JPH03120673A - 記録媒体の再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 概　　要 読取素子からの出力を比較回路でレベル弁別して２値信
号に再現するにあたって、比較回路の出力の時間平均値
のレベルを変化し、弁別レベルとして該比較回路に入力
する。これによって読取素子からの出力の２値信号への
対応の非対称・性を補正する。

また読取素子からの出力の包路線検波を行い、前記包絡
線の振幅が小さくなったときには１．前記弁別レベルを
小さくする。これによって、記録媒体への塵の付着や振
動等による短時間の読取りレベル変動に対しても、比較
回、路の弁別レベルを追従させ、前記補正の精度をさら
に向上する。

産業上の利用分野 本発°明は、コンパクトディスクなどの記録６体の再生
装置に関し、さらに詳しくは、いわゆるアシンメトリコ
ントロールに関する。

従来の技術 第４図は、典型的な従来技術のコンパクトディスクプレ
ーヤ１の電嶽的構成を示すブロック図である。光学ピッ
クアップ２の発光ダイオード３から放射されたレーザ光
は、コンパクトディスク４の記録面で反射されて、光学
ピックアップ２のフォトダイオード５で受光される。フ
ォトダイオード５の出力は、増幅回路６から、コンデン
サ７と抵抗８とで構成されるハイパスフィルタ９を介し
て、比較回路１０の非反転入力端子に入力される。

比較回路１０でデジタル信号に復元された読取信号は、
デジタル／アナログ変換回路１１でアナログ音響信号に
変換されて５出力端子ｔＬ、ｔＲに導出される。比較回
路１０からの出力はまた、バッファ１２を介して、オー
トアシンメトリコントロール回路１３に入力される。

オートアシンメトリコントロール回路１３は、抵抗１４
とコンデンサ１５とから成るローパスフィルタ１６と、
増幅回路１７とで構成されており、前記バッファ１２か
らの出力はローパスフィルタ１６を介して増幅回路１７
に与えられ、こうして比較回路１０の出力の時間平均値
が求められる。

この増幅回路１７からの出力は、閾値として前記比較回
路１０の反転入力端子に入力される。

一般に、コンパクトディスク４に記録される記録信号は
、第５図（１）で示されるように、パルス幅Ｗ１と５パ
ルス間隔Ｗ２との時間平均値が等しくなるまうに作成さ
れている。すなわち、アシンメトリが零となるように作
成されている。したがってこの記録信号を、光学ピック
アップ２によってそのままアシンメトリ零で読取った場
合には、第５図（２）で示される出力を得ることができ
、比較回路１０からは第５図（３）で示される原信号と
等しい出力波形を得ることができる。

しかしながら、コンパクトディスク４の成型時の誤差や
光学ピックアップ２の読取り誤差などによって、光学ピ
ックアップ２からの出力にはアシンメトリが生じてしま
い、比較回路１０からの出力は第５図（５）で示される
ようになるにの第５図（５）で示される出力から明らか
なように、アシンメトリがあるときには、再生出力波−
形は原波形とは異なったものとなってしまう。

このため、オートアシンメトリコントロール回路１３は
、比較回路１０からの出力のハイレベルとローレベルと
の時間平均値に基づいて、比較回路１０に与える基準電
圧を、第５図（４）において参照符１１で示される値が
ら、参照符１２で示される値に変化する。これによって
、比較回路１゜からの出力は第５図（３）で示されるよ
うに、前記原波形とほぼ一致したものとなる。

発明が解決しようとする課題 しかしながらオートアシンメトリコントロール回路１３
は、比較回路１０の出力を、数１０〜数１００　ｍ５ｅ
ｃの比較的長時間の平均に基づいて閾値を変化するため
、アシンメトリがあるときには、振動やコンパクトディ
スク４の表面の汚れなどによる数１００μｓｅｃ〜数−
９ｅｅの短い周期のレベル変動に追従できない。

すなわち、アシンメトリが零であるときには、第６図（
１）において参照符１３で示される読取信号の包路線に
対して、閾値は参照符１４で示されるようにｉ！Ａ路線
波形のレベルの中央値に設定されるため、ハイパスフィ
ルタ９で直流成分を除去するだけで、閾値は第６［Ｗ（
２）で示されるように、参照符１５で示される包絡線の
レベルの中央位置である零となり、レベル変動に追従す
ることができる。

これに°対して、アシンメトリが零でないときには、第
７図（１）において参照符１７で示される包絡線に対し
て、閾値は参照符１８で示されるように前記中央値とは
異なるレベルに設定される。

したがって、直流成分を除去すると第７図（２）で示さ
れるようになり、参照符１９で示される包絡線に対し、
閾値が参照符１１０で示されるように包絡線波形と交差
してしまうような場合が生じる。こうして、前記第５図
（５）で示されるようなパルス幅歪みが発生し、読取誤
差が生じてしまう。

本発明の自首は、短時間の読取レベル変動に対しても、
読取素子で読取った記録媒体の情報の２値信号への対応
の非対称性を確実に補正し、読取誤差を低減することが
できる記録媒体の再生装置を提供することである。

課題を解決するための手段 本発明は、記録媒体の記録内容を読取る読取素子と、 前記読取素子の出力の直流成分を除去するハイパスフィ
ルタと、 一対の入力端子を有し、一方の入力端子に前記ハイパス
フィルタの出力が与えられ、他方の入力端子に与えられ
る弁別レベルとの差に対応した２値信号を導出する比較
回路と、 比較回路の出力の時間平均値を得るための時定数回路と
、 時定数回路の出力のレベルを変化して、比較回路の前記
他方の入力端子に弁別レベルとして出力する弁別レベル
変化回路と、 前記読取素子の出力の包絡線検波を行う検波回路と、 検波回路の出力に応答し、前記包絡線の振幅が小さくな
ったとき、前記弁別レベル変化回路から出力される弁別
レベルを小さくする減衰回路とを含むことを特徴とする
記録媒体の再生装置である。

作　　用 本発明に従えば、記録媒体の記録内容は読取素子によっ
て読取られ、該読取素子からの読取信号は、ハイパスフ
ィルタで直流成分が除去された後、比較回路の一方の入
力端子に与えられる。この比較回路の他方の入力端子に
は、時定数回路から導出される該比較回路の出力の時間
平均値に対応したレベルを有する出力が、弁別レベル変
化回路で変化された後、弁別レベルとして入力される。

一方、前記読取信号はまた検波回路に与えられており、
この検波回路で包路線検波される。また前記弁別レベル
変化回路からの出力は、減衰回路を介して前記比較回路
の他方の入力端子に与えられており、減衰回路は前記検
波回路からの出力に応答し、包絡線の振幅が小さくなっ
たときに前記弁別レベルを小さくする。

したがって、読取素子からの読取信号の２値信号への対
応の非対称性を補正するにあたって、読取素子からの信
号レベルの比較的長時間のレベル変動は、弁別レベル変
化回路による弁別レベルの変化で補正され、また振動や
記録媒体への汚れの付着などによる比較的短時間の信号
レベルの低下は、減衰回路による弁別レベルの減衰によ
って補正される。

実施例 第１図は、本発明の一実施例のコンパクトディスクプレ
ーヤ２１の電気的構成を示すブロック図である。光学ピ
ックアップ２２の発光ダイオード２３から放射されたレ
ーザ光は、コンパクトディスク２４の記録面で反射され
て、読取素子である光学ピックアップ２２のフォトダイ
オード２５で受光される。フォトダイオード２５からの
出力は、増幅回路２６から、コンデンサ２７と抵抗２８
とで構成されるハイパスフィルタ２９を介して、比較回
路３０の非反転入力端子に入力される。

比較回路３０でデジタル信号に復元された読取信号は、
デジタル／アナログ変換回路３１でアナログ音響信号に
変換されて、出力端子ＴＬ、ＴＲに導出される。比較回
路３０からの出力はまた、バッファ３２を介して、弁別
レベル変化回路であるオートアシンメトリコントロール
回路３３に入力される。

オートアシンメトリコントロール回路３３は、抵抗３４
とコンデンサ３５とから成り、時定数回路である゛ロー
パスフィルタ３６と、増幅回路３７とで構成されている
。前記バッファ３２からの出力は、ローパスフィルタ３
６を介して増幅回路３７に与えられ、こうして比較回路
３０の出力の時間平均値が求められる。この増幅回路３
７からの出力は、弁別レベルである閾値として、減衰回
路であるゲイン可変回路３８を介して、前記比較回路３
０の反転入力端子に入力される。これによって、読取信
号の振幅に対応した閾値が設定され、アシンメトリが零
となるように補正が行われる。

増幅回路２６の出力はまた、検波回路４１に入力される
。この検波回路４１は、上側検波部４２と、下側検波部
４３と、減算回路４４とを含んで構成される。

上側検波部４２は、ダイオード４２ａと、抵抗４２ｂと
、コンデンサ４２ｃとから成り、前記増幅回路２６の出
力の正極側の包絡線検波を行い、減算回路４４の非反転
入力端子に入力する。

また下側検波部４３は、前記ダイオード４２ａとは逆極
性に接続されるダイオード４３ａと、抵抗４３ｂと、コ
ンデンサ４３ｃとから成り、増幅回路２６の出力の負極
側の包絡線検波を行い、減算回路４４の反転入力端子に
入力する。

減算回路４４の減算結果は、ゲイン制御信号として、前
記ゲイン可変回路３８に与えられる。ゲイン可変回路３
８は、前記ゲイン制御信号に基づいて、オートアシンメ
トリコントロール回路３３からの出力に、最大値が１で
ある減衰率を乗算し、こうして前記閾値のレベルが変化
される。

上述のように構成されたコンパクトディスクプレーヤ２
１において、増幅回路２６を介するフォトダイオード２
５からの読取信号には、第２図（１）において参照符５
１で示されるようなコンパクトディスク２４の汚れによ
る急激な落込みや、参照符５２で示される該コンパクト
ディスクプレーヤ２１の振動などによるレベル変動が生
じることがある。この読取信号は、ハイパスフィルタ２
９で直流成分が除去され、したがって第２図（２）で示
されるようになり、比較回路３０の非反転入力端子に入
力される。

一方、前記増幅回路２６からの出力は、検波回路４１の
上側検波部４２で包絡線検波され、減算回路４４の非反
転入力端子には第２図（３）で示される信号が入力され
、またこの減算回路４４の反転入力端子には、下側検波
部４３で包絡線検波された第２図（４）で示される信号
が入力される。

したがって減算回路４４からは、第２図（５）で示され
るゲイン制御信号が導出される。これによって、オート
アシンメトリコントロール回路３３からの出力に対して
、増幅回路２６からの出力に落込みが検出されないとき
には１のゲインが乗算され、落込みが検出されたときに
はその落込み量に対応した減衰率が乗算されて、比較回
路３０の閾値が変化される。

したがって、オートアシンメトリコントロール回路３３
による追従が不可能な短時間のレベル変動に対しても、
第２図（１）において参照符１１１で示され、また第２
図（２）において参照符１１２で示されるフォトダイオ
ード２５の読取信号の包絡線波形に対して、第２図（１
）において参照符１３で示され、また第２図（２）にお
いて参照符１１４で示されるような正しい閾値を設定す
ることができ、パルス幅歪みの発生を抑えて、コンパク
トディスク２４に記録されている情報の読取誤差を低減
することができる。

第３図は本発明の他の実施例のコンパクトディスクプレ
ーヤ６１の電気的構成を示すブロック図であり、この実
施例は前述の実施例に類似し、対応する部分には同一の
参照符を付す、この実施例では、検波回路６２にはハイ
パスフィルタ２９からの出力が入力されており、したが
って該検波回路６２は、上側検波部６３と、バッファ６
４とから構成されており、構成が簡略化されている。

なお上述の実施例では、オートアシンメトリコントロー
ル回路３３からの出力をゲイン可変回路３８で減衰する
ようにしたけれども、本発明の他の実施例として、検波
回路４１．６２からの出力に基づいて、オートアシンメ
トリコントロール回路３３内の増幅・回路３７のゲイン
を変化するようにして、このゲイン可変回路３８を削除
するようにしてもよい。また本発明は、コンパクトディ
スクに限らず、ビデオディスクや磁気ディスクに用いら
れてもよい。

発明の効果 以上のように本発明によれば、読取素子からの出力を比
較回路でレベル弁別して２値信号に再現するにあたって
、比較回路の出力の時間平均値のレベルを変化して弁別
レベルとして該比較回路に入力し、また読取素子からの
出力の包路線検波を行い、前記包絡線の振幅が小さくな
ったときには、前記弁別レベルを小さくするようにした
ので、記録媒体への塵の付着や振動等による短時間の読
取りレベル変動に対しても、比較回路の弁別レベルを追
従させ、読取素子からの出力の２値信号への対応の非対
称性を確実に補正し、読取誤差を低減することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のコンパクトディスクプレー
ヤ２１の電気的構成を示すブロック図、第２図はアシン
メトリコントロール動作を説明するための波形図、第３
図は本発明の他の実施例のコンパクトディスクプレーヤ
６１の電気的構成を示すブロック図、第４図は従来技術
のコンパクトディスクプレーヤ１のブロック図、第５図
〜第７図は従来技術のアシンメトリコントロール動作を
説明するための波形図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体の記録内容を読取る読取素子と、 前記読取素子の出力の直流成分を除去するハイパスフィ
   ルタと、 一対の入力端子を有し、一方の入力端子に前記ハイパス
   フィルタの出力が与えられ、他方の入力端子に与えられ
   る弁別レベルとの差に対応した２値信号を導出する比較
   回路と、 比較回路の出力の時間平均値を得るための時定数回路と
   、 時定数回路の出力のレベルを変化して、比較回路の前記
   他方の入力端子に弁別レベルとして出力する弁別レベル
   変化回路と、 前記読取素子の出力の包絡線検波を行う検波回路と、 検波回路の出力に応答し、前記包絡線の振幅が小さくな
   つたとき、前記弁別レベル変化回路から出力される弁別
   レベルを小さくする減衰回路とを含むことを特徴とする
   記録媒体の再生装置。