JPH03114718A - 樹脂成形品の製造方法 - Google Patents
樹脂成形品の製造方法Info
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- JPH03114718A JPH03114718A JP24487290A JP24487290A JPH03114718A JP H03114718 A JPH03114718 A JP H03114718A JP 24487290 A JP24487290 A JP 24487290A JP 24487290 A JP24487290 A JP 24487290A JP H03114718 A JPH03114718 A JP H03114718A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14467—Joining articles or parts of a single article
-
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- B29C2045/14532—Joining articles or parts of a single article injecting between two sheets
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は表面に硬化皮膜層を有する合成樹脂成形品の
製造方法、特に車両用の樹脂ウィンドウに適した合成樹
脂成形品の製造方法に関するものである。
製造方法、特に車両用の樹脂ウィンドウに適した合成樹
脂成形品の製造方法に関するものである。
車両用の樹脂ウィンドウ等に使用される合成樹脂成形品
として、両面を硬化処理し、耐スクラッチ性、耐摩耗性
を向上させた合成樹脂成形品が使用されている。第5図
はこのような合成樹脂成形品の従来の製造方法を示す系
統図であり、ポリメチルメタクリル樹脂やポリカーボネ
イト樹脂のような透明合成樹脂により所定形状に成形さ
れた成形品素材1は、脱脂槽2に浸漬されてノルマルヘ
キサン等の洗浄溶剤により脱脂洗浄され、乾燥後。
として、両面を硬化処理し、耐スクラッチ性、耐摩耗性
を向上させた合成樹脂成形品が使用されている。第5図
はこのような合成樹脂成形品の従来の製造方法を示す系
統図であり、ポリメチルメタクリル樹脂やポリカーボネ
イト樹脂のような透明合成樹脂により所定形状に成形さ
れた成形品素材1は、脱脂槽2に浸漬されてノルマルヘ
キサン等の洗浄溶剤により脱脂洗浄され、乾燥後。
硬化処理槽3に浸漬、すなわちデツピングやフローコー
ティングやスプレーなどにより、5un2溶液等の処理
液を均一に付着させた後に、乾燥(ベーキング)して表
面硬化処理され、完成品4となる。
ティングやスプレーなどにより、5un2溶液等の処理
液を均一に付着させた後に、乾燥(ベーキング)して表
面硬化処理され、完成品4となる。
このような方法としては、例えば特開昭48−8192
8号、同52−138565号、同53−138476
号などが知られている。
8号、同52−138565号、同53−138476
号などが知られている。
しかしながらこれらの方法は、いずれも硬化皮膜を形成
する組成物が溶液で、この溶液を成形品に付着させて皮
膜を形成するものであるから、次のような問題点があっ
た。
する組成物が溶液で、この溶液を成形品に付着させて皮
膜を形成するものであるから、次のような問題点があっ
た。
■ 樹脂の成形と表面処理という異質の加工方法を行う
必要があり、生産効率が悪く、生産ラインも長い。
必要があり、生産効率が悪く、生産ラインも長い。
■ 成形品素材表面に付着したゴミ、油分等を除去する
ため、溶剤洗浄工程が必要である。
ため、溶剤洗浄工程が必要である。
■ 成形品がウィンドウであるときには、光を透過させ
るために透明な合成樹脂を使用する必要があり、素材の
外表面にフローマークやウェルドラインが発生したとき
には、完成品となっても覆い隠すことができないので、
完全に目視され、実用に供し得ない。
るために透明な合成樹脂を使用する必要があり、素材の
外表面にフローマークやウェルドラインが発生したとき
には、完成品となっても覆い隠すことができないので、
完全に目視され、実用に供し得ない。
■ 処理液を付着させるのにディッピングやフローコー
ティングによる時、気泡が残らないようにスムーズに入
槽、出槽する必要があるため時間がかかる。
ティングによる時、気泡が残らないようにスムーズに入
槽、出槽する必要があるため時間がかかる。
■ 液状処理液のタレ、タマリ等が生じないようにする
ため、成形品の形状制約がある。
ため、成形品の形状制約がある。
■ 量産性に乏しい。
この発明は以上のような問題点を改善し、簡単かつ能率
的に、両面に硬化皮膜層を有する合成樹脂成形品を製造
することのできる方法を提案することを目的としている
。
的に、両面に硬化皮膜層を有する合成樹脂成形品を製造
することのできる方法を提案することを目的としている
。
この発明は、表面に硬化皮膜層(5b) 、 (5b)
を形成した透明な2枚の熱可塑性合成樹脂製フィルム(
5) 、 (5)を、それぞれ射出成形型のキャビティ
(11)の両側に配置し、 それぞれの硬化皮膜層(5b)、 (5b)が別の型面
を向く方向にセラ1−シ、フィルム(5)、 (5)の
ベース(5a)、 (5a)面の間にキャビティ(11
)が形成されるようにして型締めした後に、 キャビティ(11)内に加熱して溶融した液状の合成樹
脂を射出してキャビティ(11)内に充てんし、成形品
本体(4a)を成形するとともに、3− 硬化皮膜層(5b) 、 (5b)を有するフィルム(
5) 、 (5)を成形品本体(4a)の両面に積層一
体化することを特徴とする樹脂成形品の製造方法である
。
を形成した透明な2枚の熱可塑性合成樹脂製フィルム(
5) 、 (5)を、それぞれ射出成形型のキャビティ
(11)の両側に配置し、 それぞれの硬化皮膜層(5b)、 (5b)が別の型面
を向く方向にセラ1−シ、フィルム(5)、 (5)の
ベース(5a)、 (5a)面の間にキャビティ(11
)が形成されるようにして型締めした後に、 キャビティ(11)内に加熱して溶融した液状の合成樹
脂を射出してキャビティ(11)内に充てんし、成形品
本体(4a)を成形するとともに、3− 硬化皮膜層(5b) 、 (5b)を有するフィルム(
5) 、 (5)を成形品本体(4a)の両面に積層一
体化することを特徴とする樹脂成形品の製造方法である
。
本発明において、「フィルム」はシートその他の類似の
形状のものを含む。
形状のものを含む。
本発明の樹脂成形品の製造方法においては、まず表面に
硬化皮膜層(5b)、 (5b)を形成した透明な2枚
の熱可塑性合成樹脂製フィルム(5)、 (5)を。
硬化皮膜層(5b)、 (5b)を形成した透明な2枚
の熱可塑性合成樹脂製フィルム(5)、 (5)を。
それぞれ射出成形型のキャビティ(11)の両側に配置
し、それぞわの硬化皮膜層(5b)、 (5b)が別の
型面を向く方向にセットし、フィルム(5)、 (5)
のベース(5a)、 (5a)面の間にキャビティ(1
1)が形成されるようにして型締めする。そしてキャビ
ティ(11)内に加熱して溶融した液状の合成樹脂を射
出してキャビティ(11)内に充てんし、成形品本体(
4a)を成形するとともに、硬化皮膜層(5b)、 (
5b)を有するフィルム(5)、 (5)を成形品本体
(4a)の両面に積層一体化し、樹脂成形品を製造する
。
し、それぞわの硬化皮膜層(5b)、 (5b)が別の
型面を向く方向にセットし、フィルム(5)、 (5)
のベース(5a)、 (5a)面の間にキャビティ(1
1)が形成されるようにして型締めする。そしてキャビ
ティ(11)内に加熱して溶融した液状の合成樹脂を射
出してキャビティ(11)内に充てんし、成形品本体(
4a)を成形するとともに、硬化皮膜層(5b)、 (
5b)を有するフィルム(5)、 (5)を成形品本体
(4a)の両面に積層一体化し、樹脂成形品を製造する
。
この場合、硬化皮膜層(5b)、 (5b)を有するフ
イ4 ルム(5)、 (5)をキャビティ(11)の両側に配
置して射出成形を行うため、フィルム(5)、 (5)
が同時に積層一体化され、これにより両面に硬化皮膜層
(5a)、 (5b)を有する樹脂成形品が効率よく製
造され、フローマークやシルバー等も発生しにくい。
イ4 ルム(5)、 (5)をキャビティ(11)の両側に配
置して射出成形を行うため、フィルム(5)、 (5)
が同時に積層一体化され、これにより両面に硬化皮膜層
(5a)、 (5b)を有する樹脂成形品が効率よく製
造され、フローマークやシルバー等も発生しにくい。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面により説明する。第1
図は表面に硬化皮膜層を形成した合成樹脂フィルムを真
空成形する状態を示す正面図、第2図は前記合成樹脂フ
ィルムの拡大した部分断面図、第3図は射出成形状態を
示す断面図、第4図は完成品の断面図である。この実施
例は第4図に示す車両用ウィンドウの完成品4を製造す
るものとし、まず第2図に示す合成樹脂フィルム5を第
1図の方法により完成品4の表面形状に近似した形状に
成形する。合成樹脂フィルム5は、ポリメチルメタクリ
レート樹脂やポリカーボネイト樹脂のように透明な熱可
塑性合成樹脂からなるベース5aの好ましくは片側の表
面に、シリコン系ハードコート等による硬化皮膜層5b
が形成されている。フィルム5に硬化皮膜層5bを形成
する方法としては、0.05〜l 、 Omm程度の厚
さに形成したポリメチルメタクリル樹脂やポリカーボネ
イト樹脂製の透明なフィルムの広幅のフラットな原反上
に直接あるいはプライマー層を形成した後に、公知の方
法で硬化皮膜層を形成する。成形品の外形状が複雑なも
のは薄いもの、平坦なものは厚いものでもよく、実際に
は0.125〜0 、5mm程度の厚さである。この場
合、広幅のフィルム原反の全面に硬化皮膜層を形成でき
、かつフィルムが平板状に保てるので、たとえ液状の溶
液を使用して硬化皮膜層を形成する場合でも、局部的に
タレなどがなく、全面に均一な厚さにかつ平滑に形成で
きる。
図は表面に硬化皮膜層を形成した合成樹脂フィルムを真
空成形する状態を示す正面図、第2図は前記合成樹脂フ
ィルムの拡大した部分断面図、第3図は射出成形状態を
示す断面図、第4図は完成品の断面図である。この実施
例は第4図に示す車両用ウィンドウの完成品4を製造す
るものとし、まず第2図に示す合成樹脂フィルム5を第
1図の方法により完成品4の表面形状に近似した形状に
成形する。合成樹脂フィルム5は、ポリメチルメタクリ
レート樹脂やポリカーボネイト樹脂のように透明な熱可
塑性合成樹脂からなるベース5aの好ましくは片側の表
面に、シリコン系ハードコート等による硬化皮膜層5b
が形成されている。フィルム5に硬化皮膜層5bを形成
する方法としては、0.05〜l 、 Omm程度の厚
さに形成したポリメチルメタクリル樹脂やポリカーボネ
イト樹脂製の透明なフィルムの広幅のフラットな原反上
に直接あるいはプライマー層を形成した後に、公知の方
法で硬化皮膜層を形成する。成形品の外形状が複雑なも
のは薄いもの、平坦なものは厚いものでもよく、実際に
は0.125〜0 、5mm程度の厚さである。この場
合、広幅のフィルム原反の全面に硬化皮膜層を形成でき
、かつフィルムが平板状に保てるので、たとえ液状の溶
液を使用して硬化皮膜層を形成する場合でも、局部的に
タレなどがなく、全面に均一な厚さにかつ平滑に形成で
きる。
こうして硬化皮膜層5bを形成したフィルム5を、第1
図に示すように真空成形用型6の上方に配置し、さらに
上方に設けられたヒーター7により加熱して軟化させ、
この状態で型6の下側から吸引して型6」二に密着させ
真空成形を行う。
図に示すように真空成形用型6の上方に配置し、さらに
上方に設けられたヒーター7により加熱して軟化させ、
この状態で型6の下側から吸引して型6」二に密着させ
真空成形を行う。
この場合、硬化皮膜層5bをヒーター7側に対向させて
真空成形したものと、硬化皮膜層5bを型6側に対向さ
せて真空成形したものの2種類の成形フィルム5を形成
する。
真空成形したものと、硬化皮膜層5bを型6側に対向さ
せて真空成形したものの2種類の成形フィルム5を形成
する。
このようにして完成品4の表面形状に近似した形状に成
形されたフィルム5を適当な大きさに切取り、続いて射
出成形を行う。すなわち第3図において、射出成形用金
型のキャビティ型8、コア型9間に形成されるキャビテ
ィ (空隙)11の両側にフィルム5.5を配置し、フ
ィルム5.5の硬化皮膜層5b、5bがそれぞれキャビ
ティ型8、コア型9面を向くようにセットして、ベース
5a、5aとの間にはキャビティ11が形成されるよう
に、キャビティ型8、コア型9とスライドコア型9aと
の間にフィルム5.5をはさみ、ゲート10からキャビ
ティ11に、加熱して溶融した液状の透明樹脂を射出し
てインサートインジェクションモールディングを行う。
形されたフィルム5を適当な大きさに切取り、続いて射
出成形を行う。すなわち第3図において、射出成形用金
型のキャビティ型8、コア型9間に形成されるキャビテ
ィ (空隙)11の両側にフィルム5.5を配置し、フ
ィルム5.5の硬化皮膜層5b、5bがそれぞれキャビ
ティ型8、コア型9面を向くようにセットして、ベース
5a、5aとの間にはキャビティ11が形成されるよう
に、キャビティ型8、コア型9とスライドコア型9aと
の間にフィルム5.5をはさみ、ゲート10からキャビ
ティ11に、加熱して溶融した液状の透明樹脂を射出し
てインサートインジェクションモールディングを行う。
このとき射出する樹脂としては、フィルム5のベース5
aと相溶性を有する樹脂が好ましく、特に同一の材質の
樹脂であれば、射出された樹脂の熱と圧力によりベース
5aのキャビテイ11側表面が溶けて、互いにしっかり
と溶着す7 るので好ましい。両者が相溶性を有しないときには、ベ
ース5aの硬化皮膜層5bを施した面とは反対側の面に
接着剤層を予め形成しておくとよい。
aと相溶性を有する樹脂が好ましく、特に同一の材質の
樹脂であれば、射出された樹脂の熱と圧力によりベース
5aのキャビテイ11側表面が溶けて、互いにしっかり
と溶着す7 るので好ましい。両者が相溶性を有しないときには、ベ
ース5aの硬化皮膜層5bを施した面とは反対側の面に
接着剤層を予め形成しておくとよい。
射出された樹脂はキャビティ11内に充てんされ、成形
品本体4aを形成するとともに、これにより硬化皮膜層
5b、5bを有するフィルム5.5は成形品本体4aの
両面に積層一体化され、成形品が得られる。
品本体4aを形成するとともに、これにより硬化皮膜層
5b、5bを有するフィルム5.5は成形品本体4aの
両面に積層一体化され、成形品が得られる。
この実施例においては、射出された高温の溶融樹脂はキ
ャビティ型&またはコア型9の面には直接接触しないの
で、すなわちフィルム5が断熱材の役目を果すので、キ
ャビティ型8またはコア型9面側で急速に冷却固化する
ことがなく、従ってフローマークやシルバーが発生しに
くくなる。またキャビティ11内での樹脂の流動抵抗が
小さくなるので、キャビティ11の隅々にまで容易に樹
脂を行きわたらせることができ、このため低い射出圧力
で済み、比較的薄い肉厚で、面積の大きいウィンドウの
製造などに特に適す。さらにウェルドラインも発生しに
くい。
ャビティ型&またはコア型9の面には直接接触しないの
で、すなわちフィルム5が断熱材の役目を果すので、キ
ャビティ型8またはコア型9面側で急速に冷却固化する
ことがなく、従ってフローマークやシルバーが発生しに
くくなる。またキャビティ11内での樹脂の流動抵抗が
小さくなるので、キャビティ11の隅々にまで容易に樹
脂を行きわたらせることができ、このため低い射出圧力
で済み、比較的薄い肉厚で、面積の大きいウィンドウの
製造などに特に適す。さらにウェルドラインも発生しに
くい。
6
またウィンドウのように成形品の表面に鏡面に近い平滑
さを要求されるものであっても、平滑な表面のフィルム
5を使用すれば、キャビティ型8またはコア型9面を鏡
面仕上げしなくても、鏡面に近い平滑な外表面を有する
成形品が得られる。
さを要求されるものであっても、平滑な表面のフィルム
5を使用すれば、キャビティ型8またはコア型9面を鏡
面仕上げしなくても、鏡面に近い平滑な外表面を有する
成形品が得られる。
すなわち、キャビティ11内に加熱溶融した液状の樹脂
を射出して充填すると、樹脂の熱によりフィルム5は軟
化するが、フィルム5の型面を向く側に配置された硬化
皮膜層5bが剛性を維持するため、型面にミクロな凹凸
がある場合でも、その凹凸は硬化皮膜層5bに転写され
ず、硬化皮膜層5bは鏡面を維持する。従って金型面を
鏡面仕上げする必要はなく、製作コストは低くなる。
を射出して充填すると、樹脂の熱によりフィルム5は軟
化するが、フィルム5の型面を向く側に配置された硬化
皮膜層5bが剛性を維持するため、型面にミクロな凹凸
がある場合でも、その凹凸は硬化皮膜層5bに転写され
ず、硬化皮膜層5bは鏡面を維持する。従って金型面を
鏡面仕上げする必要はなく、製作コストは低くなる。
こうして成形された成形品は金型のキャビティ型8、コ
ア型9を開いて取り出し、必要部分をトリミングして完
成品4を得る。完成品4は第4図に示すように、透明樹
脂からなる成形品本体4aと、フィルム5.5が密着接
合して一体化され、両面に硬化皮膜層5b、5bを有し
、耐スクラッチ性、耐摩耗性の向上した成形品として完
成する。
ア型9を開いて取り出し、必要部分をトリミングして完
成品4を得る。完成品4は第4図に示すように、透明樹
脂からなる成形品本体4aと、フィルム5.5が密着接
合して一体化され、両面に硬化皮膜層5b、5bを有し
、耐スクラッチ性、耐摩耗性の向上した成形品として完
成する。
なお、フィルム5の成形は射出成形に際して。
直接キャビティ型8およびコア型9により、すなわち射
出される樹脂の熱によりフィルムを多少軟化させて型面
になじむように塑性変形させて行ってもよく、特に成形
品の表面に段面あるいは凹凸形状の少ない場合には、真
空成形を省略して金型にフィルムを直接セットし、所定
の成形品を製造することが可能である。またフィルム5
の成形も真空成形のほかに、ホットプレスその他の方法
によることも可能である。
出される樹脂の熱によりフィルムを多少軟化させて型面
になじむように塑性変形させて行ってもよく、特に成形
品の表面に段面あるいは凹凸形状の少ない場合には、真
空成形を省略して金型にフィルムを直接セットし、所定
の成形品を製造することが可能である。またフィルム5
の成形も真空成形のほかに、ホットプレスその他の方法
によることも可能である。
この発明は車両用ウィンドウに限らず、建造物用ウィン
ドウやレンズ、さらにOA機器の透明カバーなど他の用
途の合成樹脂成形品にも同様に適用可能である。
ドウやレンズ、さらにOA機器の透明カバーなど他の用
途の合成樹脂成形品にも同様に適用可能である。
以上のとおり、この発明によれば1次のような効果を奏
する。
する。
■ 表面に硬化皮膜を形成したフィルムを接合するので
、従来の成形品の直接処理に比べて工程が短縮される。
、従来の成形品の直接処理に比べて工程が短縮される。
■ 成形品素材の前処理が不要である。
■ 量産性が大きい。
■ 品質が向上する。
■ デザインの自由性が向上する。
■ 部分的に処理することが可能である。
第1図はフィルムを真空成形する状態を示す正面図、第
2図はフィルムの断面図、第3図は射出成形状態を示す
断面図、第4図は完成品の断面図、第5図は従来の製造
方法を示す系統図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1は成
形品素材、4は完成品、4aは成形品本体、5はフィル
ム、5aはベース、5bは硬化皮膜層、6は真空成形用
型、7はヒーター、8はキャビティ型、9はコア型、1
0はゲート、11はキャビティである。
2図はフィルムの断面図、第3図は射出成形状態を示す
断面図、第4図は完成品の断面図、第5図は従来の製造
方法を示す系統図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1は成
形品素材、4は完成品、4aは成形品本体、5はフィル
ム、5aはベース、5bは硬化皮膜層、6は真空成形用
型、7はヒーター、8はキャビティ型、9はコア型、1
0はゲート、11はキャビティである。
Claims (1)
- (1)表面に硬化皮膜層(5b)、(5b)を形成した
透明な2枚の熱可塑性合成樹脂製フィルム(5)、(5
)を、それぞれ射出成形型のキャビティ(11)の両側
に配置し、それぞれの硬化皮膜層(5b)、(5b)が
別の型面を向く方向にセットし、フィルム(5)、(5
)のベース(5a)、(5a)面の間にキャビティ(1
1)が形成されるようにして型締めした後に、 キャビティ(11)内に加熱して溶融した液状の合成樹
脂を射出してキャビティ(11)内に充てんし、成形品
本体(4a)を成形するとともに、 硬化皮膜層(5b)、(5b)を有するフィルム(5)
、(5)を成形品本体(4a)の両面に積層一体化する
ことを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24487290A JPH03114718A (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 樹脂成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24487290A JPH03114718A (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 樹脂成形品の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16323580A Division JPS5787320A (en) | 1980-11-21 | 1980-11-21 | Manufacture of resin molded article |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03114718A true JPH03114718A (ja) | 1991-05-15 |
JPH049648B2 JPH049648B2 (ja) | 1992-02-20 |
Family
ID=17125256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24487290A Granted JPH03114718A (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 樹脂成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03114718A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10260266A1 (de) * | 2002-12-20 | 2004-07-15 | Siemens Ag | Verfahren zur Herstellung von Kunststoffteilen |
DE102005061451A1 (de) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Volkswagen Ag | Thermoplastisches Bauteil mit einer farbigen Dekorschicht und Verfahren zur Herstellung |
DE102007051132A1 (de) * | 2007-10-24 | 2009-04-30 | Polymerpark Technologies Gmbh + Co.Kg | Sandwichstruktur sowie Verfahren zur Herstellung hierfür |
JP2014065284A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Nippon Plast Co Ltd | 樹脂成形品 |
WO2017073262A1 (ja) | 2015-10-27 | 2017-05-04 | デクセリアルズ株式会社 | 防曇積層体、物品、及びその製造方法、並びに防曇方法 |
WO2019163638A1 (ja) | 2018-02-21 | 2019-08-29 | デクセリアルズ株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、防曇防汚積層体、及びその製造方法、物品、並びに防曇方法 |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP24487290A patent/JPH03114718A/ja active Granted
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10260266A1 (de) * | 2002-12-20 | 2004-07-15 | Siemens Ag | Verfahren zur Herstellung von Kunststoffteilen |
DE102005061451A1 (de) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Volkswagen Ag | Thermoplastisches Bauteil mit einer farbigen Dekorschicht und Verfahren zur Herstellung |
DE102005061451B4 (de) * | 2005-12-22 | 2015-11-12 | Volkswagen Ag | Thermoplastisches Bauteil mit einer farbigen Dekorschicht und Verfahren zur Herstellung |
DE102007051132A1 (de) * | 2007-10-24 | 2009-04-30 | Polymerpark Technologies Gmbh + Co.Kg | Sandwichstruktur sowie Verfahren zur Herstellung hierfür |
JP2014065284A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Nippon Plast Co Ltd | 樹脂成形品 |
DE102013219590A1 (de) | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Nihon Plast Co., Ltd. | Harzformteil |
DE102013219590B4 (de) | 2012-09-27 | 2022-03-03 | Nihon Plast Co., Ltd. | Gekrümmtes Harzformteil |
WO2017073262A1 (ja) | 2015-10-27 | 2017-05-04 | デクセリアルズ株式会社 | 防曇積層体、物品、及びその製造方法、並びに防曇方法 |
WO2019163638A1 (ja) | 2018-02-21 | 2019-08-29 | デクセリアルズ株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、防曇防汚積層体、及びその製造方法、物品、並びに防曇方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH049648B2 (ja) | 1992-02-20 |
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