JP4320471B2 - 注入角度を調整可能にするイオンビーム注入装置用の加工物支持構造体 - Google Patents

注入角度を調整可能にするイオンビーム注入装置用の加工物支持構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP4320471B2
JP4320471B2 JP2004520092A JP2004520092A JP4320471B2 JP 4320471 B2 JP4320471 B2 JP 4320471B2 JP 2004520092 A JP2004520092 A JP 2004520092A JP 2004520092 A JP2004520092 A JP 2004520092A JP 4320471 B2 JP4320471 B2 JP 4320471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
ion beam
implantation
chamber
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004520092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005533340A (ja
JP2005533340A5 (ja
Inventor
ジョセフ フェラーラ、
Original Assignee
アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド filed Critical アクセリス テクノロジーズ インコーポレーテッド
Publication of JP2005533340A publication Critical patent/JP2005533340A/ja
Publication of JP2005533340A5 publication Critical patent/JP2005533340A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4320471B2 publication Critical patent/JP4320471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/683Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L21/687Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches
    • H01L21/68714Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches the wafers being placed on a susceptor, stage or support
    • H01L21/68764Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches the wafers being placed on a susceptor, stage or support characterised by a movable susceptor, stage or support, others than those only rotating on their own vertical axis, e.g. susceptors on a rotating caroussel
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3171Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation for ion implantation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/20Positioning, supporting, modifying or maintaining the physical state of objects being observed or treated
    • H01J2237/202Movement
    • H01J2237/20207Tilt
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/20Positioning, supporting, modifying or maintaining the physical state of objects being observed or treated
    • H01J2237/202Movement
    • H01J2237/20221Translation
    • H01J2237/20235Z movement or adjustment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、イオンビーム注入装置の注入チャンバーに連結され、注入角度を調整可能にする加工物支持アセンブリまたは構造体に関し、特に、イオンビームに対して加工物の回転及び直線移動を与えるとともに、加工物の注入角度を選択でき、かつ加工物を選択された注入角度で直線経路に沿って加工物を移動させ、イオンビームが注入チャンバーに入る位置からイオンビームと加工物の注入表面の交点までの距離が、加工物の移動中一定に保たれるような加工物支持アセンブリまたは構造体に関する。
イオンビーム注入装置は、半導体ウエハ内に導電率を変える不純物を添加するのに広く用いられる。イオンビーム注入装置は、正に帯電したイオンの所望種からなるイオンビームを発生させる。このイオンビームは、半導体、基板、またはフラットパネル等の加工物の露出表面上に衝突し、これによって所望のイオンを加工物の表面にドーピング即ち注入を行う。
いくつかのイオン注入装置は、単一の、比較的大きなウエハ加工物を注入チャンバー内に支持するように配置して注入を行うシリアル型注入方式を用いる。この注入は、一度に1つの加工物に対して行われる。加工物がビームライン上にあり、そして、所望量のイオンを注入するためにイオンビームが加工物上を反復して走査されるように、支持体が指向される。この注入が完了すると、加工物は、支持体から取り除かれ、別の加工物が注入のために支持体上に配置される。
最近では、半導体産業の傾向として、より大きなウエハ加工物、例えば、直径300mmのウエハが用いられるようになってきた。フラットパネル等の大きなウエハ加工物または他の加工物を注入する能力がますます望まれるようになってきた。加工物を連続的に注入する1つの方法は、扇形に広がったまたはリボン型の走査されるイオンビームの前に加工物を移動させることである。このようなイオンビームは、加工物の全幅に対して均一に注入ができるように十分広くなっている。加工物全体を注入するために、イオンビームの方向すなわち長さ方向を横切る第2の動きが必要とされる。さらに、特定の加工物に対して注入角度を変えて注入できることが望ましい。この注入角度は、イオンビームと加工物の処理表面との間に形成される入射角度である。注入角度0°は、加工物の注入表面がイオンビームラインに直交することを意味する。
従来のイオンビーム注入装置における加工物支持構造体の1つの欠点は、注入角度0°以外で、イオンビームラインに垂直な移動経路に沿って加工物を移動させると、イオンビームが加工物の注入表面に衝突する前に注入チャンバー内をイオンビームが移動する距離が変わることである。別の方法で述べると、注入角度が0°でない場合、加工物は、イオンビームラインに対して傾斜しているように見える。このように傾斜した加工物がイオンビームラインに対して垂直に移動する場合、イオンビームの方に傾斜した加工物の一部分が注入されるとき、注入表面に衝突する前に注入チャンバー内をイオンビームが移動する距離は、加工物の注入表面が中央位置でのビーム距離と比較して減少することになる。一方、イオンビームから離れて傾斜した加工物の一部分が注入されると、注入表面に衝突する前に注入チャンバー内を移動する距離は、加工物の注入表面の中央でのビーム距離と比較してより大きくなるであろう。
明らかに、加工物の注入表面の一端から注入表面の他端へ注入が移動するとき、加工物が大きくなるほどかつ注入角度が0°よりも大きくなるほど、注入チャンバー内のイオンビームが横切るビーム距離における差が益々大きくなる。イオンビームはビーム経路上を拡散する傾向にあるので、一定ではないビーム距離は、加工物の注入表面の全体にわたり均一なイオン注入量を達成できなくなる。こうして、より大きなウエハを用いることにより、この一定でないビーム距離の問題を悪化させることになる。
加工物の注入表面を均一に注入するために、加工物の注入表面に衝突する前に注入チャンバー内のイオンビームが横切る距離がほぼ一定に保たれることが望ましい。望まれることは、所望の注入角度を選択する能力、および、加工物が注入処理中にイオンビームラインに対して移動している間において、注入チャンバー内へのイオンビームの入来位置と注入表面に衝突する位置との間のビーム距離をほぼ一定に維持する能力を与える加工物支持構造体を提供することである。
本発明の例示的な実施形態の1つは、真空、即ち注入チャンバー内の加工物を支持するための加工物支持構造体を有するイオンビーム注入装置にかかわる。
このイオンビーム注入装置は、1つの軸線に沿って走査される移動経路に沿って移動するイオンビームを発生させるイオン源を含んでいる。加工物は、注入チャンバー内の加工物支持構造体によって支持され、加工物がイオンビームによって加工物の注入表面に注入させるために、走査されたイオンビームの移動経路に交差するように配置される。有利なことに、加工物支持構造体は、次の特徴、
(a)所望の注入角度を選択すること、
(b)注入チャンバー内へのイオンビームの入来位置と注入表面に衝突する位置との間のビーム距離をほぼ一定に維持しながら、イオンビームを注入表面に注入するために加工物を移動すること、を有する。
加工物支持構造体は、
1)前記注入チャンバー内のイオンビームの一部分に関して加工物の注入角度を変えるために、前記注入チャンバーに連結され、前記注入チャンバーに隣接する内部領域を形成する回転部材と、
2)この回転部材に移動可能に連結されかつ加工物を移動経路に沿って移動させるために支持し、加工物の注入表面に平行に移動する移動部材とを含み、
前記移動部材は、前記加工物の移動経路の長手方向に伸びかつこの移動経路に平行な方向に移動するスキャン軸を有し、このスキャン軸の少なくとも一部分が前記回転部材の前記内部領域内に伸びていることを特徴とする。
有利なことに、注入チャンバー内へのイオンビームの入来位置と、イオンビームと加工物表面の交差位置との間の距離が、ビームの移動経路に沿って加工物が移動する間、ほぼ一定に維持される。
これら及び他の目的、利点、及び本発明の例示的な実施形態の特徴は、添付する図面と共に詳細に説明される。
図面を参照すると、図1において、イオン注入装置10が示されている。この注入装置は、イオンを作り出すイオン源12を含み、イオン源は、エンドステーションまたは注入ステーション20へのビーム経路16を横切るイオンビームを形成する。注入ステーションは、内部領域22eを形成する真空室すなわち注入チャンバー22を含み、その内部領域内には、イオンビーム14によってイオン注入するための半導体ウエハまたはフラットパネルまたは基板等の加工物24が配置される。電子制御装置(概略26で示される)は、加工物24によって受けいれられるイオン注入量を監視しかつ制御するために設けられている。電子制御装置26へのオペレータ入力は、ユーザー操作盤27を介して行われる。
イオン源12は、加工物24に衝突するイオンビーム14を発生させる。イオンビーム14内のイオンは、イオン源12と注入チャンバー22の間のビーム経路に沿って所定の距離をイオンビームが横切るように拡散する傾向にある。このイオン源12は、イオン源材料が噴射される内部領域を形成するプラズマチャンバー28を含んでいる。イオン源材料は、イオン化ガスまたは気化したイオン源材料を含むことができる。
ビーム経路16に沿って分析磁石30が配置されており、この分析磁石は、イオンビーム14を偏向させ、ビームシャッタ32を介してイオンビームを指向させる。イオンビーム14は、ビームシャッタ32に続いて、ビームを焦点調整する四極子レンズシステム36を通過する。ビーム経路16が偏向電極38,40を通過して伸びており、イオンビーム14は、注入チャンバー22内のイオンビーム14の一部分がリボンイオンビーム14aとなるようなリボン型イオンビームを発生させるために、反復的に偏向されまたは走査される。このリボン型イオンビーム14aは、注入チャンバー22の前壁22bに設けた開口22aを通って注入チャンバー22内に入る。リボン型イオンビーム14aは、非常に狭い略矩形状、即ち1つの方向、例えば、水平方向、即ち、x方向(図2及び図3では、Wで示される)に伸び、直交する方向、即ち、鉛直方向であるy方向に非常に制限された長さを有するイオンビームである。
注入チャンバー22内を移動するリボン型イオンビーム14aは、水平方向、即ち、x方向(図1)に伸びており、そして、加工物24が水平寸法で300mm(または直径300mm)を有する場合、一般的に、リボン型イオンビーム14aの長さは、加工物24のサイズ全体を注入するのに十分である。電子制御装置26は、注入チャンバー内で加工物24の衝突時、リボン型イオンビームの水平長さWが、少なくとも300mmとなるように電極38を適切に励起させる。この電極38はビーム14を偏向させ、そして、ビームライン16に沿って配置された平行化レンズ40によりビーム偏向角度を正して、リボン型イオンビーム14aが加工物24に注入するとき、このリボン型イオンビーム14aが平行なビームとなるようにする。
以下で説明するように、加工物支持構造体100は、リボン型イオンビーム14に対して加工物24を支持しかつ移動させ、注入動作時に、加工物24の全体の注入表面25がイオンで均一に注入されるようにする。上述した走査技術に加えて、従来の技術において、注入チャンバー22内のリボン型イオンビーム14aのリボン形状が複数の方法で作り出せることがわかっている。例えば、プラズマ室28のアーク状スリットは、作り出されるイオンビームが最初からリボン形状を有するように形作られる。本発明は、イオンビームを形作るために特別の技術または構造を用いることに限定されない。
加工物を連続的にイオン注入するためのイオン注入装置についての詳細は、1990年12月4日にレイ(Ray)等に付与された特許文献1及び1988年8月2日にマイロン(Myron)に付与された特許文献2に記載されている。これらの2つの特許は、本発明の譲受人に譲渡されており、ここに参考としてそれぞれの全体が包含される。
米国特許第4,975,586号明細書 米国特許第4,761,559号明細書
注入チャンバーの内部領域22eは排気される。2つのロボットアーム42,44が注入チャンバー内に取り付けられ、加工物支持アセンブリまたは支持構造体100に対して自動的にウエハ等の加工物をロード及びアンロードする。図1では、加工物24は水平ロード位置に置かれている。従来のイオン注入では、加工物支持構造体100は、加工物24を注入するために垂直またはほぼ垂直位置に回転する。加工物24が垂直位置にあると、即ち、加工物がイオンビーム14に対して直交していると、注入角度、すなわち入射角度は、0°である。望ましくないチャネル効果を最小にするために、一般的に、ゼロではないが小さな注入角度がこれまで選択されてきた。
一般的な注入作業において、ドーピングされていない加工物が、加工物24をロボットアーム54の近くに運ぶシャトル52によって第1カセット50から引き出され、ロボットアームがオリエンター56に加工物を移動し、このオリエンター上で加工物24が特定の結晶方向に回転される。ロボットアーム54は、指向された加工物24を受け取ってこれを注入チャンバー22に隣接する載置ステーション58に移動する。載置ステーション58は、閉じられて、所望の真空度に減圧され、そして、注入チャンバー22を開く。注入チャンバー22内の第1ロボットアーム42は加工物24を掴み、加工物を注入チャンバー22内に運んで、加工物支持構造体100の静電クランプまたは静電チャック102上に載置する。静電クランプ102は、注入中、加工物を適所に保持するために励磁される。適当な静電クランプ102は、1995年7月25日にブレイク(Blake)等に付与された特許文献3および1995年8月22日にブレイク(Blake)等に付与された特許文献4に記載されている。これらの2つの特許は、本発明の譲受人に譲渡されており、ここに参考としてそれぞれの全体が包含される。
米国特許第5,436,790号明細書 米国特許第5,444,597号明細書
加工物24のイオン注入の後で、加工物支持構造体100は、水平位置に加工物を戻し、そして、静電クランプ102が加工物を解放するために消勢される。注入ステーション22の第2ロボットアーム42は、注入済み加工物24を掴み、そして、これを注入チャンバー22から荷降ろしステーション60に移動する。荷降ろしステーション60からロボットアーム62が第2カセット66に加工物を載置するシャトル64に、注入済み加工物24を移動する。
加工物支持構造体100は、電子制御装置26によって操作され、注入中、加工物24を支持するとともに、有利なことに、注入チャンバー22内のリボン型イオンビーム14aに対して加工物24の回転及び並進移動の両方を可能にする。この回転能力によって、加工物支持構造体100は、加工物24の注入表面25とイオンビーム14との間の所望の注入角度(IA)即ち入射角度を選択することができる。
この並進移動または直線移動の能力によって、加工物支持構造体100は、注入中、所望の注入角度(IA)に一致する平面に沿って加工物24の注入表面を移動させることができる。これにより、所望の注入角度を維持するとともに、付加的に、リボン型イオンビーム14aが注入チャンバーの内部領域22eへの入口位置からイオンビームが加工物24の注入表面25に衝突する交点(実際にはイオンビームは、リボンイオンビームなのでライン)までのほぼ一定の距離d(図3及び図4参照)を保持する。このほぼ一定の距離は、注入表面25の全体の注入中の間維持される。すなわち、全体の注入表面が注入表面25の一端25aから他端25b(図4参照)に注入されるように、所望の注入角度(IA)に一致する平面において、リボン型イオンビーム14aに対して横切って加工物24が移動する場合に、ほぼ一定の距離が維持される。
注入チャンバー22と加工物24上にイオンビーム14aが衝突する間のイオンビーム14aのほぼ一定の距離、すなわちイオンビームの移動経路維持することは、加工物24の注入表面25全体にわたって均一なイオン注入特性を得るために大いに好ましいことである。加工物支持構造体100を見る別の方法は、イオン源12から、イオンビームが加工物の注入表面25に衝突する交点までのイオンビームの移動経路をほぼ一定にすることである。
産業界の通例では、イオンビーム14が加工物24の注入表面25に垂直であるとき、注入角度IAは、0°に定められる。2つの非ゼロの注入角度が、図4において、破線IA1、及びIA2で示されている。IA1に示す位置では、加工物24は、加工物の頂部表面がリボン型イオンビーム14aに向けて傾くように傾斜している。IA2に示す位置では、加工物24は、加工物の底部表面がリボン型イオンビーム14aに向けて傾くように傾斜している。図3及び図4において、実線で示されているリボン型イオンビーム14aに対する加工物24の位置は、0°に等しい注入角度IAを有する。すなわち、加工物24の注入表面25は、イオンビームの方向に直交している。有害なチャンネリング効果を最小にするために、たびたび非ゼロの注入角度が加工物24の注入のために選択することができる。
生産作業中、半導体ウエハの加工物または平面パネルの加工物が連続的に注入される。すなわち、1つの加工物の注入が完了すると、静電クランプ102が消勢して加工物を解放し、そして、注入済み加工物が自動的に注入チャンバー22〜取り除かれ、他の加工物が静電クランプ102の支持表面104に配置され、そして、この静電クランプが適切に励磁されて支持表面104上に加工物を強固に保持する。
加工物支持構造体100は、図2〜図4に最も良く示されている。図1及び図2は、加工物のロード位置及びアンロード位置にある静電クランプ102を示す頂部平面図である。加工物24が静電クランプ102の支持表面104上に配置された後、加工物支持構造体100は、図3に示す位置(IA=0°)等の注入位置に加工物を回転する。図3は、注入位置にある加工物24を支持する静電クランプ102を示す頂部平面図である。図1は、破線で示す注入位置にある加工物24を示す。
加工物24の注入中、加工物支持構造体100は、注入表面25全体に所望のイオンが衝突して注入されるように、リボン型イオンビーム14aを横切る方向に加工物24を移動する。図2及び図3の概略図で見られるように、加工物24に衝突する交点でのリボン型イオンビーム14aは、加工物24の直径よりも大きいX方向における幅Wを有している。それゆえ、加工物の完全な注入に対して、このX方向における加工物の並進移動を必要としない。
図2〜図4で最も良く見られるように、加工物支持構造体100は、注入チャンバー22の側壁22cに固定され、注入チャンバーの側壁22cに設けた開口22dを通って、注入チャンバー22の内部領域22e内に伸びている。この加工物支持構造体100は、回転部材110と一体化された移動部材150を含んでいる。加工物支持構造体の回転部材110は、静止のフラット支持プレート112を含む。この支持プレート112は、注入チャンバー22に固定され、好ましくは、注入チャンバーの側壁22cに固定される。支持プレート112は、注入チャンバーの側壁22cの開口22dに整合した開口114を含んでいる。
回転部材110は、また、注入チャンバー22に回転可能に連結されるハブ120を含み、さらに、回転部材110の支持プレート112に回転可能に連結される。ハブ120は、軸受アセンブリ116によって支持プレート112に取付けられる。図2A及び図4に良く見られるように、好ましくは、軸受アセンブリ116は、円形軸受アセンブリであり、このアセンブリは、ハブ120のステップ状外側部分122に固定される円形レール支持体117と、支持プレート112の上部表面112aに固定される6つの離間した軸受滑り面118とを含んでいる。複数のボール軸受またはローラ軸受が、6つの軸受滑り面の各々に配置されている。軸受滑り面118の軸受は、レール支持体117に沿って支持されて回転し、注入チャンバー22に対してハブ120の回転を与える。
代わりに、軸受アセンブリ116は、従来技術の1つとして認められているように、軸受ケージ内に支持されかつ内側レース及び外側レースの間に配置されたボール軸受またはローラ軸受等の従来の機械的軸受アセンブリと異なるタイプとすることもできる。さらに、軸受アセンブリ116は、従来技術の1つとして認められている非接触ガス軸受アセンブリとすることもできる。
支持プレート112および注入チャンバーに対するハブ110の回転は、好ましくは、円形トラックリニアモータ140を用いて達成される。このリニアトラックモータ140は、図2Aに概略示されている。円形トラックリニアモータ140は、円形パターンに配置されかつ支持プレート112の上部表面112aに固定された電磁コイル142からなる。円形トラックリニアモータは、マグネットトラックプレート146に支持された永久磁石144の対応する組をさらに含んでいる。マグネットトラックプレート146は、ハブ120のステップ状外側部分122に固定される。電磁コイル142は、電子制御装置26によって適切に励磁され、注入チャンバー22に対してハブ110の回転を正確に制御する。
注入真空チャンバーの内部領域22eと、異なる排気が可能な円形真空シールシステム130による外部雰囲気との間の真空が維持される。この真空シールシステム130は、接触型の真空シールである。図2Aに良く示されるように、真空シールシステム130は、支持プレート112の上部表面112aに加工または形成される2つの円形チャネル136によって分離された3つの円形の凹部すなわち溝134を含んでいる。溝134の各々には、Oリング137及びほぼ四角形断面を有するプラスチックシール138が配置される。3つのシール138の各上部表面は、ハブ120の底部表面すなわち下側表面126を支持する。
チャネル136は、支持プレート112に設けたオリフィス(図示略)を介して真空ポンプ(図示略)に流体連通している。支持プレートに固定された真空ポンプは、チャネル136内を真空にするように作動し、これにより、外側及び中間Oリング137及びプラスチックシール138の組み合わせにより形成された2つのシールを介して外部環境から進入した空気および/または汚染物質を取り除く。さらに、作動的に吸入する円形真空シールシステムに加えて、他のリップシールまたはポリマー材料のシール構造等の他のシール構造が適当でありかつ本発明の予想される範囲内にある。
さらに、非接触真空シールシステムが、真空シールシステムとして適当である。非接触シールシステムにおいて、Oリング及びプラスチックシールは使用されない。代わりに、1つ以上の円形チャネル(チャネル136等の)支持プレート112の上部表面112aに形成される。真空ポンプは、この円形チャネルに真空を導くように作動する。
回転部材110は、リボン型イオンビーム14aに対して注入チャンバー22内で加工物24を±70°以上回転することができる。回転部材110の中央線C−C(図3において破線で示す)は、加工物の注入表面25の前面に整合している。
加工物支持構造体100は、さらに、回転部材110と一体に並進及び往復運動する移動部材150を含む。図2に良く見られるように、移動部材150は、スキャン軸(移動軸)152を有し、このスキャン軸は、回転部材のハブ120の側壁124に取り付けられた円筒スキャン軸支持ハウジング153によって支持されている。スキャン軸152は、一部分が回転部材の内部領域111内に伸びている。またスキャン軸152は、選択された注入角度(IA)に一致する平面に沿って加工物24の線形並進運動を与える。図2でよく見られるように、スキャン軸152の上端部154から直角に伸びている加工物ホルダー156がある。加工物ホルダー156は、支持プレートの開口114と注入チャンバーの側壁22cの開口22dとを貫通して伸びている。この加工物ホルダー156は、円形遠方端158(図2に最も良く見られる)に終端している。加工物ホルダー156の遠方端158は、静電クランプ102を支持し、静電クランプは、リボン型イオンビーム14aの前方を移動する加工物24を支持する。
スキャン軸152は、円筒スキャン軸支持ハウジング153内に軸受アセンブリ160によって支持される。軸受アセンブリ160(図4に最も良く見られる)は、好ましくは、2つの離間したガス軸受162,164を含み、スキャン軸152の大きいモーメントアームを有効に支持する。ガス軸受162,164は、各々スキャン支持ハウジング153内に支持されたガス透過性スリーブ162a、164aを含む。ガスとしては、例えば、窒素または空気がこのスリーブ162a、164aの幅を通して内部に吸引され、これにより、非常に薄い層のガスでスキャン軸152を支持する。スリーブ162a、164aは、ブロンズまたはグラファイト等の材料で構成することができ、適当な開口がスリーブ162a、164aの幅を貫通して穴あけされる。また代わりに、スリーブ162a、164aは、グラファイト等の透過性材料で製造することもできる。また、軸受アセンブリ160は、従来技術で知られるように軸受アセンブリ116に関して述べられた機械式軸受システムとすることもできる。
スキャン軸152の線形移動は、リニアモータまたはボールスクリュを用いて達成される。スキャン軸152を駆動するボールスクリュ駆動アセンブリ165の一部分が図4に示されている。このボールスクリュ駆動アセンブリは、スキャン軸152の下方端170に固定されるボールナット166を含む。ボールスクリュ168は、ボールナット166を貫通して伸びている。モータ(図示略)は、ハブに連結され、ボールスクリュ168に係合して回転し、スキャン軸152を直線移動させる。このモータは、電子制御装置26によって作動する。
非接触真空ラジアルシールシステムまたはアセンブリ180が、内部領域111を大気からシールするために設けられ、このシーリングは、スキャン軸152の外部円筒表面152aとスキャン軸ハウジング153の内部円筒表面153aとの間のシールによって行う。好ましくは、真空シールアセンブリ180は、スキャン軸ハウジング153の内部表面153aに機械加工すなわち形成された3つのチャネル182(図4に最も良く見られる)を含む。これらのチャネルは、オリフィス(図示略)を介して真空ポンプ(図示略)と流体連通する。真空ポンプは、スキャン軸152とスキャン軸ハウジング153の間で注入チャンバーの内部領域22e内に空気および/または汚染物質が漏れるのを防止するために作動する。また、シールアセンブリ180は、円筒真空シールシステム130に関して述べられたアセンブリ等の、差動的に吸引される円筒真空シールシステムとすることもできる。
注入中のスキャン軸152の往復直線運動は、加工物の注入表面25の直交ベクトルに垂直である。別の方法で述べられた、スキャン軸152の線形移動により、選択された注入角度(IA)に一致する平面内に加工物24の動きを生じさせる。多数の独立した自由度または動きが、回転部材110内の移動部材150の往復直線移動の組み合わせにより達成される。これにより、イオンビーム14の前側に、加工物24を走査するための一定の焦点長さを可能にする。言い換えれば、加工物注入表面25上のイオンビーム衝突点から、注入チャンバー22へのイオンビーム14の入口までの距離は、全ての回転角度、すなわち、全ての注入角度(IA)に対して常に一定である。
加工物24は、静電クランプまたはチャック102によって加工物ホルダー156に対して保持される。静電チャック102は、注入中、加工物24から移送されるエネルギーまたは熱を取り除くために冷却される。4つまたは8つの注入を可能にするために、電磁クランプ102は、好ましくは、クランプ102の加工物支持表面104を加工物ホルダー156内で360°まで回転することができるようにモータに作動連結される。
静電クランプ102の回転中心線が、図4において、破線Dで示され、この中心線は、加工物24の中心線に一致している。静電クランプ102の回転は、電気モータ(図示略)によって達成され、このモータは、加工物ホルダーの遠方端158内に取り付けられ、かつ、ベルト、またはケーブル(図示略)等の適当な駆動手段によって静電クランプ102に連結されている。また、この電気モータは、静電クランプ102に直接連結されるようにしてもよい。静電クランプ102は、軸受アセンブリ185によって加工物ホルダーの遠方端158内に取り付けられる。軸受アセンブリ185は、好ましくは、ボール軸受またはローラ軸受アセンブリである。軸受アセンブリ185は、好ましくは、軸受ケージ内または弓形の内側レース及び外側レースの間に配置されるボール軸受またはローラ軸受を含んでいる。内側レール及び外側レースは、加工物ホルダーの遠方端158と静電クラップ102の反対側にそれぞれ対応する表面に固定または形成される。
また、軸受アセンブリ185は、非接触ガス軸受であってもよい。静電クランプ102と加工物ホルダーの遠方端158の間の真空は、面真空シールシステムまたはアセンブリ190によって維持される。この真空システム190は、スキャン軸152と加工物ホルダーの遠方端158の内部領域が共に大気圧であるために必要とされる。好ましくは、真空シールシステム190は、差動的に吸引される円形真空シールアセンブリ130と同等な差動的に吸引されるラジアル真空シールシステムである。真空シールアセンブリ130の場合、図4に最も良く見られるように、Oリング及びプラスチックシールが加工物ホルダー156の側部円筒壁に設けられた2つの円形溝194に配置されている。2つのプラスチックシールは、ほぼ四角形断面を有し、各シールの外側表面は、静電クランプ102の対応する平らな背表面を支持する。円形チャネル195は、2つの円形溝184の間に配置され、加工物ホルダー156に取り付けられた真空ポンプ(図示略)によって排気される。チャネル195内に引き出された真空は、Oリングとプラスチックシールとの組み合わせによって定められる内側シールから漏れる空気および/または汚染物質を取り除く。
さらに、差動的に吸引される面真空シールシステム190に加えて、フェロフルイデック(ferrofluidic)シールまたはリップシール或いは他のポリマー材料によるシール構造等の他のシールシステムが、真空シールシステム190のために適当であり、本発明の考慮される範囲内にある。上記したような真空シールシステム180等の非接触真空シールシステムもまた、真空シールシステム190のために適当である。
本発明は、その特定の実施形態に関して記載してきたが、本発明は、ここに添付する特許請求の範囲で示される開示された構成からの全ての変更及び修正を含むことを意図している。
図1は、本発明のイオンビーム注入装置の概略平面図である。 図2は、ロード位置及びアンロード位置におけるウエハ支持構造体を備える、図1のイオンビーム注入装置の注入チャンバー及びこれに関連する加工物支持構造体の概略頂部平面図である。 図2Aは、図2の破線で示す注入チャンバーの一部分及び加工物支持構造体を示す主要概略図である。 図3は、注入位置における加工物支持構造体を有する、図2の注入チャンバー及びウエハ支持構造体の同様な概略頂部平面図である。 図4は、図2の注入チャンバー及び加工物支持構造体を示す概略側面図である。
符号の説明
10 イオン注入装置
12 イオン源
14 イオンビーム
16 ビーム経路
20 注入ステーション
22 注入チャンバー
24 加工物
25 注入表面
26 電子制御装置
100 加工物支持構造体
102 静電クランプ
104 支持表面
110 回転部材
112 支持プレート
114 開口
116 軸受アセンブリ
130 真空シールシステム
150 移動部材
152 スキャン軸
156 加工物ホルダー
185 軸受アセンブリ
180、190 真空シールシステム

Claims (31)

  1. (a)ビームラインに沿って移動するイオンビームを発生させるためのイオンビーム源と、
    (b)加工物がイオンビームに交差するように配置されて、前記イオンビームによって加工物の注入表面にイオン注入するために、排気された内部領域を形成する注入チャンバーと、
    (c)この注入チャンバーに連結されて加工物を支持する加工物支持構造体と、を有するイオンビーム注入装置であって、
    前記加工物支持構造体が、
    1)前記注入チャンバー内のイオンビームの一部分に関して加工物の注入角度を変えるために前記注入チャンバーに連結され、かつ前記注入チャンバーの前記内部領域に連通する別の内部領域を有する回転部材と、
    2)この回転部材に移動可能に連結されかつ加工物を移動経路に沿って移動させるために支持し、イオンビームが加工物の注入表面に衝突する前にイオンビームが前記注入チャンバー内を移動する距離を一定に維持する移動部材と、を含み、
    前記移動部材は、前記加工物の移動経路の長手方向に伸びかつこの移動経路に平行な方向に移動するスキャン軸を有し、このスキャン軸の少なくとも一部分が前記回転部材の前記内部領域内に伸びていることを特徴とするイオンビーム注入装置。
  2. 前記回転部材は、前記注入チャンバー内のイオンビームの一部分に垂直な回転軸を有することを特徴とする請求項1記載のイオンビーム注入装置。
  3. 加工物の移動経路は、線形の移動経路であることを特徴とする請求項1記載のイオンビーム注入装置。
  4. 移動部材の動きは、前記回転部材の回転軸に対して垂直であることを特徴とする請求項1記載のイオンビーム注入装置。
  5. 前記スキャン軸は、前記回転部材の側壁に取り付けられたスキャン軸の支持ハウジングによって移動するように支持されていることを特徴とする請求項1記載のイオンビーム注入装置。
  6. 前記移動部材は、さらに、前記スキャン軸に連結され、かつ前記注入チャンバー内に伸びるとともに前記加工物を保持するための静電クランプからなる加工物ホルダーを含むことを特徴とする請求項5記載のイオンビーム注入装置。
  7. 前記静電クランプは、イオンビームに対して回転可能であることを特徴とする請求項6記載のイオンビーム注入装置。
  8. 前記回転部材は、軸受アセンブリによって支持プレートに結合され、この支持プレートは、注入ステーションに固定されていることを特徴とする請求項1記載のイオンビーム注入装置。
  9. 前記注入チャンバーと前記回転部材の間は、円形の真空シールによって真空が維持されていることを特徴とする請求項1記載のイオンビーム注入装置。
  10. 移動部材は、回転部材と一体化されていることを特徴とする請求項1記載のイオンビーム注入装置。
  11. (a)ビームラインに沿って移動するイオンビームを発生させるためのイオンビーム源と、
    (b)加工物がイオンビームに交差するように配置されて、前記イオンビームによって加工物の注入表面にイオン注入するための注入チャンバーと、
    (c)この注入チャンバーに連結されて加工物を支持する加工物支持構造体と、を有するイオンビーム注入装置であって、
    前記加工物支持構造体が、
    1)前記注入チャンバー内のイオンビームの一部分に関して加工物の注入角度を変えるために、前記注入チャンバーに連結され、前記注入チャンバーに隣接する内部領域を形成する回転部材と、
    2)この回転部材に移動可能に連結されかつ加工物を移動経路に沿って移動させるために支持し、加工物の注入表面に平行に移動する移動部材とを含み、
    前記移動部材は、前記加工物の移動経路の長手方向に伸びかつこの移動経路に平行な方向に移動するスキャン軸を有し、このスキャン軸の少なくとも一部分が前記回転部材の内部領域内に伸びていることを特徴とするイオンビーム注入装置。
  12. イオンビームの移動経路に沿って加工物が移動する間、イオンビームが注入チャンバーに進入する位置と、前記イオンビームと加工物の表面との交差点との間の距離が一定であることを特徴とする請求項11記載のイオンビーム注入装置。
  13. 前記回転部材は、注入チャンバー内のイオンビームの一部分に対して垂直な回転軸を有することを特徴とする請求項11記載のイオンビーム注入装置。
  14. 加工物の移動経路は、線形の移動経路であることを特徴とする請求項11記載のイオンビーム注入装置。
  15. 前記移動部材の動きは、前記回転部材の回転軸に対して垂直であることを特徴とする請求項11記載のイオンビーム注入装置。
  16. 前記移動部材のスキャン軸は、前記回転部材の側壁に取り付けられたスキャン軸の支持ハウジングによって移動するように支持されていることを特徴とする請求項11記載のイオンビーム注入装置。
  17. 前記移動部材は、さらに、前記スキャン軸に連結され、かつ前記注入チャンバー内に伸びるとともに加工物を保持するための静電クランプからなる加工物ホルダーを含むことを特徴とする請求項16記載のイオンビーム注入装置。
  18. 前記静電クランプは、イオンビームに対して回転可能であることを特徴とする請求項16記載のイオンビーム注入装置。
  19. 前記回転部材は、軸受アセンブリによって注入ステーションに固定されていることを特徴とする請求項11記載のイオンビーム注入装置。
  20. 前記注入チャンバーと前記回転部材の間は、円形の真空シールによって真空が維持されていることを特徴とする請求項11記載のイオンビーム注入装置。
  21. 前記移動部材は、前記回転部材と一体化されていることを特徴とする請求項11記載のイオンビーム注入装置。
  22. ビーム経路に沿って移動するイオンビームを発生させ、加工物の注入表面にイオンビームによってイオン注入するためにイオンビームを交差させるように加工物を配置する注入チャンバーを含んでいるイオンビーム注入装置のための加工物支持アセンブリであって、
    (a) 前記注入チャンバー内のイオンビームの一部分に関して加工物の注入角度を変えるために、前記注入チャンバーに連結され、前記注入チャンバーに隣接する内部領域を形成する回転部材と、
    (b)この回転部材に移動可能に連結されかつ加工物を移動経路に沿って移動させるために支持し、イオンビームが加工物の注入表面に衝突する前にイオンビームが前記注入チャンバー内を移動する距離を一定に維持する移動部材とを含み、
    前記移動部材は、前記加工物の移動経路の長手方向に伸びかつこの移動経路に平行な方向に移動するスキャン軸を有し、このスキャン軸の少なくとも一部分が前記回転部材の内部領域内に伸びていることを特徴とする加工物支持アセンブリ。
  23. 前記回転部材は、前記注入チャンバー内のイオンビームの一部分に垂直な回転軸を有することを特徴とする請求項22記載の加工物支持アセンブリ。
  24. 加工物の移動経路は、線形の移動経路であることを特徴とする請求項22記載の加工物支持アセンブリ。
  25. 前記移動部材の動きは、前記回転部材の回転軸に対して垂直でありかつ前記回転部材の回転軸に交差する移動方向を有することを特徴とする請求項22記載の加工物支持アセンブリ。
  26. 前記移動部材のスキャン軸は、前記回転部材の側壁に取り付けられたスキャン軸の支持ハウジングによって移動するように支持されていることを特徴とする請求項22記載の加工物支持アセンブリ。
  27. 前記移動部材は、前記スキャン軸に連結され、かつ前記注入チャンバー内に伸びて、加工物を保持するための静電クランプを構成する加工物ホルダーをさらに含んでいることを特徴とする請求項22記載の加工物支持アセンブリ。
  28. 前記静電クランプは、回転可能であることを特徴とする請求項22記載の加工物支持アセンブリ。
  29. 加工物にイオン注入するためのイオンビームを発生させ、加工物の注入表面にイオンを注入するために加工物がイオンビームに交差するように配置される注入チャンバーを有するイオンビーム注入装置を用いて加工物にイオンを注入する方法であって、
    (a) 注入チャンバー内にイオンビームのビームラインの一部分に関して加工物の注入角度を変えるために前記注入チャンバーに連結され、前記注入チャンバーに隣接する内部領域を形成する回転部材と、この回転部材に移動可能に連結されて移動経路に沿って移動する加工物を支持し、前記加工物の移動経路の長手方向に伸びかつこの移動経路に平行な方向に移動するスキャン軸を有し、このスキャン軸の少なくとも一部分が前記回転部材の内部領域内に伸びている移動部材とを含むとともに、前記注入チャンバーに連結されかつ加工物を支持するように構成された加工物支持構造体を用意し、
    (b) 加工物を前記移動部材上に配置し、
    (c) 前記回転部材によって加工物に対する所望の注入角度を選択し、
    (d) イオンビームを加工物に指向させ、
    (e) 加工物の注入表面に衝突する前にイオンビームが注入チャンバー内を移動する距離が、前記移動部材の運動により一定に維持されるように、前記移動部材を動かすことによって加工物を移動経路に沿って移動する、各ステップを有することを特徴とする加工物のイオン注入方法。
  30. 加工物は直線経路内を移動することを特徴とする請求項29記載の方法。
  31. 加工物に衝突するときのイオンビームは、リボン型イオンビームであり、加工物の移動経路は、リボン型イオンビームの長さおよび注入チャンバー内のイオンビーム経路の一部分を横断していることを特徴とする請求項29記載の方法。
JP2004520092A 2002-07-10 2003-07-10 注入角度を調整可能にするイオンビーム注入装置用の加工物支持構造体 Expired - Fee Related JP4320471B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/192,344 US6710360B2 (en) 2002-07-10 2002-07-10 Adjustable implantation angle workpiece support structure for an ion beam implanter
PCT/US2003/021527 WO2004006283A1 (en) 2002-07-10 2003-07-10 Adjustable implantation angle workpiece support structure for an ion beam implanter

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005533340A JP2005533340A (ja) 2005-11-04
JP2005533340A5 JP2005533340A5 (ja) 2006-04-27
JP4320471B2 true JP4320471B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=30114329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004520092A Expired - Fee Related JP4320471B2 (ja) 2002-07-10 2003-07-10 注入角度を調整可能にするイオンビーム注入装置用の加工物支持構造体

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6710360B2 (ja)
EP (1) EP1520287A1 (ja)
JP (1) JP4320471B2 (ja)
CN (1) CN100468605C (ja)
AU (1) AU2003248915A1 (ja)
TW (1) TWI292927B (ja)
WO (1) WO2004006283A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4061044B2 (ja) * 2001-10-05 2008-03-12 住友重機械工業株式会社 基板移動装置
US6774373B2 (en) * 2002-07-29 2004-08-10 Axcelis Technologies, Inc. Adjustable implantation angle workpiece support structure for an ion beam implanter
US6900444B2 (en) * 2002-07-29 2005-05-31 Axcelis Technologies, Inc. Adjustable implantation angle workpiece support structure for an ion beam implanter
US6740894B1 (en) * 2003-02-21 2004-05-25 Axcelis Technologies, Inc. Adjustable implantation angle workpiece support structure for an ion beam implanter utilizing a linear scan motor
US7745293B2 (en) * 2004-06-14 2010-06-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd Method for manufacturing a thin film transistor including forming impurity regions by diagonal doping
US20070063147A1 (en) * 2004-06-14 2007-03-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Doping device
US6992310B1 (en) 2004-08-13 2006-01-31 Axcelis Technologies, Inc. Scanning systems and methods for providing ions from an ion beam to a workpiece
US6992309B1 (en) 2004-08-13 2006-01-31 Axcelis Technologies, Inc. Ion beam measurement systems and methods for ion implant dose and uniformity control
US7276712B2 (en) * 2005-07-01 2007-10-02 Axcelis Technologies, Inc. Method and apparatus for scanning a workpiece in a vacuum chamber of an ion beam implanter
DE102006027820B4 (de) * 2006-06-16 2008-04-03 All Welding Technologies Ag Kammeranordnung zur Verwendung bei der Elektronenstrahlbearbeitung
US9611540B2 (en) * 2008-12-22 2017-04-04 Axcelis Technologies, Inc. Electrostatic chuck shielding mechanism
CN103928282B (zh) * 2014-05-06 2016-03-16 武汉大学 一种离子注入样品台
DE112014006989B4 (de) * 2014-09-25 2022-12-22 Mitsubishi Electric Corporation Ionenimplantierungsvorrichtung
US20160111254A1 (en) * 2014-10-16 2016-04-21 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Workpiece Processing Method And Apparatus
US10325752B1 (en) * 2018-03-27 2019-06-18 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Performance extraction set

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4761559A (en) 1986-09-24 1988-08-02 Eaton Corporation Ion beam implantation display method and apparatus
US4975586A (en) * 1989-02-28 1990-12-04 Eaton Corporation Ion implanter end station
US5229615A (en) * 1992-03-05 1993-07-20 Eaton Corporation End station for a parallel beam ion implanter
US5444597A (en) 1993-01-15 1995-08-22 Blake; Julian G. Wafer release method and apparatus
US5436790A (en) 1993-01-15 1995-07-25 Eaton Corporation Wafer sensing and clamping monitor
US5898179A (en) * 1997-09-10 1999-04-27 Orion Equipment, Inc. Method and apparatus for controlling a workpiece in a vacuum chamber
US6222196B1 (en) * 1998-11-19 2001-04-24 Axcelis Technologies, Inc. Rotatable workpiece support including cyclindrical workpiece support surfaces for an ion beam implanter
US6065499A (en) * 1998-12-21 2000-05-23 Eaton Corporation Lateral stress relief mechanism for vacuum bellows
US6207959B1 (en) 1999-04-19 2001-03-27 Applied Materials, Inc. Ion implanter
GB2349269A (en) * 1999-04-19 2000-10-25 Applied Materials Inc Ion implanter
KR100298587B1 (ko) * 1999-11-22 2001-11-05 윤종용 이온 주입 장치
US6677599B2 (en) * 2000-03-27 2004-01-13 Applied Materials, Inc. System and method for uniformly implanting a wafer with an ion beam
US20030122088A1 (en) * 2001-11-14 2003-07-03 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Scan methods and apparatus for ion implantation

Also Published As

Publication number Publication date
CN100468605C (zh) 2009-03-11
EP1520287A1 (en) 2005-04-06
TW200405442A (en) 2004-04-01
JP2005533340A (ja) 2005-11-04
US6710360B2 (en) 2004-03-23
US20040007678A1 (en) 2004-01-15
WO2004006283A1 (en) 2004-01-15
CN1669107A (zh) 2005-09-14
TWI292927B (en) 2008-01-21
AU2003248915A1 (en) 2004-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5051572B2 (ja) 直線走査モータを用いて注入角度を調整可能にするイオンビーム注入装置用の加工物支持構造体
JP4320471B2 (ja) 注入角度を調整可能にするイオンビーム注入装置用の加工物支持構造体
US7777203B2 (en) Substrate holding apparatus
US7982195B2 (en) Controlled dose ion implantation
KR20050008839A (ko) 이온 주입기의 다중 방향 기계 스캐닝
JP4329693B2 (ja) 注入角度を調整可能にするイオンビーム注入装置用の加工物支持構造体
US7030395B2 (en) Workpiece support structure for an ion beam implanter featuring spherical sliding seal vacuum feedthrough
US6900444B2 (en) Adjustable implantation angle workpiece support structure for an ion beam implanter
US6794664B1 (en) Umbilical cord facilities connection for an ion beam implanter
JP2005533340A5 (ja)
US7276712B2 (en) Method and apparatus for scanning a workpiece in a vacuum chamber of an ion beam implanter
KR20050018978A (ko) 이온빔 주입기용 조정가능한 주입각 작업재 지지 구조체
KR20050021570A (ko) 이온 빔 주입기용 조정가능한 주입각 작업재 지지 구조물
US9337076B2 (en) Workpiece support structure with four degree of freedom air bearing for high vacuum systems

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060307

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081210

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090310

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees