JPH07260630A - 軸受の異常診断方法 - Google Patents

軸受の異常診断方法

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JPH07260630A
JPH07260630A JP6050243A JP5024394A JPH07260630A JP H07260630 A JPH07260630 A JP H07260630A JP 6050243 A JP6050243 A JP 6050243A JP 5024394 A JP5024394 A JP 5024394A JP H07260630 A JPH07260630 A JP H07260630A
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JP
Japan
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signal
bearing
event
signals
maximum number
Prior art date
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Pending
Application number
JP6050243A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Chitoku
稔 千徳
Yoshinobu Hiyamizu
由信 冷水
Tomoyasu Kada
友保 嘉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズの影響で発生する無駄な信号処理時間
を抑えて、効率良く軸受の異常を診断できる軸受の異常
診断方法を提供する。 【構成】 軸受の所定の部分が発生するAEに起因する
AE信号のうち、所定のしきい値を越えるAE信号の周
期と、しきい値を越えるAE信号を集計する最大個数N
maxとの積を、AEセンサでAEを検出する計測時間T
1に設定する。最大個数Nmaxは予め定めた傷の数に応
じて定められる。そして、計測時間T1だけAEを計測
し、計測時間T1内に計測したAEよって発生したしき
い値を越えるAE信号の集計個数iが最大個数Nmaxを
越えたときに、AE信号の集計を終了する。 【効果】 AE信号にノイズが混入して、計測時間T1
内のしきい値を越えるAE信号の個数が著しく増加して
も、信号処理するAE信号の個数iを最大個数Nmax以
下に抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軸受が発生するアコ
ースティックエミッション(AE)を検出して、軸受の
異常を診断する軸受の異常診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の軸受の異常診断方法とし
ては、軸受が発生するAEをAEセンサで検出してAE
センサからAE信号を出力し、所定のしきい値を越えた
AE信号の個数つまりイベントAE信号の個数を、同じ
周期のイベントAE信号毎に集計し、上記集計したイベ
ントAE信号の個数が所定の値を越えたときに、上記イ
ベント信号が有する周期に対応する箇所に異常が発生し
たと診断する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記AEセン
サが出力するAE信号に、軸受の異常に起因するイベン
トAE信号Sよりも短い周期のノイズが多数混入して、
AE信号の波形が図2(C)に示すようになると、図2
(A)や図2(B)に示すようなノイズが無いAE信号の波
形に比べて、所定の時間内にしきい値を越えるAE信号
の個数が著しく増加する。したがって、上記AE信号を
周期(発生時間差)毎に集計するために必要な信号処理時
間が著しく増大し、かつ、この著しく増大した信号処理
時間は軸受の異常診断に何ら役立てることができない。
【0004】たとえば、大型の軸受の場合には、軸受の
回転速度が低速であるので、軸受の異常に起因するイベ
ントAE信号S間に多数のノイズが入ることがあり、上
記増大した信号処理時間が30分に達することがある。
【0005】そこで、この発明の目的は、AE信号に混
入したノイズが無駄な信号処理時間を著しく増大させる
ことを防止でき、効率良く軸受の異常を診断できる軸受
の異常診断方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の軸受の異常診断方法は、軸受が発生する
AEをAEセンサで検出して、上記AEセンサから上記
AEを表すAE信号を出力し、所定のしきい値を越えた
AE信号であるイベントAE信号の周期を計測して、軸
受の異常を診断する軸受の異常診断方法において、上記
軸受の所定の部分が発生するイベントAE信号の周期
と、予め定めた傷の数に応じて定めた集計すべきイベン
トAE信号の最大個数とから、上記AEセンサでAEを
検出する計測時間を設定し、上記AEセンサで上記計測
時間だけ軸受が発生するAEを計測し、上記計測時間内
に計測したAEについて、イベントAE信号の周期毎の
発生個数を集計し、上記集計したイベントAE信号の発
生個数が上記最大個数を越えたときに、上記イベントA
E信号の集計を終了することを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明の軸受の異常診断方法は、上記軸受の
所定の部分が発生するAEに起因するイベントAE信号
の周期と、予め定めた傷の数に応じて定めた集計すべき
イベントAE信号の最大個数とから、上記AEセンサで
AEを検出する計測時間を設定する。そして、上記計測
時間だけAEを計測し、上記計測時間内に計測したAE
についてイベントAE信号を周期毎に集計する。そし
て、この集計したイベントAE信号の発生個数が上記最
大個数を越えたときに、上記イベントAE信号の集計を
終了する。
【0008】このように、この発明は、AEの計測時間
と、集計するイベントAE信号の最大個数とが、あらか
じめ設定されている。したがって、AE信号にノイズが
混入して、所定の期間内にしきい値を越えるAE信号の
個数が著しく増加しても、信号処理するAE信号の個数
が上記最大個数を越えることがない。したがって、AE
信号に混入したノイズが無駄な信号処理時間を著しく増
大させることを防止でき、効率の良い軸受の異常診断が
できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0010】図3に、この発明の軸受の異常診断方法で
軸受の異常を診断する異常診断装置のブロック図を示
す。この異常診断装置は、AEセンサ1と、プリアンプ
2と、バンドパスフィルタ3と、メインアンプ4と、包
絡線検波回路5と、比較器6と、コンピュータ7とを備
えている。AEセンサ1は軸受が発生するAEを検出し
て、AE信号を出力する。このAE信号はプリアンプ2
で増幅され、バンドパスフィルタ3で所定の帯域のみが
通過させられ、メインアンプ4でさらに増幅されてか
ら、包絡線検波回路5で包絡線検波される。この包絡線
検波されたAE信号は、比較器6で所定のしきい値を比
較され、AE信号がしきい値を越えたときに、比較器6
からコンピュータ7に信号が出力される。
【0011】このコンピュータ7は、図1に示すフロー
チャートに従って信号処理を行うようになっている。
【0012】即ち、このコンピュータ7は、まず、ステ
ップS1で、軸受の特定の箇所に剥離などの傷が生じた
ときに発生するAEの内、所定のしきい値を越えるAE
信号であるイベントAE信号の周期すなわち特性周期T
1をあらかじめ計算する。上記特定の箇所とは、たとえ
ば、軸受の外輪と内輪と転動体である。
【0013】次に、ステップS2に進み、上記特性周期
T1と、予め定めた傷の数に応じて定めた集計すべきイ
ベントAE信号の最大個数Nmaxとから、AEセンサ1
で軸受が発生するAEを検出する計測時間T2を計算す
る。つまり、T2=T1×Nmaxである。
【0014】次に、ステップS3に進み、AEセンサ1
による軸受からのAEの計測を開始する。次に、ステッ
プS4に進み、上記計測開始後の経過時間がステップS
2で設定した計測時間T2に達したか否かを判断する。
そして、上記計測経過時間が計測時間T2に達したと判
断したときに、ステップS5に進み、計測時間T2に達
していないと判断したときには上記計測を続ける。
【0015】ステップS5では、上記計測したイベント
AE信号の周期毎(信号の発生時間差毎)の集計を開始
し、イベントAE信号の信号処理個数i=0とする。
【0016】つぎに、ステップS6に進み、上記イベン
トAE信号の信号処理個数iが上記最大個数Nmaxを越
えたか否かを判断し、Nmaxを越えたと判断したときに
はステップS10に進み、Nmaxを越えていないと判断
したときにはステップS7に進む。
【0017】ステップS7では、上記イベントAE信号
の周期別発生個数nおよび周期別発生率pを集計する。
この周期別発生率pは、ある期間Tx内に、ある周期Ty
のイベントAE信号がその周期Ty毎に確実に発生した
ならば100%である。つまり、周期別発生率pは、1
00×(ある期間内に集計したある周期のイベントAE
信号の数)/(TxをTyで除した値の小数点以下を切り
捨てて整数化した値)である。
【0018】次に、ステップS8に進み、信号処理個数
iをi+1にする。次に、ステップS9に進み、ステッ
プS5に戻る。
【0019】ステップS10では、上記集計ループ(ス
テップS5〜S9)で集計したイベントAE信号の周期
別発生個数nと周期別の発生率pとを表示する。
【0020】このように、この実施例は、AEセンサで
軸受のAEの検出を開始する前に、軸受の所定の箇所に
傷が生じたときに発生するイベントAE信号の周期(特
性周期T1)をあらかじめ計算し、この特性周期T1
と、集計すべきイベントAE信号の最大個数Nmaxとの
積を、AEの計測時間T2に定める。上記最大個数Nma
xは、予め定めた傷の数に応じて定めた数である。
【0021】したがって、上記計測時間T2の間に、A
E信号にノイズが混入して、上記計測時間T2内のしき
い値を越えるAE信号の個数が著しく増加しても、信号
処理するイベントAE信号の個数は、上記最大個数Nma
x以下に抑えられる。
【0022】したがって、AE信号に混入したノイズが
無駄な信号処理時間を著しく増大させることを防止でき
る。したがって、軸受の異常を効率良く診断することが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の軸
受の異常診断方法は、軸受の所定の部分が発生するAE
に起因するAE信号のうち、所定のしきい値を越えるA
E信号の周期と、予め定めた傷の数に応じて定めた集計
すべきイベントAE信号の最大個数とから、AEセンサ
でAEを検出する計測時間とを設定する。そして、上記
設定された計測時間の間だけAEを計測し、この計測時
間内に計測したAEに基づくAE信号のうち、しきい値
を越えたAE信号を集計し、この集計個数が上記最大個
数を越えたときに、上記しきい値を越えたAE信号つま
りイベントAE信号の集計を終了する。
【0024】したがって、この発明によれば、AEの計
測時間が、集計するイベントAE信号の最大個数と、軸
受が発生するAEのイベントAE信号の周期とからあら
かじめ設定されている。したがって、上記計測時間内
に、AE信号にノイズが混入して、上記計測時間内のイ
ベントAE信号の個数が著しく増加しても、信号処理す
るイベントAE信号の個数を上記最大個数以下に抑える
ことができる。したがって、この発明によれば、AE信
号に混入したノイズが無駄な信号処理時間を著しく増大
させることを防止でき、効率良く軸受の異常を診断でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の軸受の異常診断方法の実施例のフ
ローチャートである。
【図2】 図2(A)は軸受の所定の箇所に1個の傷が発
生したときに、軸受から発生するAEを検出したAEセ
ンサが出力するAE信号の波形図であり、図2(B)は軸
受に2個の傷が発生したときのAE信号の波形図であ
り、図2(C)は図2(A)に示したAE信号にノイズが混
入したときの波形図である。
【図3】 上記実施例の異常診断を行う異常診断装置の
ブロック図である。
【符号の説明】
1…AEセンサ、2…プリアンプ、3…バンドパスフィ
ルタ、4…メインアンプ、5…包絡線検波回路、6…比
較器、7…コンピュータ、S…信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受が発生するAEをAEセンサで検出
    して、上記AEセンサから上記AEを表すAE信号を出
    力し、所定のしきい値を越えたAE信号であるイベント
    AE信号の周期を計測して、軸受の異常を診断する軸受
    の異常診断方法において、 上記軸受の所定の部分が発生するイベントAE信号の周
    期と、予め定めた傷の数に応じて定めた集計すべきイベ
    ントAE信号の最大個数とから、上記AEセンサでAE
    を検出する計測時間を設定し、 上記AEセンサで上記計測時間だけ軸受が発生するAE
    を計測し、 上記計測時間内に計測したAEについて、イベントAE
    信号の周期毎の発生個数を集計し、 上記集計したイベントAE信号の発生個数が上記最大個
    数を越えたときに、上記イベントAE信号の集計を終了
    することを特徴とする軸受の異常診断方法。
JP6050243A 1994-03-22 1994-03-22 軸受の異常診断方法 Pending JPH07260630A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108225768A (zh) * 2016-12-15 2018-06-29 唐智科技湖南发展有限公司 一种诊断轴承轴向擦伤和扩展故障及减少该故障的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108225768A (zh) * 2016-12-15 2018-06-29 唐智科技湖南发展有限公司 一种诊断轴承轴向擦伤和扩展故障及减少该故障的方法
CN108225768B (zh) * 2016-12-15 2019-09-20 唐智科技湖南发展有限公司 一种诊断轴承轴向擦伤和扩展故障及减少该故障的方法

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