JPH0312691Y2 - - Google Patents

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JPH0312691Y2
JPH0312691Y2 JP19167785U JP19167785U JPH0312691Y2 JP H0312691 Y2 JPH0312691 Y2 JP H0312691Y2 JP 19167785 U JP19167785 U JP 19167785U JP 19167785 U JP19167785 U JP 19167785U JP H0312691 Y2 JPH0312691 Y2 JP H0312691Y2
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battery
chassis
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wall
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、非常時の点灯用電源として使用され
る電池を内蔵した各種の誘導灯、非常用照明器具
等の電池内蔵形照明器具の輸送および荷扱い時に
おいて、上記電池を所定位置に保持するのに使用
される緩衝体に関する。
〔従来の技術〕
非常用けい光灯等は第9図に示すように一面が
開口された細長いシヤーシ1を備えており、この
シヤーシ1の内部には安定器2、点灯回路ユニツ
ト3、および非常時に点灯用電源として使用され
る電池4等が内蔵されている。シヤーシ1は段ボ
ール製の包装箱5に収納されて、輸送および荷積
みされるようになつている。そして、電池4は安
定器2および点灯回路ユニツト3を固定している
シヤーシ1の平坦な底部1aに電池保持手段6に
より着脱可能に取付けられている。なお、保持手
段6は電池4の定期的な交換を容易なものとする
ために、通常ツイスト式電池押えと称されている
ものが使用されている。この電池押えは合成樹脂
製であつて、第10図に示しように略T字形状を
なすとともに上記底部1aに回動可能に取付けら
れており、その弾性変形可能な左右の押え部6a
と上記底部1aとで電池4を挟持するようになつ
ている。また、輸送時等における電池4の保持性
を高めるために、従来では第9図および第10図
に示すように、段ボール板7の一面に発泡した樹
脂製の押え部材8を貼付けてなる緩衝体9を使用
している。この緩衝体9は、その段ボール板7の
両端部をシヤーシ1の開口縁に形成されている内
向きの曲げフランジ1b内面に係合させることに
よつて、電池4を上記底部1aとの間に挟むよう
にして押え部材8を電池4の外面に押付けて設け
られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような従来の緩衝体9は、二種類
の緩衝材料を組合わせて構成されているから、構
造および製造が複雑でコスト高であつた。さら
に、電池4の保持機能を十分に発揮できないこと
があつた。すなわち、包装した状態での運搬や荷
扱い時等において作用する振動および衝撃は、包
装箱5の上下方向だけではなく左右方向からも加
わるが、左右方向の作用力は、電池保持手段6お
よび緩衝体9が電池4をシヤーシ1の底部1aに
挟む方向とは略直角に交差する方向であることか
ら、特に包装箱5の積載効率を高めるために横積
み(つまり、第10図中A,B方向が上下となる
積み方。)する場合において生じる左右方向の大
きな振動力および衝撃力によつて、電池4が保持
位置から外れてしまうことがあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、一枚の緩衝板材を折曲げて形成さ
れ、かつ、一面が開口されたシヤーシの内側に内
蔵した電池の長さ方向と略直角に交差する方向に
沿うとともに、上記シヤーシ内面との間に上記電
池を狭むようにして配置される緩衝壁部と、この
緩衝壁部から上記電池の長さ方向に沿つて折曲げ
て設けられ、上記緩衝壁部が上記電池に接触する
部分と上記シヤーシの内面への上記電池の接触部
分との間において上記電池にその長さ方向に沿つ
て接触または近接するストツパ壁部と、これらス
トツパ壁部から斜め状にして外側に折曲げて設け
られ、先端が上記シヤーシの開口縁に形成されて
いる内向きの曲げフランジの内面に係合する突つ
張り壁部とを有した構成とすることによつて、上
記従来の問題点を解決したものである。
〔作用〕
上記解決手段を備えた緩衝体は、段ボール板等
の一枚の緩衝板材を析曲げて形成されるものであ
るから、構造および製造が簡単で、安価である。
そして、照明器具の輸送時等におけるシヤーシの
底部からシヤーシ開口側への電池の動きは、スト
ツパ壁部を介して突つ張り壁部で位置を保持され
る緩衝壁部によつて抑制されるとともに、上記電
池の動き方向に対して略直角に交差する方向への
電池の動きは、ストツパ壁部および突つ張り壁部
によつて抑制される。これにより、輸送および荷
扱い時に電池が保持位置から外れることが防止さ
れるものである。
〔実施例〕
本考案の一実施例を示す第1図から第5図中1
1は、非常用けい光灯が備える反射板を兼ねるシ
ヤーシである。このシヤーシ1は、例えば平坦な
底部11aの両側に、斜状部位と上向き部位とか
らなる側壁部11bを夫々設けるとともに、これ
ら側壁11bの上端部に内向きの曲げフランジ1
1cを設け、かつ両端面には端板11d(第2図
参照)を夫々取付けて、上面を開口した構造をな
している。。
このシヤーシ11の内部には、安定器12およ
び点灯回路ユニツト13が底部11aに固定して
内蔵されているとともに、非常時に点灯用電源と
して使用される電池14が着脱可能に内蔵されて
いる。電池14は定期的に交換されるものであ
り、これは、合成樹脂製により略T字形状に形成
されて上記底部1aに回動可能に取付けられたツ
イスト式電池押えと称される電池保持手段15に
よつて、その弾性変形可能な左右の押え部15a
と上記底部11aとに挟持されている。以上のよ
うにして電池14等が内蔵されたシヤーシ11
は、その開口側から以下に詳述する緩衝体16に
より電池14を押えた状態で、第2図に示す段ボ
ール製の包装箱17に収納されて、輸送および荷
扱いされるようになつている。なお、第2図中1
8は端部緩衝部材を示している。
緩衝体16は一枚の段ボール板等の緩衝板材を
析曲げて形成されるとともに、緩衝壁部19、ス
トツパ壁部20、および突つ張り壁部21を有し
て構成されている。
緩衝壁部19は電池14の長さ方向と略直角に
交差する方向に沿うとともに、シヤーシ11の底
部11a内面との間に電池14を挟むようにして
配置される部分である。なお、本実施例の緩衝壁
部9には、これによつて電池14に過度な負荷を
与えることを防止するために、二本の電池14間
に挿入されて、その先端が底部11aに当接する
荷重受け突部19aを突設してある。
ストツパ壁部20は、緩衝壁部19の両端に
夫々析目22(第3図参照)を介して一体に設け
られ、これら析目22を境にして電池14の長さ
方向に沿つて析曲げられている。そして、これら
ストツパ壁部20は、緩衝壁部19が電池14に
接触する接触部分Cとシヤーシ11の底部11a
内面への電池14の接触部分Dとの間において、
電池14にその長さ方向に沿つて接触または近接
して設けられる部分である。しかも、本実施例の
場合にはストツパ壁部20の長さは上記側壁部1
1bの斜状部位の内面に当接する寸法にしてあ
る。
突つ張り壁部21は、各ストツパ壁部20の先
端に折目23(第3図および第4図参照)を介し
て一体に設けられ、これら析目23を境にして斜
め状にして外側に析曲げられる部分である。この
壁部21の先端は上記曲げフランジ11dの内面
に係合されるようになつている。なお、突つ張り
壁部21はストツパ壁部20の全体からではな
く、一部を析曲げて形成してもよい。
なお、析目22,23はミシン目または板厚の
中ほどまで切込みを入れて設けられる所謂半カツ
ト等で形成される。
そして、以上の構成の緩衝体16は、第3図の
展開状態に示したように形成した一枚の緩衝板材
を、まず、析目22を境に緩衝壁部19およびス
トツパ壁部20を析曲げて第4図に示すような枠
状とした後、析目23を境に突つ張り壁部21を
析曲げて第5図に示すような所定形状の緩衝体1
6とする。
このようにして得られた緩衝体16は、その荷
重受け突部19aを電池保持手段15でシヤーシ
11の内面に保持されている二本の電池14間に
挿入する同時に、これら電池14を荷重受け突部
19aとストツパ壁部20との間に嵌合させてか
ら、突つ張り壁部21をシヤーシ11の曲げフラ
ンジ11dの内面に係合させることによつて、電
池14を押えて第1図に示すようにシヤーシ11
に取付けられる。
そして、緩衝体16の緩衝壁部19は、以上の
取付けによりシヤーシ11の底部11aとの間に
電池14を挟むように配置される。このため、ス
トツパ壁部20を介して突つ張り壁部21で位置
を保持される緩衝壁部19によつて、シヤーシ1
1の底部11aからシヤーシ11の開口側への電
池14の動きを抑制できる。これとともに、緩衝
体16の以上の取付けによりストツパ壁部20
が、上記シヤーシ11の側壁部11bと対向する
電池14外面にこの電池14の長さ方向に沿つて
近接または接触して配置される。このため、包装
箱17を横積みした場合のようにシヤーシ11の
開口側への電池14の動き方向に対して略直角に
交差する方向への電池14の動きを、ストツパ壁
部20および突つ張り壁部21によつて抑制でき
る。
すなわち、上記構成の緩衝体16の使用によ
り、輸送および荷扱いにより電池14が保持位置
から外れることを防止できる。
また、第6図から第8図に示した緩衝体16
は、ツイスト式電池保持手段15が電池14の一
端部を押えるものである場合に適用する例であ
り、これは単一の緩衝壁部19の両端に夫々スト
ツパ壁部20を連ねるとともに、これら一対の壁
部20に突つ張り壁部21を連ねて形成されてい
る。したがつて、この実施例の緩衝体16は、そ
の緩衝壁部19とストツパ壁部21とは枠状では
なく第8図に示すように略コ字形状に折曲げられ
るものである。なお、以上の説明事項以外の点は
上記一実施例と同じであるので、その説明につい
ては省略する。そして、この実施例においても本
考案の所期の目的を達成できることは勿論のこ
と、緩衝板材の材料コストおよび折曲げの手間を
減らすことができる。
なお、上記各実施例は夫々以上のように構成し
たが、本考案の実施に当つては、考案の要旨に反
しない限り、緩衝板材、緩衝壁部、ストツパ壁
部、突つ張り壁部等の具体的な構造、形状、位
置、材質等は、上記各実施例に制約されることな
く、種々の態様に構成して実施できることは勿論
である。
〔考案の効果〕
上記実用新案登録請求の範囲に記載の構成を要
旨とする本考案によれば、一枚の緩衝板材を折曲
げて形成したから、構造および製造が簡単で安価
に得ることができ、そして、緩衝壁部でシヤーシ
の底部からシヤーシ開口側への電池の動きを抑制
するとともに、ストツパ壁部および突つ張り壁部
で上記電池の動き方向に対して略直角に交差する
方向への電池の動きを抑制するから、電池の保持
性能を向上できるという実用上有益な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は緩衝体を取付けた状態でのシヤーシの断
面図、第2図は緩衝体をシヤーシおよび包装箱と
ともに示す分解斜視図、第3図は緩衝体の展開
図、第4図は組立て途中状態での緩衝体の斜視
図、第5図は緩衝体の斜視図である。第6図から
第8図は本考案の他の実施例を示し、第6図は緩
衝体をシヤーシおよび包装箱とともに示す分解斜
視図、第7図は緩衝体の展開図、第8図は緩衝体
の斜視図である。第9図および第10図は従来例
を示し、第9図は緩衝体を取付けたシヤーシと包
装箱との分解斜視図、第10図は第9図中X−X
線に沿う断面図である。 11……シヤーシ、11d……曲げフランジ、
14……電池、16……緩衝体、19……緩衝壁
部、20……ストツパ壁部、21……突つ張り壁
部、C,D……接触部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一面が開口されたシヤーシ、およびこのシヤー
    シの内側に内蔵された電池を備える照明器具に使
    用される緩衝体において、一枚の緩衝板材を折曲
    げて形成され、かつ、上記電池の長さ方向と略直
    角に交差する方向に沿うとともに、上記シヤーシ
    内面との間に上記電池を狭むようにして配置され
    る緩衝壁部と、この緩衝壁部から上記電池の長さ
    方向に沿つて折曲げて設けられ、上記緩衝壁部が
    上記電池に接触する部分と上記シヤーシの内面へ
    の上記電池の接触部分との間において上記電池に
    その長さ方向に沿つて接触または近接するストツ
    パ壁部と、これらストツパ壁部から斜め状にして
    外側に折曲げて設けられ、先端が上記シヤーシの
    開口縁に形成されている内向きの曲げフランジの
    内面に係合する突つ張り壁部とを有したことを特
    徴とする電池内蔵形照明器具の緩衝体。
JP19167785U 1985-12-13 1985-12-13 Expired JPH0312691Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19167785U JPH0312691Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19167785U JPH0312691Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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Publication Number Publication Date
JPS6299572U JPS6299572U (ja) 1987-06-25
JPH0312691Y2 true JPH0312691Y2 (ja) 1991-03-25

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JP19167785U Expired JPH0312691Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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JPS6299572U (ja) 1987-06-25

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