JPS63304132A - 軸受の異常検出方法 - Google Patents

軸受の異常検出方法

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JPS63304132A
JPS63304132A JP62140486A JP14048687A JPS63304132A JP S63304132 A JPS63304132 A JP S63304132A JP 62140486 A JP62140486 A JP 62140486A JP 14048687 A JP14048687 A JP 14048687A JP S63304132 A JPS63304132 A JP S63304132A
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JP62140486A
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Noriaki Inoue
井上 紀明
Shigeto Nishimoto
西本 重人
Yoshiki Fujimoto
藤本 芳樹
Shunji Harada
俊二 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Koyo Seiko Co Ltd
JFE Advantech Co Ltd
Kawatetsu Keiryoki KK
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Kawatetsu Advantech Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
Kawatetsu Keiryoki KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、アコースティックエミッション(AE)を
利用した軸受の異常検出方法に関する。
〈従来の技術〉 従来、AEによる軸受への異常検出方法は、軸受からの
AEを検出するAEセンサからのAE倍信号比較器で一
定のしきい値と比較し、AE倍信号一定のしきい値を超
えるか否かによって軸受の異常を判断していた。そして
、上記比較器のしきい値は作業者の勘によって設定する
か、あるいは実機の軸受に実際に剥離を生じさせ、その
時のAE倍信号振幅を測定して、しきい値としていた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来の軸受の異常検出方法では、作
業者が勘によってしきい値を設定するが、あるいは実機
を実際に破損させてAE倍信号振幅を測定してしきい値
を設定していたため、次のような問題がある。
■作業者の勘によりしきい値を設定していたため、軸受
の異常を判定する精度が作業者によって変動し、判定精
度が悪化する。
■実機を実際に破損させてしきい値を設定する場合は、
しきい値の設定に時間と費用がかかる。
■しきい値の設定を自動化できない。
そこで、この発明の目的は、AE倍信号対するしきい値
を作業者の勘や実機の破損によらず、的確に設定するこ
とができ、ひいては軸受の異常を正確に検出でき、また
、しきい値を自動的に設定することも可能な軸受の異常
検出方法を提供することにある。
く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明の軸受の異常検出方
法は、AE倍信号しきい値を超えたときの上記AE倍信
号発生周期を周期算出手段で算出し、上記発生周期を有
するAE倍信号発生数を発生局M@に集計手段で集計し
、この集計手段で集計された発生周期毎のAE倍信号発
生数の分布を表わす直線の傾きがなくなるように上記し
きい値を設定することを特徴としている。
この発明の原理を第2図に基づいて説明する。
第2図(a)はAE倍信号包絡線検波した後の検波波形
を示すものであり、レベルが急に高くなっている箇所か
異常時に発生するAE倍信号あり、レベルの低い箇所は
バックノイズを表わしている。
しかして、いまバックノイズの上限を表わすしきい値を
1.0mVとして、バックノイズ上限よりも0.25m
V低くしきい値を設定した場合に、AE倍信号このしき
い値を超えたときの周期と、その発生回数の関係を第2
図(b)に示している。また、しきい値をバックノイズ
上限1.0mVに設定した場合の発生周期に対する発生
回数を第2図(c)に示し、バックノイズ上限よりも0
.25mV高いレベルにしきい値を設定した場合の発生
周期に対する発生回数の分布を第2図(d)に示す。こ
の第2図(b)、 (c) 、 (d)より分かるよう
に、バンクノイズ上限よりも低くした場合には、発生回
数の分布は第2図(b)のようになり、上記異常時に発
生するAE倍信号除いた発生周期と発生回数の分布を示
す勾配は斜め下がりになる。また、バックノイズの上限
にしきい値を設定した場合には、周期と発生回数の分布
は第2図(C)に示すようになり、上記異常時に発生す
るAE倍信号除いた分布を直線近似した場合には、その
直線は略水平になることがわかる(第6.7図参照)。
また、第2図(d)においても第2図(C)と同様であ
る。したがって、しきい値がバックノイズ上限より下に
設定した場合には、軸受の異常を識別することは困難で
ある。
すなわち、バックノイズとAE倍信号識別して、AE倍
信号検出するためには、バックノイズの上限にしきい値
を設定すればよい。このしきい値を確定するために、し
きい値をAE倍信号そのしきい値を超える場合の発生周
期と発生回数の分布を示す直線の傾きが無くなるように
すればよいことがわかる。本発明はこの点に着目してな
されたものである。
〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図はこの実施例のブロック購成図を示している。軸
受などからのAEはAEセンサ1に検出され、AEセン
サから出力されたAE倍信号プリアンプ2で増幅された
後、バンドパスフィルタ3に人力される。このバンドパ
スフィルタ3では、例えば100KHzから500KH
zの帯域のAE倍信号通過させられ、ノイズが除去され
る。ノイズが除去されたAE倍信号バンドパスフィルタ
3からメインアンプ4に入力され、さらに増幅されて、
包絡線検波回路5で包絡線検波され、第2図(a)に示
す信号が比較器6に人力される。この比較器6において
は、後述する方法によって設定されたしきい値と包絡線
検波されたAE倍信号が比較され、AE倍信号このしき
い値を超えた時にAE倍信号しきい値を超えたことを表
わす信号がコンピュータ7に入力される。コンピュータ
7には比較器6からの信号が入力されるとともに、軸受
の回転を検出する回転センサ8からの信号が入力され、
第3図に示す処理によってしきい値が設定される。この
第3図に示す処理よって設定されたしきい値はD/A変
換器9によってD/A変換されて、比較器6に入力され
る。
上記コンピュータ7においては、第3図に示セように、
まずステップS1で初期設定がなされる。
その後、ステップS、に進んで、予め定められた規定時
間が経過したか否かが判断され、この規定時間が経過し
ていない場合には、ステップS3に進んで、AE倍信号
しきい値を越えたパルスを比較器6から受けたか否か、
すなわち異常を示すAEが発生したか否かの判別が行な
われる。このステップS、で上記AEが発生していない
と判別された場合は、ステップS、に戻る。ステップS
3において上記AEが発生したと判別した場合には、ス
テップS4に進んで、AEの発生時間が記憶される。上
記発生時間は、第1図に示すタイマ10からのクロック
を計数して算出される。その後、ステップS、に戻り、
ステップS3を繰り゛返す。
上記ステップS、で規定時間を経過したと判別した場合
には、ステップS5に進み、第4図に示すようなAEの
発生周期T + 、 T tが算出される。
また、回転センサ8からの単位時間当たりの回転数を表
わす信号に基づいて、軸受の基準回転数に対して軸受の
回転数が変動した場合に上記発生周期を軸受の基準回転
数に対する周期に換算される。
すなわち、検出された発生周期を、軸受の単位時間当た
りの実際回転数で割って、軸受の基準回転数を掛ける処
理を行なって、基準回転数当たりの周期に補正される。
次いで、ステップS、に進んで発生周期毎のAEの発生
数を集計する。すなわち、第2図(b) 、 (c) 
、 (d)のようにAEの発生周期毎の発生回数の頻度
を計算する。次いで、ステップS7に進んで、周期に対
するAEの発生数の分布を直線近似する。すなわち、第
6図に示すように、バックノイズの上限よりもしきい値
を低く設定した場合には、周期に対する発生数の分布は
右下がりになるため直線近似した勾配がマイナスになる
。逆に、しきい値をバックノイズの上限に設定した場合
には、第7図に示すように周期に対する発生数の勾配が
略平坦になる。次いで、ステップS、に進み、上記第6
図、7図に示すように直線近似した直線の傾きがゼロか
否かが判別される。
上記直線の勾配がゼロよりか小さい場合にはステップS
、に進み、しきい値を上昇させ、再びステップS、に戻
る。一方、ステップS、で直線近似した傾きがゼロある
・いはゼロよりも大きくなったと判断した場合には、し
きい値がバックノイズ上限に設定されたとして、このし
きい値の設定を終了する。
このように、この方法は作業者の勘や実機の破損などに
よらなくても、AE倍信号発生周期に対するAE倍信号
発生数の分布を表わす直線の傾きが無くなるようにして
合理的にバックノイズの上限を表わすしきい値を設定で
き、従って正確に軸受の異常を検出することができる。
また、AEの発生周期に対するAEの発生頻度分布に基
づいて、バックノイズを表わすしきい値を設定するので
、しきい値の設定の自動化も可能である。
上記実施例では発生周期を軸受の回転数に基づいて補正
を行なうようにしてはいるが、この補正は必ずしも必要
ではなく、軸受の回転数の変動が少ない場合にはこの補
正は行なわなくてもよい。
〈発明の効果〉 以上より明らかなように、この発明の軸受の異常検出方
法は、AE倍信号しきい値を越えた時の発生周期毎の発
生数を検出し、この発生周期に対するAE倍信号発生回
数の分布を直線近似し、その直線の傾きがゼロになるよ
うにしきい値を設定しているので、作業者の勘や手間費
用のかかる実機の破損などを行なわなくても、合理的に
しきい値を設定でき、正確に軸受の異常を検出できる。
また、この発明の軸受の異常検出方法は、AE倍信号発
生周期に対する発生回数の分布を直線近似し、この直線
の傾きが水平になるようにしきい値を設定するので、し
きい値の設定を自動化することか可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法を実施するためのブロック図、
第2図(a)はAE倍信号包絡線検波した波形を示す図
、第2図(b) 、 (c) 、 (d)は発生周期に
対するAE倍信号発生数の分布を示す図、第3図はこの
発明の方法を実施するフローチャート、第4図は横軸に
時間を縦軸に振幅を表わしたAE倍信号表わす波形図、
第5図は横軸に周期を縦軸に発生数を表わしたグラフ、
第6図、第7図は横軸に周期を縦軸にAE倍信号発生数
を表わし、その分布を直線近似した状態を表わす図であ
る。 l・・・AEセンサ、    2・・プリアンプ、3・
・バンドパスフィルタ、・卜・・メインアンプ、5・・
包絡線検波回路、   6・・比較器、7・・・コンピ
ュータ、    8・・回転センサ、9・・D/A変換
器。 特許出願人  川崎製鉄株式会社 外2名代理人 弁理
士  青 山  葆   外2名第3図 揮 福 (mV+ 第4図 第6図 用期 (パフクノブズと苺より下) 第5図 第7図 (バーlクノゴズ゛上范 )

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸受からのアコースティックエミッションをAE
    センサで検出し、上記AEセンサからのAE信号としき
    い値とを比較手段で比較し、この比較手段の比較結果に
    基づき、軸受の異常を検出する軸受の異常検出方法であ
    って、 上記AE信号がしきい値を超えたときの上記AE信号の
    発生周期を周期算出手段で算出し、上記発生周期を有す
    るAE信号の発生数を発生周期毎に集計手段で集計し、
    この集計手段で集計された発生周期毎のAE信号の発生
    数の分布を表わす直線の傾きがなくなるように上記しき
    い値を設定することを特徴とする軸受の異常検出方法。
JP62140486A 1987-06-03 1987-06-03 軸受の異常検出方法 Expired - Lifetime JPH0625709B2 (ja)

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