JPH03113227A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機における吸込部空気温度と床近辺温
度の温度差による吹出気流の風向、風量の制御に関する
ものである。

従来の技術 従来、輻射温度を検出するセンサーを利用した空調制御
については特開昭６０−４２５３７号公報に記載されて
いるようなものがある。この空気調和機の制御構成は、
室内空気温度と室内放射温度を比較し、例えば室内放射
温度が低下した場合、室内空気温度よシも体感的に寒く
感じるため、作動設定温度を高い目に変更し、室内空気
温度を高くすることにより在室者に「寒い」といった不
快感を与えることのないようにしたものである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の室内放射温度の低下にて作動
設定温度を変更するのみでは、例えば暖房時に天井埋込
カセットタイプのように天吊から空調流を吹き出す場合
、弱風にての運転時とか、ルーパ角度が真下吹きでなか
った時、床まで温風は到達せずに床等の冷えから上下温
度差は大きく、在室者に足元まで充分にあたたまったと
いう感じを与えられず、逆に上方のみ熱くなった感じを
与え、不快感を与えてしまうことになるといった間題が
ある。

本発明の目的は、室内の上下温度差を室内吸込部空気温
度と室内輻射温度により算出することにより、ルーバに
よる風向偏向と風量切換えにて室内の上下温度差を均一
にし、快適な室内空間を実現するだめの空気調和機を提
供することにある。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明の空気調和機は、吸込
部空気温度及び輻射温度を検出する手段を備えると共に
、居住空間内の上下温度差を算出するために床表面温度
及び床近辺温度を算出する手段を有し、吸込部空気温度
と床近辺温度により前記居住空間内の上下温度差を判別
する温度差判別手段でルーバを駆動する手段と風量を切
換える手段とにより構成される。

作　　用 本発明は上記の構成により、室内吸込部空気温度と輻射
温度の検出より、床表面温度から、床近辺温度を算出し
、吸込部空気温度と床近辺温度の差即ち室内の上下温度
差によりまずルーバ角度を変え、風向を偏向させ、なお
かつ風量を切換えることにより、室内の上下温度差を均
一にできるようにしたものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第２図を参照に説明
する。第１図において、１は空調機本体、２は送風機、
３は送風機駆動用モータ、４は室内熱交換器、６はルー
バ駆動用モータで６のルーバを摺動させるものである。

７は室内空気吸込部で８は吹き出し部である。前記室内
空気吸込部７に室内吸込部空気温度検出センサー９と前
記室内空気吸込部７の外周に床面等の輻射温度を検出す
る輻射センサー１ｏを配設しである。

これらセンサーからの信号や駆動部分を制御するシステ
ムとして、前記輻射センサー１０がらの信号により室内
の特に床からの輻射温度を検出する室内輻射温度検出手
段１１とこの室内輻射温度検出手段１１よシの検出され
た輻射温度により床表面温度を算出するだめの床表面温
度算出手段１２とこの床表面温度算出手段によυ床近辺
特に足元部分の空気温度を算出するための、床近辺温度
算出手段１３と、又室内吸込部空気温度検出センサー９
からの信号により室内吸込部空気温度を検出する室内吸
込部空気温度検出手段１４とを備え、前記床近辺温度算
出手段１３と室内吸込部空気温度検出手段１４とからの
信号により、床近辺温度と室内吸込部空気温度との差を
算出し、その温度差を所定の温度差と比較、判別する温
度差判別手段１５とその温度差判別手段１５からの出力
により、ルーバ駆動手段１６にて前記ルーバ駆動用モー
タ５を駆動すると共に風量切換手段１７にて送風機駆動
用モータ３の風量切換えを行なうものである。このよう
な構成の風向風量切換制御システムはマイクロコンピュ
ータ（図示せず）等に収納されている。

以上のような構成からなる風向風量切換制御システムに
おいて、第２図のフローチャートをもとにその動作を説
明する。

運転が開始され、ステップ２１にょシ暖房運転か冷房運
転かを判定する。冷房運転の場合は輻射温度による上下
温度差はあまり発生しないことがらこの制御システムか
らは除く。暖房運転の場合にステップ２２により、暖房
運転開始後所定の運転時間が経過したかを判定する。こ
れは運転立上り時の過渡期の上下温度差を検出し補正し
ても快適性向上への寄与が少ないことから、安定状態の
時を考えるものとした為である。運転開始後所定の時間
が経過するとステップ２３により吸込部空気温度Ｔａを
検出し、ステップ２４により輻射温度Ｔｒを検出し、ス
テップ２５にてステップ２４で検出した輻射温度Ｔ、及
び吸込部空気温度Ｔａと輻射センサ１ｏのもつ床面温度
検出率ψ。とにょシ次式　Ｔ、＝（Ｔｒ＋Ｔａ（ψＣ−
１）　）／ψ。により床表面温度Ｔｏを算出し、ステッ
プ２６にてステップ２５で求めた床表面温度Ｔ０から実
験的に求めた補正値ａにより床近辺温度Ｔ′は次式Ｔａ
　’　＝Ｔ　ｃ　ａにより算出される。ステップ２６に
より算出された床近辺温度Ｔａ′とステップ２３により
検出された吸込部空気温度Ｔａとの差により室内の上下
空気温度差をステップ２７により判定する。Ｔａ−Ｔａ
’が所定の値αより小さい場合はステップ２８にょシル
ーパ位置は初期に設定された位置のままであり、又風量
もステップ２９により初期に設定された値のままとする
。又”ａ−”ａ’がｄより大きい場合は、ステップ３ｏ
によりｄより大きい値β（αくβ）との比較を行ないＴ
ａ−Ｔａ’がｄよシ大きくβより小さい場合、ステップ
３１によりルーバ駆動用モータ５を駆動させル−バ６を
回動させ風向を下方に向ける。なおかつＴａ−Ｔａ’が
βよシ大きい場合は前記の如くステップ３２にてルーバ
６を回動し風向を下方に向けると共に、ステップ３３に
より送風機駆動用モータ３の風量切換えを行ない風量を
１ステツプアツプさせるようにする。

以上のように本実施例によれば、吸込部空気温度Ｔａと
輻射温度Ｔｒを各々検出することにより、室内の上下空
気温度差を算出し、その温度差が大きく足元が寒いとい
った不快感のある場合に風向を下方に向けると共に風量
を１ステツプアツプさせることにより、上下温度差の均
一化をはかることができ、快適な居住空間を実現するこ
とが可能である。

発明の効果 以上のような説明からも明らかなように本発明の空気調
和機は、室内の吸込部空気温度と主に床面からの輻射温
度を検出する手段を備え、それらより検出した温度によ
り、床面温度及び床近辺温度を算出する手段にて足元近
傍の温度を算出し、前記吸込部空気温度とにより室内の
上下空気温度差を判定する手段を有している。

この上下温度差判定手段による判定によυ、ルーバを駆
動させるルーバ駆動手段や風量を切換える風量切換手段
により構成されている。

このような構成から上下温度差が所定の値以上になると
ルーバによる風向偏向や風量の切換えを行なうことによ
り、暖房運転時、特に床面等が冷えておシ、この冷輻射
により足元が寒いといった不快な状況や、主に天井面に
温風が滞留し、室内の上下空気温度が大きくなり快適性
を損うといったことを解決できることになり、近年空調
機に強く要望されている快適性向上に対して実用上きわ
めて効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す空気調和機のシステム
構成図、第２図は本発明の一実施例における制御内容の
フローチャートである。 ６・・・・・・ルーバ、１１・・・・・・輻射温度検出
手段、１２・・・・・・床表面温度算出手段、１３・・
・・・・床近辺温度算出手段、１４・・・・・・吸込部
温度検出手段、１６・・・・・・温度差判別手段、１６
・・・・・・ルーバ駆動手段、１７・・・・・・風量切
換手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸込部温度検出手段と、床面からの輻射温度検出手段と
   、前記輻射温度検出手段により検出した輻射温度から床
   面温度を算出する床表面温度算出手段と、前記床表面温
   度算出手段により算出した床面温度より床近辺の空気温
   度を算出する床近辺温度算出手段と、前記吸込部温度検
   出手段による吸込部空気温度と前記床近辺温度算出手段
   による床近辺空気温度とにより所定の温度差を判別する
   温度差判別手段と、前記温度差判別手段の出力によりル
   ーバを駆動させるルーバ駆動手段及び風量を切換える風
   量切換手段とを備えた空気調和機。