JPH03122126A - ポリオレフィンの架橋方法 - Google Patents

ポリオレフィンの架橋方法

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Publication number
JPH03122126A
JPH03122126A JP25969289A JP25969289A JPH03122126A JP H03122126 A JPH03122126 A JP H03122126A JP 25969289 A JP25969289 A JP 25969289A JP 25969289 A JP25969289 A JP 25969289A JP H03122126 A JPH03122126 A JP H03122126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crosslinking
polyolefin
melting point
silane
silane compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP25969289A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ando
好幸 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP25969289A priority Critical patent/JPH03122126A/ja
Publication of JPH03122126A publication Critical patent/JPH03122126A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シラン架橋ポリオレフィンの架橋度を従来よ
りも増大させることが可能なポリオレフィンの架橋方法
に関するものである。
[従来の技術] シラン架橋ポリオレフィンの製造においては、従来つぎ
のような方法によるのが一般的であった。
(1)ポリオレフィンとシラン及びラジカル発生剤を計
量混合後、加熱グラフト反応させながら押出し、こ−わ
、を造粒化して得られたシリル変成ポリオレフィンベレ
ットとあらかじめ混合造粒したシロキサン縮合触媒マス
ターパッチベレットを一定割合でホッパーに供給して押
出成形後に水分と接触させる。
(2)ポリオレフィンに、シラン化合物及びラジカル発
生剤を溶解した溶液と、シロキサン縮合触媒とを添加し
、加熱反応させながら押出成形し、次いで得られた押出
成形体を水分と接触させる。
(3)オレフィンモノマとシラン化合物を共重合させた
いわゆるシラン共重合ポリオレフィンとシロキサン縮合
触媒マスターパッチベレットを一定割合でホッパーに供
給して押出成形後水分と接触させる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記いずれの方法によるにしても、得られたシ
ラン架橋ポリオレフィンの架橋度は、例えば有機過酸化
物架橋ポリオレフィンと比べると、やや低い製品しか得
られず、問題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し、
シラン架橋ポリオレフィンの架橋度を従来よりも増大さ
せることのできる新規なポリオレフィンの架橋方法を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ポリオレフィンと、シラン化合物及びラジカ
ル発生剤を加熱反応させ、シロキサン縮合触媒及び水分
の存在下で融点以下の温度で架橋を進行させた後、融点
以上の温度でさらに架橋を進行させるものであり、この
融点以上の温度での加熱により、架橋度を向上させるこ
とが可能となるものである。
その理由は、融点以下の加熱架橋の場合は主に非結晶部
でシロキサン縮合反応が進行するのに対して、融点以上
に加熱した場合、結晶化していた部分においても溶融化
するのでシロキサン縮合反応が進行するためと考えられ
る。
本発明で用いるポリオレフィンとしては、オレフィンの
ポリマー及びコポリマーがあり、具体的には、ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合
体、エチレン−プロピレン(またはジエンモノマー)共
重合体、エチレン−ブチレン共重合体、ポリプロピレン
、ハロゲン化ポリオレフィン等がある。
本発明で用いられるシラン化合物としては、加水分解可
能な有機基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、ブトキ
シ基等のアルコキシ基)を含み、かつ有機重合体中に発
生した遊離ラジカル部位と反応性である脂肪族的に不飽
和な炭化水素基またはハイドロカーボンオキシ基を有す
る化合物が好適であり、代表例としてビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリアセ
トキシシラン等があげられる。
本発明で用いられるラジカル発生剤としては、ジクミル
パーオキサイド(DCP>、過酸化ベンゾイル、2.5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル−パーオキシ)ヘ
キシン−3、等の有機過酸化物及びアゾビスイソブチロ
ニトリル、ジメチルアゾイソブチレート等のアゾ化合物
があげられる。
また、本発明で用いられるシロキサン縮合触媒としては
、ジブチル錫ジラウレートが最も好ましいが、ジブチル
錫ジオクタエート、ナフテン酸等や、エチルアミン、ジ
ブチルアミン、ヘキシルアミン等の有機塩基も用いるこ
とができる。
また、本発明においては、少量の酸化防止剤を添加する
ことが一般的である。酸化防止剤としては、はとんどあ
らゆる種類のものが使用できる。
また、本発明においては、必要に応じて、紫外線防止剤
、金属害劣化防止剤、難燃剤、発泡剤、着色剤、滑剤、
増量剤等を添加することができる。
本発明の架橋方法は、チューブ、パイプ、シート、フィ
ルム等の成形品や、同様な押出成形を手段とした射出成
型品の製造にも用いることができるが、導体周上に被覆
成形して被覆電線を製造するのに適している。
[実施例] 以下に、被覆電線の製造に本発明を適用する場合につい
て実施例によって説明する。
実施例 ポリオレフィンとして密度0 、924 g/cx3メ
ルトインデックス1.0g/10分の低密度ポリエチレ
ン100部と、シラン化合物としてビニルトリメトキシ
シランを1部、ラジカル発生剤としてDCPを0.1部
、酸化防止剤としてチオジエチレンビス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシ)ヒドロシンナメートを0
.1部を押出機に供給し、加熱反応させ、シラン変性ポ
リエチレンベレットを製造した。設定温度は200℃と
した。また、低密度ポリエチレン100部に、シロキサ
ン縮合触媒としてジブチル錫ジラウレートを1部混合増
粒した触媒マスターバッチを製造した。
次ニ、シラン変性ポリオレフィンペレット95部と触媒
マスターバッチ5部を押出機に供給し、外径1.6篩の
導体に厚さ0.9關の絶縁体として押出被覆した。
得られた電線を、湿気が存在し温度が80’Cの雰囲気
に24時間放置した後、さらに150’Cで10時間加
熱し、絶縁体について110℃のキシレン中で24時間
抽出した後、十分に乾燥させて不溶ゲル分を測定したと
ころ、第1表に示す通り、ゲル分率は70%であった。
比較例 実施例と同じ組成及び製造条件ではあるが、最後の加熱
をせず、従来例により湿気の存在下で80℃加温したま
まの絶縁体について、同様の条件でキシレン抽出したと
ころ、ゲル分率は第1表に示す通り60%であり、実施
例に比較すると、架橋度はかなり低かった。
また、さらに90℃で24時間、湿気の存在下で加熱し
、同様の条件でキシレン抽出したところ、ゲル分率は6
1%とほとんど変らなかった。
第   1   表 上記実施例と比較例の対比によってわかるように、fi
後に融点以上の温度での加熱を付加することにより、ゲ
ル分率が10%も向上し、本発明によって架橋度は顕著
に増大される。
本発明があらかじめ融点以下の温度で架橋を進行させる
理由は、架橋が進行していない段階で、融点以上に加熱
すると、変形する危険性が増すためである。
従って、まず常温に放置して架橋を進行させた後、融点
以上に加熱しても差支えはない。
シラン化合物とラジカル発生剤、シロキサン縮合触媒、
の添加方法・手順は、実施例に限定されず、先に示した
ように必要に応じて変化させてもよい、 しかして、同
等のゲル分率を得る場合、従来技術と比較すると、本発
明においてはシラン化合物及びラジカル発生剤の添加量
を減らすことができるので、経済性の向上が期待される
また、架橋点の分布が均一になると思われるので、材質
が均一化し、伸びの向上、あるいは加熱変形の低下など
、性能向上が期待される。
[発明の効果コ 以上の通り、本発明によれば、従来とかく問題視されて
いたシラン架橋ポリオレフィンの架橋度を顕著に増大す
ることができるものであり、製品の信頼性を向上できる
こととなる意義は大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオレフィンと、シラン化合物及びラジカル発
    生剤を加熱反応させ、シロキサン縮合触媒及び水分の存
    在下で融点以下の温度で架橋を進行させた後、融点以上
    の温度でさらに架橋を進行させるポリオレフィンの架橋
    方法。
JP25969289A 1989-10-04 1989-10-04 ポリオレフィンの架橋方法 Pending JPH03122126A (ja)

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JP25969289A JPH03122126A (ja) 1989-10-04 1989-10-04 ポリオレフィンの架橋方法

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JP25969289A JPH03122126A (ja) 1989-10-04 1989-10-04 ポリオレフィンの架橋方法

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Publication Number Publication Date
JPH03122126A true JPH03122126A (ja) 1991-05-24

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ID=17337599

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25969289A Pending JPH03122126A (ja) 1989-10-04 1989-10-04 ポリオレフィンの架橋方法

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JP (1) JPH03122126A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011125507A1 (ja) 2010-04-06 2011-10-13 コクヨ株式会社 シュレッダ用ローラーカッター及びシュレッダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011125507A1 (ja) 2010-04-06 2011-10-13 コクヨ株式会社 シュレッダ用ローラーカッター及びシュレッダ

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