JPH03113855A - 光磁気記録再生装置 - Google Patents

光磁気記録再生装置

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JPH03113855A
JPH03113855A JP25029089A JP25029089A JPH03113855A JP H03113855 A JPH03113855 A JP H03113855A JP 25029089 A JP25029089 A JP 25029089A JP 25029089 A JP25029089 A JP 25029089A JP H03113855 A JPH03113855 A JP H03113855A
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amplifier
recording
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    • G11B11/10597Adaptations for transducing various formats on the same or different carriers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使用する光記録媒体ごとに最適な差動比率調
整をおこなうことによって再生時のS/N比を向上させ
る光磁気記録再生装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の光磁気記録再生装置について、ここでは光磁気メ
モリ装置を例に挙げて説明する。
光磁気メモリ装置の一例として光磁気ディスクメモリ装
置をとりあげ、光磁気ディスクに対する情報の記録、記
録された情報の再生、およびその消去の各動作について
第26図ないし第33図に基づいて説明すると以下のと
おりである。
まず光磁気ディスクへの情報の記録、および光磁気ディ
スクに記録された情報の消去の各動作について第26図
に基づいて説明する。
情報の記録・消去が可能な光磁気記録媒体としての光磁
気ディスクは、同図(a)に示すように、ディスク基板
2804上に、成膜された記録磁性膜2805が形成さ
れている。記録磁性膜2805は、磁化容易軸がその膜
面に垂直な方向になるように成膜されており、予め同一
の向き(例えば、同図中の磁化の向きA)にイニシャラ
イズされている。さて、半導体レーザ2801から出射
されたレーザビーム2803は対物レンズ2802で1
μm程度の径に集光され、記録磁性膜2805に照射さ
れる。記録すべき情報に対応する記録信号2807 (
同図(b)に示す)に基づいてレーザビーム2803の
光強度の強弱が制御される。光強度の強いレーザビーム
2803が照射された部分の温度は局所的に上昇してキ
ュリー温度を越えると、その部分の保磁力が著しく低下
する。そして、その部分の磁化の向きは、予め印加され
ていた外部印加磁場2806と同一の向き(同図中の磁
化の向きB)に反転する。このようにして、記録信号2
807と同一の情報が記録磁性膜2805に記録される
ことになる。以下、上記のようにして記録された記録部
分をマーク2809、そうでない部分を非マーク281
0と称する。
即ち、例えばマーク2809が2値信号の(1)に対応
し、非マーク2810が2値信号の(0)に対応し、こ
れらで情報が構成されている。また、この方法で記録す
ることを光磁気記録と称する。
記録磁性1fff2805に記録された情報の消去は、
外部印加磁場2806の向きを逆にして記録時と同様の
方法でおこない、磁化の向きを元のイニシャライズ時の
向き(即ち、同図中の磁化の向きA)に戻すことにより
おこなわれる。この結果、消去された部分は非マーク2
810となる。
なお、本例ではレーザビーム2803を記録信号280
7に応じて変調し、一定の強さの外部印加磁場2806
を印加して記録する光変調方式を示したが、その他にこ
れとは逆に、レーザビーム2803の強さを一定にし、
外部印加磁場2806の向きを記録信号2807に応じ
て変調して記録する磁界変調方式で記録してもよい。
また、本例のディスク基板2804にはガラス、または
プラスチック等のディスク板が用いられており、第26
図(a)に示すように、トラックやセクタの番地を示す
アドレス情報が、予め物理的な凹凸2808の形状で刻
み込まれて形成されている。この凹凸2808もマーク
、および非マークである。アドレス情報は予め一定のフ
ォーマットで刻み込まれているので、それ以後は記録・
消去の各動作はできないようになっている。予め物理的
な凹凸2808の形状で刻み込まれた部分を以後プリフ
ォーマット部と称する。これに対して情報の記録・消去
の各動作はプリフォーマット部以外の部分でおこなわれ
、この部分をMO(データ)部と称する。通常、このプ
リフォーマット部3003、およびMO(データ)部3
002は、第28図に示すように、渦巻状または同心円
状のトラック3005上に交互に配置されている。
プリフォーマット部3003とMO(データ)部300
2とが一対でひとつのセクタ3004を構成している。
光磁気ディスク3001はトラック3005上に、それ
ぞれアドレス(番地)情報を含んだ多数のセクタを含む
構成となっている。情報の記録・再生・消去の各動作は
、セクタ単位ごとにおこなわれる。また、第29図に示
すように、上記トラック3005上のプリフォーマット
部3003にマーク2808が予め刻み込まれていると
ともに、MO(データ)部3002に光磁気記録による
マーク2809が記録されることになる。
光磁気ディスクの再生動作を第27図に基づいて以下に
説明する。
同図(a)に示すように、半導体レーザ2801から出
射され、対物レンズ2802で1μm程度の径に集光さ
れたレーザビーム2803は、記録磁性11!2805
に照射される。ただし、レーザビーム2803は直線偏
光されており、レーザビーム2803の光強度は記録・
消去の各動作時よりも弱くしである。直線偏光されたレ
ーザビーム2803の光磁気ディスク3001からの反
射光は、記録磁性膜2805を通過、および反射する際
にファラデー効果、およびカー効果によってその偏光面
が回転する。この回転方向は、マーク2809と非マー
ク2810とでは、互いに偏光面の回転角分だけ逆方向
に回転する。この偏光方向の違いを検出することにより
再生をおこない、同図(b)(C)に示すような再生信
号S1、S2が生成される。
第30図は再生光学系の構成の要部を示すものであり、
同図に基づいて上記再生信号S1、S2の分離を以下に
説明する。
反射光3201はPBS (検光子)3202に入射さ
れ、2つの検波光3210.3211がそれぞれの偏光
方向ごとに光検出器3203.3204に導かれる。そ
して、光検出器3203.3204においてそれぞれ光
強度に応じて変化する電気信号に変換され、再生信号S
1、S2として出力される。従って、再生信号31.S
2からマーク2809と非マーク2810とが分離して
読み出せるので、記録磁性膜2805に記録された情報
の再生をおこなうことができる。
第31図に基づいて光磁気記録されたMO(データ)部
3002を再生した時に分離される再生信号S1、S2
の極性について以下に説明する。
光磁気記録による非マーク2810(磁化の向きA)か
らの反射光ベクトルをα、マーク2809(磁化の向き
B)からの反射光ベクトルをβとすると、αとβとは互
いに偏光面の回転角分だけ逆方向に回転した反射光ベク
トルである。反射光ベクトルα、βは、検光子(PBS
)3202におけるふたつの偏光方向X、Yへそれぞれ
検波される。このふたつの偏光方向X、、Yは互いに直
角な関係にある。反射光ベクトルα、βを偏光方向X、
Yにそれぞれ投影した検波光ベクトルα8、β7の大き
さが再生信号S1および再生信号S2に対応している。
さらに検波光ベクトルα0、β7は、第30図の検波光
3210.3211にそれぞれ対応している。第31図
に示すように、再生信号S1は非マーク2810に対し
てハイレベル、マーク2809に対してはローレベルが
対応している。また、再生信号S2は非マーク2810
に対してローレベル、マーク2809に対してはハイレ
ベルが対応しており、再生信号S1とは逆極性となって
いる。そして、再生信号S1、S2は、S/N比を向上
させるために差動増幅器に入力され、差動増幅されて情
報の再生がおこなわれるようになっている。
次に、第32図に基づいて物理的な凹凸2808で刻み
込まれたプリフォーマット部3003を再生したときの
再生信号S1、S2の極性について以下に説明する。
プリフォーマット部3003は記録・消去の各動作がお
こなわれないので、磁化の向きはAのみである。この部
分では、凹凸2808の形状によりレーザビームの回折
が生じる。従って、同図に示すように、反射光ベクトル
は凹凸2808に応じてそれぞれ長い反射光ベクトルα
(凹凸の非マークの再生に対応する)、および短い反射
光ベクトルγ(凹凸のマークの再生に対応する)となる
。これを検光子(PBS)3202の偏光方向X、Yに
投影すると検波光ベクトルαx、7vがそれぞれ得られ
る。検波光ベクトルα8、γ1の大きさが再生信号S1
、S2に対応している。再生信号S1および再生信号S
2はともに、凹凸2808の非マークに対してハイレベ
ル、マークに対してローレベルに対応している。従って
、この再生信号S L−、S 2は第31図に示した光
磁気記録のマーク2809、非マーク2810のものと
は異なり、極性が同じものとなる。即ち、第27図に示
すように、再生信号S1、S2はプリフォーマット部3
003において極性が同じであり、MO(データ)部3
002においては互いに極性が反転した信号になる。
第33図に基づいて光磁気ディスクメモリ装置における
再生回路について以下に説明する。
第33図において再生信号S1、S2は再生回路350
1に入力され、2値化された出力信号3510がアドレ
ス発生回路3502、およびタイミング発生回路350
3に入力される。アドレス発生回路3502において第
28図に示したセクタ単位のプリフォーマット部300
3に含まれるアドレス(番地)情報が出力信号3510
から読み出され、アドレス信号3511が出力される。
また、タイミング発生回路3503においては同じくプ
リフォーマット部に含まれるセクタ同期用のセクタマー
クが検出され、記録・再生・消去基準タイミング信号3
512が出力される。光磁気ディスクメモリ装置におい
て、このアドレス信号3511と記録・再生・消去基準
タイミング信号3512とに基づいて、所望のアドレス
のセクタに情報の記録・再生・消去をおこなうようにな
っている。
ところで、上述した光磁気再生信号の差動調整において
、光学系や光磁気ディスク3001などの装置ごとのば
らつきにより差動比率が異なるために、プリフォーマッ
ト部3003の残留信号振幅は変化する。なお、プリフ
ォーマット部3003の残留信号は、再生信号S1、S
2を所定の差動比率で差動増幅した場合に生じるもので
、好ましくはゼロになるように調整される。第34図に
基づいて差動比率と、その差動比率により生じるプリフ
ォーマット部3003の残留信号振幅、およびS/N比
との関係を以下に説明する。
第34図に示すように、同図中の破線で示す最適な差動
比率よりも大きくても、小さくても上記の残留信号振幅
は大きくなり、これに伴ってS/N比も劣化する。即ち
、差動比率が適正に設定されていない場合、再生時にお
いては再生データのエラー発生の原因になるので、差動
比率を適切に調整する必要がある。従来は、差動比率を
適切に調整するために、調整用の可変抵抗器を使用して
再生信号S1、S2の各増幅度、即ち差動比率を例えば
オシロスコープ等を観測しながら手動で調整していた。
この際、残留信号振幅が最小になるように上記調整用の
可変抵抗器を調整していた。
この残留信号振幅が最小になるように調整用の可変抵抗
器を調整すればS/N比のよい再生信号が得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の構成では、手動で残留信号振幅が最
小になるように調整していたので、調整には煩雑な作業
を要するという問題点を有している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る光磁気記録再生装置は、上記の課題を解決
するために、再生信号の差動比率を変化させることがで
きる電圧制御増幅器と、再生信号を差動して差動信号を
出力する差動増幅器と、差動信号を入力してAGC電圧
を出力するAGC回路とを備えた光磁気記録再生装置に
おいて、各差動比率においてAGC電圧から最小値を求
めることによって上記電圧制御増幅器の最適な差動比率
を決定する差動比率決定手段を備えたことを特徴として
いる。
〔作 用〕
上記の構成によれば、光磁気記録再生装置の再生回路に
既設のAGC回路を利用するので、最小振幅を検出する
ための回路が不要になる。即ち、AGC回路の出力であ
るAGC電圧は、再生信号振幅をそのまま表してはいな
いが、差動信号に対応して単調増加、または単調減少す
る。したがって、差動比率を変化させて、それらに対応
するAGC電圧をサンプリングし、これらのサンプリン
グ値に基づいてプロセッサが最適な差動比率を決定する
ことができる。なお、最適な差動比率は、サンプリング
したAGC電圧が最小値になる時の差動比率である。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第25図に基づいて説
明すると、以下のとおりである。
まず本発明に係る光磁気記録再生装置として光磁気メモ
リ装置について第1O図ないし第18図に基づいて以下
に説明する。
第10図は光磁気メモリ装置の構成を示すブロック図で
ある。光磁気ディスク1201はスピンドルモータ12
02によって回転され、光ヘッド1203から出射され
たレーザビーム1204によって情報の記録・再生・消
去がおこなわれる。
この時、外部印加磁石1205をモータ等で回転させて
磁場の向きを反転させることよって記録・消去のための
外部印加磁場を得る。また、電磁石により記録・消去の
ための外部印加磁場を得てもよい。光ヘツド1203内
の半導体レーザ(同図中には図示しない)へは、記録回
路1206から半導体レーザ駆動電流1210が入力さ
れる。同駆動電流1210によって半導体レーザの光強
度が適切に制御されるとともに、記録情報が光磁気ディ
スク1201に記録される。光ヘッド1203からは再
生回路1207へ再生信号1211 (再生信号S1、
S2〕が出力される。再生回路1207において再生さ
れた再生データ1212はコントローラ1208へ送ら
れる。コントローラ1208では、再生データ1212
に基づいて各種の制御信号のタイミングをとるとともに
、入力される信号の状態に基づく制御信号を出力するよ
うになっている。即ち、コントローラ1208からは各
種制御信号1213が記録回路1206、および再生回
路1207へ送られる。また、コントローラ1208か
ら磁場制御信号1214が外部印加磁石1205へ伝送
され、外部印加磁場の向きが制御される。
第11図に基づいて上記記録回路1206について以下
に説明する。
コントローラ120B (同図中には図示しない)から
送られた記録データ1311は記録回路1206内の変
調回路1302に入力される。変調回路1302では、
記録データ1311が、制御信号1213によって記録
フォーマットに応じた変調データ1310に変換される
。この変調は、例えば第14図に示すような変調方式(
後述する)に従っておこなわれる。変調データ1310
は、半導体レーザ駆動回路1301へ出力される。半導
体レーザ駆動回路1301からは半導体レーザ駆動電流
1210が出力され、光ヘツド1203内の半導体レー
ザ2801へ伝送される。これと同時に、半導体レーザ
駆動回路1301へはコントローラ1208からの制御
信号1213が人力され、半導体レーザ2801の光強
度が記録、再生、および消去の各動作に応じて適切に制
御される。
第12図に基づいて上記再生回路1207について以下
に説明する。
第12図に示すように、光ヘッド1203(同図中には
図示しない)からの再生信号1211(再生信号S1、
S2)は、再生回路1207内の信号処理回路1401
に入力される。信号処理回路1401からは、同期デー
タ1410が復調回路1402へ送られ、同時にセクタ
マーク信号1411がコントローラ1208へ伝送され
る。
同期データ1410の復調は、第14図に示すような方
式(後述する)に従っておこなわれる。つまり、第11
図に示す変調回路1302とは逆の変換をおこなうこと
によって復調される。信号処理回路1401、復調回路
1402へはコントローラ1208から各種制御信号1
213が伝送される。復調回路1402からは再生デー
タ1212がコントローラ1208へ出力される。
第13図に基づいて上記コントローラ1208について
以下に説明する。
上述の信号処理回路1401からのセクタマーク信号1
411は、コントローラ1208内のタイミング発生回
路1501に入力され、セクタ単位のタイミングで基準
タイミング信号1510がコントロール回路1502へ
伝送される。また、上述の復調回路1402からの再生
データ1212がコントロール回路1502に入力され
る。コントロール回路1502では、上記2つの入力信
号から各種制御信号1213が生成されるとともに、外
部装置との情報の入出力がおこなわれるようになってい
る。
次に、第14図ないし第18図に基づいて、第11図に
示した記録回路1206の動作を以下に説明する。
第11図における変調回路1302では、例えば第14
図に示す変調方式に基づいて変調がおこなわれる。これ
は、所謂、2,7変調力式と呼ばれるものである。第1
4図に示すように、入力データ(記録情報)は所定の変
調データのパターンに変換される。さらに、第15図に
示すフォーマットに従って適切なタイミングで、変調デ
ータ1310を第11図に示した半導体レーザ駆動回路
1301へ出力する。第15図は、第28図に示したセ
クタ3004のフォーマットを示すもので以後セクタフ
ォーマットと称する。第15図においてプリフォーマッ
ト部3003は、セクタ単位の同期タイミングを得るた
めのセクタマーク部1701と、セクタのアドレス(番
地)情報を含んだTD部部子702から構成される。こ
れらは第29図に示したように、記録・消去できないマ
ーク、および非マークに対応する物理的な凹凸が前述の
光磁気ディスク1201に刻み込まれている。MO(デ
ータ)部3002は、情報データを記録・再生・消去す
るためのデータ部1703と、ふたつのギャップ部17
04.1705とから構成されている。データ部170
3に上記変調データ1310が記録される。この時の記
録は、第26図または第27図に示したように、光磁気
記録によるマーク、および非マークでおこなわれる。
なお、プリフォーマット部3003とMO(データ)部
3002との間に配置されたギヤ・ンブ部1704.1
705は、データ部1703に情報を記録する際の余裕
領域である。つまり、これらのギャップ部1704.1
705は、スピンドルモータ1202の回転と上記セク
タ単位の同期タイミングとの間に発生する位相誤差など
によって、記録開始位置、および記録終了位置が前後に
ずれるため、これを見込んだ領域である。
第16図に基づいて上記半導体レーザ駆動回路1301
について以下に説明する。
半導体レーザ駆動回路1301とコントローラ1208
との間では4つの各種制御信号18101811.18
12、および1813が入出力される。また、変調回路
1302 (同図中には図示しない)からは変調データ
1310が半導体レーザ駆動回路1301に入力される
。上記の再生光量制御信号1810は、再生光量制御回
路1801に入力され、再生時に光ヘツド1203内の
半導体レーザ2801の再生光量が適切に制御されるよ
うになっている。記録・消去光量制御信号1811は、
記録・消去光量制御回路1803に入力され、記録時・
消去時に対応する半導体レーザ2801の光量が制御さ
れるようになっている、高周波重畳スイッチ信号181
2は、高周波重畳回路1802に入力され、半導体レー
ザ2801の戻り光によるノイズが低減される。再生光
量制御回路1801、記録・消去光量制御回路1803
、高周波数重畳回路1802の各出力信号1814.1
815、および1816は、加算回路1805で加算さ
れ、半導体レーザ駆動電流1210が半導体レーザ28
01に入力される。半導体レーザ2801の光量(光強
度)は、光ヘツド1203内の光検出器1806によっ
てその光強度に応じて変化する電気信号に変換され、光
量モニター回路1804を介して光量モニター信号18
13がコントローラ1208 (同図中には図示しない
)へ伝送されるようになっている。コントローラ120
8では、光量モニター信号1813に基づいて、上記3
つの制御信号1810.1811、および1812が出
力される。つまり、半導体レーザ2801の光強度(光
量)が再生時と、記録・消去時とで適切な強度になるよ
うに制御される。なお、高周波重畳回路1802の出力
信号1816は再生時にのみ加算回路1805へ出力さ
れるようになっている。
第17図、および第18図に基づいて、第16図におけ
る情報の記録・消去の各動作、および再生動作を以下に
説明する。
第17図(b)に示すように、情報の記録、消去の各動
作時には、高周波重畳スイッチ信号1812は、データ
部1703 (同図(a)参照)においてローレベル(
0)になり、それ以外ではハイレベル(1)になる。即
ち、MO(データ)部3002内のデータ部1703に
おいて高周波重畳をオフし、データ部1703以外では
オンするようになっている。これに伴って、同図(C)
に示すように、変調データ1310はデータ部1703
において光磁気記録される。この時、同図(d)に示す
ように、半導体レーザ2801の光量レベル(光強度)
1910はデータ部1703で高レベルになり、それ以
外では低レベルになる。
つまり、プリフォーマット部3003内のセクタマーク
部1701からセクタ同期タイミングを検出し、ID部
部子702らアドレス(番地)情報等を読み出して、所
定のアドレス(番地)を確認しながら、MO(データ)
部3002において情報が記録・消去される。
一方、情報再生時には、第18図(b)に示すように、
プリフォーマット部3003、およびM0(データ)部
3002のいずれの部分でも高周波重畳スイッチ信号1
812はハイレベル(1)である。また、同図(C)に
示すように、変調データ1310はローレヘル(0)で
ある。さらに、同図(d)に示すように、光量レベル1
910は低レベルである。つまり、プリフォーマット部
3003 (同図(a)を参照)内のセクタマーク部1
701からセクタ同期タイミングを検出し、ID部部子
702らアドレス(番地)情報等を読み出して、所定の
アドレス(番地)を逐次確認しながら、今度はMO(デ
ータ)部3002から記録された情報が再生される。
次に、第19図ないし第22図に基づいて第13図に示
したタイミング発生回路1501、およびコントロール
回路1502の動作について以下に説明する。
第19図はタイミング発生回路1501の構成を示すブ
ロック図であり、信号処理回路1401(同図中に図示
しない)から出力されたセクタマーク信号1411はタ
イミング発生回路1501内のセクタマーク検出回路2
101に入力される。同回路2101は、セクタマーク
検出信号2110を出力する。セクタマーク検出回路2
101では、セクタマークの有無が検出される。セクタ
マーク検出信号2110は、カウンタ2102、タイマ
ー回路2104、判定回路2106へそれぞれ伝送され
る。カウンタ2102、およびタイマー回路2104の
出力信号2111、および2112は、それぞれスイッ
チ回路2103に入力され、同回路2103でどちらか
一方が選択された後に基準タイミング信号1510とし
て出力される。また、同信号1510は、データ部発生
回路2107にも入力され、これに基づいてデータ部発
生信号2116が出力される。タイマー回路2104か
らは、別の出力信号2113がウィンドウ発生回路21
05へ伝送される。同回路2105の出力信号であるウ
ィンドウ信号2114は、判定回路2106へ入力され
る。判定回路2106では、ウィンドウ信号2114と
セクタマーク検出信号2110とから、タイミング判定
信号2115が出力される。同判定信号2115により
、スイッチ回路2103では、カウンタ2102の出力
信号2111とタイマー回路2104の出力信号211
2のどちらか一方が選択される。
基準タイミング信号1510、データ部発生信号211
6、およびタイミング判定信号2115は、それぞれコ
ントロール回路1502 (第13図参照)へ伝送され
る。コントロール回路1502は、これらのタイミング
発生回路1501から出力される各種信号と、再生デー
タ1212とに基づいて、前述した各種制御信号121
3を記録回路1206、および再生回路1207 (第
10図参照)へ伝送し、情報の記録・再生・消去の各制
御をおこなうようになっている。
第20図に基づいて第19図に示したセクタマーク検出
回路2101について以下に説明する。
信号処理回路1401 (同図中には図示しない)から
出力されたセクタマーク信号1411は、カウンタ回路
2201を構成するカウンタ1〜9の各入力へ伝送され
る。カウンタ1〜9の各出力信号2211〜2219は
、判定回路2202へそれぞれ伝送され、この結果に基
づいてセクタマーク検出信号2110が出力される。換
言すれば、セクタマーク検出回路2101は、セクタマ
ーク部1701 (第15図参照)を検出し、セクタ単
位の記録・再生・消去の各動作をおこなうのに必要な同
期タイミングを得る回路である。
第21図に基づいて上記のカウンタl〜9の動作を以下
に説明する。
セクタマーク部1701のパターンの一例として、同図
(b)に示すようなマーク、および非マークから構成さ
れるものを示す。この例では、同図(a)に示すように
、マーク長、および非マーク長の比が5:3:3ニア:
3:3:3:3:5の順序になるようにマークが刻み込
まれている。
このマーク、および非マークのパターンを再生して得ら
れるセクタマーク信号1411は、同図(C)に示すよ
うに、マークの部分でローレベル(O)、非マークの部
分でハイレベル(1)となる2値信号に変換される。こ
のセクタマーク信号1411が上記カウンタ1〜9にそ
れぞれ入力されると、ますカウンタ1は、マーク長5の
長さに対応するカウンタクロック23工0のクロック数
をカウントする。カウンタクロック2310は、同図(
d)で示すように、セクタマーク信号1411よりも高
い周波数を有している。そして、このカウント数が所定
範囲内であれば最初のマーク(マーク長5)が正確に検
出されたことになる。
続いて、カウンタ2において同様に非マーク長3の長さ
の非マークが検出される。このように順次セクタマーク
部1701のマーク、および非マークが検出され、最後
にマーク長5の長さをカウンタ9が検出する。このよう
にして得られた9個の、マークまたは非マークの検出信
号2211〜2219が判定回路2202へ伝送される
。そして、この9個の検出結果のうち、全て、またはそ
の一部がセクタマーク部1701のパターンと一致して
いるか否かが判定されるとともに、マーク・非マークの
順序が判定される。この結果、セクタマーク部であると
判定された場合のみ、セクタマーり検出信号2110が
ローレベル(0)になる。従って、この信号2110は
セクタ単位の同期タイミングとして使用することができ
る。
第22図に基づいてタイミング発生回路1501の各部
の波形を以下に説明する。
同図(b)に示すように、セクタマーク検出信号211
0はプリフォーマット部3003内のセクタマーク部1
701 (同図中(a)に示す)を検出するとローレベ
ルになる。同検出信号2110の立ち下がりエツジがセ
クタの同期タイミングになる。同図(C)に示すように
、カウンタ2102は、同検出信号2110の立ち下が
りエツジから所定カウント後にカウンタ出力信号211
1をローレベルにする。一方、タイマー回路2104の
カウント数は、上記カウンタ2102のカウント数を加
えて1つのセクタ製分だけカウント数が大きい。従って
、同図(d)に示すように、タイマ回路2104の出力
であるタイマ回路出力信号2112の立ち下がりエツジ
は、次のセクタの信号2111の立ち下がりエツジとタ
イミングがほぼ一致する。また、同図(e)に示すよう
に、ウィンドウ発生回路2105のウィンドウ信号21
14は、セクタマーク検出信号211Oの立ち下がりエ
ツジを基準に、次のセクタにおけるセクタマーク検出信
号2110の立ち下がりエツジ付近で所定のウィンドウ
幅をもってローレベルになるようになっている。判定回
路2106の出力信号であるタイミング判定信号211
5は、ウィンドウ発生回路2105のウィンドウ信号2
114がローレベルの時に、セクタマーク検出信号21
10の立ち下がりエツジが存在すれば、同図(f)中の
実線で示すように、ハイレベルになるようになっている
。一方、セクタマーク検出信号2110の立ち下がりエ
ツジが存在しなければローレベルになるようになってい
る(同図(f)中の破線で示す)。従って、タイミング
判定信号2115は、セクタマークの検出が所定の範囲
で検出できたか、あるいは検出ミスであったかを判定す
る信号になる。スイッチ回路2103においては、セク
タマークの検出ができた場合には信号2111が選択さ
れ、そうでなく検出ミスである場合には信号2112が
選択されるようになっている。この結果、同図(g)に
示すように、基準タイミング信号1510はセクタマー
クの検出ミスが発生してもそのタイミング信号を確実に
出力できる。
即ち、上記に示したようにひとつ前のセクタのタイミン
グに基づいて補正をおこなうことができる。このように
して得られた基準タイミング信号1510は、データ部
発生回路2107へ伝送される。同回路2107はカウ
ンタの一種であり、その出力であるデータ部発生信号2
116はデータ部1703でローレベルになる。(同図
(h、)ヲ参照)つまり、データ部発生信号2116は
、プリフォーマット部3003とMO(データ)部30
02とを判別する信号として利用できる。このようにし
て得られた基準タイミング信号1510、タイミング判
定信号2115、およびデータ部発生信号2116は、
第13図に示したコントロール回路1502へ伝送され
る。同回路1502では、これらの信号に基づいて前述
の各種制御信号1213が生成される。
次に、第23図ないし第25図に基づいて、第12図に
示した信号処理回路1401の動作について以下に説明
する。
光磁気ディスク1201から再生された再生信号121
1 (再生信号S1、S2)は、信号処理回路1401
内のバッファアンプ2501に入力される。その出力信
号2510は、MO波形処理部2502とプリフォーマ
ット波形処理部2503とへ伝送される。これらの回路
からは、MO(データ)部3002とプリフォーマット
部3003とのマーク、および非マークに対応した2値
化信号2511.2512がそれぞれ出力される。
これらの2値化信号はデータ同期部2504に入力され
、データ同期部2504内のPLL (Phase  
Locked  Loop)において、クロックと同期
した同期データ2513が出力され、復調回路1402
 (同図中には図示しない)へ伝送される。また、プリ
フォーマット波形処理部2503ではセクタマーク信号
1411が生成され、タイミング発生回路1501へ伝
送される。
信号処理コントロール部2505では、信号処理回路1
401内の各部間の各種制御信号2514〜2517が
入出力される。また、第13図に示したコントローラ1
208との間で各種制御信号1213が入出力される。
第24図および第25図は、信号処理回路1401の各
部の波形を示す図である。第24図(b)、および同図
(C)に示すように、再生信号S1、S2はMO波形処
理部2502において差動されてMO(データ)部30
02の情報のみが分離され、さらに2値化され、MO2
値化信号2511が生成される(同図(d)を参照)。
また、再生信号S1、S2はプリフォーマット波形処理
部2503において加算されてプリフォーマット部30
03の情報のみが分離され、さらに2値化されて、ID
2値化信号2512とセクタマーク信号1411が得ら
れる(同図(e)、および同図(g)を参照)。再生信
号S1、S2の差動および加算によってMO(データ)
部3002とプリフォーマット部3003が分離できる
理由は、第27図に示したように、再生信号S1、S2
の極性がMO(データ)部3002では逆であり、プリ
フォーマット部3003においては同じだからである。
MO2値化信号2511とID2値化信号2512とは
、同図(f)に示すように、それぞれデータ同期部25
04においてクロックと同期した同期データ2513に
変換される。
第25図は、第24図の波形を詳細に説明する図である
。変調データ1310 (第25図(a)を参照)に基
づいて記録されたマーク、および非マークはレーザスポ
ット2701の照射によって再生される(同図(b)を
参照)。同図(c)に示すように、再生信号S1、S2
はマークの中心でピークになる信号である。MO2値化
信号2511またはID2値化信号2512は、このピ
ーク位置を検出した信号であり、その立ち上がり工・ン
ジがピーク位置と一致している(同図(d)を参照)、
データ同期部2504内のPLLにおいて、MOZ値化
信号2511またはID2値化信号2512から同期ク
ロックを生成し、このクロックと同期させて同期データ
2513を得ている。同図(e)に示すように、同期デ
ータ2513は変調データ1310を忠実に再生したデ
ータとなる。
ここで、第1図に基づいて差動比率の自動調整について
説明すると、以下のとおりである。
第1図に示すように、再生信号S1は、バッファアンプ
2501内のAC結合用のコンデンサlO5を介して、
電圧制御増幅器(以下、単にVCAと称す)108に入
力される。VCA108の出力は、MO波形処理部25
02内の差動増幅器74の反転入力に伝送される。一方
、再生信号S2は、バッファアンプ2501内のAC結
合用のコンデンサ102を介して、アンプ104に入力
される。アンプ104の出力は、MO波形処理部250
2内の差動増幅器74の非反転入力に伝送される。アン
プ104の増幅度は固定であり、VCA108は入力さ
れる差動比率制御信号(後述する)によってその増幅度
が変化するようになっている。これにより、差動比率が
可変になる。差動増幅器74からの差動信号はAGC回
路としてのAGCアンプ75に入力され、振幅が一定に
される。AGCアンプ75の出力は、2値化回路76に
おいて2値化されて2値化信号として出力される。そし
て、2値化信号に基づいて再生データが生成されるよう
になっている。なお、AGCアンプ75からはAGC電
圧がコントローラ1208内のA/D変換器49(第9
図参照)へ出力される。
上記のAGCアンプ75の例を第2図ないし第4図に基
づいて説明すると以下のとおりである。
第2図に示すように、AGCアンプ75は主として、ク
ランプ回路78、コンパレータ79、AGC電圧発生回
路80、および電圧制御アンプ(以下、単にVCAと称
す)77から構成されており、前述の差動増幅器74の
出力信号である差動信号がVCA77に入力される。V
CA77の増幅度はAGC電圧発生回路80の出力であ
るAGC電圧に応じて変化し、第3図に示すように、A
GC電圧が大きくなるにつれて増幅度が小さくなり、A
GC電圧が小さくなるにつれて増幅度が大きくなるよう
になっている。VCA77の出力は、2値化回路76(
同図中には図示しない)へ伝送されるとともに、クラン
プ回路78の入力へ伝送される。クランプ回路78では
、VCA77の出力中の直流分がカットされるとともに
、交流骨(ピークピーク値に相当する)のうちプラス方
向のピークは、同回路7日内のダイオードDによりダイ
オードDの順方向降下電圧値にクランプされ、マイナス
方向のピークはクランプされずにそのまま後続のコンパ
レータ79の反転入力へ伝送される。コンパレータ79
では、非反転入力に印加されている基準電圧v0と、ク
ランプ回路78の出力とが大小比較される。コンパレー
タ79の出力に基づいて、AGC電圧発生回路80はA
GC電圧を出力するようになっている。
例えば、クランプ回路78の出力振幅が基準電圧v0を
越える場合には、コンパレータ79の出力がハイレベル
となり、トランジスタ81はONするので、コンデンサ
83が充電抵抗82を介して電源VCCにより充電され
てコンデンサ830両端の電圧が大きくなる。この時の
充電時定数は、充電抵抗82およびコンデンサ83によ
って決マる。充電抵抗82とコンデンサ83との接続点
Aに生じるAGC電圧、即ち、コンデンサ83の両端の
電圧が増幅度調整用の電圧としてVCA77に伝送され
、VCA77の増幅度は小さくなる。
一方、クランプ回路78の出力振幅が基準電圧v0を越
えない場合には、コンパレータ79の出力がローレベル
となり、トランジスタ81はOFFするので、コンデン
サ83に蓄えられた電荷が放電抵抗84を介して放電さ
れる。この時の放電時定数は、放電抵抗84およびコン
デンサ83によって決まる。これに伴って、AGC電圧
が小さくなり、VCA77の増幅度は大きくなる。上記
のプリフォーマット部の残留信号振幅とAGC電圧との
間には、第4図に示すような関係があり、同図に示す通
常振幅範囲において、AGC電圧は残留信号振幅に対し
て単調増加することがわかる。即ち、AGC電圧の最大
値・最小値が、残留信号振幅の最大値・最小値に対応す
る。なお、上記のクランプ回路78は、全波整流回路で
もよい。なお、残留信号振幅の最小(あるいは最大)を
検出する回路として、例えば第35図に示すようなエン
ベロープ検波回路64がよく知られ、かつ採用されてい
る。同回路64は、主としてバッファ回路65、第1サ
ンプルホールド回路66、第2サンプルホールド回路6
7および差動増幅回路68から構成されている。再生信
号は、バッファ回路65を介して第1および第2サンプ
ルホールド回路66・67において、そのエンベロープ
の上・下側側のピーク値がホールドされた後、差動増幅
回路68により再生信号のビークピーク値に対応する残
留信号振幅が出力される(例えば、特開昭58−801
38を参照)。しかし、このように再生時の残留信号振
幅の最小振幅を検出するための回路が別途必要であり、
このため回路構成が複雑になり、したがって全体として
コスト高になる。
ここで、AGCアンプの他の例を第5図に基づいて以下
に説明する。なお、上述のAGCアンプで使用した部材
と同一の機能を有する部材には同一の符号を付記し、便
宜上、その詳細な説明を省略する。
ここで例示するAGCアンプは、AGC電圧がサンプル
ホールド回路85およびアナログスイッチ86を介して
VCA77へ伝送されるという点を除いては、上述した
AGCアンプと本質的には同じである。上記のサンプル
ホールド回路85およびアナログスイッチ86は、記録
・消去の各動作時にAGC電圧をその直前の値にホール
ドするために設けられている。即ち、再生動作時には、
AGC電圧が直接アナログスイッチ86の接点86aを
介してVCA77へ伝送される。一方、記録・消去の各
動作時には、スイッチタイミング信号によりアナログス
イッチ86は閉状態となり、サンプルホールド回路85
は、ホールドタイミング信号により、記録・消去の各動
作直前のAGC電圧値にホールドされる。このことによ
り、記録・消去の影響が回避でき、信幀性が向上する。
なお、上記のサンプルホールド回路85は、例えばA/
D変換器、およびD/A変換器を含む構成から成ってい
るものでもよい。
ところで、最適な差動比率を決定するためには、例えば
セクタごとに差動比率を変えて記録するので、この時A
GCアンプは早い応答性が要求される。このために、A
GCアンプのAGC電圧発生回路80内のコンデンサ8
3の放電の時定数を短縮して応答性を改善する回路を第
6図に基づいて以下に説明する。
この回路は、主としてオーブンコレクタ87・88と放
電抵抗89とから構成されており、オーブンコレクタ8
8の出力は、第2図(または第5図)中の充電抵抗82
とコンデンサ83との接続点Aに接続されている。例え
ば、オーブンコレクタ87にはAGC速度制御信号が入
力され、オーブンコレクタ88にはAGCリセット信号
が入力される。AGC速度制御信号は、記録の最適条件
を決定するためのテストライト時などにハイレベルにな
る。この時、オーブンコレクタ87の出力はローレベル
になり、第2図(または第5図)中の放電抵抗84と並
列に放電抵抗89が接続されることになる。この結果、
コンデンサ83の放電に要する時間が短縮される。また
、ACCリセット信号は、システム起動時やシステム異
常時などにハイレベルになる。この時、放電抵抗84が
短絡されることになるので、瞬時に放電が完了すること
になる。
次に、最適な差動比率の決定例を第7図ないし第9図に
基づいて以下に説明する。
第8図に示すように、差動比率を変えると、それに伴っ
て再生時の緒特性も変化し、同図中の破線で示す最適差
動比率より大きい場合にも、また小さい場合にも、プリ
フォーマット部のAGC電圧は大きくなり、S/N比は
低下する。また、この時プリフォーマット部の残留信号
振幅は太き(なる。したがって、再生信号は、最適な差
動比率で再生される必要がある。最適な差動比率の決定
例を説明すると、以下のとおりである。
再生信号S2によるアンプ104の出力波形が第7図(
a)の実線で示すような波形とし、再生信号S1による
VCA108の出力波形が第7図(b)の実線で示すよ
うな波形とする。この時、差動増幅器74の出力である
差動信号は、同図(C)に示すような波形になり、プリ
フォーマット部に対応する残留信号振幅はゼロにならな
い。これに伴って、AGCアンプ75から出力されるA
GC電圧は、同図(d)に示すような波形となる。ここ
で、プロセッサは複数の差動比率を設定し、設定した差
動比率に対応する差動比率制御信号を第1図に示すよう
に、バッファアンプ2501内のD/A変換器48を介
してVCAアンプ108に伝送する。これに伴って、V
CAアンプ108はその増幅度を変化させ、増幅した出
力を差動増幅器74に伝送する。そして、差動増幅器7
4の出力(差動信号)に基づいて、ACCアンプ75か
ら対応するAGC電圧が出力される。このAGC電圧は
、第9図に示すように、コントローラ1208内のA/
D変換器49を介してプロセッサ70によりサンプリン
グされる。この動作が設定された差動比率の数だけおこ
なわれた後、プロセッサ70では、これらの入力に基づ
いてAGC電圧の最小値が求められ、その時の差動比率
に相当する差動比率制御信号がRAMやE” FROM
などの記憶素子(図示しない)に記憶される。以後はこ
の差動比率で再生がおこなわれる。例えば、第7図(b
)〜(d)中の破線は、差動比率が最小になる時の各部
の波形を示しており、この時プリフォーマット部の差動
信号がほぼゼロになっている。なお、プロセッサ70に
よるAGC電圧のサンプリングは、例えば同図(e)で
示すサンプルタイミング信号の立ち上がりエツジでおこ
なわれる。このサンプルタイミング信号は、セクタ単位
の基準タイミング信号、およびデータ信号によりコント
ロール回路において生成される。また、差動調整をおこ
なうセクタおよびトラックは予め決めておき、データ信
号によってそのセクタおよびトラックを確認しながら、
基準タイミング信号を基にプリフォーマット部中にサン
プルタイミング信号を発生させてもよい。さらに、装置
の出荷時、または装置のリセット後、またはディスクの
再挿入時に、上記差動調整をおこなってもよい。なお、
装置出荷時の差動調整については、差動調整専用のディ
スクを用いたり、また差動調整専用のプロセッサ、A/
D変換器、およびそのプログラムを装置とは別に用意し
てもよい。なお、上記D/A変換器48は、例えばF/
V変換器のように周波数に応じてその大きさが変化する
電圧に変換するものでもよい。
以上のように、最適差動比率を求めて、その差動比率の
もとて情報の再生をおこなうことにより、信幀性の高い
再生信号が得られる。
〔発明の効果〕
本発明に係る光磁気記録再生装置は、以上のように、再
生信号の差動比率を変化させることができる電圧制御増
幅器と、再生信号を差動して差動信号を出力する差動増
幅器と、差動信号を入力してAGC電圧を出力するAG
C回路とを備えた光磁気記録再生装置において、各差動
比率においてAGC電圧から最小値を求めることによっ
て上記電圧制御増幅器の最適な差動比率を決定する差動
比率決定手段を備えた構成である。
これにより、再生時の再生信号の最大振幅やエンベロー
プを検出するための各回路が不要になり、このため回路
構成が簡素になるので小型化が可能となり、したがって
全体としてコスト低減が可能となる。また、プリフォー
マット部の残留信号振幅を最小にする差動比率の調整が
プロセッサにより自動的におこなわれるので、調整に必
要な煩雑な作業工程を省略できる等の効果を併せて奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は、本発明の一実施例を示すもので
ある。 第1図は、本発明に係る光磁気記録再生装置の要部を示
すブロック図である。 第2図は、AGCアンプの一構成例を示す図である。 第3図は、電圧制御増幅器に入力されるAGC電圧と電
圧制御増幅器の増幅度との関係を示す図である。 第4図は、AGC電圧とプリフォーマット部の残留信号
振幅との関係を示す図である。 第5図は、AGCアンプの他の構成例を示す図である。 第6図は、AGC電圧発生回路の放電時定数を短縮させ
る回路の構成例を示す図である。 第7図は、第1図で示した回路の各部の波形を示す図で
ある。 第8図は、差動比率と再生時の緒特性との関係を示す図
である。 第9図は、コントローラの要部を示すブロック図である
。 第10図ないし第25図は、本発明に係る光磁気記録再
生装置の構成を説明するためのものである。 第1O図は、光磁気メモリ装置の構成を示すブロック図
である。 第11図は、記録回路の構成を示すブロック図である。 第12図は、再生回路の構成を示すブロック図である。 第13図は、コントローラの構成を示すブロック図であ
る。 第14図は、記録情報の変調方式の一例として、2.7
変調方式を説明した図である。 第15図は、セクタのフォーマットを示す図である。 第16図は、半導体レーザ駆動回路の構成を示すブロッ
ク図である。 第17図、および第18図は、第16図における情報の
記録・消去の各動作、および再生動作時の半導体レーザ
駆動回路の各部の波形を示す図である。 第19図は、タイミング発生回路の構成を示すブロック
図である。 第20図は、セクタマーク検出回路の構成を示すブロッ
ク図である。 第21図は、セクタマーク検出回路を構成するカウンタ
の動作を模式的に説明した図である。 第22図は、タイミング発生回路の各部の波形を示す図
である。 第23図は、信号処理回路の構成を示すブロック図であ
る。 第24図は、信号処理回路の各部の波形を示す図である
。 第25図は、第24図をさらに詳しく説明した図で、M
O(データ)部およびプリフォーマット部のマークから
2値化データの生成を説明する図である。 第26図ないし第35図は、従来例を示すものである。 第26図は、光磁気ディスクへの情報の記録、および光
磁気ディスクに記録された情報の消去の各動作を説明す
る図である。 第27図は、光磁気ディスクの再生動作を示す図である
。 第28図、および第29図は、光磁気ディスク上におけ
るプリフォーマット部とMO(データ)部との関係を示
す図である。 第30図は、再生時の光学系の要部の構成を示すブロッ
ク図である。 第31図および第32図は、MO(データ)部、および
プリフォーマット部における再生信号S1、S2のそれ
ぞれの極性についての説明図である。 第33図は、再生回路と、アドレス発生回路およびタイ
ミング発生回路との関係を示す図である。 第34図は、差動比率と、残留信号振幅およびS/N比
との関係を示す図である。 第35図は、エンベロープ検波回路の構成例を示す図で
ある。 48はD/A変換器、49はA/D変換器、70はプロ
セッサ、74は差動増幅器、75はAGCアンプ、10
8は電圧制御増幅器である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、再生信号の差動比率を変化させることができる電圧
    制御増幅器と、再生信号を差動して差動信号を出力する
    差動増幅器と、差動信号を入力してAGC電圧を出力す
    るAGC回路とを備えた光磁気記録再生装置において、 各差動比率においてACC電圧から最小値を求めること
    によって上記電圧制御増幅器の最適な差動比率を決定す
    る差動比率決定手段を備えたことを特徴とする光磁気記
    録再生装置。
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