JPH0310924Y2 - - Google Patents

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JPH0310924Y2
JPH0310924Y2 JP1985101901U JP10190185U JPH0310924Y2 JP H0310924 Y2 JPH0310924 Y2 JP H0310924Y2 JP 1985101901 U JP1985101901 U JP 1985101901U JP 10190185 U JP10190185 U JP 10190185U JP H0310924 Y2 JPH0310924 Y2 JP H0310924Y2
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はポンプ注液式ポツトなどにみられる吊
持ち用把手つきの液体容器に関するものである。
(従来技術) 第4図にはこの種の吊持ち用把手つき液体容器
(ポンプ注液式ポツト)の一般形状例が示されて
いるが、この従来の液体容器においては、把手6
0は握り部61の両端にそれぞれ腕部62,62
を設けてなるコ形に成形されており、又該把手6
0はその各腕部62,62の端部62aをそれぞ
れ液体容器本体51の肩部66の対向位置に枢着
して取付けられている。そしてこの把手60は、
液体容器の持運び時には実線図示する如く上向き
に立起こされ、又非持運び時には鎖線60′で示
す如くその握り部61′が液体容器本体51の外
側面に当接するまで倒された姿勢(把手の腕部6
2′が斜め下方に延出する姿勢)で支持せしめら
れる。尚、液体容器本体51の上部には蓋体52
が設けられている。
ところが、この従来の液体容器では、液体容器
持運び時において、把手60をその倒伏状態(鎖
線60′の状態)から立起こし状態(実線図示状
態)まで回動させるための回動範囲が大きくなつ
て(例えば角度θが130〜150゜程度となる)、その
把手回動操作が面倒であるとともに、液体容器が
誤つて転倒せしめられたときには蓋体52が直接
床面などに衝突し易く、そのように蓋体52が直
接床面などに衝突したときには該蓋体52が破損
したり変形したりするおそれがあり、しかも衝突
時の衝撃で蓋体52が開き易くなる。又、把手握
り部61が液体容器本体51の外側面に接触して
いるために、液体容器が後方側に転倒されて把手
握り部61が床面に衝突したときに、液体容器本
体の外側面が把手握り部61に押圧されて変形す
るという問題がある。
又、公知の液体容器の中には、例えば実公昭59
−26933号公報で示される如く、半円状の把手を、
液体容器本体の肩部に形成した凹段部に水平状態
で格納し得るようにしたものが知られている。こ
の公知例の液体容器では、把手がその全長さ範囲
に亘つて凹段部内に格納され、しかもその格納状
態において該把手の外側面が液体容器本体の肩部
外側面から外方に出つ張らないように構成してい
る。
ところが、上記公知(実公昭59−26933号公報)
の液体容器では、把手格納時において、把手の外
側面が液体容器本体の肩部外側面から外方にはみ
出さなくなつてコンパクトになるという利点はあ
るものの、液体容器が後方又は側方に倒されたと
きに、蓋体や液体容器本体などが直接床面に衝突
するという問題があるほか、把手格納時に、該把
手の外側面が液体容器本体の肩部外側面とほぼ同
一面となつているので、把手立起し操作時におけ
る把手への指掛けがしにくくなり、把手立起し作
業がしにくいという問題もあつた。
(考案の目的) 本考案は上記した従来の液体容器の問題点に鑑
み、把手の回動操作範囲を小さくでき、且つ把手
の立起し操作が容易に行え、しかも把手つきであ
つても液体容器全体をコンパクトに構成できると
ともに、液体容器転倒時において蓋体や液体容器
本体を把手で保護できるようにした液体容器を提
供することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、液体容器本体の上部に蓋体を載置し
さらに前記液体容器本体の肩部に液体容器吊持ち
用の把手の両端部を枢着してなる液体容器におい
て、前記把手は前記肩部の周方向の半周外側に対
応して形成され、前記肩部の後部に前記把手を水
平状態で載置し得る小棚部を一体成形し、しかも
前記把手が前記小棚部上に載置された状態におい
て該把手の外径が前記肩部の周方向外側に対応し
て同心円状に突出され、しかも該把手の外径を前
記液体容器本体の最大外径より小径としたことを
特徴とするものである。
(作用) 本考案の液体容器は、液体容器本体の肩部の後
部に設けた小棚部によつて把手を水平姿勢に保持
し得る如くしているので、把手の回動操作範囲を
小さく(角度90゜の範囲)でき、しかも該小棚部
は液体容器本体の肩部に一体成形しているので、
該小棚部を特別に取付ける必要がなくなる。又、
把手を小棚部上に保持させた状態でもし誤つて液
体容器を側方又は後方(反注口側)に転倒させた
ときには、把手が液体容器本体の肩部の外側を突
出状態で囲つているために、蓋体や液体容器本体
の肩部より先に把手が床面などに接触し、蓋体や
液体容器本体が直接床面に衝突するのを防止し得
るという作用が得られる。特に液体容器転倒時に
は、水平姿勢にあつた把手と液体容器本体の最大
径部(下端部に位置している)とが床面などに接
触し、液体容器本体の外側面は床面から離間する
ようになる。又、上記のように把手が水平姿勢状
態において肩部の外側を突出状態で囲うようにな
つているので、把手立起し操作時における把手へ
の指掛け操作が容易となる。しかも把手を受ける
部分は小棚部となつているので、該小棚部上に支
持された把手は、小棚部の左右各端からそれぞれ
外側部分においては何も受部材が存在せず、従つ
て、このように把手を水平姿勢で保持させるよう
にしたものであつても把手を倒伏状態から立起こ
し操作する際に、指を小棚部のない場所で下方か
ら把手に引つ掛けることができる。さらに、把手
の外径が液体容器本体の最大外径より小さいの
で、上記のように把手が肩部外側面より外側に突
出したものであつても該把手が平面視において液
体容器本体の最大外径より外側にはみ出すことが
ないという作用が得られる。
(実施例) 第1図ないし第3図を参照して本考案の実施例
を説明すると、この実施例の液体容器は、ポンプ
注液式のものであつて、外ケース4内に内容器5
を収容しさらに外ケース4の上部に環状の肩部材
6を載置固定してなる液体容器本体1と、該液体
容器本体1の上部を覆蓋する蓋体2と、内容器5
の内外を連絡する一連の液体注出通路3と、蓋体
2内に収容されているエアーポンプ8と、液体容
器吊持ち用の把手10を基本部材として構成され
ている。
液体容器本体1の外周面は、上部より下部がわ
ずかに大径となる略円筒形とされている。
蓋体2は、液体容器本体1の上部後側において
蝶番7で枢着されている。
蓋体2は上面側の外周寄り部分に円弧状の丸み
をもたせており、把手10を枢動操作する際に該
把手10が蓋体2に当たらないようにしている。
把手10は、液体容器本体1の肩部16の外側
近傍位置を囲繞し得る大きさで且つ液体容器本体
1の周方向の半周に対応する角度範囲をもつ半円
形状とされている。そしてこの把手10は、その
両端部10a,10bを液体容器本体1の肩部
(この実施例では肩部材6の外周壁が該当し、以
下の説明では肩部材外周壁という)16の左右方
向中心軸D上に枢着され、それによつて把手10
の水平姿勢状態において該把手10が肩部材外周
壁16と同心円状となるようにしている。又、こ
の把手10は、その水平姿勢状態において、把手
外径が肩部材外周壁16の周方向外側に突出する
ように設計されている。尚、この把手10の両端
部10a,10bにはそれぞれ内向きに突出する
軸部12,12が一体形成されていて、該各軸部
12,12を肩部材外周壁16に形成している軸
穴13,13に嵌入させることによつて把手10
を肩部材外周壁16に枢着させている。
肩部材外周壁16には、把手10を水平姿勢ま
で倒伏させた状態で保持するための小棚部17が
形成されている。該小棚部17は、肩部材外周壁
16の後側(蝶番側)において該肩部材外周壁1
6の外面16aから外向きに一体に突出形成され
ている。又、該小棚部17は、肩部材外周壁16
の周方向に比較的小範囲の長さ(例えば角度約
15゜の範囲の長さ)だけしか形成していない。従
つて、把手10を小棚部17上に支持させた状態
において、該把手10における小棚部17の左右
両端からそれぞれ外側部分においては、把手10
の下方に何も受部材が存在しなくなる。
小棚部17は、把手10を該小棚部17上に載
置した状態において、把手10の一部(外周部)
が小棚部17の外端より適宜寸法W、(例えば5
mm程度)だけ外方に突出するようにその突出幅が
決定されている。
把手10の外径(液体容器本体1の中心から把
手外面までの半径)は、第1図に示すように液体
容器本体1の最大外径(図示例では外ケース4の
下端部外径)より小径としている。このようにす
ると、液体容器の平面視において、把手10の外
側面が液体容器本体1の最大径部外側面より外側
にはみ出すことがなくなる。
この実施例の液体容器では、肩部材外周壁16
に形成している小棚部17により、把手10の倒
伏時に、該把手10が小棚部17の上面に衝合し
た位置(把手水平姿勢位置)より下方に回動する
ことがなくなり、従つて把手10をその倒伏状態
から立起こす際には水平姿勢位置から直立姿勢位
置までの範囲(角度90゜の範囲)だけ回動させれ
ばよい。又、把手10の倒伏状態では、該把手1
0が水平姿勢に保持されしかも把手の外径が肩部
材外周壁16より外側に突出されているため、も
し液体容器を側方又は後方側に転倒させたときに
も、蓋体2や液体容器本体1より先に把手10が
床面に接触するようになり、該蓋体2や液体容器
本体1を転倒衝撃から保護できるとともに、蓋体
2が不用意に開放されなくなる。尚、液体容器の
横倒し状態においては、把手10の外側面と液体
容器本体1の最大外径部(下端部)の2点が床面
に接触して、液体容器本体1の外側面(外ケー
ス)が床面に接触することがなくなる。又、把手
10の倒伏状態においては、該把手10の外径が
肩部材外周壁16より外側に突出しているので、
把手10を倒伏状態から立起す際に、該把手10
への指掛け作業が容易となる。しかも把手10を
受ける部分が小棚部17となつているので、把手
10の一部のみが小棚部17上に載置されている
だけとなり、把手10を倒伏状態から立起こす際
に、該小棚部17の左右各端より外側部分におい
て把手10の握り部(把手の長さ方向の中間部付
近)11に下方から指を引つ掛けることができ、
その指掛け作業がより一層容易に行えるようにな
る。
尚、この実施例の液体容器において、符号9は
エアーポンプ押板、20は内容器5内の液量を外
部から目視し得るようにするための一連の液量表
示管である。
この実施例の液体容器では、エアーポンプ押板
9を押圧するとエアーポンプ8からの加圧空気が
内容器5内に吹き込まれて、該加圧空気によつて
内容器5内の液体を一連の液体注出通路3を通し
て外部へ注出し得るようになつている。
(考案の効果) 本考案の効果を説明すると、本考案の液体容器
は次のような効果がある。
(1) 把手10を小棚部17によつて水平姿勢に保
持せしめ得るようにしているので、把手10を
倒伏状態から立起こす際に、該把手10を水平
姿勢位置から直立姿勢位置までの角度範囲(角
度90゜)だけ回動操作すればよく、従来の把手
立起こし操作に比してその操作が容易となる。
(2) 小棚部17は液体容器本体1の肩部16に一
体成形されているので、小棚部17を特別に取
付ける必要がなくなり、構成が簡単となる。
(3) 把手倒伏時において、把手10の外径が液体
容器本体の肩部16の周方向外側に対応して同
心円状に突出しているので、該把手10を小棚
部17上に載置させた状態で、誤つて液体容器
を側方又は後方側に転倒させた場合に、蓋体2
や液体容器本体1の外側面より先に把手10が
床面に接触するようになり、該蓋体2や液体容
器本体1を転倒衝撃から保護することができ
る。特に、液体容器が側方又は後方に転倒され
たときには、把手10と液体容器本体1の最大
外径部分(下端部分)とが床面に接触して、液
体容器本体1の高さ方向中間部の外側面と床面
との間に空間部ができ、それによつて液体容器
本体1の外側面を保護できる。
(4) 上記(3)のように、把手10の外径が液体容器
本体の肩部16の周方向外側に突出しているの
で、把手10を肩部16の外周に対応して半円
形としたものであつても把手立起し時に把手へ
の指掛けが容易となり、しかも把手10の全長
に亘つて指を掛け得るので、把手の立起し作業
が容易に行えるようになる。
(5) 把手10を水平姿勢状態で載置する部分は、
小棚部17となつているので、該小棚部17上
に支持される把手10は、小棚部17の左右各
端からそれぞれ外側に位置する部分を下方から
指掛けすることができ、半円形状の把手10で
あつても、把手立起し操作が上記(4)の効果に加
えてより一層容易に行える。
(6) 把手10の外径は、液体容器本体1の最大外
径より小径としているので、上記のように把手
10の外径が肩部16の周方向外側に突出して
いる液体容器であつてもコンパクトになり、特
に梱包時において有利となる(梱包材を大きく
する必要がない)。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる液体容器の一
部を切開した側面図、第2図は第1図の液体容器
の平面図、第3図は第1図の−断面図、第4
図は従来の液体容器の斜視図である。 1……液体容器本体、2……蓋体、10……把
手、10a,10b……両端部、16……肩部、
17……小棚部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体容器本体1の上部に蓋体2を載置しさらに
    前記液体容器本体1の肩部16に液体容器吊持ち
    用の把手10の両端部10a,10bを枢着して
    なる液体容器であつて、前記把手10は前記肩部
    16の周方向の半周外側に対応して形成され、前
    記肩部16の後部に前記把手10を水平状態で載
    置し得る小棚部17を一体成形し、しかも前記把
    手10が前記小棚部17上に載置された状態にお
    いて該把手10の外径が前記肩部16の周方向外
    側に対応して同心円状に突出され、しかも該把手
    10の外径を前記液体容器本体1の最大外径より
    小径としたことを特徴とする液体容器。
JP1985101901U 1985-07-03 1985-07-03 Expired JPH0310924Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985101901U JPH0310924Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JP1985101901U JPH0310924Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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Publication Number Publication Date
JPS6210840U JPS6210840U (ja) 1987-01-23
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2789085B2 (ja) * 1996-03-19 1998-08-20 株式会社日立ホームテック 炊飯器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926933U (ja) * 1982-08-14 1984-02-20 三菱農機株式会社 コンバインにおける穀粒排出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5887081U (ja) * 1981-12-09 1983-06-13 タケフジ産業株式会社 アイスペ−ル

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JPS5926933U (ja) * 1982-08-14 1984-02-20 三菱農機株式会社 コンバインにおける穀粒排出装置

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JPS6210840U (ja) 1987-01-23

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