JPH0311102Y2 - - Google Patents

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JPH0311102Y2
JPH0311102Y2 JP2756084U JP2756084U JPH0311102Y2 JP H0311102 Y2 JPH0311102 Y2 JP H0311102Y2 JP 2756084 U JP2756084 U JP 2756084U JP 2756084 U JP2756084 U JP 2756084U JP H0311102 Y2 JPH0311102 Y2 JP H0311102Y2
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signal
output
steering
circuit
piston rod
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は前輪の操舵角、つまりハンドルの操
舵角に応じてステツプ状に後輪の操舵角を変化さ
せるようにしたリヤステアリング制御装置に関す
る。
前輪駆動車における旋回性能及び車の追従性を
良くすることが望まれている。このため、前輪が
所定角度操舵された場合に後輪を逆方向に所定角
度操舵して車の旋回性能を向上させるようにした
リヤステアリング制御装置が考えられている。こ
のようなリヤステアリング制御装置においては後
輪を操舵する後輪操舵用油圧シリンダを設け、こ
の油圧シリンダに圧油を送り込むことにより、後
輪を左右に操舵したり、中立に復帰させるように
している。しかし、このような後輪操舵用油圧シ
リンダを設けるため、この油圧シリンダには5本
の配管が必要であつた。(実願昭58−184854実開
昭60−92668号参昭)。このような配管はスペース
上の問題から一本でも少なくするようにすること
が望まれている。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、
その目的は前輪の操舵角に応じて後輪を操舵する
後輪操舵用油圧シリンダに接続する配管を4本と
して、配管に必要なスペースを少なくすることが
できるリヤステアリング制御装置を提供すること
にある。
以下、図面を参照してこの考案の一実施例に係
るリヤステアリング制御装置について説明する。
第1図はリヤステアリング装置の全体的な斜視
図、第2図は中立時の状態を示す油圧回路図であ
る。第1図において、1が電動モータ、2が同電
動モータ1により駆動される油圧ポンプ、3がリ
ザーバ、6が油圧ポンプ2から延びた高圧油路、
第2図の12が同高圧油路6に設けた逆止弁、
6′が逆止弁12の上流側の高圧油路6と上記リ
ザーバ3とを接続する低圧油路、11が同油路
6′に設けたリリーフ弁、111が逆止弁12の
下流から圧力スイツチ112に延びた油路、13
が上記逆止弁12の下流側の高圧油路6に設けた
アキユームレータで、同アキユームレータ13を
含む逆止弁12下流側の圧力が逆止弁12上流側
の圧力よりも高ければ、油圧ポンプ2からの圧油
が矢印a→b→c→油圧ポンプ2に循環するよう
になつている。また14が制御弁で、同制御弁1
4は、第2図に示すように第1の電磁切換弁15
と第2の電磁切換弁16と第1の逆止弁17と第
2の逆止弁18により構成され、上記高圧油路6
がインラインフイルタ123を介して同第1,第
2の電磁切換弁15,16のPポートに接続して
いる。さらに、上記低圧油路6′が上記第1,第
2の電磁切換弁15,16のRポートに接続して
いる。また7a,7bが上記第2の電磁切換弁1
6側の油路で、同油路7a,7bに上記第1,第
2の逆止弁17,18が介装されている。また
8,9が上記第1の電磁切換弁側の油路、第1,
2図の24が後輪操舵用油圧シリンダで、同後輪
操舵用油圧シリンダ24は、第2図に示すように
シリンダ25とピストンロツド26とにより構成
され、同シリンダ25の両端には、端板25a,
25dがあり、中間左側には、同シリンダ25内
を左側の部分と右側の部分とに仕切る環状仕切壁
25bがあり、中間右側には、同シリンダ25内
へ突出した環状突出部25cがある。また同シリ
ンダ25を貫通して両端が同シリンダ25外へ突
出した上記ピストンロツド26の左側には、上記
環状仕切壁25bよりも左側のシリンダ25内を
f,gの両室に仕切るピストン26aがあり、同
ピストンロツド26の右側には、大径部26bが
あり、さらに同大径部26bには、環状溝26c
が設けられている。また27が上記仕切壁25b
と上記大径部26cとの間のピストンロツド26
に軸方向の移動を可能に嵌挿した摺動リング、2
8が上記大径部26bと上記端板25dとの間の
ピストンロツド26に軸方向の移動を可能に嵌挿
した摺動リング、29が上記環状突出部25c部
分のシリンダ25に設けた筒体、30が同筒体2
9内に摺動自在に嵌挿したロツク片で、同ロツク
片30の先端は、シリンダ25壁を貫通して、シ
リンダ25内に出没可能である。また31が同ロ
ツク片30と上記筒体29の底部との間に介装し
たバネで、同バネ31は、同ロツク片30をピス
トンロツド26の方向に常時付勢している。また
前記第1の逆止弁17の下流側の油路7aは前記
シリンダ25の室fに、前記第2の逆止弁18の
下流側の油路7bは前記シリンダ25の室gに、
前記第1の電磁切換弁15の下流側の油路8は前
記第1の逆止弁17及び第2の逆止弁28に、前
記第1の電磁切換弁15の下流側の油路9は前記
摺動リング27,28の間のシリンダ2内に、上
記逆止弁12の下流側の油路は前記シリンダ25
の室h及びiにそれぞれ接続している。ここで、
21が前記第1の逆止弁17の上流側の油路7a
から前記第2の逆止弁18の背後へ延びた油路、
22が前記第2の逆止弁18の上流側の油路7b
から前記第1の逆止弁17の背後へ延びた油路、
23が前記第1の電磁切換弁15の下流側の油路
8から延びた油路である。さらに、第1図の3
2,33が前記後輪操舵用油圧シリンダ24のピ
ストンロツド26に連結した後輪側の平行リン
ク、34,35が後輪側のサスペンシヨン、36
が前輪操舵センサー、37が制御装置、38がハ
ンドルである。この制御装置37については第3
図を用いて後述する。
次に、動作について簡単に説明する。ソレノイ
ドc及びbが励磁された場合について説明する。
この場合には第1の電磁切換弁15が第2図の中
立位置から第2図の矢印e方向に作動する。この
結果、油圧ポンプ2またはアキユームレータ13
の圧油が高圧油路6→第1の電磁切換弁15のP
ポート→Dポート→油路9を経てシリンダ25内
の摺動リング27と28間に送られ、ロツク片3
0がバネ31に抗し後退し、同ロツク片30の先
端が後輪操舵用油圧シリンダ25のピストンロツ
ド26の環状溝26cから抜け出て、同ピストン
ロツド26が自由になる。また第2の電磁切換弁
16も第2図の中立位置から矢印d方向に作動し
て、油圧ポンプ2の圧油が高圧油路6→第2の電
磁切換弁16のPポート→油路7b→第2の逆止
弁18→油路7bを経て後輪操舵用油圧シリンダ
25の室gへ送られる。一方、逆止弁18の上流
側の油路7bを流れる圧油の一部が油路22を経
て第1の逆止弁17へ送られ、同第1の逆止弁1
7の下流側の油路7a及び上流側の油路7aが連
通し、さらに同油路7a,7aが第2の電磁切換
弁16のRポート→低圧油路6′を介してリザー
バ3と連通する。そのため、室f内の油がリザー
バ3へ戻されながら後輪操舵用油圧シリンダ25
のピストンロツド26が矢印d方向へ移動し、後
輪側の平行リンク32,33を介して後輪が右に
操舵される。ところで、ソレノイドb及びcの励
磁が停止されると、室gへ圧油の供給は断たれる
ため、ピストンロツド26は移動されなくなる。
一方、ソレノイドb及びcが励磁されて、ピスト
ンロツド26が矢印d方向に移動してストローク
エンドに達したときは、後輪は右に所定角度だけ
操舵されて保持される。従つて、ソレノイドc及
びbが励磁されるとピストンロツド26は矢印d
方向に移動して、後輪は右に操舵される。そし
て、ソレノイドb及cの励磁が停止されると、ピ
ストンロツド26はその場所で停止し、後輪の操
舵も操舵の途中で保持される。
一方、ソレノイドc及びaが励磁された場合に
ついて説明する。この場合には第1の電磁弁15
は第2図の中立位置から矢印e方向に作動する。
この結果、上記したようにロツク片30がバネ3
1に抗し後退し、同ロツク片30の先端が後輪操
舵用油圧シリンダ25のピストンロツド26の環
状溝26cから抜け出して、同ピストンロツド2
6が自由になる。一方、第2の電磁切換弁16は
第2図の中立位置から矢印e方向に作動して、油
圧ポンプ2の圧油が高圧油路6→第2の電磁切換
弁16のPポート→油路7a→第1の逆止弁17
→油路7aを経て後輪操舵用油圧シリンダ25の
室fへ送られる。一方、逆止弁17の上流側の油
路7aを流れる圧油の一部が油路21を経て第2
の逆止弁18へ送られ、同第2の逆止弁18の下
流側の油路7b及び上流側の油路7bが連通し、
さらに同油路7b,7bが第2の電磁切換弁16
のRポート→低圧油路6′を介してリザーバ3と
連通する。そのため、室g内の油がリザーバ3へ
戻されながら後輪操舵用油圧シリンダ25のピス
トンロツド26が矢印e方向へ移動し、後輪側の
平行リンク32,33を介して後輪が左に操舵さ
れる。ところで、ソレノイドa及びcの励磁が停
止されると、室fへ油圧の供給は断たれ、ピスト
ンロツド26は移動されなくなる。一方、ソレノ
イドa及びcが励磁されて、ピストンロツド26
が矢印e方向に移動してストロークエンドに達し
たときは、後輪は左に所定角度だけ操舵されて保
持される。従つて、ソレノイドc及びaが励磁さ
れるとピストンロツド26は矢印e方向に移動し
て後輪は左に操舵される。そして、ソレノイドc
及びaの励磁が停止されると、ピストンロツド2
6はその場所で停止し、後輪の操舵もも途中で保
持される。
次に、第3図を用いて第1図に示した制御装置
37に用いられる制御回路について説明する。第
3図において、41はハンドルの操舵角を検出す
るハンドル操舵センサである。このハンドル操舵
センサ41の一端は8Vの電圧が印加され、他端
は接地される。このハンドル操舵センサ41の接
点aはハンドル38が中立位置にある場合には
4Vの電圧を出力するようにセンサ41の真中に
位置し、ハンドル38の操舵に応じて上下に移動
する。例えば、ハンドル38の操舵に応じて上下
に移動する。例えば、ハンドル38を右に切つた
場合には矢印方向に、ハンドル38を左に切つた
場合にはその反対方向に移動する。つまり、ハン
ドル38を右に切つていくに従つて、接点aから
得られるハンドル操舵センサ41の出力電圧は大
きくなる。そして、上記ハンドル操舵センサ41
の出力は抵抗R1、コンデンサC1よりなる積分
回路、オペアンプ42を介して第1のウインドコ
ンパレータ43の端子「6」,「7」に入力され
る。この第1のウインドコンパレータ43はシー
メンス社TCA965を使用しており、その入出
力特性を第4図に示しておく。この第1のウイン
ドコンパレータ43はハンドル38の操舵角が±
150゜を境界にしてどの角度にあるかに応じて
「内」端子(端子13)、「外」端子(端子3)か
ら出力される信号のレベルが変化する。上記
「内」端子の出力信号INはハンドル38が±150゜
以内に切られているときにHレベル状態となり、
上記「外」端子の出力信号OUTハンドル38が
±150゜以上切られるとHレベル状態となる。そし
て、第1のウインドコンパレータ43の「外」端
子から出力される信号OUTは第1のモノマルチ
バイブレータ44の+Tr端子に入力される。こ
の第1のモノマルチバイブレータ44は入力がH
レベル信号に切り換わると、そのQ出力は一定時
間Hレベル状態に保たれる。そして、この第1の
モノマルチバイブレータ44の出力はアンド回
路45の一方の入力端に入力される。このアンド
回路45の他方の入力端には後述するLOCK信号
が入力されている。このLOCK信号は第2図のロ
ツク片30が環状溝26cに挿入されているとき
にHレベル信号となる。このアンド回路45の出
力はアンド回路46の一方の入力端に入力され
る。このアンド回路46の他方の入力端には上記
信号OUTが抵抗R2及びコンデンサC2からな
る積分回路を介して入力される。そして、このア
ンド回路46の出力はエラー信号ERとして出力
される。さらに、上記第1のウインドコンパレー
タ43から出力される信号INはバツフア47、
ダイオードD1を介してアンド回路48の一方の
入力端に入力される。このアンド回路48の他方
の入力端に後述する信号L及びSが入力される。
さらに、このアンド回路48の出力信号はトラン
ジスタQ1により構成されるインバータを介して
ソレノイド駆動用トランジスタQcのベースに入
力される。このトランジスタQcの出力には上記
ソレノイドCが接続される。
さらに、上記オペアンプ42の出力は電圧変換
回路50に入力されて電圧レベルが変換される。
この電圧変換回路50の出力信号Vsはコンパレ
ータ51の一端子に入力される。また、このコン
パレータ51の+端子には後述する信号Vfが入
力される。この信号Vfは後輪の操舵角に比例す
る信号である。そして、このコンパレータ51の
出力信号ΔV(Vf−Vs)は第2のウインドコンパ
レータ52の「6」,「7」端子に入力される。こ
の第2のウインドコンパレータ49は第1のウイ
ンドコンパレータ43と同じシーメンス社
TCA965を使用しており、その入出力特性は第4
図に示してある。この第2のウインドコンパレー
タ52の「上」端子の出力はインバータ53によ
り反転されて信号RRとして出力される。また、
この第2のウインドコンパレータ52の「下」端
子の出力はインバータ54により反転されて信号
RLとして出力される。上記信号RRは後輪を右に
操舵するときにHレベルとなる信号、信号RLは
後輪を左に操舵するときにHレベルとなる信号で
ある。
さらに、上記オペアンプ42の出力はバツフア
55を介して操舵方向検出回路56に入力され
る。この操舵方向検出回路56はハンドル38の
操舵方向を検出するもので、ハンドル38が右に
切られる、つまり前輪が右に切られるとその出力
信号DRはHレベルに、ハンドル38が左に切ら
れると、その出力信号DLはHレベルとなる。つ
まり、コンデンサC3と抵抗R3の接続点bの電
位はコンパレータ560を介してコンパレータ5
61の一端子及びコンパレータ562の+端子に
入力されており、ハンドル38が右に切られると
オペアンプ55の出力は4Vより大きくなるため、
コンデンサC3は図示の極性で充電される。この
ため、b点の電位は4Vより大きくなる。このた
め、コンパレータ561の出力がLレベル、コン
パレータ562の出力がHレベルとなつて、ナン
ド回路563の出力はHレベル、ナンド回路56
4の出力がLレベルとなる。さらに、上記信号
DRはアンド回路57aの一方の入力端に、上記
信号DLはアンド回路57bの一方の入力端に入
力される。ここで、上記アンド回路57aの他方
の入力端には上記信号RLが、上記アンド回路5
7bの他方の入力端には上記信号RRが入力され
る。このアンド回路57aの出力信号I(RL′)
は後輪を左Lに操舵する信号として、上記オア回
路57bの出力信号J(RR′)は後輪を右Rに操
舵する信号として出力される。
また、58は後輪の操舵角を検出する後輪操舵
センサである。この後輪操舵センサ58の一端は
8Vの電位が印加され、他端は接地される。この
後輪操舵センサ58の接点cは後輪が操舵させて
いない場合には4Vの電圧を出力するようにセン
サ58の真中に位置し、後輪の操舵に応じて上下
に移動する。例えば、後輪が左に操舵された場合
には矢印方向に、後輪が右に操舵された場合には
その反対方向に移動する。つまり、後輪が左に操
舵されるに従つて接点cから得られる出力電圧は
大きくなる。上記後輪操舵センサ58の出力は抵
抗R4、コンデンサC4よりなる積分回路、オペア
ンプ59を介して第3のウインドコンパレータ6
0の端子「6」,「7」に入力される。さらに、上
記オペアンプ59の出力は信号Vfとして上記コ
ンパレータ51の+端子に入力されている。この
第3のウインドコンパレータ60もシーメンス社
TCA965を使用しており、その入出力特性は
第4図に示してある。この第3のウインドコンパ
レータ60の「上」端子の出力はインバータ61
bを介して信号FLとして出力される。この信号
FLは後輪が左に操舵されるとHレベルとなる。
また、第3のウインドコンパレータ60の「下」
端子の出力はインバータ61aを介して信号FR
として出力される。この信号FRは後輪が右に操
舵されるとHレベルとなる。上記信号FRはアン
ド回路62aを介してオア回路63aの一方の入
力端に入力され、上記信号FLはアンド回路62
bを介してオア回路63bの一方の入力端に入力
される。さらにこのオア回路63aの出力はアン
ド回路64aの一方の入力端に、オア回路63b
の出力はアンド回路64bの一方の入力端に入力
される。ここで、アンド回路64aの他方の入力
端には上記信号Iが、上記アンド回路64bの他
方の入力端には上記信号Jが入力される。さら
に、上記アンド回路64aの出力はアンド回路6
5aの一方の入力端に入力され、上記アンド回路
64bの出力はアンド回路65bの一方の入力端
に入力される。さらに、このアンド回路65aの
出力はインンバータ66aを介して駆動用トラン
ジスタQaのベースに入力される。さらに、上記
アンド回路65bの出力はインバータ66bを介
して駆動用トランジスタQbのベースに入力され
る。上記トランジスタQaのコレクタ側には第2
図に示したソレノイドコイルbが接続され、上記
トランジスタQbのコレクタ側には第2図に示し
たソレノイドコイルbは接続される。ここで、上
記アンド回路65a及び65bの出力はオア回路
67を介して信号Sとして上記アンド回路48に
入力される。
ここで、HVEL信号及びA/TPS信号はそれ
ぞれオア回路68、インバータ69を介して上記
オア回路63a及び63bの他方の入力端に入力
される。このHVEL信号は車連が例えば20Km/
h以上になるとHレベルとなる。また、A/
TPS信号は後輪が操舵不可能な状態にあるとき
にHレベルとなる。また、上記オア回路63a及
び63bの出力はそれぞれ信号Lとして上記アン
ド回路48に入力される。
ところで、スイツチS1は第2図にロツク片3
0が環状溝26cに挿入されると閉じるロツクピ
ンスイツチである。このロツクピンンスイツチS
1の出力信号はインバータ70,71,アンド回
路72を介して上記アンド回路65a及び65b
にそれぞれ入力される。上記インバータ71の出
力はLOCK信号として上記アンド回路45の他方
の入力端に入力される。さらに、上記インバータ
70の出力はランプ駆動回路72に接続される。
このランプ駆動回路72には上記ロツク片30が
環状溝26cに入つているときに点灯するランプ
73が接続される。
次に、上記のように構成されたこの考案の動作
について説明する。例えば、ハンドル38を右に
切つて前輪を右に操舵した場合における後輪の操
舵状態について説明する。ハンドル38を右に切
つていくと、ハンドル操舵角センサ41の接点a
は矢印方向に移動するため、第1のウインドコン
パレータ43に入力される電圧は大きくなる。そ
して、ハンドル38が右に150゜以上切られると、
信号INはHレベルとなる。上記信号INはバツフ
ア49を介してアンド回路48の一方の入力端に
入力される。このアンド回路48の他方の入力端
には上記信号Lが入力されている。しかしこの信
号LはHVEL信号及びA/TPS信号がLレベル
であればHレベルである。つまり、後輪操舵が可
能な場合であれば信号LはHレベル状態である。
このため、アンド回路48の論理が成立して、ト
ランジスタQcが励磁される。この結果、第2図
のロツク片30が環状溝26から抜かれ、ピスト
ンロツド26が左右に移動可能状態となる。ま
た、上記ハンドル操舵角センサ41の出力は電圧
変換回路50により電圧が変換されて、前輪の操
舵角に比例する信号Vsとしてコンパレータ51
の一端子に入力されている。一方、このコンパレ
ータ51の+端子には後輪操舵センサ58から出
力される後輪の操舵角に比例する信号Vfが入力
される。ここで、後輪はまだ操舵されていないの
で、ハンドル38が右に切られるに従つて、信号
Vsは大きくなる。そして、信号Vsが信号Vfより
大きくなつてΔV=Vf−Vsが一定以上になるとコ
ンパレータ51の出力はLレベルとなる。これに
より、第2ウインドコンパレータ52の「下」端
子から出力される信号はLレベルとなる。従つ
て、信号RLはHレベルとなる。 また、上記ハ
ンドル操舵角センサ41の出力は操舵方向検出回
路56に入力されているため、その出力信号DR
はHレベルに、出力信号DLはLレベルとなる。
従つて、アンド回路57aの論理が成立して信号
IがHレベルとなる。この信号Iはアンド回路6
4aの一方の入力端に入力されているため、アン
ド回路64aの出力はHレベルとなる。また、前
記したようにソレノイドcが励磁されてロツク片
30が環状溝26cから抜けている状態において
はアンド回路72の出力はHレベルとなる。この
ため、アンド回路65aの出力はHレベルとな
る。このため、トランジスタQaが駆動されて、
ソレノイドコイルaが励磁される。このソレノイ
ドコイルaが励磁されると上記したように後輪は
左に操舵される。そして後輪が左に操舵されると
後輪操舵センサ58の接点cが矢印方向に移動す
るため、その発生電圧は上昇する。この結果、コ
ンパレータ51の+端子に入力される信号Vf
上昇して信号Vsに等しくなると後輪の操舵は停
止する。つまり、第5図に示すようにハンドル3
8が右に150゜切られると、後輪は左に2.5゜操舵さ
れて停止する。
なお、上記したように第1のウインドコンパレ
ータ43から出力される信号INがHレベルとな
つてソレノイドcが励磁されて、ロツク片30が
環状溝26から抜けるとロツクピンスイツチS1
は開となるため、インバータ70の出力である
LOCK信号はLレベルとなる。このため、ランプ
駆動回路72によりランプ73が点灯されなくな
る。つまり、ロツク片30が環状溝26cから抜
けたことが知らされる。一方、ソレノイドcを励
磁開始してから一定時間経てもロツク片30が環
状溝26から抜けないと、ロツクピンスイツチS
1は閉じたままであるため、LOCK信号はHレベ
ルである。従つて、アンド回路45及び46の出
力はHレベルとなり信号ERがHレベルとなる。
以下、ハンドル38がさらに右に切られるとハ
ンドル操舵角センサ41の出力電圧は上昇するた
め、コンパレータ51の一端子に入力させる信号
Vsの値は上昇して、ΔV=Vf−Vsが一定以上にな
ると再度、第2のウインドコンパレータ52から
出力される信号RLがHレベルとなる。以下同様
にしてソレノイドコイルaが励磁されて後輪が左
方向に操舵される。そして、後輪操舵角センサ4
1の出力が上昇してコンパレータ51の+端子に
入力される信号Vfの値は大きくなり、上記信号
Vsに等しくなつて後輪の操舵は停止される。こ
のように、ハンドル38が切られて前輪の操舵角
と後輪の操舵角が一定以上になると後輪が操舵さ
れて、後輪の操舵角が前輪の操舵角に対応する角
度まで操舵されると後輪の操舵は停止される。そ
して、さらに前輪が操舵されて前輪の操舵角と後
輪の操舵角が一定以上になると後輪が操舵され
る。これにより、後輪は第5図の破線Aで示すよ
うにステツプ状にその操舵角が制御される。
一方、ハンドル38を右に切つた状態から左に
戻していく場合の動作について説明する。この場
合にはハンドル38を左に戻すことにより、コン
パレータ51の一端子に入力される信号Vsは減
少していき、ΔV=Vf−Vsが一定値以上になる
と、コンパレータ51の出力はHレベルとなる。
従つて、第2のウインドコンパレータ49から出
力される信号RRはHレベルとなる。この信号
RRはアンド回路57bに入力されているため、
信号JはHレベルとなる。さらに、この信号Jは
アンド回路64bに入力されており、アンド回路
64b,65bを介してインバータ66bにHレ
ベル信号が出力される。従つて、トランジスタ
Qbが駆動されてソレノイドbが励磁されて、上
記したように後輪は右に操舵される。そして、後
輪が右に操舵されると、後輪操舵センサ58の接
点cは矢印と反対方向に移動するため、その発生
電圧は下降する。この結果、コンパレータ48の
+端子に入力される信号Vfは下降して信号Vs
等しくなると後輪の操舵は停止する。従つて、ハ
ンドル38を右に切つてから左に戻す場合にも後
輪は第5図の破線Bで示すようにステツプ状にそ
の操舵角が制御される。
さらに、ハンドル38を左に戻していくと、コ
ンパレータ51の一端子に入力される信号Vs
減少していき、ΔV=Vf−Vsが一定値以上になる
と、コンパレータ51の出力はHレベルとなる。
ここで、ハンドル38の操舵角が150゜以内に入れ
ば、第1のウインドコンパレータ43から出力さ
れる信号INはLレベルとなる。ここで、上記信
号INはアンド回路48の一方の入力端に入力さ
れているため、アンド回路48の出力はLレベル
となり、ソレノイドcが励磁されなくなるように
思われるが、信号Sがアンド回路48の一方の入
力端に入力されているため、信号SがHレベルで
あればアンド回路48の出力はHレベルとなる。
つまり、ΔV=Vf−Vsが一定値以上のときはアン
ド回路65bの出力はHレベルとなり、ソレノイ
ドbが励磁されて、後輪は右に操舵される。この
場合において、オア回路67の出力である信号S
はHレベルとなつている。従つて、ハンドル38
の操舵角が150゜以内になつてもソレノイドbが励
磁されている間はソレノイドcは励磁される。つ
まり、ソレノイドbが励磁されて、後輪が右に操
舵される場合に、ロツク片30は環状溝26cか
ら抜けた状態で保たれる。そして、ΔV=Vf−Vs
が一定値以下になると第2のウインドコンパレー
タ52から出力される信号RRはLレベルとな
る。従つて、アンド回路65bの出力はLレベル
となり、ソレノイドbは励磁されなくなる。そし
て、このアンド回路65bの出力がLレベルとな
ることにより、オア回路67の出力である信号S
はLレベルとなり、トランジスタQcは駆動され
なくなる。このためシリンダ25のDポートは第
1の電磁切換弁15を介してリザーバ3に接続さ
れる。そして、油路6の圧油が第1の電磁切換弁
15を介して第1及び第2の逆止弁17,18に
送られる。従つて、第1及び第2の逆止弁17,
18の上流側と下流側が連通される。また、油路
6の圧油はシリンダ25内のh室及びi室に送ら
れて、摺動リング27が右方へ、摺動リング28
が左方に移動する。しかし、ピストンロツド26
の大径部26bは環状突出部25cに対しまだ右
方にあるので、一方の摺動リング27はピストン
ロツド26の大径部26bに当接して停止する。
ところが、他方の摺動リング28はピストンロツ
ド26の大径部26bに当接して、ピストンロツ
ド26とともに左方に移動し、環状突出部25c
当接したときに停止する。この状態になると、ピ
ストンロツド26のピストン26aは端板25a
と環状仕切壁25bの中間位置まで戻つており、
そこで停止する。一方、ピストンロツド26が上
記方向に戻る間、ピストンロツド26の大径部2
6bに対して摺動していたロツク片30はピスト
ンロツド26(大径部26b)が上記のように中
立位置に戻ると、バネ31によりさらに押されて
突出し、大径部26bの環状溝26cに係合し
て、ピストンロツド26をロツクする。この状態
は後輪も中立位置に戻つた状態であり、後輪はそ
れ以後、中立位置に保持される。
以上は、前輪を右に操舵した後中立位置に戻す
場合について説明したが、前輪を左に操舵した後
中立位置に戻す場合の動作は同様であるので省略
する。
つまり、上記実施例によれば、後輪の操舵を中
立に戻す場合にハンドルの操舵角が150゜以内にな
つても、ソレノイドcをオフしないで、ロツクピ
ン30を環状溝26cから抜いておき、ソレノイ
ドaあるいはbが励磁されなくなつて初めてソレ
ノイドcをオフして後輪を中立位置に戻すように
している。つまり、ソレノイドaあるいはbが励
磁されてピストンロツド26が中立方向に戻され
ている間は、ロツク片30は環状溝26cから抜
かれているようにして、前輪の操舵角が150゜以内
になつてすぐソレノイドcをオフされて、ロツク
片30が大径部26bに当接した状態でピストン
ロツド26が中立位置に復帰される異和感を少な
くしている。
以上詳述したようにこの考案によれば、前輪の
操舵角に応じて後輪を操舵する後輪操舵用シリン
ダに接続する配管を4本としたので、配管に必要
なスペースを少なくし、車体の空間を有効に利用
することができるリヤステアリング制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車の後輪操舵装置
の一実施例を示す斜視図、第2図はその中立時の
状態を示す油圧回路図、第3図は制御回路を示す
図、第4図A〜Dは第1ないし第3のウインドコ
ンパレータの入出力特性を示す図、第5図は後輪
の操舵状態を説明するための図である。 41……ハンドル操舵センサ、43……第1の
ウインドコンパレータ、52……第2のウインド
コンパレータ、58……後輪操舵センサ、60…
…第3のウインドコンパレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内を第1,第2の2つの室に仕切る仕
    切壁と、このシリンダの両端の端板及び上記仕切
    壁を液密に嵌挿されたピストンロツドと、上記ピ
    ストンロツドに嵌着され上記第1室を2つ室f,
    gに仕切るピストンと、上記ピストンロツドの第
    2室側に設けられた大径部と、この大径部の両側
    に設けられ上記ピストンロツドに摺動自在に嵌挿
    された2つの摺動リングからなる後輪操舵用油圧
    シリンダと、上記f室に接続される第1の配管
    と、上記g室に接続される第2の配管と、一端が
    上記一方の摺動リングと仕切壁により囲まれるh
    室及び上記他方の摺動リングと上記油圧シリンダ
    の端板により囲まれるi室に接続され、他端が高
    圧油路側に接続される第3の配管と、上記2つの
    摺動リング間に接続される第4の配管と、上記第
    1,第2,第4の配管と高圧油路側あるいはリザ
    ーバとの連通状態を切換える制御弁と、この制御
    弁を制御して後輪を操舵する制御手段を具備して
    なるリヤステアリング制御装置。
JP1984027560U 1983-11-21 1984-02-28 リヤステアリング制御装置 Granted JPS60139571U (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984027560U JPS60139571U (ja) 1984-02-28 1984-02-28 リヤステアリング制御装置
GB08504986A GB2157242B (en) 1984-02-28 1985-02-27 Rear wheel steering apparatus
FR858502986A FR2587293B1 (fr) 1984-02-28 1985-02-28 Appareil de direction des roues arriere
DE3507098A DE3507098C2 (de) 1984-02-28 1985-02-28 Hinterrad-Lenkeinrichtung
KR1019850001256A KR910006851B1 (ko) 1984-02-28 1985-02-28 리어휠 스티어링 장치
GB08717377A GB2194927B (en) 1984-02-28 1987-07-22 Rear wheel steering apparatus
US07/127,618 US4884647A (en) 1983-11-21 1987-11-30 Rear wheel steering apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60139571U JPS60139571U (ja) 1985-09-14
JPH0311102Y2 true JPH0311102Y2 (ja) 1991-03-18

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