JP2659001B2 - 光学的情報再生装置 - Google Patents

光学的情報再生装置

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JP2659001B2
JP2659001B2 JP5875396A JP5875396A JP2659001B2 JP 2659001 B2 JP2659001 B2 JP 2659001B2 JP 5875396 A JP5875396 A JP 5875396A JP 5875396 A JP5875396 A JP 5875396A JP 2659001 B2 JP2659001 B2 JP 2659001B2
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敏光 賀来
武志 前田
康充 溝口
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学的情報再生装置、特
にアドレス部とデータ部とからなる光ディスクの情報再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体上にあらかじめ番地情報
を凹凸ピットの形態で記録してあるアドレス部と記録媒
体上に情報を濃淡ピットの形態で記録してあるデータ部
とからなる光ディスクがある。このような光ディスク
は、特開昭54−154304号公報に開示されてい
る。上記データ部は、記録媒体上に、例えばTe,Ge
等の金属を蒸着し、この膜に収束された光スポットを照
射し、金属膜に熱的に穴をあけ情報を濃淡ピットとして
記録されている。かかる光ディスクから、情報を光学的
に再生する場合、凹凸ピットと濃淡ピットの形状のちが
いにより再生信号レベルに差が生じることがある。この
場合、再生信号のスライスレベルがアドレス部とデータ
部で異なり、正常に情報が読み取れないという問題が生
じる。
【0003】この場合、コンパレータ回路やピーク検出
回路を用いて再生信号から情報を読み取るとコンパレー
タ回路のスライスレベルがアドレス部とデータ部で異な
り、またピーク検出回路でもダイナミックレンジが双方
でずれるなどして正常に情報が読み取れないという問題
が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エラ
ーなく安定に情報を再生する光学的情報再生装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は再生信号を基にAGC信号を形成する。
具体的には、再生信号のエンベロープ信号出力を加算
し、これをAGC制御信号とすることによって再生信号
レベルを一定にする。
【0006】
【作用】本発明によれば、再生信号のエンベロープ信号
出力を加算することにより再生信号のレベル変動を正確
に検出したエンベロープ信号とし、これをAGC制御信
号とすることによって再生信号レベルを一定にする。
【0007】図1は光ディスクから情報の読み取りを行
なう情報再生回路であり、図2は情報再生回路内の各部
の波形を示す。図1においてアドレス部とデータ部を有
する光ディスクから反射されてきた記録情報を含む反射
光束1は光検出器2で受光され、光電変換によって生じ
た光電流は抵抗R1を通して電圧変換され第1の差動増
幅器3へ導かれる。その出力31及び32をそれぞれ図
2(a)及び(b)に示す。その後コンデンサC1及び
2によりAC結合され、低域濾波器4で帯域制限され
て第2の差動増幅器5へ導かれる。
【0008】第2の差動増幅器5の出力51及び52
(出力51及び52をそれぞれ図2(c)及び(d)に
示す)はスライスレベル検出のためにエンベロープ回路
6,7へ導かれる。
【0009】図3にエンベロープ回路6,7の構成の一
例及びその動作波形を示す。図3(a)において入力信
号11はまずバッファ12を介してインピーダンス変換
された後ダイオード13で高位レベルがクランプされる
とともにコンデンサC3が充電される。低位レベル時は
コンデンサC3と抵抗R2の時定数C3・R2で放電を開始
し、高位レベルからレベルが低下し始める。時定数C3
・R2を信号の周期よりも充分大きくとれば、エンベロ
ープ回路の出力14は信号の高位レベルに追従した波形
となる。従ってエンベロープ回路6,7の出力61及び
71はそれぞれ図2(e)及び(f)に示す波形とな
る。出力61,71をそのまま差動すれば無信号時に0
となり、これをコンパレータのスライスレベルとすれ
ば、無信号時に信号雑音でコンパレータが誤動作してし
まう。これをなくするために出力71を図4に示す特性
をもつレベル変換器8を通し、無信号時のスライスレベ
ルを図2(g)に示す如くΔVとし、無信号時のコンパ
レータの誤動作を防ぐ。
【0010】図5にレベル変換器8の一例を示す。これ
はオペアンプ17の入力15にダイオード16によりレ
ベルクランプするもので、クランプレベルΔVは電位+
V,−Vと抵抗R3,VRで任意に決定され、オペアン
プ17はボルテージフォロワとして働く。従ってオペア
ンプの出力18は図4に示す特性となる。次にエンベロ
ープ回路6の出力61とレベル変換器8の出力81を減
算器9で差動することにより、図2(h)に示す出力9
1が得られる。これはコンパレータ10のスライスレベ
ルとして差動増幅器5の出力52をレベルスライスし、
情報の読み取りを行なう。以上はアドレス部がデータ部
よりも小さい場合について説明したが、反対の場合でも
同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0011】
【実施例】以上の説明においては、光ディスクからの再
生信号を差動増幅器で増幅し、その差動増幅器からの2
つの出力をそれぞれエンベロープ検出回路に入力し、さ
らに各々の出力を差動することによりコンパレータ回路
のスライスレベルとし、再生信号のレベル変動に追従さ
せることによってコンパレータ回路によるエラーをなく
す場合について説明したが、本発明はエンベロープ検出
回路の出力を加算することにより再生信号のレベル変動
を正確に検出したエンベロープ信号とし、これを差動増
幅器のAGC制御信号とすることによって再生信号レベ
ルを一定にするものである。以下に実施例を説明する。
【0012】図6は、再生信号のエンベロープ検出信号
を増幅器のAGC制御信号とすることによって再生信号
のレベルを一定とする場合の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【0013】図6においてアドレス部とデータ部を有す
る光ディスクから反射されてきた記録情報を含む反射光
束1は光検出器2で受光され、光電変換によって生じた
光電流は抵抗R1を通して電圧変換され第1の差動増幅
器3へ導かれる。その出力31及び32をそれぞれ図7
(a)及び(b)に示す。その後コンデンサC1及びC2
によりAC結合され、低域濾波器4で帯域制限されて第
2の差動増幅器5へ導入される。第2の差動増幅器5の
出力51及び52(出力51及び52はそれぞれ図7
(c)及び(d)に示す)は情報読み取りのためのピー
ク位置検出器20へ導かれるとともにエンベロープ回路
6,7へ導かれる。エンベロープ回路6,7の構成及び
動作は図3(a)及び(b)と同じである。
【0014】したがってエンベロープ回路6,7の出力
61及び71は各々図7(e)及び(f)に示す波形と
なる。出力61,71はさらに加算器11へ入力され、
加算器11の出力101が第2の差動増幅器5のAGC
制御信号(図7(g)に示す)となる。例えば第2の差
動増幅器5のAGC特性が図8の様になっているとすれ
ば(MC3468の場合)動作点を1.25Vとし、A
GC特性の直線領域で使用することにより第2の差動増
幅器5の出力はアドレス部(凹凸ピット)とデータ部
(濃淡ピット)のレベルが等しくなり、正常でエラーの
ない再生を行うことができる。以上はアドレス部がデー
タ部よりも小さい場合について説明したが、反対の場合
でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、光ディ
スクからの再生信号のレベルに応じたゲインを設定でき
るので、異なる再生信号のレベルを有する記録媒体を再
生する時でも、再生信号のレベル変化によるエラーを除
去できるという効果を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するためのブロック図。
【図2】図1の実施例の動作波形を表わす波形図。
【図3】エンベロープ検出回路の一例を示す回路図。
【図4】レベル変換器の入出力特性を示すグラフ図。
【図5】レベル変換器の一例を示す回路図。
【図6】本発明の実施例の構成を示すブロック図。
【図7】図6の実施例の動作波形を表わす波形図。
【図8】図6の動作を説明するためのグラフ図。
【符号の説明】
2…光検出器、3,5…差動増幅器、6,7…エンベロ
ープ回路、8…レベル変換器、9…減算器、10…コン
パレータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクからの光を光電変換して該光デ
    ィスクに記録された情報に対応した光電流を発生する光
    検出器と、該光電流を電圧変換して極性が異なり絶対値
    の等しい第1及び第2の再生信号波形を形成する第1の
    手段と、該第1の手段とAC結合されており上記第1及
    び第2の再生信号波形の上側エンベロープ信号を形成す
    る第2の手段と、上記第1及び第2の再生信号波形のエ
    ンベロープ信号同志を加算して和信号を形成する第3の
    手段とを有し、該第3の手段の出力信号により上記第1
    の手段の出力から得られる信号の利得を制御すること
    特徴とする光学的情報再生装置。
  2. 【請求項2】光ディスクからの光を光電変換して該光デ
    ィスクに記録された情報に対応した光電流を発生する光
    検出器と、該光電流を電圧変換して極性が異なり絶対値
    の等しい第1及び第2の再生信号波形を形成する第1の
    増幅器と、該第1の増幅器とコンデンサを介して結合さ
    れる第2の増幅器と、該第2の増幅器と結合されており
    上記第1及び第2の再生信号波形の上側エンベロープ信
    号を形成するエンベロープ回路と、上記第1及び第2の
    再生信号波形のエンベロープ信号同志を加算して和信号
    を形成する加算器とを有し、上記加算器の出力信号によ
    り上記第2の増幅器の利得を制御することを特徴とする
    光学的情報再生装置。
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