JPH0311656Y2 - - Google Patents

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JPH0311656Y2
JPH0311656Y2 JP1985047395U JP4739585U JPH0311656Y2 JP H0311656 Y2 JPH0311656 Y2 JP H0311656Y2 JP 1985047395 U JP1985047395 U JP 1985047395U JP 4739585 U JP4739585 U JP 4739585U JP H0311656 Y2 JPH0311656 Y2 JP H0311656Y2
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machine frame
mounting base
air conditioner
car air
movable rod
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JP1985047395U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカーエアコンの温冷風等の吹出口に装
着して使用し、車内の各方向に一様に送風するた
めの自動首振吹出装置に関する。
(従来の技術) カーエアコンの吹出口に設けられているよろい
板は方向を変えることはできるが、その都度手で
向きを変えなければならず、通常は同じ方向にし
たままで使用されることが多い。したがつて一定
方向にのみ温冷風が吹きつけられることとなり、
特に送風開始時において空気吹出口が一方向のみ
に向けらていると、車内温度の場所毎のむらがな
かなか解消されないという欠点があつた。
なお、カーエアコンの空気吹出口に通じるダク
トの内部に羽根車を設けて、この回動する羽根車
を駆動源としてルーバーを揺動運動させる空気調
和装置(実公昭51−35648)が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記提案のものでは、羽根車が
吹出グリルの内部に位置するダクトの内部に設置
されるため、既存の車に上記提案のものを設置す
ることは極めて困難であり、簡易には行えない。
さらに、上記提案の空気調和装置においては、
往復運動を停止させるためのクラツチ機構等が必
要とされておりその構成が大掛りなものとなり、
狭いスペースに設置することは困難である。
本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、カーエアコンから吹き出される温
冷風を、車内の各方向に終始一様に送風すること
によつて空調効果を高めることができるだけでな
く、構成をコンパクトなものとし、しかもその取
り付け作業が容易で既存の車にも安価に設置でき
るカーエアコン用自動首振吹出装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題を解決するための手段) 本考案は、 前後方向に通風可能な機枠と、 機枠の後部に、機枠と接離可能に設けられ、 かつ、カーエアコン吹出口への取付具を備えた
取付ベースと、 取付ベースに対し、機枠を上下傾斜可能に保持
する保持手段と、 機枠と取付ベースとの間の周囲を覆うカバー
と、 機枠内に設けられた減速歯車列と、 機枠内に可動に設けられ、機枠外に操作レバー
部を突出させた可動杆と、 可動杆に回転自在に設けられた受風羽根車に、
受風羽根車と一体に回転し、可動杆の動きによ
り、減速歯車列の高速回転側の歯車に噛合離脱可
能なピニオンギアと、 機枠内に可動に設けられ、減速歯車列の低速回
転側歯車の軸方向に突設したピンに係合され水平
往復運動するスライドステーと、 機枠内前部に設けられ、スライドステーの運動
方向と直交する軸中心にて軸支されて揺動自在と
され、かつ、軸中心と偏心した位置で、スライド
ステーと突起係合されたルーバーとからなる カーエアコン用自動首振吹出装置 である。
(作用) 機枠は前後方向に通風可能であることにより、
カーエアコンの吹出口前面に装着したときカーエ
アコンからの風を機枠内に通過させて機枠前方に
吹出す。
取付ベースは、カーエアコン吹出口への取付具
を備えることにより、既存のカーエアコンへの取
付けを可能とする。
取付ベースは機枠と接離可能に設けていること
により、取付ベースをカーエアコン吹出口に固定
したとき機枠を接離方向に動かすことが可能とな
る。
保持手段は、取付ベースに対し、機枠を上下傾
斜可能に保持することにより、送風向きを上下に
変えることができる。
カバーが機枠と取付ベースとの間の周囲を覆う
ことにより、カーエアコン吹出口から取付ベース
内に吹き込んだ空気を、機枠を傾斜した場合にも
外部へ逃さず機枠前方に吹き出させる。
減速歯車列によつて受風羽根車の回転を減速さ
せることができる。
可動杆は、機枠内に可動に設けられ、機枠外に
操作レバー部を突出させているので、操作レバー
部を操作することによつて機枠内の可動杆を動か
すことができる。
受風羽根車は、可動杆に設けられていることに
より、可動杆の操作によつて受風羽根車の中心を
動かすことができる。
受風羽根車は可動杆に回転自在に設けられてい
るので、受風羽根車はカーエアコン吹出口からの
風によつて自在に回転される。
受風羽根車と一体に回転するピニオンギアは、
可動杆の動きにより、減速歯車列の高速回転側の
歯車に、噛合・離脱可能とされているから、操作
レバー部を操作して可動杆を動かすことにより、
受風羽根車の回転を減速歯車列に伝達したり伝達
しないようにしたりすることができる。
スライドステーは、減速歯車列の低速回転側歯
車の、軸方向に突設したピンに係合合して水平往
復運動をすることにより、受風羽根車の回転が水
平往復運動に変換される。
ルーバーは、スライドステーの運動方向と直交
する軸中心にて軸支されて揺動自在とされ、か
つ、軸中心と偏心した位置で、スライドステーと
突起係合されていることにより、スライドステー
の水平往復運動が、ルーバーの水平方向の揺動運
動に変換され、機枠から出る風向きを左右方向に
交互に変えることができる。
取付ベースの保持手段によつて機枠が保持さ
れ、機枠内に、可動杆、受風羽根車、減速歯車
列、スライドステーが設けられ、機枠内前部にル
ーバーが設けられているから、一体の装置として
取扱うことが可能となり、取付ベースの取付具に
よつてカーエアコンの吹出口に取付けるだけで装
着を完了させることができ、既存のカーエアコン
への装着、離脱が容易になし得る。
(実施例) 第1図から第3図において機枠1内には複数の
ピニオンギヤ2〜4およびギヤ5〜7の組合せか
らなる減速歯車装置が内蔵されており、上記ピニ
オンギヤ2はその後方の受風羽根車8と同一の出
力軸9によつて支持されている。同様にギヤ5は
ピニオンギヤ3と、ギヤ6はピニオンギヤ4とそ
れぞれ同一軸によつて支持され、これらの軸はギ
ヤ7の軸とともに何れもその後方の三又形状の連
結杆10の所定部位に回転自在に支承されてい
る。
上記連結杆10の三方端部10a,10a,1
0aは機枠1内の所定部位にタツピングビス1
1,11,11によつてそれぞれ支持部材12,
12,12を介して固定されている。連結杆10
の一端にピン13によつて枢支された可動杆14
には前記出力軸9が支承され、上記可動杆14の
可動端側から延設され機枠1端部の切欠き部15
内に臨む操作レバー部16は第4図の仮想線に位
置する状態に移動することにより可動杆14が図
の矢符方向に回動され、同時にピニオンギヤ2と
その下方のギヤ5との噛合が外れる。
17は可動杆14のガイド部材であつてその両
端を前記連結杆10および支持部材12に結合さ
れている。機枠1内の前方側である吹出側には偏
平なルーバー18が上下突出軸部18a,18a
を軸中心として機枠1内周部に設けられた凹部1
9に可回動に支持された状態で適数平行に配列さ
れている。上記ルーバー18の羽根車8側側面に
は上下2個所の矩形切込部20,20が設けら
れ、該切込部20,20内には対向する2本の突
起21,21が前記突出軸部18aと第3図の平
面配置において偏芯位置に形成されている。ルー
バー18と前記歯車2〜7群との間に配置された
スライドステー22の上下端面には上記突起2
1,21に対応する位置に所定形状の開口部23
が形成され、該開口部23,23には各突起部2
1,21が挿通されている。24はスライドステ
ー22の外れ止めであり機枠1の適当位置に固定
されている。前記最終段階のギヤ7のアーム適当
位置に固着されたピン7aはスライドステー22
の縦長開口部22aに挿通されており、ギヤ7と
ともに回転することによつてスライドステー22
は横方向の往復運動を強制され、スライドステー
22の前記開口部23に挿通した突起21を介し
各ルーバー18は突出軸部18a,18aを中心
とする周期的な揺動運動を行なう。
ルーバー18と反対側には上下反端部にブライ
ンドリベツト25等で固定された弾性杆26を有
する取付けベース27が配設され、上記弾性杆2
6先端に設けられた突出部28が機枠1内上下平
面に多列形成された所定長の平行な溝29と係合
することにより取付けベース27は機枠1と連結
される。取付けベース27の両側対称位置には円
弧状の案内溝30が形成され、該案内溝30,3
0内にはクリツプ等の挟着具31が移動かつ自転
可能に固定されている。32はフレキシブルカバ
ーであり機枠1外周面の突設縁33から反ルーバ
ー18側端部および取付けベース27の全体に覆
つている。
機枠1は上下何れにも傾けることができる。例
えば、機枠1を下向きとするには第6図のように
片手で機枠1を持つて、機枠1の上側を引き出し
つつ、下側を押し込むことによつてその向きをか
えることができる。すなわち、カーエアコン吹出
口34のよろい板35に挟着具31によつて取付
けベース27が保持された状態で、機枠1を所望
の角度傾けることにより、弾性杆26の突出部2
8と溝29との係合位置を変化させることによつ
て機枠1の向きを傾けるのである。
本考案の装置はカーエアコンの吹出口34の縦
型のよろい板36にも装着することもでき、第7
図のように取付けベース27の案内溝30の挟着
具31,31を移動し、向きを変えることによつ
て取り付けられる。
上記実施例においては弾性杆26は取付けベー
ス27に設けたが、別の実施例として弾性杆26
を機枠1側に固定して、取付けベース27の方に
前記係合用の平行な溝29を適数配設するように
してもよい。
(考案の効果) 本考案は前記した構成からなり、前記した作用
を奏するので、既存のカーエアコンの吹出口に容
易に装着でき、車内の空気を、自動的に角度を変
えながら吹き出させることができる。
すなわち、機枠と取付ベースを、保持手段で保
持させて一体にしており、取付ベースにカーエア
コン吹出口への取付具を備えたので、機枠と取付
ベースとを一体として扱うことができ、既存の自
動車のカーエアコン吹出口に、容易に首振吹出装
置を取付けることができる。
しかも、機枠内に受風羽根車、減速歯車列、及
びルーバー等を内蔵しているので、首振と吹出し
とを行うユニツト化できる。
そして、機枠は取付ベースに対して上下に傾斜
させることができるので、左右に交互に風向きを
かえるだけでなく、上下に調整することもでき
る。
さらに、受風羽根車が、可動杆を操作すること
によつて減速歯車列との噛合を断接することがで
き、これによつて、ルーバーを動かしたり止めた
りするのでクラツチ等が不要でありコンパクト化
を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の内部機構を示し、
第2図の−線に沿う横断面図、第2図は縦断
面図、第3図は平面図、第4図は内部機構を省略
した正面図、第5図および第7図はカーエアコン
吹出口への装着方法を示す斜視図、第6図はカー
エアコン吹出口に対してルーバーが下向きに保持
されている状態を示す一部断面とした側面図であ
る。 1……機枠、8……受風羽根車、16……操作
レバー、18……ルーバー、26……弾性杆、2
7……取付けベース、30……案内溝、31……
挟着具、34……カーエアコン吹出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前後方向に通風可能な機枠と、 機枠の後部に、機枠と接離可能に設けられ、 かつ、カーエアコン吹出口への取付具を備えた
    取付ベースと、 取付ベースに対し、機枠を上下傾斜可能に保持
    する保持手段と、 機枠と取付ベースとの間の周囲を覆うカバー
    と、 機枠内に設けられた減速歯車列と、 機枠内に可動に設けられ、機枠外に操作レバー
    部を突出させた可動杆と、 可動杆に回転自在に設けられた受風羽根車と、 受風羽根車と一体に回転し、可動杆の動きによ
    り、減速歯車列の高速回転側の歯車に噛合離脱可
    能なピニオンギアと、 機枠内に可動に設けられ、減速歯車列の低速回
    転側歯車の軸方向に突設したピンに係合され水平
    往復運動するスライドステーと、 機枠内前部に設けられ、スライドステーの運動
    方向と直交する軸中心にて軸支されて揺動自在と
    され、かつ、軸中心と偏心した位置で、スライド
    ステーと突起係合されたルーバーとからなる カーエアコン用自動首振吹出装置。
JP1985047395U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH0311656Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985047395U JPH0311656Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JP1985047395U JPH0311656Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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Publication Number Publication Date
JPS61162741U JPS61162741U (ja) 1986-10-08
JPH0311656Y2 true JPH0311656Y2 (ja) 1991-03-20

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ID=30562683

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JP1985047395U Expired JPH0311656Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640520Y2 (ja) * 1989-12-15 1994-10-26 星光産業株式会社 自動車用ドリンクホルダ
JPH0635786Y2 (ja) * 1990-05-18 1994-09-21 星光産業株式会社 自動車用の飲料水容器ホルダ
JPH08244516A (ja) * 1995-03-08 1996-09-24 Kaameito:Kk エアコン吹き出し口のルーバーに対する被冷却物ホルダー取付具

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135648U (ja) * 1974-09-09 1976-03-17

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JPS5135648U (ja) * 1974-09-09 1976-03-17

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JPS61162741U (ja) 1986-10-08

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