JPH03126616A - 塩基性炭酸カルシウムの製造方法 - Google Patents
塩基性炭酸カルシウムの製造方法Info
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- JPH03126616A JPH03126616A JP26783589A JP26783589A JPH03126616A JP H03126616 A JPH03126616 A JP H03126616A JP 26783589 A JP26783589 A JP 26783589A JP 26783589 A JP26783589 A JP 26783589A JP H03126616 A JPH03126616 A JP H03126616A
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Landscapes
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用性!I!F]
−
本発明は塩基性炭酸カルシウムの製造方法、さらに詳し
くいえば、プラスチックの′a燃性充填材、製紙用内填
材及び塗工顔料などに有用な白色板状無機結晶の塩基性
炭酸カルシウムの効率的な工業的製造方法に関するもの
である。
くいえば、プラスチックの′a燃性充填材、製紙用内填
材及び塗工顔料などに有用な白色板状無機結晶の塩基性
炭酸カルシウムの効率的な工業的製造方法に関するもの
である。
[従来の技術]
石灰乳と二酸化炭素との反応から板状の塩基性炭酸カル
シウムを合成する技術については、反応開始時の温度が
25℃以下の石灰乳に、二酸化炭素含有ガスを一定速度
で吹き込む方法(特許I420938号)、同じく、炭
酸化率に応じて導入速度を2段階にわけて吹き込む方法
(特開昭61−219715号公報)、あるいは3段階
にわけて吹き込む方法(特開昭62−113718号公
報)、さらに、用いる生石灰の活性度に応じて二酸化炭
素含有ガスの導入速度を変える方法(特開平1−119
512号公報)などがある。
シウムを合成する技術については、反応開始時の温度が
25℃以下の石灰乳に、二酸化炭素含有ガスを一定速度
で吹き込む方法(特許I420938号)、同じく、炭
酸化率に応じて導入速度を2段階にわけて吹き込む方法
(特開昭61−219715号公報)、あるいは3段階
にわけて吹き込む方法(特開昭62−113718号公
報)、さらに、用いる生石灰の活性度に応じて二酸化炭
素含有ガスの導入速度を変える方法(特開平1−119
512号公報)などがある。
しかし、上記のいずれの方法においても塩基性炭酸カル
シウムを収率よく合成するためには、反応開始時の懸濁
液温度を20℃以下、好ましくは=2 15℃以下にする必要があり、冷却に多大のエネルギー
を要した。また、得られる塩基性炭酸カルシウムは凝集
の多いものであった。
シウムを収率よく合成するためには、反応開始時の懸濁
液温度を20℃以下、好ましくは=2 15℃以下にする必要があり、冷却に多大のエネルギー
を要した。また、得られる塩基性炭酸カルシウムは凝集
の多いものであった。
[発明が解決しようとする問題点コ
本発明の目的は、反応開始温度が20℃以上でかつ、分
散性にすぐれた塩基性炭酸カルシウムを工業的に有利に
製造する方法を提供することにある。
散性にすぐれた塩基性炭酸カルシウムを工業的に有利に
製造する方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
本発明者は前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果
、特定の吸湿率と炭酸化率条件を満たすよう調製された
生石灰粉末を、所定濃度のサッカロース水溶液中で水和
したあと、二酸化炭素含有ガスを導入することにより、
その目的を達成しうることを見いだし、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
、特定の吸湿率と炭酸化率条件を満たすよう調製された
生石灰粉末を、所定濃度のサッカロース水溶液中で水和
したあと、二酸化炭素含有ガスを導入することにより、
その目的を達成しうることを見いだし、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
塩基性炭酸カルシウムの生成は、生石灰の水懸濁液と二
酸化炭素との反応初期生成物である非晶質炭酸カルシウ
ムが、高濃度の水酸化カルシウム溶液中で溶解・析出機
構を経て結晶化することか3− ら生成すると理解されている(石膏と石灰、N0120
3、p25.1986)。したがって、結晶化時の溶存
水酸化カルシウム濃度が高いことが必要条件となる。し
かるに、水に対する水酸化カルシウムの溶解度は温度が
高いほど下がる性質があり、そのため、従来法では、2
0℃以上の反応開始温度では、塩基性炭酸カルシウムを
収率よく合成できなかった。他方、高い濃度の水酸化カ
ルシウム溶液、すなわち過飽和溶液は、生石灰粉末の湿
式水和の初期に得られることは周知であるが、水和開始
にともなう発熱ですぐ消失するので、塩基性炭酸カルシ
ウムの合成には、通常利用できない。
酸化炭素との反応初期生成物である非晶質炭酸カルシウ
ムが、高濃度の水酸化カルシウム溶液中で溶解・析出機
構を経て結晶化することか3− ら生成すると理解されている(石膏と石灰、N0120
3、p25.1986)。したがって、結晶化時の溶存
水酸化カルシウム濃度が高いことが必要条件となる。し
かるに、水に対する水酸化カルシウムの溶解度は温度が
高いほど下がる性質があり、そのため、従来法では、2
0℃以上の反応開始温度では、塩基性炭酸カルシウムを
収率よく合成できなかった。他方、高い濃度の水酸化カ
ルシウム溶液、すなわち過飽和溶液は、生石灰粉末の湿
式水和の初期に得られることは周知であるが、水和開始
にともなう発熱ですぐ消失するので、塩基性炭酸カルシ
ウムの合成には、通常利用できない。
そこで、本発明者らはこの過飽和の制御による塩基性炭
酸カルシウムの合成法について検討した結果、生石灰粉
末に予め水蒸気および二酸化炭素を吸収させ水利保護膜
を形成させた生石灰をサッカロース水溶液中で水和して
なるUS液に二酸化炭素含有ガスを導入すると分散性の
よい塩基性炭酸カルシウムが合成できることを見いだし
た。
酸カルシウムの合成法について検討した結果、生石灰粉
末に予め水蒸気および二酸化炭素を吸収させ水利保護膜
を形成させた生石灰をサッカロース水溶液中で水和して
なるUS液に二酸化炭素含有ガスを導入すると分散性の
よい塩基性炭酸カルシウムが合成できることを見いだし
た。
4−
これは、生石灰粉末表面の水和保護膜が生石灰の水和速
度を遅延するため、主水和が始まるまでの間、水酸化カ
ルシウムの過飽和が維持でき、その間、生石灰表面に形
成されていた非晶質炭酸カルシウムが溶解し、水酸化カ
ルシウムの過飽和溶液中で分散した塩基性炭酸カルシウ
ム結晶核を発生させるためと考えられる。しかし、水利
保護膜のみでは、核発生の誘導期間には不十分であるこ
とが判明し、塩基性炭酸カルシウムの生成に害のない水
和遅延材の探索を行った結果、サッカロースが有効なこ
とを見いだし、本発明が完成されたものである。
度を遅延するため、主水和が始まるまでの間、水酸化カ
ルシウムの過飽和が維持でき、その間、生石灰表面に形
成されていた非晶質炭酸カルシウムが溶解し、水酸化カ
ルシウムの過飽和溶液中で分散した塩基性炭酸カルシウ
ム結晶核を発生させるためと考えられる。しかし、水利
保護膜のみでは、核発生の誘導期間には不十分であるこ
とが判明し、塩基性炭酸カルシウムの生成に害のない水
和遅延材の探索を行った結果、サッカロースが有効なこ
とを見いだし、本発明が完成されたものである。
本発明においては生石灰は吸湿および炭酸化処理を施す
必要があるため軟焼生石灰が好ましい。
必要があるため軟焼生石灰が好ましい。
サッカロース濃度は0.01%から0.1%の範囲が好
ましい。さらに好ましくは0.015%から0.025
%の間である。0.01%未満あるいは0.1%を越え
ると塩基性炭酸カルシウムは生成しない。反応開始温度
は30℃以下、好ましくは20℃〜25℃の範囲である
。20℃未満では本発明と従来法との差がほとんどなく
なる。
ましい。さらに好ましくは0.015%から0.025
%の間である。0.01%未満あるいは0.1%を越え
ると塩基性炭酸カルシウムは生成しない。反応開始温度
は30℃以下、好ましくは20℃〜25℃の範囲である
。20℃未満では本発明と従来法との差がほとんどなく
なる。
本発明においては生石灰粉末が吸着した二酸化炭素は、
分子状のままあるいは非晶質炭酸カルシウムの形で存在
している必要がある。カルサイトなど結晶質炭酸カルシ
ウムの形で存在すると塩基性炭酸カルシウムは生成しな
い。しかし、大気中で調製された生石灰粉末の二酸化炭
素は大部分非晶質炭酸カルシウムの形で存在するのでそ
のまま使用可能である。
分子状のままあるいは非晶質炭酸カルシウムの形で存在
している必要がある。カルサイトなど結晶質炭酸カルシ
ウムの形で存在すると塩基性炭酸カルシウムは生成しな
い。しかし、大気中で調製された生石灰粉末の二酸化炭
素は大部分非晶質炭酸カルシウムの形で存在するのでそ
のまま使用可能である。
[実施例コ
以下、実施例及び比較例をもとにさらに詳しく説明する
。
。
実施例1
大気下で市販の工業用生石灰(最大塊的30mm)をジ
ロウクラッシャーで2mm以下に破砕したのち、ロッド
ミルで粉砕し円形振動ふるいで200メツシュ以下の生
石灰粉末をつくった。この生石灰粉末の吸湿率は3.8
wt%、炭酸化率は0.8wt%であった。X線回折の
結果では炭酸カルシウムに由来するピークはなんら認め
られなかった。この生石灰粉末200gを25℃の0.
015%サッカロース水溶液2リツトルに投入し40
Or pmでかくはんすると約25分間後に水利による
発熱が始まり35分間でピークに達した。生石灰投入後
から約1時間へたのち懸濁液温を25℃に調製してから
、600rpmでかくはん下、100%濃度の二酸化炭
素を毎分1リットルで導入し約55分間後に反応を中止
した。生成物は長径的3μmの分散性のよい板状塩基性
炭酸カルシウムであった。
ロウクラッシャーで2mm以下に破砕したのち、ロッド
ミルで粉砕し円形振動ふるいで200メツシュ以下の生
石灰粉末をつくった。この生石灰粉末の吸湿率は3.8
wt%、炭酸化率は0.8wt%であった。X線回折の
結果では炭酸カルシウムに由来するピークはなんら認め
られなかった。この生石灰粉末200gを25℃の0.
015%サッカロース水溶液2リツトルに投入し40
Or pmでかくはんすると約25分間後に水利による
発熱が始まり35分間でピークに達した。生石灰投入後
から約1時間へたのち懸濁液温を25℃に調製してから
、600rpmでかくはん下、100%濃度の二酸化炭
素を毎分1リットルで導入し約55分間後に反応を中止
した。生成物は長径的3μmの分散性のよい板状塩基性
炭酸カルシウムであった。
実施例2
実施例1と同じ生石灰粉末200gを30″Cの0.0
2%サッカロース水溶液2リツトルに投入し400rp
mでかくはんすると約10分間後に水和による発熱が始
まり35分間でピークに達した。生石灰投入後から約1
時間へたのち懸濁液温を30℃に調製してから、600
rpmでかくはん下、100%濃度の二酸化炭素を毎分
1リットルで導入し約55分間後に反応を中止した。生
成物は長径的3μmの分散性のよい板状塩基性炭酸カル
シウムであった。
2%サッカロース水溶液2リツトルに投入し400rp
mでかくはんすると約10分間後に水和による発熱が始
まり35分間でピークに達した。生石灰投入後から約1
時間へたのち懸濁液温を30℃に調製してから、600
rpmでかくはん下、100%濃度の二酸化炭素を毎分
1リットルで導入し約55分間後に反応を中止した。生
成物は長径的3μmの分散性のよい板状塩基性炭酸カル
シウムであった。
実施例3
試薬沈降製炭酸カルシウムを1000℃で8時間焼成し
生石灰粉末をつくった。この200gを真空デシケータ
に入れ、真空にしたのち外部からLogの水を水蒸気と
して導入し吸湿させ、その後再び脱気し今度は二酸化炭
素を導入し1時間吸収させた。この生石灰の吸湿率は5
.3wt%、炭酸化率は0.7wt%であった。X線回
折結果では炭酸カルシウム結晶のピークはなんら認めら
れなっかった。こうしてえた生石灰粉末200gを実施
例1と同様な条件で水和すると、約20分間後に水和に
よる発熱が始まり30分間でピークに達した。生石灰投
入から約1.5時間後に懸濁液温を25℃?こ調製し6
00rpmでかくはん下、100%濃度の二酸化炭素を
毎分1リツトルで導入し約55分間で反応を中止した。
生石灰粉末をつくった。この200gを真空デシケータ
に入れ、真空にしたのち外部からLogの水を水蒸気と
して導入し吸湿させ、その後再び脱気し今度は二酸化炭
素を導入し1時間吸収させた。この生石灰の吸湿率は5
.3wt%、炭酸化率は0.7wt%であった。X線回
折結果では炭酸カルシウム結晶のピークはなんら認めら
れなっかった。こうしてえた生石灰粉末200gを実施
例1と同様な条件で水和すると、約20分間後に水和に
よる発熱が始まり30分間でピークに達した。生石灰投
入から約1.5時間後に懸濁液温を25℃?こ調製し6
00rpmでかくはん下、100%濃度の二酸化炭素を
毎分1リツトルで導入し約55分間で反応を中止した。
生成物は長径的2.5μmの分散性のよい板状塩基性炭
酸カルシウムであった。
酸カルシウムであった。
比較例1
実施例1と同じ風化生石灰を電気炉で400℃、2時間
焼成した。この生石灰の吸湿率は4.0%炭酸化率は0
.8%であった。X線回折結果によればカルサイトのピ
ークがわずかに認められた。
焼成した。この生石灰の吸湿率は4.0%炭酸化率は0
.8%であった。X線回折結果によればカルサイトのピ
ークがわずかに認められた。
この生石灰200gを25℃の0.015%サッカロー
ス水溶液2リットルに投入すると直ちに水和による発熱
が始まった。生石灰投入後から約1時間へたのち懸濁液
温を25℃に調製し、600rpmでかくはん下、10
0%濃度の二酸化炭素を毎分lリットルで導入し約55
分間後に反応を中止した。生成物は炭酸カルシウムと未
反応の水酸化カルシウムであった。
ス水溶液2リットルに投入すると直ちに水和による発熱
が始まった。生石灰投入後から約1時間へたのち懸濁液
温を25℃に調製し、600rpmでかくはん下、10
0%濃度の二酸化炭素を毎分lリットルで導入し約55
分間後に反応を中止した。生成物は炭酸カルシウムと未
反応の水酸化カルシウムであった。
[発明の効果]
実施例から明らかなようlこ、本発明方法により吸湿お
よび炭酸化した、あるいは、された風化生石灰粉末を低
濃度サッカロース水溶液で水和してなる懸濁液では20
℃以上の温度でも分散性のよい塩基性炭酸カルシウムが
生成できることが明らかになった。一方、生石灰の炭酸
化処理によって生成した炭酸カルシウムが結晶質である
比較例19− ではその効果がなく、 本発明との差が顕著であっ た。
よび炭酸化した、あるいは、された風化生石灰粉末を低
濃度サッカロース水溶液で水和してなる懸濁液では20
℃以上の温度でも分散性のよい塩基性炭酸カルシウムが
生成できることが明らかになった。一方、生石灰の炭酸
化処理によって生成した炭酸カルシウムが結晶質である
比較例19− ではその効果がなく、 本発明との差が顕著であっ た。
=10−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、サッカロース水溶液中で水和してえられた生石灰水
懸濁液と二酸化炭素とを反応せしめることを特徴とする
塩基性炭酸カルシウムの製造方法。 2、生石灰は、100メッシュ以下で、かつ吸湿率2〜
15%、炭酸化率0.05〜2%内にあることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3、生石灰の炭酸化生成物が非晶質であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 4、サッカロース水溶液の濃度が0.01〜0.1%内
にあり、生石灰投入時の液温が、20℃〜35℃である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1267835A JPH0745323B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 塩基性炭酸カルシウムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1267835A JPH0745323B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 塩基性炭酸カルシウムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126616A true JPH03126616A (ja) | 1991-05-29 |
JPH0745323B2 JPH0745323B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=17450283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1267835A Expired - Lifetime JPH0745323B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 塩基性炭酸カルシウムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0745323B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5332564A (en) * | 1992-07-10 | 1994-07-26 | Ecc International Inc. | Process for production of rhombic shaped precipitated calcium carbonate |
KR20020082813A (ko) * | 2002-09-06 | 2002-10-31 | 한국지질자원연구원 | 에탄올-에틸렌 글리콜계에서의 탄산화 반응을 이용하여제조된 비정질 탄산칼슘의 후처리 방법 |
CN115717000A (zh) * | 2022-11-18 | 2023-02-28 | 江西华明纳米碳酸钙有限公司 | 橡胶相容性纳米碳酸钙的制备方法 |
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1989
- 1989-10-12 JP JP1267835A patent/JPH0745323B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5332564A (en) * | 1992-07-10 | 1994-07-26 | Ecc International Inc. | Process for production of rhombic shaped precipitated calcium carbonate |
KR20020082813A (ko) * | 2002-09-06 | 2002-10-31 | 한국지질자원연구원 | 에탄올-에틸렌 글리콜계에서의 탄산화 반응을 이용하여제조된 비정질 탄산칼슘의 후처리 방법 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0745323B2 (ja) | 1995-05-17 |
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