JPH0311731A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH0311731A JPH0311731A JP14721989A JP14721989A JPH0311731A JP H0311731 A JPH0311731 A JP H0311731A JP 14721989 A JP14721989 A JP 14721989A JP 14721989 A JP14721989 A JP 14721989A JP H0311731 A JPH0311731 A JP H0311731A
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Landscapes
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、微細化された大規模集積(LargeSca
le Integration、LSI)回路の製作
に要求される、良好な電流−電圧特性を持つ浅いソース
、ドレイン接合を有する半導体装置の製造方法に関し、
特に電界効果型トランジスタ、例えば微細化された金属
−酸化物−半導体電界効果トランジスタ(Metal
0xide Sem1c、onductor F
ieldEffect Transistor、MO
SFET)の製造方法に関する。
le Integration、LSI)回路の製作
に要求される、良好な電流−電圧特性を持つ浅いソース
、ドレイン接合を有する半導体装置の製造方法に関し、
特に電界効果型トランジスタ、例えば微細化された金属
−酸化物−半導体電界効果トランジスタ(Metal
0xide Sem1c、onductor F
ieldEffect Transistor、MO
SFET)の製造方法に関する。
大規模集積回路(LSI)は高性能化、高集積化に向け
てさらに微細化の研究が進められているが、その要とな
る電界効果型トランジスタ、例えば微細なMOSFET
CMO3型O3効果トランジスタ)を実現するために
は、MOS F ETのソース、ドレインとして用いら
れる接合として、深さが0.1μm程度以下の浅い接合
が必要不可欠である。従来、シリコン(St)基板に接
合を形成する方法としては、P″NN接合成する場合に
はN型シリコン基板に対してB(Boron。
てさらに微細化の研究が進められているが、その要とな
る電界効果型トランジスタ、例えば微細なMOSFET
CMO3型O3効果トランジスタ)を実現するために
は、MOS F ETのソース、ドレインとして用いら
れる接合として、深さが0.1μm程度以下の浅い接合
が必要不可欠である。従来、シリコン(St)基板に接
合を形成する方法としては、P″NN接合成する場合に
はN型シリコン基板に対してB(Boron。
硼素)を、N″PP接合成する場合にはP型シリコン基
板に対してAs (Arsenic、砒素)あるいは
P (Phosphorus、燐)をイオン注入し、電
気炉中でアニールするという手法が用いられてきた。し
かし、アニール時の不純物の拡散のために、浅い接合を
形成するのは困難であった。このため、従来の電気炉ア
ニールの代わりに、不純物の拡散をあまり起こさせない
で活性化できるランプアニールが、浅い接合形成を可能
にする有力な手法として用いられていた。しかし、浅い
接合形成に不可欠な低エネルギイオン注入を行うと、特
にP″N接合形成に用いるBの場合には、低指数の結晶
軸方向からずらしてイオン注入しても、チャネリングが
起き不純物が深くまで侵入し、接合を浅くできないとい
う問題点があった。
板に対してAs (Arsenic、砒素)あるいは
P (Phosphorus、燐)をイオン注入し、電
気炉中でアニールするという手法が用いられてきた。し
かし、アニール時の不純物の拡散のために、浅い接合を
形成するのは困難であった。このため、従来の電気炉ア
ニールの代わりに、不純物の拡散をあまり起こさせない
で活性化できるランプアニールが、浅い接合形成を可能
にする有力な手法として用いられていた。しかし、浅い
接合形成に不可欠な低エネルギイオン注入を行うと、特
にP″N接合形成に用いるBの場合には、低指数の結晶
軸方向からずらしてイオン注入しても、チャネリングが
起き不純物が深くまで侵入し、接合を浅くできないとい
う問題点があった。
上記のチャネリングを抑えるためには、例えばBのイオ
ン注入の前に電気的特性に影響を与えないイオン、例え
ばSiのイオン注入により、Si基板の表面付近を非晶
質化するという方法が提案されている。この方法によれ
ば、非晶質へのイオン注入であるためチャネリングを防
止でき、浅い邊合の形成が可能であるが、非晶質化のた
めのStのイオン注入により導入される結晶欠陥の影響
のために、接合ダイオードのリーク電流が大きくなり、
良好な電流−電圧特性を持つ浅い接合を形成できないと
いう問題点があった。この問題を解決する方法として、
同一出願人で、本願の発明者が発明者の一人となってい
る、特開昭63−155720号公報「半導体装置の製
造方法」において記載されているように、アニール時に
わずかに不純物を拡散させることにより、良好な特性を
持つ浅い接合を形成する方法を開示した。しかしながら
、この方法で、は接合の深さが約800〜1000程度
度の接合は形成できるが、不純物を拡散させるという手
法を取っていることから、前記数値よりさらに浅い50
0人程程度接合を形成するのは難しいという欠点があっ
た。
ン注入の前に電気的特性に影響を与えないイオン、例え
ばSiのイオン注入により、Si基板の表面付近を非晶
質化するという方法が提案されている。この方法によれ
ば、非晶質へのイオン注入であるためチャネリングを防
止でき、浅い邊合の形成が可能であるが、非晶質化のた
めのStのイオン注入により導入される結晶欠陥の影響
のために、接合ダイオードのリーク電流が大きくなり、
良好な電流−電圧特性を持つ浅い接合を形成できないと
いう問題点があった。この問題を解決する方法として、
同一出願人で、本願の発明者が発明者の一人となってい
る、特開昭63−155720号公報「半導体装置の製
造方法」において記載されているように、アニール時に
わずかに不純物を拡散させることにより、良好な特性を
持つ浅い接合を形成する方法を開示した。しかしながら
、この方法で、は接合の深さが約800〜1000程度
度の接合は形成できるが、不純物を拡散させるという手
法を取っていることから、前記数値よりさらに浅い50
0人程程度接合を形成するのは難しいという欠点があっ
た。
本発明の目的は、従来の浅いPN接合形成技術の以上の
ような問題点を解決し、リーク電流の抑制された良好な
電流−電圧特性を持つ極めて浅い接合を形成する工程を
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する
ことにある。
ような問題点を解決し、リーク電流の抑制された良好な
電流−電圧特性を持つ極めて浅い接合を形成する工程を
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する
ことにある。
まず、本発明の骨子である非晶質化による浅い接合形成
技術について述べる。浅いP″N゛接合形成への応用を
例として、ここでは不純物イオンとしては、例えばBの
場合について述べるが本発明の要旨がこれに限定される
ものではないことは明らかである。非晶質化によりチャ
ネリング、を完全に防止するためには、非晶質層の深さ
をBの注入深さよりも深(する必要がある。ところが、
非晶質層へのBのイオン注入後のアニール後、もとの非
晶質層とシリコン単結晶の界面付近に結晶欠陥が発生し
、この結晶欠陥のためにP″N接合ダイオードのリーク
電流が増大する等のダイオード特性の劣化をもたらすこ
とが明らかとなっている。
技術について述べる。浅いP″N゛接合形成への応用を
例として、ここでは不純物イオンとしては、例えばBの
場合について述べるが本発明の要旨がこれに限定される
ものではないことは明らかである。非晶質化によりチャ
ネリング、を完全に防止するためには、非晶質層の深さ
をBの注入深さよりも深(する必要がある。ところが、
非晶質層へのBのイオン注入後のアニール後、もとの非
晶質層とシリコン単結晶の界面付近に結晶欠陥が発生し
、この結晶欠陥のためにP″N接合ダイオードのリーク
電流が増大する等のダイオード特性の劣化をもたらすこ
とが明らかとなっている。
種々の実験的検討の結果、上記結晶欠陥が空乏層中にあ
るときにダイオード特性が劣化し、空乏層中にない時に
は良好なダイオード特性を得ることができることがわか
った。同一出願人で、本願の発明者が発明者の一人とな
っている特開昭63−155720号公報「半導体装置
の製造方法」においては、上記ダイオード特性の劣化の
問題点を解決するために、Bのイオン注入後の熱処理(
アニール)による拡散で、接合位置を結晶欠陥の位置よ
りも深くすることにより、良好なダイオード特性を持つ
接合を得ている。
るときにダイオード特性が劣化し、空乏層中にない時に
は良好なダイオード特性を得ることができることがわか
った。同一出願人で、本願の発明者が発明者の一人とな
っている特開昭63−155720号公報「半導体装置
の製造方法」においては、上記ダイオード特性の劣化の
問題点を解決するために、Bのイオン注入後の熱処理(
アニール)による拡散で、接合位置を結晶欠陥の位置よ
りも深くすることにより、良好なダイオード特性を持つ
接合を得ている。
本発明は、非晶質化によりチャネリングを防止し、しか
もBのイオン注入後のアニール時の拡散を起こさせるこ
となく良好なダイオード特性を持つ極めて浅い接合を形
成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
法を提供するものである。本発明では拡散を起こさせな
いために非常に浅い接合を形成することができるという
特徴がある。特開昭63−155720号公報「半導体
装置の製造方法」の開示内容においては、結晶欠陥をP
゛層中すなわち接合深さより浅い位置に形成することに
より良好なダイオード特性を得た。
もBのイオン注入後のアニール時の拡散を起こさせるこ
となく良好なダイオード特性を持つ極めて浅い接合を形
成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
法を提供するものである。本発明では拡散を起こさせな
いために非常に浅い接合を形成することができるという
特徴がある。特開昭63−155720号公報「半導体
装置の製造方法」の開示内容においては、結晶欠陥をP
゛層中すなわち接合深さより浅い位置に形成することに
より良好なダイオード特性を得た。
これに対して本発明では、電圧を印加させて動作をさせ
る時のP″N接合面からN層中へ、もしくはN″P接合
面からP層中へ広がる空乏層の深さよりもさらに深い位
置に上記結晶欠陥層を位置させることにより、良好なダ
イオード特性を実現しようとするものである。ところで
−船釣なMOSFETの製造方法においては、通常、ソ
ース、ドレイン形成のためのイオン注入は、ゲート電極
をイオン注入時のマスクとした自己整合工程により行わ
れている。従って、非晶質化のためのSiイオン注入は
、ゲート電極形成後に行う必要があるが、このときの非
晶質層は、ゲート電極側壁から横方向にも拡がるので、
結晶欠陥層がゲート電極直下の浅い場所、すなわちチャ
ネルとなるべき場所に位置し、MOS F ETの電気
的特性に悪影響を与える可能性がある。本発明の重要な
特徴の1つは、この横方向に拡がる結晶欠陥層がMOS
FETの特性に悪影響を与えないようにすることである
。そのために本発明では、非晶質層の深さをゲート長と
同程度もしくはそれ以上に深くし、イオン注入されたイ
オンの横方向の拡がりにより、ゲート直下も全て非晶質
化することにより、あるいは、ゲート電極の厚さに比べ
て十分深い深さを有する非晶質層を形成することにより
上記問題点を解決した。すなわち、後者ではゲート電極
を通して、ゲート直下も全て非晶質化することにより上
記要求を実現している。すなわち、本発明は、ゲート電
極をマスクとした自己整合工程によるソース、ドレイン
領域の形成に非晶質化技術を応用する際、第一のイオン
注入により非晶質層を形成した後、第二のイオン注入に
より不純物イオンを注入し接合を形成する工程において
、ゲート電極直下も、横方向から非晶質化される程度に
、あるいはゲート電極を通して非晶質化される程度に、
第一のイオン注入により形成される非晶質層の深さを深
くし、第二のイオン注入とその後のアニルにより形成さ
れる接合の空乏層がもとの非晶質層と単結晶の界面より
も浅くなるようにすることを最も主要な特徴としている
。
る時のP″N接合面からN層中へ、もしくはN″P接合
面からP層中へ広がる空乏層の深さよりもさらに深い位
置に上記結晶欠陥層を位置させることにより、良好なダ
イオード特性を実現しようとするものである。ところで
−船釣なMOSFETの製造方法においては、通常、ソ
ース、ドレイン形成のためのイオン注入は、ゲート電極
をイオン注入時のマスクとした自己整合工程により行わ
れている。従って、非晶質化のためのSiイオン注入は
、ゲート電極形成後に行う必要があるが、このときの非
晶質層は、ゲート電極側壁から横方向にも拡がるので、
結晶欠陥層がゲート電極直下の浅い場所、すなわちチャ
ネルとなるべき場所に位置し、MOS F ETの電気
的特性に悪影響を与える可能性がある。本発明の重要な
特徴の1つは、この横方向に拡がる結晶欠陥層がMOS
FETの特性に悪影響を与えないようにすることである
。そのために本発明では、非晶質層の深さをゲート長と
同程度もしくはそれ以上に深くし、イオン注入されたイ
オンの横方向の拡がりにより、ゲート直下も全て非晶質
化することにより、あるいは、ゲート電極の厚さに比べ
て十分深い深さを有する非晶質層を形成することにより
上記問題点を解決した。すなわち、後者ではゲート電極
を通して、ゲート直下も全て非晶質化することにより上
記要求を実現している。すなわち、本発明は、ゲート電
極をマスクとした自己整合工程によるソース、ドレイン
領域の形成に非晶質化技術を応用する際、第一のイオン
注入により非晶質層を形成した後、第二のイオン注入に
より不純物イオンを注入し接合を形成する工程において
、ゲート電極直下も、横方向から非晶質化される程度に
、あるいはゲート電極を通して非晶質化される程度に、
第一のイオン注入により形成される非晶質層の深さを深
くし、第二のイオン注入とその後のアニルにより形成さ
れる接合の空乏層がもとの非晶質層と単結晶の界面より
も浅くなるようにすることを最も主要な特徴としている
。
第1図は、本発明をMO3型大規模集積回路(MO3L
SI)の製造に適用した場合の一実施例であって、Pチ
ャネルMOS F ETの製造工程を示すのである。第
1図中、1はN型Si基板、2はフィールド酸化膜、3
はゲート酸化膜、4は低抵抗多結晶シリコンゲート電極
、5は非晶質層、6はP゛層(ソース、ドレイン)、7
は非晶質層形成のためのイオン注入に伴う結晶欠陥、8
は眉間絶縁膜、9はAl電極である。まず、第1図(a
)に図示されるように、通常のMO3LSI製造工程に
従って厚さ5000人のフィールド酸化膜2を形成した
後、厚さ100人のゲート酸化膜3を乾燥酸素雰囲気で
形成する。次に、Pの低濃度イオン注入によりチャネル
領域の不純物濃度(Pt3度)を例えば3 x l Q
”c m−’の濃度に調整する。その後、ゲート電極
として用いる低抵抗多結晶シリコンを例えば4000人
の厚さに堆積し、通常のフォトリソグラフィあるいは電
子ビームリソグラフィを用いてゲート電極4を形成する
。ここでは、電子ビームリソグラフィとドライエツチン
グにより、ゲート長が0.1μm程度の極めて微細なゲ
ート電極を形成している。次に、第1図(b)に図示す
るように、ソース、ドレインとして用いるP”N接合形
成のためのイオン注入に先立って、Siイオンを所定の
加速エネルギと注入量、例えば150keV、2 x
10 Isc m−”(7)条件でイオン注入し、N型
Si基板中に非晶質層5を形成する。ここに示した条件
でイオン注入した場合、非晶質層5の深さは3000人
である。ゲート長は0.1μmであるので、Siイオン
注入時のイオンの横方開拡がりにより、ゲート直下のS
i基板も第1図(b)に図示されたように非晶質化され
ている。第2図は、非晶質層の深さとSiの注入エネル
ギの関係を図示したものである。
SI)の製造に適用した場合の一実施例であって、Pチ
ャネルMOS F ETの製造工程を示すのである。第
1図中、1はN型Si基板、2はフィールド酸化膜、3
はゲート酸化膜、4は低抵抗多結晶シリコンゲート電極
、5は非晶質層、6はP゛層(ソース、ドレイン)、7
は非晶質層形成のためのイオン注入に伴う結晶欠陥、8
は眉間絶縁膜、9はAl電極である。まず、第1図(a
)に図示されるように、通常のMO3LSI製造工程に
従って厚さ5000人のフィールド酸化膜2を形成した
後、厚さ100人のゲート酸化膜3を乾燥酸素雰囲気で
形成する。次に、Pの低濃度イオン注入によりチャネル
領域の不純物濃度(Pt3度)を例えば3 x l Q
”c m−’の濃度に調整する。その後、ゲート電極
として用いる低抵抗多結晶シリコンを例えば4000人
の厚さに堆積し、通常のフォトリソグラフィあるいは電
子ビームリソグラフィを用いてゲート電極4を形成する
。ここでは、電子ビームリソグラフィとドライエツチン
グにより、ゲート長が0.1μm程度の極めて微細なゲ
ート電極を形成している。次に、第1図(b)に図示す
るように、ソース、ドレインとして用いるP”N接合形
成のためのイオン注入に先立って、Siイオンを所定の
加速エネルギと注入量、例えば150keV、2 x
10 Isc m−”(7)条件でイオン注入し、N型
Si基板中に非晶質層5を形成する。ここに示した条件
でイオン注入した場合、非晶質層5の深さは3000人
である。ゲート長は0.1μmであるので、Siイオン
注入時のイオンの横方開拡がりにより、ゲート直下のS
i基板も第1図(b)に図示されたように非晶質化され
ている。第2図は、非晶質層の深さとSiの注入エネル
ギの関係を図示したものである。
第2図に図示されているように、非晶質層の深さはSi
の注入エネルギにより制御できることがわかる。また必
要に応じて2種類以上の注入エネルギで重ねてイオン注
入(多段イオン注入)する場合もある。この場合はその
内の最大の注入エネルギでSt裏表面らの非晶質層の深
さが決定される。
の注入エネルギにより制御できることがわかる。また必
要に応じて2種類以上の注入エネルギで重ねてイオン注
入(多段イオン注入)する場合もある。この場合はその
内の最大の注入エネルギでSt裏表面らの非晶質層の深
さが決定される。
例えばSiのイオン注入エネルギ150keV、注入量
2 X 10”cm−”では非晶質層の厚さは3000
人となることが第2図から容易にわかるであろう。次に
、第1図(c)に図示するように、ソース、ドレインと
して用いるP″N接合形成のために、BF、イオンを所
定の低加速エネルギと所定の注入量、例えば15keV
、1×1014cm−2の条件でイオン注入する。ここ
で、BF2イオンを用いた理由は、低エネルギのBイオ
ンを得るためで、l 5keVのB F zイオン注入
は3゜4keVのBイオン注入と同等である。しかる後
に、第1図(d)に図示するように、熱処理、例えば9
00℃、10秒の条件でランプアニールを行い、イオン
注入により導入されたBの活性化を行うとともに、非晶
質層5の再結晶化を行う。これにより非晶質層5は単結
晶となるので、Siイオン注入はP゛層6抵抗等の電気
的特性には影響を与えなくなる。第3図は、P゛層での
Bの深さ方向の濃度分布を示したものである。第3図中
、実′a()がランプアニール後の分布を表し、破線(
−−−’)はイオン注入直後の分布を表す。
2 X 10”cm−”では非晶質層の厚さは3000
人となることが第2図から容易にわかるであろう。次に
、第1図(c)に図示するように、ソース、ドレインと
して用いるP″N接合形成のために、BF、イオンを所
定の低加速エネルギと所定の注入量、例えば15keV
、1×1014cm−2の条件でイオン注入する。ここ
で、BF2イオンを用いた理由は、低エネルギのBイオ
ンを得るためで、l 5keVのB F zイオン注入
は3゜4keVのBイオン注入と同等である。しかる後
に、第1図(d)に図示するように、熱処理、例えば9
00℃、10秒の条件でランプアニールを行い、イオン
注入により導入されたBの活性化を行うとともに、非晶
質層5の再結晶化を行う。これにより非晶質層5は単結
晶となるので、Siイオン注入はP゛層6抵抗等の電気
的特性には影響を与えなくなる。第3図は、P゛層での
Bの深さ方向の濃度分布を示したものである。第3図中
、実′a()がランプアニール後の分布を表し、破線(
−−−’)はイオン注入直後の分布を表す。
イオン注入したBをアニールすると、イオン注入に伴う
ダメージに基づく増速拡散のために、ランプアニールの
ような短時間アニールでも分布形状が拡がることが知ら
れている。これに対して、非晶質層中では上記の増速拡
散が抑えられるので、活性化のためのアニールではBは
ほとんど拡散せず、第3図に図示するように、接合深さ
500人の極めて浅いPN接合が形成される。このとき
、もとの非晶質層と単結晶の界面付近に非晶質層形成の
ためのイオン注入に伴う結晶欠陥7が形成されるが、こ
の結晶欠陥の影響については後で詳しく述べる。以上の
ような製造方法でソース、ドレイン用の浅いP″NN接
合成した後は、通常のMO5LS−Iの製造工程に従っ
て、第1図(e)に図示するように、層間絶縁膜8の堆
積後パターニング処理してソース、ドレイン、及びゲー
ト用の電極層、即ち例えばAI電極9を形成し、Pチャ
ネルMO3FETが製造される。
ダメージに基づく増速拡散のために、ランプアニールの
ような短時間アニールでも分布形状が拡がることが知ら
れている。これに対して、非晶質層中では上記の増速拡
散が抑えられるので、活性化のためのアニールではBは
ほとんど拡散せず、第3図に図示するように、接合深さ
500人の極めて浅いPN接合が形成される。このとき
、もとの非晶質層と単結晶の界面付近に非晶質層形成の
ためのイオン注入に伴う結晶欠陥7が形成されるが、こ
の結晶欠陥の影響については後で詳しく述べる。以上の
ような製造方法でソース、ドレイン用の浅いP″NN接
合成した後は、通常のMO5LS−Iの製造工程に従っ
て、第1図(e)に図示するように、層間絶縁膜8の堆
積後パターニング処理してソース、ドレイン、及びゲー
ト用の電極層、即ち例えばAI電極9を形成し、Pチャ
ネルMO3FETが製造される。
第1図(d)、(e)に図示されるように、イオン注入
で非晶質層を形成した場合には、アニル後、非晶質層と
単結晶の界面付近に結晶欠陥が発生する。この結晶欠陥
を7で表している。そして、この結晶欠陥が半導体の空
乏層中にあるときは生成再結合中心として働くので、P
N接合の逆方向のリーク電流の増大等の電気的特性への
悪影響をもたらす。本発明においては、この非晶質化に
伴う結晶欠陥がソース、ドレインの空乏層中に存在しな
いようにすることにより、リーク電流の増大等の特性劣
化が発生しないように考慮している。第4図は、本発明
の詳細な説明した半導体装置の製造方法を用いて形成さ
れたMOS F ETの断面構造の拡大図であり、6−
1はP゛ソース6−2はP゛ドレイン10は空乏層端で
ある。
で非晶質層を形成した場合には、アニル後、非晶質層と
単結晶の界面付近に結晶欠陥が発生する。この結晶欠陥
を7で表している。そして、この結晶欠陥が半導体の空
乏層中にあるときは生成再結合中心として働くので、P
N接合の逆方向のリーク電流の増大等の電気的特性への
悪影響をもたらす。本発明においては、この非晶質化に
伴う結晶欠陥がソース、ドレインの空乏層中に存在しな
いようにすることにより、リーク電流の増大等の特性劣
化が発生しないように考慮している。第4図は、本発明
の詳細な説明した半導体装置の製造方法を用いて形成さ
れたMOS F ETの断面構造の拡大図であり、6−
1はP゛ソース6−2はP゛ドレイン10は空乏層端で
ある。
第2図に図示するように、MOSFETの動作状態では
ドレインに印加する電圧でドレインの空乏層が伸びるが
、この空乏層の深さが結晶欠陥7より浅くなるように非
晶質化のためのSiイオン注入エネルギを選んでいる。
ドレインに印加する電圧でドレインの空乏層が伸びるが
、この空乏層の深さが結晶欠陥7より浅くなるように非
晶質化のためのSiイオン注入エネルギを選んでいる。
すなわち、第4図に図示する距離W、が距離W2より大
き(なるように設定した。即ち、第4図においてWlは
半導体基板結晶表面から非晶質層形成のためのイオン注
入に伴う結晶欠陥7までの距離を表し、W2は半導体基
板結晶表面からMOSFETの動作状態で印加された電
圧に伴う空乏層の広がる距離までの寸法を表している。
き(なるように設定した。即ち、第4図においてWlは
半導体基板結晶表面から非晶質層形成のためのイオン注
入に伴う結晶欠陥7までの距離を表し、W2は半導体基
板結晶表面からMOSFETの動作状態で印加された電
圧に伴う空乏層の広がる距離までの寸法を表している。
さらに、ゲート長に比べて非晶質層の深さの方が大きい
ので、ゲート直下のチャネル領域となる部分には非晶質
層形成のためのイオン注入に伴う結晶欠陥7は存在せず
、移動度の低下等のMOS F ETの特性劣化を招く
ことはない。
ので、ゲート直下のチャネル領域となる部分には非晶質
層形成のためのイオン注入に伴う結晶欠陥7は存在せず
、移動度の低下等のMOS F ETの特性劣化を招く
ことはない。
以上のように、本発明によれば、チャネリングおよびア
ニール時の拡散を防止し、しかも良好な電流−電圧特性
を持つ浅いPN接合を存するソース、ドレインにより形
成される微細化MOS F ETを製造することができ
る。
ニール時の拡散を防止し、しかも良好な電流−電圧特性
を持つ浅いPN接合を存するソース、ドレインにより形
成される微細化MOS F ETを製造することができ
る。
以上の実施例では、非晶質化のためのSiイオン注入に
おいて、注入イオンの横方開拡がりによりゲート直下を
非晶質化するものであり、これは、ゲート長が短い場合
に有効である。次にゲート長が長い場合にも有効である
他の実施例を述べる。
おいて、注入イオンの横方開拡がりによりゲート直下を
非晶質化するものであり、これは、ゲート長が短い場合
に有効である。次にゲート長が長い場合にも有効である
他の実施例を述べる。
第5図は、本発明の他の実施例としての半導体装置の製
造方法を説明するための模式的断面構造図であって、ゲ
ート電極を通してゲート直下を非晶質化することを特徴
とする半導体装置の製造方法に関する実施例である。第
5図(a)に図示す−るように、厚さ5000人のフィ
ールド酸化膜、厚さ100人のゲート酸化膜を形成する
。次に、ゲート電極として用いる低抵抗多結晶シリコン
を2000人の厚さに堆積し、フォトリソグラフィある
いは電子ビームリソグラフィを用いてゲート電極4を形
成する。次に、第5図(b)に図示するように、ソース
、ドレインとして用いるP”N接合形成のためのイオン
注入に先立って、Siイオンを所定の加速エネルギと注
入量、例えば200keV、2 x 10”cm−”の
条件でイオン注入し、N型Si基板l中に非晶質層5を
形成する。ここに示した条件でイオン注入した場合、非
晶質層5の深さは4000人であるので、第5図(b)
に図示す条ように、Siイオンはゲート電極4を突き抜
けてSi基板1中に侵入し、ゲート電極直下、すなわち
チャネル領域となるべき部分も非晶質化されることにな
る。以後の工程は第1図を用いて説明した第1の実施例
と同様であって、第5図(C)、(d)、(e)に図示
するように、P゛層6層間絶縁膜8、Al電極9を成形
し、Pチャネル領域 S F ETが製造されている。
造方法を説明するための模式的断面構造図であって、ゲ
ート電極を通してゲート直下を非晶質化することを特徴
とする半導体装置の製造方法に関する実施例である。第
5図(a)に図示す−るように、厚さ5000人のフィ
ールド酸化膜、厚さ100人のゲート酸化膜を形成する
。次に、ゲート電極として用いる低抵抗多結晶シリコン
を2000人の厚さに堆積し、フォトリソグラフィある
いは電子ビームリソグラフィを用いてゲート電極4を形
成する。次に、第5図(b)に図示するように、ソース
、ドレインとして用いるP”N接合形成のためのイオン
注入に先立って、Siイオンを所定の加速エネルギと注
入量、例えば200keV、2 x 10”cm−”の
条件でイオン注入し、N型Si基板l中に非晶質層5を
形成する。ここに示した条件でイオン注入した場合、非
晶質層5の深さは4000人であるので、第5図(b)
に図示す条ように、Siイオンはゲート電極4を突き抜
けてSi基板1中に侵入し、ゲート電極直下、すなわち
チャネル領域となるべき部分も非晶質化されることにな
る。以後の工程は第1図を用いて説明した第1の実施例
と同様であって、第5図(C)、(d)、(e)に図示
するように、P゛層6層間絶縁膜8、Al電極9を成形
し、Pチャネル領域 S F ETが製造されている。
以上の第2の実施例においても、非晶質化に伴う結晶欠
陥7は、第5図(d)、(e)に図示するように、チャ
ネルとなる部分も含めて深い位置に形成されるので、ド
レインの空乏層は結晶欠陥7まで届かず、良好なダイオ
ード特性を持つ浅いソース、ドレインを有するMOS
F ETを製造することができる。
陥7は、第5図(d)、(e)に図示するように、チャ
ネルとなる部分も含めて深い位置に形成されるので、ド
レインの空乏層は結晶欠陥7まで届かず、良好なダイオ
ード特性を持つ浅いソース、ドレインを有するMOS
F ETを製造することができる。
この第2の実施例に図示した本発明の半導体装置の製造
方法では、ゲート長に無関係にSiの注入条件を決定で
きるので、様々なLSIにおいて用いられる場合の自由
度が大きいという利点がある。
方法では、ゲート長に無関係にSiの注入条件を決定で
きるので、様々なLSIにおいて用いられる場合の自由
度が大きいという利点がある。
なお、以上の第1及び第2の実施例としての説明では非
晶質化のためのイオン注入の第一のイオン種としてはS
iイオンの場合を述べたが、他にGe、Ar等でもよい
ことはもちろんであり、最終的に電気的特性に影響を与
えないものであれば他のイオンであってもよい。さらに
また今まで説明した非晶質層を形成するための第1の工
程においては、同種のイオンを多段に、しかも注入エネ
ルギを変えて注入することにより所定の深さに形成して
もよい。また複数のイオン種を用いて多段にイオン注入
を行なってもよいことはもちろんである。このような多
段に注入エネルギを変えてイオン注入を行なうことによ
って半導体表面からかなり深い範囲にわたって全領域に
非晶質層を形成するような用途にも適用することができ
る。また、接合形成のための第二のイオン種としてはB
F。
晶質化のためのイオン注入の第一のイオン種としてはS
iイオンの場合を述べたが、他にGe、Ar等でもよい
ことはもちろんであり、最終的に電気的特性に影響を与
えないものであれば他のイオンであってもよい。さらに
また今まで説明した非晶質層を形成するための第1の工
程においては、同種のイオンを多段に、しかも注入エネ
ルギを変えて注入することにより所定の深さに形成して
もよい。また複数のイオン種を用いて多段にイオン注入
を行なってもよいことはもちろんである。このような多
段に注入エネルギを変えてイオン注入を行なうことによ
って半導体表面からかなり深い範囲にわたって全領域に
非晶質層を形成するような用途にも適用することができ
る。また、接合形成のための第二のイオン種としてはB
F。
の場合を述べたが、勿論P″NN接合合はB等他のイオ
ンであってもよく、N’P接合のときには、A s 、
P等のイオンを使用すればよい。さらに、熱処理手段と
してはランプアニールを用いる場合を述べたが、他のア
ニール方法、例えば電気炉アニール、電子ビームアニー
ル、レーザアニール等であってもよいことはいうまでも
ない。
ンであってもよく、N’P接合のときには、A s 、
P等のイオンを使用すればよい。さらに、熱処理手段と
してはランプアニールを用いる場合を述べたが、他のア
ニール方法、例えば電気炉アニール、電子ビームアニー
ル、レーザアニール等であってもよいことはいうまでも
ない。
本発明の実施態様を述べると以下の通りである。
即ち、本発明は電界効果型トランジスタの製造工程にお
いて、ゲート電極形成後、半導体の電気特性に影響を与
えない不活性な第一のイオンをイオン注入しソース領域
、ドレイン領域となるべき領域およびゲート電極の下側
のチャネル領域となるべき領域に非晶質層を形成する第
1の工程と、電気的に活性な第二のイオンをイオン注入
する第2の工程と、前記非晶質層の再結晶化および該第
二のイオン注入により導入された不純物の活性化用熱処
理を行う第3の工程とを含むことを特徴とする半導体装
置の製造方法であり、さらに具体的には前記第3の工程
において前記非晶質層を再結晶化したときに発生する結
晶欠陥の深さを、前記電界効果型トランジスタのソース
領域、ドレイン領域より前記非晶質層を再結晶化された
層中に広がる空乏層の内、深い方の深さよりも深く形成
するべく、かつ前記第1の工程においてイオン注入され
たイオンの横方向の拡がりによりゲート電極直下のチャ
ネル領域となるべき領域を全て非晶質化するべく、前記
第1の工程におけるイオン注入の注入エネルギ及び注入
量と前記ゲート電極のゲート長とを選定して形成する工
程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法であ
り、さらに別の実施態様としては前記第3の工程におい
て前記非晶質層を再結晶したときに発生する結晶欠陥の
深さを、前記電界効果型トランジスタのソース領域、ド
レイン領域より前記非晶質層を再結晶化された層中に広
がる空乏層の内、深い方の深さよりも深く形成するべく
、かつゲート電極を通してゲート電極直下のチャネル領
域となるべき領域も全て非晶質化するべく、前記第1の
工程におけるイオン注入の注入エネルギ及び注入量と前
記ゲート電極の厚さとを選定して形成する工程とを含む
ことを特徴とする半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
いて、ゲート電極形成後、半導体の電気特性に影響を与
えない不活性な第一のイオンをイオン注入しソース領域
、ドレイン領域となるべき領域およびゲート電極の下側
のチャネル領域となるべき領域に非晶質層を形成する第
1の工程と、電気的に活性な第二のイオンをイオン注入
する第2の工程と、前記非晶質層の再結晶化および該第
二のイオン注入により導入された不純物の活性化用熱処
理を行う第3の工程とを含むことを特徴とする半導体装
置の製造方法であり、さらに具体的には前記第3の工程
において前記非晶質層を再結晶化したときに発生する結
晶欠陥の深さを、前記電界効果型トランジスタのソース
領域、ドレイン領域より前記非晶質層を再結晶化された
層中に広がる空乏層の内、深い方の深さよりも深く形成
するべく、かつ前記第1の工程においてイオン注入され
たイオンの横方向の拡がりによりゲート電極直下のチャ
ネル領域となるべき領域を全て非晶質化するべく、前記
第1の工程におけるイオン注入の注入エネルギ及び注入
量と前記ゲート電極のゲート長とを選定して形成する工
程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法であ
り、さらに別の実施態様としては前記第3の工程におい
て前記非晶質層を再結晶したときに発生する結晶欠陥の
深さを、前記電界効果型トランジスタのソース領域、ド
レイン領域より前記非晶質層を再結晶化された層中に広
がる空乏層の内、深い方の深さよりも深く形成するべく
、かつゲート電極を通してゲート電極直下のチャネル領
域となるべき領域も全て非晶質化するべく、前記第1の
工程におけるイオン注入の注入エネルギ及び注入量と前
記ゲート電極の厚さとを選定して形成する工程とを含む
ことを特徴とする半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
以上説明したように、本発明によれば、ゲート電極直下
も含めて深く非晶質化するので、イオン注入時のチャネ
リングおよびアニール時の拡散を抑制することができ、
浅い接合を形成できる。また、もとの非晶質層と単結晶
の界面付近に出来る結晶欠陥は空乏層が届かない程度に
まで深く形成されるので、良好なダイオード特性を持つ
接合を得ることができるという利点がある。さらに、チ
ャネルとなる部分には結晶欠陥層が存在しないようにす
るので、MO3FET特性の劣化がなく、500人とい
う極めて浅いソース、ドレイン接合を持つ微細なMOS
FETを製造できる等、本発明の効果は大きいものがあ
る。
も含めて深く非晶質化するので、イオン注入時のチャネ
リングおよびアニール時の拡散を抑制することができ、
浅い接合を形成できる。また、もとの非晶質層と単結晶
の界面付近に出来る結晶欠陥は空乏層が届かない程度に
まで深く形成されるので、良好なダイオード特性を持つ
接合を得ることができるという利点がある。さらに、チ
ャネルとなる部分には結晶欠陥層が存在しないようにす
るので、MO3FET特性の劣化がなく、500人とい
う極めて浅いソース、ドレイン接合を持つ微細なMOS
FETを製造できる等、本発明の効果は大きいものがあ
る。
第1図(a)〜(e)は本発明の一実施例を示した図、
第2図は非晶質層の深さとSiの注入エネルギの関係を
示した図、第3図は本発明の実施例で示した方法で形成
した浅い接合のBの深さ方向の濃度分布を示した図、第
4図は本発明の実施例で示したMOS F ETの断面
構造の拡大図、第5図(a)〜(e)は本発明の他の実
施例を示した図である。 1・・・N型Si基板、2・・・フィールド酸化膜、3
・・・ゲート酸化膜、4・・・低抵抗多結晶シリコンゲ
ート電極、5・・・非晶質層、6・・・ソース、ドレイ
ン用P゛1i、6−1・・・ソース用24層、6−2・
・・ドレイン用P゛層、7・・・非晶質層形成のための
イオン注入に伴う結晶欠陥、8・・・層間絶縁膜、9・
・・AN電極、10・・・空乏層端
第2図は非晶質層の深さとSiの注入エネルギの関係を
示した図、第3図は本発明の実施例で示した方法で形成
した浅い接合のBの深さ方向の濃度分布を示した図、第
4図は本発明の実施例で示したMOS F ETの断面
構造の拡大図、第5図(a)〜(e)は本発明の他の実
施例を示した図である。 1・・・N型Si基板、2・・・フィールド酸化膜、3
・・・ゲート酸化膜、4・・・低抵抗多結晶シリコンゲ
ート電極、5・・・非晶質層、6・・・ソース、ドレイ
ン用P゛1i、6−1・・・ソース用24層、6−2・
・・ドレイン用P゛層、7・・・非晶質層形成のための
イオン注入に伴う結晶欠陥、8・・・層間絶縁膜、9・
・・AN電極、10・・・空乏層端
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、電界効果型トランジスタの製造工程において、ゲー
ト電極形成後、半導体の電気特性に影響を与えない不活
性な第一のイオンをイオン注入しソース領域、ドレイン
領域となるべき領域およびゲート電極の下側のチャネル
領域となるべき領域に非晶質層を形成する第1の工程と
、電気的に活性な第二のイオンをイオン注入する第2の
工程と、前記非晶質層の再結晶化および該第二のイオン
注入により導入された不純物の活性化用熱処理を行う第
3の工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 2、前記第3の工程において前記非晶質層を再結晶化し
たときに発生する結晶欠陥の深さを、前記電界効果型ト
ランジスタのソース領域、ドレイン領域より前記非晶質
層を再結晶化された層中に広がる空乏層の内、深い方の
深さよりも深く形成するべく、かつ前記第1の工程にお
いてイオン注入されたイオンの横方向の拡がりによりゲ
ート電極直下のチャネル領域となるべき領域を全て非晶
質化するべく、前記第1の工程におけるイオン注入の注
入エネルギ及び注入量と前記ゲート電極のゲート長とを
選定して形成する工程とを含むことを特徴とする前記請
求項1記載の半導体装置の製造方法。 3、前記第3の工程において前記非晶質層を再結晶した
ときに発生する結晶欠陥の深さを、前記電界効果型トラ
ンジスタのソース領域、ドレイン領域より前記非晶質層
を再結晶化された層中に広がる空乏層の内、深い方の深
さよりも深く形成するべく、かつゲート電極を通してゲ
ート電極直下のチャネル領域となるべき領域も全て非晶
質化するべく、前記第1の工程におけるイオン注入の注
入エネルギ及び注入量と前記ゲート電極の厚さとを選定
して形成する工程とを含むことを特徴とする前記請求項
1記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1147219A JP2781989B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1147219A JP2781989B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0311731A true JPH0311731A (ja) | 1991-01-21 |
JP2781989B2 JP2781989B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=15425267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1147219A Expired - Fee Related JP2781989B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2781989B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998057368A1 (en) * | 1997-06-09 | 1998-12-17 | Advanced Micro Devices, Inc. | Nitrogen liner beneath transistor source/drain regions to retard dopant diffusion |
KR100293184B1 (ko) * | 1996-06-17 | 2001-10-24 | 이구택 | 누설전류가저감되는실리콘기판에의얕은접합층형성방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01112772A (ja) * | 1987-10-27 | 1989-05-01 | Fujitsu Ltd | Mis型半導体装置 |
JPH01196818A (ja) * | 1988-02-02 | 1989-08-08 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1989
- 1989-06-09 JP JP1147219A patent/JP2781989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01112772A (ja) * | 1987-10-27 | 1989-05-01 | Fujitsu Ltd | Mis型半導体装置 |
JPH01196818A (ja) * | 1988-02-02 | 1989-08-08 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100293184B1 (ko) * | 1996-06-17 | 2001-10-24 | 이구택 | 누설전류가저감되는실리콘기판에의얕은접합층형성방법 |
WO1998057368A1 (en) * | 1997-06-09 | 1998-12-17 | Advanced Micro Devices, Inc. | Nitrogen liner beneath transistor source/drain regions to retard dopant diffusion |
US6225151B1 (en) | 1997-06-09 | 2001-05-01 | Advanced Micro Devices, Inc. | Nitrogen liner beneath transistor source/drain regions to retard dopant diffusion |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2781989B2 (ja) | 1998-07-30 |
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