JPH0265002A - 油浸絶縁材料 - Google Patents

油浸絶縁材料

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JPH0265002A
JPH0265002A JP21414588A JP21414588A JPH0265002A JP H0265002 A JPH0265002 A JP H0265002A JP 21414588 A JP21414588 A JP 21414588A JP 21414588 A JP21414588 A JP 21414588A JP H0265002 A JPH0265002 A JP H0265002A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ケーブル、コンデンサ等の油浸絶縁材料の改
良に関する。
[従来の技術] 従来より、ポリプロピレンは絶縁破壊電圧が高く、誘電
損失が小さいために、電気絶縁材料として幅広く使用さ
れている。
この中でも、中〜高圧絶縁用途においては、信頼性を向
上させるために電気絶縁油を含浸させて使用される。本
発明でいう絶縁油とは、ドデシルベンゼン(DDB) 
、鉱物油、ジアリルアルカン、植物油、シリコーン油等
をさすが、この中でも、低誘電損失でかつ安定性に優れ
るDDB、鉱物油、ジアリルアルカン類はツルビリティ
パラメータがポリプロピレンに近いために、ポリプロピ
レンを膨潤させる作用も大きく、十分な考慮を行なわな
いと著しい場合には内圧の上昇により変形し、絶縁破壊
する場合もある。
そこで、従来よりポリプロピレンの膨潤率を低減させる
ために、 (1)ポリプロピレンの結晶性を上げる。
(2)配向度を上げる。
(3)表層に凹凸を設ける。
等の技術が公開されている。しかしながら、絶縁層の厚
いケーブル用絶縁材料の場合、以上の技術を用いても不
十分であり、ポリプロピレンと絶縁紙とを積層する技術
が検討されてきた。
[発明が解決しようとする課題] 絶縁紙間にポリプロピレンを溶融押出する技術(特公昭
51−33279号、同53−23946号、同61−
11409号等)の場合、ポリプロピレンがほとんど無
配向であるために機械的伸度が小ざく、容易にクラック
等を生じ、絶縁欠陥になり易いという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑み、機械特性に優れ、低膨潤
で電気特性に優れる油浸電気絶縁材料を提供することを
課題とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ポリプロピレン多孔質層の少なくとも片面に
繊維質層が積層されてなり、該多孔質層の平均空孔径が
0.01〜2μm、空孔率が10〜60%、極限粘度が
1.9dl/g以上である油浸絶縁材料に関するもので
ある。
本発明においてポリプロピレン多孔質層を構成するポリ
プロピレン(以下PP樹脂と略称する〉とは、結晶性ポ
リプロピレンの範鴎に入るものでのって、プロピレンモ
ノマー単位以外のαオレフィン(エチレン、ブテン、ヘ
キセン等)コモノマーを含有することは許されるが、該
PPの5重量%以下としておくことが電気特性、耐油性
を良好とする上で好ましい。
本発明においては、PP樹脂の極限粘度([ηコ)が1
.9dl/q以上、好ましくは2.3dl/q以上であ
る。一般に[η]は小さい程油浸時の膨潤率は小さくで
きるが、一方で機械的伸度が小さくなり、特に無配向の
場合には低温脆化の問題を生じるので、極限粘度は1.
9dl/c+以上である必要がある。なお[η]の上限
については、製膜性の観点から4.5dl/q以下、好
ましくは4dl/Q以下としておくことが好ましい。
ざらに、耐油性を良好とする上で立体規則性の目安であ
るアイソタクチックインデックス(I I>は93%以
上が好ましい。より好ましくは96%以上である。
本発明における多孔質層とは以上のようなPP樹脂をベ
ースに連続貫通孔を形成したものであって、その空孔径
は0.01〜2μmであることが必要であり好ましくは
0.05〜1μmである。
空孔径が0.01μm未満であると、油浸時の熱抵抗が
通常のポリプロピレンフィルムと変わらなくなってしま
う。一方2μmを越えると絶縁破壊電圧の低下が著しく
なる。
また本発明微孔性フィルムの空孔率は10〜60%であ
ることが必要であり、好ましくは20〜50%である。
空孔率が10%よりも小さいと油浸時の膨潤率は増大す
る。一方、空孔率が60%を越えると機械強度の低下が
著しくなる。
該多孔質層の微孔形状としては、機械特性、絶縁破壊電
圧の両面から、長手方向に沿って切り出された断面構造
において、見かけ上清円形上をした空孔がランダムに分
布している構造が好ましく、特に該楕円構造の形状比(
Ca/Cb)が1.5〜7であることが好ましい。
なあ、該多孔質層は1軸に配向していると機械特性が良
好になるので好ましく、複屈折Δnが3〜20X10−
3の範囲であると好ましい。
次に本発明油浸絶縁材料を構成する繊維質層とは、JI
SC2301〜2308に定められている電気絶縁紙ま
たはこれらに準するものであって、自然繊維あるいはポ
リオレフィン繊維よりなるパルプそれぞれ単独のあるい
は混抄してなる絶縁紙であって、自然繊維の場合クラフ
ト紙、マニラ紙あるいはこれらの混抄紙が挙げられる。
また、ポリオレフィン繊維の場合、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン、ポリ4メチル1ペンテン等が
挙げられる。
また、該繊維質層の見かけ密度は0.6〜1゜2g/C
m3であると絶縁油の流通性、電気特性ともに良好であ
るので好ましい。
本発明の油浸絶縁材料は、上述の多孔質層と繊維質層と
が積層されたものである。その積層構成は多孔質層と繊
維質層がそれぞれ1層づつ積層されたもの、これに更に
多孔質層及び/又は繊維質層が積層されたもの等種々前
え得るが、その中でも多孔質層の両面に繊維質層がある
(繊維質層/多孔質層/繊維質層)場合が好ましい。こ
れは、両面に繊維質層を配置することによって、より良
好な油流通性、絶縁層間の良好な滑り性を付与するため
である。また、ざらに多孔質層と繊維質層とを積層し多
層構造とする場合も、上記観点から、最外層が′m維質
層となるように(すなわちどの多孔質層の両面にも繊維
質層があるように)しておくのが好ましい。
次に、該多孔質層と該繊維質層との厚み構成比は、その
用途によって適宜選択されるものであって、通常多孔質
層の厚み比率が20〜90%の範囲で選択されるもので
ある。
本発明油浸絶縁材料の厚みは、通常50〜500μの範
囲であるが、厚み構成同様その用途に応じて適宜選択さ
れる。
また必要に応じて、本発明油浸絶縁材料には必要に応じ
てコロナ放電処理、プラズマ処理等を行ない油含浸性を
改善することができる。
次に本発明油浸絶縁材料の製造方法について述べる。
本発明フィルムを得るためには、 (1)微孔性層と繊維質層とを熱圧着する。
(2)微孔性層と繊維質層とを溶融ポリプロピレン系樹
脂または接着剤を用いて接着する。
(3)微孔性層の前駆体もしくは微孔性層を形成する樹
脂を繊維質層間に溶融押出し積層する(押出ラミネート
法と称する)。
が挙げられる。
以上の中で、(1)の熱圧着法は、微孔性層が圧着時に
潰れる可能性が高いので、高品質の油浸絶縁材料が得ら
れにくい。また、(2)の張り合わせ法では、接着剤層
が油流通性を阻害する可能性が高く同様に高品質のもの
が得にくい。
一方(3)の押出ラミネート法では、微孔性層自身が接
着層となり、構造状も単純でしかも高品質のものが得ら
れ、本発明油浸絶縁材料を得る方法として好ましい。な
お、上記(1) 、(2)法も微孔性層をさまざまに加
工した1多繊維質層と接着するという付加的技術を施す
ことができるという特徴があるため、必ずしも本発明絶
縁材料を得る手法として除外するものではない。
以下では、(3)の押出ラミネート法について詳細に述
べる。
ポリオレフィン樹脂と後述するPPに溶融時相溶性でお
り、冷却時相分離し抽出可能な常温有機固体および第3
成分としてフタル酸誘導体とを溶融ブレンドし、Tダイ
よりシート状に押出、溶融状態のまま絶縁紙(クラフト
紙、不織布、混抄紙)と圧着ロール間で押圧一体止する
ここで述べる有機固体とは、PPとのブレンド性、抽出
性の点で、融点が35〜100℃、分子ff1200〜
1000であることが好ましく、さらに該有機固体の分
子構造中には分極性及び極性基を含有していることが好
ましい。ここで、分極性の基とは芳香族環を指し、極性
基とは、理科学辞典(岩波書店)に示されているような
有極性分子を含む基であって、例えばカルボニル基、ア
ミノ基、水酸基等を指す。以上のような特性を有する有
機固体の中でも、塩化ビニル等の可塑剤として使用され
ているフタル酸エステル、リン酸エステル等が優れてお
り、特にジシクロへキシルフタレート(DCHP)、ト
リフェニルフォスフエイト(TPP>から選ばれた少な
くとも1種でおることが好ましい。
該有機固体の添加量は、PP樹脂100重量部に対し、
40〜200重量部、好ましくは60〜180重量部で
あると製膜性が良好となり、均一性、連続性に優れた微
細孔が形成されるので好ましい。
PPと該有機固体とは例えば2軸押用機を用いて溶融ブ
レンドしてペレット化する。この際にPPの酸化防止あ
るいは熱分解を防止するために、公知の安定剤を添加し
ておくことが好ましい。
こうして得られたペレットを押出機を用いTダイを用い
てシート状に成形する。この際のドラフト比を極力大き
くすることが均一な微細孔を形成する上で好ましく、ド
ラフト比は6以上好ましくは10以上であると良い。
本発明において電気特性を良好とする上で、無機フィラ
ーを添加しないことが好ましく、仮に添加する場合でも
ポリプロピレン樹脂に対して10重量%以下である。な
お、電気特性を劣化させない(特にtanδ)ものであ
れば有機ポリマー微粒子、例えば架橋ポリスチレン、シ
リコーン粒子等を添加することは許される。
また、積層する繊維質層は、接着性を良好とする上で十
分に乾燥状態にしておくことが好ましく、さらに、押圧
ロールまたは別の加熱手段を用いて予熱しておくことが
接着性を良好とする上で好ましく、表面温度で50℃以
上、好ましくは70℃以上としておくことが好ましい。
以上のようにして)qられた有機固体を含有する積@P
Pシートを該有機固体の添加量の少なくとも95%以上
を抽出することにより得られる。
抽出に用いられる溶媒としては、トルエン、キシレン等
の芳香族系、メタノール、エタノール等のアルコール系
、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系、トリク
ロルエタン、四塩化炭素等のハロゲン系等が挙げられる
がこの中でも、抽出能力の高い芳香族系もしくはハロゲ
ン系が好ましく、さらに芳香族系はPP樹脂の低分子量
成分に対する抽出能力も高いので好ましい。
ここで、抽出の後にさらに繊維質層を破壊しない範囲で
少なくとも一軸に延伸することが許されるが、通常のセ
ルロース紙(クラフト、マニラ紙)の場合、1.3倍未
満、不織布の場合2倍未満としておくことが好ましい。
[発明の効果および用途] 本発明は、油浸絶縁材料としてポリプロピレン多孔質層
の両面に繊維質層が積層されてなり、該多孔質層の平均
空孔径が0.01〜2μm、空孔率が10〜60%、極
限粘度が1.9dl/g以上という構成をとることによ
り、 (1)膨潤率が小さく、低温時のクラックが発生しにく
い。
(2)絶縁層を幾層に重ねて使用した場合でも各絶縁層
間の滑り性に優れ、また熱抵抗も小さい。
という効果を有しており、特に油浸ケーブル用絶縁材料
として好適な特性を有している。特に、ケーブル用絶縁
層の中でも中層部〜外層部に好適である。
「特性の評価方法及び効果の評価方法1次にこの発明に
関する特性の測定方法及び効果の評価方法をまとめて示
す。
(1)極限粘度(「η]) ASTM−D−1601に準じ、試料0.1gを135
℃のテトラリン100m1に完全溶解させ、この溶液を
粘度計で135℃の恒温槽中で測定して、比粘度Sより
次式に従がって求める。
[η]=S/ (0,1x (1+0.22XS))(
2)アイソタクチックインデックス(II)試料を13
0℃で2時間真空乾燥する。これから重ffiW(mc
+)の試料を取り、ソックスレー抽出器に入れ、沸騰n
−へブタンで12時間抽出する。
次に、この試料を取出し、アセトンで十分洗浄した後、
130℃6時間真空乾燥し、その後相聞W’  (mi
ll)を測定し、次式で求める。
II(%) −(W’ /W>xloo(3)微孔形状
(平均孔径、形状比) サンプルを液体窒素で凍結し、長手方向に平行にミクロ
トームで断面を切り出し、走査型電子顕微鏡(SEM)
観察を行ない、観測視野に200±50の微細孔が入る
ように調整し、該断面に見出される空孔を楕円形に近似
し、断面の切り出し方向(=長手方向)の軸長の平均値
(Ca)、厚み方向の軸長の平均値(Cb)を測定し、
以下の計算式を用いて平均孔径及び空孔形状比を求めた
なお、空孔の内部にフィブリル状物(単数あるいは複数
)がある場合、このフィブリル状物は測定より除外した
平均孔径=J (Ca XCb ) 形状比=Ca /Cb (6)空孔率(P) サンプルより繊維質層を取り除き、そのほとんどを多孔
質層のみとしたものを測定試料とし、1Qx’lQcm
の形状に切り取り、厚みおよび重量を測定する。
流動パラフィンに24時間浸漬し、表層の流動パラフィ
ンを十分に拭き取った俊の重Wi (W2 )を測定し
、該試料の浸漬前の重量(Wl〉及び流動パラフィンの
密度くρ)より次式に従って求める。
P= (W2−Wl)/ (VXρ) ここで、■は試料の見かけ体積(厚み、寸法より計算さ
れるm>である。
なお、厚みの測定はダイヤルゲージ式厚み計(JISB
7509、測定端子径5mm)によった。
(7)膨潤率 サンプルを30mm角に切り出し、120’Cの恒温槽
中で10時間乾燥の後、サンプルの繊維質層の水分をほ
とんど除去した状態で厚み(Dl)を測定する。次いで
、該サンプルを1 kg/cm2の荷重下にて100’
CのDDB油中で24時間浸漬した後、すぐさま厚み(
D2)を測定して次式で膨潤率を求めた。
膨潤率= (D2−DI )/D1X 100 (%)
(8)絶縁破壊電圧 ASTM  D149に従って測定する。ただし、雰囲
気はDDB油中、20”C1単位はkV/mmr表わす
(9)機械的伸度 サンプルの繊維質層を剥離し、ポリプロピレン層のみと
したものを、J l5C2330に準じて測定する。測
定方向は、長手方向。
[実施例] 次にこの発明の実施例及び比較例を示し、この発明の効
果をより具体的に説明する。
実施例1 PP樹脂として、ポリプロピレンパウダー(三井東圧ノ
ーブレンEBタイプ:[η]=2.95dl/q>を用
意し、以下の添加剤とを2軸押用機を用いて溶融ブレン
ドしペレット化した。
PP               100重量部DC
IIP(ジシクロへキシルフタレート)100〃無水フ
タルl      O,7# BHT              O,9//Ir(
lanOXlolo           0.3  
//引き続き該ペレットを40mmφ押出機を用いてT
ダイより押出し、それぞれの巻出機より供給された2枚
の絶縁紙の間にシート状に溶融押出し、80℃に加熱し
たカレンダーロールを用いて、絶縁紙/DCHP含有P
P/絶縁紙からなる3層−体止されたシートを得た。
次に、該シートを40℃のトルエン溶液中に導き添加し
たDCHPの99%を抽出した。
こうして、得られたシートの厚み構成は絶縁紙(301
im) /PP多孔質層(60μm>/絶縁紙(30μ
m)であり、多孔質装の空孔率は40%、空孔径は0.
2μm、形状比は3でめった。
このシートを評価した結果、DDB中の膨潤率が0.5
%と小さく、絶縁破壊電圧は180kv/mmであった
。また、機械的伸度も大きく、耐クラツク性に優れるこ
とが分かる。
比較例1 PPとして極限粘度1.45d l/gの樹脂を実施例
1と同様に絶縁紙間に押出し、同様な厚み構成のシート
を得た。
こうして得られたシートは、絶縁破壊強度に優れるもの
の、膨潤率が3.5%と大きく、また機械的伸度も5%
と著しく小さく、特性バランスに劣ることがわかる。
実施例2.3及び比較例2,3 PP樹脂として三井東圧ノーブレンJSパウダー([η
]=2.3d l/q)を用いて、PP100重量部に
対するDCHP添加圏を表1のように変更した。
表1 その他添加剤の添加量は実施例1と同様にして2軸押用
機を用いてペレット化した。
こうして得られた原料を用いて、2枚の絶縁紙(厚ざ4
0μm、PP繊維20重量%混抄)の間に溶融押出し張
り合わせた。引き続き実施例1と同様にDCHPを抽出
し、乾燥後140℃で20秒間熱処理して巻取った。
以上4条件のシートについて特性を調べた結果を表2に
まとめて示すが、空孔率が最適範囲におる実施例2及び
3では、膨潤率も小ざく、絶縁破壊電圧も優れているが
、空孔率が最適範囲にないし比較例2及び3では両者が
バランスしておらず、このままでは油浸絶縁材料として
は使用するのは問題があることがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリプロピレン多孔質層の少なくとも片面に繊維
    質層が積層されてなり、該多孔質層の平均空孔径が0.
    01〜2μm、空孔率が10〜60%、極限粘度が1.
    9dl/g以上である油浸絶縁材料。
  2. (2)繊維質層がポリオレフィン不織布または電気絶縁
    紙、あるいはこれらの混抄紙からなる請求項1記載の油
    浸絶縁材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005061599A1 (ja) * 2003-12-24 2007-07-12 旭化成ケミカルズ株式会社 ポリオレフィン製微多孔膜
CN112126493A (zh) * 2020-09-28 2020-12-25 国网河南省电力公司周口供电公司 一种光纤油膏和光纤复合碳纤维导线

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