JPH01139864A - メルトブロー不織布 - Google Patents

メルトブロー不織布

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JPH01139864A
JPH01139864A JP62294871A JP29487187A JPH01139864A JP H01139864 A JPH01139864 A JP H01139864A JP 62294871 A JP62294871 A JP 62294871A JP 29487187 A JP29487187 A JP 29487187A JP H01139864 A JPH01139864 A JP H01139864A
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nonwoven fabric
fiber diameter
less
fibers
poly
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Kiyohide Hayashi
清秀 林
Toshiki Shimada
俊樹 島田
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、構成繊維のサイズ、そのポリマー及び熱的特
性を特定することによって、フィルター特に耐熱、耐薬
品性フィルターとして高性能を発渾する不織布に関する
ものである。
(従来の技術) 極細繊維不繊布によるフィルター用途に対する需要が高
まり液体、気体の濾過をはじめ誘電分極を利用したエレ
クトレットへの応用等が行われている。
エレクトレフト分野ではフィルム又はシートをアルファ
オレフィン系ポリマーで形成してその誘電率を利用して
実用化を図る提案がなされている(特開昭55−267
00号公報)。
他方、近年極細繊維不織布マットの製造としてメルトプ
ロー法が注目されている(特開昭59−26561号公
報)、かかる方法による不織布もフィルター用途に供さ
れている。
(発明が解決しようとする問題点) ところでアルファオレフィン等のポリマーは比較的結晶
化速度が速いため極薄フィルムや極細繊維を得ることは
、従来の溶融成形方法では難しくかつ得られる不織布の
性能も不満足なものであった。
また、後者のメルトプロー法は、紡糸温度、索引流体温
度等の諸要素に不満な点が多く極細繊維を得るには種々
の改良が望まれた。又メルトプロー法では一般にノズル
オリフィス当りの吐出量が小さ(従って紡糸機中の溶融
ポリマーの停滞在時間が極端に長くなることが多いため
とくに脂肪族のポリエステルやポリアミドは熱による劣
化、分解がおこり強度低下が発生するため好ましくない
等の問題点があった。
本発明では、上記のような問題点に着目してなされたも
のであって、その目的はアルファオレフィンによる繊維
直径分布環が少なく、熱安定性にすぐれた極細繊維不織
布を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記の問題点を解決するために次のような手
段をとるものである。すなわち、本発明は、繊維直径が
lOμ以下、繊維直径環CVが30%以下である技分か
れした側鎖を有するアルファオレフィンポリマーからな
る合成繊維で形成された不織布であって、160℃にお
ける縦横方向の乾熱収縮率が3%以下であることを特徴
とする不織布である。以下に本発明の詳細な説明する。
本発明に係る不織布を構成する合成繊維の繊維直径は1
0μ以下好ましくは8μ以下、さらに好ましくは5μ以
下である。繊維直径が10μを超える場合には、これら
の繊維の集合体である不織布が粗目となってフィルター
としての濾過性能が低下するばかりでなく、重量当りの
表面積が小さくなりエレクトレフトとしての性能も期待
できにくくなる。また、該合成繊維の繊維直径環CVは
30%以下でなければならず、より好ましくは20%以
下である。繊維直径環Cvが30%を超える場合には不
織布としたときに形成される自由空間の大きさが不揃い
となり、濾過における選別性が低下するばかりか、エレ
クトレットにおいても誘電率の不均一性がおこるため性
能のバラツキを生じて好ましくない。
さらに不織布として160°C×30分の乾熱処理を施
したときにおける縦方向および横方向の収縮率が3%以
下でなければならず好ましくは1%である。3%以下で
あるものは熱的寸法安定性にすぐれているためフィルタ
ーとして良好な性能を発揮することが確認されている。
因みに該収縮率が3%を超えるものは熱的寸法安定性が
悪く加熱下での用途では全く不適であり濾過性能も悪い
本発明にかかる不織布を構成する繊維に求められる特性
は上記の通りであるがこの他下記に示すように特定ポリ
マーを用いることにより不織布フィルターとしての性能
は一段と優れたものとなっている。すなわち本発明に用
いるポリマーは技分かれした側鎖を有するアルファオレ
フィン系ポリマーであることが必須であり、具体的には
ポリ3メチルブテン1、ポリ4メチルペンテン1等であ
る。これらのポリマーの特性はオレフィン系であること
によりすぐれた耐薬品性を示すこと及び耐熱性にすぐれ
ていることである。又、前述の通り極細繊維を製造する
に際しメルトブロー法を用いる場合、脂肪族ポリエステ
ルやポリアミドと異なり熱に対して劣化や分解が起こり
にくいことも特徴の一つである。又、結晶化速度が極め
て速いため紡糸することで十分な結晶化度を得ることが
できるため延伸処理等が不要であり、紡糸だけで性状が
決まってしまうことも優位な点である。又、アルファオ
レフィン系ポリマーは電気絶縁性にもすぐれているため
エレクトレット用途にも十分適用可能である。
本発明で使用する極細繊維を得る方法としてはメルトプ
ロー法、フラッシュ紡糸法、複合紡糸法で得た海島繊維
構造体を溶解する方法など極細化可能な種々の方法を採
用できるが最も好ましいのはメルトプロー法である。
第1図に本発明の不織布を製造するときに用いるメルト
ブローノズルを示す。第1図において、1はポリマー吐
出管、2はオリフィス孔、3は加熱流体吹出し口、4は
加熱流体温度検出端である。
Lはリップ巾である。しかし、メルトブロー1去をその
まま適用しても前述の如き要求性能を満たす極細繊維が
得られる訳ではなくその実施に当っては紡糸温度を原料
樹脂の融点より10±5°C高い温度に設定すると共に
、索引流体温度も該融点よりとが望まれる0例えばポリ
3メチルブテン1を原料樹脂とした場合、最も好ましい
条件は紡糸温度が290°C1索引流体温度が約300
°Cである。単孔当りの吐出量は目標とする繊維直径に
よって任意に設定すればよいが10μ以下の繊維径のも
のを得る場合は0.1〜0.01g/分好ましくは0.
05〜0.02g/分とするのがよい。このような条件
で紡出された繊絡させて不織布とされる。紡出ノズルと
ドラム又はネットとの距離は繊維同志が密に交絡してひ
も状とならない距離即ち同伴する索引流体の拡がりと乱
れにより3次元的に交差しあいつつ積層さてれる。引取
られた不織布は必要により加)ローラー等で軽くプレス
したり、エンボス加工を施すことにより見かけの嵩密度
を調製することもできる。
(実施例) 実施例1 第1図に示すメルトプローノズル(オリフィス孔2 :
 0.15anΦ、加熱流体吹出し口3のリップ幅:3
00μ)を使用し、300°Cにおけるメルトインデッ
クス値がLog/10Ilinであるポリ3メチルブテ
ン1を第1表に示す吐出量で紡糸するとともに加熱流体
吐出し口3には検出端4の温度が300°Cである加熱
空気を圧力2.2kg/cjで供給しつつメルトプロー
を行ない、ノズル吐出端から40ca+離れた位置を1
 m/winの速度で移動するネット上に紡出繊維を捕
集し、目付150g/ rdの不織布を得た(実施例1
.2.3、比較例1)。
なお、ポリエチレンテレフタレートを用い紡糸温度、単
孔吐出量を第1表に示す値に変更し実施例1と同様に不
織布を作成した(比較例2.3)。
実施例1.2.3及び比較例1,2.3で得た不織布の
特性を第1表に示した。これらの不織布を工業用バグフ
ィルタ−として使用し、捕集効率及び加熱条件下での寸
法安定性を評価し同じく第1表に示した。
第1表中での繊維直径、繊維直径斑、縦収縮、横収縮な
どは下記の要領で測定した。
繊維直径: 不織布を電子顕微鏡写真によって撮影し、拡大写真の中
から繊維は100本をランダムに選択してその直径(d
i)を測定し次式により平均値として求める。
繊維直径斑: 上記と同様にして求めた繊維直径(di)より下記式に
そってそのバラツキを求める。
□Σ(di) 縦収縮(%)及び検収1i!(%) 不織布の表面に10cmX10cmの標線印をつけ、1
60°C30分で熱処理後、前記標線間隔(i c1+
1 )を読み取り縦、横方向の収縮を下記の式により求
める。
収縮(%) −−X 100 捕集効率 SOM等を含む石炭塵捕集において捕集前後のSO,濃
度を比較して濾過抵抗の大小をもって評価した。Oは濃
度差入で捕集効率高く、×は濃度差が小さく捕集効率が
低いことを示す。Δは、中間程度の性能を示す。
耐熱性 200°Cの雰囲気下でバグフィルタ−をつり下げたと
きの変形度を評価した。○は長時間使用時に変形せず、
×は吊下が著しく使用不能となる状態を示す。
実施例1のものは、単孔吐出量が少ないために繊維直径
が小さく、また繊維直径環も少ないために捕集効率も良
好で、レジンの関係で耐熱性も良好であった。実施例2
のものは、単孔吐出量がやや多いために繊維直径はやや
太くなったが、捕集効率、耐熱性は良好であった。実施
例3のものは、リップ中が大きく流体圧力が大であるた
めに、繊維直径環が太き(なり、捕集効率が若干下がっ
たもののまずまず良好であった。比較例1のものは、レ
ジンが実施例1.2.3と同じものであるが、単孔吐出
量が多いために繊維直径が大きくなり捕集効率が悪く、
比較例2.3のものはレジンがポリエチレンテレフタレ
ートであるために耐熱性が低かった。
(発明の効果) 本発明の不織布は、特定ポリマーの繊維からなり、しか
も繊維直径、繊維直径環を特定の範囲におさめたものか
らなり、乾熱収縮率を一定以下におさめたものであるた
めに、捕集効率も良好で耐熱性にもすぐれ、フィルター
分野だけでなく、エレクトレット分野へも幅広く活用さ
れるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられたメルトプローノズルの側断
面図である。 200.オリフィス孔、300.加熱流体吹出し口。 特許出願人  東洋紡績株式会社 第]r:IJ 1・・水0邦−a士東看 2・・ オリフィシこ lし 3・・″11口勿2良イホ屹υ乞しlコL・・ ソン7
°中

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維直径が10μ以下、繊維直径斑CVが30%以下で
    ある技分かれした側鎖を有するアルファオレフィンポリ
    マーからなる合成繊維で形成された不織布であって、1
    60℃における縦横方向の乾熱収縮率が3%以下である
    ことを特徴とする不織布。
JP62294871A 1987-11-20 1987-11-20 メルトブロー不織布 Expired - Lifetime JP2545889B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03113060A (ja) * 1989-09-28 1991-05-14 Mitsui Petrochem Ind Ltd シート状体、プレスボード、これらの製造法及びその用途
CN109914034A (zh) * 2019-02-28 2019-06-21 常州文诺纺织品有限公司 一种驻极体聚乳酸熔喷非织造材料的制备方法

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