JP2890470B2 - ポリフェニレンスルフィド繊維からなる紙状材とその製造方法 - Google Patents

ポリフェニレンスルフィド繊維からなる紙状材とその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリフェニレンスルフィド(以下、PPSと
略称する)系繊維からなる紙様の構造体(以下、紙状材
と呼ぶ)とその製造方法に関する。
さらに詳しくは、特に各種産業用資材として耐熱性は
もちろんのこと、耐化学薬品性、電気特性に優れ、特異
な剛性にも富むPPS紙状材に関するものであり、これら
の特性を生かした各種産業用の各種の基材はもちろんの
こと、絶縁紙、被覆紙、分離用シート状物、音響材料な
どの分野に優れた性能を発揮し得るPPS紙状材とその製
造方法に関するものである。
[従来技術] エンジニヤリングプラスチックとして著名なPPS重合
体は、各種プラスチックの原材料として使用されている
ことはもちろんのこと、特に、その形態として繊維構造
化、不織布構造化の試みがなされ、たとえば、米国特許
第4454189号明細書にはスパンボンド不織布とその製造
技術が提案されているところである。
このような技術は、従来から知られていると言える嵩
高である布状シートとその製造技術を提供してはいるも
のの、緻密な紙状構造体を作るまでには至っていなく、
そのような従来技術により特に緻密な紙状構造体を得る
ためには、外部からポリミイドなどのワニス接着を行な
うなどの後加工による方法によらねばならなかったもの
である。
しかしながら、この方法によると、特に用いられる外
部添加接着剤の性能とコストに左右される製品が提供さ
れることになって、必ずしも好ましいものではなく、同
時にまた、完全なPPS固有の特性を生かすことが難しく
なったり、製造上の問題としても種々の繁雑な手段を必
要とするなどの不都合があった。
また、PPSの紙様の構造体を得るための別の試みとし
て、たとえば特開昭61−289162号公報にはPPS重合体か
らなる未延伸短繊維を延伸短繊維に混合させてウェッブ
を形成し、これを加熱と加圧により圧着するという方法
が提案されている。
しかしながら、このような方法では短繊維から成るた
めに強度特性面の改良を図ることが困難なことはもちろ
ん、未延伸PPS繊維に特有の加熱収縮が非常に大きく、
かつ収縮応力が高いために、処理操作が特に困難である
とともに、さらに延伸繊維との混合により繊維相互間の
圧着性においても問題があり、結局、得られる紙状の構
造体は機械的強度が低く摩擦にも弱いものになってしま
うなどの問題があって、全く実用的なものではなかっ
た。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、前述したような各種従来技術におけ
る問題点を解消し、緻密で高剛性に富み、引張強度、引
裂強力において優れているとともに、実質的に外部接着
剤を含まないことにより、PPS本来の工業的特性を十分
に発揮し得る純PPS重合体繊維からなる紙状材とその製
造方法を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 上述した目的を達成する本発明のポリフェニレンスル
フィド繊維からなる紙状材は、紙様の構造体であり、ト
リクロルベンゼンが0.01モル%ないし2モル%共重合さ
せてなるポリフェニレンスルフィド重合体からなる繊度
0.1デニールないし10デニールの長繊維から構成される
とともに、実質的に外部接着成分が用いられることなく
該長繊維により自己装着されて構成され、切断強度0.01
kg/cm/g/m2以上、引裂強力0.005kg/g/m2以上、密度が0.
04g/cc以上であることを特徴とする紙状材である。
また、本発明のポリフェニレンスルフィド繊維からな
る紙状材の製造方法は、トリクロルベンゼンが0.01モル
%ないし2モル%共重合されてなるポリフェニレンスル
フィド重合体よりなるとともに、繊度0.1デニールない
し10デニールであってかつ完全延伸繊維の80%未満の配
向度である未延伸繊維からなり、かつ、目付が10g/m2
いし500g/m2、130℃の加熱雰囲気中で面積収縮率が0な
いし25%以下である長繊維からなるウェッブを用い、該
ウェッブを温度130℃ないし250℃の加熱下でのプレス処
理に供することを特徴とするポリフェニレンスルフィド
繊維からなる紙状材の製造方法である。
[作用] 以下、さらに詳しく本発明について説明をする。
本発明においてPPS重合体とは、米国特許第3912695号
明細書に開示されているようなジクロルベンゼンとNa2S
からなる重合物を言う。特に、中でも、通常、繊維用と
して供されるものは300℃におけるメルトフローレート
が10ないし500程度の溶融粘度のものであることが好ま
しいものである。
まず、本発明のPPS紙状材を製造するプロセスから説
明すると、上述のようなPPS重合体は、たとえば、通常
の溶融押出機により300℃以上の温度で溶融され、該溶
融物を計量ポンプを経て多数の細孔を有する紡糸口金か
ら繊維状物として吐出する。該細孔の形状は、通常は0.
1mmから0.5mmの直径のものであり、1個の口金当たり10
ないし300個、多い場合には2000個程度もの細孔が配置
されるものである。吐出量は、1個の細孔当り毎分0.1g
ないし10g、好適には毎分0.5gないし2gの量で吐出され
る。吐出された糸状は、通常は周速500m/分ないし数千m
/分のゴデーローラに巻付け、集束して巻き取るかもし
くはトウ状で受箱に収納される。
このような方法で得られたPPS繊維は、その複屈折が
0.003ないし0.12程度を示し、切断伸度30%ないし500%
となる。
本発明ではこれらの繊維を、必要ならば後延伸を追加
することによって、繊度が0.1デニールないし10デニー
ルでありかつ複屈折が完全延伸繊維の80%未満、好まし
くは80%未満で20%以上となるように調整し、さらに繊
維群を拡開してウェッブ状とする。この場合の複屈折
は、0.004ないし0.16の範囲にあるが、より好適には0.0
05ないし0.110の範囲内にあるものが紙状にするための
緻密化処理を行なうのに望ましい。
上記のような繊維からなる該ウェッブ状物は、130℃
の加熱雰囲気中で面積収縮率が0ないし25%の特徴を有
するものである。また、該ウェッブは、長繊維のままで
構成されたものとする。短繊維にして用いると、機械的
強度や摩擦特性面等の物理特性において劣ったものにな
ってしまい、好ましくない。該ウェッブ状物の目付は、
10g/m2ないし500g/m2とすることが実際的で良好な紙状
材を得る上で必要である。
また、本発明の好適な態様として、溶融押出しをした
糸条を高速空気流に随伴させて高速噴射紡糸をすること
は、特に上述の所望の配向度(完全延伸繊維の配向度の
80%未満)の繊維を、機械的延伸を行なうことなく形成
せしめる点、および、連続繊維を拡開し均一なウェッブ
を形成できる点において好適なものである。このように
紡糸された繊維を次段階で機械的延伸を行なうことなく
所望の複屈折になるよう繊維の配向度を達成した場合
は、機械的延伸、すなわち2段以上のローラ間でストレ
ッチをかける場合に多くある延伸残留歪を残すことが少
ないので、捕集したウェッブの熱処理による面積収縮を
低く保つことができることになり、製造工程の安定化、
最終品質の高級化に著しく寄与し得るものである。
上述のウェッブ条に捕集した後に、本発明の方法で
は、該ウェッブを、さらに温度130℃ないし250℃の加熱
下でのプレス処理に供することより繊維相互間の圧着と
熱安定化処理を行なわしめるものである。このとき、プ
レス方式は、平板プレスあるいはカレンダーローラープ
レス方式等のいずれであってもよいが、好適には、プレ
ス前のシートへの張力掛け、プレス後の冷却とプレスシ
ートへの張力付加などの補足的処理を比較的自在に付加
し得る点からカレンダーローラー方式がよい。
処理温度は、速度、圧力などの条件の選択によっても
変わり、必ずしも一概には言えない点もあるが、好まし
くは140℃ないし220℃の範囲で行なうのが、操作上また
紙状材の品質の安定化ができる点で好ましいものであ
る。
また、カレンダーローラープレスにより熱プレスを行
なう場合には、少なくとも線圧500kg/m以上の少なくと
も上下一対のカレンダーローラーを用いて行なうのが好
ましく、また、少なくとも上下一対の該カレンダーロー
ラーとしては、スチール製のカレンダーローラーを用い
ているものを使用するのが好ましいものである。
上述の通りの加熱下での熱プレス処理により、実質的
に外部接着成分が用いられることなく、構成繊維どうし
の自己接着により形態が保持されているPPS紙状材が得
られるものである。
なおまた、本発明の方法では、上述の温度130℃ない
し250℃の加熱下でのプレス処理に供する前に、該ウェ
ッブを拘束または未拘束状態下に100℃以上140℃以下の
温度での予備熱プレス処理に供することが好ましい。
この予備熱プレス処理工程は、引き続く上述の高温プ
レス処理時の熱収縮による操作製を良好なものにするの
に効果的であり、ひいては品質の改良につながることは
もちろんのこと、該ウェッブの非常に破損しやすいとい
う取り扱い性を改善できる点でも効果を有するものであ
る。かかる点から、該予備熱処理の方式としては、ベル
トプレスもしくは一対の熱ロールによるカレンダリング
による処理が好ましい。その温度は、140℃を越えない
ことがウェッブの熱収縮上から好ましく、より好適には
120℃以下、さらに好適には110℃以下の温度で行なうの
がよい。140℃を越えるとウェッブの熱収縮率が高く、
たとえ拘束下に熱処理したとしても拘束直前のウェッブ
が輻射熱、あるいは加熱体からの熱移動により不均一な
収縮を起こしたりすることがあり好ましくない。このよ
うな傾向は、125℃近辺より高くなるにつれて徐々に表
われてくるので十分に注意をすることが望ましい。
本発明は、トリクロルベンゼンが特定量共重合されて
なるポリフェニレンスルフィド重合体を用いるところに
特徴を有するものであるが、このようにPPS重合体の中
に0.01モル%ないし2モル%のトリクロルベンゼンを共
重合せしめたことによって、紡糸延伸工程中の延伸歪が
吸収され、かつウェッブの熱収縮の応力が低下するため
前述のウェッブ熱処理、圧着処理が著しくやりやすくな
り、高品位の紙状材が得られる。
さらにまた、PPS重合体を溶媒から固化させた顆粒品
を溶融造粒することなく、そのままか、または乾燥し溶
融紡糸する場合、溶融造粒した場合に比べ、ウェッブの
予備熱処理および融着処理における収縮安定性に著しく
寄与する。多分このことは、トリクロルベンゼン共重合
による多次元的分子構造の発生、これら構造の熱的変化
工程が、ちょうど溶融紡糸、特に拘束紡糸条件による繊
維構造形式過程と繊維の熱処理過程に収縮機構を緩和す
る方向に寄与することを意味しているものとも考えられ
るが、実用上の効果には驚くべきものがある。
本発明で得られるPPS紙状材は、PPS重合体の長繊維か
らなる密度0.04g/cc以上の非常に緻密で、外部接着剤を
使用することなく、すべてPPS長繊維が隣接点で接合す
るため切断強度0.01kg/cm/g/m2以上の強い紙状材であっ
て、かつ、最も特徴とするところは、引裂強力が0.005k
g/g/m2以上の同じレベルの重量目付の各種重合体からな
る短繊維紙状材あるいはフィブリッド紙状材に比べて粘
り強い紙状材が得られる点である。
また、本発明のPPS紙状材は、熱的に非常に安定なも
のであり、具体的には、たとえば180無張力熱処理で面
積収縮率が10%以下等の熱収縮特性を有するものであ
る。
これらの特徴の発揮されるゆえんは、長繊維からなる
高密度紙状材であること、各長繊維の特定の配向繊維に
よる接合品であること、かつ特定配向繊維を溶融するこ
となく表面の圧着に期待した効果の実現による。このよ
うなPPS長繊維からなる紙状材は、類例を見ないユニー
クな新規製品であり、各種の産業用被覆材はもちろん、
その電気特性、耐化学薬品性、耐熱性、高剛性に性能を
発揮する濾材、成形材や音響部材など特殊用途にも有用
である。
本発明による製造方法の改良のためには、予備熱処理
の省略、接合処理前におけるシート張力の増強、接合処
理アウトのシート冷却及び張力掛けなど多くの態様があ
るが、それらの改良方法も全て本発明方法の範囲に含ま
れることは言うまでもない。
また、接合前後のシートの模様付け、立体成型、他素
材との複合貼り合せ、構成繊維の断面形状の変更などの
製品形態の変更も本発明の範囲に含まれることは言うま
でもない。
[実施例] 以下、実施例により、本発明の構成、効果について具
体的に説明をする。
p−ジクロルベンゼン1.02モル、硫化ソーダ1モル、
苛性ソーダ0.14モル、トリクロルベンゼン0.2モルの配
分によりn−メチルピロリドン中で触媒存在下で重合さ
せたPPS共重合体を再生、脱塩、顆粒品とし、メルトフ
ローレート70の重合体を作り、該顆粒品を180℃熱風中
で4時間乾燥させ、320℃の溶融押出機で溶融し、直径
0.3mmの細孔が70個穿設された紡糸口金から毎分単孔当
り1gの割合で糸条を吐出した。このとき、口金下100cm
の位置に空気ジェットを配し、2kg/cm2Gの圧縮空気を送
入し、吐出糸条を吸引噴出させ、毎分4000mの速度で繊
度2.2デニール、複屈折0.09の連続フィラメントとし、
該フィラメントを衝突板に当て個々のフィラメントに開
繊させ、ジェット装置の下方40cmに配した金網上に幅60
cmのウェッブ状に捕集し、目付け50g/m2になるように金
網を移動させた。
金網の末端に金属製一対のカレンダーロールを配し、
温度100℃で線圧1トン/mの予備プレスを行ない、次い
で金属(スチール)製の一対の熱カレンダーで温度180
℃、線圧5トン/mの押圧処理を行なった。
得られたシートは、表面が平滑な良好な紙状のもので
あり、密度は0.7g/cc、引張強度は0.04kg/cm/g/m2、引
裂強力0.025kg/g/m2の強靭で従来にない良好なPPSの紙
状材と認められるものであった。
なお、ここで、引張強度は、テンシロン引張試験機に
より3cm幅のストリップ法で切断時の強力を測定し、測
定に供した試料の目付けで割った値であり、引裂強力
は、舌法体により測定した値を目付で割った値である。
こうして得られた本発明によるPPSの紙状材は、通気
性に富み、耐水性に優れ、固有の電気絶縁性、耐薬品
性、熱安定性を有し、フィルター類、電気被覆材用途に
非常に有用なものであった。
[発明の効果] 本発明により得られるPPS紙状材は、従来の合繊フィ
ブリッドからなる紙に比べ、フィラメントを構成素材と
し特殊な接合要件を具備しているため、外部からの接着
材あるいは分散剤などを実質的に含むことなく、純PPS
重合体の機能を保持し得る紙状材を提供できるために、
前述の各分野に優れた効果を発揮する。
また、この紙状材は、従来のフィブリッド抄紙法とは
全く異なる方式をとっているため、生産性の向上、技術
の繁雑性の解消はもちろんのこと、最近の技術としての
短繊維からの抄紙法や融着型短繊維の混合抄紙法などに
比べても十分に品質特性に優れている。
また、長繊維を出発原料として、乾式抄紙法による本
発明の方法は、特に、緻密化接合処理時の熱収縮挙動を
改良し得て、均一で安定な生産を可能にする技術を実現
し得たものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D04H 1/42,1/54 D04H 3/00 - 3/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙様の構造体であり、トリクロルベンゼン
    が0.01モル%ないし2モル%共重合させてなるポリフェ
    ニレンスルフィド重合体からなる繊度0.1デニールない
    し10デニールの長繊維から構成されるとともに、実質的
    に外部接着成分が用いられることなく該長繊維により自
    己装着されて構成され、切断強度0.01kg/cm/g/m2以上、
    引裂強力0.005kg/g/m2以上、密度が0.04g/cc以上である
    ことを特徴とする紙状材。
  2. 【請求項2】トリクロルベンゼンが0.01モル%ないし2
    モル%共重合されてなるポリフェニレンスルフィド重合
    体よりなるとともに、繊度0.1デニールないし10デニー
    ルであってかつ完全延伸繊維の80%未満の配向度である
    未延伸繊維からなり、かつ、目付が10g/m2ないし500g/m
    2、130℃の加熱雰囲気中で面積収縮率が0ないし25%で
    ある長繊維からなるウェッブを用い、該ウェッブを温度
    130℃ないし250℃の加熱下でのプレス処理に供すること
    を特徴とするポリフェニレンスルフィド繊維からなる紙
    状材の製造方法。
  3. 【請求項3】温度130℃ないし250℃の加熱下でのプレス
    処理に供する前に、温度100℃ないし140℃の予備熱プレ
    スを行うように構成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第(2)項記載のポリフェニレンスルフィド繊維から
    なる紙状材の製造方法。
  4. 【請求項4】ポリフェニレンスルフィド重合体よりなる
    とともに、繊度0.1デニールないし10デニールであって
    かつ完全延伸繊維の80%未満の配向度である未延伸繊維
    からなり、かつ、目付が10g/m2ないし500g/m2、130℃の
    加熱雰囲気中で面積収縮率が0ないし25%である長繊維
    からなるウェッブを、少なくとも上下一対のカレンダー
    ローラー間に供給して少なくとも線圧500kg/m以上でか
    つ温度130℃以上で熱プレス接着と熱処理を行うことを
    特徴とするポリフェニレンスルフィド繊維からなる紙状
    材の製造方法。
  5. 【請求項5】少なくとも上下一対のカレンダーローラー
    が、スチール製のカレンダーローラーを用いたものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(4)項記載のポ
    リフェニレンスルフィド繊維からなる紙状材の製造方
    法。
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