JP2009000209A - 医用画像診断装置及びクレードル駆動装置の制御方法 - Google Patents

医用画像診断装置及びクレードル駆動装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被検体を載置したクレードルを水平方向に移動させる際の振動を抑制しつつ、前記クレードルの移動に要する時間のうちの加減速の時間を短縮することができる医用画像診断装置およびクレードル駆動装置の制御方法を提供する。
【解決手段】基台から水平方向に繰り出し可能であり被検体が載置されるクレードル202と、クレードル202を水平方向に移動させるクレードル駆動装置203と、クレードル駆動装置203を制御するクレードル駆動制御装置204とを有するテーブル装置200を備えたX線CT装置1であって、前記クレードル駆動制御装置204は、水平方向移動時の前記クレードル202の振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように被検体の重量に応じて設定された加減速度で前記クレードルが移動するよう、前記クレードル駆動装置203を制御することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、基台と、該基台から水平方向に繰り出し可能であり被検体が載置されるクレードルと、クレードルを水平方向に移動させるクレードル駆動装置とこのクレードル駆動装置を制御するテーブル装置を備えた医用画像診断装置およびクレードル駆動装置の制御方法に関する。
X線CT(Computerized Tomography)装置やMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の医用画像診断装置は、基台と、被検体が載置されるクレードルとを有するテーブル装置を備えている。このような医用画像診断装置においては、前記基台から前記クレードルを水平方向に繰り出して、被検体をガントリの撮影空間に搬入するようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−52689号公報
ところで、前記医用画像診断装置のうちのX線CT装置にあって、前記クレードルを間欠的に移動させながら停止位置ごとにスキャンを行うことにより、異なるスライス位置でのアキシャルスキャンを連続的に行うアキシャルクラスタスキャンにおいては、近年、X線検出器の多列化により1スキャンで撮影できるZ方向(被検体の体軸方向)の幅(スライス厚)が広くなっている。従って、次のスキャン位置までの前記クレードルの移動距離が長くなり、前記クレードルの移動に要する時間が長くなる傾向となっている。このため、ガントリーの回転速度が速くなったにもかかわらず、クレードルの移動に要する時間がボトルネックとなり、全体の検査時間が短くならないという問題が生じてきている。従って、次のスキャン位置への移動に要する時間の短縮化が強く望まれるようになっている。
また、被検体の血管に造影剤を注入して血管造影を行う場合、造影効果が最大となるタイミングで撮影を行いたいといった観点や、心臓などを撮影する場合、被検体に息止めをさせた状態でスキャンを行うため、できるだけ息止め時間を短くしたいといった観点からも、次のスキャン位置への移動に要する時間の短縮化が望まれている。
次のスキャン位置への移動に要する時間は、前記クレードルを移動させる際の加減速度を大きくすることにより短縮することができるが、加減速度が大きすぎると、加減速時に発生した前記クレードルの振動が撮影時に残存し、得られた画像にアーチファクトを生じることになる。また、前記クレードルの振動は、クレードルに載置された被検体の体重に比例して大きくなる。そこで、前記クレードルの加減速度は、想定される最大体重の被検体を載置した場合でも、前記クレードルの振動を抑制することができるように設定されているのが一般的である。
しかし、このように被検体の重量に関係なく、一律に前記クレードルの加減速度が設定されているため、ほとんどの被検体にとっては、クレードルの加減速度が過剰に小さくなっている。従って、前記クレードルの移動に無駄に長い時間がかかっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、被検体を載置したクレードルを水平方向に移動させる際の振動を抑制しつつ、前記クレードルの移動に要する時間のうちの加減速の時間を短縮することができる医用画像診断装置およびクレードル駆動装置の制御方法を提供することである。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、第1の観点の発明は、基台と、該基台から水平方向に繰り出し可能であり被検体が載置されるクレードルと、該クレードルを水平方向に移動させるクレードル駆動装置と、該クレードル駆動装置を制御するクレードル駆動制御装置とを有するテーブル装置を備えた医用画像診断装置であって、前記クレードル駆動制御装置は、水平方向移動時の前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように被検体の重量に応じて設定された加減速度で前記クレードルが移動するよう、前記クレードル駆動装置を制御することを特徴とする。
第2の観点の発明は、第1の観点の発明において、被検体の重量に応じた物理量として、前記基台から水平方向に繰り出された前記クレードルのたわみ量を検出するたわみ検出手段を備えており、前記被検体の重量に応じて設定される加減速度は、前記たわみ検出手段によって検出されたたわみ量に基づいて、水平方向移動時の前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように設定された加減速度であることを特徴とする。
第3の観点の発明は、基台と、該基台から水平方向に繰り出し可能であり被検体が載置されるクレードルと、該クレードルを水平方向に移動させるクレードル駆動装置とを有するテーブル装置における前記クレードル駆動装置の制御方法であって、水平方向移動時の前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように被検体の重量に応じて設定された加減速度で前記クレードルが移動するよう、前記クレードル駆動装置を制御することを特徴とする。
第4の観点の発明は、第3の観点の発明における被検体の重量に応じた物理量として、前記基台から水平方向に繰り出された前記クレードルのたわみ量を検出し、前記被検体の重量に応じて設定される加減速度は、前記クレードルのたわみ量に基づいて、水平方向移動時の前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように設定された加減速度であることを特徴とする。
請求項1,3に記載の発明によれば、従来のように、前記クレードルの加減速度が、想定される最も重い重量の被検体に対応したものに一律に設定されているのではなく、前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように、被検体の重量に応じて設定された加減速度で、前記クレードルの水平方向への移動が制御されるので、前記クレードルの振動を抑制しつつ、前記クレードルの移動に要する時間のうちの加減速の時間を従来よりも短縮することができる。従って、例えば検出器幅が広く、アキシャルクラスタスキャンにおいて次のスキャン位置への移動距離が長いような場合においても、結果として造影効果の高い撮影、息止め時間の短縮化が可能となる。
請求項2,4に記載の発明によれば、被検体の重量に比例する前記クレードルのたわみ量に基づいて、前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように設定された加減速度で、前記クレードルの水平方向への移動が制御されるので、前記クレードルの振動を抑制しつつ、前記クレードルの移動に要する時間のうちの加減速の時間を従来よりも短縮することができる。従って、例えば検出器幅が広く、アキシャルクラスタスキャンにおいて次のスキャン位置への移動距離が長いような場合においても、結果として造影効果の高い撮影、息止め時間の短縮化が可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
(第一実施形態)
先ず、本発明に係る医用画像診断装置の第一実施形態について説明する。本実施形態では、本発明をX線CT装置に適用した例について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係るX線CT装置の概観図である。
図1に示すX線CT装置1は、ガントリ100とテーブル装置200と操作コンソール300とから構成されている。
前記ガントリ100は、撮影空間である空洞部101を備え、この空洞部101内に、前記テーブル装置200の後述するクレードル202上に載置された被検体が搬送されるようになっている。また、前記ガントリ100内には、ドーナツ状の回転体102を備えている。この回転体102内には、X線の発生源である後述のX線管と、このX線管から発生したX線を検出する後述のX線検出部とが、前記空洞部101を挟んだ対向する位置にそれぞれ収容されている。そして、前記X線管と前記X線検出部は、互いの位置関係を保ったまま、前記空洞部101の周りを回転するようになっている。従って、前記空洞部101に被検体を位置させた状態で、前記回転体102の回転を行いながら、前記X線管の駆動及び前記X線検出器の検出動作を行うことによって、異なる投影角度からのX線照射及び被検体を透過したX線の検出を行うことができるようになっている。
前記テーブル装置200は、基台201と、この基台201から繰り出し可能であり被検体が載置されるクレードル202とを有している。また、前記テーブル装置200は、前記クレードル202を水平方向に移動させる後述の水平駆動部を有している。
前記基台201には、図示しないがレールが設けられており、前記クレードル202に設けられた図示しない車輪が、前記レールを上下に挟みこむように構成されている。そして、前記レール上を前記クレードル202がスライドすることにより、このクレードル202が前記基台から水平方向へ繰り出され、又は引き戻されるようになっている。
前記操作コンソール300は、前記ガントリ100や前記テーブル装置200と通信する機能や、前記ガントリ100から転送されてきた投影データを受信して、X線断層像を再構成する機能等を有する。
図2は、図1に示した第一実施形態に係るX線CT装置の細部構成を示すブロック図である。
前記ガントリ100は、前述した回転体102の内部に、X線管コントローラ103により駆動制御されるX線管104と、このX線管104からのX線の照射範囲を確定するためのスリットを有するコリメータ105とが設けられている。
また、前記回転体102内には、被検体を透過したX線を検出するX線検出部106と、このX線検出部106で検出された透過X線より得られる投影データを収集するデータ収集部107とが収容されている。
前記回転体102の回転は、回転体コントローラ108によって制御されるようになっている。そして、前記回転体102の回転により、前記X線管104及び前記コリメータ105と、前記X線検出部106とが、前記回転体102において互いに前記空洞部101を挟んで反対となる位置関係、すなわち被検体を挟んで対向する位置関係が維持された状態で、前記空洞部101の周りを回転するようになっている。
前記テーブル装置200は、前記クレードル202を水平方向へ移動させるクレードル駆動装置203を備えている。このクレードル駆動装置203は、クレードル駆動制御装置204によって制御されるようになっている。このクレードル駆動制御装置204は、水平方向移動時の前記クレードル202の振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように被検体の重量に応じて設定された加減速度で、前記クレードル202が移動するように、前記クレードル駆動装置205を制御するようになっている(詳細は後述する)。
前記操作コンソール300は、操作者の入力を受け付ける入力装置301と、前記ガントリ100のデータ収集部107からの投影データに基づいて画像再構成処理などを実行する中央処理装置302と、この中央処理装置302で再構成されたCT画像を表示する表示装置303と、プログラムやデータやX線CT画像を記憶する記憶装置304を備えている。
ここで、前記記憶装置304には、前記クレードル202のたわみ量と、前記クレードル202を水平方向に移動させる際の加減速パラメータとの関係を定めた変換表データが記憶されている。この変換表データにおいては、クレードル202のたわみ量に対して、このクレードル202の振動を抑制できる範囲においてできるだけ大きくなるように加減速パラメータが設定されている。
また、前記記憶装置304には、被検体が載置されていない状態で前記基台201から水平方向に繰り出され、撮影空間に搬入されたときにおける前記クレードル202′の底部202′(図3を参照して後述)の位置(CT画像上の位置)が記憶されている。
前記中央処理装置302は、被検体の重量に応じた物理量として、前記基台201から水平方向に繰り出された前記クレードル202のたわみ量を検出するたわみ検出手段を構成している。本実施形態では、前記中央処理装置302は、CT画像上において、被検体が載置されていない状態と被検体が載置された状態の前記クレードル202の底部の位置を比較することにより、前記クレードル202のたわみ量を算出するようになっている(詳細は後述する)。
また、前記中央処理装置302は、前記クレードル202の水平方向移動時の加減速パラメータを決定するようになっている。具体的には、前記中央処理装置302は、算出された前記クレードル202のたわみ量に対応する加減速パラメータを、前記記憶装置304に記憶された変換表データを参照して決定するようになっている。
さらに、前記中央処理装置302は、上記のようにして決定した加減速パラメータを、スキャンを開始する際に、前記クレードル駆動制御装置204へ出力するようになっている。これにより、前記クレードル駆動制御装置204は、被検体の重量に応じて設定される加減速度として、前記クレードル202のたわみ量に基づいて、水平方向移動時の前記クレードル202の振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように設定された加減速度で前記クレードル202が移動するよう、前記クレードル駆動装置203を制御するようになっている。
このように構成される本実施形態のX線CT装置1による検査は、以下のようにして行う。
まず、スライス位置等を決めるため、スカウトスキャンを行う。具体的には、前記回転体102を回転させずに、前記X線管105を被検体の真横にあたる投影角度90度に固定したまま、被検体を載置した前記クレードル202を徐々に水平方向に移動させながらX線を連続的に照射する。そして、前記X線検出部107で検出された透過X線より得られる投影データに基づいて、前記中央処理装置302が、被検体の側面の透視像(スカウト像)を得る。得られたスカウト像は、前記記憶装置304に記憶される。
次に、得られたスカウト像をもとに、スライス位置等のスキャン条件を設定し、スキャンを開始する。本実施形態では、異なるスライス位置でのアキシャルスキャンを連続的に行うスキャン動作(アキシャルクラスタスキャン)を行う。すなわち、本実施形態では、前記クレードル202の位置を間欠的に移動させ、撮影位置を順次移動させてスキャンを行い、得られた投影データに基づいて、前記中央処理装置302がスキャンごとにアキシャル像を再構成する。
スキャンを行う際における前記クレードル202の制御は、以下のようにして行う。すなわち、前記中央処理装置302は、まず、前記記憶装置304に記憶されたスカウト像に基づいて、前記クレードル202のたわみ量を検出する。図3は、スカウト像に基づく前記クレードル202のたわみ量の検出を説明するための図であり、スカウト像における前記クレードル202が示されている。この図3には実線で示されたクレードル202に、ここでは図示しない被検体が載置されている。そして、前記クレードル202は、被検体を載置することにより、一点鎖線で示されたクレードル202′の位置からたわんでこれよりも下位に位置している。前記クレードル202のたわみ量の検出にあたっては、前記中央処理装置302は、先ず前記記憶装置304に記憶されたスカウト像における前記クレードル202の底部202aの位置を検出する。このクレードル202の底部202aの位置検出の一例について説明すると、先ず前記クレードル202の底部202aの一部分について、スカウト像における各ピクセルに割り当てられたCT値が、空気の値から前記クレードル202を構成する材質の値へ変化する部分を見出し、その部分における前記底部202aの位置を検出する。そして、前記クレードル202の底部202aの多数箇所について、所定の間隔で同様にしてその位置を検出する。このようにして検出された各部分の前記底部202aの位置を平均化し、前記底部202aの位置とする。そして、このようにして検出された前記底部202の位置を、前記記憶装置304に予め記憶されている前記クレードル202′の底部202a′の位置と比較し、その差に基づいて、被検体が載置されたときの前記クレードル202のたわみ量を算出する。このようにして前記クレードル202のたわみ量が算出されると、前記中央処理装置302は、前記記憶装置304に記憶された変換表データを参照して、算出されたたわみ量に対応する加減速パラメータを決定する。このようにして決定された加減速パラメータは、水平方向移動時の前記クレードル202の振動を抑制できる範囲でできるだけ大きくなるように、被検体の重量に応じて設定されたものである。
次に、前記中央処理装置302は、このようにして決定した加減速パラメータを、クレードル駆動信号として前記テーブル装置200のクレードル駆動制御装置204へ出力する。前記クレードル駆動制御装置204は、前記中央処理装置302から入力された加減速パラメータに基づき、前記クレードル駆動装置203を制御する。すなわち、前記クレードル駆動制御装置204は、被検体の重量に応じた加減速度で前記クレードル202が移動するよう、前記クレードル駆動装置203を制御する。
以上説明した本実施形態のX線CT装置1によれば、従来のように、前記クレードル202の加減速度が、想定される最も重い重量の被検体に合わせたものに一律に設定されているのではなく、被検体の重量に比例する前記クレードル202のたわみ量に基づいて、このクレードル202の振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように設定された加減速度で、前記クレードル202の水平方向への移動が制御されるので、前記クレードル202の振動を抑制しつつ、その移動に要する時間のうちの加減速の時間を従来よりも短縮することが可能になる。従って、前記X線検出部106の幅が広く、次のスキャン位置への移動距離が長いような場合においても、結果として造影効果の高い撮影、息止め時間の短縮化が可能となる。
ここで、この第一実施形態の変形例について説明すると、前記クレードル202のたわみ量を算出するために用いる画像は、スカウトスキャンによって得られたものに限られるものではなく、例えば一連のスキャンのうち、初回のアキシャルスキャンによって得られたアキシャル像であってもよい。図4は、アキシャル像に基づく前記クレードル202のたわみ量の検出を説明するための図であり、アキシャル像における前記クレードル202が示されている(図3に比べて前記クレードル202が拡大して図示されている)。そして、この図4においても、図3と同様に、図示しない被検体が載置された実線で示すクレードル202は、一点鎖線で示されたクレードル202′の位置からたわんで下位に位置した状態になっている。そして、アキシャル像における前記クレードル202′の底部202a′の位置を、前記記憶装置304に予め記憶させておき、スカウト像を用いたたわみ量検出と同様に、前記クレードル202の底部202aの位置を検出して、前記クレードル202′の底部202a′の位置と比較し、たわみ量を算出する。
このように前記クレードル202のたわみ量の算出にあたり、アキシャル像を用いる場合、初回のアキシャルスキャン位置までの前記クレードル202の移動の際における加減速パラメータは、前記クレードル202のたわみ量に基づいて決定することができない。このため、前記記憶装置304には、想定される前記クレードル202の最大たわみ量に対応する加減速パラメータを記憶しておき、初回のアキシャルスキャン位置までの前記クレードル202の移動は、この加減速パラメータを用いる。そして、初回のアキシャルスキャンによってアキシャル像が得られると、これを用いて前記クレードル202のたわみ量を算出し、このたわみ量に対応した加減速パラメータを用いて以後のスキャン位置までの前記クレードル202の移動を行う。
また、前記クレードル202のたわみ検出手段は、スキャンによって得られた画像に基づいてたわみ量を検出するものに限られるものではない。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について説明する。図5は、第二実施形態に係るX線CT装置の細部構成を示すブロック図である。図5において、前記第一実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図5に示す第二実施形態のX線CT装置10においては、前記テーブル装置200は荷重センサ210を備えており、前記クレードル202上の被検体の重量に基づいて、前記クレードル202の加減速度が設定されるようになっている。前記荷重センサ210としては、例えばロードセルを挙げることができる。そして、前記荷重センサ210からの電気信号が、前記クレードル駆動制御装置204へ入力され、このクレードル駆動制御装置204において、前記クレードル202に載置された被検体の重量が算出されるようになっている。
また、前記テーブル装置200は、記憶装置211を備えている。この記憶装置211には、被検体の重量と前記クレードル202を水平方向に移動させる際の加減速パラメータとの関係を定めた変換表データが記憶されている。この変換表データにおいては、被検体の重量に対して、前記クレードル202の振動を抑制できる範囲においてできるだけ大きくなるように、加減速パラメータが設定されている。
本実施形態においては、前記クレードル駆動制御装置204は、前記クレードル202の水平方向移動時の加減速パラメータを決定するようになっている。具体的には、前記クレードル駆動制御装置204は、算出された被検体の重量に応じた加減速パラメータを、前記記憶装置211に記憶された変換表データを参照して決定するようになっている。そして、前記クレードル駆動制御装置204は、このようにして決定された加減速度で前記クレードル202が移動するよう、前記クレードル駆動装置203を制御するようになっている。
このように構成される第二実施形態のX線CT装置10による検査は、以下のようにして行う。
この第二実施形態のX線CT装置10においても、前記第一実施形態と同様にしてスキャン条件を設定した後、アキシャルクラスタスキャンを行う。
このアキシャルクラスタスキャンを行う際における前記クレードル202の制御は、以下のようにして行う。すなわち、先ず前記中央処理装置302が、前記クレードル駆動制御装置204へクレードル駆動信号を出力する。このクレードル駆動信号を受けた前記クレードル駆動制御装置204は、前記荷重センサ210からの電気信号に基づいて算出された前記クレードル202上の被検体の重量に対応する加減速パラメータを、前記記憶装置211に記憶された変換表データを参照して決定する。そして、前記クレードル駆動制御装置204は、この加減速パラメータに基づいて、前記クレードル駆動装置203を制御する。これにより、被検体の重量に応じた加減速度で前記クレードル202が移動する。
以上説明した本実施形態のX線CT装置10によれば、前記第一実施形態のX線CT装置1と同様の効果を得ることができる。
ここで、この第二実施形態の変形例について説明する。この第二実施形態において、被検体の重量が予め分かっているような場合は、前記荷重センサ210を用いず、被検者の重量を前記操作コンソール300の入力装置301から入力し、この入力された重量に基づいて前記クレードル202の加減速度を決定してもよい。
この変形例について、もう少し詳しく説明すると、前記操作コンソール300の記憶装置304には、前記テーブル装置200の記憶装置211に記憶された変換表データ、すなわち被検体の重量と前記クレードル202を水平方向に移動させる際の加減速パラメータとの関係を定めた変換表データが記憶される。また、前記中央処理装置302は、前記記憶装置304に記憶された変換表データを参照して、被検体の重量に応じた加減速パラメータを決定する。
このように構成された変形例では、アキシャルクラスタスキャンを行うにあたっては、前記操作コンソール300から被検者の重量を入力する。そして、前記中央処理装置302は、入力された重量に応じた加減速パラメータを、前記記憶装置304に記憶された変換表データを参照して決定し、この加減速パラメータを、前記テーブル装置200のクレードル駆動制御装置204へ出力する。このクレードル駆動制御装置204は、前記中央処理装置302から入力された加減速パラメータに基づき、前記クレードル駆動装置203を制御する。
以上、本発明を前記各実施形態によって説明したが、この発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、前記各実施形態では、アキシャルクラスタスキャンを行う場合について説明したが、ヘリカルスキャンを行う場合にも同様に適用することができる。
本発明の第一実施形態に係るX線CT装置の概観図である。 図1に示した第一実施形態に係るX線CT装置の細部構成を示すブロック図である。 スカウト像に基づくクレードルのたわみ量の検出を説明するための図である。 アキシャル像に基づくクレードルのたわみ量の検出を説明するための図である。 第二実施形態に係るX線CT装置の細部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,10 X線CT装置
200 テーブル装置
201 基台
202 クレードル
203 クレードル駆動装置
204 クレードル駆動制御装置
302 中央処理装置

Claims (4)

  1. 基台と、該基台から水平方向に繰り出し可能であり被検体が載置されるクレードルと、該クレードルを水平方向に移動させるクレードル駆動装置と、該クレードル駆動装置を制御するクレードル駆動制御装置とを有するテーブル装置を備えた医用画像診断装置であって、
    前記クレードル駆動制御装置は、水平方向移動時の前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように被検体の重量に応じて設定された加減速度で前記クレードルが移動するよう、前記クレードル駆動装置を制御する
    ことを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 被検体の重量に応じた物理量として、前記基台から水平方向に繰り出された前記クレードルのたわみ量を検出するたわみ検出手段を備えており、
    前記被検体の重量に応じて設定される加減速度は、前記たわみ検出手段によって検出されたたわみ量に基づいて、水平方向移動時の前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように設定された加減速度である
    ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像診断装置。
  3. 基台と、該基台から水平方向に繰り出し可能であり被検体が載置されるクレードルと、該クレードルを水平方向に移動させるクレードル駆動装置とを有するテーブル装置における前記クレードル駆動装置の制御方法であって、
    水平方向移動時の前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように被検体の重量に応じて設定された加減速度で前記クレードルが移動するよう、前記クレードル駆動装置を制御する
    ことを特徴とするクレードル駆動装置の制御方法。
  4. 被検体の重量に応じた物理量として、前記基台から水平方向に繰り出された前記クレードルのたわみ量を検出し、前記被検体の重量に応じて設定される加減速度は、前記クレードルのたわみ量に基づいて、水平方向移動時の前記クレードルの振動を抑制できる範囲内でできるだけ大きくなるように設定された加減速度である
    ことを特徴とする請求項3に記載のクレードル駆動装置の制御方法。
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