JPH03113060A - シート状体、プレスボード、これらの製造法及びその用途 - Google Patents

シート状体、プレスボード、これらの製造法及びその用途

Info

Publication number
JPH03113060A
JPH03113060A JP1253680A JP25368089A JPH03113060A JP H03113060 A JPH03113060 A JP H03113060A JP 1253680 A JP1253680 A JP 1253680A JP 25368089 A JP25368089 A JP 25368089A JP H03113060 A JPH03113060 A JP H03113060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
methyl
polymer
bentene
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1253680A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Shigemoto
重本 博美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP1253680A priority Critical patent/JPH03113060A/ja
Publication of JPH03113060A publication Critical patent/JPH03113060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 又m免! 本分明檄 熱可塑性樹脂から形成される新規なシート状
化 このシート状体から製造されるプレスボードおよび
これらの製造方法ならびに上記プレスボードの用途に関
する。
1更立技五羞11 従来から、変圧器内の絶縁体などとしてプレスボードが
使用されている。
第1図に模式的に変圧器の構造を示す。すなわち変圧器
内部に哄 油浸紙11で絶縁された複数の導体12と、
この複数の導体12を区画している絶縁性ボード13と
からなる。そして、これらの導体2および絶縁性ボード
叫 鉱油等の絶縁油充填されたハウジング(図示なし)
に収容されている。このような変圧器において、絶縁油
1戴 導体12の表面を流動しながら電流が流れること
により発生するジュール熱を除去するとともに絶縁状体
をいじする役割を果たしている。また、絶縁性ボードミ
絶縁油を含浸することにより、良好な絶縁性を有するよ
うになると共&へ 導体(コイル)を支持する構造材料
としての役割をも果たしている。
従って、このようにして使用される絶縁性ボードは、誘
電率が低いこと及び絶縁油を良好に含浸することができ
るものであると共へ 加熱された絶縁油によって熱変形
などを受けることがないように耐熱性も高いことが必要
である。さら4− 導体を支持することから、機械的強
度も高いことが必要になる。
従来からこのような絶縁性ボードとしては、紙を圧縮成
形して硬い木板状にしたボードが使用されている。
しかしながら、例えばE種のガストランス材料として+
4  従来の圧縮成形して硬い木板状にしたボードは、
耐熱性が低く使用しにくいという問題がある。
また、芳香族系重合体からなるボードを、上記のような
ガストランスの絶縁性ボードとして使用することも提案
されているが、 このようなボード叫 非常に高価であ
るという問題がある。
i里匁1濫 本分IIAjL  例えば上記のようなM練性ボードを
製造するのに適したシート状体およびその製造方法を提
供することを目的としている。
さらく 本発明1戴 このようなシート状体を積層して
なるプレスボードおよびその製造方法を提供することを
目的としている。
また 本分引代 上記のようなプレスボードの用途を提
供することを目的としている。
i里久皇1 本発明のシート状体+4 4−メチル−1−ベンテン重
合体または4−メチル−1−ベンテン重合体を含むポリ
オレフィン樹脂組成物からなる繊維の少なくとも一部が
、繊維形状を保持した状態でランダムに配列されており
、かつ嵩比重が0.01〜0,8g/cm3の範囲内に
あることを特徴としている。
このようなシート状体毫 4−メチル−1−ベンテン重
合体または4−メチル−1−ベンテン重合体を含むポリ
オレフィン樹脂組成物からなる繊維から形成される嵩比
重が0. 5g/cm”以下刃不織布を、嵩比重が0.
 01〜0. 8g/cm’の範囲内になるように圧縮
することにより製造することができる。
また、本発明のプレスシート1 前記シート状体が、少
なくとも2枚積層されていることを特徴としている。
このようはプレスボード(戴 前記シート状体を、2枚
以上重ねて加熱圧着することにより製造することができ
る。
さらく 本発明の絶縁性ボード(戴 前記シート状体が
、 少なくとも2枚積層されていることを特徴している
本発明のシート状体IL  4−メチル−1−ベンテン
重合体またはそれを含むポリオレフィン樹脂組成物繊維
から形成されているため、非常に優れた耐熱性を有して
いると共に低誘電率である。しかも、このような繊維が
特定の範囲内の嵩密度を有するようにランダムに配列さ
れており、優れた保油を有している。このような本発明
のシート状体(戯特定の範囲内の嵩密度を有しており、
この点で単に繊維のバルキーな集合体である不織布とは
異なり、また、このシート状体中&ミ 繊維の少なくと
も一部がその形状を維持した状態で存在している点で樹
脂フィルムとは異なる。
また、本発明のプレスボード(戴 上記のようなシート
状体の積層体であるため、耐熱性、機械的特性、前記絶
縁性および保油性などの特性に優れている。従って、こ
のようなプレスボード屯 特に絶縁性ボードとして有効
に利用することができる。
久1トλλ碧」乞陶明 次に本発明を具体的に説明する。
まず、本発明のシート状体を、その好ましい製造方法に
沿って説明する。
本発明のシート状体ik  特定の熱可塑性樹脂繊維か
ら形成される不織布を、圧縮することにより製造するこ
とができる。
本発明で使用される不織布A4−メチル−1−ベンテン
重合体またはそれを含有するポリオレフィン樹脂組成物
からなる繊維から形成されている。
従って、本発明で使用される熱可塑性樹脂繊維叫 4−
メチル−1−ベンテンの単独重合体から形成されていて
もよいし さらに4−メチル−1−ベンテンと他の単量
体成分との共重合体(以下合わせて4MPT重合体と略
することもある)から形成されていてもよい。さらく 
この繊維iL4MPT重合体と、他のポリオレフィン系
樹脂とからなる組成物から形成されていてもよい。
そして、この4MPT重合体として14260℃に加熱
して5 Kgの加重を賦与してASTM D 1238
に準じて測定したMFR75−通常は0.01〜800
g/10分間、好ましくは50〜300g710分間の
範囲内にあるものが使用される。
この4MFT重合体が共重合体である場合&へ4−メチ
ル−1−ベンテンと共に重合体を形成する単量体成分と
してL  得られる樹脂が熱可塑性を有するようになる
単量体であれば特に限定することなく使用することがで
きる。特に本発明において1戴4MPT重合体の融点が
、 好ましくは170℃以ム 特に好ましくは180〜
243℃の範囲内になるように単量体の種類および量を
設定することにより、耐熱性などの特性に優れたシート
状体(さらにプレスボード)を製造することができる。
このような単量体の例として叫 エチレン、プロピレン
、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、ペンテン、ヘ
キセン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン
、および1−オクタデセンのような炭素原子数を有する
σ−オレフィン; シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロドデセンのよ
うな脂環族化合物を挙げることができる。
このような単量体成分(戴 単独であるいは組み合わせ
て使用することができる。
このような単量体成分単位は、4−メチル−1−ベンテ
ン単位1モルに対して、通常(礼 耐熱性の観点から0
. 1モル以下、好ましくは0.06モル以下の量とす
ることが推奨される。
本発明において、繊維を構成する熱可塑性樹脂とに前述
の4MPT重合体のみを用いることができるが、 さら
に他のポリオレフィン樹脂を配合した組成物を用いるこ
とができる。このような樹脂の例としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ3−メチル−1
−ブテン、ポリベンテン、ポリヘキセンのようなポリオ
レフィン樹脂を挙げることができ、このポリオレフィン
樹脂代単独重合体であっても、共重合体であってもよい
このようなオレフィン系樹脂としてポリプロピレンを用
いるとき13230℃の温度で、2. 16Kgの加重
を賦与してASTM D 1238 Lに従って測定し
たMFRが0. 1〜200g710分間の範囲内の樹
脂を使用することが好ましい。
このような樹脂瓜 4−メチル−1−ベンテン単独重合
体あるいは共重合体100重量部に対して、通常は40
0重量部以下、好ましくは100重量部以下の量で使用
される。
なお、このような4MPT重合体を主成分とする熱可塑
性樹脂に1戴 例えば安定却L 接舷 帯電防止ml 
 顔料、滑舷 発錆防止剤などが配合されていてもよい
本発明において哄 上記のような4MFT重合体または
それを含む組成物を用いて繊維を製造する。
ポリオレフィンを用いて繊維を製造する方法+L既に公
知であり、本発明の繊維I戴  ポリオレフィンについ
ての従来公知の方法を利用して製造することができる。
すなわち、上記のような重合体または組成物を、例え(
fl  その融点以上の温度に加熱して紡糸することに
より本発明で使用する繊維を製造することができる。こ
の場合、張力を賦与しながら紡糸することが好ましく、
通常IL  繊維1本あた吟、0゜1〜30gの張力を
賦与しながら紡糸する。こうして得られる繊維の直径檄
 通常は0. 1〜100μ亀 好ましくは0.2〜I
Oμmの範囲内にある。な扛 この繊維の断面形状用 
紡糸ノズルの形状などを°変えることにより任意の形状
にすることができ、本発明において1 円豚 楕円豚 
偏平等の種々の形状のものを使用することができる。
本発明の方法で1戴 上記のようにして製造された繊維
を用いて不織布を製造する。不織布の製造にIk  上
記のようにして製造された繊維を、そのまま、あるいは
所望の長さに切断して使用することができる。
このような繊維から形成される不織布の嵩比重は、 0
. 5g/cm3以下、好ましくは0.3g/cm ’
以下であり、繊維が相当の空隙を形成しながら相互に絡
み合った形態を有している。
このような不織布を次いで圧縮する。この圧縮1戯 得
られるシート状体の嵩比重がo、oi〜0゜8g/cm
3の範囲1 好まL < ハ0. 1〜0. 7g /
 am 3の範囲1 さらに好ましくは好ましくは0、
 1〜0. 6g/cm3の範囲内になるように圧力を
賦与して行われる。すなわち、具体的には上記のような
不織布を、0. 1〜500 Kg/ cm 2好まし
くは1〜100Kg/cm 2  さらに好ましくは5
〜50 Kg/ cm 2の圧力で圧縮することにより
上記のような嵩密度を有するシート状体を得ることがで
きる。
さらく 本発明においては、上記のような不織布の圧縮
を加熱下に行うことが好ましい。この場合の加熱温度叫
 使用されている4MPT重合体またはそれを含む組成
物の融点よりも140 ℃、好ましくは120℃低い温
度から、この融点よりも100℃、好ましくは80℃高
い温度に通常設定される。特には融点よりも120℃低
い温度から融点までの温度に不織布を加熱しながら圧縮
することが好ましい。
このような条件下における圧縮時間1転 設定される圧
力、および加熱温度により適宜設定することができる。
すなわち、圧力が高く設定するほど、あるいは加熱温度
が高く設定するほど圧縮時間を短くすることができ、通
常は0.05〜60秒間、好ましくは0.1〜5秒間で
ある。殊に使用されている4MPT重合体またはそれを
含む組成物の融点よりも高い温度に加熱しながら圧縮す
る場合に【戴 この圧縮時間を短時間に設定することが
好ましく、通常は0.05〜10秒間、好ましくは0゜
 1〜3秒間の範囲内に設定される。
このように圧縮することにより、嵩密度が上記範囲内に
あるシート状体が得られる。
そして、シート状体中において哄 繊維の少なくとも一
龜 通常の場合繊維の50%以上が、その繊維形状を維
持した状態で存在するように加帆圧縮の条件を設定する
。その条件は予め実験により知ることができる。
これらの繊維檄 それらが有機的に絡み合ってシート状
体を形成している。殊に加熱圧縮することにより形成さ
れたシート状体においては、絡み合った繊維が相互に交
差する部分の少なくとも一部哄 相互に溶着した状態に
ある。
本発明のシート状体ζ転 通常t4  t〜8000μ
へ 好ましくは330−1O00pの厚さを有しており
、また、このシート状体の誘電率[ε]鷹通常は0. 
1〜2,1、好ましくは0. 2〜2゜0の範囲内にあ
る。
そして、本発明のシート状体1転 非常に優れた耐熱性
を有しており、このシート状体を160℃の温度で30
分間加熱しても溶融することがない。
このシート状体の耐熱性は、4−メチル−1−ベンテン
から誘導される繰り返し単位の含有率が高くなるほど、
向上する傾向がある。例えばポリオレフィン樹脂組成物
がポリ4−メチル−1−ベンテンとポリプロピレンとの
組成物である場合、ポリ4−メチル−1−ベンテンの含
有率が50重量%を超えると特に耐熱性が良好になり、
例えば180℃で30分間加熱しても、シート状体の熱
収縮率が通常は5%以下、多くの場合はぼ0%になる。
このように本発明のシート状体番戴  上記のように優
れた耐熱性を有していると共&ミ 電気的特性にも優れ
ている。そして、このようなシート状体を所望の厚さに
なるように積層したプレスボード叫 機械的特性も向上
するため、特に変圧器内に配置される絶縁性ボートとし
て有効に利用することができる。
すなわち、本発明のプレスボードは、上記のようなシー
ト状体をZ層以上積層することにより形成される。シー
ト状体を2層以上積層する方法として失 接着剤などを
用いてシート状体を張り合わせる方法等を利用すること
ができるカ\ 特に本発明において1戴 シート状体を
2枚以上重ね合わせて加熱圧着する方法を採用すること
が好ましい。
この場合、重ね合わせるシート状体の枚数哄得られるプ
レスシートの用途に対応させて適宜設定することができ
るが、例えば絶縁性ボードとして使用する場合に哄 得
られるポードが導体(コイル)を支持することができる
強度を有するために1戴 シート状体を好ましくは3枚
以ム 特に好ましくは5枚以上積層する。従って、この
ようにして積層されたプレスボード哄 通常は0.5〜
20職 好ましくは0. 8〜2mmを有している。
このようなシート状体を加熱圧着する際の圧力失 通常
は1〜300Kg/cm 2  好ましくは5〜150
Kg/cm 2   さらに好ましくは5−100Kg
/cm”の範囲内に設定される。
また、加熱温度は、使用されているTPX重合体または
それを含むポリオレフィン樹脂組成物の融点よりも14
0℃、好ましくは120℃低い温度から、この融点より
も100℃、好ましくは80℃高い温度に設定される。
特に融点よりも120℃低い温度から融点までの温度に
不織布を加熱しながら圧縮することが好ましい。
このような条件下における圧縮時間哄 設定される圧力
、および加熱温度により適宜設定することができる。す
なわち、圧力が高く設定するほど、あるいは加熱温度が
高く設定するほど圧縮時間を短くすることができ、通常
は0. 1〜60秒間、好ましくは0. 1〜15秒間
である。融点よりも高い温度に加熱しながら圧縮する場
合にiL  この圧縮時間を短時間に設定することが好
ましく、通常は0.1〜15秒間、好ましくは0. 1
〜5秒間の範囲内に設定される。
このような条件で加熱圧着することにより、隣接するシ
ート状体のそれぞれの表面近傍にある繊維の少なくとも
一部が相互に融着して本発明のプレスボードが形成され
る。しかも、このようにして得られたプレスボードにお
いて、依然として繊維の形状は維持されている。すなわ
ち、このようなプレスポート(戴 その嵩密度が通常+
4  o、  。
1〜0. 8 cm ”  好ましくは0.1〜0.7
cm ” の範囲内にあり、4MFT重合体またはそれ
を含むポリオレフィン樹脂組成物自体の密度よりも低い
。このことはプレスボード内に空隙が形成されているこ
とを示している。従って、このようなプレスボード檄 
このような空隙に絶縁油が侵入することにより優れた絶
縁性を有するようになる。
従って、このプレスボード哄 絶縁性ボードとして使用
することができる。
この絶縁性ボード檄 特に0.5〜10mmの厚さを有
していることが好ましい。そして、このような絶縁性ボ
ード1戴 上述のシート状体と同等の比誘電率を有して
おり、さらく 例えば厚さ6゜4mmの絶縁性ボードの
雷インパルス破壊電圧iL通常は250KV以ム 好ま
しくは300KV以上である。
このような本発明の絶縁性ボード叫 従来の絶縁性ボー
ドと同様に使用することができる。
以上本発明のシート状化 プレスボードおよび絶縁性ボ
ード並びにこれらの製造方法について説明した八 本発
明のシート状体およびプレスボードは、上述のように絶
縁性ボードの形成部材(あるいは構成部材)として使用
することができる仏種々の用途に使用することができる
例えば、本発明のシート状体14  バッテリーセパレ
ーター 防水風呂敷 手提袋、ワイビイングクロス等と
して使用することができ、また、プレスシートは、バッ
テリーセパレーター タフトが、ペット、キルテイング
シート、レザー基布、防水衣料、電カケープルの電線押
え巻等として使用することができる。
1皿A皇J 本発明のシート状体(戴4−メチルー1−ベンテン重合
体またはそれを含むポリオレフィン樹脂組成物からなる
繊維から形成されているため、非常に優れた耐熱性およ
び電気的特性を有している。しかも、このような繊維が
特定の範囲内の嵩密度を有するようにランダムに配列さ
れており、優れた保油性を有している。
さらに本発明のプレスシート(戯 上記のような特性を
有するシート状体から形成されているため、耐熱性およ
び電気的特性に優れている共&ミ 機械的特性も良好で
ある。
従って、このようなプレスシートからなる絶縁性ボード
叫 耐熱性、電気的特性および機械的特性に優れている
失速j 以下の実施例に於いて融点の測定は以下の如く行っ島 [測定方法] すなわち試料を、窒素雰囲気下、DSC法により以下の
操作に従っf;260℃で5分間加熱獣溶融させた後、
20℃/分の降温速度で室温まで冷却獣 結晶化させ、
室温にて1分間保った後、10℃/分の昇温速度で加熱
した際の試料の吸熱曲線を求め、そのピーク温度で融点
を示し島 なお、本発明において用いられる試料、たと
えば4−メチル−1−ベンテン重合体に檄 吸熱ピーク
が1個ないし複数個検出される場合があるカ\ その場
合には最高ピーク温度を融点とした 叉蓋1」 M、FRが180(g/10分)であるポリ4−メチル
−1−ベンテン(融点235℃)を、L/D=20のメ
タリンゲタイブのスクリューおよび幅600mmのダイ
スを装備した押出機(東芝■製、直径65mm)を使用
して直径2〜15μmのポリ4−メチル−1−ベンテン
繊維を調製した 第2図に紡糸工程を模式的に示す。
すなわち、ポリ4−メチル−1−ベンテンをホッパー2
1から押し出し機22に導入した この押し出し機22
のシリンダー温度CL、  C2,Ca  C4および
アダプターの温度を320℃に設定し ダイ24の温度
D1を330℃、D2およびD3を320℃、そしてD
4を330℃に設定し九 加熱空気導入口25から33
0℃の加熱空気を30 Kg/ am 2の圧力でダイ
24内に導入して、引取速度15m/分の条件で成形を
行った なお、第2図において、26で示したのはコレ
クタードラムであり、27で示したのはミラーロールで
ある。
このようにして得られたポリ4−メチル−1−ベンテン
繊維をそのまま用いて、厚さ約1. 2mmの不織布を
調製した この不織布の嵩密度は0.1g/ cm 3
 であった 次いで上記のようにして得られた不織布を100℃に加
熱したロールの間を通して加熱圧縮したく加熱圧縮時間
的0.8秒間)。
このようにして製造されたシート状体(戴 嵩密度が0
.4g/cm3であり、厚さが300.camであり、
外観は紙のようであった シート状体を顕微鏡を用いて
観察したところ、ポリ4−メチル−1−ベンテンの繊維
がそのままの状態で存在しており、しかも繊維の交差す
る部分で、繊維が相互に溶融して一体化している部分が
あることが確認されたこのようにして得られたシート状
体を、 140℃、 160℃、及び180℃にそれぞ
れ30分間加熱して縦方向(MD)および横方向(TD
)の熱収縮率を測定し八 結果を第1表に示す。
なお、熱収縮率1戯 加熱によって変化した試験片の長
さを加熱前の試験片の長さに対する百分率で表記した 
ここで試験片として、縦100mn。
横100狐 厚さ300μmのシート状体を使用した。
次いで上記のようにして調製したシート状体の耐熱性に
ついて評価し九 すなわち、上記のようにして得られたシート状体を14
0℃、160℃、180℃、そして2゜0℃のエアーオ
ープン中に30分間放置獣 その後、このシート状体を
エアーオーブンから取り出してその外観を観察し島 結果を第2表に示す。
また、このシート状体の誘電率[ε]を測定したところ
、0.8であった 上記のようにして得られたシート状体を10枚重ねて、
200℃に加熱り、S 20Kg/cm2の圧力をかけ
て圧着して厚さ2.5mmのプレスボー1製造しtら このプレスボード(絶縁性ボード)の誘電率[ε]+L
  1.2であり、また、雷イン)<ル破壊電圧檄 2
60KVであつへ 失ムflu 実施例1において、ポリ4−メチル−1−ベンテンの代
わり蚤ミ 実施例1で使用したポリ4−メチル−1−ベ
ンテンとポリプロピレン(MFR15g/l 0分間)
、融点160℃とを75:25の重量比で含む組成物を
使用して紡糸した繊維(繊維径; 2〜20μm)を用
いた以外は同様にしてシート状体を製造し八 このシート状体の誘電率[ε]鷹1.2であった このシート状体について、実施例1と同様にして熱収縮
率および耐熱性を測定した 結果を第1表及び第2表に記載する。
次いで上記のようにして得られたシート状体を使用して
実施例1と同様にしてプレスボード(絶縁性ボード)を
製造し九 このプレスボード(絶縁性ボード)の比誘電率[611
11,6であり、また、雷インパル破壊電圧(戯 24
0KVであった 叉施j」 実施例1において、ポリ4−メチル−1−ベンテンの代
わりへ 実施例1で使用したポリ4−メチル−1−ベン
テンと実施例2で使用したポリプロピレンとを50:5
0の重量比で含む組成物を使用して紡糸した繊維(繊維
径; 2〜20μm)を用いた以外は同様にしてシート
状体を製造し九 このシート状体の比誘電率[ε1141.4であっへ このシート状体について、実施例1と同様にして熱収縮
率および耐熱性を測定した 結果を第1表及び第2表に記載する。
次いで上記のようにして得られたシート状体を使用して
実施例1と同様にしてプレスボード(絶縁性ボード)を
製造した このプレスボード(絶縁性ボード)の比誘電率[ε]叫
1.8であり、また、雷インパル破壊電圧C戴 260
KVであっへ 失速1」 実施例1において、ポリ4−メチル−1−ベンテンの代
わりく 実施例1で使用したポリ4−メチル−1−ベン
テンと実施例2で使用したホモポリプロピレンとを25
ニア5の重量比で含む組成物を使用して紡糸した繊維(
繊維径; 2〜20pm)を用いた以外は同様にしてシ
ート状体を製造しへ このシート状体の比誘電率[ε]131.6であった このシート状体について、実施例1と同様にして熱収縮
率および耐熱性を測定し九 結果を第1表及び第2表に記載する。
次いで上記のようにして得られたシート状体を使用して
実施例1と同様にしてプレスボード(絶縁性ボード)を
製造した このプレスボード(絶縁性ボード)の誘電率[g]哄1
、9であり、また、雷インパル破壊電圧代 270KV
であった 胤豊1」 実施例1において、ポリ4−メチル−1−ベンテンの代
わり&ミ 実施例2で使用したポリプロピレンを使用し
て紡糸した繊維(繊維径; 2〜10μm)を用いた以
外は同様にしてシート状体を製造しへこのシート状体の
比誘電率[ε]l&1.8であった このシート状体について、実施例1と同様にして熱収縮
率および耐熱性を測定しへ 結果を第1表及び第2表に記載する。
次いで上記のようにして得られたシート状体を使用して
実施例1と同様にしてプレスボード(絶縁性ボード)を
製造した このプレスボード(絶縁性ボード)の誘電率[ε]14
2.0であり、また、雷インパル破壊電圧檄 270K
Vであった 第1表 熱収縮率C%) 140℃  160℃ 180℃ 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 比較例1 註)+・・・収縮方向 −・・・膨張方向* サンプル
が溶融したため、測定不能第2表 140℃ 160℃ 180℃ 200℃ 実施例1 未溶融 実施例2 未溶融 実施例3 未溶融 実施例4 未溶融 比較例1 未溶融 未溶融 未溶融 未溶融 未溶融 未溶融 未溶融 未溶融 溶融 溶融  溶融 未溶融 未溶融 溶融 溶融 溶融
【図面の簡単な説明】
第1回置 変圧器の構造を模式的に示す図である。 11・・・油浸紙 12・・・導体 13・・・絶縁性ボード 第2図は、本発明におけるに紡糸工程を模式的に示す図
である。 21・・・ホッパー 22・・・押し出し機 24・・・グイ 25・・・加熱空気導入口 26・・・コレクタードラム 27・・・ミラーロール 代 理 人

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)4−メチル−1−ベンテン重合体または4−メチ
    ル−1−ベンテン重合体を含むポリオレフィン樹脂組成
    物からなる繊維の少なくとも一部が、繊維形状を保持し
    た状態でランダムに配列されており、かつ嵩比重が0.
    01〜0.8g/cm^3の範囲内にあることを特徴と
    するシート状体。
  2. (2)4−メチル−1−ベンテン重合体または4−メチ
    ル−1−ベンテン重合体を含むポリオレフィン樹脂組成
    物からなる繊繊維から形成される嵩比重が0.5g/c
    m^3以下の不織布を、嵩比重が0.01〜0.8g/
    cm^3の範囲内になるように圧縮することを特徴とす
    るシート状体の製造法。
  3. (3)4−メチル−1−ベンテン重合体または4−メチ
    ル−1−ベンテン重合体を含むポリオレフィン樹脂組成
    物からなる繊維の少なくとも一部が、繊維形状を保持し
    た状態でランダムに配列されており、かつ嵩比重が0.
    01〜0.8g/cm^3の範囲内にあるシート状体が
    、少なくとも2枚積層されていることを特徴とするプレ
    スボード。
  4. (4)4−メチル−1−ベンテン重合体または4−メチ
    ル−1−ベンテン重合体を含むポリオレフイン樹脂組成
    物からなる繊維の少なくとも一部が、繊維形状を保持し
    た状態でランダムに配列されており、かつ嵩比重が0.
    01〜0.8g/cm^3の範囲内にあるシート状体を
    、2枚以上重ねて加熱圧着することを特徴とするプレス
    ボードの製造法。
  5. (5)4−メチル−1−ベンテン重合体または4−メチ
    ル−1−ベンテン重合体を含むポリオレフィン樹脂組成
    物からなる繊維の少なくとも一部が、繊維形状を保持し
    た状態でランダムに配列されており、かつ嵩比重が0.
    01〜0.8g/cm^3の範囲内にあるシート状体が
    、少なくとも2枚積層されていることを特徴とする絶縁
    性ボード。
JP1253680A 1989-09-28 1989-09-28 シート状体、プレスボード、これらの製造法及びその用途 Pending JPH03113060A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1253680A JPH03113060A (ja) 1989-09-28 1989-09-28 シート状体、プレスボード、これらの製造法及びその用途

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1253680A JPH03113060A (ja) 1989-09-28 1989-09-28 シート状体、プレスボード、これらの製造法及びその用途

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03113060A true JPH03113060A (ja) 1991-05-14

Family

ID=17254666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1253680A Pending JPH03113060A (ja) 1989-09-28 1989-09-28 シート状体、プレスボード、これらの製造法及びその用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03113060A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102539A1 (ja) * 2007-02-23 2008-08-28 Mitsui Chemicals, Inc. フィルムおよびその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842320A (ja) * 1971-09-29 1973-06-20
JPS5615417A (en) * 1979-07-13 1981-02-14 Chisso Corp Production of composite fiber
JPH01139864A (ja) * 1987-11-20 1989-06-01 Toyobo Co Ltd メルトブロー不織布
JPH02251653A (ja) * 1989-03-20 1990-10-09 Daiwabo Co Ltd 透湿揆水性不織布及び該不織布を防漏層に使用してなる体液吸収性物品
JPH0382862A (ja) * 1989-08-28 1991-04-08 Toray Ind Inc ポリメチルペンテン繊維からなる長繊維不織布とその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842320A (ja) * 1971-09-29 1973-06-20
JPS5615417A (en) * 1979-07-13 1981-02-14 Chisso Corp Production of composite fiber
JPH01139864A (ja) * 1987-11-20 1989-06-01 Toyobo Co Ltd メルトブロー不織布
JPH02251653A (ja) * 1989-03-20 1990-10-09 Daiwabo Co Ltd 透湿揆水性不織布及び該不織布を防漏層に使用してなる体液吸収性物品
JPH0382862A (ja) * 1989-08-28 1991-04-08 Toray Ind Inc ポリメチルペンテン繊維からなる長繊維不織布とその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102539A1 (ja) * 2007-02-23 2008-08-28 Mitsui Chemicals, Inc. フィルムおよびその製造方法
JP5231388B2 (ja) * 2007-02-23 2013-07-10 三井化学株式会社 透明光学フィルムおよび表示素子
TWI423988B (zh) * 2007-02-23 2014-01-21 Mitsui Chemicals Inc 膜片及其製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9991488B2 (en) Polyolefin-based porous film and method for producing the same
KR101477176B1 (ko) 폴리올레핀 미세 다공막, 그 제조 방법, 전지용 세퍼레이터 및 전지
US5230949A (en) Nonwoven webs of microporous fibers and filaments
EP0921943B1 (en) Breathable film/nwf-laminates having high wvtr prepared from melt embossed polyolefin/filler precursor films
KR101340394B1 (ko) 폴리올레핀 미세 다공막 및 그 제조 방법, 및 전지용세퍼레이터 및 전지
US9403341B2 (en) Interlayer hot compaction
US5275884A (en) Split fibers, integrated split fiber articles and method for preparing the same
US3532800A (en) Extra high voltage oil-impregnated synthetic paper insulation and cable
JP6641953B2 (ja) 透湿性積層体
JP6657890B2 (ja) 透湿性積層体
JP2016173956A (ja) 水系電解液蓄電池用セパレータ、及びこれを用いた水系電解液蓄電池
EP2979855B1 (en) Laminate and method for producing same
JPH0284507A (ja) 非中空微孔性ファイバ又はフイラメント、その形成方法、及びこれを利用した不織布ウェブ、湿式堆積ペーパー、織物並びに電池隔離板
JP2009266808A (ja) ポリオレフィン微多孔膜
EP0836204B1 (en) High voltage electric appliance
JPH03113060A (ja) シート状体、プレスボード、これらの製造法及びその用途
US3695984A (en) Novel micaceous insulation
JPH04163042A (ja) 電気物品用ポリプロピレンフィルム
US4065594A (en) Method of shaping oriented materials of polyolefin
JP5887737B2 (ja) 多孔性フィルムおよびその製造方法
EP1479498A1 (en) Process for fabricating polymeric articles
KR20230139405A (ko) 보온성이 향상된 복합 필름 및 이의 제조 방법
JPS61124675A (ja) 親水性ポリオレフイン不織布の製造方法
JPS6145329B2 (ja)
JPH0265002A (ja) 油浸絶縁材料