JPS609525B2 - ポリオレフィンの架橋方法 - Google Patents

ポリオレフィンの架橋方法

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Publication number
JPS609525B2
JPS609525B2 JP14554477A JP14554477A JPS609525B2 JP S609525 B2 JPS609525 B2 JP S609525B2 JP 14554477 A JP14554477 A JP 14554477A JP 14554477 A JP14554477 A JP 14554477A JP S609525 B2 JPS609525 B2 JP S609525B2
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JP
Japan
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crosslinking
polyolefin
moisture
molecular weight
contact
Prior art date
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Expired
Application number
JP14554477A
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JPS5477656A (en
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政勝 佐藤
勝利 塙
好幸 安藤
紘夫 栗本
志次男 尾形
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPS609525B2 publication Critical patent/JPS609525B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリオレフィンの架橋方法に関するものである
従来提案されたこの種の架橋方法は、ポリオレZフィン
等の重合体とシラン化合物およびラジカル発生剤を計量
混合後加熱グラフト反応させながら押出してこれを造粒
化して得られたシリル変性ポリオレフィンベレットと、
あらかじめ混合造粒したシロキサン縮合触媒マスターベ
レットとを、一2定割合でホッパーに供給して押出成形
後水分に接触させて最終架橋製品を得るものであった。
この方式によるとグラフト反応させながら押出し、造粒
する工程を含むため作業が複雑化し、そのため製造原価
が高くなるとともに、シリル変性ポリエチレンベレット
が吸湿して、架橋化反応を起して品質を低下させる心配
が多分にあり、そのため十分な貯蔵管理を必要とするな
どの面倒な問題があつた。また、最近、一工程方式とし
て開発された製造方法(袴公昭52一29338)では
、シリル変性と成形押出を同時に行うことで水分の影響
を除き、しかも工程の簡略化を計ったものであるが、注
入口がついたしかもL/○の大きい特殊な押出加工材が
必要となり、はん用のL/○の小さい(22/1以下)
押出機ではこの方式が適用できないなどそれぞれに欠点
がみられた。
本発明はこれらの欠点を改善する方法を提供するもので
あり、ポリオレフィンのグラフト反応一造粒化工程を省
略してあらかじめポリオレフィンベレットと、シラン化
合物にラジカル発生剤、シロキサン縮合触媒、酸化防止
剤などを溶解した液体とを加熱燈拝混合させて吸収べレ
ットを作り、押出機のホッパーに投入後押出し、シリル
変性(グラフト化)と成形を同時に行なうものであるが
、この際に押出外観の向上を計るために分子量が400
以下で分子中に2個以上のOH基を有する芳香族フェノ
ール化合物を添加することを特徴とするものである。
このことによって高温で押出成形する際に引起こされる
C−C架橋結合の生成を阻止して安定した押出外観を有
する架橋製品の製造が可能となる。
本発明の要旨は次の通り。
(1l ポリオレフィンベレットとシラン化合物にラジ
カル発生剤、酸化防止剤、シロキサン縮合触媒および分
子量が400以下で分子中に2個以上のOH基を有する
芳香族フェノール化合物を熔解した液体を60〜80つ
○の温度で加熱縄梓吸収させる。
‘2) この吸収べレットをホッパ一部に投入した後加
熱反応させながら押出成形し、糊 しかる後、水分にさ
らして架橋成形体を作る。
加熱澄洋には普通へンシェルミキサーが最高であるが、
リボンブレンダ−で縄梓後容器に移し加温室に放置して
も同じ効果が得られる。本発明で用いるポリオレフイン
は、オレフィンポリマまたはオレフィンを含んだコポリ
マであり、ポリエチレン、エチレン一酢酸ピニル共重合
体、エチレン−アクリル酸またはそのェステルとの共重
合体、エチレンープロピレン(又はジェンモノマ)共重
合体、エチレンーブテン共重合体、ハロゲン化ポリオレ
フインあるいはそれらに塩ビモノマをグラフト重合させ
たものなどを含むものである。またシラン化合物は、加
水分解可能な有機基、たとえばメトキシ基、ェトキシ基
、およびプトキシ基等のアルコキシ基を含み、かつ有機
重合体中に発生した遊離ラジカル部位と反応性である脂
肪族的に不飽和な炭化秦基またはハイドロカ−ボンオキ
シ基を有する化合物が好適であり、その代表例としてビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランお
よびビニルトリアセトキシシラン等があげられる。
またラジカル発生剤としては、ジキュミルパーオキサィ
ド(DCP)、過酸化ペンゾィル、2,5−ジメチル−
2,5ージ(第3ブチル−ベルオキシ)へキシンー3な
どの有機過酸化物およびアゾ4ピスイソブチロニトニル
およびジメチルアゾイソプチレート等のアゾ化合物をあ
げることができる。
更にシロキサン縮合触媒としては、ジブチル錫ジウラレ
ート、ジブチル錫ジオクタェート、ナフテン酸鉛などの
他にエチルアミン、ジブチルアミンおよびへキシアミン
等の有機塩基があげられる。
芳香族フェノール化合物としては、分子量が400以下
で分子中に2個以上のOH基を有するもので、代表的な
ものとして、4,4′ーブチリデンービス(3−メチル
−6−第3ブチルーフェノール)、4,4′−ブチリデ
ン−ビス(3ーメチル−06−第3プチルフェノール)
、4,4ィソプロピリジエンビスフヱノール、474チ
オビス(3ーメチル−6−第3−ブチルーフヱノール)
などがあげられる。
分子量がこれ以上のものではポリマ分子間中への拡散が
遅いことなどの理由で効果がづうすし・ことと、OHの
数がこれ以下ではC−C早期架橋結合を押えて押出外観
を改善する働きが薄くなる。実施例 密度0.922夕/塊、溶融指数1.0夕/1仇hin
を有0する低密度ポリエチレン(宇部興産(株)製UB
E C−400N)のべレット10俵級こ「 ビニルト
リメトキシシラン/DCP/ジブチル錫ジウラレート/
ポリー2,2,4ートリメチルー1,2−ジヒドロキノ
リン/芳香族フェノール化合物2/0.15/0.05
/0.3/0.05〜0.09の重量比で溶解した液体
を、ヘンシェルミキサを用いて7000、5分間、10
0小pmで加熱燈梓混合して吸収べレットを作り、これ
を4仇肋押出機(L/D:20/1)を用いて導体周上
に押出被覆して電線を作った。
作業条件は次の通りである。押出機におけるバレル帯域
1の温度 16030〃 〃
2 〃 20000〃 クロスヘ
ッド部の温度 240q○電線サイズ…導体蓬
1.6脚で単線絶縁体厚 0.物
肋得られた電線を80oo温水中に1曲時間浸債後絶縁
体について11000キシレン中で2独特間押出したの
ち十分に乾燥させて不溶ゲル分を測定した。
各配合例1〜8の測定結果をまとめて表1に示す。表の
結果からも明らかなように分子量が400以下のフェノ
ール化合物を少量(0.1重量部以下)加えることで押
出外観が大中に向上するが、分子量がこれ以上のもので
は外観の改良がほとんど認められない。また配合剤5の
場合のようにフェノール化合物の量をあまり多く用いる
と実用上さしつかえる程度までゲル分率が低下するので
不適当*となる。表 1 ※配合割合の単位は重量部 ※◎○△×(良←押出外観→悪) この発明は上記実施例の電線の製法に適用できるばかり
でなく、チューブ、パイプ、シートなどの架橋製品の製
造、さらには押出成形を手段とする射出成形品へも適用
可能でいずれも大きな効果が期待できる。
本発明は従来公知の方法にくらべて経済性、作業性、性
能上からも大きな改善点が次の点で顕著である。
‘11 造粒工程の省略で製造プロセスが簡略化される
ため作業能率が向上し製造原価が低減する。
■ 水分の影響が全くないので品質がきわめて安定し、
長時間の連続作業でも外観の平滑な架橋製品が得られる
。糊 架橋密度が従来方式にくらべて高くなる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフインと、シラン化合物にラジカル発生剤
    、シロキサン縮合触媒および分子量400以下で分子中
    に2個以上のOHを有する芳香族フエノール化合物を溶
    解させた液体とを加熱撹拌し、これを加熱反応させなが
    ら押出成形し、しかる後得られた押出成形体を水分に接
    触させて架橋することを特徴とするポリオレフインの架
    橋方法。 2 押出成形体を導体周上に形成してから水分に接触さ
    せて架橋する特許請求の範囲第1項記載のポリオレフイ
    ンの架橋方法。
JP14554477A 1977-12-02 1977-12-02 ポリオレフィンの架橋方法 Expired JPS609525B2 (ja)

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JPS5477656A JPS5477656A (en) 1979-06-21
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JPS63296296A (ja) * 1987-05-27 1988-12-02 Nippon Inter Electronics Corp 混成集積回路の製造方法

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