JPH03120438A - 軸受の寿命診断装置 - Google Patents

軸受の寿命診断装置

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JPH03120438A
JPH03120438A JP1257393A JP25739389A JPH03120438A JP H03120438 A JPH03120438 A JP H03120438A JP 1257393 A JP1257393 A JP 1257393A JP 25739389 A JP25739389 A JP 25739389A JP H03120438 A JPH03120438 A JP H03120438A
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規泰 小熊
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、軸受が発生するAEを検出するAEセンサ
と、このAEセンサからのAE倍信号基準値と比較し、
AE倍信号上記基準値を越えたときに信号を出力する比
較手段とを備え、上記比較手段からの信号に基づいて上
記軸受が寿命であるか否かを判別するようにした軸受の
寿命診断装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、軸受の寿命診断装置としては軸受が発生するAE
を検出するAEセンサと、このAEセンサからのAE倍
信号基準値と比較し、AE倍信号上記基準値を越えたと
きに異常を表わす異常信号を出力する比較手段とを備え
、上記比較手段からの異常信号の単位時間当たりの発生
数、すなわち発生レートを算出して、この算出した発生
レートが一定のしきいレートを越えたときに、軸受は寿
命に至ったと判別するようにしたものがある。軸受の寿
命とは、軸受表面に剥離が生じるまでの使用期間を言う
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来の軸受の寿命診断装置において
は、軸受の寿命の判別は、比較手段からの信号の発生レ
ートとしきいレートとの比較結果のみに基づいて行なわ
れるため、以下の例に見られるように、誤診の可能性が
非常に高い。
第5図は異常信号の発生レートと軸受の寿命との関係を
示した図で、この図には直線A、B、Cによってそれぞ
れ表される3つのケースが示されている。しきいレート
を2400として、これらの3つのケースを上記従来の
診断装置で診断した場合、直線Aで示すケースにおいて
は、寿命の約15%の時点で発生レートが一時的にしき
いレートを越え(図中O印)るため、十分に余命がある
にもかかわらず軸受は寿命であると誤診される。
逆に、直線Cで示すように、比較手段からの異常信号の
発生レートがしきいレート以下に維持されながら寿命(
100%)に至るようなケースにおいては、実際には軸
受はすでに寿命に至っているにもかかわらず、発生レー
トがしきいレートを越える寿命の約135%の時点まで
は、軸受は寿命だと判別されず、やはりこの場合も、誤
診ということになる。
そこで、この発明の目的は、正確に、つまり、安全側か
つ適切な時点で軸受が寿命であると診断することがでさ
る軸受の寿命診断装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 軸受がその寿命とされる剥離に至るまでには、転勤面あ
るいは転勤面下における微視的クラックの発生、進展と
いう経過をたどる。軸受は微視的クラックの発生時ある
いは進展時に、それまで蓄えられていた歪エネルギーを
音波の形で放出する。
これがAEであり、本発明は、軸受が寿命に至るまでに
AEとして放出される歪エネルギーの総和はある一定の
値を取るという現象の発見に基づいてなされた。
したがって、この発明の軸受の寿命診断装置は、軸受が
発生するAEを検出するAEセンサと、このAEセンサ
からのAE倍信号基準値と比較し、AE倍信号上記基準
値を越えたときに信号を出力する比較手段とを備え、上
記比較手段からの信号に基づいて上記軸受が寿命である
か否かを判別するようにした軸受の寿命診断装置におい
て、AE倍信号上記基準値を越えて上記比較手段が信号
を発生するときのAE倍信号振幅を記憶する振幅記憶手
段と、上記比較手段からの信号の単位時間当たりの発生
数と上記振幅記憶手段に記憶された振幅とに基づいて、
軸受が発生するAEの単位時間当たりの放出エネルギー
を算出して、この単位時間当たりの放出エネルギーを積
算する放出エネルギー積算手段と、上記放出エネルギー
積算手段で算出された放出エネルギー積算値と基準値と
を比較して、放出エネルギー積算値が基準値を越えたと
きに軸受が寿命に至ったことを表す信号を出力する判別
手段とを備えたことを特徴としている。
く作用〉 上記放出エネルギー積算手段によって、上記比較手段か
らの信号の単位時間当たりの発生数と上記振幅記憶手段
に記憶された振幅とに基づいて、軸受が発生するAEの
単位時間当たりの放出エネルギーが順次算出されると共
に、積算される。この放出エネルギー積算手段で算出さ
れた放出エネルギー積算値と基準値とは判別手段により
比較され、放出エネルギー積算値がこの基準値を越えた
ときに軸受は寿命に至ったと判別される。
〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図において、lはAEセンサ、2はプリアンプ、3
はバンドパスフィルター、4はメインアンプ、5は包絡
線検波回路、6は特性フィルター7はA/D変換回路、
8はコンビエータ、9は表示回路である。
上記AEセンサ1は図示しない軸受あるいはこの軸受を
支持する図示しないケース等に装着され、上記軸受から
のAE原波形信号を検出する。このAE原波形信号は、
プリアンプ2で増幅された後、バンドパスフィルター3
に入力され、その周波数成分のうち、クラックの発生等
、軸受の異常に関係した例えば150〜400KHzの
周波数成分が通過させられる。
バンドパスフィルター3を通過したAE倍信号メインア
ンプ4により増幅された後、包絡線検波回路5に入力さ
れ、この包絡線検波回路5により包絡線検波された後、
特性フィルター6に入力される。この特性フィルター6
は、包絡線検波信号のうち軸受の特定部位の特性を表す
周波数成分のみを通過させるフィルターである。したが
って、たとえば上記特性フィルター6が内輪特性フィル
ターであれば、内輪特性周波数成分のみが、また外輪特
性フィルターであれば、外輪特性周波数成分のみが通過
させられる。なお、複数部位の異常検出を行う場合は、
部位に応じた特性フィルターが複数個設置される。
特性フィルター6を通過した包絡線検波信号は、A/D
変換回路7によりA/D変換された後、コンピュータ8
に入力される。コンピュータ8は、第2図に示すフロー
チャートに従って入力信号を処理して軸受の寿命診断を
行う。以下、第2図に従って説明する。
まず、ステップStで、後続の処理で必要な基準値vh
、基準値SLの設定および放出エネルギー積算値D(詳
細は後述)の初期化を行う。
次いで、ステップS2で、内臓タイマーをリセットする
と共に、基準値vhより大きいAE倍信号単位時間当た
りの発生数(以下、AE発生数と言う。)CLの初期化
、単位時間内に発生するAEの平均振幅AMPの初期化
、および単位時間あたりのAEの放出エネルギー値CW
の初期化を行う。
次いで、ステップS3において、A/D変換されたAE
倍信号基準値vhと比較する。この結果、AE倍信号基
準値vhを越えていると判断すると、ステップS4へ進
み、AE発生数のカウント値CLに1を加える。それと
同時に、このときのAE倍信号振幅をAMPiとして図
示しない内臓メモリに格納する。
コンピュータ8は、次のステップS5でタイマーが所定
時間の計時を終了したと判断するまで、上記ステップS
3およびS4の処理を繰り返す。
ステップS5で所定時間(単位時間)が経過したと判断
すると、次のステップS6において、メモリに格納して
いた各振幅値AMPiを積算し、積算値を今回の単位時
間当たりのAE発生数CLで割ることによって平均振幅
AMPを求める。そして、ステップS7で、ステップS
6で求めた平均振幅AMPならびに基準値vhを用いて
、基準値vhに対する平均振幅AMPの割合AMP/V
hを求め、さらにAMP/Vhに上記AE発生数CLを
掛けて、今回の単位時間当たりのAEの放出エネルギー
CWを求める。ちなみに、AMP/Vhは第4図に示す
ような値をとる。この第4図から、AMP/Vhは寿命
の100%の近傍箇所で急激な変化を示さないことが分
かる。
次に、ステップS8において、前ステップで求めた放出
エネルギーCWを前回までの放出エネルギーの積算値り
に加算して、今回の放出エネルギー積算値りとする。続
いて、ステップS9で、今回算出された放出エネルギー
の積算値pを基準値SLと比較し、比較の結果、D≧S
Lであると判別すると、ステップSlOに進んで、軸受
に寿命がきたことを示す寿命信号を第1図の表示回路9
に出力する。
一方、ステップS9で放出エネルギーの積算値りが基準
値SLに達していないと判断すると、ステップS2に戻
って再び単位時間当たりの放出エネルギーCWを求める
ための処理を開始し、ステップS9でD≧SLと判断す
るまで、ステップ82〜S9の処理を繰り返す。
第3図は上記処理によって実際に診断を行ったときの軸
受の寿命と放出エネルギーの積算値りとの関係を示して
いる。第3図に直線A、B、Cによって示したケースは
それぞれ第5図におけるケースA、B、Cに対応してい
る。この診断に際しては、放出エネルギー積算値りに対
する基準値SLを2゜6×106と設定した。図中O印
は、軸受が寿命だと診断された時点を示している。この
図からもわかるように、従来の寿命診断装置では誤診さ
れたケースA、Cも、本実施例によれば、寿命に対して
95%以上のところで寿命の診断を行うことができた。
〈発明の効果〉 以上の説明より明らかなように、本発明は、AEの放出
エネルギーはクラックの発生、進展による歪エネルギー
に対応しているという観点から、軸受の転勤面あるいは
転勤面下の微視的クラックの発生、進展に関係した一定
レベル以上のAEの単位時間当たりの発生数ではなく、
AEの振幅とAEの発生数の累計とを同時に考慮して、
放出エネルギーに基づいて寿命を判断しているので、定
レベル以上のAEの単位時間当たりの発生数のみに基づ
〈従来の診断に比較して、安全側、かつ余命を大きく残
すことのない適切な時点で軸受の寿命を診断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第菫図は本発明の一実施例である軸受の寿命診断装置の
ブロック図、第2図は第1図のコンピュータによって行
なわれる寿命診断処理のフローチャート、第3図は軸受
異常に関係あるAEの放出エネルギー積算値と軸受の寿
命との関係を示した図、第4図は基準振幅に対するAE
振幅の割合と軸受の寿命との関係を示した図2、第5図
は従来の診断方法を説明する図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸受が発生するAEを検出するAEセンサと、こ
    のAEセンサからのAE信号を基準値と比較し、AE信
    号が上記基準値を越えたときに信号を出力する比較手段
    とを備え、上記比較手段からの信号に基づいて上記軸受
    が寿命であるか否かを判別するようにした軸受の寿命診
    断装置において、 AE信号が上記基準値を越えて上記比較手段が信号を発
    生するときのAE信号の振幅を記憶する振幅記憶手段と
    、 上記比較手段からの信号の単位時間当たりの発生数と上
    記振幅記憶手段に記憶された振幅とに基づいて、軸受が
    発生するAEの単位時間当たりの放出エネルギーを算出
    して、この単位時間当たりの放出エネルギーを積算する
    放出エネルギー積算手段と、 上記放出エネルギー積算手段で算出された放出エネルギ
    ー積算値と基準値とを比較して、放出エネルギー積算値
    が基準値を越えたときに軸受が寿命に至ったことを表す
    信号を出力する判別手段とを備えたことを特徴とする軸
    受の寿命診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111896257A (zh) * 2020-07-15 2020-11-06 江门职业技术学院 一种滚动轴承故障诊断方法及系统
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