JPH03112911A - 歯科用プラスチックパターン材料および歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法 - Google Patents

歯科用プラスチックパターン材料および歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法

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JPH03112911A
JPH03112911A JP1253608A JP25360889A JPH03112911A JP H03112911 A JPH03112911 A JP H03112911A JP 1253608 A JP1253608 A JP 1253608A JP 25360889 A JP25360889 A JP 25360889A JP H03112911 A JPH03112911 A JP H03112911A
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casting
plastic pattern
dental
hook
plastic
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Kosuke Okamura
岡村 幸助
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、歯科用プラスチックパターン材料および歯科
用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法に係り、より詳細に
は、歯科鋳造鈎あるいは鋳造床の製造工程を簡略化でき
、かつ適合精度を向上させ得る歯科用プラスチックパタ
ーン材料および歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法
に関する。
〔従来の技術〕
従来、歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法としては
、次の三種類の方法がある。すなわち、■ 鋳造鈎ある
いは鋳造床を装着する部位の石膏模型の模型面に、分離
材を塗布した後、軟質ワックスよりなるパターン材料を
張り付は成型すると共に、スプルーを取り付けて、該パ
ターンを該模型より取り外し、該パターンにより鋳造す
るようにした方法。
■ 石膏模型を寒天等でもって再印象して耐火模型を製
造し、該耐火模型の表面にワックスよりなるパターン材
料を盛り上げ、そのままで耐火材に埋没、鋳造するよう
にした方法。
■ 石膏模型にプラスチックパターン材料を積み重ねに
より取り付け、常温硬化させた後、該模型よりプラスチ
ックパターンを取り外し修正して該パターンより鋳造す
るようにした方法。
そして、これらの方法によれば、義歯装着部と適合する
形態の歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床を製造できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述した歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方
法の場合、次のような問題が指摘されている。すなわち
、従来方法■の場合は、パターンを模型の陶歯から取り
外す際、該陶歯のアンダーカット部に該パターンの鈎端
が入っているために、最も大切な鈎端の部分が、開いた
状態となってしまって、もとの状態に戻らなく、精密な
りラスブが得られ難い。また、従来方法■の場合は、石
膏模型を再印象して耐火模型を製造するための工程が必
要となるので、時間的・経済的・作業工程的にコスト高
となり易い。さらに、従来方法■の場合は、プラスチッ
クパターン材料を硬化させて得たプラスチックパターン
が、材料的に跪く、模型面よりの取り外しの際に折れや
すく、その取り扱いが難しい。
そこで、本発明者は、上述した点に鑑み、種々研究・検
討した処、従来方法■において、硬化後において、弾力
性および復元性に優れた材料よりなる歯科用プラスチッ
クパターン材料を得ることで、従来方法における種々の
問題を解消できることを究明した。
本発明は、上述した点に対処して創案したものであって
、その目的とする処は、歯科鋳造鈎あるいは鋳造床の製
造工程を簡略化でき、かつ適合精度を向上させ得る歯科
用プラスチックパターン材料および歯科用鋳造鈎あるい
は鋳造床の製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そして、上記目的を達成するための手段としての本発明
の歯科用プラスチックパターン材料は、酢酸ビニールモ
ノマー等の可塑剤と、ポリメチルメタクリルとの混合物
を成分として含有してなるものである。
また、本発明の歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法
は、鋳造鈎あるいは鋳造床を装着する部位の模型に、酢
酸ビニールモノマー等の可塑剤とポリメチルメタクリル
(アクリル酸樹脂)との混合物を成分として含有してな
る未重合または仮重合状態のプラスチックパターン材料
を付けるプラスチックパターン材料取付工程と、該プラ
スチックパターン材料取付工程で取り付けたプラスチッ
クパターン材料を硬化重合させ、プラスチックパターン
を得るプラスチックパターン形成工程と、該プラスチッ
クパターン形成工程で得たプラスチックパターンを上記
模型より取り外し、該プラスチックパターンより歯科鋳
造鈎あるいは鋳造床を鋳造する鋳造鈎あるいは鋳造床鋳
造工程とを有する構成よりなる。
〔作用〕
そして、上記構成に基づく、本発明の歯科用プラスチッ
クパターン材料は、常温硬化でなく、加熱もしくは光硬
化重合させた後、プラスチックパターン自体に弾力性、
復元性が保持されるので、該パターンを模型面より、簡
単に取り外せることより、作業性を向上させ得るように
作用する。
また、本発明の歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法
によれば、プラスチックパターン材料として酢酸ビニー
ルモノマー等の可塑剤とポリメチルメタクリルとの未重
合または仮重合状態の混合物を用い、これを模型表面に
取り付けた後、重合を進め、弾力性、復元性を有するプ
ラスチックパターンを形成するようにしているので、製
造工程の短縮化を図ることができるように作用する。
以上のように、本発明の歯科用プラスチックパターン材
料および歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法は、そ
の材料として、酢酸ビニール七ツマー等の可塑剤(換言
すれば、ゴム性付与材料)とポリメチルメタクリルとの
混合物を用いた点に特徴を有し、この点によって、歯科
用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造に当たり、その作業性を
向上できるという作用を奏するものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本発明を具体化した実施例
について説明する。
本実施例の歯科用プラスチックパターン材料は、概略す
ると、酢酸ビニールモノマーとポリメチルメタクリルと
の混合物よりなる。
そして、その製造方法は、酢酸ビニールモノマーを、6
0℃に温め、これにポリメチルメタクリル粉末(アクリ
ル酸樹脂粉末)を、酢酸ビニールモノマー1に対して、
2のυI合(重量比)で混入・混合してペースト状とし
て製造する。通常、ペースト状のままで用いる場合、未
重合の状態で、シリンジの先端の開口部を長円型とした
シリンジに詰めて用いるようにする。また、必要に応し
て、該混合物を射出成型あるいは押し出し成型等して任
意の形状・形態にして(この場合は、混合物を仮重合さ
せたものを用いる)用いたり、または板状(rg、みが
、03〜0.5fl程度)に成型したものとして用いる
なお、必要に応じて、上記混合物にエチレンのホモポリ
マー等を混合した構成としてもよい。更に、その他、添
加剤を必要に応じて含有させるようにしている。また、
ここでは、ゴム性付与材料としての可塑剤として、酢酸
ビニールモノマーを用いたが、他のゴム性付与材料を用
いてもよい。
例えば、リン酸トリクシジンその他を用いてもよい。
そして、次に、本実施例の歯科用プラスチックパターン
材料を用いて歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床を製造する方
法について説明する。本製造方法は、概略すると、■石
膏模型製造工程、■プラスチックパターン材料取付工程
、■プラスチ・ツクパターン形成工程、■プラスチック
パターン取り外し工程、■プラスチックパターン埋没工
程、■鋳型製造工程、■鋳造工程の七工程よりなる。以
下、それぞれの工程について説明する。
−石膏模型製造工程 本工程は、義歯を製造するに当たり、患部の模型を製造
する工程である。本工程は、歯科医において製造され、
従来の工程と同様であるので、詳細な説明は省略する。
一プラスチックバクーン材料取付工程 木工程は、石膏模型製造工程で得られた石膏模型に鋳造
しようとする歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床を形成するよ
うにプラスチックパターン材料を塗布その他の手段によ
って配設する工程である。
ここで、プラスチックパターン材料は、前述したプラス
チックパターン材料を用いる。すなわち、該プラスチッ
クパターン材料は、未重合または低重合状態であるので
、クラスプ等を用い、容易に石膏模型の模型表面に取り
付けることができる。
なお、石膏模型にプラスチックパターン材料を取り付け
るに際し、その前処理として、溶融したワセリン等の分
離材を塗布する。
プラスチックパターン形成工程− 本工程は、石膏模型の模型表面に取り付けた未重合また
は低重合状態のプラスチックパターン材料を硬化重合さ
せ、プラスチックパターンを得る工程である。本工程で
は、該プラスチックパターンに加熱処理して熱硬化させ
、その重合を進めることで、弾力性、復元性を有するプ
ラスチックパターンを形成する。そして、その引っ張り
弾性係数は、80〜105 Kgf/mm”程度として
いる。なお、硬化手段としては、プラスチックパターン
材料の表面に光増感剤をスプレー等で塗布等して光重合
器で硬化させるようにしてもよい。
プラスチックパターン取り外し工程 本工程は、プラスチックパターン形成工程で、石膏模型
の模型表面に形成したプラスチックパターンを取り外す
工程である。プラスチックパクンは、硬化重合により、
弾力性、復元性を有することより、手作業等でもって、
石膏模型表面より取り外すことができる。
プラスチックパターン埋没工程 本工程は、プラスチックパターン取り外し工程で取り外
したプラスチックパターンを耐火材中に鋳口を付けて埋
没させる工程である。本工程は、従来の工程と同様であ
るので、詳細な説明は省略する。
鋳型製造工程 本工程は、プラスチックパターン埋没工程で得た耐火材
を加熱焼成して鋳物型を製造する工程である。すなわち
、本工程は、従来と同様に、該耐火材を加熱焼成して、
内部のプラスチックパターンを気化させ、該部分にプラ
スチックパターン形成用空隙を形成するようにしている
鋳造工程 本工程は、鋳型製造工程で得た鋳型を用い、鋳造し、歯
科用鋳造鈎あるいは鋳造床を鋳造する工程である。本工
程は、従来と同様であるので詳細な説明は省略する。
そして、以上の各工程を経て製造した歯科用鋳造鈎ある
いは鋳造床は、義歯形成患部に合致して陶歯に確実に係
合し、精密な歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床であった。
これは、プラスチックパターンを石膏模型の模型表面よ
り取り外した後であっても、取り付は時の形状・形態と
合致し、該プラスチックパターンそのままの歯科用鋳造
鈎あるいは鋳造床が得られたことによるものと考えられ
る。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものでな
く、本発明の要旨を変更しない範囲内で変形実施できる
ものを含む。
〔発明の効果〕
以上の説明より明らかなように、本発明の歯科用プラス
チックパターン材料によれば、硬化後、弾力性・復元性
が認められ、模型表面より取り外した後、取り外し前と
変化のない形状・形態のプラスチックパターンが得られ
るので、その取り扱いが容易となり、作業性を向上でき
るという硬化を有する。
また、本発明の鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法によれ
ば、プラスチックパターン材料として酢酸ビニール七ツ
マー等の可塑剤とポリメチルメタクリルとの未重合また
は仮重合状態の混合物を用い、これを模型表面に取り付
けた後、重合を進め、弾力性、復元性を存するプラスチ
ックパターンを形成するようにしているので、製造工程
の短縮化を図ることができるという効果を有する。
従って、本発明によれば、適合精度を向上させ得る歯科
用プラスチックパターン材料および歯科用鋳造鈎あるい
は鋳造床の製造方法を提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酢酸ビニールモノマー等の可塑剤と、ポリメチル
    メタクリルとの混合物を成分として含有してなることを
    特徴とする歯科鋳造鈎あるいは鋳造床のための歯科用プ
    ラスチックパターン材料。
  2. (2)鋳造鈎あるいは鋳造床を装着する部位の模型に、
    酢酸ビニールモノマー等の可塑剤とポリメチルメタクリ
    ルとの混合物を成分として含有してなる未重合または仮
    重合状態のプラスチックパターン材料を付けるプラスチ
    ックパターン材料取付工程と、該プラスチックパターン
    材料取付工程で取り付けたプラスチックパターン材料を
    硬化重合させ、プラスチックパターンを得るプラスチッ
    クパターン形成工程と、該プラスチックパターン形成工
    程で得たプラスチックパターンを上記模型より取り外し
    、該プラスチックパターンより歯科鋳造鈎あるいは鋳造
    床を鋳造する鋳造鈎あるいは鋳造床鋳造工程とを有する
    ことを特徴とする歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方
    法。
JP1253608A 1989-09-27 1989-09-27 歯科用プラスチックパターン材料および歯科用鋳造鈎あるいは鋳造床の製造方法 Pending JPH03112911A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029665A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Ivoclar Vivadent Ag 焼却可能な、容易に切削可能な、発泡プラスチックからのcadブロックおよびその使用
US9216140B2 (en) 2005-01-20 2015-12-22 National University Corporation Okayama University Process for producing resin composition and process for producing molded article

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