JPH03126917A - 液晶表示器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は液晶分子を一定方向に配向させるラビング方法
に関する。

（従来の技術） 従来の液晶表示器のラビング方法は、第２図に示すよう
に、基板１上に配向膜２を形成した後、ラビング布３を
巻き付けた円筒ローラ４を回転させながら、円筒ローラ
４と基板−とを相対的に移動させ、ラビング布３で配向
膜２を一定方向にラビングしていた。

（発明が解決しようとする課題） 液晶表示器は観察方向と良視角方向を一致させるため、
一般にラビング処理は基板１の一辺に対して斜め方向に
行なう。このため従来のラビング方法では、ラビング布
３は基板１のコーナー部６と最初に接触し、この時ラビ
ング布３の毛が抜けたり、切れたり、毛先が倒れたりし
て、コーナー部６と接触した部分７の毛先が乱れる。

この結果、毛先が乱れた部分７でラビングされた領域で
配向ムラを誘発する。

そこで、この発明はこのような問題を解決するもので、
均一な配向が得られるラビング方法を提供するものであ
る。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明は、液晶分子を一定方向に配向させるために、基
板上の配向層をラビング布で一定方向にラビングする工
程を有する液晶表示器の製造方法において、ラビングす
る工程は、基板のコーナー部より内側からこすり始める
ことを特徴とする液晶表示器の製造方法である。

（作　用） 基板上の配向層をラビング布で一定方向にラビングする
工程で、基板のコーナー部より内側からこすり始めるこ
とにより、毛先の乱れがなくなり、均一な配向処理を実
現できる。

（実施例） 以下、第１図を参照して本発明を説明する。

金属製円筒ローラ１０の表面には、ラビング布１１とし
てアゲハラベルベット（株）製の綿ベルベット８００７
−０９０を両面テープ１２を用いて貼り伺けである。ま
た透明電極（図示せず）を形成した基板１３の表面には
高分子樹脂からなる配向膜１４が設けられている。

ラビング処理に当たっては、従来例と同様にラビング布
Ｉ２を巻き付けた円筒ローラｌＯを回転させながら、円
筒ローラ１０と基板１３とを相対的に移動させ、ラビン
グ布１１の毛先で配向膜ｔ４を一定方向にこすり、ラビ
ングを行なう。

ここで従来例と異なるのは、円筒ローラ１０の表面のラ
ビング布１１が基板ｉ３に最初に接触するのは、基板ｔ
３のコーナー部１５ではなく、コーナー部１５の内側で
あり、例えば基板１３のコーナー部１５より内側に円筒
ローラ１０を上方より下降させ、ラビングを開始する。

これにより、ラビング布１１が基板１３に最初に接触す
る時に、ラビング布１２の毛が抜けたり、切れたり、毛
先が倒れたりする毛先の乱れが防止できる。

このようにして配向処理した基板１３を用いて、液晶表
示器を作製したところ、配向不良のない均一な配向を有
するものが得られた。

なお、基板のコーナー部より内側からラビングを開始す
るため、コーナー部近傍ではラビングされないので、予
めコーナー部が余剰部となるように基板の内側の所定位
置に透明電極を形成しておき、後で余剰部を切断除去し
て液晶表示器を構成することが望ましい。

〔発明の効果コ 本発明によれば、配向ムラのない均一な配向の液晶表示
器が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のラビング工程を説明する図、第２図は
従来のラビング工程を説明する図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液晶分子を一定方向に配向させるために、基板上の配向
   層をラビング布で一定方向にラビングする工程を有する
   液晶表示器の製造方法において、前記ラビングする工程
   は、前記基板のコーナー部より内側からこすり始めるこ
   とを特徴とする液晶表示器の製造方法。