JPH03113160A - 歯車式変速機の歯打ち音低減装置 - Google Patents

歯車式変速機の歯打ち音低減装置

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JPH03113160A
JPH03113160A JP1248485A JP24848589A JPH03113160A JP H03113160 A JPH03113160 A JP H03113160A JP 1248485 A JP1248485 A JP 1248485A JP 24848589 A JP24848589 A JP 24848589A JP H03113160 A JPH03113160 A JP H03113160A
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    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0434Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、歯車式変速機における歯打ち音低減装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来より、歯車式変速機に入力されるエンジンからの駆
動力には回転変動があり、この回転変動に伴って歯車式
変速機のギヤの噛み合いに歯打ち音が発生することから
、例えば、特開昭57−200761号公報に見られる
ように、歯車式変速機の入力軸の回転変動量を検出し、
その信号に基づいてニュートラル時のうちエンジンのト
ルク変動の大きい時のみカウンタシャフトに電磁ブレー
キによってブレーキをかけ、駆動損失を低く抑えながら
歯打ち音を減少させるようにした技術が公知である。
また、エンジンの出力を歯車式変速機によって変速して
出力するについて、その歯車式変速機の各部にオイルポ
ンプによってオイルを送給して潤滑性を確保する必要が
あり、例えば、実開昭57−518[i5号公報に見ら
れるように、このオイルポンプを変速機内部に配設する
ようにした構造が公知である。
(発明が解決しようとする課題) しかして、上記のようにエンジンの回転変動を検出しト
ルク変動の大きなニュートラル時のみブレーキ力を作用
させるものでは、実際の歯打ち音の大きさに対応したも
のでなく不必要なブレーキをかけたり、歯打ち音が抑制
できなかったりする恐れがある。
すなわち、歯打ち音そのものはエンジンの加振力として
の回転の角速度変動に伴う微小振動によって発生するも
のであり、特に低回転状態ではエンジン回転が不安定と
なって歯打ち音も大きくなりエンジン回転数の上昇と共
にエンジン回転も安定して角速度変動が小さくなること
から歯打ち音は小さくなる。しかし、実際にエンジン音
と共に歯打ち音を聞いた場合に、エンジン回転数の上昇
に伴ってエンジン全体の騒音レベルは上昇し、歯打ち音
?J気にならなくなる傾向にあり、このような状態にお
いても回転変動が大きいからといってブレーキ力を作用
させると、エンジン出力の不必要な低下を招く問題を有
する。
そこで本発明は上記事情に鑑み、歯車式変速機での歯打
ち音をその発生状態に対応して低減するようにした歯車
式変速機の歯打ち音低減装置を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の歯打ち音低減装置は、
カウンタシャフトにブレーキ力を作用させるオイルポン
プ等によるブレーキ手段と、該ブレーキ手段のブレーキ
力を変更するブレーキ力調整手段と、エンジン回転数を
検出する回転数検出手段と、該回転数検出手段の信号を
受け、エンジン回転数が低いほど前記ブレーキ手段のブ
レーキ力を強くする制御手段とを備えて構成したもので
ある。
また、シフトポジション検出手段を備え、該シフトポジ
ション検出手段の信号を受けた前記制御手段は、エンジ
ン回転数とシフトポジションに応じてブレーキ力を変更
するように構成してもよいものである。
(作用) 上記のような歯打ち音低減装置では、エンジン回転数そ
のものに応じて、エンジン回転数が低回転状態では回転
が不安定で角速度変動が大きく、しかもエンジン全体の
騒音が低レベルであることから歯打ち音の発生が顕著に
なり、この低回転時にはカウンタシャフトに対するブレ
ーキ力を強めて該カウンタシャフトの回転に抵抗を与え
、歯打ち音を低減する一方、エンジン回転数が安定しか
つエンジン音が大きくなって歯打ち音が掻き消される状
態ではブレーキ力を弱めてカウンタシャフトの回転抵抗
を低減して出力損失の減少で出力特性を高めるようにし
ている。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例のオイルポンプによる歯打ち
音低減装置を備えた動力伝達機構の要部断面構造を示し
、第2図はオイルポンプ部分の詳細断面構造を、第3図
はその正面構造を示している。
マニュアル式の歯車式変速機1を収容するトランスミッ
ションケーシング2の一端部に、クラッチ装置3を収容
するクラッチハウジング4が締結されている。
上記クラッチ装置3は、エンジン出力が入力されるフラ
イホイール6を備え、このフライホイール6と同心上に
歯車式変速機1に対する入力軸7(クラッチシャフト)
が配設され、両者間の動力の伝達を上記フライホイール
6にクラッチディスク8をプレッシャプレート9の圧接
状態を切り換えることによって行うものである。上記圧
接は例えばダイヤフラムスプリング10を使用して行っ
て動力伝達状態とし、レリーズ機構(図示せず)によっ
てクラッチペダルの操作に対応して圧接を解除し、動力
遮断状態とするクラ・)チ機能を得るものである。そし
て、上記クラッチ装置3は、工ンジン側が開放したクラ
ッチハウジング4内に収容され、該クラッチハウジング
4の略中央を前記入力軸7が貫通して、トランスミッシ
ョンケーシング2にベアリング11を介して支持され内
部に延長されている。
前記入力軸7の後端には、同心上にメインシャフト15
が配設され、該メインシャフト15と平行にカウンタシ
ャフト16がトランスミッションケーシング2にベアリ
ング17を介して支持されている。前記入力軸7の端部
のドライブギヤ18とカウンタドリブンギヤ19との噛
合でカウンタシャフト16が駆動され、このカウンタシ
ャフト16の各変速段のカウンタギヤ21a、21bと
常時噛合するメインシャフト15に回動自在に装着され
た各変速段ギヤ22a、22bが常時回転されている。
そして、シンクロ機構23によって上記変速段ギヤ22
a、22bを選択的にメインシャフト15に締結して所
定の変速比を得るようにした、公知の機構が設置されて
いる。上記メインシャフト15の内部にはオイル通路2
4が形成され、シンクロ機構23およびギヤ噛合部に潤
滑油を供給するように構成される。
上記メインシャフト15のオイル通路24に対してオイ
ルを送給するオイルポンプ27が、前記カウンタシャフ
ト16の先端部におけるトランスミッションケーシング
2とクラッチハウジング4とで囲まれる空間に配設され
、該カウンタシャフト16によって駆動される。
そして、上記オイルポンプ27はカウンタシャフト16
に対し、てポンプ駆動負荷を与えることで、該カウンタ
シャフト16にブレーキ力を作用させるブレーキ手段A
に構成され、このブレーキ手段Aによるブレーキ力の変
更は、後述の吐出圧の調整による駆動負荷の増減変更に
よって行うものである。
前記ブレーキ手段Aとしてのオイルポンプ27は、入力
軸7の下方におけるカウンタシャフト16の前端延長線
上に配設されるものであって、トランスミッションケー
シング2の前面部にはインターハウジング28が設置さ
れ、このインターハウジング28にオイルポンプ27が
形成されている。このインターハウジング28は入力軸
7を支持するベアリング11の周囲から下方に伸びて、
カウンタシャフト16を支持するベアリング17の周囲
に延設されている。そして、このインターハウジング2
8に、オイルポンプ27のポンプシャフト31が嵌挿さ
れている。該ポンプシャフト31の基端部31aはカウ
ンタシャフト16の先端部16aに、溝と突起との係合
で連係され、該カウンタシャフト16の回転力が伝達さ
れて駆動される。
上記ポンプシャフト31にはオイルポンプ27のインナ
ーロータ32が固着され、該インナロータ32の外周に
アウターロータ33が配設され、両ロータ32.33は
ポンプカバー34によって覆われている。また、ポンプ
シャフト31の回転に対してインナーロータ32とアウ
ターロータ33との間に得られるポンプ作用に対応して
、前記インターハウジング28には負圧側に吸入ポー十
35が加圧側に吐出ポート36が形成されている。
上記吸入ポート35には、トランスミッションケーシン
グ2の下部に設置されたオイルストレーナ37からのオ
イルが吸入バイブ38を経て、インターハウジング28
内に形成された吸入口39(第3図参照)から前記吸入
ポート35に接続される。なお、トランスミッションケ
ーシング2には、前記カウンタシャフト16の中心線を
オイルレベルOLとする量のオイルが注入されている。
一方、前記オイルポンプ27の吐出ポート36に接続さ
れた吐出通路41は、上方の入力軸7の外周部分に延び
、入力軸7のオイル供給通路42に環状溝43、貫通孔
44を介して連通し、該入力軸7のオイル供給通路42
の後端部に接続されたノズル45からメインシャフト1
5内のオイル通路24に送給される。
また、前記吐出ポート36から延びる吐出通路41の途
中にはリリーフ通路47が分岐され、該リリーフ通路4
7には前記ブレーキ手段Aとしてのオイルポンプ27の
吐出圧の調整で、該オイルポンプ27の駆動負荷すなわ
ちカウンタシャフト16に対するブレーキ力を変更する
ブレーキ力調整手段Bが設置されている。
このブレーキ力調整手段Bの構成は、第3図に示すよう
に、リリーフ通路47にボールによるリリーフバルブ4
8が介装され、このリリーフバルブ48の開弁圧を設定
するバルブスプリング48aの長さすなわち付勢力がソ
レノイドアクチュエータ49によって調整される。この
バルブスプリング48aの後端を受けるリテーナ48b
の背面に、ソレノイドアクチュエータ49のロッド49
a先端が当接され、該ロッド49aの突出量によってリ
リーフバルブ48のリリーフ圧を変更する。
これにより、バルブスプリング48aの付勢力を高めて
オイルポンプ27の吐出圧を高めると、該オイルポンプ
27の駆動負荷が増大してカウンタシャフト16に対す
るブレーキ力を強める一方、バルブスプリング48aの
付勢力を小さくするとオイルポンプ27の吐出圧が低下
し、該オイルポンプ27の駆動負荷が低減してカウンタ
シャフト16に対するブレーキ力を弱めるように変更す
るものである。
なお、この上記ソレノイドアクチュエータ49によるリ
リーフ圧の調整は、カウンタシャフト16の回転上昇に
対する吐出圧の上限を規制する機能をも有する。また、
上記リリーフ通路47のリリーフバルブ48が開作動し
た際にリリーフされるオイルは、リリーフポート47a
からトランスミッションケーシング2内に回収するよう
に形成されている。
上記のようなオイルポンプ27の設置に対し、前記クラ
ッチハウジング4のトランスミッションケーシング2に
対する締結部分は、前記インターハウジング28および
オイルポンプ27のポンプカバー34を覆うように内方
に膨らんで遮蔽壁4aが外周部のクラッチハウジング4
と一体に形成され、この遮蔽壁4aとトランスミッショ
ンケーシング2の端面との間に形成される空間に前記オ
イルポンプ27が配設され、クラッチ装置3の部分への
オイルポンプ27から洩れたオイルが進入するのを防止
している。なお、遮蔽壁4aの中心部には入力軸7の外
周部分に沿ってスリーブ50がオイルシール51を介し
て連接されている。
前記ブレーキ手段Aのブレーキ力の調整すなわちブレー
キ力調整手段Bのソレノイドアクチュエータ49の制御
は、第4図に示すようなコントロールユニット(マイク
ロコンピュータ)で構成される制御手段Cによって行う
。この制御手段Cには、エンジンらの回転数を検出する
回転センサ53による回転数検出手段Eからの回転信号
、クラッチ装置3の接続状態を検出するクラッチスイッ
チ54からのクラッチ信号および変速機1のシフトポジ
ションを検出するシフトポジションセンサ55によるシ
フトポジション検出手段Fからのシフトポジション信号
がそれぞれ入力され、これらの信号に基づき歯打ち音の
発生状態に応じてカウンタシャフト16に対するブレー
キ力を調整する制御信号を前記ブレーキ力調整手段Bの
ソレノイドアクチュエータ49に出力するものである。
すなわち、上記制御手段Cは、基本的にはエンジン回転
数が設定値、例えば3.000rpI11以下の状態お
よびニュートラル状態でブレーキ力を強め、走行歯打ち
音およびアイドル歯打ち音を低減する一方、3.00O
rpm以上でブレーキ力を弱めて出力損失を低減するも
のである。上記エンジン回転数の設定値は、エンジン回
転数の上昇と共に角速度変動が低減して歯打ち音が低下
する特性と、エンジン回転数の上昇と共にエンジン音が
増大する特性との交点の回転数であり、これ以下では歯
打ち音の抑制が要求され、これ以上では出力向上が要求
されるものである。
また、上記制御手段Cは、シフトポジションに応じ、エ
ンジン回転数が3.00Orpm以下でも低速シフトポ
ジション(1,2速)の場合には、ブレーキ力は弱める
ように制御するものである。さらに、変速時には変速時
間を短縮することからブレーキ力を弱める制御を行う。
次に上記制御手段Cのブレーキ力制御の処理を第5図の
フローチャートに基づいて説明する。制御スタート後、
ステップS1で前記各種信号を入力し、ステップS2で
クラッチ3が接続状態か否かを判定し、この判定がYE
Sでクラッチ3が接続状態にある場合には、ステップS
3で変速機1のシフトポジションがニュートラルか否か
を判定する。
上記ステップS3の判定がYESでシフトポジションが
ニュートラルの場合には、ステップS4で前記ソレノイ
ドアクチュエータ49にロッド49aの突出量を増大す
るブレーキ力を強める信号を出力して、アイドル歯打ち
音を低減する作動を行う。
このクラッチ3が接続されたニュートラル状態では、変
速機1はエンジン回転が伝達されて回転状態にあり、ま
た、アイドル時のようにエンジンは不安定回転領域で歯
打ち音も大きく、しがち、エンジン回転数も比較的低く
てエンジン音が小さいことから、カウンタシャフト16
にブレーキ力を作用させて、このアイドル歯打ち音を低
減するものである。
一方、前記ステップS3の判定がNoで、変速機1がニ
ュートラル以外の走行シフトポジションにある場合には
、ステップS5でこのシフトポジションが3〜5速の高
速段か否かを判定する。この判定がYESで高速段にあ
る場合には、ステップS6に進んでエンジン回転数が3
.OOOrpm以下が否かを判定する。エンジン回転数
が3.00Orpm以下の場合には、ステップS7で前
記ソレノイドアクチュエータ49にロッド49aの突出
量を増大するブレーキ力を強める信号を出力して、走行
歯打ち音を低減する作動を行う。
このクラッチ3が接続状態で高速段にシフトポジション
がある走行状態で、しかもエンジン回転数が設定値以下
にある時には、定速走行状態となって比較的エンジン回
転数が低いことからその角速度変動によって比較的大き
な歯打ち音が発生し、しかも、エンジン音が小さいこと
から、カウンタシャフト16にブレーキ力を作用させて
、この走行歯打ち音を低減するものである。
また、上記ステップS6の判定がNoで、エンジン回転
数が3.00Orpmを越えている場合には、ステップ
S8で前記ソレノイドアクチュエータ49にロッド49
aの突出量を減少するブレーキ力を弱める信号を出力し
て、走行性能を向上する作動を行う。
この高回転状態では、エンジン回転も安定して走行歯打
ち音が低下し、かつエンジン音も大きくなって歯打ち音
が掻き消され、しかも、走行負荷が増大して要求出力が
大きくなることから、カウンタシャフト16のブレーキ
力すなわち回転抵抗を弱めて出力損失を低減して出力の
増大を得るものである。
さら、に、前記ステップS5の判定がNoで、走行シフ
トポジションが低速段(1,2速)にある場合には、ス
テップS9で前記ソレノイドアクチュエータ49にロッ
ド49aの突出量を減少するブレーキ力を弱める信号を
出力して、駆動抵抗の低減による燃費性の改善を行う。
この1,2速のような低速段のシフトポジションでは、
発進加速時に頻繁に使用され、しかも比較的高い回転域
で運転され、さらに、このシフトポジションでの経過時
間が短いことから、この状態での歯打ち音は実用上では
特に問題とならず、それよりブレーキ力の低減による出
力損失の減少を得ることで燃費性の改善、加速性の向上
を行うものである。
また、前記ステップS2の判定がNoでクラッチ3が切
られている場合には、ステップSIOに進んでシフトポ
ジションがニュートラルか否かを判定する。この判定が
YESでニュートラルの時には、ステップSllで前記
ソレノイドアクチュエータ49にロッド、49aの突出
量を減少するブレーキ力を弱める信号を出力して、変速
時間の縮を行う。
このクラッチ3が切られたニュートラル状態は、変速操
作に伴って発生するものであり、この変速時にカウンタ
シャフト16にブレーキ力が作用していると、シンクロ
装置によるカウンタシャフト16等の同期回転の回転変
動に時間がかかり、変速時間が長、≦なって変速操作性
の低下を招くことから、この変速時のカウンタシャフト
16の回転抵抗を低減するようにブレーキ力を弱めるも
のである。
一方、前記ステップS10の判定がNoでシフトポジシ
ョンがニュートラル以外の走行シフトポジションにある
場合には、ステップS12で前記ソレノイドアクチュエ
ータ49にロッド49aの突出量を増大するブレーキ力
を強める信号を出力して、出力側からの振動歯打ち音を
低減する作動を行う。
このクラッチ3が切られた走行シフトポジションの状態
は、走行中に負荷がかかっている状態でクラッチ3が切
られた変速前段の操作時であり、この状態ではエンジン
回転変動は伝達されないが、それまでの駆動トルクがメ
インシャフト15から出力されており、クラッチ3が切
れた時に駆動系の捩り変形の反動が伝達されて歯打ち音
が発生するものであり、この振動歯打ち音を低減するこ
とからブレーキ力を作用させるものである。
上記実施例の構成によれば、カウンタシャフト16の端
部によって直接駆動するオイルポンプ27を配設し、こ
のオイルポンプ27の駆動抵抗をカウンタシャフト16
のブレーキ手段Aとして使用し、そのブレーキ力をリリ
ーフ圧の調整で可変としてエンジン回転数、シフトポジ
ションおよびクラッチ3の状態に応じて制御するように
したことにより、アイドル歯打ち音、走行歯打ち音およ
び振動歯打ち音をブレーキ力を強めて減少させると共に
、不必要なブレーキ力を解除して駆動抵抗の減少に伴う
出力性能の向上、走行性(加速性)および燃費性の改善
、変速操作性を確保することができるものである。
(発明の効果) 上記のような本発明によれば、カウンタシャフトにブレ
ーキ力を調整可能に作用させるオイルポンプ等によるブ
レーキ手段を設け、エンジン回転数が低いほどブレーキ
手段のブレーキ力を強くする制御手段を設けたことによ
り、エンジン回転そのものに基づいて、エンジン回転が
不安定で角速度変動による歯打ち音が大きく発生する低
回転状態では、カウンタシャフトに対するブレーキ力を
強めて回転に抵抗を与えて歯打ち音を低減する一方、エ
ンジン回転数が安定しかつエンジン音が大きくなって歯
打ち音が掻き消される高回転状態ではブレーキ力を弱め
て出力特性を高めることができるものである。
また、エンジン回転数とシフトポジションに応じてブレ
ーキ力を制御するものでは、より歯打ち音の発生状態に
対応した実用的な歯打ち音の低減制御を行うことができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のオイルポンプによる歯打ち
音低減装置を備えた動力伝達機構の要部断面図、 第2図はオイルポンプ部分の詳細断面図、第3図はクラ
ッチハウジングおよびポンプカバーを外した状態でのト
ランスミッションケーシングの部分断面正面図、 第4図は制御系統を示す概略構成図、 第5図は制御手段の処理を説明するためのフローチャー
ト図である。 1・・・・・・変速機、3・・・・・・クラッチ装置、
7・・・・・・入力軸、15・・・・・・メインシャフ
ト、16・・・・・・カウンタシャフト、27・・・・
・・オイルポンプ、36−・・・・・・吐出ポート、4
1・・・・・・吐出通路、47・・・・・・リリーフ通
路、48・・・・・・リリーフバルブ、4つ・・・・・
・ソレノイドアクチュエータ、53・・・・・・回転セ
ンサ、54・・・・・・クラッチスイッチ、55・・・
・・・シフトポジションセンサ、A・・・・・・ブレー
キ手段、B・・・・・・ブレーキ力調整手段、C・・・
・・・制御手段、E・・・・・・回転数検出手段、F・
・・・・・シフトポジション検出手段。 第 4 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンの駆動力が入力される入力軸と同一軸線
    上に出力側のメインシャフトが配設され、該メインシャ
    フトと平行にカウンタシャフトが配設され、このカウン
    タシャフトが入力軸によって常時回転される歯車式変速
    機において、前記カウンタシャフトにブレーキ力を作用
    させるブレーキ手段と、該ブレーキ手段のブレーキ力を
    変更するブレーキ力調整手段と、エンジン回転数を検出
    する回転数検出手段と、該回転数検出手段の信号を受け
    、エンジン回転数が低いほど前記ブレーキ手段のブレー
    キ力を強くする制御手段とを備えたことを特徴とする歯
    車式変速機の歯打ち音低減装置。
  2. (2)前記ブレーキ手段がオイルポンプであることを特
    徴とする請求項1記載の歯車式変速機の歯打ち音低減装
    置。
  3. (3)シフトポジション検出手段を備え、該シフトポジ
    ション検出手段の信号を受けた制御手段は、エンジン回
    転数とシフトポジションに応じてブレーキ力を変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の歯車式変速機の歯打ち
    音低減装置。
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