JPH03123489A - イヌ免疫グロブリンκ鎖の定常領域をコードする遺伝子断片およびマウス×イヌキメラ抗体 - Google Patents

イヌ免疫グロブリンκ鎖の定常領域をコードする遺伝子断片およびマウス×イヌキメラ抗体

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JPH03123489A
JPH03123489A JP25542589A JP25542589A JPH03123489A JP H03123489 A JPH03123489 A JP H03123489A JP 25542589 A JP25542589 A JP 25542589A JP 25542589 A JP25542589 A JP 25542589A JP H03123489 A JPH03123489 A JP H03123489A
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和彦 来海
Yukio Tokiyoshi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11旦立■且上! 本発明は、イヌの疾病、特に伝染病の診断、治療及び予
防に期待できる新規なイヌモノクローナル抗体に関する
。さらに詳細にはイヌモノクローナル抗体を構成するイ
ヌ免疫グロブリンに鎖の定常領域をコードする遺伝子断
片およびこれを利用したマウス×イヌキメラ抗体に関す
る。
l肌り1盪 イヌはペットとして昔から人間に1着のある動物である
が、近年の欧米では、 「伴侶、仲間、相棒としての動
物J  (Coa+panion 5pecies)と
称され、人間社会の一員としての地位を獲得しつつある
また、警察犬、盲導犬等のように人間社会に必要不可欠
な動物としても貢献している。もう一方では、医学、薬
学、畜産学、獣医学から心理学にいなる実験動物として
の貢献度は従来から大きなものであったが、近年では医
薬品の効果検定や安全性試験にSPF犬などの呼称のも
とて更に貢献度が高まっている。いずれの場合にも当然
の事として、これらのイヌの疾病、特に伝染病に関する
より確実な知識がますます必要となり、その診断、治療
、予防のための方法が確立される事が要求されている。
イヌのウィルス性疾患は多く、なかでもイヌジステンパ
ーウィルス、イヌバルボウイルス、イヌ伝染性肝炎ウィ
ルス等の疾患は急性で致死率が高い、予防としてのワク
チンは開発されているものの、感染・発症したイヌの治
療法としては、抗生物質、サルファ剤等の二次細菌感染
予防の対症療法しかないこと等、現在の治療法には問題
を残している。従来より治療法として高度免疫血清や血
清由来の免疫グロブリンが使用され有効な実績を残して
きた。しかし、現在では、動物愛護思想の高まりと共に
、イヌ血清原料の入手が困難になりこの治療法は使いた
くとも使用できない状況になっている。従って、従来の
高度免疫血清に代わって感染ウィルスを中和できるモノ
クローナル抗体が出来れば、これらウィルス性疾患の治
療に大きく貢献することが可能である。
従来技術 上記のような高度免疫血清の代替品として、ウィルス中
和活性を有するモノクローナル抗体の使用が考えられる
。モノクローナル抗体作製に関する基本的な技術は、こ
れまでに主としてマウス型モノクローナル抗体において
確立されている。ハイブリドーマ等の細2 /、:産生
ずるモノクローナル抗体は大量にしかも半永久に得られ
、原料不足の問題を解消できうる。しがし、ここにおけ
るモノクローナル抗体は、副作用(マウスモノクローナ
ル抗体をイヌに使用した場合、異種タンパクとしてアナ
フィラキシ−ショックや血清病などのα1作用を起こす
ことが考えられる)をなくす意味がら、従来のマウスモ
ノクローナル抗体ではなくイヌモノクローナル抗体でな
ければならない。
これらのイヌウィルス性疾患の治療薬としてのイヌモノ
クローナル抗体の作製法には次のようなものが考えられ
る。(1)イヌ×イヌハイブリドーマを用いる方法、(
2)ある種のウィルス及び化学薬剤等でトランスフオー
ムさせたイヌリンパ球を用いる方法、(3)イヌ×マウ
スヘテロハイブリドーマを用いる方法、(4)イヌ×マ
ウスヘテロハイプリドーマを親株としたイヌ×(イヌ×
マウス)ハイブリドーマを用いる方法、(5)キメラモ
ノクローナル抗体[抗原と結合する可変(’/)領域は
ウィルス中和活性を有するマウスモノクローナル抗体か
ら、抗原性あるいは免疫原性及び生理活性に関与する定
常(C)領域はイヌモノクローナル抗体からなる、マウ
ス(V)−イヌ(C)キメラモノクローナル抗体]を遺
伝子組換えで作製する方法、等であるが、これらの方法
による成功例は一切報告されていない。
ここで、(1)については融合効率が低いことや適当な
ミエローマ親株がないこと、(2)についてはヒトの場
合のHBウィルスに相当する適当なウィルスや適当な化
学薬剤がないこと、さらに、(3) (4)の方法では
ヒト型モノクローナル抗体作製例から考えて、目的のイ
ヌ型モノクローナル抗体を高効率に得るまでには多くの
困難が予想される(例えば、安定性の問題等)、従って
、(5)のキメラモノクローナル抗体法がより実現性の
高い方法であると考えられる。
このキメラモノクローナル抗体は、可変(V)領域の原
料となるマウスモノクローナル抗体を産生ずるマウス×
マウスハイブリドーマがらクローニングしたそのV遺伝
子と、定常(C)領域の原料となるイヌモノクローナル
抗体を産生ずるイヌ抗体産生細胞からクローニングした
C遺伝子とを結合させたマウス(v)−イヌ(C)キメ
ラ抗体遺伝子を含むプラスミドベクターを、動物細胞(
例えば、マウスミエローマ)宿主中で発現させ、その培
養上清中に得られるものである。ヒトにおいてはすてに
キメラ抗体に関するいくつかの報告が見受けられる(特
開昭60−155132号、特開昭61−47500号
)。
このようにイヌキメラ抗体の作製には、目的の抗原と結
合能を持つ抗体分子の可変(■)領域のアミノ酸配列を
コードする遺伝子とイヌ免疫グロブリンの定常(C)領
域のアミノ酸配列をコードする遺伝子が必要となる。キ
メラ抗体の可変(V)領域遺伝子は、前述した種々のイ
ヌウィルス等に対して中和活性を有するマウスモノクロ
ーナル抗体を産生ずる細胞から得られるもので、この細
胞は従来のマウス×マウスハイブリドーマ法で比較的容
易に作製することが出来る。しかしながら、キメラ抗体
の定常領域遺伝子となるイヌ免疫グロブリンC領域遺伝
子については現在のところ全くその構造が知られておら
ず、遺伝子もクローニングされていない、従って、イヌ
キメラ抗体を作製するためには、イヌ免疫グロブリンの
定常(C)領域のアミノ酸配列をコードする遺伝子を見
いだすことが非常に重要な要素となっている。
発旦眩Ll的 このような状況にあって、本発明者らは、イヌ免疫グロ
ブリンの定常領域をコードしている遺伝子を単離すべく
研究を重ねた結果、これを単離することに成功した。す
なわち、本発明はこれまでに一切報告されていないイヌ
免疫グロブリンに鎖の定常領域をコードする遺伝子を提
供するものであり、これによりイヌキメラ抗体の作製を
可能にするものである0本発明のイヌ免疫グロブリンに
鎖をコードする遺伝子を用いて作られたイヌキメラ抗体
は、イヌの疾病、特に伝染病に対して副作用のない診断
薬、治療−薬・予防薬への応用を可能にするものである
免疫グロブリンのに鎖としては、すでにヒト及びマウス
[P、 A、 Hieterら、Ce11.22. p
197 (1980);  H,5akanoら、 N
ature  280.  p288−294  (1
979)]で発見され、さらに、他の動物種のに鎖では
、ラビット[L、 Emor ineら、Proc、 
Natl、 Acad、 Sei、USA。
80、 p5709−5713 (1983)]、等が
報告されている。
しかしながら、本発明の対象となるイヌの免疫グロブリ
ンに鎖の遺伝子については、これまでには何等解析がな
されたという報告はない。
一方、イヌの免疫グロブリンL鎖のタイプは、主として
λ鎖であることが判っている[ L、 Hoodら、C
o1d Spring Harbor Symp、 Q
uant、 Biol、 32゜p133−146 (
1967)]、  このために鎖を発現しているリンパ
球は非常に少ないと考えられ、抗体産生細胞のメツセン
ジャーRNAからcDNAクローニング法により目的の
遺伝子を得ることは困難であると考えられな、しかしな
がら、遺伝子組換えによりマウスXイヌキメラ抗体を作
る場合には、L鎖可変領域の遺伝子として、通常マウス
由来のに鎖の可変領域遺伝子を用いることがら、イヌの
免疫グロブリンL鎖のに鎖定常領域の遺伝子を得ること
が必要となる。
本発明者らは、イヌ肝臓細胞の染色体DNAがち、種々
のプローブ並びに種々のハイブリダイゼーションの条件
を用いて、目的のイヌ免疫グロブリンに鎖定常領域をコ
ードする遺伝子断片を単離すべく研究を重ねたところ、
イヌ免疫グロブリン定常領域をコードすると思われる遺
伝子断片を得ることに成功した。
このようにして単離された遺伝子断片の塩基配列から予
測されるアミノ酸配列と、他の動物種の免疫グロブリン
のC領域遺伝子の配列とを比較し遺伝子解析を行った結
果、本発明により得られた遺伝子断片は、に鎖に属する
免疫グロブリン定常領域をコードする遺伝子断片である
ことが判明した。
本発明のイヌ免疫グロブリンに鎖の定常領域をコードす
る遺伝子断片は、109個のアミノ酸からなるイヌ免疫
グロブリンに鎖定常領域ペプチドをコ−卜するDNA配
列であり、定常領域のカルボキシ末端から5個のアミノ
酸配列が、−Cys−Gln−Arg−Val−Asp
であることがその特徴として挙げられる。すなわち、こ
れまでに報告されているヒトやマウスのに鎖定常領域の
アミノ酸配列では、カルボキシ末端がCys (システ
ィン)となっていることが知られており、本発明で得ら
れたイヌ免疫グロブリンに鎖定常領域遺伝子のように、
カルボキシ末端側に存在するCysのC末端側に、さら
に4つのアミノ酸が続くようなアミノ酸配列からなる定
常領域はこれまでに報告がなく、本発明のイヌ免疫グロ
ブリンに鎖定常領域に特徴的な配列であると言える。
さらに本発明のイヌ免疫グロブリンに鎖定常領域をコー
ドする遺伝子は、下記に示された制限酵素切断地図によ
り示される遺伝子断片を有する。
本発明のイヌ免疫グロブリンに鎖定常領域をコートする
遺伝子のうち、その好ましい一例を示すと、下記に示す
アミノ酸配列をコードする遺伝子断片が挙げられる。
ASn Asp Ala Gln Pro Ala V
al Tyr Leu Phe GlnPro Ser
 Pro Asp Gln Leu Hls Thr 
Gly Ser AlaSer Val Val Cy
s Leu Leu Asn Ser Phe Tyr
 Pr。
Lys Asp Tle Asn Val Lys T
rp Lys Val Asp GlyVal Ile
 Gln Asp Thr Gly lie Gln 
Glu Ser ValThr Glu Gln As
p Lys Asp Ser Thr Tyr Ser
 LeuSer Ser Thr Leu Thr M
et Ser Ser Thr Glu TyrLeu
 Ser t(is Glu Leu Tyr Ser
 Cys Glu lie ThrHis Lys S
er Leu Pro Ser Thr Leu Ti
e LySSerPhe Gln Arg Ser G
lu Cys Gln Arg Val Aspこのよ
うなアミノ酸配列もしくはこれをコードする核酸塩基配
列については一切その報告例はなく、本発明により初め
て開示されたものである。
尚、本発明のイヌ免疫グロブリンに鎖定常領域をコード
する遺伝子断片は、上記のアミノ酸配列をコードする遺
伝子断片のみに限られず、部分的にアミノ酸が置換され
ているアロタイプの異なる遺伝子をも包含する。このよ
うなアロタイプの異なる遺伝子が存在することは、ヒト
、ラビット等の免疫グロブリンに鎖の遺伝子解析におい
て1ケ所〜数カ所のアミノ酸が異なるペプチドをコード
する遺伝子が存在することが報告されていることからも
予想される。
また、本発明のイヌ免疫グロブリンに鎖のC領域をコー
ドする遺伝子の具体的核酸塩基配列の一例としては、第
4図に示された塩基配列が挙げられる。
本発明のイヌ免疫グロブリンに鎖のC領域遺伝子を直接
用いてマウス−イヌキメラ抗体を作製することが出来る
が、さらにこれをプローブにイヌ抗体産生細胞のcDN
Aライブラリィ−から免疫グロブリンに鎖C領域cDN
Aをクローニングし、これを用いてキメラ抗体を作製す
ることも出来る。キメラ抗体の作製方法はすでにマウス
−ヒトキメラ抗体で示された方法[液通ら、Cance
r Re5erch、 47. p999−1005 
(1987)]に準じて行うことが出来る。すなわち、
キメラ抗体遺伝子は、基本的にV領域遺伝子とC領域遺
伝子の2種類の遺伝子断片を結合させることにより横築
される。さらに、遺伝子の単離法に応じて、主として2
つの結合の組合せがある。すなわち、染色体DNAから
単離したVとC領域遺伝子、cDN^から単離したVと
C領域遺伝子の組合せである。
例えば、マウス染色体DNAから単離したV領域遺伝子
を、イヌ染色体DNAから単離したC領域遺伝子と結合
させた場合、マウスV領域遺伝子には発現に必要なプロ
モーターやエンハンサ−等の発現調節領域を含んでいる
ことが好ましい、ただし、プロモーターやエンハンサ−
等はマウス由来である必要はなく、イヌ由来でもヒト由
来でもウィルス由来でも差しつかえない、また、プロモ
ーターはV領域の5゛上流域に位置し、エンハンサ−は
■領域遺伝子とC領域遺伝子の間に位置するのが好まし
いが、エンハンサ−については必ずしもこの位置に限定
されるものではない、一方、マウスcDNAから単離し
たV領域遺伝子を、イヌcDNAがら単離したC領域遺
伝子と結合させる場合、その結合部分は適当な制限酵素
サイトや、必要であれば適当な合成リンカーを用いて、
■領域遺伝子のコードしているアミノ酸配列とC領域遺
伝子のコードしているアミノ酸配列がずれないよう、ま
た■領域アミノ酸配列とC領域アミノ酸配列が変化しな
いよう結合しなければならない、さらに、動物細胞中で
発現を可能にするための適当なプロモーターやエンハン
サ−等の発現調節領域を遺伝子の5′上流域に付加して
やる必要がある。このようにして作製したキメラ抗体遺
伝子を、例えば、psV2−gpt[R,C,14ul
l1ganら、Proc、Natl、  ^cad、S
ci、  USA、  78.p2027  (198
1)コ、pSv2−neo[P、J、5outhern
ら、 J、Mo1.Appl、Genet、。
1、 p327 (1982)]等の選択マーカーの付
いた適当なベクタープラスミドに、あるいは、宿主細胞
内でプラスミド状態で増殖できるウィルス遺伝子の一部
(パピローマウィルスなど)を持ったベクタープラスミ
ドに、■鎖遺伝子とL鎖遺伝子を別々に、あるいは同時
に組み込み、キメラ抗体遺伝子プラスミドを構築するこ
とが望ましい、マウス−イヌキメラ抗体を得るためには
、このようにして調製されたキメラ抗体遺伝子を含むプ
ラスミドを用いて宿主動物細胞を形質転換することが必
要である。
宿主動物細胞としては、不死化されたマウス及び他の動
物細胞、好ましくはBリンパ系細胞株[例えば、P3X
63Ag8−653 (ATCCCRL 1580)、
P3X63Ag8U−1(ATCCCRL 1597)
、P3/NSI/I Ag4−1 (ATCCCRL1
8)、5P210−Ag12 (ATCCCRL 15
81)等の形質細胞腫、ハイブリドーマ]である。  
DNAによる細胞の形質転換方法としては、DEAE−
デキストラン法、燐酸カルシウム共沈降法、プロドブロ
スト融合法、エレクトロポレーション法等の方法[例え
ば、B、 D、llamesらM4集+Transcr
iption and Translation”lR
L Press(1984)参照]があり、いずれの方
法でもよい、 HMとL鎖のキメラ抗体遺伝子を同時に
持つプラスミドで形質転換を行う場合には選択マーカー
は1種類でよいが、H鎖り鎖別々の場合には2種類のマ
ーカーが必要である。この場合には、1つのプラスミド
で形質転換を行った後に、さらにもう一方のプラスミド
で形質転換を行う二重形質転換法を用いるのが好ましい
、このようにして形質転換された細胞を通常のハイブリ
ドーマと同じ適当な条件下(例えば、10%牛脂児血清
を含むRPM11640培地中)で培養すれば、この細
胞から通常のハイブリドーマの産生ずる抗体と同様にマ
ウス−イヌキメラ抗体が分泌産生される。このキメラ抗
体は通常の抗体と同様な方法により精製することが出来
る。
本発明により提供されるイヌ免疫グロブリンをコードす
る遺伝子断片は、イヌ免疫グロブリンに鎖のC領域の特
異的アミノ酸配列もしくはDNA配列を開示するもので
あり、この遺伝子を用いて、上述のようにして得られる
マウス−イヌキメラ抗体は、イヌの疾病に対して、これ
までになかった実質的に有効な診断、予防及び治療剤と
なりうるものである。
次に、その実施例を示すが本発明はこれに限定されるも
のではない。
イヌに鎖遺伝子をクロスハイブリダイゼーション法によ
りクローニングするために、ヒトに鎖とのクロスハイブ
リダイゼーションの条件を検討した。ここで使用したヒ
トCに領域を含んだ遺伝子は、ヒト培養細胞ARH77
株[ATCCCRL 1621コよりクローニングされ
たものであり、乳用大学・生体防御医学研究所・渡邊武
教授より分与されたものである[1藤ら、Gene、 
33. p181 (1985);画材ら、Canee
r Res、、 47. p999 (1987)参照
]、このヒトCに遺伝子より、Cにエクソンを含むEc
oRI−EcoRI断片を切り出し、プローブとして使
用した。
イヌ肝臓細胞より、N、 B11nとり、  W、  
5taffordの方法[Nuc、 Ac1ds、 R
es、、 3. p2303 (1976)]に従って
染色体DNAを単離し、各染色体DNAl0μ9を制限
酵素EcoRI(宝酒造製;以下本実施例で使用した試
薬は、特に断りのない限り宝酒造あるいは東洋紡製を使
用した)で切断する。制限酵素切断DNAを電気泳動で
0.7%アガロースゲルに展開し、ニトロセルロースメ
ンブレンフィルター(S&S社製: BA 85)に転
写後、ヒトCに領域を含んだ[32P]標識DNAプロ
ーブとサザンハイプリダイゼーションを行った。サザン
ハイプリダイゼーションの条件は、6xSSC[0,0
9M NatCallsO7+ 2H20,0゜9MN
aC]]、10mM EDTA[同位化学]、0.5%
SDS [バイオ・ラッド]の溶液中で65℃−晩行っ
た。フィルターの最終的な洗浄条件は、0.1xSSC
10,1%SDSの溶液中で45℃、15分間行った。
このフィルターをオートラジオグラフィーにかけた結果
は、第1図に示すように約5kbの単一バンドを形成し
た。分子のサイズはλフアージDNAを旧ndmで切断
したマーカーDNAによって算出した。この5kbのD
NA断片にはイヌに鎖遺伝子が含まれていると思われた
ので、これをクローニングするターゲットとした。
に イヌ肝臓の染色体DNA100μqをEcoRIで完全
消化した後、この5kbに相当するDNA断片をしよ糖
密度勾配遠心[しよ糖10−40%(wt/vol)、
26000rpm、18時間、15℃]により調製した
0次にこのDNA断片とλgtl 1ベクターDNA 
(ストラタジーン社)のEcoRIアームとをT4DN
Aリガーゼにより連結させ、ストラタジーン社のキット
を用いて、in vitroパッケージングを行い、イ
ヌ肝臓細胞のに鎖遺伝子ライブラリィを得た。このライ
ブラリィから、ヒトCにプローブを用いて前述のクロス
ハイブリダイゼーションと同じ条件でプラークハイブリ
ダイゼーション[W、D、Benton、 R,W、D
avis、 5cience、 196. p180(
1977)]を行い、イヌCに鎖エクソンを含むクロー
ンDEに5aを選択した。このクローンの制限酵素切断
点地図を第3図に示す、このクローンのEcoRI挿入
断片をThoa+asと1)avisの方法[M、 T
homas、 R。
W、 Davis、 J、 Mo1. Biol、、 
91. p315 (1974)参照]によりファージ
DNAより単離し、さらにpUc18ベクターのHco
RIサイトにサブクローニングした。
DB/ca   いt゛      −口折 初めにこのDEに5aを用いたサザンプロット分析を行
った。イヌ肝臓細胞の染色体DNAl0μ9を制限酵素
EcoRIで切断し、このDNAを電気泳動で0.7%
アガロースゲルに展開し、ナイロンメンブレンフィルタ
ー(シーンスクリーンプラス、HEN・リサーチプロダ
クト)に転写後、イヌC/1−鎖領域を含んだ[12p
]標識DEに5aプローブとサザンハイブリダイゼーシ
ョンを行った。サザンハイプリダイゼーションの方法は
シーンスクリーンプラスに付属していたマニュアルのプ
ロトコールに従った。検出されたバンドのパターンを、
以前行ったヒトCに鎖プローブを用いたクロスハイブリ
ダイゼーションのパターンと比較した結果、全く同じ位
置(約5kb>にバンドがみとめられた0分子サイズは
λフアージDNAを旧ndmで切断したマーカーDNA
によって算出した。
この結果より、イヌCに領域遺伝子は、他にサブタイプ
をもたない1種類の遺伝子であることが推定された。こ
れはヒト及びマウスの例[P、 A、 H4eterら
、 Ce11. 22.  p197  (1989)
;  E、E、Maxら、Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA、 76、
 p3450 (1979)コからも示唆されている。
次にノーザンプロット分析を行った。ハイブリダイゼー
ションに使用したRNAはイヌlff1li細胞から全
RNAをグアニジウムチオシアネート法[J14゜Gh
ingvinら、 Biochemistry、  1
8.p5294  (1979)]により分離し、さら
にオリゴdTカラム(ファルマシア)を用いてポリA+
RNAに精製したものである。このRNA2μ9を電気
泳動により3%ホルムアルデヒドを含む0.75%アガ
ロースゲルに展開し、ナイロンメンブレンフィルター(
シーンスクリーンプラス)に転写後、[32p]標1D
EK5aプローブとノーザンハイブリダイゼーションを
行った。ノーザンハイブリダイゼーションの方法はシー
ンスクリーンプラスに付属のマニュアルのプロトコール
に従った。このプローブにより約1.3kbの位置にバ
ンドが検出された(第2図)、このサイズはマウス及び
ヒトで知られている免疫グロブリンに鎖遺伝子のサイズ
とほぼ同じである。
これら2つの結果より、このDBに5aは機能的なイヌ
Cに領域を含む活性な遺伝子であることが推定された。
4 DEにa        ≧ノ イヌCに領域の核酸塩基配列を調べるために、クローン
Dlliに5aよりCに領域を含む約2.OkbのDN
A断片(Psl断片)を単離し、pUc18ベクターの
pstlサイトに再クローニングした。このプラスミド
を常法[例えば、T、M、xniatis −Mole
cular Cloning” ColdSpring
 Harbor Lab、  (1982)参照]に従
って大量に調製し、さらにこのPst I断片からPs
tl−t(aem、Haem −Rsal、  Rsa
l−Rsal、Rsal−Haemの各小DNA断片を
調製した。これらの各小断片をT4−DNAポリメレー
スを用いて切断面を平滑末端に変えた後、M13mp1
9ベクターのSma Iサイトに宝ライゲーションキッ
トを用いて挿入した。東洋紡インストラクトマニュアル
の方法に従い、JMIOIのコンピテント細胞を調製し
、Cに領域遺伝子を挿入したM13mp19DN^で形
質転換させ、−重鎖DNAを抽出精製した。さらにこの
−重鎖DNAの核酸塩基配列決定は、タカラM13シー
クエンシングキットと富士・ジェンサー・ゲル・システ
ムを用いて行った。核酸塩基配列決定を行った方向は第
3図に示す、核酸塩基配列決定の結果、1つのエクソン
からなるCに遺伝子が確認された。第4図にその結果を
示す、さらに、この核酸塩基配列を基にアミノ酸に変換
したところ、この遺伝子がオープンリーディングフレー
ムをとり、疑似遺伝子でないことが示されたく第5図)
このDEに5aの核酸塩基配列を基に遺伝子解析ソフト
(Genetyx:ソフトウェア開発社製)を用いて、
LASLとEMBLのデータベースをホモロジー検索し
たところ、ヒト及びマウスの免疫グロブリンに鎖と高い
ホモロジーを示し、免疫グロブリンに鎖遺伝子以外の遺
伝子とはホモロジーは示さなかった。
DBに5a3ft伝子のCに領域とマウス及びヒトのC
に領域をホモロジー比較すると、核酸レベルでマウスと
は70.0%、ヒトとは70.1%であり、アミノ酸レ
ベルでマウスとは59.0%、ヒトとは59.6%であ
った。
以上の結果より、DBK5a遺伝子は間違いなくイヌに
鎖に属する遺伝子であり、マウス−イヌキメラ抗体の作
製を可能にする遺伝子であると思われた。尚、本発明者
らは、このような本発明のイヌ免疫グロブリンに鎖の定
常領域をコードする遺伝子断片DEに5aが組み込まれ
ているベクターを有する大腸菌を、Escherich
ia coli CCX−DEK5Aとして微工研菌寄
第10986号として寄託している。
抗CPV抗体産生ハイブリドーマJP2(γ1.に)よ
り染色体DNAを単離し、染色体D N A 100μ
gを制限酵素旧ndI[[で切断する0次にこのDNA
断片とλL47ベクターDNA (ストラタジーン)を
T4DNAリガーゼにより連結させ、JP2細胞の染色
体DNAライブラリィを得た。このライブラリィから、
プラークハイブリダイゼーション法[W、 D、 Be
nton、R,W、 Davis、  5cience
、 196.  (p180 (1977)参照コによ
りマウスJにプローブを用いて抗CP■抗体の■に領域
遺伝子を含むクローンJP2gL411を選択した。
第6図はその制限酵素切断点地図である。この遺伝子断
片より■にエクソン部分を含んだBamlllHind
m断片を調製し、以下のイヌ−マウスキメラ抗体り鎖遺
伝子の材料とした。
(4)で得られたプラスミドPDHに5aPstを旧n
dlII及びEcoRIで切断し、ネコ免疫グロブリン
Cに鎖遺伝子を含む2kbの旧ndIII −EcoR
I DNA断片を調製した。
一方、(5)で得られたマウス免疫グロブリンVに鎖遺
伝子を含むプラスミドpJP2gL411をBan旧及
び旧nd■で切断し、4゜4kbのマウス免疫グロブリ
ンVに−Jに領域遺伝子を得た。これらの遺伝子を、E
coRI及びBa+u旧で切断したpsVl−neoベ
クター[P、 J、 5outhernら、 J、Mo
1.Appl、Genet、、  l、  p327 
 (1982)コ ともに宝ライゲーションキットを用
いて連結し、プラスミドpsV2−PLDCにを得た0
次に、ヒトγ鎖のエンハンサ−領域を含む1. Okb
のEcoRI−Eco旧DNA断片 [T、11.Ra
bbitsら、 Nature  306.  p80
6  (1983)]の両端をT4−DNAポリメラー
ゼを用いて平滑末端に変え、宝ライゲーションキットを
用いてこの両端にBaa旧リンカ−(宝社製)を連結し
、両端がBaa旧サイトに変更されたヒトγ鎖エンハン
サ−領域遺伝子を得た。この遺伝子を前述のプラスミド
pSV2−PLDCpcのBam旧サイトに挿入しプラ
スミドpsV2−EPLDCにを作製した。(第7図)
【図面の簡単な説明】
第1図は、イヌ肝臓細胞の染色体DNAを制限酵素Ec
oRIで切断し、これをヒトCに鎖領域を含んだ[12
p]標識プローブとサザンハイプリダイゼーションを行
った結果の模式図である。 第2図は、イヌ肺臓細胞から抽出したポリA+RNAと
[32p]標mDEに5aプローブとのノーザンハイブ
リダイゼーションの模式図である。 第3図は、本発明においてクローニングされたイヌ免疫
グロブリンに鎖定常領域をコードするDNA断片(DE
に5a)の制限酵素切断地図および塩基配列解析を行っ
た領域(→)を示す。 第4図は、本発明でクローニングされたDNA断片DE
に5aに存在するイヌ免疫グロブリンに鎖定常領域をコ
ードするDNA塩基配列を示す。 第5図は、本発明においてクローニングされたDNA断
片DEに5a中にコードされるイヌ免疫グロブリンに鎖
定常領域の全アミノ酸配列を示す。 第6図は、実施例(5)で調製した抗CPV抗体のVに
領域遺伝子を含むクローンJP2gL411の制限酵素
切断点地図を示す。 第7図は、実施例(6)で構築した抗CPvマウス×イ
ヌキメラ抗体り鎖を発現する遺伝子(pS■2−IEP
LDCに)の構築図を示す。 図面の浄書 第 図 図面の浄書 第 図 第3 図 第 図 マウスL鎖可賢領域遺伝子 イヌLm定常領域遺伝子 第7図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イヌ免疫グロブリンに鎖の定常領域をコードする
    DNA配列を有する遺伝子断片
  2. (2)該定常領域が109個のアミノ酸からなるペプチ
    ドであり、カルボキシ末端側5個のアミノ酸配列が、−
    Cys−Gln−Arg−Val−Aspである前記第
    (1)項記載の遺伝子断片。
  3. (3)該DNA配列が下記の制限酵素切断地図で示され
    る制限酵素切断パターンを有するものである前記第(1
    )項記載の遺伝子断片。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  4. (4)該定常領域が下記のアミノ酸配列からなる前記第
    (2)項記載の遺伝子断片。 【遺伝子配列があります】
  5. (5)該DNA配列が下記の塩基配列である前記第(3
    )項記載の遺伝子断片。 【遺伝子配列があります】 【遺伝子配列があります】
  6. (6)マウス免疫グロブリンL鎖の可変領域をコードす
    る遺伝子断片の3′側にイヌ免疫グロブリンκ鎖の定常
    領域をコードする遺伝子断片を接続したことを特徴とす
    るマウス×イヌキメラ抗体L鎖をコードする組換えDN
    A分子。
  7. (7)該定常領域が109個のアミノ酸からなるペプチ
    ドであり、カルボキシ末端側5個のアミノ酸配列が、−
    Cys−Gln−Arg−Val−Aspである前記第
    (6)項記載の組換えDNA分子。
  8. (8)該定常領域をコードする遺伝子断片が下記の制限
    酵素切断地図で示される制限酵素切断パターンを有する
    ものである前記第(6)項記載の組換えDNA分子。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  9. (9)該イヌ免疫グロブリンκ鎖の定常領域が下記のア
    ミノ酸配列からなる前記第(7)項の組換えDNA分子
    。 【遺伝子配列があります】
  10. (10)イヌ免疫グロブリンに鎖の定常領域をコードす
    る遺伝子断片が下記の塩基配列からなる前記第(8)項
    記載の組換えDNA分子。 【遺伝子配列があります】
  11. (11)マウス免疫グロブリンL鎖の可変領域をコード
    する遺伝子断片の3′側にイヌ免疫グロブリンκ鎖の定
    常領域をコードする遺伝子断片を接続したことを特徴と
    するマウス×イヌキメラ抗体L鎖をコードする組換えD
    NA分子が組み込まれた培養細胞用発現ベクターによっ
    て形質転換された細胞により発現されたマウス×イヌキ
    メラ抗体L鎖ペプチド。
  12. (12)該定常領域が109個のアミノ酸からなるペプ
    チドであり、カルボキシ末端側5個のアミノ酸配列が、
    −Cys−Gln−Arg−Val−Aspである前記
    第(11)項記載のマウス×イヌキメラ抗体L鎖ペプチ
    ド。
  13. (13)該定常領域をコードする遺伝子断片が下記の制
    限酵素切断パターンのDNA配列を有する前記第(11
    )項記載のマウス×イヌキメラ抗体L鎖ペプチド。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  14. (14)該定常領域が下記のアミノ酸配列であることを
    特徴とする前記第(12)項記載のマウス×イヌキメラ
    抗体L鎖ペプチド。 【遺伝子配列があります】
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