JPH0311032A - モノテルペン類またはフェニルプロパン類およびモノテルペン類またはフェニルプロパン類を有効成分とする抗アレルギー剤 - Google Patents

モノテルペン類またはフェニルプロパン類およびモノテルペン類またはフェニルプロパン類を有効成分とする抗アレルギー剤

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JPH0311032A
JPH0311032A JP14506889A JP14506889A JPH0311032A JP H0311032 A JPH0311032 A JP H0311032A JP 14506889 A JP14506889 A JP 14506889A JP 14506889 A JP14506889 A JP 14506889A JP H0311032 A JPH0311032 A JP H0311032A
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compound
solvent
water
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JP14506889A
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English (en)
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Kazunori Hashimoto
和則 橋本
Takao Katsuhara
勝原 孝雄
Shunji Sato
俊次 佐藤
Hiroshi Mihashi
博 三橋
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Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は5−リポキシゲナーゼ阻害作用およびロイコト
リエンD4拮抗作用を有し、抗アレルギー剤として有用
なモノテルペン類およびフェニルプロパン類に関するも
のである。
[従来の技術および課題] アラキドン酸は炭素数20個の不飽和脂肪酸であり、は
乳類では体内で合成できないことから、外部から補給し
なければならず、必須脂肪酸の一つに数えられている。
アラキドン酸の代謝経路はアラキドン酸カスケードとい
われ、その代表的なものとして、プロスタグランジン系
列およびトロンボキサン系列を合成Vるノクロオキシゲ
ナーゼ系、ロイコトリエン系列を合成するりボキシゲナ
ーゼ系が挙げられる。
5−リボキンゲナーゼはアラキドン酸カスケードの重要
な酵素であり、この酵素の阻害物質は、炎症をはじめ、
血栓症、アレルギー、喘息等のアラキドン酸代謝異常に
基づく種々の病態に対処する医薬として有用であると考
えられている。
ロイコトリエンは、最近新しく発見された複合トリエン
の一族であり、リポキシゲナーゼ系によって白血球、肥
満細胞、血小板、マクロファージ内のエイコサン酸から
つくられる。ロイコトリエンD4は、アナフィラキシ−
のいわゆる遅反応性物質の一つであり、血管壁の透過性
の増加を促し、白血球の誘導と活性を引き起こすことか
ら、炎症や喘息のような過敏症等を含む多くの病気の重
要な調節因子として動いているものと考えられている。
近年、我が国の公害問題や環境変化に伴い、気管支喘息
や花粉症等のアレルギー性疾氾の患各が増加している。
また、高年齢人口の増加により、血栓により起こる循環
器疾患の増加が目立つようになり、大きな社会問題にな
っている。
これらの諸疾患は、アラキドン酸の代謝異常がその原因
の一つと考えられており、上述したように、5−リポキ
シゲナーゼはアラキドン酸カスケードの重要な酵素であ
ることから、この酵素の阻害物質は、炎症をはじめ血栓
症、アレルギー、喘息などのアラキドン酸代謝異常に基
づく種々の病態に対処する医薬として役に立つと考えら
れる。
そのため、5−リポキシゲナーゼ阻害活性を有する薬物
の検索および開発が行われていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は上記の課題を解決すべく、種々の生薬につ
いて鋭會検討を行った結果、細辛から得られるモノテル
ペン類またはフェニルプロパン類の中に優れた5−リポ
キシゲナーゼ阻害作用およびロイコトリエンD4拮抗作
用を有するらのを見いだし、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下に示すごとくである。
(1)下記式1 (2)下記式■ (式中、R1は水酸基、アセチルオキツル基またはバラ
ブロモベンゾイルオキシル基を示す。)で表される新規
モノテルペン。
(3)下記式■ (式中、R1は水酸基またはバラブロモベンゾイルオキ
シル基を示す。)で表される新規モノテルペン。
で表される新規フェニルプロパン。
(4)下記式■ ギー剤。
(6)下記式■ (式中、R,は水酸基、カルボニル基またはバラブロモ
ベンゾイルオキシル基を示す。)で表されるモノテルペ
ンを有効成分とする抗アレルギー剤。
(5)下記式■ (式中、R7は水酸基、アセチルオキシル基またはバラ
ブロモベンゾイルオキシル基を示す。)で表されるモノ
テルペンを有効成分とする抗アレル■ (式中、R1はヒドロキシプロペニル基またはCl(=
 CHCHOを示し、R4は水素原子またはメトキシル
基を示す。)で表されるフェニルプロパンを有効成分と
する抗アレルギー剤。
以下、式■、式■、式■、式■および式■で表される化
合物をまとめて式の化合物という。
式の化合物は例えば次のような方法により得ることがで
きる。
細辛を水、メタノール、エタノール、アセトンまたは酢
酸エチルから選ばれる一種またはそれ以上の混合溶媒を
用いて、0℃から使用する溶媒の沸点以下の温度に加熱
して、好ましくは還流下に抽出するか、または0℃から
室l益で超音波抽出して、抽出液を得る。
この抽出液を水に懸濁し、低極性溶媒を用いて分配抽出
を行い、低極性夾雑物を除去した残りの水可溶部を、さ
らに酢酸エチルまたはn−ブタノールを用いて分配抽出
をし、式の化合物を含む抽出液を得る。
次に式の化合物を含む抽出液を、そのまま若しくは乾燥
して、カラムクロマトグラフィーまたは高速液体クロマ
トグラフィーに1回または数回付し、精製することによ
り式の化合物を得ろ。
このようにして得た式の化合物は、必要に応じて、適当
な溶媒から再結晶または粉末化することにより、純度を
向上させることができる。
また必要に応じて、適宜アセチル化またはパラブロモベ
ンゾイル化することによって式の化合物を得ることがで
きる。
低極性溶媒としては、具体的にはベンゼン、クロロホル
ム、エーテル、n−ヘキサン、シクロヘキザン等が挙げ
られる。
カラムクロマトグラフィーまたは高速液体クロマトグラ
フィーを行う際に用いる溶出溶媒としては、水、メタノ
ール、エタノール、アセトン、テトラヒドロフラン、酢
酸エチル、アセトニトリル、クロロホルム、ベンゼン、
エーテル、石油エーテル、n−ヘキサン等の単独又は混
合溶媒が適当である。
カラムクロマトグラフィーまたは高速液体クロマトグラ
フィーの吸着剤の例としては、シリカゲル、0DS−シ
リカゲル、ポーラスポリマーゲル等が挙げられる。
再結晶または粉末化する時は、水、メタノール、エタノ
ール、アセトン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ベ
ンゼン、クロロホルム、塩化メチレン、エーテル、石油
エーテル、n−ヘキサン、ンクロヘキサン等の単独又は
それ以上の混合溶媒を使用する。
アセチル化は、一般的なアセチル化剤を使用することが
できるが、例えばピリジン中、無水酢酸を用いてアセデ
ル化するのが好ましい。
パラブロモベンゾイル化は、一般的なパラブロモヘンゾ
イル化剤を使用することができるが、例えばピリジン中
、パラブロモヘンジイルクロライドを用いてパラブロモ
ベンゾイル化するのが好ましい。
次に式の化合物の製造の具体例を示す。
具体例1 細f= l OOkgを10に9ずつに分け、それぞれ
メタノール9612を用い、2時間、加熱還流抽出を2
回行った。
得られた抽出液を合わせ、減圧下、溶媒を留去し、乾燥
エキス6 、2 kgを得た。この乾燥エキスを水30
Qに懸濁し、n−ヘキサンto(2で5回分配抽出した
水層をn−ブタノールl0i2で5回分配抽出し、n−
ブタノールエキスを得、減圧下、溶媒を留去し、乾燥エ
キス2 、2 kgを得た。この乾燥エキスを水312
に懸濁し、ポーラスポリマーゲル(ダイアイオンHP−
20、三菱化成社製、以下同じ。)カラムクロマトグラ
フィーに付し、水70a、40%メタノール1ooQ、
メタノール80Q1アセトン70gで順次溶出した。
メタノール溶出部を減圧下、溶媒を留去し、乾燥エキス
324.89を得た。
この乾燥エキスを、シリカゲル(Kieselgel 
60 。
70〜230メツシユ、メルク社製、以下同じ。)を使
用したカラムクロマトグラフィー(lOc7ttφ×6
0σ)に付し、クロロホルム−メタノール(98:2)
の混合溶媒で溶出したフラクションを、さらに中圧シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(CI Gカラム、2
5αφ×40α、草野科学社製、以下同じ。)に付し、
クロロホルムで溶出したフラクションの溶媒を減圧上留
去し、無色油状物質74119を得た。この無色油状物
質の理化学的性質は、以下に示すごとくであり、これら
のデータは文献[1,Mohasmad et al、
、Journal o「Natural Produc
t、4g(2)、328−329(1985)コ記載の
ニレミシン(eve慎1cin)と一致した。
赤外線吸収スペクトル ν CCl4σ1:+590 
 1502  1462  12381132 紫外線吸収スペクトル λ ::’:Hy+m(log
ε)270(3,19)、226(4,03)マススペ
クトル(E I −M S ) m/z(%):208
(M”、+ 00)、I 93(73)高分解能マスス
ペクトル C+tH+aOs(M ’)計算値:208
.1099 実測値:208.1101 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDCl5): 6.41 (2H2s)。
5.96 (l )(、dat。
J=17.0.lO,o、7.0Hz)。
5.1  2(2H,m)、3.8  5(6H、s)
3.83 (l H,s )。
3.33(br d、J=7.0Hz)13G−核磁気
共鳴スベクトル (δ ppm in CDC13) 153.2(s)x2,137.2(S)X2゜135
.8(d)、l 16.0(t)。
105.6(d)x2,60.8(q)56.1(q)
x2,40.6(t) 具体例2 具体例1で示した2回目のシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにおいて、クロロホルムで溶出したフラクショ
ンを、減圧下a縮し、得られた残留物0.329を再度
、中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ベ
ンゼン−酢酸エチル(50:l)の混合溶媒で溶出した
フラクションを減圧濃縮して得られた残留物を、エタノ
ールで再結晶し、黄色針状物質30.8x9を得た。こ
の黄色針状物質の理化学的性質は以下に示すごとくてあ
り、これらのデータは文献[J、Endo et al
Yakugaku Zasshi、9g(6)、789
−793(1978)]記載のカル−3−エン−2,5
−ジオン(Car−3−ene−2、5−d 1one
)と一致した。
融点:93〜94℃ 比旋光度ゴα]2古0゜ (c −= 0.567 、CH30tり赤外線吸収ス
ペクトル ν ”a2 ’x Q’ll −’ :+6
62 1620 紫外線吸収スペクトル λ 二:?Hy+m(log 
ε)。
241(3゜99)、228(3,94)マススペクト
ル(E I −M S ) I!/z(%):164(
M”、27)、+ 49(50)44(100) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm  in  CDC13):6.50(I
H,dq、J=1.6,1.6Hz)。
2.34 (I H,d 、J = 6.5 Hz)。
2.32(l H,dd、J=6.5,1.6Hz)1
.98(3H,d、J=1.6Hz)。
1.33(3H,s)、1.32(3H,5)13c−
核磁気共鳴スペクトル (δ pP!l in CDC13):195 、O(
s )、 194.4 (s )。
1 5 0.0(s)、1 3 7.7(d)。
39.8(d)、39.0(d)、33.’5(s)。
2−9.1(q)、I  6.2(q)、1 5.4(
q)具体例3 具体例1で示したアセトン溶出部を減圧下、溶媒を留去
し、乾燥エキス98.89を得た。この乾燥エキスをシ
リカゲルを使用したカラムクロマトグラフィー(ioc
11φ×60α)に付し、n−ヘキサン−アセトン(5
:l)の混合溶媒で溶出したフラクションを、減圧下、
濃縮した。得られた残留物o、es9を中圧シリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキサン−アセ
トン(10:1)の混合溶媒で溶出したフラクションの
溶媒を減圧下で留去し、無色油状物質150.OR9を
得た。この無色油状物質の理化学的性質は、以下に示す
ごとくであり、これらのデータは文献[長沢元夫、薬学
雑誌、81(1)、129−138(1961)]記載
のメチルオイゲノール(iethyleugenol)
と一致した。
赤外線吸収スペクトル ν 甚A4 a 川1606、
I 512.1464.12621236  1154
、+140.1032゜914 紫外線吸収スペクトル λ ::、’ nIll(lo
g ε)278(3,55)、230(3,95)マス
スペクトル(E I −M S ) m/z(%):!
 78(M”、l 00)、147(38)。
91(74) 高分解能マススペクトルC++H140t(M ”)計
算値:178.0994 実測値:178.0996 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDC13) 6.76 (31−1、m) 5.96 (l H、dat。
J=17.0,10.0,7.0Hz)5.08(2H
,m)、3.86(3H,s)。
3.85(3H,s)。
3.33(2H,br d、J=7.0Hz)3C−核
磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDC13): 148.6(s)、147.1(s) 137.3(d)、132.2(s)。
120.1(d)、115.2(t) 111.6(d)、111.1(d)。
55.5(q)、55.4(q)、39.4(t)具体
例4 具体例1で示したメタノール溶出部をシリカゲルを使用
したカラムクロマトグラフィー(10゜φ×60α)に
付し、クロロホルム−メタノール(98:2)の混合溶
媒で溶出したフラクションを中圧シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、ベンゼン−酢酸エチル(95:
5)の混合溶媒で溶出したフラクションを減圧下、濃縮
した。得られた残留物695 R9を高速液体クロマト
グラフィー[カラム;YMCpack(1−15,0D
S)S−343、移動相;水:メタノール(3:1)、
流速:51111/min。
検出;254Mt]に付した。保持時間56〜64分に
溶出したフラクションの溶媒を減圧下で留去し、微黄色
油状物質380 R9を得た。
この微黄色油状物質の理化学的性質は以下に示すごとく
であり、これらのデータは文献[^San Fe1ic
iano et al、、Journal of Na
tural旨oduct、49,677(1986)]
記載の3°、4’、5’l−リメトキノシンナミルアル
コール (3°、4’、5’−trimeLhoxycinna
myl alcohol)と一致した。
赤外線吸収スペクトル ν g声’x’ a−”361
6.3500.1582,1504゜1462.133
8,1238.964紫外線吸収スペクトル λ ::
−’ym(logε):267(4,10)、221(
4,41)マススペクトル(E I −M S ) s
/z(%)224(M’、100)、l 81(66)
高分解能マススペクトル C+tH+sO−(M ”)
:計算値:224.1048 実測値:224.1041 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDC13): 6.61 (2H,s )。
6.52(IH,dt、J=15.8,1.5Hz)。
6.28(I H,dt、J = I 5.8,5.7
 Hz)。
4.32(2H,dd、J=5.7.f、5Hz)。
3.86(6H,s)、3.85(3H,5)3C−核
磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDC13): 153.3(s)R2,138,0(s)。
132.5(s)、I 3 f、0(d)。
128.2(d)、R03,6(d)R2゜63.6(
t)、60.9(q)、56.1(q)x2次に式の化
合物が、5−リポキシゲナーゼ阻害作用およびロイコト
リエンD4拮抗作用を有し、抗アレルギー剤として有用
であることについて実験例を挙げて説明する。
実験例I RBLI培養細胞を、5X10’細胞/dとなるように
、1 xHE D T AおよびlO%エチレングリコ
ールを含む50緒リン酸緩衝液(p)17.4)に浮遊
し、超音波処理後、10,0OOXGで10分間、さら
に105,000xGで60分間遠心した上清を5−リ
ボキンゲナーゼ酵素標品とした。
基質としては、10濯アラキドン酸、上記のように調製
して得た酵素標品、式の化合物のアセトン溶液を用い、
終濃度toomとなるように試験管にとり、37℃で1
0分間反応させた。
内部標準としては、0.25Mのブチル−3,5ジニト
ロベンゾエートl (1!を添加し、n−ヘキサン1.
8dで抽出した。この中の5−HETEの量を高速液体
クロマトグラフィー[カラム、TSKgel 0DS−
80TM(東ソー製)、移動相;テトラヒドロフラン:
アセトニトリル=1%酢酸(5:5 :9)、流速;l
d/分、検出;紫外線(235yn)]により測定した
この結果から、阻害率を次式により算出した。
し C:式の化合物を含まない場合の5−HETEのピーク
面積(内部標準により補正) S:式の化合物を添加した場合の5−HETEのピーク
面積(内部標準により補正) 式の化合物の5−リポキシゲナーゼ阻害率を第1表に示
す。
第1表 以上の結果より、式の化合物の5−リボキンゲナーゼ阻
害活性作用が認められた。
実験例2 0イコトリエンD、拮抗作用は、摘出モルモット回腸の
ロイコトリエンD4に対する、式の化合物の抑制作用を
指標とした。
すなわち、体重300〜400gのハートレイ(Har
tley)系雄性モルモット(紀和実験動物研究所より
購入)を脱血致死させ、回腸を摘出し、長さ約2傭の回
腸条片を作製した。この摘出条片を207dのタイロー
ド(Tyrode)液を満たしたマグヌス(Magnu
s)管(32°C195%酸素−5%二酸化炭素の混合
ガスを通気)中に、1gの負荷をかけて懸垂し、平滑筋
の連動をl5otoni、c transducerを
介して等張性に記録した。
ヒスタミン(Histamine)による回腸収縮が安
定化した後に、I O−”MのロイコトリエンD4を作
用させて、回腸収縮高(a)を測定した。
次に、式の化合物を10分間前処置して、ロイコトリエ
ンD、による回腸収縮高(b)を測定した。
式の化合物のロイコトリエンD4収縮抑制作用は、次式
により算出した。
(a−b) 抑制率=  −x l 00 (%) 式の化合物のロイコトリエンD4拮抗作用を、抑制率と
して第2表に示す。
第2表 上記の結果から、式の化合物のロイコトリエンD4拮抗
作用が確認された。
次に、式の化合物の急性毒性試験を、ddY系雄性マウ
スを用いて行ったところ、leakgの経口投与で死亡
例がなかった。
従って、式の化合物は5−リポキシゲナーゼ阻書店性お
よびロイコトリエンD4拮抗作用を有し、安全性の高い
化合物であることから、抗アレルギー剤等のアラキドン
酸代謝異常に基づく疾患に汀効であることが確認された
次に、式の化合物の投与量および製剤化について説明す
る。
式の化合物はそのまま、あるいは慣用の製剤担体と共に
動物および人に投与することができる。
投与形態としては、特に限定がなく、必要に応じ適宜選
択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、
散剤等の経口剤、注射剤、平削等の非経口剤が挙げられ
る。
経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の年
令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で式の
化合物の重量として5(ly〜59を、1日数回に分け
ての服用が適当と思われる。
経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、
カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩
類等を用いて常法に従って製造される。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩
壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着
色剤、香料等を使用することができる。
それぞれの具体例は以下に示すごと(である。
[結合剤] デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、
ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール。
[崩壊剤] デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキノメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロピルセルロース。
[界面活性剤] ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸
エステル、ポリソルベート 80゜[滑沢剤] タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルンウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル。
[流動性促進剤1 軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネンウム。
また、式の化合物は、懸濁液、エマルノヨン剤、シロッ
プ剤、エリキシル剤としても投与することができ、これ
らの各種網形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有してらよ
い。
非経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の
年令、体重、疾弘の程度により異なるが、通常成人で式
の化合物の重量として1日0 、1119〜19までの
静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が適当と思われる
この非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤として一
般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射
用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロ
コシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル等を用いることができる。さらに必要に応じて、殺菌
剤、防腐剤、安定剤を加えてらよい。また、この非経口
剤は安定性の点から、バイアル等に充填後冷凍し、通常
の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾
燥物から液剤を再調製するごともできる。さらに、必要
に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等
を加えても良い。
その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤
、直腸内投与のための平削等が挙げられ、常法に従って
製造される。
i以下余白) 次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれにより同等制限されるものではない。
実施例1 具体例1で示した40%メタノール溶出部を、減圧下、
溶媒を留去し、乾燥エキス13,0.29を得た。この
エキスをシリカゲルを使用したカラムクロマトグラフィ
ー(10αφX60cM)に付し、クロロホルム−メタ
ノール(98:2)の混合溶媒で溶出したフラクション
を中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、n
−ヘキサン−アセトン(9:l)の混合溶媒で溶出した
フラクションを塩化メチレン−n−ヘキサンの混合溶媒
で再結晶し、無色針状物質1.73gを得た。
この無色針状物質の理化学的性質は以下に示すごとくで
あり、これらのデータから下記の構造式で表されるカル
−3−エン−2−オン−5−オール(Car3−en−
2−on−5−of)と決定された。
融点:80〜82℃ 比旋光度:[α]880゜ (c = 0 、555 、CHCI−)赤外線吸収ス
ペクトル ν 二讐−〇 3440.1660 紫外線吸収スペクトル λ :1’ Mt(logε)
231(3,80) マススペクトル(E I −M S ) m/z(%)
:166 (M”、56)、151 (66)。
105(57)、41 (100) 高分解能マススペクトル CIoH1402(M ”)
計算値=166゜0993 実測値二1B6.0986 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in Acetone−da):6.5
1(I H,dq、J=5.9,1.3Hz)4.42
(I I−1br d  J =7.4Hz)4.31
 (I H、m) 1.72(3H,t、J=1.3Hz)1.68 (l
 H、ddd。
J =7.5,1.8,0.7Hz) 1.66(IH,dd、J=7.5.16Hz)。
1.20(3H,s)、1.04(3H,5)13C−
核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in Acetone−da):195
.4(s)、143.3(d)。
136.5(s)、62.0(d)、37.2(d)。
34.6(d)、28.9(q)、24.7(s)。
15.9(q)、14.7(q) 実施例2 実施例1で得た化合物45R9を乾燥ピリジン2−に溶
解、パラブロモベンゾイルクロライド1、00〜を加え
、室温で3時間撹拌した後、反応液を氷水中に放置し、
クロロホルム100−で分配抽出した。クロロホルム層
を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去するこ
とにより得みれた残留物を、酢酸エチルで再結晶するこ
とにより無色板状物質を43Rg得た。
この無色板状物質の理化学的性質は以下に示すごとくで
あり、これらのデータから下記の構造式で表されるカル
−3−エン−2−オン−5−イル−パラブロモベンゾエ
ート(Car−3−en−2−one−5−yl−pb
romobenzoate)と決定された。
融点;136〜138°C 比旋光度=[α]280゜ (c = 0.305 、Cl(C13)赤外線吸収ス
ペクトル ν 二:;1lff−1:1716.+ 6
58.1642.l 590紫外線吸収スペクトル λ
 =二重’ym(logε)二246(4,52) マススペクトル(E 1−M S ) m/z(%):
350 [C17HI?03”Br(M ”)、 3 
]348 [CI?l11?03”Br(M ”)、3
 Ll 85(100)、183(100)プロトン核
磁気共鳴スペクトル (δ ppm in (:DCIs)ニア 、93 (
2H,dd、J = 8.7.2.0 Hz)。
7.60(2H,dd、J=8.7,2.0l−(z)
6.50(IH,dq、J=5.9,1.3Hz)5.
76 (l H、m)。
1.87 (3H,t 、J = 1.3 Hz)。
1.77 (I H、ddd。
J=7.5,1.8,0.7Hz)。
1.64 (l H,dd、J = 7.5.1.6 
Hz)1.26(3H,s)、1.17(3H,5)1
3C−核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDC1z): 195.3(s)、l 65.3(s)140 、 I
 (s )、 136.8 (d )。
132.0(d)、131.5(d)。
128−.9(s)、128.7(s)65.5(d)
、34.0(d)、33.0(d)。
28.9(q)、25.3(s)l 6.2(q)。
14.8(q) 実施例3 実施例1で示した40%メタノール溶出部の、クロロホ
ルム−メタノール(98:2)の混合溶媒で溶出したフ
ラクションを、中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、クロロホルムで溶出したフラクションを減圧
下、濃縮した。
得られた残留物1.009を高速液体クロマ、トゲラフ
イー「カラム;Y M Cpack(I −15,0D
 S )S−343、移動相;水:メタノール(3:I
)、流速;5Id/l1in、検出;UV254rvI
t]に付した。
保持時間32〜40分に溶出したフラクションを減圧濃
縮して得られた残留物を、メタノールで再結晶し、無色
板状物質365.(19を得た。
この無色針状物質の理化学的性質は以下に示すごとくで
あり、これらのデータから下記の構造式で表される4、
5−エポキシカラン−2−オン−3−オール(4,5−
epoxycaran−2−on−3−ol)と決定さ
れた。
融点:92〜94℃ 比旋光度:〔α]8古0゜ (c = 0.3 9 0 、CHCl3)赤外線吸収
スペクトル ν 二!互。何3470.1660 マススペクトル(E I −M S ) m/z(%)
=182(M”、4)、+ 39(20)。
111(74)、L6(100) 高分解能マススペクトル C、OH、,03(M ”)
計算値:182.0945 実測値:182.0943 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDCIz): 3.65 (I H、ddd。
J=3.9,1.7,1.4H2)。
3.31(IH,dd、J=3.9,1.4Hz)3.
26(I H,s)。
2.13(IH,dt、J=7.2,1.4Hz)1.
71(l H,dd、J=7.2,1.7Hz)1.4
3(3H,s)、1.34(3H,s)。
1.26(3H,5) 3C−核磁気共鳴スペクトル (δ l)l)m in CDC13)207.7(s
)、70.8(s)、59.4(d)。
53.6(d)、36.5(d)、32.7(d)。
30.6(s)、28.9(q)、22.9(q)。
18.5(q) 実施例4 実施例1で得た化合物45■を乾燥ピリジン1−に溶解
し、無水酢酸0.57d、4−ジメチルアミノピリジン
5 mgを加えて、室温で12時間撹拌した後、反応液
を氷水中に放置し、クロロホルム+007で分配抽出し
た。クロロホルム層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下
、溶媒を留去して得られた残留物を、エタノールで再結
晶することにより無色針状物質を36.E19得た。
この無色針状物質の理化学的性質は以下に示すごとくで
あり、これらのデータから、下記の構造式で表される4
、5−エポキシカラン−2−オン−3〜イル−アセテー
ト(4、5−epoxycaran−2−on−3−y
 Iacetate)と決定された。
融点;96〜98℃ 比旋光度:[α]!80’ (c = 0.1 1 0 、MeOH)赤外線吸収ス
ペクトル ν 二af−’:1744.1698 フィールドデソーブシ式ンマススペクトル(F D −
M S ): n/z 225(M+H)” プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDC1*): 3.60 (I H、ddd。
J=3.9,1.7,1.2Hz)。
3.52(夏 H,dd、J  =  3 .9  、
  I  、2  Hz)。
2.06(3H,s)。
2.02 (l H、ddd。
J=7.2,1.2,1.2Hz) 1.86(IH,dd、J=7.2,1.7Hz)。
1.57(3H,s)、1.26(3H,s)。
1.22(3H,s) ”c−核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDC13): 201.6(s)、169.5(s) 77.0(s)、57.9(d)、53.2(ct)。
a6,6(d)、29.5(d)、29.1(s)。
28.6(q)、21.4(q)、20.9(q)。
18.0(q) 実施例5 実施例4で得た化合物30119を、乾燥ピリジン2d
に溶解、パラブロモベンゾイルクロライド10039.
4−ジメチルアミノピリジン5 N9を加えて、室温で
24時間撹拌した後、反応液を氷水中に放置し、クロロ
ホルム100−で分配抽出した。クロロホルム層を硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去して得られた
残留物を、メタノールで再結晶することにより、無色針
状物質を38.63I9得た。
この無色針状物質の理化学的性質は、以下に示すごと(
であり、これらのデータから下記の構造式で表される4
、5−エポキシカラン−2−オン−3イル−パラブロモ
ベンゾエート(4、5−epoxycaran2−on
−3−yl−p−broa+obenzoate)と決
定された。
融点:134〜135℃ 比旋光度:[α]″晶0゛ (c = 0 、1 73 、Meoll)赤外線吸収
スペクトル ν :B′xα−11728,1686,
1280 紫外線吸収スペクトル λ :::’ n!It(lo
g 8 ):246(4,33) マススペクトル(E I −M S ) m/z(%)
:366 [Cl7)11704”Br(M ”)、4
 ]。
364 [ClJttO,”Br(M ”)、 4 ]
185(100)、183(100) 高分解能マススペクトル CI7H1704”B r(M ’):計算値:366
.0291 実測値:366.0314 CI7H17047sB r (M ”片針算値:36
4.0311 実測ra::M34.0311 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDCl、) 7.86(2H,dd、J=8.8.2.3Hz)7 
 。 5  5  (2)1  、ddj   =  
 8  .8  .2  .3   Hz)3.63(
2H,t、J=1.0Hz)。
2.09 (I H,dt、J = 7.2.1.0 
)−1z)1.95 (l I−1,dt、J = 7
.2.1.0 Hz)1.71(31−1,s)、1.
29(3H,s)1.28(3H,5) 3C−核磁気共鳴スペクトル (δ ppffiin CDC1t) 201.3(s)、164.4(s) 131.7(d)x2,131.5(d)x2゜1 2
 8.6(s)、1 2 8.4(s)。
77.9(s)、5 7.9(d)、5 3.3(d)
3 6.8(d)、2 9.8(d)、2 9.4(s
)2 8.7(q)、2 1.5(q)、I  8.1
(q)実施例6 具体例!で示した2回目のシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにおいて、クロロポルムで溶出したフラクショ
ンを、減圧上濃縮し、得られた残留物69819を高速
液体クロマトグラフィー〔カラム;YMCpack(1
−15,0DS)S−343、移動相;水:メタノール
(2:I)、流速;5i/min、検出;254y+m
]に付した。保持時間120〜132分に溶出したフラ
クションの溶媒を減圧下で留去し、微黄色針状物質*4
R9を得た。
この微黄色針状物質の理化学的性質は、以下に示すごと
くであり、これらのデータから3° 4ノメドキンシン
ナムアルデヒド (3’、4°−dimethoxycinnamald
ehyde)の摺造であると決定した。
融点ニア 9−80℃ 赤外線吸収スペクトル ν :E: ′x、 −1:1
670.1620,1512 12721128.10
16 紫外線吸収スペクトル λ −m;’nm(logε)
:228(3,99)、245(4,,07)。
335(4,34) マススペクトル(E I −M S ) m/z(%)
;192(M”、+ 00)、I 61(71)高分解
能マススペクトル C,、H□03 (M ’)計算値
・192.0786 実測値:192.0778 プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppIIin CDCl5) 9.67 (l H,d 、J = 7.8 Hz)。
7.42(IH,d、J=15.6Hz)7.1  7
(l   H,dd、J=8.3,2.0Hz)。
7.08(l H,d、J =2.0Hz)6.91 
(l H,d 、J = 8.3Hz)6.62(l 
H,dd、J = I 5.6,7.8Hz)。
3.94(3H,s)、3.93(3H,5)13c−
核磁気共鳴スペクトル (δ l)l)m in CDC1,):193.5(
d)、152.8(d)。
152.0(s)、149.4(s)。
127.1 (s)、126.8(d)。
123.4(d)、111.2(d)。
109.9(d)、56.1(q)、56.0(q)実
施例7 ■コーンスターチ       449■結晶セルロー
ス      409 ■カルボキンメチル セルロースカルシウム   59 ■軽質無水ケイ酸      0.59■ステアリン酸
マグネソウム 0.59■実施例1で得た化合物   
10g 計      1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、打鍵機にて
圧縮成型して一部200 ff?の錠剤を得た。
この錠剤−錠には、実施例1で得た化合物2019が含
有されており、成人1日lO〜25錠を数回にわけて服
用する。
実施例8 ■結晶セルロース     84.59■ステアリン酸
マグネシウム 0.59■カルボキシメチル セルロースカルシウム    59 ■実施例2で得た化合物   109 計      1009 上記の処方に従って■、■および■の一部を均一に混合
し、圧縮成型した後、粉砕し、■および■の残量を加え
て混合し、打錠機にて圧縮成型して一部200 xti
の錠剤を得た。
この錠剤−錠には、実施例2で得た化合物20m9が含
有されており、成人1日10〜25錠を数回にわけて服
用する。
実施例9 ■結晶セルロース     4.9.59■10%ヒド
ロキンプロピル セルロースエタノール溶1ff1359■カルボキシメ
チル セルロースカルシウム   59 ■ステアリン酸マグネノウム 059 ■実施例3で得た化合物   toy 計      100g 上記の処方に従って■、■および■を均一に混合し、常
法によりねつ和し、押し出し造粒機によりa粒し、乾燥
・解砕した後、■および■を混合し、打錠機にて圧縮成
型して一部200句の錠剤を得た。
この錠剤−錠には、実施例8で得た化合物20R9が含
有されており、成人1日lO〜25錠を数回にわけて服
用する。
実施例10 ■コーンスターチ     34.59■ステアリン酸
マグネンウム 50g ■カルボキシメチル セルロースカルシウム   59 ■軽質無水ケイ酸      059 ■実施例4で得た化合物   to9 計      1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、圧縮成型機
にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、篩別して顆粒剤
を得た。
この顆粒剤19には、実施例4で得た化合物100 R
9が含有されており、成人1日2〜59を数回にわけて
服用する。
実施例11 ■結晶セルロース      559 ■lO%ヒドロキシプロピル セルロースエタノール溶液359 ■実施例5で得た化合物   10y 計     1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、ねつ和した
。押し出し造粒機に上り造粒後、乾燥し、篩別して顆粒
剤を得た。
この顆粒剤19には、実施例5で得た化合物l OO1
9が含有されており、成人1日2〜59を数回にわけて
服用する。
実施例12 ■コーンスターチ     89.59■軽質無水ケイ
酸      0.59■実施例6で得た化合物   
109 計     1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、200 M
9を2号カプセルに充填した。
このカプセル剤1カプセルには、実施例6で得た化合物
2019が含有されており、成人1日10〜25カプセ
ルを数回にわけて服用する。
実施例13 ■大豆油           59 ■注射用蒸留水      89.5g■大豆リン脂質
       2.57■グリセリン        
 29 ■具体例Iで得た化合物    t9 全量       100g 上記の処方に従って■を■および■に溶解し、これに■
と■の溶液を加えて乳化し、注射剤を得た。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I (式中、R_1は水酸基またはパラブロモベンゾイルオ
    キシル基を示す。)で表される新規モノテルペン。
  2. (2)下記式II ▲数式、化学式、表等があります▼II (式中、R_2は水酸基、アセチルオキシル基またはパ
    ラブロモベンゾイルオキシル基を示す。)で表される新
    規モノテルペン。
  3. (3)下記式III ▲数式、化学式、表等があります▼III で表される新規フェニルプロパン。
  4. (4)下記式IV ▲数式、化学式、表等があります▼IV (式中、R_0は水酸基、カルボニル基またはパラブロ
    モベンゾイルオキシル基を示す。)で表されるモノテル
    ペンを有効成分とする抗アレルギー剤。
  5. (5)下記式II ▲数式、化学式、表等があります▼II (式中、R_2は水酸基、アセチルオキシル基またはパ
    ラブロモベンゾイルオキシル基を示す。)で表されるモ
    ノテルペンを有効成分とする抗アレルギー剤。
  6. (6)下記式V ▲数式、化学式、表等があります▼V (式中、R_3はヒドロキシプロペニル基またはCH=
    CHCHOを示し、R_4は水素原子またはメトキシル
    基を示す。)で表されるフェニルプロパンを有効成分と
    する抗アレルギー剤。
JP14506889A 1989-06-09 1989-06-09 モノテルペン類またはフェニルプロパン類およびモノテルペン類またはフェニルプロパン類を有効成分とする抗アレルギー剤 Pending JPH0311032A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62214576A (ja) * 1986-03-14 1987-09-21 Pioneer Electronic Corp ピツクアツプの位置制御方法
WO2005087338A1 (en) * 2004-03-16 2005-09-22 UNIVERSITé LAVAL Process for extraction of diterpenes and triterpenes from biomaterial

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