CN114176294B (zh) * 2021-12-03 2023-11-21 广东顺德周大福珠宝制造有限公司 首饰及其表面处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3074625B2 (ja) 2000-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1968820B (zh) 热打印头及其制造方法
US3998980A (en) Fabrication of thick film resistors
JPH03128256A (ja) サーマルプリントヘッド及びその製造方法
JP2000022105A5 (ja)
JPH05275162A (ja) ライン型加熱体
JPH0745357A (ja) セラミックヒーター
JPS5874373A (ja) サ−マルヘッド及びその製造方法
JPS6042069A (ja) サ−マルプリントヘツド
JPS59104963A (ja) サ−マルヘツドの製造方法
JP2002246211A (ja) チップ型ヒューズ抵抗器及びその製造方法
JPH01286864A (ja) サーマルヘッド
JP2746774B2 (ja) 回路基板の製造方法
JPH02177501A (ja) 角板型チップ抵坑器
JPS58203070A (ja) サ−マルヘツド
JPH06208311A (ja) 加熱ヒータ
JPH0647941A (ja) サーマルヘッド用基板の製造方法
JPS633972A (ja) サ−マルヘツドの製造方法
JPS6250160A (ja) サ−マルヘツド
JP2664714B2 (ja) ヒーターパネル
JPS59111290A (ja) 半導体ヒ−タの電極形成方法
JPH05330107A (ja) サーマルプリントヘッド
JPS62116164A (ja) サ−マルヘツドの製造方法
JP2000277301A (ja) 伝熱層を有する絶縁基板及び抵抗器
JPH1012404A (ja) 積層型ptcサーミスタ及びその製造方法
JPH0338351A (ja) サーマルヘッド及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees