JPH03108769A - 強誘電体メモリ - Google Patents
強誘電体メモリInfo
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- JPH03108769A JPH03108769A JP1245260A JP24526089A JPH03108769A JP H03108769 A JPH03108769 A JP H03108769A JP 1245260 A JP1245260 A JP 1245260A JP 24526089 A JP24526089 A JP 24526089A JP H03108769 A JPH03108769 A JP H03108769A
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は強誘電体メモリに関し、下部電極及び/又は上
部電極間に誘電体層を配置した強誘電体メモリに係わる
。
部電極間に誘電体層を配置した強誘電体メモリに係わる
。
強誘電体材料はヒステリシス特性を有し、電界Eを印加
した場合、その分極状態は第6図の如くなる。前記強誘
電体材料は、−度分極させると、電界をOとしても第5
図のA点、0点で示される如く、いわゆる残留分極値P
rを保持する。従って、これらを各々に、デジタル信号
の1”とo”を対応させる事でメモリーとしての機能を
有することができる。以下、基本的な記録再生の方法に
ついて述べる。
した場合、その分極状態は第6図の如くなる。前記強誘
電体材料は、−度分極させると、電界をOとしても第5
図のA点、0点で示される如く、いわゆる残留分極値P
rを保持する。従って、これらを各々に、デジタル信号
の1”とo”を対応させる事でメモリーとしての機能を
有することができる。以下、基本的な記録再生の方法に
ついて述べる。
記録は信号″1”かO”かに応じて点Aの状態もしくは
点Cの状態に分極状態を対応させればよい。
点Cの状態に分極状態を対応させればよい。
これは、強誘電体に抗電界Ecを越えて十分な大きさの
電界Es (飽和電界)を印加する事によシ行う。
電界Es (飽和電界)を印加する事によシ行う。
次に、再生につ因て述べる。今、信号″1”が記録され
、点Aの状態に分極されているとする。この時、正の読
み出しノルスEaを加えると、分極は点Aから点Bに移
シ再び点Aに戻るが、この部分の傾斜は大きく容量値c
Lの変化は太きい。一方、信号″O”が記録されCの状
態にある場合、同様に正の読み出しパルスEaを加える
と、分極状態は点Cから点りとなり再び点Cへと戻る。
、点Aの状態に分極されているとする。この時、正の読
み出しノルスEaを加えると、分極は点Aから点Bに移
シ再び点Aに戻るが、この部分の傾斜は大きく容量値c
Lの変化は太きい。一方、信号″O”が記録されCの状
態にある場合、同様に正の読み出しパルスEaを加える
と、分極状態は点Cから点りとなり再び点Cへと戻る。
しかし、この部分の傾斜は緩やかであり、容量値CLの
変化は小さい。従って、正の読み出しパルスEaを加え
容量値cLの変化の違いによ多信号I11″′か′0゛
かを判別する事ができる。
変化は小さい。従って、正の読み出しパルスEaを加え
容量値cLの変化の違いによ多信号I11″′か′0゛
かを判別する事ができる。
そこで、従来、上記のような強誘電体のヒステリシス特
性を利用して、強誘電体を情報記録媒体として用いた先
行技術が知られている(特開昭55−126905号等
)。第Uρ図はその一例を示し、支持体である基板1上
に互いに交差した一対のストライプ状の下部電極、上部
電極2.3を配置し、更に両電極間に強誘電体薄膜4を
配置させた構成を有し、前記電極に書き込みあるいは読
み出しの電界を印加させるものである。
性を利用して、強誘電体を情報記録媒体として用いた先
行技術が知られている(特開昭55−126905号等
)。第Uρ図はその一例を示し、支持体である基板1上
に互いに交差した一対のストライプ状の下部電極、上部
電極2.3を配置し、更に両電極間に強誘電体薄膜4を
配置させた構成を有し、前記電極に書き込みあるいは読
み出しの電界を印加させるものである。
しかし、従来技術によれば以下に述べる問題を有する。
第41図には第rD図に示されるメモリーの電気的等価
回路を示す。同図において、CXは選択されたストライ
プ状の下部電極2と選択されていないストライプ状の上
部電極3とのX方向の各交点のメモリセルの合成容量を
、CYは選択されていない下部電極2と選択された上部
電極3とのY方向の各交点のメモリセルの合成容量を、
cxY ?i下部電極2、上部電極3のどちらも選択さ
れていない各交点のメモリセルの合成容量を夫々示す。
回路を示す。同図において、CXは選択されたストライ
プ状の下部電極2と選択されていないストライプ状の上
部電極3とのX方向の各交点のメモリセルの合成容量を
、CYは選択されていない下部電極2と選択された上部
電極3とのY方向の各交点のメモリセルの合成容量を、
cxY ?i下部電極2、上部電極3のどちらも選択さ
れていない各交点のメモリセルの合成容量を夫々示す。
このような系に選択された電極に電界Eaを印加すれば
、隣接するメモリセルにもほぼ同程度の大きさの電界が
加わり、SN比の良い記録再生ができず、クロストーク
を生じる。
、隣接するメモリセルにもほぼ同程度の大きさの電界が
加わり、SN比の良い記録再生ができず、クロストーク
を生じる。
そこで、このクロストーク防止のために種々の提案がな
されている− −−□−−。その中で讐ヰ替≠#す
例えば、特願平1−175065号は、ストライプ状下
部電極、上部電極と強誘電体層との間に機能性半導体膜
を設けたもので、いわゆるDIAC構造と言われる半導
体素子で第午図に示す電圧−電流特性を有す。同図中の
Veは、インピーダンスが急激に変化する閾値電圧を示
す。印加電圧■がV < Veでは、半導体素子は高抵
抗素子として動作し、そのインピーダンスは強誘電体膜
と同オーダとなり、■は半導体素子2強誘電体層とに同
程度に抵抗分割される。しかし、V>Veであれば、半
導体素子は低抵抗素子として製作し、印加したVは殆ん
ど強it体層で電圧降下する。従って、強誘電体層の飽
和電界EgとVaがEs≦h・dとなるよう半導体素子
及び各厚みを設計する事により、選択した下部電極、上
部電極の交差する強誘電体層には印加電圧Va (Vt
h≧Ve)が有効的に印加される。一方、隣接するメモ
リセルに印加される電圧Vrは、隣接するメモリセルに
おける半導体素子により抵抗分割されたVr/k (k
> 1 )が強誘電体膜での電圧降下分となシ、クロス
トークが減少できる。しかし、この方法におけるDIA
C構造からなる半導体素子を各メモリセル上に設ける事
は技術的にも難かしい。また、高密度化を進めていく上
での阻害要因ともなる。
されている− −−□−−。その中で讐ヰ替≠#す
例えば、特願平1−175065号は、ストライプ状下
部電極、上部電極と強誘電体層との間に機能性半導体膜
を設けたもので、いわゆるDIAC構造と言われる半導
体素子で第午図に示す電圧−電流特性を有す。同図中の
Veは、インピーダンスが急激に変化する閾値電圧を示
す。印加電圧■がV < Veでは、半導体素子は高抵
抗素子として動作し、そのインピーダンスは強誘電体膜
と同オーダとなり、■は半導体素子2強誘電体層とに同
程度に抵抗分割される。しかし、V>Veであれば、半
導体素子は低抵抗素子として製作し、印加したVは殆ん
ど強it体層で電圧降下する。従って、強誘電体層の飽
和電界EgとVaがEs≦h・dとなるよう半導体素子
及び各厚みを設計する事により、選択した下部電極、上
部電極の交差する強誘電体層には印加電圧Va (Vt
h≧Ve)が有効的に印加される。一方、隣接するメモ
リセルに印加される電圧Vrは、隣接するメモリセルに
おける半導体素子により抵抗分割されたVr/k (k
> 1 )が強誘電体膜での電圧降下分となシ、クロス
トークが減少できる。しかし、この方法におけるDIA
C構造からなる半導体素子を各メモリセル上に設ける事
は技術的にも難かしい。また、高密度化を進めていく上
での阻害要因ともなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、所一
望部位への記録、再生を行う際、隣接する部位へのクロ
ストークを防止してSN比を向上し、もって選択した部
位に対する情報の記録、再生を確実になし得る強誘電体
メモリを提供することを目的とする。
ストークを防止してSN比を向上し、もって選択した部
位に対する情報の記録、再生を確実になし得る強誘電体
メモリを提供することを目的とする。
本発明は、ストライプ状の下部電極と、この下部電極と
直交するように配置されたストライプ状の上部電極と、
前記下部電極と上部電極間に配置され、両電極間に印加
される電界により分極状態を変化させる強誘電体層と、
前記下部電極と強誘電体層間、あるいは上部電極と強誘
電体層間の少なくとも一方に配置されたトンネル電流層
とを具備する事を特徴とする強誘電体メモリである。
直交するように配置されたストライプ状の上部電極と、
前記下部電極と上部電極間に配置され、両電極間に印加
される電界により分極状態を変化させる強誘電体層と、
前記下部電極と強誘電体層間、あるいは上部電極と強誘
電体層間の少なくとも一方に配置されたトンネル電流層
とを具備する事を特徴とする強誘電体メモリである。
本発明に係る下部電極は通常支持体である基板上に形成
されるが、この基板の材料としてはガラス、セラミック
ス、金属、高分子材料、半導体材料等が挙げられ、これ
らは用途に応じて適宜選択される。
されるが、この基板の材料としてはガラス、セラミック
ス、金属、高分子材料、半導体材料等が挙げられ、これ
らは用途に応じて適宜選択される。
本発明に係る下部電極及び上部電極の材料とし−
ては、Au 、 Pt 、 AJ 、 TiW 、 M
o−Ta等の金属、あるいはITO等の無機物透明体等
が挙げられる。
o−Ta等の金属、あるいはITO等の無機物透明体等
が挙げられる。
本発明に係る強誘電体層の材料としては、PZT(ジル
コンチタン酸鉛)、B a T 103 (チタン酸バ
リウム)、KNO3(硝酸カリウム)等の無機材料、あ
るいはPVDF (ポリ7ツ化ビニリデン)等の高分子
材料が挙げられる。
コンチタン酸鉛)、B a T 103 (チタン酸バ
リウム)、KNO3(硝酸カリウム)等の無機材料、あ
るいはPVDF (ポリ7ツ化ビニリデン)等の高分子
材料が挙げられる。
本発明に係るトンネル電流層の材料としては、SiO、
Al2O3等の無機物絶縁体が挙げられる。
Al2O3等の無機物絶縁体が挙げられる。
本発明によれば、隣接する部位へのクロストークを防止
してSN比を向上し、選択した部位に対する情報の記録
・再生を確実に行う事ができる。
してSN比を向上し、選択した部位に対する情報の記録
・再生を確実に行う事ができる。
以下、本発明の一実施例を第1図を参照して説明する。
図中の1lld−1支持体としての例えばガラスからな
る基板である。この基板1ノ上には、ストライプ状のA
J製の下部電極12が形成されている。この下部電極1
2の厚みは0.1μm、ピッチ1μmで等間隔に形成さ
れている。前記下部電極12間には、絶縁体(図示せず
)が充填されている。前記下部電極12及び絶縁体上に
は、PZT (ジルコンチタン酸鉛)からなる強誘電体
層13、ストライプ状のl製の中間電極14.5IO2
からなるトンネル電流層15及びストライプ状のAJ製
の上部電極16が夫々形成されている。ここで、前記上
部電極16及び中間電極14は下部電極12と直交する
ように形成されており、厚み、ピッチは下部電極と同ト
ンネル電流層15の厚みは、数10Å〜数100x程度
である。
る基板である。この基板1ノ上には、ストライプ状のA
J製の下部電極12が形成されている。この下部電極1
2の厚みは0.1μm、ピッチ1μmで等間隔に形成さ
れている。前記下部電極12間には、絶縁体(図示せず
)が充填されている。前記下部電極12及び絶縁体上に
は、PZT (ジルコンチタン酸鉛)からなる強誘電体
層13、ストライプ状のl製の中間電極14.5IO2
からなるトンネル電流層15及びストライプ状のAJ製
の上部電極16が夫々形成されている。ここで、前記上
部電極16及び中間電極14は下部電極12と直交する
ように形成されており、厚み、ピッチは下部電極と同ト
ンネル電流層15の厚みは、数10Å〜数100x程度
である。
製造方法としては、真空蒸着、RFス・ぐツタリング、
イオンビームス/IPツタリング等の高真空下における
物理蒸着法やMOCVD法あるいはゾル−ゲル法等によ
る化学的成膜法によシ成膜し、半導体製造技術として確
立した技術であるパタンニング技術によシ成形する。但
し、前記トンネル電流層15は、LB法によシ作製して
いる。
イオンビームス/IPツタリング等の高真空下における
物理蒸着法やMOCVD法あるいはゾル−ゲル法等によ
る化学的成膜法によシ成膜し、半導体製造技術として確
立した技術であるパタンニング技術によシ成形する。但
し、前記トンネル電流層15は、LB法によシ作製して
いる。
次に、前記メモリの動作について説明する。まず、本発
明のキーとなるトンネル電流層15の動作について記述
する。
明のキーとなるトンネル電流層15の動作について記述
する。
第2図のようにx<Oでφ=0.0<x<dでφ=φ0
、x>dfφ=φ1(φ1〈φo)であるポテンシャル
の壁があるものとする。x<0からX方向に入射するエ
ネルギーE(>φ1)の電子の透過率(トンネル効果の
確率)Tは、 但し、k2=2m(φo−E)/112e−2kd <
1 t:デイラックの定数(=h/2π) となり、ポテンシャルの壁を通9抜ける確率がOではな
く、壁の厚さが薄ければ、通り抜けられる事を量子力学
により解く事ができる。
、x>dfφ=φ1(φ1〈φo)であるポテンシャル
の壁があるものとする。x<0からX方向に入射するエ
ネルギーE(>φ1)の電子の透過率(トンネル効果の
確率)Tは、 但し、k2=2m(φo−E)/112e−2kd <
1 t:デイラックの定数(=h/2π) となり、ポテンシャルの壁を通9抜ける確率がOではな
く、壁の厚さが薄ければ、通り抜けられる事を量子力学
により解く事ができる。
第3図は、φ1=0.2mφod2/12−9の場合に
ついてE/φ。と透過率Tとの関係を示す。この場合、
E/φ0が2を越えると透過率はほぼ1となる。ここで
大事な事は、トンネル効果の確率Tが02kdの形に壁
の厚さdの指数関数で減少する事で、こ9− の為トンネル効果を観測するにはdを小さくする事が大
切となる。この性質を利用して、トンネルダイオード、
ジョセフソン素子等の応用もある。
ついてE/φ。と透過率Tとの関係を示す。この場合、
E/φ0が2を越えると透過率はほぼ1となる。ここで
大事な事は、トンネル効果の確率Tが02kdの形に壁
の厚さdの指数関数で減少する事で、こ9− の為トンネル効果を観測するにはdを小さくする事が大
切となる。この性質を利用して、トンネルダイオード、
ジョセフソン素子等の応用もある。
今、第1図に示す構成からなる実施例に照らし合わせて
みると、電子が、x<Oに対応する上部電極16からポ
テンシャルV。で厚みdのトンネル電流層15を通り抜
け、x>dに対応してポテンシャルφ1=0の中間電極
14へと達する場合に対応する。上記で解いたように電
子のエネルギーEにも依るが、基本的にポテンシャル壁
の厚みd、即ちトンネル電流層15の厚みに依存する。
みると、電子が、x<Oに対応する上部電極16からポ
テンシャルV。で厚みdのトンネル電流層15を通り抜
け、x>dに対応してポテンシャルφ1=0の中間電極
14へと達する場合に対応する。上記で解いたように電
子のエネルギーEにも依るが、基本的にポテンシャル壁
の厚みd、即ちトンネル電流層15の厚みに依存する。
通常、トンネル効果を観測するには、厚みdとして数Å
〜数10Xが目安となるが、不純物の混入あるいは格子
の乱れ等から起る電子の散乱を抑制できるLB法によれ
ば、100X程度の膜厚とする事ができる。また、上記
の事柄を電圧、電流特性V−Iで示せば第4図の様なダ
イオード的性質として表現できる。
〜数10Xが目安となるが、不純物の混入あるいは格子
の乱れ等から起る電子の散乱を抑制できるLB法によれ
ば、100X程度の膜厚とする事ができる。また、上記
の事柄を電圧、電流特性V−Iで示せば第4図の様なダ
イオード的性質として表現できる。
次に、第1図の強誘電体メモリに電界を印加した場合に
ついて説明する。
ついて説明する。
1〇−
情報を記録するには、第5図で示す強誘電体層のヒステ
リシス特性図に従って分極値を変化させる事で行う。例
えば情報としてデジタル信号を扱い、1”をA点に0″
を0点に対応させるものとし、現在゛1”の状態、つま
fiA点の分極状態にある部位に信号″0”を記録する
場合について考える。
リシス特性図に従って分極値を変化させる事で行う。例
えば情報としてデジタル信号を扱い、1”をA点に0″
を0点に対応させるものとし、現在゛1”の状態、つま
fiA点の分極状態にある部位に信号″0”を記録する
場合について考える。
外部に設けられた切シ換え手段により、所望のメモリー
セルに対応する下部電極、上部電極を選択し、電圧Va
を印加する。ここで、電圧’Vaは強誘電体層の飽和電
界E8に比べVa/d2> Es (d2’強誘電体層
の厚み)なる関係にあるものとする。また、第6図に示
す如く時間幅Δtの・千ルス状とするものである。更に
、先にも説明したが、トンネル電流層15がトンネル効
果を起こす閾値電界Ethとはva/d1〉Eth(d
にトンネル電流層の厚み)なる関係にあるものとする。
セルに対応する下部電極、上部電極を選択し、電圧Va
を印加する。ここで、電圧’Vaは強誘電体層の飽和電
界E8に比べVa/d2> Es (d2’強誘電体層
の厚み)なる関係にあるものとする。また、第6図に示
す如く時間幅Δtの・千ルス状とするものである。更に
、先にも説明したが、トンネル電流層15がトンネル効
果を起こす閾値電界Ethとはva/d1〉Eth(d
にトンネル電流層の厚み)なる関係にあるものとする。
上記関係にあるVaを印加すると、トンネル電流層15
にはトンネル電流が流れ、第4図のような曲線に従って
低インピーダンス層として機能する。
にはトンネル電流が流れ、第4図のような曲線に従って
低インピーダンス層として機能する。
従って、実効的に電圧Vaは中間電極14と下部電極1
2の間に印加され、強誘電体層13の厚みd2との関係
によりVa/ d2= Ea > E8なる関係にある
事から強誘電体層130分極状態は第5図において点A
から点Bへと移り、更に点Cへと移行して信号N OI
Iに対応する分極状態となる。
2の間に印加され、強誘電体層13の厚みd2との関係
によりVa/ d2= Ea > E8なる関係にある
事から強誘電体層130分極状態は第5図において点A
から点Bへと移り、更に点Cへと移行して信号N OI
Iに対応する分極状態となる。
次に再生について説明する。破壊読み出しをするとした
場合、上記と同じ電圧Vaを印加すると、情報″1”に
対応した点A状態に分極状態がある場合に、点A→点B
→点Cへと分極状態の変化に伴って発生する電流(第7
図)を検知する事で行う。
場合、上記と同じ電圧Vaを印加すると、情報″1”に
対応した点A状態に分極状態がある場合に、点A→点B
→点Cへと分極状態の変化に伴って発生する電流(第7
図)を検知する事で行う。
情報″0”に対応する点C状態にある場合には、Vaを
印加すると点C→点B→点Cと分極状態が移行するが、
このプロセスにおいては基本的に変化する分極量が小さ
く発生する電流量は、第3図の破線に示す如く小さい。
印加すると点C→点B→点Cと分極状態が移行するが、
このプロセスにおいては基本的に変化する分極量が小さ
く発生する電流量は、第3図の破線に示す如く小さい。
従って、検知する電流量の大小によシ分極″1″か“0
″の状態かを判別する事ができる。
″の状態かを判別する事ができる。
一方、Va /d 1 < E H,の場合は次のよう
になる。
になる。
この場合、トンネル電流層15はトンネル効果を起こさ
ず高インピーダンス膜として機能し、強誘電体層13と
のインピーダンスとの関係によシ印加電圧は分割され強
誘電体層13に印加される電圧はVaよシ小さい。第8
図の等何回路に従って見積もれば、トンネル電流層15
の誘電率εはε=1、−力強誘電体層13としてPZT
とすればε−数100〜数1000程度であシ、またト
ンネル電流層の厚みdlを100X、強誘電体層の厚み
d2を0.3/jmとしているので、 cl =εie/dI C1v1−Cjvj これによ、H−ンネル電流層15での電圧降下分は強誘
電体膜でのそれと比べて数倍〜数10倍であシ、印加し
た電圧がほとんどトンネル電流層25で電圧降下を起こ
すため強誘電体層13に直接的に印加される電圧は印加
電圧Vaの少なくとも数分の1となる。
ず高インピーダンス膜として機能し、強誘電体層13と
のインピーダンスとの関係によシ印加電圧は分割され強
誘電体層13に印加される電圧はVaよシ小さい。第8
図の等何回路に従って見積もれば、トンネル電流層15
の誘電率εはε=1、−力強誘電体層13としてPZT
とすればε−数100〜数1000程度であシ、またト
ンネル電流層の厚みdlを100X、強誘電体層の厚み
d2を0.3/jmとしているので、 cl =εie/dI C1v1−Cjvj これによ、H−ンネル電流層15での電圧降下分は強誘
電体膜でのそれと比べて数倍〜数10倍であシ、印加し
た電圧がほとんどトンネル電流層25で電圧降下を起こ
すため強誘電体層13に直接的に印加される電圧は印加
電圧Vaの少なくとも数分の1となる。
従って、所望とするメモリセルに対し、電圧V&を印加
すると、所望メモリセルにおける強誘電体層13には実
効的に電圧Vaが印加される。そして、3− 隣接メモリセルへのクロストーク電圧VrはVa)Vr
であるので、隣接メモリセルにおいては、Vrは支配的
にトンネル電流層15にて電圧降下を起し、隣接メモリ
セルにおける強誘電体層13の分極状態への影響を軽減
あるいは防止できる。
すると、所望メモリセルにおける強誘電体層13には実
効的に電圧Vaが印加される。そして、3− 隣接メモリセルへのクロストーク電圧VrはVa)Vr
であるので、隣接メモリセルにおいては、Vrは支配的
にトンネル電流層15にて電圧降下を起し、隣接メモリ
セルにおける強誘電体層13の分極状態への影響を軽減
あるいは防止できる。
以上詳述した如く本発明によれば、隣接する部位へのク
ロストークを防止してSN比を向上し、選択した部位に
対する情報の記録・再生を確実に行う事のできる強誘電
体メモリを提供できる。
ロストークを防止してSN比を向上し、選択した部位に
対する情報の記録・再生を確実に行う事のできる強誘電
体メモリを提供できる。
第1図は本発明の一実施例に係る強誘電体メモリの断面
図、第2図は同メモリのトンネル電流層のエネルギー特
性図、第3図は同トンネル電流層の透過率特性図、第4
図は電圧−電流特性図、第5図は第1図の強誘電体メモ
リの強誘電体層のヒステリシス特性図、第6図は同強誘
電体層のパルス図、第7図は同強誘電体5メモリの再生
時の電流−時間特性図、第8図は同強誘電体メモリの等
何回路、第9図は従来の強誘電体メモリの強誘電体4 層のヒステリシス特性図、第10図は従来の強誘電体メ
モリの断面図、第11図は同強誘電体メモリの等何回路
である。 11・・・基板、12・・・下部電極、13・・・強訪
電体層、14・・・中間電極、15・・・トンネル電流
層、16・・・土部ぽ極。
図、第2図は同メモリのトンネル電流層のエネルギー特
性図、第3図は同トンネル電流層の透過率特性図、第4
図は電圧−電流特性図、第5図は第1図の強誘電体メモ
リの強誘電体層のヒステリシス特性図、第6図は同強誘
電体層のパルス図、第7図は同強誘電体5メモリの再生
時の電流−時間特性図、第8図は同強誘電体メモリの等
何回路、第9図は従来の強誘電体メモリの強誘電体4 層のヒステリシス特性図、第10図は従来の強誘電体メ
モリの断面図、第11図は同強誘電体メモリの等何回路
である。 11・・・基板、12・・・下部電極、13・・・強訪
電体層、14・・・中間電極、15・・・トンネル電流
層、16・・・土部ぽ極。
Claims (4)
- (1)ストライプ状の下部電極と、この下部電極と直交
するように配置されたストライプ状の上部電極と、前記
下部電極と上部電極間に配置され、両電極間に印加され
る電界により分極状態を変化させる強誘電体層と、前記
下部電極と強誘電体層間、あるいは上部電極と強誘電体
層間の少なくとも一方に配置された誘電体層とを具備す
る事を特徴とする強誘電体メモリ。 - (2)前記誘電体層の厚みが数Å〜数100Åである請
求項1記載の強誘電体メモリ。 - (3)前記誘電体層と強誘電体層との間に導電体層を設
けた請求項1記載の強誘電体メモリ。 - (4)前記誘電体層がLB膜である請求項1記載の強誘
電体メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1245260A JPH03108769A (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 強誘電体メモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1245260A JPH03108769A (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 強誘電体メモリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03108769A true JPH03108769A (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=17131037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1245260A Pending JPH03108769A (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 強誘電体メモリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03108769A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5341325A (en) * | 1992-08-06 | 1994-08-23 | Olympus Optical Co., Ltd. | Ferroelectric memory device with crosstalk protection in reading/writing operation |
US5579258A (en) * | 1991-11-28 | 1996-11-26 | Olympus Optical Co., Ltd. | Ferroelectric memory |
US7167386B2 (en) | 2001-11-30 | 2007-01-23 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Ferroelectric memory and operating method therefor |
-
1989
- 1989-09-22 JP JP1245260A patent/JPH03108769A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5579258A (en) * | 1991-11-28 | 1996-11-26 | Olympus Optical Co., Ltd. | Ferroelectric memory |
US5341325A (en) * | 1992-08-06 | 1994-08-23 | Olympus Optical Co., Ltd. | Ferroelectric memory device with crosstalk protection in reading/writing operation |
US7167386B2 (en) | 2001-11-30 | 2007-01-23 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Ferroelectric memory and operating method therefor |
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