JPH0312127A - 集団検診用医療装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に多数の被検者を取り扱う医療装置におい
て、操作者が装置を個々の被検者にあわせて調整する手
間を省くことにより検査あるいは治療の効率を向上し、
同時に検査の質的向上と被検者の負担軽減を図れる医療
装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置では、例えば第２図に示した胸部集団検診装
置のように被検者を撮影する際に被検者は固定したｘａ
管装置と１．１．（イメージインテンシファイア）装置
の間に立って撮影を行う。この時身長の異なる各被検者
の胸部を固定されたＸ線照射野に合わせるために、操作
者が被検者の乗った踏み台を電動モータ等によって高さ
調節する方法を採っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では操作者は特に身長の個人差が大きい学
童などが被検者の場合、被検者が撮影装置の前に立って
から被検者の胸部とＸ線照射野の位置合わせを行わなけ
ればならず、検査効率を低下させていた。これは電動踏
み台の場合、被検者が乗ってから高さ調整を行うために
安全上の配慮から踏み台動作速度を低速にすることが必
要なためである。

また身長の個人差が比較的小さい成人などが被検者の場
合、電動踏み台や調整式のＸ線管装置、１．１．装置に
よる高さ調整を行わずにＸ線照射野は一定の位置で固定
したままとし、第３図に示すように被検者をかがませた
り背伸びさせることによって被検者胸部とＸ線照射野の
位置合わせを行う方法を採ることが多い。

このように被検者をかがませることにより、被検者は撮
影中身体的な負担を受けることになる。

さらに、無理な態勢で撮影するために撮影した写真の質
も低下する恐れがある。

本発明は被検者胸部とＸ線照射野の位置合わせの手間を
省くことにより検査効率を向上することを目的としてお
り、さらに撮影時に被検者がかがむことを無くすことに
より被検者への負担を軽減し同時に検査の質的向上を図
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、磁気カードなどの情報記憶
媒体から前もって記録された高さ調整に必要な身長など
のデータをあらかじめ読み出しておき、１人の被検者が
踏み台から降りて次の被検者が踏み台に乗るまでの準備
時間中に電動モータによって高速で高さ調整を済ませて
しまう方式としたものである。

〔作用〕

磁気カード、ＩＣカードなどに記憶された各被検者の身
長などのデータは情報読み取り装置によって読み出され
一時的にバッファに格納される。

バッファに格納された情報は必要なときに順番にＣＰＵ
によって呼び出される。踏み台駆動用の電動モータある
いは踏み台には高さ検出機構が設けてあり、検出した高
さとＣＰＵに呼び出された各被検者の情報との比較によ
りＣＰＵから電動モータに駆動指令が送られる。この指
令によって電動モータは必要回転数だけ回転し、踏み台
の高さを各被検者に適合した高さまで調整する。１人の
被検者の撮影終了は踏み台に設けられた荷重検出機構か
らの信号、あるいはＸ線管の曝射終了信号、あるい操作
者の終了確認信号、あるいはこれらを組み合わせた信号
によってＣＰＵに確認される。

ＣＰＵは１人の撮影終了を確認するとバッファから次の
被検者に関する情報を呼び出し、踏み台の高さ調整を行
う。このように１人の撮影が終了すると遅滞無く次の被
検者の撮影準備に入り、しかも被検者が踏み台に乗らな
い状態で高さ調整を行うことから高速での高さ調整が可
能なため検査の効率が向上する。また自動的に全ての被
検者に対して高さ調整を行うことから撮影時に被検者が
かがむ必要は無くなり、被検者の負担を軽減すると同時
に検査の質的向上を図ることができる。

なお微調整や保持していた情報の誤りに対処するだめに
従来と同様の踏み台低速移動操作は行うことができるよ
うにしておく。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図及び第４図〜第７図に
従って説明する。

第１図は本発明の一実施例である胸部集団検診装置の構
成を示すブロック図である。

磁気カード１ｏにあらかじめ書き込まれている各被検者
の身長についてのデータ１２は磁気カード読み取り装置
１４によって読み込まれる。磁気カード読み取り装置１
４には複数個のデータを格納できるバッファ１６が接続
している。バッファ１６にはＣＰＵ１８が接続しており
本発明の医療装置が行う踏み台の高さ調整動作全体を制
御する。

ＣＰＵ１８からは例えばモータなどの原動機を駆動する
駆動装置２０への信号線が接続していて、高速駆動信号
２２及び低速駆動信号２４が駆動装置２０へ送信される
。さらにＣＰＵ１８にはモータ２６に接続した踏み台高
さ検出用のエンコーダ２８からの信号線が接続し、該エ
ンコーダ２４からは高さ信号３０がＣＰＵ１８に送信さ
れる。モータ２６には例えばネジ捧３２とネジ３４から
成る踏み台上下機構３６が取り付き、踏み台３８を支持
している。踏み台３８には被検者４０が乗る。

踏み台３８には被検者４０が踏み台３８に乗っているこ
とを検出する荷重センサ４２が設けてあり、該荷重セン
サ４２からＣＰＵ１８へは信号線によって被検者乗降信
号４４が被検者４０が踏み台３８に乗っているときはＯ
Ｎ、乗っていないときはＯＦＦとして送信される。被検
者４０はＸ線管袋＠４６と１．１．ｉ［４８との間に位
置する。Ｘ線管装置４６からは信号線によってＸ線曝射
終了時に曝射終了信号５０がＣＰＵ１８に送信される。

またこの曝射終了信号５０は操作者（図示せず）が本集
団検診用医療装置を操作する操作卓５４にも信号を送信
し、操作卓５４上にＸ線撮影終了の表示をする。操作者
は本医療装置の操作卓５４にて検査に必要な作業を行っ
ているが、Ｘ線撮影終了を確認した後に操作卓５４から
ＣＰＵ１８へ終了確認信号５６を送信する。なお操作卓
５４あるいはｘｉ撮影装置５８の近くには、踏み台３８
を被検者が乗っていても安全な程度の低速で移動させる
ための低速操作用レバー６０が設けられており、踏み台
３８高さの微調整や誤った身長データ１２による位置ず
れの補正を可能にしている。

ＣＰＵ１８はバッファ１６のデータ格納状況を監視して
おり、容量−杯になった場合にはデイスプレー装置６２
に信号を送信する。該デイスプレー装置６２はＣＰＵ１
８からの信号を受けて入力待ちの指示を発する。

次に、このように構成された集団検診用医療装置の動作
について説明する。

各被検者４ｏは各自の身長データ１２を記憶させた磁気
カード１０を磁気カード読み取り装置１４に挿入する。

これによりデータ１２が０人分のデータを格納すること
ができるバッファ１６に読み込まれ、格納される。ＣＰ
Ｕ１８はバッファ１６中のデータ数を監視しており、デ
ータ数がｎ個になるとデイスプレー装Ｗ６２に信号を送
信し、デイスプレー装置６２は以後の被検者に対してデ
ータ入力を待つよう指示を発する。

ＣＰＵ１８は、また最初の被検者４０−１のデータ１２
−１が読み込まれたことを認知するとそのデータ１２−
１を取り込み、エンコーダ２８から送信された高さ信号
３０と比較する。この結果両者に差があれば荷重センサ
４２の信号がＯＦＦであることを確認した後、駆動装置
２０に高速駆動指令２２を送る。この高速駆動指令２２
によってモータ２６が高速で回転を開始し、その回転に
よってネジ捧３２が回転してネジ３４、さらにはネジ３
４に固定された踏み台３８を高速で上下動させる。ＣＰ
Ｕ１８はエンコーダ２８から送信される高さ信号３０を
監視しており、データ１２−１との差が最小になるよう
に駆動装置２０に指示する。踏み台３８の動作が終了し
た後、被検者４０−１は踏み台３８の上に乗る。この時
荷重センサ４２が動作して被検者乗降信号４４をＯＮと
して送信し、ＣＰＵ１８は被検者４０−１が踏み台３８
に乗ったことを認知する。そして以後被検者乗降信号４
４がＯＦＦとして送信されるまで高速駆動信号２２を送
信しない。

操作者は被検者４０−１が踏み台３８に乗った後、被検
者４０−１の撮影すべき胸部とＸ線照射野６４とが合っ
ていることを確認する。この時に高さが合っていなけれ
ば低速操作用レバー６０を操作する。低速操作用レバー
６０の操作によりＣＰＵ１８からは駆動装置２０に対し
て低速駆動信号２４が送信され、その結果踏み台３８は
被検者４０−１に危険のない程度の低速で上下動する。

位置合わせが終了した後、操作者はＸ線管装置４６及び
１．１．装置４８によって撮影を行う。Ｘ線管装置４６
はその曝射終了時にＣＰＵ１８及び操作卓５４に曝射終
了信号５０を送信する。操作者は操作卓５４にて曝射終
了を確認した後、撮影が全て終了していればＣＰＵ１８
に対して終了確認信号５６を送信する。撮影終了の場合
、被検者４０−１は踏み台３８から降りる。これに伴っ
て荷重センサ４２からＣＰＵｌ８に被検者乗降信号４４
がＯＦＦとして送信され、ＣＰＵ１８は被検者４０−１
が踏み台３８から降りたことを認知する。

ＣＰＵ１８は被検者乗降信号４４のＯＦＦ信号。

曝射終了信号５０及び終了確認信号５６の３信号を受信
した後、特に被検者乗降信号４４のＯＦＦ信号を受信し
てから安全のために適当な待ち時間をおいた後にバッフ
ァ１６から被検者４０−２のデータ１２−２を呼び出し
、以後データ１２−１に対して行ったのと同様の動作を
行う、ＣＰＵ１８は撮影終了人数をカウントし、１人あ
るいは複数人のあらかじめ設定された人数分が終了した
後にデイスプレー装置６２に対して入力待ち指示を解除
するよう送信する。

第４図は本発明の他の実施例である。第１の実施例では
踏み台３８の高さ検出機構としてエンコーダ２８をモー
タ２６に取付けたが、この代わりにリニアエンコーダ７
０を踏み台３８に取付けても第１の実施例と同様の効果
が得られる。また第５図に示すように踏み台３８にワイ
ヤー６８などを固定し、そのワイヤー６８によってエン
コーダ２８を回転させる機構を採用しても第１の実施例
と同様の効果が得られる。

第１の実施例では踏み台上上機構３６としてモータ２６
にネジ捧３２とネジ３４の組合せを採用したが、踏み台
３８を上下に移動させることができる機構ならなんでも
良く、第６図に示したようにスプロット７０とチェーン
７２の組合せを採用しても第１の実施例と同様の効果が
得られる。またこれらの実施例ではモータ２２にネジ捧
３２やチェーン７２を直接取付けているが、減速機等の
動力伝達機構を間に挿入してもよく、第１の実施例と同
様の効果が得られる。

第１の実施例では被検者４０が踏み台３８に乗っている
ことを検出するために荷重センサ４２を用いたが、代わ
りにシート状スイッチを用いても同様の効果が得られる
。また第７図に示すように発光体７２と受光装置７４を
用いる光電スイッチ、あるいは赤外線センサ、超音波セ
ンサ等を用いても良く第１の実施例と同様の効果が得ら
れる。

第１の実施例では情報記憶媒体として磁気カードを用い
たが、個人データを記録できる媒体なら例えばＩＣカー
ド、光カード等なんでもよく、第１の実施例と同様の効
果が得られる。

第１の実施例では１．１．装置４８を使用する装置を例
に採ったが、Ｘ線フィルムを用いる装置でも良く、第１
の実施例と同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

本発明によれば１人の被検者が検査を終了し、次の被検
者が撮影装置に到着する前に高速で短時間に踏み台を次
の被検者に適合した高さに調節できるので、多数の被検
者に対してＸ線撮影検査を行う場合でもその撮影部位の
位置合わせにより効率が低下することがなくなる。また
、自動的に高さ調節を行うために高さ調節を忘れたり省
略することが無くなり、被検者に対する負担を低減する
ことができると共に、無理な態勢で撮影することがなく
なり検査の質的向上が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の構成を示すブロック図であ
る。第２図は従来の同種装置の構成を示す図である。第
３図は従来の装置における問題点を示す図である。第４
図〜第７図は本発明の他の実施例を示す図である。 １０・・・磁気カード、１４・・・磁気カード読み取り
装置、１６・・・バッファ、１８・・・ＣＰＵ、２０・
・・駆動装［，２６・・・モータ、２８・・・エンコー
ダ、３２・・・ネジ捧、３４・・・ネジ、３８・・・踏
み台、４ｏ・・・被検者、４２・・・荷重センサ、４６
・・・Ｘ線管装置、４８・・・１．Ｌ装置、５４・・・
操作卓、６０・・・低速操作用レバー　６２・・・デイ
スプレー装置、６４・・・Ｘ線照茅 ２ 凪 ８ 第 囚 ５δ 茅 ４ 囚 茅 固 ３（ｌ？ 率 目 ４θ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、情報記録媒体と、該情報記録媒体から情報を読み取
   る読み取り装置と、該情報に従つて指令を出す制御装置
   と、検査あるいは治療を行う医療機器からなる医療装置
   において、該情報記憶媒体に被検者又は被治療者に関す
   る情報を記憶させておき、検査あるいは治療に先立つて
   該情報記憶媒体から該情報を読み出し、該情報に適合し
   た準備動作を行うことを特徴とする医療装置。 ２、特許請求の範囲第１項に記した医療装置において、
   該情報記憶媒体に被検者あるいは被治療者の身体に関す
   る情報を記憶させておき、検査あるいは治療に先立つて
   該医療装置を該被検者あるいは被治療者の身体に適合し
   た状態に準備することを特徴とする医療装置。 ３、特許請求の範囲第１項に記した医療装置において、
   該情報記憶媒体にあらかじめ測定した被検者の身長を記
   憶させておき、検査に先立つて踏み台を被検者の身長に
   適合した高さに調整することを特徴とする医療装置。