JPH03114128A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JPH03114128A
JPH03114128A JP2107092A JP10709290A JPH03114128A JP H03114128 A JPH03114128 A JP H03114128A JP 2107092 A JP2107092 A JP 2107092A JP 10709290 A JP10709290 A JP 10709290A JP H03114128 A JPH03114128 A JP H03114128A
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scanning
wafer
holder
ion beam
ion
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Tsukasa Nogami
野上 司
Nobuo Nagai
宣夫 長井
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3171Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation for ion implantation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、イオンビームを電気的に走査すると共に、
ターゲットをそれと実質的に直交する方向に機械的に走
査する、いわゆるハイブリッドスキャン方式のイオン注
入装置に関する。
〔従来の技術〕
この種のイオン注入装置の従来例を第6図に示す。
このイオン注入装置においては、イオン源から引き出さ
れ、かつ必要に応じて質量分析、加速等が行われたスポ
ット状のイオンビーム2を、走査手段によって、即ちこ
の例では走査室#206から走査電圧(例えば1000
Hz程度の三角波電圧)が供給される一組の走査電極2
04によって、X方向(例えば水平方向。以下同じ)に
静電的に走査して、X方向に広がる面状のビームになる
ようにしている。
一方、ターゲット(例えばウェーハ)4をボルダ8によ
ってイオンビーム2の照射領域内に保持すると共に、そ
れらを駆動装置212によって前記X方向と実質的に直
交するY方向(例えば垂直方向。以下同じ)に機械的に
走査し、これとイオンビーム2の前記走査との協働によ
って、ターゲット4の全面に均一にイオン注入を行うよ
うにしている。
より具体的には、イオンビーム2のX方向の走査領域の
一端部に、イオンビーム2を受けてそのビーム電流を計
測するビーム電流計測器(例えばファラデーカップ)2
14を設けており、これによって計測したビーム電流I
をこの例では変換器216によってパルス信号に変換し
て制御装置218に与える。そして制御装置218は、
この計測データに基づいてターゲット4の機械的走査速
度を演算してそれになるように駆動装置212を制御す
る。具体的には、ビーム電流Iに比例した速度でターゲ
ット4のY方向の走査が行われるように制御する。
なお、駆動装置212には、例えば直線駆動モータや、
回転モータとボールねじを組み合わせた機構等を用いる
ことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記装置において、ビーム電流計測器214で計測され
るビーム電流Iは第7図に示すようなものになる。同図
中の点a、bは第6図中の点a1bとそれぞれ対応して
いる。
従って、制御装置218は、現在どれだけのビーム電流
Iが来ているのかを検知し、それから次の一往復走査時
にどれだけの速度でターゲット4を駆動すれば良いかを
演算し、かつ駆動装置212に対して駆動信号DSを出
力するという処理を、直前のビーム電流■を計測した直
後から次の一往復走査が始めるまでの時間T1内で行わ
なければならない。
ところが、現在−船釣に存在するイオン注入装置におい
ては、−往復走査に要する時間は1m5ec程度であり
、前記時間T1は数百μsec程度となり、制御装置2
18はこれ位の時間内で上記のような演算処理を行う能
力が要求される。しかも通常は、ビーム電流Iの大小等
によって演算処理に要する時間が変化する(例えばビー
ム電流Iが大きくなるほど、制御装置218における処
理ステップが増大する)。
仮に制御装置218における演算処理時間が前記時間T
、を越えてしまうと、それ以降のターゲット4の走査速
度の制御が狂ってしまい、ひいてはそれ以降の全てのイ
オン注入が正しくなくなってしまう。
従って、制御装置218としては、最も長くかかる処理
に要する時間が前記時間T、以下になるようなものを用
いなければならないが、そのように処理速度の高い制御
装置218は非常に高価なものになる。あるいは製作す
るのが困難な場合もある。
そこでこの発明は、前記のような制御装置として処理速
度の遅いものでも使用することができるようなイオン注
入装置を提供することを主たる目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明のイオン注入装置は
、前記制御装置を、ターゲットの走査速度の演算処理が
終了するたびにトリガ信号を−っずつ出力するものとし
、かつ前記走査電源を、制御装置からトリガ信号が一つ
与えられるごとにイオンビームの一往復走査分の走査出
力を出力するものとしたことを特徴とする。
〔作用] 上記構成によれば、制御装置における演算処理が必ず終
わってから、イオンビームの次の一往復走査が行われる
ことになる。従って、当該制御装置として処理速度の遅
いものでも使用することができるようになる。
〔実施例〕
第1図は、この発明の一実施例に係るイオン注入装置を
部分的に示す図である。第6図の例と同等部分には同一
符号を付し、以下においては従来例との相違点を主に説
明する。
この実施例においては、前述した制御装置218に対応
する制御装置228が、ターゲット4の機械的走査速度
の演算処理が終了するたびにトリガ信号TS(第4図参
照)を一つずつ出力する。
より具体例を示すと、制御装置228は、例えば第2図
に示すように、ビーム電流計測器214で計測したビー
ム電流■(具体的には変換器216によって変換された
パルス信号)を取り込み(ステップ231)、それに基
づいて次の一往1↓走査時にどれだけの速度でターゲッ
ト4を駆動(走査)すれば良いかを演算しくステップ2
32)、かつ駆動装置212に対して駆動信号DSを出
力しくステップ233)、その後トリガ信呪TSを一つ
出力する(ステップ234)。そしマ以上のような処理
を、所定の注入が完了するまマ順次続ける。
更にこの実施例においては、前述した走査電源206に
対応する走査電源226を、前記制御装置228からト
リガ信号TSが一つ与えられることにイオンビーム2の
一往復走査分の走査電圧苓走査電極204に対して出力
するものとしていイより具体例を示すと、走査型[22
6は、例λば第3図に示すように、三角波の走査信号■
SS全発生せる信号発生器226a、それからの走査信
号■Sを昇圧して互いに逆極性の走査電圧vXおよび一
■Xをそれぞれ出力する高圧増幅器226bおよび22
6cを備えている。しかもこの信号発生器226aは、
第4図に示すように、制御装置228からトリガ信号T
Sが一つ与えられるごとに、三角波を一つ出力するもの
であり、これには例えば公知の任意波形発生器を使用す
ることができる。なお、第4図中の点a、bは、第1図
および第5図中の点a、bにそれぞれ対応している。
上記構成によれば、制御装置228における上記のよう
な演算処理が必ず終わってからトリガ信号TSが出力さ
れ、それに応答してイオンビーム2の次の一往復走査が
行われることになる。従って、制御装置228として処
理速度の遅いものでも使用することができるようになる
より具体的には、第5図に示すように、制御装置228
における演算処理時間をT2とすると、直前のビーム電
流■を計測した直後から時間T2後に、イオンビーム2
の次の走査が開始されることになる。従って、この時間
T2が第7図で説明した時間T1を越えたとしても、従
来のように注入制御が狂うというような致命的なエラー
は何ら発生しない。単に無駄時間Tff (=Tz  
T+ )が発生するだけである。
ちなみに、この無駄時間T、の間は、ターゲット4に対
する注入動作が行われないことになるがこの時間T3は
通常μsecオーダーであり、従って無駄時間T、が発
生しても、所定のドーズ量を注入するのに要する時間が
従来よりごく僅かに長くなるだけであり何ら支障はない
なお、上記各側では、イオンビーム2の走査手段として
走査電極204を用いているが、それの代わりに偏向マ
グネットを用いてイオンビーム2を磁界によって前記の
ように走査するようにしても良い。その場合は、走査電
源から走査出力として、前記のような三角波の走査電流
を供給するものとする。
また、ターゲット4をイオンビーム2の走査方向である
X方向と実質的に直交するX方向に機械的に走査する手
段としては、前述したような直線的な運動に変えて、揺
動運動により実質的に直交するように駆動しても良い。
そのようにしたイオン注入装置の例をそのホルダ駆動装
置周りを主体にして以下に説明する。
第8図は、この発明の他の実施例に係るイオン注入装置
を部分的に示す水平断面図である。この例では、イオン
ビーム2のビームラインの左右に同じ機構がほぼ左右対
称に設けられているので、以下においては主に右側(図
の右側)を例に説明する。
この実施例においては、図示しない真空ポンプによって
真空排気される注入室6内に、X方向に電気的に走査さ
れ、更に平行ビーム化されたイオンビーム2が導入され
る。
イオンビーム2を平行ビーム化する走査手段の一例を第
9図に示す。即ち、イオン源110がら引き出され、か
つ必要に応じて質量分析、加速等が行われたイオンビー
ム2を、同一の走査電源116から互いに逆極性の走査
電圧(三角波電圧)が印加される二組の走査電極112
および114の協働によってX方向に走査して、走査電
極114から出射した時に平行ビームになるようにして
いる。もっとも、この例と違って、例えば下流側の走査
電極114の代わりに磁場を用いる等してイオンビーム
2を平行ビーム化するようにしても良い。
第8図に戻って、上記のような注入室6の左右に、この
実施例では二つの互いに同一構造のホルダ駆動装置12
0が設けられている。
各ホルダ駆動装置120においては、注入室6の側壁部
に真空シール機能を有する真空シール軸受122を設け
、それに主軸124を前述したX方向に貫通させて支持
している。
注入室6の外側に第1の可逆転式のダイレクトドライブ
モータ126を取り付けており、その出力軸127を、
歯車のようなものを介さずにカップリング板128で直
接、主軸124の注入室外側端部に結合している。
一方、主軸124の注入室内側端部には、カシプリング
130を介して、第2の可逆転式のダイレクトドライブ
モータ132をその出力軸133が当該主軸124とほ
ぼ直交するように取り付けている。
このダイレクトドライブモータ132は、真空中に持ち
込めるように、その内部と外部とがOリング(図示省略
)によって真空シールされており、かつその出力軸13
3とモータケース間も例えば磁性流体を含む真空シール
部134によって真空シールされている。
そしてこのダイレクトドライブモータ132の出力軸1
33に、アーム136を歯車のようなものを介さずに直
接取り付けている。
このアーム136の先端部に、第3の可逆転式のダイレ
クトドライブモータ138をその出力軸139が当該ア
ーム136とほぼ直交するように取り付けている。
このダイレクトドライブモータ138も、真空中に持ち
込めるように、その内部と外部とが0リング(図示省略
)によって真空シールされており、かつその出力軸13
9とモータケース間も例えば磁性流体を含む真空シール
部140によって真空シールされている。
そしてこのダイレクトドライブモータ13Bの出力軸1
39に、それとほぼ直交するように、ターゲットの一例
であるウェーハ4を保持するホルダ8を歯車のようなも
のを介さずに直接取り付けている。従って、このホルダ
8に保持されたウェーハ4の表面を、第8図に示すよう
に、イオンビーム2に向けることができる。尚、ホルダ
8は、この例ではベース8aと、それとの間にウェーハ
4を挟持するウェーハ押え8bと、ウェーハ4を昇降さ
せるウェーハ受け8Cとを備えている。
上記構造によれば、第1のダイレクトドライブモータ1
26によって、主軸124を矢印りのように回転させて
、その先にアーム136等を介して取り付けられたホル
ダ8を、所定の注入角位置(第8図中右側のホルダ8参
照)と、ウェーハ4のハンドリングのための水平位置(
第8図中左側のホルダ8参照)とに駆動することができ
る。
そして上記注入角位置で、第2のダイレクトドライブモ
ータ132を矢印Eのように正転および逆転させてアー
ム136を揺動回転させると、アーム136の先端部に
取り付けられたホルダ8は、そこに保持したウェーハ4
をイオンビーム2に向けた状態で、円弧を描くような形
で、X方向と実質的に直交するX方向に機械的に走査さ
れる(第1O図も参照)。
しかもその時、第3のダイレクトドライブモータ138
を第2のダイレクトドライブモータ132と同時に同一
方向(各モータの出力軸側より見て)かつ同一角度回転
させると、第10図に示すように、ホルダ8が円弧を描
くように走査されても、当該ホルダ8の絶対回転角はO
oであってその姿勢は不変である。従ってこのホルダ8
に装着されたウェーハ4の姿勢も不変である(例えば第
10図中のウェーハ4のオリエンテーションフラッ1−
4aは、ホルダ8の走査位置に拘わらず常に上側を向い
ている)。
その結果、このことと前述したようにイオンビーム2が
X方向に平行ビーム化されていることとが相俟って、例
えばホルダ8の垂直速度成分がイオンビーム2のビーム
電流に比例するようにアーム136の角速度を制御すれ
ば、ウェーハ4の面内においてドーズ量の均一なイオン
注入が可能になる。
尚、両ダイレクトドライブモータ132および138を
上記のように駆動するには、例えば両者に同一パルス信
号を供給すれば良い。
ホルダ8を第8図中左側に示すようにウェーハ4のハン
ドリング位置に移動させるには、ダイレクトドライブモ
ータ126によってホルダ8を水平状態にすると共に、
ダイレクトドライブモータ132によってホルダ8を壁
側に移動させれば良い。
尚、ホルダ8上のウェーハ4を冷却するためにホルダ8
に冷媒を流す場合は、次のようにすれば良い。
即ち、各ダイレクトドライブモータ126.132およ
び138の中心部には貫通穴がおいているので、ホルダ
8の中心部に冷媒通路を有するホルダ軸を取り付け、そ
のホルダ軸をダイレクトドライブモータ138の中心穴
を貫通させ、アーム136に設けた回転継手で回転する
ホルダ軸に冷媒の供給および回収を行うようにすれば良
い。
かつ、この回転継手に可撓性のあるチューブを接続して
それをダイレクトドライブモータ132の中心穴を通す
と共に、ダイレクトドライブモータ126の中心穴を貫
通する主軸124を中空にして同チューブをその中を通
して大気側に引出し、これによって大気側から冷媒の供
給および回収を行うようにすれば良い。
ところで、この実施例においては、注入室6の後方部左
右の底部に、ウェーハ4を注入室6内と大気側との間で
1枚ずつ出し入れ(アンロードおよびロード)するため
の真空予備室80がそれぞれ隣接されている。
この真空予備室80の部分の断面図を第11図および第
12図に示す。第11図は真空予備室80の真空側弁8
8が閉じかつ大気側弁90が開いた状態を、第12図は
真空側弁88が開きかつ大気側弁90が閉じた状態を示
す。但し、第12図には、後述するウェーハ搬送装置6
0の一部分をも便宜上示している。
詳述すると、注入室6の底部に、真空ポンプ92によっ
て真空排気される真空予備室80が設けられており、そ
の上部には注入室6との間を仕切る真空側弁88が、下
部には大気側との間を仕切る大気側弁90が、それぞれ
設けられている。
真空側弁88は注入室6上に設けたエアシリンダ86に
よって、大気側弁90は下側のエアシリンダ102によ
ってガイド軸98を介して、それぞれ昇降され開閉され
る。尚、エアシリンダ86の上部に設けたレバー88お
よびエアシリンダ82は、エアシリンダ86をロックす
るためのものである。
大気側弁90の上部には、ウェーハ4を載せる回転台9
4が設けられており、この回転台94は、モータ96に
よってウェーハ4のオリエンテーションフラット合わせ
等のために回転させられると共に、デュアルストローク
シリンダ100によってウェーハ4のハンドリング等の
ために2段階に昇降させられる。
再び第8図に戻って、上記のような各真空予備室80か
ら水平状態にある各ホルダ8にかけての部分に、次のよ
うな構造のウェーハ搬送装置60がそれぞれ設けられて
いる。
即ち、第13図も参照して、真空予備室80と水平状態
にあるホルダ8との間のウェーハ4の搬送経路に沿って
、二つの溝付きのプーリー70および72間にタイミン
グベルト68がループ状に懸は渡されている。一方のプ
ーリー70には、正転および逆転可能なモータ74が連
結されている。
そして、このタイミングベルト68の上側および下側の
部分には、それぞれ連結金具66を介して、それぞれウ
ェーハ4を載置可能なロード側の搬送アーム61aおよ
びアンロード側の搬送アーム装置61bがそれぞれ取り
付けられている。
また、各搬送アーム6La、61bが回転せずにタイミ
ングベルト68に沿って移動するのをガイドするガイド
手段として、この実施例ではボールスプラインを採用し
ている。即ち、各搬送アーム61a、61bの根元部に
スプライン軸受64aおよび64bを取り付けると共に
、それらをそれぞれ貫通する上下2本のスプライン軸6
2aおよび62bをタイミングベルト68に平行に配置
している。
このようなボールスプラインの代わりに、通常のガイド
軸を2本ずつ用いても良いが、ボールスプラインを用い
れば、1本のスプライン軸で、搬送アームが回転せずに
水平に安定して走行するのをガイドすることができる。
尚、各スプライン軸62a、62bは、簡略化のために
丸棒で図示しているが、実際は、複数のボールの転動溝
を有する丸棒状あるいは異形状のものである。
次に、上記のようなイオン注入装置の全体的な動作例を
第8図の右側の機構を中心に説明する。
ホルダ駆動装置120によってホルダ8を水平位置に移
動させ(この状態は、第8図中の左側のホルダ8参照)
、ウェーハ受け8cおよびウェーハ押え8bを図示しな
い駆動装置によって駆動して、先に装着していたウェー
ハ4を下段のアンロード用の搬送アーム61bに受は渡
しする位置まで上昇させる。
一方、真空予備室80側では、第12図を参照して、デ
ュアルストロークシリンダ100の上下両方のシリンダ
を動作させて回転台94を大きく上昇させて2点鎖線で
示すように上段のロード側の搬送アーム61aの位置ま
で未注入のウェーハ4を持ち上げ、その状態でウェーハ
搬送装置60のモータ74によってタイミングベルト6
8を駆動して、搬送アーム61aを真空予備室80上の
位置に、かつ搬送アーム61bをホルダ8上の位置に同
時に移動させ、そしてホルダ8のウェーハ受け8cを降
下させて先に注入法のウェーハ4を搬送アーム61bに
載せ、一方真空予備室80側でも回転台94を降下させ
て未注入のウェーハ4を搬送アーム61aに載せる。
次に、ウェーハ搬送装置60のモータ74を先とは逆転
させ、注入法のウェーハ4を載せた搬送アーム61bを
真空予備室80上へ、未注入のウェーハ4を載せた搬送
アーム61aをホルダ8上へ移動させ、そして真空予備
室80側ではデュアルストロークシリンダ100の上側
のシリンダのみを動作させて回転台64によって搬送ア
ーム61bよりウェーハ4を受は取り(第12図中の実
線の状態)、ホルダ8側ではウェーハ受け8cによって
搬送アーム61aよりウェーハ4を受は取る。
次いで、ウェーハ搬送装置60のモータ74を再び逆転
させて再搬送アーム61aおよび61bを中間の待機位
置まで移動させ(第8図の状態)、ホルダ8側ではウェ
ーハ受け8cおよびウェーハ押え8bを降下させてウェ
ーハ4を保持し、ホルダ駆動装置120によってホルダ
8を第8図中に示すような注入状態まで移動させて注入
準備は完了する。
一方、真空予備室80側では、回転台94を降下させ、
かつ真空側弁88を閉じた後、当該真空予備室80内を
大気圧状態に戻して大気側弁90を開き(第11図の状
態)、図示しない大気側の搬送アーム装置によって注入
法のウェーハ4の搬出および次の未注入のウェーハ4の
搬入を行う。
このとき並行して、注入室6内では、ホルダ駆動装置1
20によってホルダ8を前述したようにY方向に機械的
に走査しながら、当該ホルダ8上のウェーハ4にイオン
ビーム2を照射してイオン注入が行われる。
以降は、必要に応じて上記と同様の動作が繰り返される
また、右側の機構と左側との機構との関係を説明すると
、この実施例においては、一方の(例えば第8図中の右
側の)ホルダ8を上記のように走査しながらそこに装着
したウェーハ4にイオン注入を行うことと並行して、他
方のホルダ8を水平状態にしてウェーハ4のハンドリン
グ(即ち注入法のウェーハ4の取出しおよび未注入のウ
ェーハ4の装着)を行うことができる。即ち、二つのホ
ルダ8において交互にイオン注入およびウェーハ4のハ
ンドリングを行うことができ、イオン注入およびハンド
リングのロス時間が殆どなくなるのでスループットが向
上する。
しかも、各アーム136およびホルダ8が円弧状に動く
ため、それらが互いに機械的に干渉するのを避けながら
二つのホルダ駆動装置120を互いに近づけて配置する
ことができ、従って当該イオン注入装置の小型化を図る
ことができる。
また、両ホルダ8に対するウェーハ4のハンドリングが
互いに同一条件で、即ちこの例では互いに同一高さでし
かもどちらもウェーハ4の表面を上にして可能になるた
め、ウェーハ4のハンドリングが容易になる。
更にこの実施例のイオン注入装置では、各ホルダ駆動装
置120にダイレクトドライブモータ126.132.
138を採用していて、それらによって必要な個所を直
接駆動するようにしているので、タイミングベルト、そ
のためのプーリー歯車等を用いる場合に比べて、ホルダ
駆動装置120の構造が大幅に単純化されている。
尚、この明細書においてX方向およびX方向は、直交す
る2方向を現すだけであり、従って例えば、X方向を水
平方向と見ても、垂直方向と見ても、更にはそれらから
傾いた方向と見ても良い。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、制御装置における所定
の演算処理が必ず終わってから、イオンビームの次の一
往復走査が行われるようになるので、当該制御装置とし
て処理速度の遅いものでも使用することができるように
なる。
その結果例えば、当該制御装置のコストを下げることが
できると共に、それを製作するのが困難になることもな
(なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係るイオン注入装置を
部分的に示す図である。第2図は、第1図の制御装置に
おける制御の大まかな流れを示すフローチャートである
。第3図は、第2図の走査電源のより具体例を示すブロ
ック図である。第4図は、トリガ信号および走査信号の
例を示す図である。第5図は、第1図の装置においてビ
ーム走査時に計測されるビーム電流の例を示す図である
。 第6図は、従来のイオン注入装置の一例を部分的に示す
図である。第7図は、第6図の装置においてビーム走査
時に計測されるビーム電流の例を示す図である。第8図
は、この発明の他の実施例に係るイオン注入装置を部分
的に示す水平断面図である。第9図は、イオンビームの
電気的な走査手段の一例を示す概略平面図である。第1
0図は、第8図中のホルダ駆動装置による走査時のホル
ダの姿勢を説明するための図である。第11図および第
12図は、共に、第8図の線I−■に沿う断面図である
が、互いに動作状態を異にしている。 第13図は、第8図中のウェーハ搬送装置を示す斜視図
である。 2・・・イオンビーム、4・・・ターゲット、204、
・・走査電極(走査手段)、212・・・駆動装置、2
14・・・ビーム電流計測器、226・・・走査電源、
228・・・制御装置。 第 図 第 図 第 6 図 第 ア 図 第8図 136:アーム 第 9 図 第10図 第11 図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イオンビームをX方向に電気的に走査する走査手
    段およびそれに走査出力を供給する走査電源と、ターゲ
    ットをX方向と実質的に直交するY方向に機械的に走査
    する駆動装置と、イオンビームの走査領域の一端部に設
    けられていてイオンビームのビーム電流を計測するビー
    ム電流計測器と、このビーム電流計測器で計測したビー
    ム電流値に基づいてターゲットの走査速度を演算してそ
    れになるように前記駆動装置を制御する制御装置とを備
    えるイオン注入装置において、前記制御装置を、ターゲ
    ットの走査速度の演算処理が終了するたびにトリガ信号
    を一つずつ出力するものとし、かつ前記走査電源を、制
    御装置からトリガ信号が一つ与えられるごとにイオンビ
    ームの一往復走査分の走査出力を出力するものとしたこ
    とを特徴とするイオン注入装置。
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