JP6641953B2 - 透湿性積層体 - Google Patents

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Description

本発明は、多孔質フィルムおよび不織布からなる透湿性積層体であり、詳しくは、優れた透湿度、引張破断強度および耐熱性を持ちながら、ラミネーション適性と層間接着強度を有する透湿性積層体を提供し、養生シート、防水シートなどへの利用のほか、除湿剤、乾燥剤などの収納袋としても好適に使用できるものである。
従来、この種のポリオレフィン系多孔質フィルムおよび不織布からなる積層体は、防水性と透湿性・通気性を兼ね備えていることから、ハウスラップ、養生シート、防水シートなど建築資材への利用のほか、除湿剤、乾燥剤として用いられる塩化カルシウムや酸化カルシウムの収納袋として利用されてきた。これらの積層方法は、ホットメルト接着剤によるラミネーション、ドライラミネーション、ウエットラミネーションのほか、熱ラミネーション法が用いられているが、中でも低コストで製造できる熱ラミネーション法が有利であるが、公知の直鎖状低密度ポリエチレンが主成分の多孔質フィルムとポリオレフィン系不織布との熱ラミネーションにおいて、層間接着強度の確保のために、多孔質フィルムを十分予熱し軟質化させて貼りあわせる必要がある。しかしながら、過剰な予熱により多孔質フィルムが熱収縮し透湿性が大きく低下する、あるいはフィルムに収縮シワが発生し不良製品が多く発生する問題が顕在している。
その解決策として、易ヒートシール性を有する低融点ポリエチレン樹脂を多孔質フィルムに添加し、さらに低温で熱ラミネーション出来るよう改良した例や、ポリオレフィン系多孔質フィルムおよび不織布の片面にコロナ放電処理を行なう方策が採られている。しかしながら、原材料や生産設備に制約が発生し、限られた原材料からなる発明となってしまうおそれがある。
その他の先行技術として、特開2002−113828号公報(特許文献1)では、150℃以上の耐熱性を有する通気性耐熱繊維素材層、ポリエチレン系樹脂スパンボンド不織布層および微多孔性フィルムが熱接着により積層された包装用積層材料が提案されており、通気性、透湿性、微粉体バリア性を有するとともに、シール性にすぐれ、脱酸素剤、吸湿剤などの各種機能性物品の包装に適しているとされる。
特開2002−113828号公報
しかしながら、特許文献1に記載の包装用積層材料は、強度および耐熱性には優れるものの、それぞれの使用原料の違いから、通常のラミネーション条件では多孔質フィルムが熱収縮し、透湿性が低下する懸念がある。よって、生産設備に合わせた条件を探索し、製造ノウハウに頼るきらいがある。従って、熱ラミネーション時における多孔質フィルムの耐熱性を高め加工性を確保しつつ、透湿性の低下が少なく、層間接着強度が高いものが求められる。
上記課題を解決するために発明者が鋭意検討した結果、本発明は、特定の原料および物性を有する多孔質フィルムと不織布とを熱ラミネーションすることで、優れた透湿度、引張破断強度および耐熱性を持ちながら、ラミネーション適性と層間接着強度を有する透湿性積層体が得られることが分かった。
すなわち、本発明は、以下の透湿性積層体を提供する。
ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)を有する透湿性積層体であり、当該透湿性積層体の透湿度が1,000〜20,000g/(m・24hr)、流れ方向(MD)の引張破断強度が20〜200MPa、60℃における流れ方向(MD)の熱収縮率が5.0%以下、かつ、当該ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)と当該ポリオレフィン系不織布I(B)との層間接着剥離強度が0.5N/15mm以上であることを特徴とする透湿性積層体。
また本発明は、前記ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)および不織布II(C)の積層構成が、(A)/(B)/(C)または(B)/(A)/(C)であることが好ましい。
また本発明は、前記多孔質フィルム(A)について、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が10〜50質量部、低密度ポリエチレン(LDPE)が1〜10質量部、ポリプロピレン(PP)が1〜10質量部、および無機充填材が30〜88質量部の割合で含有することが好ましい。
また本発明は、前記ポリオレフィン系不織布I(B)および前記ポリオレフィン系不織布II(C)のDSC融解ピークが80〜170℃に有することが好ましい。
また本発明は、前記ポリオレフィン系不織布I(B)のDSC融解ピークが80〜125℃に、前記ポリオレフィン系不織布II(C)のDSC融解ピークが130〜170℃にそれぞれ有することが好ましい。
また本発明は、前記ポリオレフィン系不織布I(B)のDSC融解ピークが130〜170℃に、前記ポリオレフィン系不織布II(C)のDSC融解ピークが80〜125℃にそれぞれ有することが好ましい。
また本発明の製造方法においては、前記ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)を重ね合わせ、100〜180℃でヒートロールとニップロールとの間で押圧してラミネートされることが好ましい。
本発明の透湿性積層体は、多孔質フィルムおよび不織布からなる透湿性積層体であり、詳しくは、優れた透湿度、引張破断強度および耐熱性を持ちながら、ラミネーション適性と層間接着強度を有する透湿性積層体を提供し、養生シート、防水シートなどへの利用のほか、除湿剤、乾燥剤などの収納袋としても好適に使用できることが特徴である。
以下、本発明の透湿性積層体を詳述する。
本発明の透湿性積層体は、ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)を有する透湿性積層体であり、当該透湿性積層体の透湿度が1,000〜20,000g/(m・24hr)、流れ方向(MD)の引張破断強度が20〜200MPa、60℃における流れ方向(MD)の熱収縮率が5.0%以下、かつ、前記ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)とポリオレフィン系不織布I(B)との層間接着剥離強度が0.5N/15mm以上であることを特徴とする。
ここで流れ方向(MD)は、ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)の押出成形時における機械の引き取り方向に基づくものである。
<ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)>
ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が密度0.900〜0.940g/cm、融点100〜130℃、配合量10〜50質量部、低密度ポリエチレン(LDPE)が密度0.910〜0.930g/cm、融点100〜120℃、配合量1〜10質量部、ポリプロピレン(PP)が密度0.890〜0.910g/cm、融点155〜170℃、配合量1〜10質量部、および無機充填材が配合量30〜88質量部の割合で含有することが好ましい。
前記ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)の材料となる、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)は特に限定されるものではなく、エチレン−プロピレン、エチレン−(1−ブテン)、エチレン−(1−ヘキセン)、エチレン−(4−メチル−1−ペンテン)およびエチレン−(1−オクテン)等のエチレン−(α−オレフィン)共重合体からなる市販品を任意に使用する事ができる。また、該直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の重合触媒には特に制限はなく、チーグラー型触媒、フィリップス型触媒、カミンスキー型触媒、メタロセン系触媒等いずれのものでも適合する。重合については一段重合、二段重合、もしくはそれ以上の多段重合等があり、いずれの方法でもよい。
前記直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)は、前記のように、ピクノメーター法(JIS K7112 B法)による密度は0.900〜0.940g/cm、走査速度10℃/分に設定したDSCで測定した場合の融解ピーク温度(JIS K7121)による融点は100〜130℃であることが好ましい。また、190℃,2.16kg荷重(JIS K7210 条件D)におけるMFRは0.5〜10g/10minであることが好ましい。前記ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)への配合量は10〜50質量部が好ましく、より好ましくは20〜40質量部である。規定された範囲内であることによって、強度、剛性、耐水性、透湿性を備えた透湿性積層体が得られる。
前記低密度ポリエチレン(LDPE)は、ラジカル開始剤を触媒とする高圧法により製造されるポリエチレンを指す。製造元およびグレードなど特に限定は無く、市販品を任意に使用する事ができ、密度が0.910〜0.930g/cm、融点が100〜120℃であることが好ましい。配合量は好ましくは1〜10質量部、より好ましくは1〜8質量部である。配合量が規定された範囲内であることによって、具体的には、インフレーション高速成型時におけるバブルの揺れ、ドローレゾナンスなど抑制されるため、厚みおよび通気性が均質な多孔質フィルムが得られる特長がある。
前記ポリプロピレン(PP)もまたは、製造元およびグレードなど特に限定は無く、市販品を任意に使用する事ができ、公知のチーグラー系、フィリップス系などのマルチサイト触媒で重合されたものを指すが、本発明においては、優れた強度、熱ラミネーション時の耐熱性を確保するため、プロピレン単独重合体(ポリプロピレン・ホモポリマー)を使用することが好ましい。また、密度は0.890〜0.910g/cm,融点は155〜170℃であり、230℃,2.16kg荷重(JIS K7210 条件M)におけるMFRは10〜50g/10minが好ましく、配合量は好ましくは1〜10質量部、より好ましくは1〜8質量部である。
前記無機充填材としては、フィルムの多孔化の発現、汎用性の高さ、低価格であることから本発明では炭酸カルシウムおよび硫酸バリウムが好ましい。該無機充填材の平均粒子径は好ましくは0.5〜5μm、より好ましくは0.8〜3μmである。0.5μm以上とすることで、分散分配不良や二次凝集がなく均一に分散させることができる。一方、5μm以下とすることで、薄膜化した際に大きなボイドが発生することなく、強度や耐水性を十分に確保することができる。また、前記無機充填材には、ポリオレフィン系樹脂との分散混合性を向上させる目的で、あらかじめ脂肪酸、脂肪酸エステルなどを微粒子にコーティングし、微粒子表面をポリエチレン樹脂となじみ易くしておくことがより好ましい。
配合量は好ましくは30〜88質量部、より好ましくは46〜78質量部である。配合量が30質量部以上とすることで、優れた透湿性が得られ、88質量部以下とすることで、耐水性および強度を得ることが出来る。
その他、必要に応じて添加剤を適当な質量部添加してもよい。可塑剤、滑剤では、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、金属石鹸、高級アルコール、ワセリン、パラフィンワックス、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ひまし油、水添ひまし油、硬化ひまし油、脱水ひまし油、芳香族エステル、芳香族アミドおよびポリエーテル、ポリエステルなどの低分子量ポリマー(オリゴマー)などが挙げられる。さらには、相容化剤、加工助剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、アンチブロッキング剤、防曇剤、艶消し剤、抗菌剤、消臭剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤および顔料なども添加してもよい。
前述した直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)および無機充填材などをタンブラーミキサー、ミキシングロール、バンバリーミキサー、リボンブレンダー、スーパーミキサー等の混合機で所要時間混合した後、異方向二軸押出機あるいは同方向二軸押出機等の混練機を用い、混練物の均一な分散分配を促す。または、混合機による混合分散を介さずにポリエチレン樹脂、無機充填材などを直接押出機に投入し、混練することも可能である。混練された樹脂組成物はストランドカット、ダイカットなどの方法により一旦ペレット化することが好ましいが、そのままダイを通じてフィルム状の原反に成形してもよい。前記フィルム状の原反を製造する方法は限定されず、公知の方法を用いてフィルム状の原反を製造してもよいが、製造効率やコストなどから、前記樹脂組成物を溶融押出後、インフレーション、チューブラやTダイなどの成形方式によりフィルム状に成形する方式が好ましい。
前記溶融押出成形により得られたフィルム状の原反を多孔化する方法としては、延伸開孔法が一般的であるが、その方法についても限定されない。例えば、ロール延伸方式、テンター方式、同時式や逐次式等の二軸延伸方式などの公知の延伸方式を適用することができる。本発明においては、少なくとも一軸方向に1回、または延伸ムラ、通気性との兼ね合いより2回以上行なってもよく、延伸温度は0〜100℃が好ましく、より好ましくは30〜80℃である。延伸倍率は合計1.5〜4.0倍が好ましく、より好ましくは合計2.0〜3.5倍である。延伸倍率を合計1.5倍以上とすることで、均一に延伸されて十分に優れた外見と透湿性を有するフィルムを得ることができ、一方で、延伸倍率を合計4.0倍以下とすることで、耐水圧と機械物性のバランスに優れたフィルムが得られる。
<ポリオレフィン系不織布I(B)>
ポリオレフィン系不織布I(B)は、原料、製造方法、製造元および物性に特に規定は無い。
原料はポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン系樹脂を主成分とするが、ポリエチレンテレフタレート(PET)など非オレフィン系樹脂を芯材とし、ポリエチレン(PE)を鞘材とした芯鞘構造の複合繊維不織布を用いても構わない。
ポリオレフィン系不織布I(B)について、DSC融解ピークが80〜170℃に1つ以上有することが好ましい。規定された温度範囲にピークを1つ以上有することで、ラミネートによって十分な層間接着剥離強度を有する透湿性積層体を得ることができる。
ここでDSC融解ピークは、JIS K7121に準拠して、走査速度10℃/分に設定したDSCでの測定によって生じたピークである。
製造方法は乾式法、湿式法、スパンボンド法およびメルトブロー法などの繊維形成方法から、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法およびスパンレース法などの繊維結合方法によって得られる一般的なものを指す。
製造元は例として、旭化成せんい(株)、ユニチカ(株)、倉敷繊維加工(株)、三井化学(株)、JNC(株)、出光ユニテック(株)などの商品が挙げられ、本発明における前記不織布I(A)の目付は特に限定せず、本発明の用途、要求される物性に応じて異なってくるが、より好ましくは5〜100g/mである。
<ポリオレフィン系不織布II(C)>
ポリオレフィン系不織布II(C)は、前記不織布I(B)と同一の不織布を用いてもよいし、異なる不織布を用いてもよい。異なる不織布の場合もまた、原料、製造方法、製造元および物性(目付など)に特に規定は無く、任意のものが使用できる。
ポリオレフィン系不織布II(C)について、DSC融解ピークが80〜170℃に1つ以上有することが好ましい。規定された温度範囲にピークを1つ以上有することで、ラミネートによって十分な層間接着剥離強度を有する透湿性積層体を得ることができる。
ここで、ポリオレフィン系不織布I(B)とポリオレフィン系不織布II(C)のDSC融解ピークについて、以下の条件(1)、条件(2)のうちいずれかを満たすのが、透湿性積層体を製造する上でより好ましい。
条件(1) 前記ポリオレフィン系不織布I(B)のDSC融解ピークが80〜125℃に、前記ポリオレフィン系不織布II(C)のDSC融解ピークが130〜170℃にそれぞれ1つ以上有する。
条件(2) 前記ポリオレフィン系不織布I(B)のDSC融解ピークが130〜170℃に、前記ポリオレフィン系不織布II(C)のDSC融解ピークが80〜125℃にそれぞれ1つ以上有する。
<透湿性積層体の積層構成>
本発明における透湿性積層体について、前記ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)の積層構成が、(A)/(B)/(C)または(B)/(A)/(C)であることが好ましい。
<透湿性積層体の物性>
本発明は、ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)を有する透湿性積層体であり、前記透湿性積層体の透湿度が1,000〜20,000g/(m・24hr)、流れ方向(MD)の引張破断強度が20〜200MPa、60℃における流れ方向(MD)の熱収縮率が5.0%以下、かつ、当該ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)と当該ポリオレフィン系不織布I(B)との層間接着剥離強度が0.5N/15mm以上であることを特徴とする。
目付は20〜400g/mが好ましく、より好ましくは50〜200g/mである。目付が20g/m以上であることにより、引張強度、引裂強度および剛性を十分確保することができる。また、目付が400g/m以下であることにより、十分な軽量感と柔軟性を得ることができ、除湿剤、乾燥剤などの収納袋としても適当である。
透湿度は1,000〜20,000g/(m・24hr)であり、好ましくは4,000〜15,000g/(m・24hr)である。透湿度が1,000g/(m・24hr)以上であることにより、優れた通気性・透湿性を得ることができ、また、20,000g/(m・24hr)以下であることにより、十分な防水性と機械強度が得られる。
流れ方向(MD)の引張破断強度が20〜200MPaであり、好ましくは30〜100MPaである。前記引張破断強度が20MPa以上あることにより、養生シート、防水シートなど屋外での使用のほか、除湿剤、乾燥剤などの収納袋としても十分な強度を持っており、200MPa以下であることにより、柔軟性がありしなやかであるといえる。
60℃における流れ方向(MD)の熱収縮率が5.0%以下であり、さらには4.0%以下であることが好ましい。前記熱収縮率が5.0%以下であることにより、熱ラミネーション時のトラブルがなく、さらに当該積層体を用いた収納袋をヒートシールにより包袋成形する際に、熱収縮によるシワが発生しにくく実用に適するといえる。
ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)とポリオレフィン系不織布I(B)との層間接着剥離強度が0.5N/15mm以上であり、好ましくは0.8N/15mm以上である。前記層間接着剥離強度が0.5N/15mm以上であることにより、使用中のデラミネーション(層間剥離)が無く、十分実用に耐えることができる。
<透湿性積層体の製造方法>
本発明の透湿性積層体は、以下に記す方法で製造される。
前記ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、前記ポリオレフィン系不織布I(B)および前記ポリオレフィン系不織布II(C)を重ね合わせ、ヒートロールとニップロール間で押圧してラミネートするのが好ましい。代表的な方法としては、「熱フラットロール法」あるいは「熱エンボスロール法」が挙げられる。ここで、フラットロールはクロムなどでメッキされた平滑な表面を持つロールで、エンボスロールは平滑な表面に各種形状のエンボスパターン(格子柄、ドット柄、水玉柄、くさび柄など)が彫刻されたロールである。
前記ヒートロールは一般的には、加熱された水、水蒸気または油などの媒体を循環させ加熱する金型ロール、あるいは誘導コイルが内蔵された誘導発熱式ロールや外部からIHヒーターで加熱する高周波加熱ロールなどが一般的に入手できる。ニップロールは金属製あるいは合成ゴム製であり、ニップロール両端に設けられた圧縮空気または作動油による可動シリンダーで、ヒートロールと押圧(ニップ)される。
本発明において、ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)を熱ラミネーションする順番は特に指定しない。3層同時に熱ラミネーションしてもよいが、あらかじめポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)、またはポリオレフィン系不織布I(B)、ポリオレフィン系不織布II(C)の2層を熱ラミネーションしておき、その後、残りの資材と積層することで、透湿度と層間接着強度を両立することも可能であり、加工性に応じて任意に変更できるものとする。
熱フラットロール法および熱エンボスロール法における一般的な条件として、ヒートロール温度範囲は100〜180℃が好ましく、より好ましくは120〜160℃である。ニップロール圧力範囲は20〜1000N/cmが好ましく、より好ましくは50〜500N/cmである。ラミネーション速度範囲は、5〜70m/minが好ましく、より好ましくは10〜50m/minである。これらのラミネーション条件は、不織布および多孔質フィルムの目付、軟化点または融点のほか、透湿性積層体の外観、収縮シワ発生の有無、透湿性、耐水圧、層間接着強度などの要求物性によって、適宜調整することができる。
ヒートロールで十分加熱され押圧された多孔質フィルムは、ポリオレフィン系樹脂の融点付近であるため、徐々に軟化し微多孔構造が失われる懸念がある。従って、ニップ直後に冷水循環式の冷却ロール等で冷却することによって、透湿性積層体の過剰な熱量を素早く除去することで、多孔質フィルムの品質劣化を抑え、通気性、透湿性を維持することができるため好ましい。その際の冷却温度は特に限定されないが、5〜50℃がより好ましい。
以下、本発明の実施例および比較例を記載するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)は、以下の製造方法で作製した。
直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)として、ノバテックLL UF230(日本ポリエチレン(株)製、密度0.920g/cm、MFR1.0g/10min、融点122℃)を22質量部、低密度ポリエチレン(LDPE)として、ノバテックLD LF441(日本ポリエチレン(株)製、密度0.923g/cm、MFR2.3g/10min、融点110℃)を5質量部、ポリプロピレン(PP)として、ノバテックPP SA03(日本ポリプロ(株)製、密度0.900g/cm、MFR30g/10min、融点166℃)を5質量部、無機充填材として、炭酸カルシウム(ライトンBS−0、備北粉化工業(株)製、平均粒子径1.1μm)を64質量部、可塑剤として、ジペンタエリスリトール系液体可塑剤(D600、(株)ジェイ・プラス製)を4質量部、熱安定剤として、IRGANOX B225(BASFジャパン(株)製)を0.1質量部を原料として用いた。これらの原料をヘンシェルミキサーで5分間混合した後、φ80mm同方向二軸押出機にてコンパウンドペレットを作製した。その後、φ90mm単軸押出機およびφ300mm円ダイの空冷インフレーション成形法からロール式縦延伸機で、目付が75g/m、透湿度が10,000g/(m・24hr)、幅が1000mmの多孔質フィルム(A)を得た。
ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)として、芯材がポリエステル、鞘材がポリエチレンの芯鞘構造の複合繊維不織布(ユニチカ(株)製、エルベス T0203WDO、目付:20g/m)を使用した。
前記(A)〜(C)を、φ600mm誘導発熱式フラットロール、φ500mmシリコン製ニップロールを備えた熱ラミネーション設備を使用し、以下の工程で貼り合わせて透湿性積層体を得た。
第1工程:φ600mm誘導発熱式フラットロール温度を140℃、φ500mmシリコン製ニップロール温度を120℃、ラミネーション加工速度を23m/minおよびニップロール圧力を120N/cmにて、多孔質フィルム(A)と不織布I(B)とを貼り合わせた。
第2工程:さらに不織布II(C)を第1工程と同条件で、積層構成が(B)/(A)/(C)となるように貼り合わせた。
[実施例2]
ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)は、以下の製造方法で作製した。
直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)として、ノバテックLL UF230(日本ポリエチレン(株)製、密度0.920g/cm、MFR1.0g/10min、融点122℃)を17質量部、メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン(m−LLDPE)として、カーネル KF360T(日本ポリエチレン(株)製、密度0.900g/cm、MFR3.5g/10min、融点90℃)を5質量部、低密度ポリエチレン(LDPE)として、ノバテックLD LF441(日本ポリエチレン(株)製、密度0.923g/cm、MFR2.3g/10min、融点110℃)を5質量部、ポリプロピレン(PP)として、ノバテックPP SA03(日本ポリプロ(株)製、密度0.900g/cm、MFR30g/10min、融点166℃)を5質量部、無機充填材として、炭酸カルシウム(ライトンBS−0、備北粉化工業(株)製、平均粒子径1.1μm)を64質量部、可塑剤として、ジペンタエリスリトール系液体可塑剤(D600、(株)ジェイ・プラス製)を4質量部、熱安定剤として、IRGANOX B225(BASFジャパン(株)製)を0.1質量部を原料として用いた。これらの原料を前記実施例1と同条件にて作製して、目付が75g/m、透湿度が10,000g/(m・24hr)、幅が1000mmの多孔質フィルム(A)を得た。
ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)として、実施例1と同様のものを使用した。
前記(A)〜(C)を、φ600mm誘導発熱式フラットロール、φ500mmシリコン製ニップロールを備えた熱ラミネーション設備を使用し、以下の工程で貼り合わせて透湿性積層体を得た。
第1工程:φ600mm誘導発熱式フラットロール温度を140℃、φ500mmシリコン製ニップロール温度を120℃、ラミネーション加工速度を23m/minおよびニップロール圧力を120N/cmにて、多孔質フィルム(A)と不織布I(B)とを貼り合わせた。
第2工程:さらに不織布II(C)を第1工程と同条件で、積層構成が(B)/(A)/(C)となるように貼り合わせた。
[比較例1]
ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)は、原料に直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE):ノバテックLL UF230 7質量部、メタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン(m−LLDPE):カーネル KF360T 15質量部、低密度ポリエチレン(LDPE):ノバテックLD LF441 5質量部、無機充填材:炭酸カルシウム ライトンBS−0 64質量部、可塑剤:ジペンタエリスリトール系液体可塑剤 D600 4質量部、熱安定剤:IRGANOX B225 0.1質量部を前記実施例1と同条件にて、目付75g/m、透湿度10,000g/(m・24hr)、原反幅1000mmの多孔質フィルム原反を得た。
ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)として、実施例1と同様のものを使用した。
前記(A)〜(C)を、φ600mm誘導発熱式フラットロール、φ500mmシリコン製ニップロールを備えた熱ラミネーション設備を使用し、以下の工程で貼り合わせて透湿性積層体を得た。
第1工程:φ600mm誘導発熱式フラットロール温度を140℃、φ500mmシリコン製ニップロール温度を120℃、ラミネーション加工速度を23m/minおよびニップロール圧力を120N/cmにて、多孔質フィルム(A)と不織布I(B)とを貼り合わせた。
第2工程:さらに不織布II(C)を第1工程と同条件で、積層構成が(B)/(A)/(C)となるように貼り合わせた。
(測定方法および評価)
実施例1〜2および比較例1〜2を以下の項目で評価した。評価結果は表1に示す。
(1)目付
得られた透湿性積層体から試験片(MD:250mm,TD:200mm)を採取した後、電子天秤で重量(g)を測定し、その数値を20倍して目付とした。
(2)透湿度
透湿度はJIS Z0208(カップ法)に準拠する。温度40℃、相対湿度90%に設定した恒温恒湿オーブン内に1時間入れ、吸湿剤である塩化カルシウム15gの重量変化から吸湿量を求める。サンプルは無作為に3点測定し、その算術平均値を求めた。
(3)耐水圧
JIS L1092 B法(高水圧法)に準拠する測定装置を用いて、20.0±3.0℃の環境下で50kPa/minの昇圧速度で、透湿性積層体から水滴が3点滲み出した時の圧力を耐水圧とした。サンプルは無作為に3点測定し、その算術平均値を求めた。
(4)流れ方向(MD)の引張破断強度
JIS K7127に準拠し、試験幅25mm、引張速度200m/minで3回測定した。透湿性積層体の試験片が破断した点の強度および厚みから計算し、算術平均値を求めた。
(5)60℃における流れ方向(MD)の熱収縮率
得られた透湿性積層体から試験片(MD:200mm,TD:10mm)を採取し、両端を拘束せず、槽内温度60℃に設定した対流オーブンに1.0時間静置加熱する。その後、MD方向の長さ L(mm)を測定する。熱収縮率は、(L−200)/200×100 で求められ、サンプルは無作為に3点測定し、その算術平均値を求めた。
(6)多孔質フィルム(A)と不織布I(B)との層間接着剥離強度
23℃、50%湿度環境下でJIS K7127準拠の引張試験機で試験幅15mm、引張速度200m/min、チャック間隔50mmにおいて、多孔質フィルムの機械流れ方向(MD)に沿って、180℃剥離(T剥離)強度を測定する。サンプルは無作為に3点測定し、その算術平均値を求めた。
Figure 0006641953
実施例1,2の透湿性積層体は、多孔質フィルムの高透湿度を維持しながら、高強度で、層間接着強度および耐熱性も十分であるため、実用上優れているといえる。
しかしながら、比較例1は、多孔質フィルムがポリプロピレン・ホモポリマーを含んでいないため、ラミネーションの予熱によって融解し、透湿性が著しく失われたと推定される。
本発明は、多孔質フィルムおよび不織布からなる透湿性積層体であり、詳しくは、優れた透湿度、引張破断強度および耐熱性を持ちながら、ラミネーション適性と層間接着強度を有する透湿性積層体を提供し、養生シート、防水シートなどへの利用のほか、除湿剤、乾燥剤などの収納袋としても好適に使用できるものである。

Claims (5)

  1. ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)を有する透湿性積層体であり、
    当該前記多孔質フィルム(A)は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が10〜50質量部、低密度ポリエチレン(LDPE)が1〜10質量部、ポリプロピレン(PP)が1〜10質量部、および無機充填材が30〜88質量部の割合で含有しており、
    当該ポリオレフィン系不織布I(B)、当該ポリオレフィン系不織布II(C)は、芯材がポリエステル、鞘材がポリエチレンの芯鞘構造の複合繊維不織布であり、
    当該透湿性積層体の透湿度が1,000〜20,000g/(m・24hr)、流れ方向(MD)の引張破断強度が20〜200MPa、60℃における流れ方向(MD)の熱収縮率が5.0%以下、かつ、当該ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)と当該ポリオレフィン系不織布I(B)との層間接着剥離強度が0.5N/15mm以上であることを特徴とする透湿性積層体。
  2. 前記ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)の積層構成が(B)/(A)/(C)であることを特徴とする請求項1に記載の透湿性積層体。
  3. 目付が20〜400g/m であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透湿性積層体。
  4. 前記ポリオレフィン系多孔質フィルム(A)、ポリオレフィン系不織布I(B)およびポリオレフィン系不織布II(C)を、(B)/(A)/(C)の順で重ね合わせ、ヒートロールとニップロールとの間で押圧してラミネートされる請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の透湿性積層体の製造方法。
  5. ヒートロールの温度範囲が100〜180℃である請求項4に記載の透湿性積層体の製造方法。
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