JPH03122123A - 一酸化炭素とオレフィン性不飽和化合物とのコポリマー - Google Patents

一酸化炭素とオレフィン性不飽和化合物とのコポリマー

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JPH03122123A
JPH03122123A JP2254059A JP25405990A JPH03122123A JP H03122123 A JPH03122123 A JP H03122123A JP 2254059 A JP2254059 A JP 2254059A JP 25405990 A JP25405990 A JP 25405990A JP H03122123 A JPH03122123 A JP H03122123A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G67/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing oxygen or oxygen and carbon, not provided for in groups C08G2/00 - C08G65/00
    • C08G67/02Copolymers of carbon monoxide and aliphatic unsaturated compounds

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一酸化炭素と1種以上のオレフィン性不飽和
化合物とのコポリマーに関する。
一酸化炭素と、エテンのような、分子中に多くとも4個
の炭素原子を有する1種以上の低級α−オレフィン類(
略して、「モノマーA」と称する)との高分子量直鎖状
ポリマーであって、一方の一酸化炭素由来の単位と他方
の使用したモノマーA由来の単位とが実質的に交互に存
在しているポリマーは、モノマーを、高められた温度お
よび圧力において、メタノールのような低級アルカノー
ルの存在下、■族金属とリンまたは窒素二座配位子とを
含む触媒と接触させることにより合成できる。
例えばパラフィン含有炭化水素油における流動点降下剤
などのいくつかの用途に対しては、ポリマー中に比較的
長いアルキル側鎖が存在する場合、前記高分子量直鎖状
ポリマーが極めて有用であろう。しかしながら、一酸化
炭素およびヘキサデセン−1などの高級α−オレフィン
から出発して前述の方法でこれらのポリマーの合成を試
みたところ、不成功に終った。リン二座配位子を含む触
媒を使用して行った重合および窒素二座配位子を含む触
媒を使用して行った重合により得られたものは、両方と
も、実質的に低分子量生成物であり、上記目的には有用
なものではない。
過去において、本出願人は、一酸化炭素と1種以上のモ
ノマーAとの重合において、ある種のシクロヘキサン誘
導体をコモノマーとして使用する研究を行った。この使
用したモノマー(略して、「モノマーB」と称する)は
シクロヘキサン環から成り、その環の中で: a)1位および4位の炭素原子が1個の酸素原子または
炭素原子によって連結し、 b)5位および6位の炭素原子が1個のオレフィン性二
重結合によって連結し、 c)2位および3位の炭素原子の少なくとも一方が、カ
ルボン酸基または無水ジカルボン酸基の部分を形成する
カルボニルオキシ基を有する。
この研究中に、前記触媒を使って一酸化炭素と1種以上
のモノマーAおよび1種以上のモノマーBとの直鎖状コ
ポリマーの合成を試みた。その合成を試みたコポリマー
は、一方の一酸化炭素由来の単位と他方のモノマーAお
よびB由来の単位とが実質的に交互に存在しており、更
に、一方の一酸化炭素由来の単位およびモノマー八由来
の単位から成るポリマーフラグメントと他方の一酸化炭
素由来の単位およびモノマーB由来の単位から成るポリ
マーフラグメントとが実質的にポリマー清白でランダム
に分布して存在しているものである。
この研究から得られた結論は以下のとおりである:1)
一酸化炭素と1種以上のモノマーAおよび1種以上のモ
ノマーBとの上述したようなコポリマーは、この方法で
は合成できない。
2)リン二座配位子を含む触媒を使うと、一方の一酸化
炭素由来の単位と他方のモノマーB由来の単位とが実質
的に交互に存在する直鎖状ポリマーが得られる。
3)窒素二座配位子を含む触媒を、高められた温度およ
び圧力で、一酸化炭素の他には1種以上のモノマーBを
独占的に含む(モノマーAは含まない)モノマー混合物
と接触させると、一方の一酸化炭素由来の単位および他
方の使用したモノマーB由来の単位が実質的に交互に存
在する直鎖状ポリマーが得られる。この場合に、触媒中
の窒素二座配位子をリン二座配位子で置き換えると、重
合は起こらない。
4)メタノールの存在下でポリマーを合成した場合は、
モノマーBに最初に存在するカルボン酸基および/また
は無水ジカルボン酸基の少なくとも一部が、ポリマー中
ではメチルエステル基として存在する。
本出願人は、メタノールを分子中に少なくとも8個の炭
素原子を有する高級アルカノール(略して、「C8+ア
ルカノール」と称する)で置き換えても恐らく上記4)
で挙げたエステル化が起こ+ す、従って、側鎖としてそのCアルカノールから誘導さ
れるアルキル鎖が存在する一酸化炭素と1種以上のモノ
マーBとのポリマーが得られるだろうという考えに立っ
て、研究を行った。ここで注意すべきことは、上記触媒
を使用して一酸化炭素をエテンと重合するときに、メタ
ノールをC8+アルカノールで置き換えるとポリマーの
収率が急激に下がることが立証された先の研究の結果を
鑑みると、この重合が成功する見込みほぼとんどなかっ
たということである。
前記触媒を用いて、C8+アルカノールの存在下で一酸
化炭素を1種以上のモノマーBおよび所望により1種以
上のモノマーAとの重合を検討する中で、次の驚くべき
事実が明らかとなった:工)リン二座配位子を含む触媒
を、一酸化炭素の他には1種以上のモノマーBのみを含
む(モノマーAは含まない)モノマー混合物に適用する
と、一方の一酸化炭素由来の単位と他方の使用したモノ
マーB由来の単位とが実質的に交互に存在し、モノマー
Bに最初に存在するカルボン酸基および/または無水ジ
カルボン酸基の少なくとも一部がポリマー中ではC8+
アルキルエステル基として存在する鏡上ポリマーが製造
できること。
It)IJンニ座配位子を含む触媒を、一酸化炭素およ
び1種以上のモノマーBの他に、1種以上のモノマーA
も含むモノマー混合物に適用すると、一方の一酸化炭素
由来の単位および他方の使用したモノマーAおよびB由
来の単位が実質的に交互に存在し、更に、一方の一酸化
炭素由来の単位およびモノマーA由来の単位から成るポ
リマーフラグメントと他方の一酸化炭素由来の単位およ
びモノマーB由来の単位から成るポリマーフラグメント
とがポリマー路内で実質的にランダムに分布して存在す
る直鎖状ポリマーが製造できること。
■)窒素二座配位子を含む触媒を、一酸化炭素の他に1
種以上のモノマーBおよび所望により1種以上のモノマ
ーAも含むモノマー混合物に適用すると、はんのわずか
だけのポリマー物質が生成すること。
上記工およびHに記載したポリマーは新規ポリマーであ
る。
従って、本発明は、一酸化炭素と1種以上のオレフィン
性不飽和化合物との新規なコポリマーに関し、そのコポ
リマーは次のように定義できる:a)コポリマーは鎖状
構造を有する。
b)コポリマーは、一酸化炭素由来の単位、1種以上の
モノマーB由来の単位および任意的な1種以上のモノマ
ー八由来の単位から成る。
C)コポリマーにおいて、一方の一酸化炭素由来の単位
ならびに他方のモノマーBおよび任意的なモノマーA由
来の単位が実質的に交互に存在する。
d)モノマーB由来の単位とモノマーA由来の単位の両
方が存在するとき、一方の一酸化炭素由来の単位および
モノマーA由来の単位から成るコポリマーフラグメント
と他方の一酸化炭素由来の単位およびモノマーB由来の
単位から成るコポリマーフラグメントとが、コポリマー
清白で実質的にランダムに分布して存在する。
e)モノマーBに最初に存在するカルボン酸基および/
または無水ジカルボン酸基の少なくとも一部がポリマー
中ではアルキルエステル基として存在し、そのアルキル
エステル基のアルキル部分に含まれる炭素数が少なくと
も8個である。
更に、本発明は、モノマーCo(一酸化炭素)およびB
1またはCo、BおよびAを、高められた温度および圧
力において、C8+アルカノールの存在下で、■族金属
およびリン二座配位子を含む触媒と接触させることによ
るCO/BおよびCo/B/Aコポリマーの製造に関す
る。最後に、本発明は、少なくとも一部がこれらのポリ
マーから成る成形物に関する。
本発明のポリマーの製造に使用するモノマーBはシクロ
ヘキサン環を有し、その1位および4位の炭素原子が1
個の酸素原子または炭素原子によって連結し、5位およ
び6位の炭素原子がオレフィン性二重結合によって連結
している。モノマーBにおいて、1位および4位の炭素
原子が酸素原子によって連結している場合は、1.4−
エンドオキソ−5−シクロヘキセン誘導体として表わす
ことができる。モノマーBにおいて、1位および4位の
炭素原子が炭素原子によって連結し、その炭素原子が更
に2個の水素原子のみを有する場合は、5−ノルボルネ
ン誘導体として表わすことができる。所望ならば、1位
および4位の炭素原子の間の橋架けに関与する炭素原子
は、1個または2個の炭化水素置換基を含んでもよい。
該炭素原子が2個のメチル基を有する場合は、モノマー
Bを5−ノルボルネン誘導体として表わすことができる
。七ツマ−Bにおいて、シクロヘキサン環の2位および
3位の炭素原子の少なくとも一方は、カルボン酸基また
は無水ジカルボン酸基の一部を形成するカルボニルオキ
シ基を有するべきである。
モノマーBにおいて、2位および3位の炭素原子の一方
のみがカルボニルオキシ基を有する場合は、3−メチル
−5−ノルボルネン−2−カルボン酸の場合のように、
他方の炭素原子がアルキル置換基を有していてもよい。
モノマーBにおいて、2位および3位の炭素原子が両方
ともカルボニルオキシ基を有する場合は、これらのカル
ボニルオキシ基が両方ともカルボン酸基として存在して
いてもよく、あるいは、−緒になって無水ジカルボン酸
基として存在していてもよい。本発明ポリマーの製造に
おいてモノマーBとして適切に使用することのできる化
合物は、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水
物、5−ノルボルネン−2,3=ジカルボン酸および3
−メチル−5−ノルボルネン−2−カルボン酸などの5
−ノルボルネンから誘導される化合物および1.4−エ
ンドオキソ5−シクロヘキセン−2,3−ジカルボン酸
無水物などの 1.4−エンドオキソ−5−シクロヘキ
センから誘導される化合物である。
好ましくは、モノマーBとして5−ノルボルネン−2,
3−ジカルボン酸無水物を使用する。
一酸化炭素と1種以上のモノマーBおよび1種以上のモ
ノマーAとのポリマーを本発明に従って製造しようとす
る場合には、モノマー混合物に1種以上のモノマーAを
含めねばならない。好ましくは、モノマーAとしてエテ
ンを使用する。更に、本発明のポリマーの製造において
は、モノマー混合物が、一酸化炭素の他に、1種のみの
モノマーBおよびモノマーAを使用するときはモノマー
Aを1種だけ含むのが好ましい。
前述したように、本発明ポリマーは、モノマーを、高め
られた温度および圧力において、C8+アルカノールの
存在下、■族金属およびリン二座配位子を含む触媒と接
触させることにより製造することができる。好ましくは
、分枝していないC8+アルカノールを使用し、特に、
分子中に30個までの炭素原子を含むもの、更には、分
子中に1G〜24個の炭素原子を含むものが好ましい。
ポリ+ マーの製造において、Cアルカノールを、nデカノール
−1、n−テトラデカノール−1およびn−オクタデカ
ノール−1から選択して使用すると非常に良好な結果が
得られた。
本発明において、■族金属とは、貴金属のルテニウム、
ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムおよび
白金、ならびに鉄族金属の鉄、コバルトおよびニッケル
である。
本発明において、リン二座配位子は、−殺減%式% RRP−R−PRR[式中、R、R2 RおよびR4は同一でも異なっていてもよく、3 所望により極性基で置換した(pola+−+ub+1
ituted)炭化水素基であり、Rは橋架は部分に少
な(とも2個の炭素原子を有し、2個のリン原子と連結
する2価の橋架は基であるコの化合物である。
本発明のポリマーの製造で使用する触媒において、好ま
しい■族金属は、パラジウム、ニッケルおよびコバルト
から選択される。特に好ましい■族金属はパラジウムで
ある。■族金属をカルボン酸塩の形、特に酢酸塩の形で
触媒中に取り込むことが好ましい。本発明のポリマーの
製造で使用する触媒は、■族金属およびリン二座配位子
の他に、pKaが4未満の酸の陰イオン、特にpKaが
2未満の酸の陰イオンを含むことが好ましい。pKxが
2未満の酸の例示としては、硫酸;過塩素酸;メタンス
ルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸およびパラ−
トルエンスルホン酸などのスルホン酸;ならびにトリク
ロロ酢酸、ジフルオロ酢酸およびトリフルオロ酢酸など
のハロゲンカルボン酸が挙げられる。好ましいものは、
パラ−トルエンスルホン酸などのスルホン酸またはトリ
フルオロ酢酸などのハロゲンカルボン酸である。pKa
が4未満の酸の陰イオンは、触媒中で、酸の形および/
または銅塩のような塩の形をとってもよい。好ましくは
、陰イオンが、触媒中に、■族金属1モルに対して1〜
1000モル、特に2〜100モル存在する。
pKa 4未満の酸の陰イオンが触媒中に2種以上存在
してもよい。なぜならば、それらは個々の成分として添
加されるものであり、あるいは例えばパラジウムトリフ
ルオロ酢酸またはパラジウムパラトシレートのようなパ
ラジウム化合物が使用されるからである。
触媒活性を高めるために、1.4−キノンを触媒に含め
てもよい。この目的のためには、 14−ベンゾキノン
および 1.4−ナフトキノンが非常に好適である。1
.4−キノンの使用量は、■族金属1モルに対して1〜
10000モル、特に10〜5000モルが好ましい。
本発明のポリマーの製造で使用する触媒において、リン
二座配位子は、■族金属1モルに対して05〜10モル
、特に075〜5モル存在するのが好ましい。好ましい
リン二座配位子は、基R13 R、RおよびR4が同一のアリール基であり、橋架は基
Rが橋架は中に3個の原子を有し、そのうち少なくとも
2個が炭素原子であるものであり、特に、基R,R2,
RおよびR4が1個以上3 の極性置換基を有する同一のフェニル基であり、該置換
基の少なくとも1つが、そのフェニル基が結合している
リン原子に関してオルトの位置にある化合物が好ましい
。好ましい極性置換基はアルコキシ基、特にメトキシ基
である。このような二座配位子としては、次のものが挙
げられる。
1.3−ビス[ビス(2−メトキシフェニル)ホスフィ
ノコプロパン、 1.3−ビスロビス(2,4−ジメトキシフェニル)ホ
スフィノコプロパン、および 1.3−ビス[ビス(2,4,6−トリメトキシフエニ
ル)ホスフィノコプロパン 好ましいものは、1.3−ビス[ビス(2−メトキンフ
ェニル)ホスフィノコプロパンである。
ポリマー製造で使用する触媒の量は、広範囲にわたって
変化してもよい。重合すべきオレフィン性不飽和化合物
1モルに対して使用する触媒の量7−3 は、■族金属を10 〜10  モル、特に10−6〜
10−4モル含むような量が好ましい。
ポリマーの製造は、温度30〜150℃、圧力5〜15
0バール、特に、温度40〜130℃、圧力10〜10
0バールで行うのが好ましい。オレフィン性不飽和化合
物対一酸化炭素のモル比は、10;1〜1 : 1G、
特に5:1〜1:5が好ましい。
次に本発明を以下の実施例により説明する。
実施例1 40m1のn−デカノール−1およびlagの5−ノル
ボルネン−23−ジカルボン酸無水物を含む250m1
容の攪拌機付オートクレーブに、下記成分を含む触媒を
充填する。
Q、1mmolの酢酸パラジウム、 2mmolのトリフルオロ酢酸および 0.15mmolの 1.3−ビス(シフエールホスフ
ィノ)プロパン オートクレーブから空気を排気除去した後、エテンを圧
力が20バールに達するまで吹き入れ、続いて、一酸化
炭素を圧力が50バールに達するまで吹き入れる。最後
に、オートクレーブの中味を85℃に加熱する。2時間
後、室温に冷却し、圧力を解放することにより重合を終
了する。
生成物は、26gの三元共重合体であった。
実施例2 次の相違点を除き、実質的に実施例1を繰り返した。
a)オートクレーブ中に、一酸化炭素のみを圧力が30
バールに達するまで吹き入れ(エテンは入れない)、ま
た b)オートクレーブの中味を85℃に加熱した後、この
温度で30分間保持し、続いて120℃で更に45時間
保持した。
生成物は16gの二元共重合体であった。
実施例3 次の相違点を除き、実質的に実施例1を繰り返した。
a)50gのn−テトラデカノール−1およびlOgの
 5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物を含
むオートクレーブを温度50℃にし、またb)オートク
レーブの中味を 110℃に加熱した後、この温度で1
.5時間保持した。
生成物は20gの三元共重合体であった。
実施例4 実質的に実施例3を繰り返したが、オートクレーブの中
味を、 110℃で 15時間ではなく、75℃で10
時間保持した。
生成物は、21gの三元共重合体であった。
実施例5 次の相違点を除き、実質的に実施例1を繰り返した。
a)50gのn−オクタデカノール−1およびlogの
5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物を含む
オートクレーブを温度70℃にし、またb)オートクレ
ーブの中味を75℃に加熱した後、この温度で10時間
保持した。
生成物は、30gの三元共重合体であった。
実施例1〜5は、本発明による実施例である。
これらの実施例では、本発明の二元共重合体および三元
共重合体の合成を、一酸化炭素、5−ノルボルネン−2
,3−ジカルボン酸無水物(モノマーB)およびいくつ
かの場合にはエテン(モノマーA)を含む混合物を、高
められた温度および圧力+ において、Cアルカノールの存在下で、パラジウムおよ
びリン二座配位子を含む触媒と接触させることにより行
った。
実施例1〜5によって合成した全てのポリマーを”C−
NMR分析にかけた。その結果をまとめると次の通りで
ある。
1)実施例1〜5で合成したポリマーは直鎖状構造を有
する。
2)実施例1〜5で合成したポリマーにおいて、モノマ
ーBに存在するカルボニルオキン基の約50%が08+
アルキルエステル基となった。
3)実施例2で合成した二元共重合体では、一方単位の
総数に対して計算したモノマー八由来の単位の割合は、
各々、約40%、35%、10%およの一酸化炭素由来
の単位と他方のモノマーB由来の単位とが実質的に交互
に存在していた。
4)実施例1および3〜5で合成した三元共重合体では
、一方の一酸化炭素由来の単位と他方のモノマーBおよ
びA由来の単位とが実質的に交互に存在していた。
5)実施例1および3〜5によって合成した三元共重合
体では、一方の一酸化炭素由来の単位およびモノマーA
由来の単位から成るポリマーフラグメントと、他方の一
酸化炭素由来の単位およびモノマーB由来の単位から成
るポリマーフラグメントとがポリマー鎖中で実質的にラ
ンダムに分布して存在していた。
6)実施例1および3〜5によって合成した三元共重合
体において、モノマーAおよびB由来のび15%であっ
た。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記、 a)コポリマーが直鎖状構造を有すること、b)コポリ
    マーが、一酸化炭素由来の単位;シクロヘキサン環を含
    むモノマー(B)であって、シクロヘキサン環の1位お
    よび4位の炭素原子が1個の炭素原子または酸素原子に
    よって連結し、5位および6位の炭素原子が1つのオレ
    フィン性二重結合によって連結し、2位および3位の炭
    素原子の少なくとも一方がカルボン酸基または無水ジカ
    ルボン酸基部分を形成するカルボニルオキシ基を有する
    1種以上のモノマー(B)由来の単位;および所望によ
    り、分子中に多くとも4個の炭素原子を有する1種以上
    のα−オレフィン(モノマーA)由来の単位から成るこ
    と、 c)コポリマーにおいて、一方の一酸化炭素由来の単位
    ならびに他方のモノマーBおよび任意的なモノマーA由
    来の単位が実質的に交互に存在すること、 d)モノマーB由来の単位とモノマーA由来の単位の両
    方が存在するとき、一方の一酸化炭素由来の単位および
    モノマーA由来の単位から成るコポリマーフラグメント
    と、他方の一酸化炭素由来の単位およびモノマーB由来
    の単位から成るコポリマーフラグメントとが、コポリマ
    ー鎖中で実質的にランダムに分布して存在すること、e
    )モノマーBに最初に存在するカルボン酸基および/ま
    たは無水ジカルボン酸基の少なくとも一部がポリマー中
    ではアルキルエステル基として存在し、そのアルキルエ
    ステル基のアルキル部分に含まれる炭素数が少なくとも
    8個であること、 を特徴とする一酸化炭素と1種以上のオレフィン性不飽
    和化合物とのコポリマー。
  2. (2)コポリマーが、一酸化炭素由来の単位およびただ
    1種のモノマーB由来の単位および所望によりただ1種
    のモノマーA由来の単位から成ることを特徴とする請求
    項1に記載のコポリマー。
  3. (3)コポリマーが、一酸化炭素由来の単位および5−
    ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物由来の単位
    および所望によりエテン由来の単位から成ることを特徴
    とする請求項1または2に記載のコポリマー。
  4. (4)アルキルエステル基が10〜24個の炭素数を有
    する分枝していないアルキル基を含むことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のコポリマー。
  5. (5)一酸化炭素と1種以上のモノマーBおよび所望に
    より1種以上のモノマーAとの混合物を、高められた温
    度および圧力において、分子中に少なくとも8個の炭素
    原子を有するアルカノールの存在下で、VIII族金属と一
    般式R^1R^2P−R−PR^3R^4[式中、R^
    1、R^2、R^3およびR^4は同一でも異なってい
    てもよく、所望により極性基で置換した炭化水素基であ
    り、Rは橋架け部分に少なくとも2個の炭素原子を有し
    、2個のリン原子と連結する2価の橋架け基である]の
    リン二座配位子とを含む触媒と接触させることを特徴と
    する請求項1に記載のコポリマーの製造方法。
  6. (6)二座配位子が一般式(R^1)_2P−R−P(
    R^1)_2[式中、R^1は1個以上の極性置換基を
    有するフェニル基であり、その置換基の少なくとも1個
    がそのフェニル基と結合するリン原子に関してオルトの
    位置に存在し、橋架け基Rは橋架け部分に3個の原子を
    有し、そのうち少なくとも2個は炭素原子である]を有
    することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. (7)触媒中、二座配位子がVIII族金属1モルに対して
     0.5〜10モル存在することを特徴とする請求項5
    または6に記載の方法。
  8. (8)触媒が更にpKa4未満の酸の陰イオンを含むこ
    とを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の方
    法。
  9. (9)触媒中、pKa4未満の酸の陰イオンがVIII族金
    属1モルに対して1〜1000モル存在することを特徴
    とする請求項8に記載の方法。 (I0)重合を温度30〜150℃、圧力5〜150バ
    ール、およびオレフィン性不飽和化合物対一酸化炭素の
    モル比10:1〜1:10で行い、重合すべきオレフィ
    ン性不飽和化合物1モルにつき、10^−^7〜10^
    −^3モルのVIII族金属を含むような量の触媒を使用す
    ることを特徴とする請求項5〜9のいずれか一項に記載
    の方法。
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