JPH03117431A - シイタケの人工栽培方法 - Google Patents

シイタケの人工栽培方法

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JPH03117431A
JPH03117431A JP1256814A JP25681489A JPH03117431A JP H03117431 A JPH03117431 A JP H03117431A JP 1256814 A JP1256814 A JP 1256814A JP 25681489 A JP25681489 A JP 25681489A JP H03117431 A JPH03117431 A JP H03117431A
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JP
Japan
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medium
shiitake
temperature
artificial
mushrooms
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JP1256814A
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Yoshiharu Ishikura
石倉 喜治
Tadaaki Mizoguchi
忠昭 溝口
Takayoshi Yamamoto
隆義 山本
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシイタケの人工栽培方法及び栽培容器に係り、
特にホダ木を用いることなく高品質のキノコを効率よく
発生させるのに好適なシイタケの人工栽培方法及びホダ
出しをなくし、シイタケの収量の増大を図るのに好適な
栽培容器に関する。
〔従来の技術〕
シイタケは我国において最も多く生産されている食用キ
ノコであるが、その栽培はホダ木を用いて行なわれてい
る。そのために、近年ホダ木に適したナラ、クヌギなど
の原木資源が枯渇し、栽培収益の低下、また栽培従事者
の減少などの問題も深刻になりつつある。したがって、
原木資源に左右されずしかも生産性の高いオガ屑培地を
用いたシイタケの人工栽培を行おうとする試みがなされ
ている。しかし、オガ屑法シイタケ栽培の歴史は浅く、
シメン、エノキタケあるいは本シメジなどの人コー栽培
法を参考にして行なわれているためにその効率化が望ま
れている。
(発明が解決しようとする課題〕 1−記のようにオガ屑法シイタケ栽培はシメン、エノキ
タケあるいは本シメジなどの人工栽培方法を参考にして
実施されている。しかし、これらのキノコは培地重鼠当
り約20%のキノコ収量を達成することを目標に栽培さ
れているのに対し、シイタケは栽培期間が長いために培
地重量の30%以−Lの収量をあげないと経済的に採算
がとれないと考えられている。
このような高収量を達成するには種菌の選定が重要であ
ることは言うまでもないが、栽培に当っては、発芽・生
育工程に移す時点における培地中の菌糸体濃度を充分に
高めておくことが特に必要になる。このためには培養期
間を3ケ月あるいはそれ以上にすることが必要であるが
、長い培養期間中に培地の分解が進行し、菌糸体濃度が
高められる。
一方で培地中の栄養源が欠乏し、培地表面においてキノ
コの原基が形成される。この時期における原基の形成は
奇形キノコの発生につながるという問題点が生ずる。す
なわち、シイタケの人工栽培は他のキノコと同様にポリ
プロピレン製の瓶を用いるか、あるいは袋を用いて栽培
される。しかし、培養期間が長くなると、程度の差はあ
っても、瓶あるいは袋と培地との隙間に原基が形成され
るようになり、容器を除いて培地をキノコの発生条件に
移した時、この原基は奇形キノコへと生長してしまう問
題がある。
また、第8図に示すように従来、栽培容器、半透明の下
部容器1.上部容器2.キャップ3により構成されてお
り、この栽培容器に培地が詰め込まれ、次に種菌6が接
種され、接種後所定の条件で培養が行われて培養が完了
する。この後、シイタケ菌糸が蔓延した培地(以下人工
ホダ木4と称す)を半透明の下部容器1から取り出(〜
、発芽工程へ移す。この際人工ホダ木4は、半透明の下
部容器1に密着しており、また、人工ホダ木4に傷をで
きるだけ付けないように細心の注意を払って半透明の下
部容器1から取出す必要があり、この人工ホダ木の取り
出し作業は、人手がかかる工程である。半透明の下部容
器1から人工ホダ木4を取り出す場合、人工ボダ木4の
外周に傷つけることが多く、次の発芽工程において発芽
不良を生じシイタケの収量の低下につながっている。特
に作業性については、第10図に示すように全体作業¥
の約30%もこの人工ホダ木4の取り出し作業が占めて
いる。
本発明の第1の目的は、」1記した従来技術の課題を解
決し、原基の形成を完全に抑制した状態で培地中の菌糸
体濃度を高め、奇形のない高品質のキノコを高収墳得る
ことができるシイタケの人工栽培方法を提供することに
ある。
本発明の第2の目的は、人工ホダ木の取り出し作業をな
くし、作業叶の低減とシイタケの収量の増大を図ること
ができる栽培容器を提供すること上品己した第lの■[
1ヲは、工i泄甲Gこ閑示を畳匙させ、かつ菌糸体濃度
を高めることを目的に行われる培養に相当する期間のう
ち、原基形成の段階を含む所定の期間を原基形成が完全
に抑制される温度に維持・管理することによって達成さ
れる。
また、上記した第2の目的は、栽培容器の少なくとも側
面部を遮光処理することによって達成される。
〔作用〕
キノコの生長は菌糸体の形成(栄養生長)と子実体の形
成(性殖生長)に大別され、子実体(キノコ)の形成は
栄養分の欠乏、温度の低下などの条件変化を受けた時に
開始される。しかし、この2種類に対する境界条件を明
確に区別することは必ずしも容易ではなく、また完全に
栄養生長のみが進行する条件に培地をおいて培養操作を
行うことはキノコの高効率な栽培方法になるとは言えな
い。
最も一般的にキノコの培養温度として採用されている温
度(例えば22°C)において、シイタケ菌も栄養生長
を示し、培地中の菌糸体濃度を高めていく。しかし、こ
の温度において培養を続行すると培地表面にキノコ原基
が形成され、前記のような奇形キノコ発生という不具合
を生ずる。これに対し、菌糸伸長は示すが原基形成は起
こさず、また−旦形成された原基が存在してもこれが死
滅してしまう温度条件が存在する。
しかし、このような温度条件で終始培養を行うと、−旦
生成した菌糸体が死滅あるいは老化して最終的に得られ
るキノコ収量は少ないものとなる。
j−たがって、培養期間中終始キノコの原基形成が完全
に抑制される温度条件を保つのではなく、培養の最終段
階を高温にして発生しているキノコ原基を死滅させるか
、あるいは培養期間中に適宜原基を死滅させる高温の領
域が存在するように温度管理してキノコ原基を形成させ
ないように管理した後に発生操作に移すと、キノコの原
基形成から生育が発生室の中で、かつ容器の存在によっ
て原基形成が阻害されることなく行われ、高品質なキノ
コを高率よく得ることができる。
栽培容器から人工ホダ木を取り出さずに発芽工程に移す
と、下部容器が半透明樹脂性の場合、第9図に示ずよう
に下部容器1内へ光が通り、下部容器1内の人工ホダ木
4と下部容器壁との間に原基9と呼ばれるいわゆるシイ
タケの芽が発生ずる。
しかしこの芽は、下部容器1内にあるためシイタケの完
全子実体とはならず、下部容器1に接した側面の芽は子
実体とならないためにそれだけシイタケの収量が低下す
る。
そこで、下部容器に遮光処理を施すと、下部容器内の内
側には光が入らないので下部容器の側面と接する人工ホ
ダ木の側面にはシイタケの原基は発生せず、光が当って
いる下部容器の上面のみに原基が集中して発生ずるので
収量が増加し1.シイタケの人工ホダ木を下部容器から
取り出さずに栽培でき、しかも人工ホダ木に傷をつける
こともなくなる。
〔実施例〕
次に本発明を更に詳しく説明する。
第1図はシイタケのオガ屑栽培方法の操作の概要を示し
たものであり、本発明の方法は培養期間中の温度管理手
法に特徴を持つものであり、培地調製から培養開始まで
の操作は特に制限を受けるものではない。すなわち、培
地材料であるオガ屑、栄養源及び添加剤の種類と量、培
地水分含有率、栽培容器の形状及び容積、培地詰込量、
培地の滅菌方法、種菌の種類及びその調製法、温度以外
の培養条件等の如何に関わらず本発明の方法を適用する
ことができる。本発明の栽培方法の具体的条件を挙げれ
ば、次の通りである。
培地調製に当っては、所定量のオガ屑及び栄養源に水を
加えてよく混合して水分含有率65%前後の培地とする
。オガ屑としてはシイタケのホダ木桟咄に使用されてい
る樹種を標準とし、それ以外でもブナ、ケヤキなど広葉
樹のオガ屑は使用可能である。また栄養源としては米糠
、フスマ、コーンブランなど各種穀類の糠及び粉末が使
用可能であり、またこれらに適宜澱粉、酵母エキス、各
種塩類、微量元素等を添加することも可能であるが、本
発明は培地材料の種類及びその混合比率によって制限を
受けるものではない。
調製された培地は所定の瓶あるいは袋に詰込まれ、それ
ぞれ所定の蓋あるいは輪ゴム、ホッチキス等による密封
処理が行なわれた後120°C(飽和水蒸気圧下)で2
時間程度かけて滅菌される。
なお、培地を瓶あるいは袋に詰込んだ際、培地に先端部
の直径が1.0印、上部が1.5cm程度になるように
棒を用いて穴を1ケあるいは数個あけておくと、菌糸伸
長速度の増大が図られる。
以下、袋栽培の場合について本発明の方法を詳しく説明
する。
滅菌処理を施した栽培袋等は、内容物が充分に(250
”C以下)冷却されるのを待って砕いた種菌10〜20
gを袋中央部の穴と表面にほぼ均一になるように添加す
る。接種が完了した栽培袋は速やかに口を輪ゴムなどで
再び密封し、温度約22゛C,湿度60〜70%の培養
室に搬入して培地中に菌糸を伸長さセ・る。培地全体へ
の菌糸の伸長には通常30日前後を要する。
培地中に菌糸が蔓延した後も温度約22°Cを保つと培
養開始2〜3ケ月後に培地表面にコブ状の原基が形成さ
れてくる。この主な原因は、菌糸体の濃度増大とそれに
伴う栄養分の濃度低下にあるが、培養温度自体がキノコ
の原基形成可能にする条件にあることが不可欠である。
このキノコ原基は培地と袋の間隙部に形成され、生長す
るために傘に相当する部分が圧迫されており、この状態
で袋を開封してキノコを生長させると奇形のキノコしか
得られない。
これに対し、本発明の方法においては温度管理を適切に
行うことによって培養期間中における原基形成を完全に
抑制することを特徴とする。
具体的な温度管理パターンを第2及び第3図に示す。
第2図は原基形成が起こる培養の中〜後期の所定の時点
から培養完了時までの温度を原基形成を完全に抑制ある
いは既に形成している原基を死滅させるが菌糸の伸長は
進行する温度に終始維持する管理方法である。
第3図の方法は、温度を波型に変化させる方法である。
例えば、まず22゛Cで培養して培地表面に原基形成の
徴候が見られたら温度を26゛Cに」−昇させて原基を
死滅させ、その後再び22°Cに下げ、また原基形成の
徴候が見られたら温度を26゛Cにするという操作を繰
返すものである。なお、低温側の期間を短くすれば原基
形成が起こらないので、高温に移した時に死滅させるべ
き原基は存在しないが、原基の発生を抑制するためには
この高温処理が不可欠であることはいうまでもない。
上記した温度管理方法は、本発明の人工栽培方法におけ
る一例であり、本発明は培地の分解を進行させて培地中
の菌糸体濃度を増大させる工程の期間において、少なく
とも栽培されるシイタケの原基形成可能温度T、と、菌
糸生長を維持する温度範囲内での原基形成不可能温度T
2との2種類の温度に維持・管理するものである。
ここで温度T2は、原基が発生しない温度、原基が発生
しても原基の形成が抑制される温度、原基が死滅する温
度の少なくともいずれの温度である。
シイタケの種菌には低温、中温、高温の各種の種菌が存
在し、低温の種類の種菌は約24”C,中温の種類の種
菌は約26′C1高温の種類の種菌は約28〜30°C
で死滅する。
したがって、本発明の人工栽培方法において、使用され
る種菌の種類に応じて温度T2を任意選定すべきである
が、大略24〜30°Cの範囲の内で所定の温度とする
ことができる。
通常、内容内の培地表面は菌糸の伸長によって白くなり
、褐色に変化した後、部分的にコブ状部が形成される。
この褐変を原基が発生しようとする目安とすることかで
き、コブ状部の形成を原基発生の目安とすることができ
る。
したがって、上記した温度管理を行う際には、培地表面
の褐変やコブ状部の形成等を目視して温度の選定を行う
こともできる。
第4図は本発明の栽培容器の例を示し、この容器は遮光
処理が施された下部容器5と、上部容器2と、キャップ
3とから構成される。
下部容器5は、遮光性を有する材質で形成−してもよく
、下部容器5の側面に紙、テープ、塗料等により遮光性
層を有するものでよい。特に下部容器5の側面に前記し
た遮光性層を形成させる場合、従来の下部容器1をその
まま利用できる利点がある。
この容器を用いてシイタケを人工栽培する例を説明する
まず、オガクズと米糠菜とを混合し、水分調整した培地
を遮光処理を施した下部容器5に詰め、適度に圧縮し、
培地中央に1ケ所又は複数ケ所の通気用の穴をあける。
この遮光処理を施した下部容器5に上部容器2をかぶせ
、上部容器2にキャップ1を取り付け、殺菌釜にて加熱
殺菌を行う6次に培地温度が20°C以下になるまで冷
却した後、5下部容器5から上部容器2を取りはずし、
培地11面にシイタケの種菌を接種し、下部容器5に十
部容器2をかぶせる。
空調された培養室にて、シイタケ菌糸が培地全体に生長
し、熟成すると、培養期間が完了する。
次に上部容器2を取り除き、大エボダ木4の入った下部
容器5を発芽室に移す。発芽室では、蛍光灯等により適
度な光を当てて、発芽促進を行う。
この際、下部容器5には遮光処理が施されているので、
下部容器5と接する人工ホダ木4では発芽せず1、発芽
はもっばら人工ホダ木4の上面のみに集中的に発生ずる
ことになる。このため、シイタケの収量は増大の(>向
が見られる。このときの発生の様子を第6図に示す。
従来例(I3)では円筒状の人工ボダ木4の側面から発
生したシイタケ8bの柄は曲っているが、本発明(A)
では、人工ホダ木4の上面のみからシイタケ8aを発生
させるので、まっすぐな柄となりシイタケの商品価値も
高くなる。
また、第7図に従来例と実施例とのシイタケの収量の比
較を示している。第6図に示すようなシイタケの発生状
況に起因して実施例では1ビン当りの収量が従来例に比
較して増大している。
また、発芽室での栽培容器の配置は、第5図に示すよう
に従来例(B)では人工ホダ木4の外周からもシイタケ
8bが発芽するので、スペースを保って配置する必要が
あるが、実施例(A)では人工ホダ木4の−に面からの
みシイタケ8aが発芽するので、栽培容器を相互Gこ接
して配置できるので、発芽室の床面積を20〜30%減
少させることができる。
なお、本発明において、第2図及び第3図に示すような
温度管理を行うと同時に側面部に遮光性を有する栽培容
器を用いると、全体の原基の形成を抑制できると同時に
特に容器側壁と人工ホダ木との隙間の原基形成が抑制さ
れる。したがって、発芽・生育工程で人工ホダ木の上面
に光を当てると、原基は人工ホダ木の上面に集中し、奇
形シイタケの発生の防止と収量増加がより顕著になる。
次に本発明の人工栽培方法を具体例を用いて更に詳しく
説明する。
実施例 1 米糠:フスマ:ブナオガ屑の混合比率が乾物鼠基準で2
0:20:60の混合物に水を添加し、水分含有率65
%の培地を調製した。この培地1廟を通気用エアフィル
ターを有するポリプロピレン製栽培袋に詰込んだ。次に
培地の中央部に直径1.5cmの穴を1本、その周辺に
直径0.5cImの穴を4本それぞれ袋底部まで到達す
るようにあけた。
袋の口を輪ゴムで密封した後に120 ’Cの飽和水天
気圧下に2時間保って滅菌した。
冷却後、ト記と同一組成の培地で生育させた種菌約]O
gを培地内の穴と培地上面にほぼ均一になるように添加
した。種菌接種75日後に培養温度を22゛Cから26
°Cに上げ、15日間原基形成71141制した後に温
度16°C,湿度90%以上、照度1507!υXの条
件下においたところ、8日後に最初のキノコ180gを
収穫することができ、その後37目間で150g収穫で
き、合計で330+K /袋のキノコ収量が得られた。
実施例 2 培地組成を米糠40%、ブナオガ屑60%に変更した以
外は実施例1と同様に栽培テストを行ったところ、発芽
・生育処理8日後に最初のキノコ100gを収穫するこ
とができ、その後37日間で200g収穫でき、合計で
300 g/袋のキノコ収量が得られた。
実施例 3 実施例1において接種後75日から90日目土での温度
を28及び30°Cとしたところ、45日間の発生期間
中に得られたキノコの総重量はそれぞれ270g及び1
50gであり、収量は低下したがキノコの形状には特に
異常は認められなかった。
比較例 1 実施例1において接種後75日から90日目土での温度
を22°C及び24°Cとしたところ、培養収量後の袋
の中には既に原基が形成されており、袋開封後45日間
の発生期間中にそれぞれ385g及び350gのシイタ
ケを得ることができたが、キノコはいずれも傘が変形し
、商品価値の認められないものであった。
〔発明の効果〕
本発明のシイタケの人工栽培方法によれば、培養の中期
から後期の原基形成が抑制され、充分な培養期間が確保
されるので奇形キノコの発生が抑制でき、良質なキノコ
を高収量に収穫できる。
また、本発明の栽培容器によれば下記の効果がある。
(1)  人工ホダ木を栽培容器から取り出す作業が省
略できるので、約30%の作業労力の低減が計れる。
(2)  人工ホダ木に損傷を与えず、また人工ホダ木
の上面のみに集中的にシイタケを発生させることから、
収量の増大が計れる。
(3)  栽培容器は、お互いに接して配置できるので
発芽室の設置面積を約20〜30%縮小できる。
(4)  人工ホダ木上面のみからシイタなを発生させ
るので、シイタケはまっすぐな柄となり商品価値が高く
、又収穫も容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるホダ木を用いないシイタケの人工
栽培法の一実施例を示すプロセス図、第2図及び第3図
は本発明による栽培方法の具体的な温度管理パターンを
示す図、第4図は本発明の栽培容器の一実施例を示す分
解図、第5図(A)。 (B)はコンテナ内の栽培容器の収容状況を示す説明図
、第6図(A)、(B)シイタケ発生状況を示す説明図
、第7図はシイタケ収量を示すグラフ、第8図は従来の
シイタケ栽培のプロセス図、第9図は従来の栽培容器で
のシイタケ原基の発芽状況を示す説明図、第10図は従
来のシイタケ栽培における作業時間の割合を示すグラフ
である。 2・・・・・・上部容器、3・・・・・・キャップ、5
・・・・・・下部容器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)米糠、フスマ、コーンブラン、大豆絞り粕、ビー
    ル粕、オカラ等の穀類粉末の少なくとも1種を栄養源と
    し、これらをオガ屑等の植物性粉状物質及び水と混合し
    て得られる人工培地に種菌を接種して培地中に菌糸を蔓
    延させる第1の工程と、培地の分解を進行させ培地中の
    菌糸体濃度を増大させる第2の工程と、キノコを発芽・
    生育させる第3の工程とを含み、ホダ木を用いないシイ
    タケの人工栽培方法において、前記第2の工程に対応す
    る期間において少なくとも栽培されるシイタケの原基形
    成可能温度T_1と、菌糸生長を維持できる温度範囲内
    で栽培されるシイタケの原基形成不可能温度T_2との
    2種類の温度域に維持・管理することを特徴とするシイ
    タケの人工栽培方法。
  2. (2)人工ホダ木を収納する下部容器と、この下部容器
    の上部に配置される上部容器と、上部容器を塞ぐキャッ
    プとを備え、少なくとも前記下部容器の側面部が遮光性
    を有することを特徴とする栽培容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010108876A (ko) * 2000-06-01 2001-12-08 이수정 버섯 톱밥배지 제조방법 및 이 배지를 이용한 버섯 재배방법
KR100737399B1 (ko) * 2006-03-23 2007-07-09 대한민국 칼슘이 강화된 기능성 표고버섯 생산방법

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