JPH03109414A - 難燃性ポリウレタンフォームの製法 - Google Patents

難燃性ポリウレタンフォームの製法

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JPH03109414A
JPH03109414A JP24594689A JP24594689A JPH03109414A JP H03109414 A JPH03109414 A JP H03109414A JP 24594689 A JP24594689 A JP 24594689A JP 24594689 A JP24594689 A JP 24594689A JP H03109414 A JPH03109414 A JP H03109414A
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polyol
flame retardant
polyurethane foam
weight
polyols
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JP24594689A
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Kazuhiko Takaishi
和彦 高石
Tsuyoshi Tomosada
友定 強
Keiichi Akimoto
秋本 啓一
Kosaburo Nagata
永田 更三郎
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は難燃性ポリウレタンフォームの製法に関するも
のであり、さらに詳しくは特定の難燃剤と変性ポリオー
ルとを組み合わせて難燃化されたポリウレタンフォーム
に関するものである。
[従来の技術] 従来、ポリウレタンフォームはそのクツション性、耐摩
耗性、断熱性等の特性を有し、かつ安価であることから
自動車や鉄道の内装材、電気製品、建築物、寝具等の種
々の産業資材に利用されている。
近年、これら産業資材に対する難燃規制が益々厳しくな
り、工業用資材他全般としてASTMDI892−74
、自動車内装材とt、てFMVss302 (JIS 
D−1201)、弱電関係の材料としてUL−94等の
種々の規格によってその難燃性能が規制されており、各
々の規制をクリヤーすべく難燃化の研究が続けられてい
る。
このようなポリウレタンフォームの難燃化に伴い塩ビパ
ウダーや塩ビペーストなどをポリオール中に分散させて
難燃性ポリウレタンフォームを得ようという方法がなさ
れている。
[発明が解決しようとする課題] この塩ビパウダーや塩ビペーストのポリオール中への分
散させて難燃性を得る方法においては、ポリオール中へ
の分散安定性が不充分で塩ビパウダーや塩ビペーストの
沈降をまねく−という大きな欠点がある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らはこのような問題を解決するべく鋭意検討を
重ねた結果、本発明に到達した。
すなわち本発明はポリオールと有機ポリイソシアネート
とを触媒の存在下で反応させてポリウレタンフォームを
製造するに際して、無機系難燃剤を含みかつポリオール
の少なくとも一部として、ポリオール中で少なくとも5
重量%が塩化ビニルおよび/または塩化ビニリデンから
なる単量体を重合させてなる変性ポリオールを使用する
ことを特徴とするポリウレタンフォームの製法である。
本発明に用いる変性ポリオールとしては、ポリオール中
でエチレン性不飽和単量体を開始剤の存在下で重合させ
て得られる変性ポリオールで、エチレン性不飽和単量体
の少なくとも5重量%が塩化ビニルおよび/または塩化
ビニリデンである変性ポリオールが挙げられる。単量体
中の塩化ビニルおよび/または塩化ビニリデンが5重量
%以下であると充分な難燃性が得られない。
本発明に用いる無機系難燃剤が酸化アンチモン、酸化亜
鉛、水和アルミナ、臭化アンモン、メタほう酸バリウム
、ほう酸ホスフェート、ほう酸亜鉛、スルファミン酸ア
ンモン、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、およ
び水和石膏からなる群より選ばれる化合物の少なくとも
一種で、好ましくは酸化アンチモン、更に好ましくは酸
化アンチモンと他の無機系難燃剤(例えば酸化亜鉛など
)との組合せである。上記以外の無機系難燃剤では充分
な難燃性が得られない。
本発明において無機系難燃剤の量がポリオール100重
量部に対して1〜30重量部である。好ましくは1〜2
5重量部、更に好ましくは1〜20重量部である。30
重量部以上であると安定な分散体が得られない。
本発明において、塩化ビニルおよび/または塩化ビニリ
デン以外の他のエチレン系単量体として芳香族炭化水素
単量体類、不飽和ニトリル類および(メタ)アクリル酸
エステル類を0〜95wt%範囲で使用することが出来
る。
芳香族炭化水素単量体類としてはスチレン、α−メチル
スチレンなどが挙げられる。
不飽和ニトリル類としては(メタ)アクリロニトリルな
どが挙げられる。
(メタ)アクリル酸エステルとしては(メタ)クリル酸
アルキルエステル(アルキル基元素数が(1〜30)な
ど具体的にはメチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシ
ル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレ
ート、ドデシル(メタ)アクリレート、トリデシル(メ
タ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート
、ペンタデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(
メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレー
ト、エイコシル(メタ)アクリレート、 トコシル(メ
タ)アクリレートなどがあげられる。  上記以外に必
要により他の単量体を使用することもできる。この単量
体としては、エチレン性不飽和カルボン酸およびその誘
導体[(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミドな
ど]、脂肪族炭化水素単量体[エチレン、プロピレンな
どコ、フッ素含宵ビニル単量体[パーフルオロオクチル
エチルメタクリレート、パーフルオロオクチルエチルア
クリレートなどコ、窒素含有ビニル単量体[アミノエチ
ルメタクリレート、モルホリノエチルメタクリレートな
どコ、両末端ビニル変性シリコンなどがあげられる。
本発明において使用する変性ポリオールの製造に用いる
開始剤としては、2.2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2.2’−アゾビス(4−メトキシ2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)、2.2Iアゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、(1−フェニルエチル)アゾジ
フェニルメタン、ジメチル−2,29−アゾビスイソブ
チラード、2,2−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、1゜1′−アゾビス(1−シクロヘキサンカーボ
ニトリル)、2−(カルバモイルアゾ)−イソブチロニ
トリル、2.2′−アゾビス(2,4,4−トリメチル
ペンタン)、2−フェニルアゾ−2,4−ジメチル−4
−メトキシバレロニトリル、2.2’−アゾビス(2−
メチルプロパン)、2,2′−アゾビス(N。
N′−ジメチレンイソブチラミジン)ジハイドロクロラ
イド、2.2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジ
ハイドロクロライド、2.2’−アゾビス(N、N’−
ジメチレンイソブチラミジン)、4゜4′−アゾビス(
4−シアノペンタン酸)などのアゾ系化合物、t−ブチ
ルペルオキシ−2−エチルヘキシル、t−ブチルペルビ
バレート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペル
オキシジカーボネートなどの過酸化物、および特願昭5
9−199180号明細書記載の上記以外の過酸化物、
あるいは過硫酸塩、過ホウソ酸塩、過コハク酸塩および
これらの二種以上の混合物が挙げられる。これらのうち
好ましくは、2.2’−アゾビスイソブチロニトリル、
2゜29−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル
)ジメチル−2,2′−アゾビスイソブチラード、2.
2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)である。
本発明において用いる変性ポリオールの製造におけるポ
リオールとしては、少なくとも2個(好ましくは2〜8
個)の活性水素原子を有する化合物(たとえば多価アル
コール、多価フェノール、アミン類、ポリカルボン酸、
 リン酸など)にアルキレンオキサイドが付加した構造
の化合物およびそれらの混合物があげられる。
上記多価アルコールとしてはエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、l、3−お
よび1,4−ブタンジオール、■、6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコールなどのアルキレングリコー
ル、および環状基を有するジオール(たとえば、特公昭
45−1474号公報記載のもの)などのような2価ア
ルコール; グリセリン、 トリメチロールプロパン、
 トリメチロールエタン、ヘキサントリオール、 トリ
エタノールアミンなどの3価アルコール;ペンタエリス
リトール、 メチルグリコシド、ジグリセリンなどの4
価アルコール;および更に高い官能基を有する糖アルコ
ールたとえばアドニトール、アラビトール、キシリトー
ルなどのペンチトール、ソルビトール、マンニトール、
イジトール、タリトール、ズルシトールなどのへキシト
ール;糖類たとえば、グルコース。
マンノース、フラクトース、ソルボースなどの単糖類、
シe糖、クレハロース、ラクトース、ラフィノースなど
の少糖類; グリコシドたとえば、ポリオール(たとえ
ばエチレングリコール、プロピレングリコールなどのグ
リコール、グリセリン。
トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどのア
ルカンポリオール)のグルコシド; ポリ(アルカンポ
リオール)たとえばトリグリセリン。
テトラグリセリンなどのポリグリセリン。ジペンタエリ
スリトール、 トリペンタエリスリトールなどのポリペ
ンタエリスリトール;およびシクロアルカンポリオール
たとえばテトラキス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ノールなどが挙げられる。
上記多価フェノールとしてはピロガロール、ハイドロキ
ノン、フロログルシンなどの単環多価フェノール; ビ
スフェノールA、ビスフェノールスルフォンなどのビス
フェノール類; フェノールとホルムアルデヒドの縮合
物(ノボラック)たとえば、米国特許第3285841
号明細書に記載のポリフェノールなどが挙げられる。
またアミン類としてはアンモニア;モノ−ジおよびトリ
ーエタノールアミン、インプロパツールアミン、アミノ
エチルエタノールアミンなどのアルカノールアミン類;
C1−C20アルキルアミン類;  C2〜CBアルキ
レンジアミンたとえばエチレンジアミン、プロピレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ポリアルキレンポリ
アミンたとえばジエチレントリアミン、 トリエチレン
テトラミンなどの脂肪族アミン類;アニリン、フェニレ
ンジアミン、ジアミノトルエン、キシリレンジアミン、
メチレンジアニリン、ジフェニルエーテルジアミンおよ
び前掲の(目)の例として挙げるその他の芳香族アミン
類;イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジアミン、
ジシクロヘキシルメタンジアミンなどの脂環式アミン類
;アミノエチルピペラジンおよびその他特公昭55−2
1044号公報記載の複素環式アミン類などが挙げられ
る。これらの活性水素原子含有化合物は2種以上併用し
てもよい。これらのうちで好ましいのは多価アルコール
である。
上記活性水素原子含有化合物に付加させるアルキレンオ
キサイドとしては、エチレンオキサイド(以下EOと略
記)、プロピレンオキサイド(以下POと略記)、  
1.2−、 1.3−、 1.4−、 2.3−ブチレ
ンオキサイド、スチレンオキサイド等、およびこれらの
2種以上の併用(ブロックおよび/またはランダム付加
)が挙げられる。
変性ポリオール製造におけるポリエーテルポリオールの
うちで好ましいのはポリオキシプロピレン鎖を有するも
のおよびポリオキシプロピレン鎖とポリオキシエチレン
鎖を有するもの(エチレンオキサイド含量が25重量%
以下)である。
上記ポリエーテルポリオールとしては、上記活性水素原
子含有化合物にプロピレンオキサイド(以下POと略記
)を付加したものおよびPOと他のアルキレンオキサイ
ド(以下AOと略記)を。
(1)PO−AOの順序で付加したもの(チップド)t
  (2)PO−AO−PO−AOの順序で付加したも
の(バランスド)t  (3)AO−PO−AOの順序
で付加したもの、  (4)PO−AO−POの順序で
付加したもの(活性セカンダリ−)などのようなブロッ
ク付加物;(5)POおよびAOを混合付加したランダ
ム付加物;および(8)特開昭57−209920号公
報記載の順序で付加したもの。
(7)特開昭53−13700号公報記載の順序で付加
したもの等のようなランダム/ブロック付加物などが挙
げられる。これらは併用してもよい。
ポリエーテルポリオールの水酸基価(平均)は、通常1
5〜1001  好ましくは20〜7oである。
100を越えるものでは、得られる変性ポリオールの分
散性が悪くなる。
ポリエーテルポリオールの分子量は通常2000〜30
000またはそれ以上、好ましくは2500〜1000
0である。分子量が2000未満では得られる変性ポリ
オールの分散性が悪くなる。
30000を越えると、得られる変性ポリエーテルの粘
度が上がる。
本発明において、重合反応は無溶媒でも行うことができ
るが、有機溶媒の存在下に行うこともできる(とくに重
合体濃度が高い場合)。有機溶媒としてはたとえばベン
ゼン、 トルエン、キシレン。
アセトニトリル、酢酸エチル、ヘキサン、ヘプタン、ジ
オキサン、  N、N−ジメチルホルムアミドI  N
lN−ジメチルアセトアミド、イソプロピルアルコール
、n−ブタノールなどが挙げられる。
また必要により連鎖移動剤たとえばアルキルメルカプタ
ン類(ドデシルメルカプタン エタノールなど)、アルコール類(イソプロピルアルコ
ール、メタノール、2−ブタノール、アリルアルコール
など)、ハロゲン化炭化水素(四塩化炭素。
四臭化炭素,クロロホルムなど)、特開昭55−318
80号公報記載のエノールエーテル類などの存在下に重
合を行うことができる。
重合はバッチ式でも連続式でも行うことができる。重合
反応は重合開始剤の分解温度以上、通常30〜150℃
好ましくは40〜110℃、特に好ましくは50〜90
℃で行うことができ、大気圧下または加圧下さらには減
圧下においても行うことができる。
重合反応終了後は得られる変性ポリオールは何ら後処理
を加えることもなくそのまま使用できるが、反応終了後
は有機溶媒、重合開始剤の分解生成物や未反応モノマー
等の不純物を慣用手段により除くのが望ましい。
変性ポリオールの水酸基価は通常5〜1 0 0。
好ましくは7〜80、更に好ましくは10〜60である
本発明のポリウレタンの製法において、変性ポジオール
は必要により他の活性水素原子含有化合物と併用するこ
とができる。変性ポリオールに加えて、必要により用い
られる他の活性水素原子含有化合物としては、ポリウレ
タン製造に普通に用いられている。高分子ポリオールお
よび/または低分子活性水素原子含有化合物が使用でき
る。
場合により併用される他の高分子ポリオールとしては、
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、お
よび重合体ポリオールが使用できる。ポリエーテルポリ
オールとしては前記変性ポリオールの原料ポリエーテル
ポリオールとして述べたものが挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、上記多価アルコール
(エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピ
レングリコール、  1.3−1.りはl、4−ブタン
ジオール、l、6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグ
リコールなどの2価アルコールまたはこれとグリセリン
、 トリメチロールプロパンなどの3価またはそれ以上
のアルコールとの混合物)に、ポリカルボン酸もしくは
その無水物、低級エステルなどのエステル形成性誘導体
(たとえばアジピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸、
無水フタル酸、テレフタル酸ジメチルなど)、またはそ
の無水物およびアルキレオンキサイド(EO,POなど
)を反応(縮合)させる、あるいはラクトン(ε−カプ
ロラクトンなど)を開環重合させることにより得られる
ものがあげられる。
重合体ポリオールとしては、これらのポリオール、ポリ
エーテルポリオールおよび/またはポリエステルポリオ
ール等)とエチレン性不飽和単量体〔前記の原料として
述べたちの:アクリロニトリル、スチレンなど〕を重合
させて得られるポリオール(たとえば特開昭54−10
1899号、特開昭54−122398号公報記載のも
の)があげられる。  また、ポリブタジェンポリオー
ル、水酸基含有ビニル重合体(アクリル系ポリオール)
たとえば特開昭58−57413号および57414号
公報記載のものやヒマシ油などの天然油系ポリオール、
変性されたポリオールなども使用できる。
これらのポリオールは通常2〜8個の水酸基と200〜
4,000のOH当量、好ましくは3〜8個の水酸基と
400〜3,000のOH当量を有している。
これらの中で好ましいのはポリエーテルポリオールおよ
びポリエステルポリオールである。
必要により使用される低分子活性水素原子含有化合物と
しては、少なくとも2個(好ましくは2〜3個とくに好
ましくは2個)の活性水素原子(水酸基、アミノ基、メ
ルカプト基など、好ましくは水酸基)を有する分子量5
00以下(好ましくは60〜400)の化合物、たとえ
ば低分子ポリオール、アミノアルコールを用いることが
できる。
低分子ポリオールとしては、エチレングリコール。
ジエチレングリコール、プロピレングリコール。
ジプロピレングリコール、l、4−ブタンジオール。
ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオールなどの2価
アルコール;グリセリン、 トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール、ジグリセリン。
α−メチルグルコシド、 ソルビトール、キシリット、
マンニット、ジペンタエリスリトール、グルコース、フ
ルクトース、シロ糖などの3価以上の多価アルコール;
低分子量(たとえば分子量200〜400)の多価アル
コールAO付加物(ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコールなど);環状基を有する低分子ジオー
ル類〔例えば特公昭45−1474号記載のもの(ビス
フェノールAのプロピレンオキサイド付加物等)〕;第
3級または第4級窒素原子含有低分子ポリオール〔たと
えば特開昭54−130899号公報記載のもの(N−
メチルジェタノールアミン、N−ブチルジェタノールア
ミンなどのトアルキルジアルカノールアミン等およびそ
れらの4級化物);トリアルカノールアミン(トリエタ
ノールアミン、 トリプロパツールアミンなど)〕; 
チオジエチレングリコール等が挙げられる。アミノアル
コールとしては、モノ−またはジ−アルカノールアミン
類たとえばモノエタノールアミン、ジェタノールアミン
、モツプロバノールアミンなど)があげられる。これら
のうちで好ましいのは、低分子ポリオール(とくにジオ
ール)であり、具体的にはエチレングリコールt  I
t4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1゜
6−ヘキサンジオールおよびこれらの2種以上の混合物
である。
本発明において使用する有機ポリイソシアネートとして
は従来からポリウレタン製造に使用されているものが使
用できる。このようなポリイソシアネートとしては、炭
素数(Neo基中の炭素を除く)6〜20の芳香族ポリ
イソシアネート(たとえば2,4−および/または2.
B−)リレンジイソシアネート(TDI)、  粗製T
DI、  2.4’−および/または4.49−ジフェ
ニルメタンジイソシアネー) (MDI)。
粗製MDI[粗製ジアミノフェニルメタン(ホルムアル
デヒドと芳香族アミン(アらリン)またはその混合物と
の縮合物生成物ニジアミノジフェニルメタンと少量(た
とえば5〜20重量%)の3官能以上のポリアミンとの
混合物)のホスゲン化物:ポリアリルポリイソシアネー
ト(PAPI)など]:炭素数2〜18の脂肪族ポリイ
ソシアネート(たとえばヘキサメチレンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネートなど);炭素4〜15の脂
環式ポリイソシアネート(たとえばインホロンジイソシ
アネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート)
;炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネート(た
とえばキシリレンジイソシアネートなど);およびこれ
らのポリイソシアネートの変性物(ウレタン基、カルボ
ジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレッ
ト基、ウレトジオン基、ウレトンイミン基、イソシアヌ
レート基。
オキサゾリドン基含有変性物など);および特願昭59
−199180号公報記載の上記以外のポリイソシアネ
ート;およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうちでは、商業的に容易に入手できるポリイソ
シアネート、たとえば2.4−および2.8−TDI、
  およびこれらの異性体の混合物、粗製TDI、  
4.4’−および2.4’−MDl、  およびこれら
の異性体の混合物、粗製MDIとも称せられるPAPI
、  およびこれらポリイソシアネート類より誘導され
るウレタン基、 カルボジイミド基、アロファネート基
ウレア基、ビューレット基、イソシアヌレート基を含有
する変性ポリイソシアネート類である。
本発明において、ポリウレタン製造に際してのイソシア
ネート指数CNCO/活性水素原子含育基*の当量比X
 100]は、通常80−140.  好ましくは85
〜12G、  とくに好ましくは95〜115である(
*カルボキシル基以外の活性水素含有基(水酸基、アミ
ノ基)の合計)。またインシアネート指数を上記範囲よ
り大幅に高くして(たとえば300〜1.000または
それ以上)ポリウレタン中にポリイソシアヌレートを導
入することもできる。
本発明において、反応を促進させるため、ポリウレタン
反応に通常使用される触媒[たとえばアミン系触媒(ト
リエチレンアミン、N−エチルモルホリンなどの3級ア
ミン)、錫系触媒(オクチル酸第1スズ、ジブチルチン
ジラウレートなど)、その他の金属触媒(オクチル酸鉛
など)コを使用することができる。触媒の量は、反応混
合物の重量に基づいて、たとえば約0.001〜約5%
用いられる。
また、本発明においてはポリウレタンの製造に際し、必
要により発泡剤(たとえばメチレンクロライド、モノフ
ルオロトリクロロメタン、水など)を使用することがで
きる。発泡剤の使用量はポリウレタンの所望の密度によ
り変えることができる。
本発明において必要により使用できる、その他の添加剤
の少なくとも一部として整泡剤を使用することができる
。整泡剤としてはシリコーン界面活性剤(ポリシロキサ
ン−ポリオキシアルキレン共重合体)が挙げられる。
その他本発明において使用できる添加剤としては、難燃
剤(前記以外の難燃剤)、反応遅延剤、着色剤、内部離
型剤、老化防止剤、抗酸化剤、可塑剤、殺菌剤、カーボ
ンブラックおよびその他の充填剤等公知の添加剤が挙げ
られる。
ポリウレタンの製造は、ポリオール、変性ポリオール、
無機系難燃剤をあらかじめ攪拌混合したものを用いて行
う。ポリオールと有機イソシアネートとの反応は通常の
方法で行うことができ、ワンシーット法、セミプレポリ
マー法、プレポリマー法等の公知の方法により行うこと
ができる。ポリウレタン製造には通常用いられている製
造装置を用いることができる。無溶媒の場合はたとえば
ニーダ−やエクストルーダーのような装置を用いること
ができる。閉鎖モールドあるいは開放モールド内で各種
の非発泡あるいは発泡のポリウレタンの製造を行うこと
ができる。ポリウレタンの製造は普通低圧あるいは高圧
の機械装置を用いて原料を混合反応させることにより行
われる。さらには、原料混合前後(とくに原料混合前)
、原料中の溶存空気あるいは混合時に混入した空気など
のガスを真空法により除去することによりポリウレタン
の製造を行うこともできる。  本発明の方法は軟質モ
ールドフオームおよびスラブフオームの製造にを用であ
る。またRIM(反応射出成形)法による成形にも実施
できる。
[実施例コ 以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお部
および%はそれぞれ重量部および重量%を表す。
実施例、比較例に使用した原料の組成および発泡条件は
次の通りである。
(1)ポリオールA:グリセリンにPoを付加させた水
酸基価56のポリオール。
(2)ポリオールB:グリセリンとショ糖(30/70
重量%)のPO/EO付加物。
分子量8700、水酸基価4 2゜ (3)、変性ポリオールC:グリセリンとショ糖(30
770重量%)のPO/E O付加物、分子量670 0、塩化ビニル10%を 重合したポリオール。水 酸基価38゜ (4)、変性ポリオールD= グリセリンのPo付加物
、分子量30001  塩化ビ ニル10%を重合したポ リオール。水酸基価50゜ (5)、変性ポリオールE:グリセリンとショ糖(30
/70)のPO/EO付加 物、分子量6700、塩 化ビニリデン10%を重 合したポリオール。水酸 基価38゜ (G)ポリイソシアネート: TDI−80(日本ポリ
ウレタン工業(株) 製〕 (7)触媒:  DABCO33LV ()!Jエチ7
ジ7ミンの33%ジプロピレングリコール溶液) ネオスタンU−28(スズ触媒)〔日 東化成(株)製〕 (8)整泡剤:  5RX−294A (ポリエーテル
シロキサン重合体)〔トーレシリコン (株)製〕〕 (9)、塩どパウダ−: 淵化学製) 実施例1〜3,比較例1 ポリオール、変性ポリオール、無機化合物を配合したも
のを用いてスラブフオームを発泡した。
このフオームの発泡処方を表1に、−膜物性を表2に示
す。
難燃性の測定方法は、自動車内装部品用難燃試験法(F
MVSS302)を用いて評価した。
また、各配合系の分散性を遠心沈降テストにて評価した
。その結果を表3に示す。
遠心沈降テストは、以下の方法にて行った。まず各配合
系のサンプルを50g遠沈管に秤量し、これを遠心分離
機にて200Orpmで2時間遠心後、遠沈管を46度
の角度に傾斜し5時間放置する。放置後、遠沈管に残存
する量を測定し、以下の式から残存率を計算した。
2  ta X100=[残存率] (%) t+−t @ te: 遠沈管重量(g) tI=  サンプルを入れた遠沈管重量(g)t2: 傾斜放置後の遠沈管重量(g) 表− 表−2 表−3 物性測定法は次のとおりである。
密度(kg/mす:  JISK8301  25%I
LD(kg/314c+++”):  JIs KIE
382  引張強度(kg/amす: JIS KG3
01  引裂強度(kg/a園): JIS KG30
1  切断伸度(%): JISK6301反発弾性率
(%): JISKG382  圧縮永久歪(1): 
JlsB582 [発明の効果] 本発明において塩ビパウダーや塩ビペーストの代わりに
塩化ビニルおよび/または塩化ビニリデンを単量体に用
いた変性ポリオールを使用することにより、従来の塩ビ
パウダーや塩ビペースト分散の方法に比べて、安定な分
散体を得ることができる。
上記のような効果を奏することから、本発明により得ら
れるポリウレタンフォームの製法においても従来の方法
に比べて安定な分散体でかつポリウレタンフォームの難
燃性を向上する特性を有するので自動車の内装部品の用
途に著しい有用性を発揮する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリオールと有機ポリイソシアネートとを触媒の存
    在下で反応させてポリウレタンフォームを製造するに際
    して、無機系難燃剤を含みかつポリオールの少なくとも
    一部として、ポリオール中で少なくとも5重量%が塩化
    ビニルおよび/または塩化ビニリデンからなる単量体を
    重合させてなる変性ポリオールを使用することを特徴と
    する難燃性ポリウレタンフォームの製法。 2、無機系難燃剤が酸化アンチモン、酸化亜鉛、水和ア
    ルミナ、臭化アンモン、メタほう酸バリウム、ほう酸ホ
    スフェート、ほう酸亜鉛、スルファミン酸アンモン、水
    酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、および水和石膏
    からなる群より選ばれる化合物である請求項1記載の製
    法。 3、無機系難燃剤の量がポリオール100重量部に対し
    て1〜30重量部である請求項1または2記載の製法。 4、ポリオール中の変性ポリオールの量が少なくとも1
    重量%である請求項1〜3のいずれか記載の製法。
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