JPH03118539A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像形成装置に係り、特に露光された感光部材
を転写部材と重ね合わせて圧力現像することにより転写
部材に画像が形成され、この画像が形成された転写部材
と感光部材とが分離された後、前記感光部材が巻き戻さ
れる画像形成装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来より、露光されたマイクロカプセル紙等の感光部材
と顕色紙等の転写部材とを重ね合わせて圧力現像するこ
とにより、画像を転写部材に形成する感光転写型画像形
成装置が広く用いられている。このような画像形成装置
は帯状に連続する感光部材を露光部において原稿に基い
て露光し、この露光部分と転写部材とを重ね合わせて圧
力現像部に搬送し、圧力現像部において前記感光部材と
転写部材とを重ね合わせた状態で加圧することにより前
記感光部材の露光部分の転写物質を前記転写部材上に転
写し、前記転写部材に画像を形成するものである。

しかし、このような画像形成装置においては初回の画像
形成を行なった直後の状態で、次回の画像形成を行なう
と、感光部材に露光部から圧力現像後の感光部材と顕色
紙とが分離される位置に致るまでの搬送距離に対応する
未使用部分ができてしまう。特に、カラー画像形成装置
では白黒画像形成装置に比べて感光部材に数倍のコスト
がかかり、このような感光部材の未使用部分によりコス
トがさらに増大し、カラー画像形成装置の普及の障害に
なっていた。

従来は、このような感光部材の未使用部分を最小とする
ため、画像形成装置に感光部材の巻戻手段を設け、初回
の圧力現像後に感光部材を所定量巻き戻して、次回の露
光を行なっていた。このような巻戻手段には、一般に感
光部材の搬送のための巻取手段用駆動源とは別に、巻き
戻し用の駆動源が設けられていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このようなタイプの感光転写型画像形成
装置においては、感光部材の搬送と巻き戻しに２つの駆
動源を用いるため、装置が大型化し、費用が高くなると
いう問題点がある。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、感光部材の巻き取りと巻き戻しを１つの駆動
源で行なうことができる感光転写型画像形成装置を提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するため本発明は、帯状に連続する感光
部材を搬送するために前記感光部材を巻き取る巻取手段
と、前記感光部材を原稿に基いて露光する露光部と、露
光された前記感光部材と転写部材とを重ね合わせて前記
転写部材に画像を圧力現像する圧力現像部と、前記転写
部材が分離された前記感光部材を搬送方向と反対方向に
搬送するために前記感光部材を巻き戻す巻戻手段とを備
えた画像形成装置において、前記巻取手段と前記巻戻手
段は同一の駆動源により駆動されるように構成した。

〔作用〕

上記の構成を有する本発明の画像形成装置においては、
感光部材を搬送するための巻取手段と感光部材を巻き戻
すための巻戻手段とが同一の駆動源により駆動される。

従って、大型かつ高価な装置を用いることなく感光部材
のランニングコストを低減することができる。

〔実施例〕

以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

図面は本発明に係る画像形成装置の一実施例を示すもの
であり、この画像形成装置１はマイクロカプセル紙等の
帯状に連続する感光部材２が巻回されている送出ローラ
ー３と、感光部材２を巻き取る巻取ローラー４と、送出
ローラー３と巻取ローラー４との中間部に位置するモー
ター等の駆動源５が備えられている。

送出ローラー３には巻戻用プーリー６がバネクラッチ（
図示せず）を介して取り付けられている。

この巻戻用プーリー６が駆動源５により図面中反時計方
向（破線矢印ａ方向）に回転すると、前記送出ローラー
は反時計方向（破線矢印す方向）に回転するが、巻戻用
プーリー６が時計方向（実線矢印ａ方向）に回転しても
、上記のバネクラッチが空転して前記送出ローラー３は
実線矢印す方向に回転しないように構成されている。ま
た、前記巻取ローラー４には巻取用プーリー７がバネク
ラッチ（図示せず）を介して取り付けられている。

この巻取用プーリー７が駆動源５により図面中時計方向
（実線矢印ａ方向）に回転すると、前記巻取ローラー４
は時計方向（実線矢印方向）に回転するが、巻取用プー
リー７が反時計方向（破線矢印ａ方向）に回転しても、
バネクラッチが空転して前記巻取ローラー４は破線矢印
す方向に回転しないように構成されている。この巻戻用
プーリー６と前記駆動源５の駆動プーリー８には前記駆
動源５の駆動力を前記巻戻用プーリー６に伝達する送出
ローラー駆動ベルト９が掛は渡されている。

また、巻取用プーリー７と前記駆動源５の駆動プーリー
８には前記駆動源５の駆動力を前記巻取用プーリー７に
伝達する巻取ローラー駆動ベルト１０が掛は渡されてい
る。

前記送出ローラー３の前記感光部材２の搬送方向（実線
矢印方向）下流側には露光部１１が設けられており、こ
の露光部１１において前記感光部材２は原稿に基いて露
光される。

また、前記露光部１１の前記感光部材２の搬送方向下流
側には前記露光部１１で露光された感光部材２と、トレ
ー１２に積層され顕色紙送出ローラー１３により送り出
される転写部材としての顕色紙１４を重ね合わせる合わ
せローラー１５ａ。

１５ｂが設けられている。

本発明に係る画像形成装置１には圧力現像部１６が設け
られ、この圧力現像部１６は加圧ローラー１７ａ、１７
ｂを有し、この加圧ローラー１７ａ、１７ｂにより前記
合わせローラー１５ａ１５ｂにより重ね合わされた感光
部材２と顕色紙１４とが加圧される。

前記圧力現像装置１６の前記感光部材２の搬送方向下流
側には圧力現像後、前記重ね合わされた感光部材２と前
記顕色紙１４を分離する分離ローラー１８が設けられて
おり、この分離ローラー１８により分離された前記顕色
紙１４は熱定着部１９に送られ、前記顕色紙１４に転写
された画像の定着が行われた後、収納トレー２０に収納
される。

以下、本実施例に係る画像形成装置の作動について説明
する。

前記駆動源５の駆動プーリー８が図面中時計方向（実線
矢印方向）に回転すると、巻取ローラー駆動ベルト１０
と巻取用プーリー７を介し、巻取手段としての巻取ロー
ラー４が時計方向（実線矢印す方向）に回転し、感光部
材２を巻き取り、感光部材２は送出ローラー３から搬送
される。この時、巻戻プーリー６も送出しローラー駆動
ベルト９を介して時計方向（実線矢印ａ方向）に回転す
るが、前述したように前記巻戻プーリー６は内部にバネ
クラッチを有し、時計方向（実線矢印ａ方向）の回転に
対しては空回りして、前記送出ローラーには駆動力が伝
わらない。従って、送出ローラー３はフリーの状態にな
り、巻取ローラー４による感光部材２の巻き取りに伴う
感光部材２の送り出しに際し、感光部材２に過度の張力
が加わることもないし、かつ感光部材２を必要以上に送
り出すこともなく、適切な状態で感光部材２の送り出し
が行なわれる。

このように搬送される感光部材２は露光部１１において
原稿に基いて露光され、この露光面と顕色紙送出ローラ
ー１３により送出された顕色紙１４は合わせローラー１
５ａ、１５ｂにより重ね合わされ、圧力現像部１６に送
られる。この圧力現像部１６において、露光部材２と重
ね合わされた顕色紙１４は加圧ローラー１７ａ、１７ｂ
により加圧され、感光部材２の未露光部分の転写物質が
顕色紙１４上に転写されて加圧現像される。この圧力現
像後、感光部材２と顕色紙１４は分離ローラー１８によ
り分離され、顕色紙１４は熱定着部１９に送られ、圧力
現像された画像が定着され。

その後画像が形成された顕色紙１４は収納トレー２０に
積層される。

以上の作動により初回の画像形成が行われた後、直ちに
次回の画像形成を行なうと、露光部１１と前記分離ロー
ラー１８の間の搬送距離に相当する感光部材が未使用部
分となってしまい、感光部材２のランニングコストが高
くなる。従って、本発明においては初回の画像形成の後
、感光部材２の巻き戻しを行ない、感光部材の未使用部
分を最小限とすることにより、ランニングコストを低減
するようにする。以下、この巻き戻しの作動について説
明する。

前記駆動源５の駆動プーリー８が図面中反時計方向（破
線矢印方向）に回転すると、送出ローラー駆動ベルト９
と巻戻用プーリー６を介し、巻戻手段としての送出ロー
ラー３が反時計方向（破線矢印す方向）に回転し、感光
部材２を巻き戻す。

この時、巻取用プーリー７も巻取ローラー駆動ベルト１
０を介して半時針方向（破線矢印ａ方向）に回転するが
、前述したように巻取用プーリー７は内部にバネクラッ
チを有し、破線矢印ａ方向の回転に対しては空回りをし
て、前記巻取ローラー４には駆動力が伝わらない。従っ
て、巻取ローラー４はフリーの状態（已なり、送出ロー
ラー３による感光部材２の巻き戻しに伴う感光部材２の
逆方向の送り出しに際し、感光部材２に過度の張力が加
わることもないし、かつ感光部材２を必要以上に逆方向
に送り出すこともな（、適切な状態で、感光部材２の巻
き戻しが行なわれる。

このような作動により感光部材２が所定量巻き戻された
後に、次回の画像形成のための露光が行なわれるため、
感光部材２の未使用部分は従来に比べて小さくすること
ができる。

〔発明の効果〕

以上詳説したことから明らかなように、本発明によれば
、複数の駆動源を設けることなく感光部材の搬送、巻き
戻しを行なうことができ、したがって、装置の大型化を
きたすことなく感光部材のランニングコストを下げるこ
とができるという効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る画像形成装置を具体化した一実施例
を示す概略断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　帯状に連続する感光部材を搬送するために前記感光部
   材を巻き取る巻取手段と、前記感光部材を原稿に基いて
   露光する露光部と、露光された前記感光部材と転写部材
   とを重ね合わせて前記転写部材に画像を圧力現像する圧
   力現像部と、前記転写部材が分離された前記感光部材を
   搬送方向と反対方向に搬送するために前記感光部材を巻
   き戻す巻戻手段とを備えた画像形成装置において、前記
   巻取手段と前記巻戻手段は同一の駆動源により駆動され
   ることを特徴とする画像形成装置。